JP3151510U - 定規 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動鋸を縦定規に強く押し付け乍板材を切断しても、定規は片手で押える必要もなく板材に固定されており、作業性が良く、板材をその一辺に対して正確な角度の方向に波打ちすることなく切断できる定規を提供する。【解決手段】板材2の一辺2aの縁を横定規4と横定規下方の下面板で挟み込み、下面板に固定した締結棒にめねじ部材15をねじ込み固定する。定規本体3の側面3aを電動鋸11の案内として板材を切断する。4a,4aはのぞき穴であって、一辺2aの端面と上面板4Aの下面に設けた板当ガイドとの間に隙間がないかどうかを知ることができる。定規1が板材2に強固に固定され、電動鋸を縦定規に押し付け乍作業するときに、手で押えることなく板材に対して定規は不動である。【選択図】図7

Description

この考案は主として合板類のような板材を電動鋸で切断する際の電動鋸を案内する定規に関する。
ここで、電動鋸とは丸鋸又はジグソーのように直線刃の鋸を有する手持ちの電動工具のことをいう。
従来、例えば合板のような板材を切断する場合に定規が用いられている。大きな板材を切断する場合は板材の平行両対辺に直交又は斜交してわたし夫々定規の両端部を板材の両対辺の端面を加圧して固定する定規が提案されている。
一方、比較して切断幅が大きくない中小の板材では直角又は直角以外の角度を選択可能な角度定規が用いられている。特許文献1に記載の定規は角度定規の一種である。
特許文献1に記載の丸鋸切断用定規の発明は、合板の縁の端面に当てると共に縁の上面を手で押圧して不動とする。該縁に沿って長い横定規である広範囲ベース板の一端の支軸を中心にして直線状の縦定規である切断案内板を回動位置を調節可能とし、切断案内板に支軸を中心とする角度目盛を設け、この角度目盛を広範囲案内ベース板の指針と合せることにより、切断案内板と広範囲案内ベース板間の角度を決めている。
特許文献1 特開2007−190711号公報
なし
特許文献1のものは広範囲案内ベース板は合板の縁に対して手で押えて定規を合板に対して不動としている。電動鋸で合板を切断する際に単に電動鋸を直線状に押して送っても蛇行傾向にある。このため、定規を用いた切断の際は電動鋸のベースを定規本体(特許文献1の切断案内板)に接触を保って電動鋸を送る。このとき、電動鋸を蛇行させないために、定規本体に電動鋸のベースを強く押し付け乍電動鋸を手で送ることになる。このため、広範囲案内ベース板はたえず強く押えていなければならない。そして、定規本体の先端部において電動鋸を定規本体に押し付けると定規本体の根本を中心にして定規全体が回動力を受けて定規本体が回動し、広範囲案内ベース板は合板の端面から離れてしまうことになる。一般に角度定規では特許文献1に記載のような作用がある。
この考案は板材の一辺に当接する横定規と電動鋸を案内する縦定規との間の角度を調節して固定可能に結合した定規において、横定規を板材に対して不動とすることにより、縦定規が強固に板材に対する位置決めできる定規を提供することを目的とする。
本出願に係る第1の考案は、板材をその一辺に対してその一辺から交叉する方向に手持ちの電動鋸で切断する際に、該電動鋸を案内する定規において、
電動鋸のベース板を接して電動鋸を案内する帯板状の縦定規と、
縦定規と横定規間の角度を調節可能に固定する結合部と、
板材の一辺に沿って長く、その一辺の縁の上面に接する接触面と該縁の端面に接する接触面を備えた上板当ガイドとを有する上面板と、上面板に平行で板材の前記一辺に沿って長く、その一辺の縁の下面に接する下面板と、上面板と下面板を板材の板面に直角方向に互に引寄せる締結部材とを有する横定規と、
を有することを特徴とする定規である。
本出願に係る第2の考案は、上面板には板材の端面に接する上板当ガイドの接触面を目視可能なのぞき穴を有することを特徴とする第1の考案に記載の定規である。
本出願に係る第3の考案は、締結部材は下面板に固定され下面板に立設したねじ部材であって上面板の上板当ガイドの外側に設けた穴を貫通するねじ部材と、ねじ部材にねじ込まれためねじ部材とからなり、横定規の長手方向に間隔を置いて複数設けられていることを特徴とする第1又は第2の考案に記載の定規である。
本出願に係る第4の考案は、結合部は縦定規と横定規の上面板の夫々根本を重ねて、該根本において板面に直角方向に縦定規に植設され上面板に回転可能に密に嵌合し先端におねじを有する枢軸と、枢軸にねじ込まれて上面板と縦定規を加圧する角度固定用おねじ部材と、枢軸を中心にした円上に配設された縦定規の角度割出し穴と、上面板に設けられ割出し穴に選択的に嵌入する割出しピンと、を有することを特徴とする第1から第3の考案の何れか1つに記載の定規である。
請求項1に係る考案によれば切断しようとする板材の端面に横定規の上板当ガイドが接した上、上面板と下面板を板材の板面方向に互いに引寄せる締結部材を有するので、板材に定規が強固に固定された状態で、板材の前記端面に対して正確な角度で縦定規の位置と横定規の角度が設定される。電動鋸を縦定規に強く押し付け乍板材を切断しても、定規は片手で押える必要もなく板材に固定されており、作業性が良く、板材をその一辺に対して正確な角度の方向に波打ちすることなく切断できる。定規の板材への取付は、横定規を板材の一辺に平行な状態にして板材の一辺の端面に向かって上面板を板材の上側に下面板を板材の下側にして押込み、締結部材で締結するだけなので操作性が良い。
角度定規に比較して切断すべき長さを大きくとれ、より大きな板材の切断ができる。
請求項2に係る考案によれば、横定規の上板当ガイドが板材の端面と隙間なく接しているかどうかを目視できる。従って、上面板の上板当ガイドが板材の一辺の端面に接しない場合があることについての横定規の設定に対する不安が生じない。
請求項3に係る考案によれば定規の板材への締結とその解除が容易である。
請求項4に係る考案によれば、板材の一辺に対して複数の交叉方向に正確に縦定規を割出せる。そして、縦定規を電動鋸で強く押えても、横定規と縦定規間の角度が変ってしまうおそれがない。
実施例の全体を示す概略平面図である。 図1の正面図である。 図1の側面図である。 下面板の斜視図である。 図1のA−A断面図である。 割出しピン部を示す縦断面図である。 板材と定規の関係を示す平面図である。 定規本体の組物を示す平面図である。
以下、この考案の実施例を図面に従って説明する。
実施例は板材(通常合板)の縁に対して複数の角度の内の1つの角度を選択的に例えば直角方向に板材を切断する際の案内となる定規である。
〔概略〕
図7はこの考案の定規1全体を示す平面図である。板材2は例えば直角四辺形の合板である。板材2上に定規1を置く。その前又は後に後述するように横定規4と縦定規(以下、定規本体という)3の長手方向は一定角度となるようにする。このとき横定規4を板材2の一辺2aの縁の端面に押し当て、のぞき窓4a,4aから後述の板当ガイドと前記端面との間に隙間がないことを目視で確認する。次にめねじ部材15を締め込み板材2に横定規4を固定する。
〔定規本体〕
図1は定規の平面図、図2は定規の正面図、図3は定規の側面図である。
定規本体3は板材2の対辺間距離(通常は板材2を2分割するので切断長さとなる)よりも長い。定規本体3は電動鋸11の案内となる長手方向の側面3aを有する。側面3aは定規本体3の下面3b、上面3cに対して直角である。定規本体3の長手方向に対して直角な断面は幅に比して厚さの薄い四辺形である。即ち、根本部だけが薄い定規本体3は帯板状である。
定規本体3の根本は横定規4の一端に横定規4の長手方向との間の角度を選択して固定するように結合されている。定規本体3の根本は上面3cから段部3d,3e,3fで下って上面3cと下面3bの上下方向の中間が上面である結合板部3gとなっている。段部3d,3e,3fの高さは横定規4の定規本体3との結合板部4bの厚さと等しくなっている。上記において段部3dと3fは夫々横定規4に対して定規本体3が45度、135度傾いたときに横定規4の根本側において側面4c,4dに当接する。円弧形の段部3eには横定規4の根本の円板部4kが嵌まり込む円弧形となっている。即ち、段部3eと円板部4kの外周間は隙間が少ない。
定規本体3はアルミニウム製である。
〔横定規〕
横定規4は上面板4A、下面板14、締結棒13、めねじ部材15で主として出来ている。上面板4A、下面板14はアルミニウム製、締結棒13、めねじ部材15はステンレス製鋼製である。
横定規4の上面板4Aの上面4eは一様な平面である。この平面は定規本体3の上面3cと同一平面上にある。横定規4の上面板4Aの根本の結合板部4bは根本外の定規部4fよりも薄くなっている。段部4g,4hは定規部4fと結合板部4b間の境となる段部であり、定規本体3の回動を許す範囲を定める。本例では定規本体3は横定規4に対して直角方向の位置から、両側へ45度傾けられるようになっている。
横定規4には板材2の一辺2aの端面に接する板当ガイドが設けてある。板当ガイドは上板当ガイド4iと後述する下板当ガイドがある。上板当ガイド4iは横定規4の上面板4Aの下面に設けてある。上板当ガイド4iは横定規4の上面板4Aの長手方向に沿って段部4gから端面4j近くまで直線状に設けてある。
上面板4Aの定規部4fを貫通してのぞき窓4aが設けてある。のぞき窓4aは、上板当ガイド4iと板材の一辺2aの端面との接触状態を見るように設けるものである。本例では定規部4fの直上から直下を見て上板当ガイド4iの板材の一辺2aの端面との接触面4i1と一致する位置にのぞき窓4aの直線状の一辺4a1がある。のぞき窓4aは一辺4a1を除いて円弧状である。接触面4i1と一辺4a1が横定規4の上から見て一致していると接触面4i1を見違えることもなく見易い。しかし、のぞき窓4aは接触面4i1が見えればよいので、一辺4a1の位置がこれに限られる訳ではない。
横定規4の上面板4Aにはゲンノー打処4rが設けてある。ゲンノー打処4rは上面板4Aの側面4dよりも突出している。ゲンノー打処4rはゲンノーで打って、上板当ガイド4iを、板材の一辺2aの端面に密接させるためのものである。横定規4をアルミニウム製とするとゲンノー打処4rは傷み易いので例えばステンレス鋼板を貼り付けておいてもよい。
〔縦定規と横定規の結合部〕
縦定規と横定規間の角度を調節可能に固定する結合部について説明する。
この考案の実施例が求めようとしているのは板材の一辺2aの端面に対する電動鋸11の案内となる定規本体3の案内面である側面3aとの角度である。
結合部5は図1、図2に示すように結合板部3gと4bが重ねられている。結合板部3gと4bを合せた厚さは結合板部3gを除いた縦定規3の部分である定規部3h厚さ、結合板部4bを除いた上面板4Aの部分の定規部4f厚さと等しい。定規本体の定規部3hと上面板4Aの定規部4fの厚さは等しいので、定規本体3と横定規4の上面板4Aの上面と下面は夫々同一平面上にある。結合板部3gと4bの接触面はナーリングのような多数の小凹凸を設け、滑り止めとしてある(図示されない)。
段部3e、円板部4kの円弧の中心において、枢軸6が結合板部3gに植設されている。枢軸6は円筒部6aが結合板部4bの穴4b1に丁度嵌合している。従って、枢軸6を中心にして定規本体3と横定規4の上面板4Aは回動して両者間の角度が変化する。平面で見て、上板当ガイド4iの板材2の一辺2aの端面と接触する接触面4i1をとおる直線の延長線は枢軸6の中心付近をとおっている。枢軸6は横定規の上面4eから上方へ突出した部分はおねじが設けられている。このおねじに角度部めねじ部材7がねじ込まれている。角度部めねじ部材7と横定規4の上面板4Aの上面4eとの間には割出固定用めねじ部材7と夫々が同径の円板形で中心穴を有する滑動材8、押板9、座板10がこの順に重ねられ枢軸6に隙間をおいて嵌合している。
滑動材8は合成樹脂のうち摩擦係数の小さい例えばポリ4フッ化エチレンPTFEであって、割出固定用めねじ部材7に接着又は溶着されている。押え板9は鉄製例えばステンレス鋼製である。座板10は薄いゴムで作られている。座板10はアルミ製の横定規4の上面板4Aの上面4eに傷がつかず且つ角度部めねじ部材4の加圧力が座板10を介することによって均一に横定規4を加圧するようになっている。
枢軸6を中心にして定規本体3の根本の結合板部3gには割出し穴3−i(i:1…10)が設けてある。この割出し穴3−iの夫々の対応する位置において結合板部4bにおける円板部4kの上面には角度目盛4m(m:1…10)が設けてある。
横定規4の上面板4Aの上板当ガイド4iと定規本体3の側面3aとが直角の位置において、定規本体3上には角度目盛4m(m=1)と一致する位置に基準目盛3−1−0を設ける。及び、角度目盛4m(m=2)と一致する位置に基準目盛3−2−0を設ける。割出し穴3−1から3−10は後述の割出し部材が嵌入した時に横定規4の上面板4Aの上板当ガイド4iに対する定規本体3の側面3aとの間に張る角度が所望の角度、例えば、90度、45度、33.25度、22.5度、11.25度の角度となるように選ばれる。
図6は割出し部材12を示す。結合板部4bには板面に直角にめねじ4nが設けてある。割出し部材12は割出し穴3−i(i:1…10)の何れか1つに嵌入する嵌合部12a、嵌合部12aに続いてめねじ4nにねじ込まれるおねじ12b、おねじ12bよりも大径の頭部12c、頭部12c上に枢着12dされたつまみ12eをこの順に有する。つまみ12eは板状で頭部12c上面に重なる位置と、頭部12c上面に対して直立する位置をとるようになっている。
めねじ4nは上板当ガイド4iと定規本体の側面3aが直角のときに割出し穴3−1,3−2と一致する位置に夫々設けてある。割出し部材12の頭部12cと結合板部4b間においておねじ12bにばね座金18が装入されている。ばね座金18はおねじ12bのめねじ4nに対する弛み止めである。ばね座金18により電動鋸11から板材2を介して伝わる振動によるおねじ12bの弛みを防止している。
〔締結部材〕
横定規4の上面板4Aの下面には、摩擦係数の大きなシート材、例えばゴム板のすべり止め16が貼り付けてある。このすべり止め16は上面板4Aの板材2の上面に接する部分に貼り付けてある。即ち、上板当ガイド4iと側面4c間の範囲で横定規4の上面板4Aの下面にすべり止め16は配設されている。
横定規4の上面板4Aを貫通する穴4qを挿通する締結棒13は下端が下面板14に固定されている。締結棒13は複数(本例では2本)設けられ、可及的に離れて設ける。締結棒13は外周におねじを有する。締結棒13には滑動材8、押板9、座板10(図面には符号記載を省略、割出固定用めねじ部材7の下、図2参照)
を介して締結用めねじ部材15がねじ込まれている。
図2から図4に示すように、下面板14の両端部には板材2の一辺2aの端面に当接する下板当ガイド14aが設けてある。下板当ガイド14aの板材2の一辺2aの端面に当接する面14a1は上板当ガイド4iの板材2の一辺2aの端面に当接する接触面4i1と同一垂直面上にある。締結棒13は図3に示すように接触面4i1に近い位置に設ける。下面板14は板材2の一辺の下面に対向する板部14bを有する。板部14bにはすべり止め17が貼り付けてある。すべり止め17は例えばゴム板である。
〔定規本体の組物〕
板材の切断する長さは、板材の幅方向に板材を2分割するとするならば、板材の幅によって変る。定規本体の長さを長くすれば、板材の幅の大小にかかわらず一つの定規本体により板材を切断することも可能である。しかし、幅の小さい板材を幅方向に切断すると切断長さは小さい。そうすると、板材の幅に対して定規本体が長いと取扱いが不便である。そして作業性が悪くなる。特に、切断する板材の枚数が多いと不便である。
図8は定規本体3の組物を示す。図8において3Aから3Eは定規本体を示し、夫々長さ(ミリメートル)は3Aは1400、3Bは1100、3Cは800、3Dは650,3Eは500である。定規本体3A〜3Eの長さ以外の形状、寸法は既述と同様である。
図7に示す板材2は長さ1820ミリメートル、幅910ミリメートルである。この板材2を幅方向に切断するには定規本体3の側面3aは910ミリメートル+αが必要である。本例ではα=190ミリメートルとした。長さαは定規本体3の先端が板材2の向側の一辺をわずかに越えると共に、電動鋸11の鋸刃が板材2の手前側の一辺2aにかからない位置において、電動鋸11のベース11aの定規本体3の側面3aとの接触長がベース11aの前後方向の長さの半分以上あることが望ましいから設けるものである。
本例では板材2を一辺2aに直角に切断する際は、定規本体3Bを用いると、定規本体3は板材2を横切って板材2の対向2辺を夫々越える。定規本体3Bで一辺2aに対して例えば一辺2aに対して45度の斜め切りをしようとすると、図7中の下側に2点鎖線で示すように定規本体3Bは板材2を切り離すまで電動鋸11を案内できない。定規本体3Aを用いると、図7中の上側に2点鎖線で示すように定規本体3Aは板材2の対向二辺にわたった夫々該二辺からはみ出ているので電動鋸11は板材2が切り離されるまで案内される。
定規本体3A〜3Eの横定規4への着脱は、割出し固定用めねじ部材7をねじ戻して枢軸6からぬく。そのまま、横定規4を枢軸6から抜くと、割出し部材12は横定規4と共に割出し穴3−iから抜ける。定規本体3A〜3Eを取り換え、横定規4の穴4b1を枢軸6に嵌入する。このとき、横定規4に取り付けられたままの割出し部材12を割出し穴3−iに挿入して横定規4を定規本体3に向って押し切ると結合板部3g,4bが接する。ここで、外した割出し固定用めねじ部材7を枢軸6にねじ込む。
このように、、定規本体と横定規の脱着は、ねじ部材を枢軸に対してねじ戻す、ねじ込むだけで終るので定規本体の交換は簡単である。
〔作用〕
定規本体3の側面3aと横定規4の上面板4Aの接触面4i1間の角度が定規本体3と横定規4間の角度である。定規本体3と横定規4間の角度の設定は、定規1を板材2に当てないでも、板材2に当てた状態でも行うことができる。定規本体3と横定規4間の角度設定を変更するには次のとおりに行う。
割出し固定用めねじ部材7を弛める。その前後に割出し部材12をめねじ4nからねじ戻して、割出し穴3−iから嵌合部12aが抜けた状態では、おねじ12bの長さが、嵌合部12aよりも長いので、割出し部材12は横定規の上面板4Aの結合板部4bに保持されたままである。ここで、枢軸6に対して横定規4を回転することにより、定規本体3と横定規4間に張る角は変化する。割出し部材12が所望の割出し角度にほぼ達したことは基準目盛3−1−0,3−2−0と角度目盛4m(m:1…10)の何れかと一致したことで判明する。ここで、割出し部材12をねじ込むと、截円錐形の嵌合部12aは割出し穴3−i(i:1…10)に突入する。その際に、基準目盛3−1−0,3−2−0と角度目盛4m(m:1…10)の何れかの一致で割出されていた定規本体3と横定規4間に張る角はより所望角度に近くなる。ここで、割出し用固定めねじ7を締め込む。
板材2の上面に定規本体3と横定規4のすべり止めゴム16の側を置く。そして、横定規4を板材2の一辺2aに向けて押し、上板当ガイド4iの接触面4i1を板材2の一辺2aの端面に押し当てる。そして、のぞき窓4a,4aから、接触面4i1と板材2の一辺2aの端面が隙間なく接しているかどうかを確認する。のぞき窓4a,4aは離れているので接触面4i1が板材2の一辺2aの端面に一様に接しているかどうかが容易に判る。これによって、のぞき窓のない横定規とすると、ただ上板当ガイドを板材の端面に押し当てする手の感覚だけで板材の一辺と横定規の平行をみることになる。そうすると、横定規の上板当ガイドと板材の端面間に異物が介在して上板当ガイドと板材の端面間に傾よった隙間が生じたとしても、横定規は板材に押し付けられた正常な状態と同様の感触を得る。
上板当ガイド4iを板材2の一辺2aの端面に押し当てた状態では、横定規4はすべり止め16が板材2の上面に接し、定規本体3が板材2の一辺2aに交叉する方向に載置されている。ここで、締結用めねじ部材15をねじ込むと、締結棒13、下面板14は上昇し、下面板14の上面に貼ってあるすべり止め17が板材2の下面に接する。締結棒13が横定規4を挿通する、横定規4に設ける穴はボルト穴であり、締結棒13はこのボルト穴に遊嵌している。従って、下面板14は横定規4に対して前後左右方向へ限定的に変位できる。ここで、下板当ガイド14aを板材2の一辺2aの端面に向って押すと下板当ガイド14aの面14a1は板材2の一辺2aの端面に当接する。ここで、締結用めねじ部材15を締め込むと、上面板4Aと下面板14に板材2の上下面を加圧し定規1は板材2に固定され、定規本体3は板材2の一辺2aに対して設定した角度で板材2の上面に接して不動となる。
定規本体3の板材2の一辺2aに対する設定角度を変更する場合は、横定規4の板材2への固定を解除することなく行える。
既にのべたように定規本体3と横定規4の上面板4Aのすべり止め16を除く下面は同一平面上にある。横定規4の下面にはすべり止め16が貼り付けてある。上面板4Aと下面板14は締結棒13と締結用めねじ部材15によって引寄せられているから、すべり止め16の圧縮後の厚さに等しい隙間が定規本体3と板材2の上面との間にできる。この隙間は少なくとも結合部5付近に生ずる。定規本体3は結合部5から長く延在するので、定規本体3の先端側は板材2の一辺2aの対辺に接する。
そこで、定規本体3と横定規4間に張る角の変更は、割出し固定用めねじ部材7を弛めて、割出し部材12を割出し穴3−iから抜いて、定規本体3を枢軸6を中心に回動して新たな角度に設定できる。
実施例によれば、割出し穴3−iに割出し部材12が嵌入するので、定規本体3と横定規4間に張る角は正確で繰り返し復元性がある。
定規1の板材2からの取り外しは2つの締結用めねじ部材15,15を弛めるだけで簡単である。そして、定規1の板材2への取り付けも横定規4の板材2への押し付けと締結用めねじ部材15,15の締め付けだけであり、操作性がよい。
電動鋸11のベース11aを定規本体3に押し付けても、横定規3が板材2に固定されているから、定規1を手で板材2の上面及び端面に向って押える必要がなく、作業性がよい。
この実施例によれば、操作簡単で、作業性よく板材を定められた角度に切断できる。
1…定規
2…板材 2a…一辺
3…縦定規(定規本体) 3a…側面 3b…下面 3c…上面 3d,3e,3f…段部 3g…結合板部 3h…定規部 3−1−0,3−2−0…基準目盛 3−i…割出し穴
4…横定規 4A…上面板 4a…のぞき窓 4a1…一辺 4b…結合板部 4b1…穴 4c,4d…側面 4e…上面 4f…定規部 4g,4h…段部 4i…上板当ガイド 4i1…接触面 4j…端面 4k…円板部 4m…角度目盛 4n…めねじ 4q…穴 4r…ゲンノー打処
5…結合部
6…枢軸 6a…円筒部
7…割出し固定用めねじ部材
8…滑動材
9…押板
10…座板
11…電動鋸 11a…ベース
12…割出し部材 12a…嵌合部 12b…おねじ 12c…頭部 12d…枢軸 12e…つまみ
13…締結棒
14…下面板 14a…下板当ガイド 14a1…面 14b…板部
15…締結用めねじ部材
16…すべり止め
17…すべり止め
18…ばね座金

Claims (4)

  1. 板材をその一辺に対してその一辺から交叉する方向に手持ちの電動鋸で切断する際に、該電動鋸を案内する定規において、
    電動鋸のベース板を接して電動鋸を案内する帯板状の縦定規と、
    縦定規と横定規間の角度を調節可能に固定する結合部と、
    板材の一辺に沿って長く、その一辺の縁の上面に接する接触面と該縁の端面に接する接触面を備えた上板当ガイドとを有する上面板と、上面板に平行で板材の前記一辺に沿って長く、その一辺の縁の下面に接する下面板と、上面板と下面板を板材の板面に直角方向に互に引寄せる締結部材とを有する横定規と、
    を有することを特徴とする定規。
  2. 上面板には板材の端面に接する上板当ガイドの接触面を目視可能なのぞき穴を有することを特徴とする請求項1に記載の定規。
  3. 締結部材は下面板に固定され下面板に立設したねじ部材であって上面板の上板当ガイドの外側に設けた穴を貫通するねじ部材と、ねじ部材にねじ込まれためねじ部材とからなり、横定規の長手方向に間隔を置いて複数設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の定規。
  4. 結合部は縦定規と横定規の上面板の夫々根本を重ねて、該根本において板面に直角方向に縦定規に植設され上面板に回転可能に密に嵌合し先端におねじを有する枢軸と、枢軸にねじ込まれて上面板と縦定規を加圧する角度固定用おねじ部材と、枢軸を中心にした円上に配設された縦定規の角度割出し穴と、上面板に設けられ割出し穴に選択的に嵌入する割出しピンと、を有することを特徴とする請求項1から3の何れか1つに記載の定規。
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