JP3151344B2 - 半導体レーザ装置 - Google Patents

半導体レーザ装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体レーザ装置に関
し、特に回折格子によって光帰還が行われる半導体レー
ザ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバを使用した光情報処理システ
ム、光計測システム等に於ける光源として用いられる半
導体レーザ装置は、単一縦モードで発振する動作特性を
有することが望ましい。単一縦モード、即ち単一波長の
レーザ発振特性を得るための半導体レーザ装置としては
一例として図3に示す様に、活性領域301、又は活性
領域近傍に周期的凹凸からなる回折格子302が形成さ
れ、特定の波長で発振(図3ではAlGaAs系780
nm発振)する所謂分布帰還型(DFB)レーザ装置が
ある。また、特定の波長で発振する分布反射型(DB
R)レーザ装置が知れれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年上記の様な単一波
長のレーザ発振特性を有する半導体レーザにおいても、
高出力化が望まれている。しかしながら、従来の半導体
レーザと同様ダブルヘテロ接合面に対し、平行にレーザ
ビーム303を取り出している場合、レーザ装置端面3
04(一般には劈開面)にレーザ光が集中し、端面にお
いて高温に発熱し物理的な破壊を生じる。これがレーザ
出力の上限を決める原因の一つとなり、また信頼性を低
下させている一つの原因となっている。特に上記DF
B、あるいはDBRレーザの場合、レーザ光出射端面に
おいて回折格子の凹凸上の再生長界面305が必ず存在
し、少なからず再成長界面での結晶欠陥、歪等による非
発光再結合中心が存在する。そのため高出力化にともな
い端面の表面準位に起因する端面劣化が生じる際に回折
格子の凹凸形状近傍の非発光結合中心が端面劣化の急速
化、出力の上限の低下を促進させる働きを持つこととな
る。
【0004】次に、図4に再成長界面を持たないAlG
aAs系780nm帯発振のダブルヘテロ型(DH)レ
ーザと従来のDFBレーザの活性層の共振器方向での温
度分布の理論計算結果を示す。ここではレーザ発振時の
全入力エネルギーを非発光再結合による発熱、自然放出
光の吸収による発熱ジュール熱、モード損失の吸収とし
て消費される発熱、そしてレーザ出力に分け定量化し、
さらに熱源をモデル化することで熱解析を行っている。
図4から分かる様にDFBレーザの場合、再成長界面に
存在する非発光再結合中心が発熱体として作用し、DF
Bレーザの活性層の温度を20%程度上昇させているこ
とが見られる。この現像は端面近傍においても作用し、
端面部の温度上昇も促進させる。
【0005】本発明は上記従来の問題に鑑みてなされた
ものであり、単一波長レーザの高出力化、高信頼性化を
可能にすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体レーザ装
置は、周期的に形成された回折格子を備え、該回折格子
により光帰還を行い発振波長を制御する半導体レーザ装
置において、光出射端面の一方に低反射(AR)膜を、
他方に高反射(HR)膜を備えると共に、光共振器方向
での、少なくとも上記低反射膜と上記回折格子との間
に、上記回折格子を設けない領域を形成してなることを
特徴とする。
【0007】また、上記低反射膜の反射率は10%以下
であり、上記高反射膜の反射率は75%以上であること
を特徴とする。
【0008】また、上記回折格子を設けない領域が50
μm以下であることを特徴としている。更に、上記回折
格子は、アルミニウムが混晶化された層に印刻形成され
てなることを特徴とする。
【0009】また、上記回折格子を設けない領域内に酸
化低減層を設けることを特徴とする。
【0010】
【作用】凹凸形状の回折格子が印刻形成された第1のエ
ピタキシャル成長層上に第2のエピタキシャル成長を行
う際凹凸形状回折格子近傍には少なからず再成長界面に
結晶歪、欠陥等に起因する非発光結合中心が生じる。一
部回折格子を形成していない第1のエピタキシャル成長
層上では非発光再結合中心がきわめて少ない。このため
回折格子を形成していない部分をレーザ光出射端面部と
して半導体レーザを作製することにより、単一波長レー
ザの高出力化、高信頼性化が可能となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を作製手順に沿って
説明する。
【0012】図1は本発明の第1の実施例であるAlG
aAs系780nm帯DFBレーザの斜視図である。ま
ず第1にn型GaAs基板101上にn型Al0.6Ga
0.4Asクラッド層102、ノンドープAl0.13Ga
0.87As活性層103(厚さ0.10μm)、p型Al
0.6Ga0.4Asキャリアバリア層104(厚さ0.05
μm)、p型Al0.25Ga0.75As光ガイド層105
(厚さ0.10μm)を液相成長法、あるいは気相成長
法によりエピタキシャル成長させる。次に、p型光ガイ
ド層上に回折格子を印刻する領域110と回折格子を印
刻しない領域111を形成するために従来の多重露光技
術により光ガイド層105上にフォトレジストを塗布
し、まず第1の露光で回折格子を印刻しない領域111
のみをマスク露光し、次に第2の露光として二光束干渉
露光法により露光することで回折格子を印刻する領域1
10にのみ回折格子レジストパターンを形成することが
可能となる。ここでフォトレジストとしてネガ型を用い
れば回折格子を印刻しない領域111にレジストマスク
は残存し、回折格子パターンを転写する際エッチングさ
れることはない。またポジ型を用いればネガ型とは逆で
回折格子を印刻しない領域11のレジストマスクは完全
除去されるため平坦にエッチングされることとなる。こ
のようにして光ガイド層105上に回折格子を印刻する
領域110のみに回折格子の凹凸パターンを転写するこ
とができる。次にn型GaAs電流阻止層106(厚さ
1μm)を再度液相成長法、あるいは気相成長法によ
り、回折格子パターンを形成した光ガイド層105上に
エピタキシャル成長させる。その後n型電流阻止層10
6にp型光ガイド層105に達する深さを有するストラ
イプ状溝109を従来のフォトリソグラフィー法とエッ
チング技術により[011]方向に形成する。さらにそ
の後、ストライプ状溝109を埋め込むように液相成長
法、あるいは気相成長法によりp型Al0.7Ga0.3As
クラッド層107、p型GaAsキャップ層108をエ
ピタキシャル成長させ、n型GaAs基板101の下
面、及びp型GaAsキャップ層108上面にはAuG
e/Ni電極、及びAuZn電極がそれぞれ形成される
(図中省略)。その後回折格子が形成されていない領域
111がレーザチップの光出射端面となるよう劈開分割
することで所望のDFBレーザを作製することができ
る。
【0013】この様に図1に示す構成の半導体レーザ装
置において回折格子の形成されていない領域111上の
再成長界面には回折格子の形成されている領域110上
の再成長界面より結晶歪、結晶欠陥に起因する非発光再
結合中心はきわめて少なく、半導体レーザ光出射端面の
表面準位に起因する光学損傷を促進させることはない。
図1に示す構成の半導体レーザ装置において、回折格子
パターンの形成されていない領域111の長さを15μ
m(両レーザ光出射端面共)全共振器長を500μmと
して作製したところ、いずれの半導体レーザ装置も単一
縦モードに良好に発振し従来の共振器長内全域に回折格
子パターンが形成されている素子と比較してCOD(Ca
tastrophic Optical Damage)レベルが1.4倍向上する
という極めて良好な結果を得ることができ、劣化率に関
しても従来構造のDFBと比較して1/2程度以上改善
することが可能となった。ここでは回折格子パターンの
形成されていない領域111の長さを15μmとした
が、この時の本発明のDFBレーザと従来の回折格子パ
ターンが共振器方向全面にわたり形成されたDFBレー
ザの活性層の共振器方向での温度分布の理論計算の結果
を図5に比較して示す。これからもわかる様に端面の表
面準位に起因する発熱の影響については、従来のDFB
レーザと比較すると再成長界面に存在する非発光再結合
中心の発熱分の影響は受けないために端面部の温度上昇
は抑えられている。この効果は端面部の表面準位に起因
する発熱量に応じて共振器内部にどの程度熱伝導してい
くかにより回折格子パターンの形成しない領域111の
長さを決定する必要があるが、図5に示す通り端面部か
ら50μm以上内部では端面部の発熱の影響を受けてい
ないことにより50μm以下で十分と考えられる。
【0014】次に、第2の実施例について説明する。こ
こで、図2は実施例1の図1と比較してレーザ光出射端
面の一方のみに回折格子を形成しない領域211(長さ
15μm)を形成したAlGaAs系780nm帯DF
Bレーザの斜視図である。ここで、この第2の実施例に
ついては作製方法手順については第1の実施例と同様で
あり、201〜211までの符号は、それぞれ符号10
1〜111に対応する。作製された半導体レーザ装置に
回折格子凹凸パターンの形成されていない領域211側
のレーザ光出射端面212に低反射膜であるAR(Anti
Roflector)(反射率〜2%)の誘電体反射膜214を
さらに回折格子が形成されている領域210側のレーザ
光出射端面213に高反射膜であるHR(High Roflecto
r)(反射率〜90%)の誘電体反射膜215を形成し非
対称反射膜コーティングにより半導体レーザ出射光の高
出力化を行ったところ最大光出力Poutがおよそ55m
W(従来の半導体レーザではPoutがおよそ30mW)
の高出力化が可能となり、かつ単一縦モード発振という
良好な特性を得ることができた。さらに70℃雰囲気中
での20mWの定出力動作によるAPC(Auto Power C
ontrol)の信頼性試験を行ったところCOD劣化による
頓死が無くなり良好な信頼性を得ることが可能となっ
た。なお、ARの反射率は10%以下、HRの反射率は
75%以上であれば、上述したように良好な特性が得ら
れた。
【0015】次に、第3の実施例について説明する。図
6は第3の実施例であるAlGaAs系780nm帯D
FBレーザの斜視図である。まず第1にn型GaAs基
板601上にn型Al0.6Ga0.4Asクラッド層60
2、ノンドープAl0.13Ga0.87As活性層603(厚
さ0.08μm)、p型Al0.5Ga0.5Asキャリアバ
リア層604(厚さ0.05μm)、p型Al0.25Ga
0.75As光ガイド層605(厚さ0.10μm)、p型
GaAs酸化低減層606(厚さ10Å)を液相成長
法、あるいは気相成長法によりエピタキシャル成長させ
る。次にp型酸化低減層606、及びp型光ガイド層6
05上に回折格子を印刻する領域612と印刻しない領
域613を形成するために、印刻する領域612のみに
選択的に2光束干渉露光法により回折格子レジストパタ
ーンを形成し、印刻しない領域613についてはエッチ
ングにより酸化低減層606が除去されない様にレジス
トマスクを残しておく。しかる後にエッチング法により
酸化低減層606、及び光ガイド層605上に回折格子
を印刻する領域612のみエッチングにより回折格子を
印刻する。次にn型Al0.5Ga0.5Asエッチングスト
ップ層607(厚さ0.1μm)、n型GaAs電流阻
止層608(厚さ1μm)を再度液相成長法、あるいは
気相成長法により回折格子パターンを形成した酸化低減
層606、及び光ガイド層605上にエピタキシャル成
長させる。その後n型電流阻止層608にストライプ状
溝611を形成する。その際n型GaAs電流阻止層6
08のエッチングレートがn型Al0.5Ga0.5Asエッ
チングストップ層607のエッチングレートよりも充分
に大きなエッチング液、例えばアンモニア水溶液と過酸
化水素水の混合液を用いることによりストライプ状溝6
11を容易に形成することが可能となり、n型Al0.5
Ga0.5Asエッチングストップ層が形成されているこ
とにより、p型GaAs酸化低減層606がエッチング
除去されることはない。またn型エッチングストップ層
607を除去する際には、GaAs酸化低減層606を
エッチングせずに、Al0.5Ga0.5Asエッチングスト
ップ層607のAl混晶比の高いAlGaAs層のみを
選択的にエッチング除去可能なフッ酸系エッチャントを
用いることにより、ストライプ状溝611の底部には回
折格子を印刻しない領域においてはp型GaAs酸化低
減層606が露出したストライプ状溝611を形成する
ことが可能となる。
【0016】さらに、その後ストライプ状溝611を埋
め込むように液相成長法、あるいは気相成長法によりp
型Al0.7Ga0.3Asクラッド層609、p型GaAs
キャップ層610をエピタキシャル成長させ、n型Ga
As基板601の下面、及びp型GaAsキャップ層6
10上面にはAuGe/Ni電極、及びAuZn電極が
それぞれ形成される(図中省略)。その後回折格子が形
成されていない領域613がレーザチップの光出射端面
となるよう劈開分割することで所望のDFBレーザを作
製することができる。この様に図6に示す構成の半導体
レーザ装置において、回折格子の形成されていない領域
613上の再成長界面には、第1の実施例同様、回折格
子の形成されている領域612上の再成長界面より結晶
歪、結晶欠陥に起因する非発光再結合中心は極めて少な
くなる。さらにこの第3の実施例においては回折格子の
形成されていない領域の再成長界面において、GaAs
酸化低減層606を形成していることによりAlGaA
sに形成される自然酸化膜の影響による再成長界面に発
生する非発光再結合中心を抑制することが可能となる。
この結果、回折格子の形成されていない領域613の再
成長界面の非発光再結合中心による発熱を無くすことが
でき、図6に示す構成の半導体レーザ装置において、回
折格子パターンの形成されていない領域613の長さを
15μm(両レーザ光出射端面共)、全共振器長500
μmとして作製したところ、いずれの半導体レーザ装置
も単一縦モードで良好に発振し、従来の共振器長内全域
に回折格子パターンが形成されている素子と比較して、
CODレベルが約2.0倍向上するという極めて良好な
結果を得ることができ、第1の実施例以上に効果を発揮
する結果となった。またCOD劣化による頓死のない、
高い信頼性試験結果も得られた。またここでは酸化低減
層としてGaAs厚さ10Åと、780nmのレーザ発
振光に対して量子効果を利用してバンドギャップEgを
大きくとることにより透明層として作用することを用い
ているが、AlGaAs層のAl混晶比の小さい層を用
いることも可能であり、さらに層厚についてもレーザ発
振光に対しての光の吸収量を考慮することで層厚を厚く
することも可能であることは言うまでもない。
【0017】次に、第4の実施例について説明する。図
7は第4の実施例であるInP系1.55μm帯DFB
レーザの斜視図である。まず第1にn型InP基板70
1上に回折格子を印刻する領域709と印刻しない領域
710を形成するために印刻する領域709のみに前記
実施例同様に選択的に多重露光法と二光束干渉露光法に
より回折格子レジストパターンを形成し、エッチングに
よりn型InP基板701上に回折格子パターンを転写
する。次に回折格子の凹凸パターンが形成されたn型I
nP基板701上にn型InGaAsP(λg=1.3
μm)光導波路層702(厚さ0.1μm)、ノンドー
プInGaAsP(λg=1.55μm)活性層703
(厚さ0.1μm)、ノンドープInGaAsP(λg
=0.3μm)バッファー層704(厚さ0.1μm)
を液相成長法、あるいは気相成長法によりエピタキシャ
ル成長させる。次にメサストライプ構造(幅4μm)を
(0,−1,−1)方向に従来のエッチング技術により
形成し、p型InP埋め込み層705、n型InP埋め
込み層706でメサストライプ側面を埋め込むようにエ
ピタキシャル成長させる。さらに全面をp型InPクラ
ッド層707(厚さ1μm)、ノンドープInGaAs
P(λg=1.30μm)キャップ層708をエピタキ
シャル成長させる。さらにエピタキシャル成長後、メサ
ストライプ上に5μmの幅でZnをストライプ状711
にp型InPクラッド層707に達する様に拡散させ
る。n型InP基板701の下面、及びノンドープIn
GaAsPキャップ層708上面にはAu電極がそれぞ
れ形成される(図中省略)。その後回折格子が形成され
ていない領域710がレーザチップの光出射端面となる
ように劈開分割することで所望のDFBレーザを作製す
ることができる。
【0018】この様に、前記実施例同様に回折格子の形
成されていない領域710上の再成長界面には結晶歪、
結晶欠陥に起因する非発光再結合中心は極めて少なくな
る。この結果、InP系レーザではAlGaAs系レー
ザに比べて端面においての発熱による物理的な破壊(C
OD)は発生しにくいものの、回折格子パターンの形成
されていない領域710の長さを15μm(両レーザ出
射端面共)、全共振器長600μmとして作製したとこ
ろいずれの半導体レーザ装置も単一縦モードで良好に発
振し、従来の共振器長内全域に回折格子パターンが形成
されている素子と比較して信頼性を向上させることが可
能となり、さらに高出力動作においても効果を発揮する
結果が得られた。
【0019】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれば
凹凸形状の回折格子を備えた単一縦モード発振可能な半
導体レーザ装置においてレーザ光出射端面の少なくとも
一方の近傍に回折格子パターンを形状しない領域を形成
することにより、単一波長レーザの高出力化が可能とな
り合わせて高信頼性化を実現することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のAlGsAs系780
nm帯発振の分布帰還型半導体レーザ装置の斜視図を示
す。
【図2】本発明の第2の実施例のAlGsAs系780
nm帯発振の高出力対応(非対称反射膜を形成)の分布
帰還型半導体レーザ装置の斜視図を示す。
【図3】従来技術によるAlGsAs系780nm帯発
振の分布帰還型半導体レーザ装置の斜視図を示す。
【図4】従来技術によるAlGsAs系780nm帯発
振のダブルヘテロ構造半導体レーザ装置と分布帰還型半
導体レーザ装置での共振器方向の温度分布を示す理論計
算結果を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施例のAlGsAs系780
nm帯発振の分布帰還型半導体レーザ装置と従来技術に
よる分布帰還型半導体レーザ装置での共振器方向の温度
分布を示す理論計算結果を示す図である。
【図6】本発明の第3の実施例AlGsAs系780n
m帯発振の分布帰還型半導体レーザ装置の斜視図を示
す。
【図7】本発明の第4の実施例InP系1.55μm帯
発振の分布帰還型半導体レーザ装置の斜視図を示す。
【符号の説明】
101,201 n型GaAs基板 102,202 n型Al0.6Ga0.4Asクラッド層 103,203 ノンドープAl0.13Ga0.87As活性
層 104,204 p型Al0.6Ga0.4Asキャリアバリ
ア層 105,205 p型Al0.25Ga0.75As光ガイド層 106,206 n型GaAs電流阻止層 107,207 p型Al0.7Ga0.3Asクラッド層 108,208 p型GaAsキャップ層 109,209 ストライプ状溝

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周期的に形成された回折格子を備え、該
    回折格子により光帰還を行い発振波長を制御する半導体
    レーザ装置において、 光出射端面の一方に低反射(AR)膜を、他方に高反射
    (HR)膜を備えると共に、 光共振器方向での、少なくとも上記低反射膜と上記回折
    格子との間に、 上記回折格子を設けない領域を形成して
    なることを特徴とする半導体レーザ装置。
  2. 【請求項2】 上記低反射膜の反射率は10%以下であ
    り、上記高反射膜の反射率は75%以上であることを特
    徴とする請求項1に記載の半導体レーザ装置。
  3. 【請求項3】 上記回折格子を設けない領域が50μm
    以下であることを特徴とする請求項1、又は2に記載の
    半導体レーザ装置。
  4. 【請求項4】 上記回折格子は、アルミニウムが混晶化
    された層に印刻形成されてなることを特徴とする請求項
    1乃至3のいずれかに記載の半導体レーザ装置。
  5. 【請求項5】 周期的に形成された回折格子を備え、該
    回折格子により光帰還を行い発振波長を制御する半導体
    レーザ装置において、 光共振器方向での上記半導体レーザの少なくとも一方の
    光出射端面と上記回折格子との間に上記回折格子を設け
    ない領域を形成してなり、 上記回折格子を設けない領域内に酸化低減層を設けるこ
    とを特徴とする半導体レーザ装置。
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