JP3151306U - 水中運動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】負荷を容易に調整できる水中運動装置を提供する。【解決手段】水中運動装置は、水槽に設けられるフレーム1と、フレーム1に回転可能に保持される回転テーブル2と、回転テーブル2の回転規制とその解除を行うことができる回転調整機構とを備える。回転調整機構による回転規制は、進退部材をねじ込んでローラー保持具を互いに近づく方向へ移動させて回転テーブル2の回転軸に押えローラーを当接させ、回転テーブル2の回転軸を押えローラーで挟み込んで締め付け、その状態を維持するよう固定ナットを立設板に当接させることでなされる。その状態から、進退部材のねじ込みを緩めてローラー保持具を互いに離れる方向へ移動させることで、回転規制を解除することができる。【選択図】図1

Description

本考案は、運動する際に使用される装置であって、特に、少なくとも一部が水中に沈められて使用される運動装置に関するものである。
近時、筋力強化やダイエットなどのために各種運動装置が使用されている。これらの運動装置の中には、水中で運動することを目的とするものがあり、水中で運動する場合には、水の浮力が働くことで、過剰な負荷がかかることがなく、高齢者や身体の不自由な方でも無理なく運動することができる。出願人は、この水中で運動を行う運動装置の一つとして、身体をひねるツイスト運動を行うことができる装置を提供している。
これまでのツイスト運動ができる装置は、利用者がかわっても負荷は常に同じであるため、利用者によっては気楽に利用することができないという不具合があった。
本考案は、前記課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、上部にハンドルを有する支柱の下部に水平腕が設けられ、この水平腕上に、水平面上において回転可能に回転テーブルが装着された水中運動装置であって、回転テーブルは、回転盤と、回転盤の下面に回転盤と一体に回転する回転軸が下方向きに設けられてなり、前記水平腕には回転軸を挟んで向き合って一対のローラー保持具が設けられ、該ローラー保持具の回転軸に面する側には、このローラー保持具から露出する状態で、回転可能に押えローラーが保持され、各ローラー保持具の両側には、回転軸と接離方向に対して平行に保持板が立設され、保持板に接離方向に長い支持穴が形成され、ローラー保持具の両側には支持穴内を接離方向に移動可能な突出部が形成され、ローラー保持具より、回転軸から離隔する位置に立設板が配置され、立設板には、立設板に対して接離方向に移動する進退部材が設けられ、該進退部材の近接側先端にローラー保持具が固定され、前記進退部材が、接離方向に微調整可能とされたことを特徴とする水中運動装置である。
本考案によれば、負荷を容易に調整できる水中運動装置を提供することができる。
本考案の水中運動装置の一実施例の使用状態を示す側面図である。 図1の水中運動装置の斜視図である。 水平腕への回転テーブルの取付部を示す分解斜視図である。 水平腕への回転テーブルの取付部を示す側面図であり、一部を断面にして示している。 図4の要部拡大図である。 図4におけるVI−VI断面図である。
以下、本考案の水中運動装置について、図面に基づき詳細に説明する。
図1および図2は、本考案の水中運動装置の一実施例を示す図であり、図1は使用状態を示す側面図、図2は図1の水中運動装置の斜視図である。
本実施例の水中運動装置は、利用者が、プール内で身体をひねるツイスト運動を行うための装置である。以下の説明においては、図1に示すように、利用者が水中運動装置に載った状態において、利用者の前方を前側、後方を後側とする。本実施例の水中運動装置は、プールPの壁Wに固定されるフレーム1と、このフレーム1に回転可能に設けられる回転テーブル2とを備える。
フレーム1は、支柱3と、支柱3から後方へ延出している水平腕5とを備える。支柱3は、プールPの壁面W1の近傍に上下方向に沿って配置される。支柱3は、前側へ延出する取付腕4によってプールPの壁Wに固定される。水平腕5は、支柱3の下端部に連結され、後側へ延出してプールPの底面Bの近傍に前後方向に沿って配置される。
支柱3は、金属製のパイプにより形成されており、その下端部には、左右方向直角に金属製パイプからなる軸杆6が支柱3に対して垂直に固定されている。支柱3と軸杆6とは、中空状の箱体7を介して、連結されている。左右の軸杆6の各先端には、それぞれ車輪8が回転可能に取り付けられており、装置を移動する際回転するようになっている。
取付腕4は、金属製のパイプにより形成されており、その基端部が支柱3に固定されて先端が前方へプールサイドまで水平に延出している。取付腕4の基端は、支柱3を挟持する挟持固定具9に取り付けられている。
挟持固定具9は、一対の矩形状のブロック体10,10を有し、各ブロック体10の合わせ面には、上下方向の軸を有する略半円形の凹部11,11が形成されている。
各ブロック体10の凹部11に支柱3が配置され、ブロック体10,10同士がネジ12により締め付けられることで、支柱3に挟持固定具9が固定される。そして、挟持固定具9を構成する前側のブロック体10に取付腕4の後端が固定されて、支柱3と取付腕4とが連結される。
取付腕4の前端部には、左右一対の取付部13,13が設けられている。取付部13は、金属製のパイプを湾曲して形成された略L字形の部材とされ、その基端部は、取付部固定具14を介して取付腕4に固定されており、先端部には、アンカー15が設けられている。
取付部固定具14は、一対の矩形状のブロック体16,16からなり、各ブロック体16の合わせ面には、前後方向の軸を有する略半円形の凹部17,17が形成されている。各ブロック体16の凹部17に取付腕4が配置され、ブロック体16,16同士がネジ18により締め付けられることで、取付腕4に取付部固定具14が固定される。そして、取付部固定具14を構成する左右のブロック体16に取付部13の基端部が固定されて、取付部13と取付腕4とが連結される。
水平腕5は、金属製とされる。水平腕5は、支柱3の下端部に、支柱3に対して垂直となるよう水平に固定される。本実施例では、支柱3と水平腕5とは、前記箱体7を介して、側面視略L字形に連結される。水平腕5の後端部には、水平腕5上に回転テーブル2が回転可能に装着されている。
図3から図5は、水平腕への回転テーブルの取付部を示す図であり、図3は分解斜視図、図4は一部を断面にして示す側面図、図5は要部拡大図である。図6は、図4におけるVI−VI断面図である。図3から図5に示すように、水平腕5の後部には、支持盤19が設けられる。
水平腕5は、中空ボックス状に形成されている。水平腕5は、前端部が前記支柱3に固定され、後端部に左右に離隔して支持脚20,20が設けられる。支持脚20は、プールPの底面Bへの当接部21と、この当接部21に設けられるネジ棒22とを備える。支持脚20は、ネジ棒22が水平腕5の底面を貫通した状態で、水平腕5の底面内側にナット23を当接させると共に、水平腕5の底面外側に座金24を介してナット25を当接させることで、水平腕5に取り付けることができる。そのため、支持脚20は、水平腕5から任意の長さだけネジ棒22を下方へ伸長させた状態で、水平腕5に取り付けることができる。水平腕5の上面には、円形の貫通穴26が形成されている。
支持盤19は、金属製の薄い板状とされ、中央に、水平腕5に形成された貫通穴26と同一径の貫通穴27が形成されている。支持盤19の上面には、ローラー28または球体29が回転可能に設けられた支持体30が複数固定される。図3はローラー28を設けた場合を示し、図4、図5は球体29を設けた場合を示している。ローラー28は、支持体30の開放両端部間に架け渡される軸に、回転可能に保持される。その際、ローラー28は、支持体30の上面よりも上方へ若干露出している。球体29は、支持体30の上面に形成された穴に、どの方向にも回転可能に入れられる。その際、球体29は、支持体30の上面よりも上方へ若干露出している。一方、支持盤19の下面には、支持盤19が曲がるのを防止する部材が設けられる。
支持盤19は、その下面を水平腕5の上面に重ね合わせた状態で、水平腕5に固定される。その際、貫通穴26,27同士は、同一軸線上に配置される。支持盤19の水平腕5への固定は、後述するとおり、軸受保持体31の支持盤19および水平腕5への固定と共になされる。
軸受保持体31は、金属製で上下に開口した略円筒状とされ、上下方向略中央部にツバ部32が形成されている。略円筒状に形成された軸受保持体31は、上下に貫通した断面略円形状の中空穴33を有する。軸受保持体31は、支持盤19を水平腕5に重ね合わせた後、下端部を両貫通穴26,27に差し込むと共にツバ部32を支持盤19に重ね合わせた状態で、ツバ部32を介して支持盤19および水平腕5にネジ34をねじ込むことで、支持盤19および水平腕5に固定される。このネジ止めにより、支持盤19も水平腕5に固定される。
軸受保持体31には、第一軸受部材35が設けられる。第一軸受部材35は、ジュラコン製で上下に開口した略円筒状とされ、上端部にツバ部36が形成されている。略円筒状に形成された第一軸受部材35は、上下に貫通した断面略円形状の中空穴37を有する。第一軸受部材35は、ツバ部36が軸受保持体31の上面に当接するように、軸受保持体31の中空穴33に挿し込まれる。そして、ツバ部36を介して、軸受保持体31にネジ38をねじ込むことで、軸受保持体31に第一軸受部材35が固定される。
第一軸受部材35に形成されたツバ部36の上面には、第二軸受部材39が設けられる。第二軸受部材39は、ジュラコン製で円板状に形成されている。第二軸受部材39の中央には、断面略円形状の貫通穴40が形成されている。第二軸受部材39は、貫通穴40と中空穴37とが同一軸線上に配置されるように、ツバ部36の上面に設けられる。
回転テーブル2は、水中運動装置の利用者が載る回転盤41と、この回転盤41から下方向きに設けられていて、この回転盤41と一体に回転する回転軸42を備える。回転盤41は、金属製とされており、平面視円形に形成され、周縁が下方へ曲げられている。回転盤41の中央には、円形状の貫通穴43が形成されている。回転軸42は、金属製で円柱状に形成されており、上部にツバ部44が形成されている。回転盤41と回転軸42とは、回転盤41の貫通穴43に回転軸42の上端部が下方から挿し込まれると共に、ツバ部44が回転盤41の上壁の下面に当接した状態で、ツバ部44を介して回転盤41の上壁にネジ45がねじ込まれることで一体化される。
ところで、回転盤41の上壁の上面には、滑り止めのためのシート46が接着剤で貼り付けられる。このシート46の上面に円板状の抑え板47を配置した状態で、抑え板47およびシート46を介して、回転軸42にネジ48がねじ込まれる。
このようにして形成された回転テーブル2は、水平腕5に回転可能に保持される。具体的には、第二軸受部材39の貫通穴40および第一軸受部材35の中空穴37に回転軸42が回転可能に貫通されると共に、支持体30に設けられたローラー28または球体29に回転盤41の上壁の下面が当接される。本実施例では、保持状態において、回転盤41の下端部が水平腕5の上面よりも下方に配置される。そのため、回転盤41の側壁が水平腕5と接触しないように、水平腕5には開口部49が形成されている。本実施例の開口部49は、回転盤41の側壁の形状に対応した円弧状に形成されている。
水平腕5の上に回転可能に保持された回転テーブル2が回転する際の負荷を調整するために回転軸42を挟んで回転軸42への接離方向に往復動可能に設けられる一対のローラー保持具51,51と、このローラー保持具51に回転可能に保持され回転軸42を挟んで向き合って設けられることにより、回転軸42を挟持する一対の押えローラー52,52と、一対の押えローラー52,52が回転軸42を押圧挟持する力を調整するため前記ローラー保持具51の回転軸42に対し接離方向の位置を微調整させる位置決め手段53とを備える。ローラー保持具51の両側(平面視左右両側)には、保持板58が立設されている。この保持板58は装着板50に固定されており、装着板50は水平腕5に固定されている。
装着板50は、金属製で略矩形板状に形成されている。装着板50の中央には、第三軸受部材54が設けられる。第三軸受部材54は、ジュラコン製で上下に開口した略円筒状とされ、上端部にツバ部55が形成されている。略円筒状に形成された第三軸受部材54は、上下に貫通した断面略円形状の中空穴56を有する。第三軸受部材54は、ツバ部55が装着板50の上面に当接するように、装着板50の貫通穴57に挿し込まれる。そして、ツバ部55を介して装着板50にネジをねじ込むことで、装着板50に第三軸受部材54が固定される。
装着板50の上面には、中空穴56の前後に、金属製で略L字形状の保持板58二枚が左右に離隔して固定される。具体的には、二枚の保持板58,58は、回転軸42を挟んで配置されたローラー保持具51の両側に回転軸42と接離方向に平行に立設されており、一片59,59同士が左右に離隔して対面する位置で、他片60が装着板50の上面に重ね合わされ、その状態で他片60を介して装着板50にネジ61をねじ込むことで、装着板50に固定される。保持板58の一片59には、左右方向に貫通した前後方向に細長い支持穴62が、上下に離隔して形成されている。支持穴62は、保持板58に回転軸42への接離方向に開口されている。一方、装着板50の下面には、金属製の板状のリブ63が前後方向へ延出して設けられている。
一対のローラー保持具51,51は、回転軸42を挟んで配置されており、それぞれ金属製で略コ字形状の板材とされる。ローラー保持具51の開放両端片64,64は、先端部の両角が略円弧状に形成されると共に、先端部の左右方向中央に略円弧状の凹部65が形成されている。ローラー保持具51の開放両端片64,64の左右両端部には、略矩形板状の突出部66が形成されている。突出部66は、その前後幅が支持穴62の前後長さよりも短く形成されている。
ローラー保持具51は、突出部66が支持穴62に入れられて、保持板58,58間に配置された状態で保持板58に保持される。その際、一対のローラー保持具51,51は、互いの開口67が向き合っている。また、ローラー保持具51は、装着板50に対して浮いた状態となっている。さらに、突出部66の前後幅は、支持穴62の前後長さよりも短いため、ローラー保持具51は、保持状態において、支持穴62に沿って前後動可能とされる。このようにして、ローラー保持具51は、保持板58に対して前後動可能に設けられる。
押えローラー52は、ジュラコン製とされており、ローラー保持具51の左右に離隔した二箇所において、ローラー保持具51の開放両端片64,64間に架け渡される軸に回転可能に保持される。その際、押えローラー52は、前記凹部65内の回転軸42に面する側において、ローラー保持具51の開口67から若干露出している。
位置決め手段53は、装着板50に設けられ回転軸42を中心にしてローラー保持具51より外周側、すなわち回転軸42から離隔する位置に配置された立設板68と、この立設板68に対して、回転軸42と接離方向に進退可能に設けられた進退部材69とからなる。
立設板68は、金属製で略L字形状とされる。立設板68は、一片71の板面が左右方向に沿った状態で、他片72が装着板50の上面に重ね合わされ、その状態で他片72を介してネジ73を装着板50にねじ込むことで、装着板50に固定される。図6に示すように、立設板68は、装着板50の両端部に一枚ずつ固定される。
立設板68の一片71には、前後方向に貫通したネジ穴が形成されており、そのネジ穴に進退部材69が進退可能にねじ込まれる。このようにして立設板68に進退部材69がねじ込まれた状態において、進退部材69の回転軸42側の先端部には、前記ローラー保持具51が固定される。具体的には、進退部材69の先端部がローラー保持具51の中央片74に形成された穴に通された状態で、中央片74を挟み込むように、二つの止め部材75,75が進退部材69に固定されることでなされる。また、固定ナット70は、進退部材69にねじ込まれて、進退部材頭部と立設板68との間に配置される。
以上のような構成であるので、ローラー保持具51は、立設板68に対して進退部材69を進退させることで、往復動させることができる。さらに、ローラー保持具51は、立設板68に固定ナット70を当接させることで、任意の位置で固定することができる。
装着板50は水平腕5の底面に重ね合わせた状態で、装着板50を介して水平腕5にネジ76をねじ込むことで、水平腕5に取り付けられる。その際、ローラー保持具51や位置決め手段53などは、水平腕5の底面に形成された略矩形状の開口77から水平腕5の内部に収容される。ローラー保持具51は、水平腕5の開口77から進退部材69を操作して進退させることができる。
取付状態では、回転テーブル2の回転軸42が第二軸受部材39および第一軸受部材35に貫通後、第三軸受部材54の中空穴56に回転可能に貫通される。回転テーブル2の回転軸42における第三軸受部材54からの貫通部分には、第三軸受部材54の中空穴56の直径よりも大きい直径を有する円板状の抜止板78が設けられる。抜止板78を設けることで、回転テーブル2が水平腕5から上方へ抜けるのを防止できる。本実施例では、抜止板78は、ネジ79で回転テーブル2の回転軸42に取り付けられる。
次に、水中運動装置の使用について説明する。水中運動装置は、プールP内に配置される。具体的には、図1に示すように、車輪8がプールPの底面Bおよび壁面W1に当接し、支柱3がプールPの底面Bに対して垂直に配置されると共に水平腕5がプールPの底面Bに沿って配置され、取付部13の他端部がプールサイドの床面にアンカー15で固定されて、取付腕4がプールPの壁Wに固定される。なお、本実施例の水中運動装置は、挟持固定具9の支柱3に対する取付位置が変更可能であることから、挟持固定具9の取付位置を変更することで、プールPの深さに対応することが可能である。
支柱3の上部にはハンドル80が固定されている。ハンドル80は、金属製のパイプから形成されており、略L字形状に形成されている。ハンドル80の基端部には、略矩形板状のツバ部81が形成される。一方、ハンドル80の先端部には、ゴムなどで形成された円筒状のグリップ82が設けられる。ハンドル80の支柱3への固定は、ハンドル固定具83を介してなされる。
ハンドル固定具83は、一対の矩形状のブロック体84,84を有している。各ブロック体84の一端面中央には、上下方向に沿って断面略半円形の縦溝85が形成されている。このような構成により、各ブロック体84の一端面同士が重ね合わされると、上下方向へ開口する円形の縦穴が現出する。
各ブロック体84の縦溝85に支柱3が配置されると共に、各ブロック体84の他端面にツバ部81が重ね合わせられ、それらを貫通するようボルト86が挿し込まれ、その状態でボルト86にナット87をねじ込むことで、支柱3にハンドル固定具83が固定され、ひいてはハンドル80が支柱3に固定される。なお、ハンドル固定具83の支柱3に対する取付位置が変更可能であることから、そのハンドル固定具83に取り付けられるハンドル80の高さを調整することができる。
利用者は、プールP内に配置された水中運動装置の回転テーブル2に載り、ハンドル80のグリップ82が設けられた部分を把持した状態で、身体をひねるツイスト運動を行う。この際、運動の負荷を調整することができる。
負荷をかける場合には、進退部材69をねじ込んでローラー保持具51を互いに近づく方向へ移動させ、図6に示すように、ローラー保持具51に設けられた押えローラー52を回転テーブル2の回転軸42に当接させて、回転テーブル2の回転軸42を押えローラー52で挟み込んで締め付け、その状態を維持するよう固定ナット70を立設板68に当接させればよい。このようにして回転テーブル2の回転が規制されるため、利用者は、負荷のかかった状態でツイスト運動を行うことができる。
前述したとおり、回転テーブル2の回転規制は、押えローラー52が回転テーブル2の回転軸42に当接することでなされる。押えローラー52は、ローラー保持具51に回転可能に保持されているため、回転テーブル2の回転軸42に当接した状態において、回転テーブル2の回転軸42と共に回転可能とされる。これにより、回転テーブル2は、回転規制されつつ滑らかに回転させることができる。そのため、利用者は、負荷のかかった状態で、ツイスト運動をリズム良く行うことができる。
負荷を軽くする場合には、図6の状態から、進退部材69のねじ込みを緩めてローラー保持具51を互いに離れる方向へ移動させ、押えローラー52による回転軸42の締め付けを軽減すればよい。この場合、利用者は、回転負荷の軽い状態でツイスト運動を行うことになる。
このように、本実施例の水中運動装置によれば、各個人の体力などに応じて、負荷を調整することが可能である。しかも、負荷の調整は、進退部材69の位置を調整するだけでよいので容易である。また、装着板50を水平腕5にネジ76で取り付ける構成であるので、補修や修理などの際に容易に取り外すことができる。さらに、前述した構成であるので、交換が容易である。
なお、本実施例の水中運動装置には、車輪8が取り付けられていることで、装置の取り外し、移動および設置が容易である。水中運動装置をプールPから取り外す場合には、まず取付腕4から取付部13を分離する。そして、支柱3や取付腕4を把持してプールPから装置を引き揚げる。この際、車輪8がプールPの壁面W1に沿って回転することで引き揚げが容易である。そして、引き揚げ後は、車輪8が設けられていることで装置を引っ張って移動することができる。
また、水中運動装置を利用して、ぶら下がり運動を行うこともできる。そのために、ぶら下がり部固定具88を介して支柱3に固定される支持棒89に、把持棒90が設けられる。
ぶら下がり部固定具88は、一対の矩形状のブロック体91,91を有している。各ブロック体91の一端面中央には、上下方向に沿って断面略半円形の縦溝92が形成されている。このような構成により、各ブロック体91の一端面同士が重ね合わされると、上下方向へ開口する円形の縦穴が現出する。支持棒89は、金属製のパイプから形成されており、略L字形状に形成されている。支持棒89の基端部には、略矩形板状のツバ部93が形成される。
各ブロック体91の縦溝92に支柱3が配置されると共に、各ブロック体91の他端面にツバ部93が重ね合わせられ、それらを貫通するようボルト94が挿し込まれ、その状態でボルト94にナットをねじ込むことで、支柱3にぶら下がり部固定具88が固定され、ひいては支持棒89が支柱3に固定される。
把持棒90は、金属製のパイプから形成されており、支持棒89の先端部間を架け渡すように設けられる。把持棒90には、ゴムなどで形成された円筒状のグリップ95が設けられる。
以上のような構成であるので、把持棒90のグリップ95が設けられた部分を両手で掴んで、ぶら下がり運動を行うことができる。なお、ぶら下がり部固定具88の支柱3に対する取付位置が変更可能であることから、そのぶら下がり部固定具88に取り付けられる支持棒89、ひいては把持棒90の高さを調整することができる。
本発明の水中運動装置は、前記実施例に限らず、適宜変更可能である。たとえば、位置決め手段53は、ローラー保持具51を往復動させることができると共に任意の位置で固定できる構成であれば、前記実施例に限定されるものではない。また、前記実施例では、保持板58や立設板68を略L字形状としたが、これに限定されない。さらに、前記実施例では、保持板58や立設板68は、装着板50にネジ61,73で取り付けたが、溶接で取り付けてもよい。
2 回転テーブル
3 支柱
5 水平腕
42 回転軸
51 ローラー保持具
52 押えローラー
58 保持板
62 支持穴
66 突出部
68 立設板
69 進退部材
80 ハンドル

Claims (1)

  1. 上部にハンドルを有する支柱の下部に水平腕が設けられ、この水平腕上に、水平面上において回転可能に回転テーブルが装着された水中運動装置であって、
    回転テーブルは、回転盤と、回転盤の下面に回転盤と一体に回転する回転軸が下方向きに設けられてなり、
    前記水平腕には回転軸を挟んで向き合って一対のローラー保持具が設けられ、
    該ローラー保持具の回転軸に面する側には、このローラー保持具から露出する状態で、回転可能に押えローラーが保持され、
    各ローラー保持具の両側には、回転軸と接離方向に対して平行に保持板が立設され、
    保持板に接離方向に長い支持穴が形成され、
    ローラー保持具の両側には支持穴内を接離方向に移動可能な突出部が形成され、
    ローラー保持具より、回転軸から離隔する位置に立設板が配置され、
    立設板には、立設板に対して接離方向に移動する進退部材が設けられ、
    該進退部材の近接側先端にローラー保持具が固定され、
    前記進退部材が、接離方向に微調整可能とされた
    ことを特徴とする水中運動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9302150B2 (en) 2012-06-15 2016-04-05 Clubcreate Co., Ltd. Training apparatus

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