JP3151362U - 磁場発生装置 - Google Patents
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Abstract
Description
ところで、磁場発生装置によって形成される磁場は、磁場発生装置が大きければその領域は大きくなり、磁場発生装置が小さくなれその領域も小さくなる。よって、小形の磁場発生装置から人体に効果的に磁場を供給するには、磁場発生装置をできる限り人体に接近させる必要がある。
特許文献1の磁気治療器は、複数個の磁場発生器を互いに連結したものであり、隣接する磁場発生器同士は一方向にのみ屈曲可能となるように連結されている。
このため、隣接する磁場発生器の屈曲角度を調整すれば、磁気治療器の形状をある程度は人体の形状に近づけることができるので、複数の磁場発生器を人体に接近させた状態で配置することができる。
第2考案の磁場発生装置は、第1考案において、前記連結部には、隣接する磁場発生器同士を屈曲させるときに、屈曲抵抗を発生させる抵抗部材を備えていることを特徴とする。
第3考案の磁場発生装置は、第1考案において、前記磁場発生器には、磁場発生手段が収容されており、各磁場発生手段は、N極とS極が、該磁場発生装置の軸を挟むように配設されており、該磁場発生装置の軸方向に沿ってN極とS極とが交互に並ぶように配設されていることを特徴とする。
第4考案の磁場発生装置は、第3考案において、前記磁場発生手段が、交流型磁場発生手段であることを特徴とする。
第5考案の磁場発生装置は、第1考案において、前記磁場発生装置の両端に位置する磁場発生器には、該両端に位置する磁場発生器同士を連結する連結ジョイントが設けられていることを特徴とする。
第2考案によれば、人が保持していなくても、抵抗部材によって磁場発生器同士を所望の角度に屈曲させた状態に保つことができるから、磁場発生器を人体の表面に密着させた状態で維持することが容易になる。
第3、第4考案によれば、同一の磁場発生手段のN極とS極との間だけでなく、隣接する磁場発生器に設けられている磁場発生手段における反対の極との間にも、磁場を形成することができる。よって、磁場が形成されている領域を広くできるから、人体の表面に密着させたときに、より広範囲にわたって磁気を照射することができる。
第5考案によれば、連結ジョイントによって同一の磁気発生器の両端を連結すれば、磁場発生装置を人体の所定の位置に固定することができる。また、連結ジョイントによって2つの磁気発生器を繋ぐことも可能となる。
図1において、符号1は本実施形態の磁場発生装置を示している。図1に示すように本実施形態の磁場発生装置1は、複数の磁場発生器10が一列に並ぶように連結して形成されたものである。
具体的には、図1および図2に示すように、磁場発生器10は、その一端に連結ベース12を備えており、この連結ベース12の両側面にはそれぞれ軸部13が設けられている。一方、磁場発生器10の他端には、他の磁場発生器10の連結ベース12を収容できる凹部10gを備えた掛合部11が形成されている。そして、掛合部11において、その凹部10gを挟むように互いに対向する面11sには、それぞれ前記軸部13とほぼ同径の軸受部10hが形成されている。
かかる構造であるから、軸部13が軸受部10hに収容された状態となるように、一の磁場発生器10の連結ベース12を他の磁場発生器10の凹部10gに配置すれば、両者を双方向に屈曲可能に連結することができるのである。
上記の掛合部11、連結ベース12、軸部13が特許請求の範囲にいう連結部を構成している。
例えば、図1の磁場発生手段10A,10Cには、ひもやベルト等を引っ掛けることができる棒状の掛合部材10dが設けられている。かかる掛合部材10dを設ければ、両方の掛合部材10dにひもやベルト等を引っ掛けた状態で磁場発生装置1を人体の所定の位置に配置し、ひもやベルト等によって磁場発生手段10A,10C間を接近させて締め付け固定すれば、磁場発生装置1を人体の所定の位置に固定することができる。
また、図6(A)に示すように、磁場発生手段10A,10C同士を接近させて磁場発生装置1を輪状にすれば、磁気を照射する部分を包囲した状態で磁場発生装置1を固定しておくことができるし、その部分の周囲全面から磁気を照射することも可能となる。
各磁場発生器10内に配置する磁場発生手段20は、上述したように、2つの磁極となる部分が磁場発生装置1の軸CLを挟むように配置されている。そして、各磁場発生手段20は、磁場発生装置1の軸CL方向に沿って反対の極が交互に並ぶように制御されている。
例えば、磁場発生器10A内の磁場発生手段20において軸CLに対して右側にS極、左側にN極が配置されている状態では、磁場発生器10Aと隣接する磁場発生器10B内の磁場発生手段20では軸CLに対して右側にN極、左側にS極が配置されるように制御される。そして、他の磁場発生器10B,10C内の磁場発生手段20についても、図1に示すように、軸CLの方向に沿って順に、N極とS極が交互に並ぶように制御される。
そして、磁場発生器10A内の磁場発生手段20におけるN極とS極が入れ替われば、他の磁場発生手段20も同時に、そのN極とS極が入れ替わるように制御されるのである。
この場合、外部電源から電力を供給する電源コードを、1つの磁場発生器10(図1では磁場発生器10A)の磁場発生手段20に設け、この磁場発生器10から他の磁場発生器10(図1では磁場発生器10B,10C)の磁場発生手段20に電力を供給するようにすることが装置の好ましい。
そして、磁場発生器10に以下のごとき通路a,bを設け、この通路a,b内に電力を供給する導線21を配置すれば、隣接する磁場発生器10間で屈曲させたときに、断線が生じることを防ぐことができる。
一方、通路aは、磁場発生手段20を収容する空間10fと前記軸受部10hとを連通する通路であり、掛合部11内に設けられている。この通路aは、前記軸受部10hにおけるその軸方向の内底部において、軸受部10hと連通している。そして、この通路aの軸受部10hにおける開口部は、軸部13が軸受部10hに配置されたときに、通路bの軸部13の軸端における開口部とほぼ対向する位置に形成されている。
また、上記例(図1等)では、磁場発生手段10が四角形の場合を説明したが、磁場発生手段10の形状は四角形に限られないのは、いうまでもない。例えば、図5に示すように、磁場発生手段10として、平面視でその側辺が曲線状になった形状としてもよいし、平面視でほぼ円形としてもよい。また、三角形や五角形などとしてもよく、磁場発生手段10の平面視の形状はとくに限定されない。
また、かかる形状の磁場発生装置1の場合、2つの磁場発生装置1の曲面1s同士を対向させれば、2つの曲面1sによって囲まれた部分には、周囲から磁気を照射することができる(図7(A))。
さらに、図7(A)に示すような形で2つの磁場発生装置1を連結する場合には、掛合部材10dにひもやベルト等を引っ掛けて連結してもよいが、2つの磁場発生装置1の両端に位置する磁場発生手段10A,10Cの表面にネオジム磁石m等の連結手段を設けておけば、ネオジム磁石等によって、2つの磁場発生装置1を簡単に連結できるので、好適である。
10 磁場発生器
10h 軸受部
13 軸部
15 抵抗部材
20 磁場発生手段
Claims (5)
- 一列に並ぶように連結された複数の磁場発生器を有する磁場発生装置であって、
隣接する磁場発生器同士が連結部によって連結されており、
該連結部は、
隣接する磁場発生器同士が、双方向に屈曲可能となるように連結するものである
ことを特徴とする磁場発生装置。 - 前記連結部には、
隣接する磁場発生器同士を屈曲させるときに、屈曲抵抗を発生させる抵抗部材を備えている
ことを特徴とする請求項1記載の磁場発生装置。 - 前記磁場発生器には、磁場発生手段が収容されており、
各磁場発生手段は、
N極とS極が、該磁場発生装置の軸を挟むように配設されており、
該磁場発生装置の軸方向に沿ってN極とS極とが交互に並ぶように配設されている
ことを特徴とする請求項1記載の磁場発生装置。 - 前記磁場発生手段が、交流型磁場発生手段である
ことを特徴とする請求項3記載の磁場発生装置。 - 前記磁場発生装置の両端に位置する磁場発生器には、該両端に位置する磁場発生器同士を連結する連結ジョイントが設けられている
ことを特徴とする請求項1記載の磁場発生装置。
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JP2009002232U JP3151362U (ja) | 2009-04-09 | 2009-04-09 | 磁場発生装置 |
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ID=54855762
Family Applications (1)
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JP (1) | JP3151362U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2012001794A1 (ja) * | 2010-06-30 | 2012-01-05 | 小松 克巳 | 紐状磁石 |
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2009
- 2009-04-09 JP JP2009002232U patent/JP3151362U/ja not_active Expired - Lifetime
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