JP3151290U - 密閉型負圧吸引装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】衛生的で安全な密閉型負圧吸引装置を提供する。【解決手段】硬質の外筒10と軟質の内筒柔軟袋20とが組み合わされ、内筒柔軟袋20が外筒10の内部に配置されたとき、内筒柔軟袋と外筒との間には、適当な隙間が形成され、内筒柔軟袋の上部には、外筒の筒口に被覆され、外筒を密閉する外筒蓋30が接合される。外筒蓋には、廃液、痰などの逆流を防止する一方向弁36が内端に配置された吸入口35が配置され、吸入口35の外端には、吸引導管が接続される。外筒蓋には、外筒と内筒柔軟袋とを貫通する隠密吸引口37が設けられ、隠密吸引口の内筒柔軟袋の内部に位置する端部には、フィルタ39が配置され、外筒の筒壁の所定の位置には、負圧接続口13を有し、挿入係合される固定部付吸引口11が配置される。【選択図】図2
Description
本考案は、密閉型負圧吸引装置に関し、特に、硬質の外筒と、軟質の内筒柔軟袋と、が組み合わされてなり、内筒柔軟袋の上部には、外筒の筒口に被覆され、外筒を密閉する外筒蓋が接合され、外筒蓋には、外筒と内筒柔軟袋とを貫通する隠密吸引口が設けられ、内筒柔軟袋が外筒の内径に接合されることにより、管接続に必要な材料およびステップが低減され、外筒の筒壁の所定の位置には、負圧接続口を有し、挿入係合される固定部付吸引口が配置され、負圧接続口には、ガス供給装置または負圧吸引装置が接続され、負圧接続口から内筒柔軟袋の内部の気体および外筒と内筒柔軟袋との間の隙間の気体が同時に吸引され、内筒柔軟袋内が負圧状態になり、生成された負圧吸引力により、廃棄物の収集が行われ、ユーザは、安全で簡単に廃棄物の収集を行うことができ、労力および医療廃棄物を低減することができる密閉型負圧吸引装置に関する。
一般に、手術室または外科、産婦人科などの各臨床科では、従来の廃液収集タンクが使用されている。従来の廃液収集タンクは、汚染されている危険があり、後続処理が適切に行われない場合、院内感染源となる。また、医療上の廃液または痰が廃水として処理され、その他の汚染された液体と共に、排水管または他の排水装置中に排出された場合、医療上の廃液または痰に含まれる大量の病原菌により、環境が汚染される恐れがある。また、一般に、汚水処理により、汚水を完全に浄化することは難しく、医療上の廃液、痰などが外部に排出されることにより、居住環境が汚染される恐れがある。
従来の廃液、痰などの収集における欠点に鑑み、本考案の考案者は、長年に渡る医療機器の製造および販売経験に基づき、研究および改良を重ね、本考案の密閉型負圧吸引装置を案出した。
本考案の第1の目的は、負圧を利用した簡単な構造により、患者の負担を軽減することができ、優れた吸引効率を有する密閉型負圧吸引装置を提供することにある。
本考案の第2の目的は、従来の重複して使用される収集容器の替わりに、使い捨ての内筒柔軟袋が使用され、廃液、痰などが所定の容量吸引された後、内筒柔軟袋を取り出し、医療廃棄物として処理することができるため、洗浄作業を行う必要がない上、病気の伝染を有効的に低減することができる衛生的で安全な密閉型負圧吸引装置を提供することにある。
本考案の第3の目的は、使い捨ての内筒柔軟袋を使用することにより、袋内に蒸留水を注入する必要がないため、水分が導管および機器に浸入することがなく、吸引装置の正常な動作が維持され、使用寿命が長い密閉型負圧吸引装置を提供することにある。
本考案の第4の目的は、内筒柔軟袋が接合される外筒蓋に、取っ手が一体成形されるため、内筒柔軟袋の取り出し作業および廃棄作業に便利である密閉型負圧吸引装置を提供することにある。
本考案の第2の目的は、従来の重複して使用される収集容器の替わりに、使い捨ての内筒柔軟袋が使用され、廃液、痰などが所定の容量吸引された後、内筒柔軟袋を取り出し、医療廃棄物として処理することができるため、洗浄作業を行う必要がない上、病気の伝染を有効的に低減することができる衛生的で安全な密閉型負圧吸引装置を提供することにある。
本考案の第3の目的は、使い捨ての内筒柔軟袋を使用することにより、袋内に蒸留水を注入する必要がないため、水分が導管および機器に浸入することがなく、吸引装置の正常な動作が維持され、使用寿命が長い密閉型負圧吸引装置を提供することにある。
本考案の第4の目的は、内筒柔軟袋が接合される外筒蓋に、取っ手が一体成形されるため、内筒柔軟袋の取り出し作業および廃棄作業に便利である密閉型負圧吸引装置を提供することにある。
上述の課題を解決するために、本考案の密閉型負圧吸引装置は、硬質の外筒と、軟質の内筒柔軟袋と、が組み合わされてなる。内筒柔軟袋の上部には、外筒の筒口に被覆され、外筒を密閉する外筒蓋が接合される。外筒蓋には、外筒と内筒柔軟袋とを貫通する隠密吸引口が設けられる。内筒柔軟袋が外筒の内径に接合されることにより、管接続に必要な材料およびステップが低減される。外筒の筒壁の所定の位置には、負圧接続口を有し、挿入係合される固定部付吸引口が配置され、負圧接続口には、ガス供給装置または負圧吸引装置が接続される。負圧接続口から内筒柔軟袋の内部の気体および外筒と内筒柔軟袋との間の隙間の気体が同時に吸引され、内筒柔軟袋内が負圧状態になり、生成された負圧吸引力により、廃棄物の収集が行われる。外筒蓋には、取っ手が一体成形され、内筒柔軟袋を取り出すとき、取っ手を操作することにより、内筒柔軟袋を外筒から取り出すことができるため、簡単に廃棄物の廃棄作業を行うことができる。
本考案の密閉型負圧吸引装置は、硬質の外筒と、軟質の内筒柔軟袋と、が組み合わされた二層の容器を廃液、痰などの収集容器とするものである。本考案の密閉型負圧吸引装置は、廃液、痰などを収集した後、軟質の内筒柔軟袋を取り出して処理することができる。新しい内筒柔軟袋に交換することにより、密閉型負圧吸引装置を継続して使用することができるため、洗浄作業が必要ない上、病原菌の伝染を防止することができ、衛生的で安全である。また、本考案の密閉型負圧吸引装置は、医療上の痰除去作業などを行う以外に、他の廃液吸引を行うこともでき、極めて高い産業上の利用性を有する。
本考案の目的、特徴および効果を示す実施形態を図面に沿って詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1から図5を参照する。図1から図5は、本考案の第1実施形態を示す。本考案の第1実施形態による密閉型負圧吸引装置は、主に、硬質の外筒10と、軟質の内筒柔軟袋20と、が組み合わされてなる。内筒柔軟袋20の径寸法は、外筒10の内径より、若干小さい。内筒柔軟袋20が外筒10の内部に配置されたとき、内筒柔軟袋20と外筒10との間には、適当な隙間が形成される。内筒柔軟袋20の上部には、径寸法が外筒10の筒口に略符合する外筒蓋30が接合される。外筒蓋30には、環状嵌合溝31が設けられ、環状嵌合溝31が外筒10の筒口縁部に嵌合されて位置決めされることにより、外筒蓋30は、外筒10の筒口に被覆され、外筒10を密閉する。また、外筒蓋30の上面周縁には、取っ手32が一体成形され、必要なとき、取っ手32を操作し、内筒柔軟袋20と外筒10とを分離したり、内筒柔軟袋20を外筒10内にガイドしたり、する。上述の構造により、本考案の第1実施形態による密閉型負圧吸引装置の基本機能が構成される。
図1から図5を参照する。図1から図5は、本考案の第1実施形態を示す。本考案の第1実施形態による密閉型負圧吸引装置は、主に、硬質の外筒10と、軟質の内筒柔軟袋20と、が組み合わされてなる。内筒柔軟袋20の径寸法は、外筒10の内径より、若干小さい。内筒柔軟袋20が外筒10の内部に配置されたとき、内筒柔軟袋20と外筒10との間には、適当な隙間が形成される。内筒柔軟袋20の上部には、径寸法が外筒10の筒口に略符合する外筒蓋30が接合される。外筒蓋30には、環状嵌合溝31が設けられ、環状嵌合溝31が外筒10の筒口縁部に嵌合されて位置決めされることにより、外筒蓋30は、外筒10の筒口に被覆され、外筒10を密閉する。また、外筒蓋30の上面周縁には、取っ手32が一体成形され、必要なとき、取っ手32を操作し、内筒柔軟袋20と外筒10とを分離したり、内筒柔軟袋20を外筒10内にガイドしたり、する。上述の構造により、本考案の第1実施形態による密閉型負圧吸引装置の基本機能が構成される。
外筒蓋30の所定の位置には、必要なときに、廃液、痰などの注出に使用される大きな孔径の注出口33が設けられる。注出口33には、注出口33を密閉する蓋34が配置される。外筒蓋30の一側には、突出管である吸入口35が設けられ、吸入口35の内端には、一方向弁36が配置される。吸入口35の外端には、吸引導管351が挿入接続される。外筒蓋30の一側には、隠密吸引口37が設けられ、隠密吸引口37の通路38は、内筒柔軟袋20の内部と、内筒柔軟袋20と外筒10との間の隙間と、を貫通する。隠密吸引口37の内筒柔軟袋20の内部に位置する通路38の端部には、ろ過機能を有するフィルタ39が配置される。外筒10の筒壁の一側の所定の位置には、固定部付吸引口11が配置され、固定部付吸引口11の吸引通路12は、内筒柔軟袋20と外筒10との間の隙間に貫通する。固定部付吸引口11の外部には、負圧接続口13が配置され、負圧接続口13は、ガス供給装置または負圧吸引装置に接続される。上述の構造により、本考案の第1実施形態による密閉型負圧吸引装置の全ての機能が構成される。
ガス供給装置または負圧吸引装置と、固定部付吸引口11および隠密吸引口37と、が組み合わされ、吸引力が生成されることにより、廃液、痰などの吸引作業が行われる。内筒柔軟袋20の内部の気体は、まず、隠密吸引口37から内筒柔軟袋20と外筒10との間の隙間へ吸引される。気体が吸引されるとき、フィルタ39のろ過により、病原体および異臭が外部に漏れることが防止される。また、内筒柔軟袋20を取り出すのに便利なように、内筒柔軟袋20の上端に伸縮部201が設けられる。
続いて、内筒柔軟袋20と外筒10との間の隙間の気体は、固定部付吸引口11の吸引通路12および負圧接続口13から外部に吸引される。即ち、内筒柔軟袋20の気体および外筒10と内筒柔軟袋20との間の隙間の気体が同時に抽出される。内筒柔軟袋20の気体および外筒10と内筒柔軟袋20との間の隙間の気体が同時に抽出されたとき、内筒柔軟袋20の内部には、完全に密閉された負圧状態が形成される。廃液、痰などは、吸引導管351から内筒柔軟袋20に収集され、廃液、痰などが所定の容量に達した後、フィルタ39への流入が停止される。廃液、痰などが所定の容量に達したとき、外筒蓋30の取っ手32を操作することにより、内筒柔軟袋20を外筒10から取り出すことができ、廃棄物処理法に基づいて後続処理が行われる。以上のステップにより、人体廃液、痰などの吸引作業が行われる。
続いて、内筒柔軟袋20と外筒10との間の隙間の気体は、固定部付吸引口11の吸引通路12および負圧接続口13から外部に吸引される。即ち、内筒柔軟袋20の気体および外筒10と内筒柔軟袋20との間の隙間の気体が同時に抽出される。内筒柔軟袋20の気体および外筒10と内筒柔軟袋20との間の隙間の気体が同時に抽出されたとき、内筒柔軟袋20の内部には、完全に密閉された負圧状態が形成される。廃液、痰などは、吸引導管351から内筒柔軟袋20に収集され、廃液、痰などが所定の容量に達した後、フィルタ39への流入が停止される。廃液、痰などが所定の容量に達したとき、外筒蓋30の取っ手32を操作することにより、内筒柔軟袋20を外筒10から取り出すことができ、廃棄物処理法に基づいて後続処理が行われる。以上のステップにより、人体廃液、痰などの吸引作業が行われる。
(第2実施形態)
図6から図11を参照する。図6から図11は、本考案の第2実施形態を示す。本考案の第2実施形態による密閉型負圧吸引装置は、主に、硬質の外筒10と、軟質の内筒柔軟袋20と、が組み合わされてなる。内筒柔軟袋20の径寸法は、外筒10の内径より、若干小さい。内筒柔軟袋20が外筒10の内部に配置されたとき、内筒柔軟袋20と外筒10との間には、適当な隙間が形成される。内筒柔軟袋20の上部には、径寸法が外筒10の筒口に略符合する外筒蓋30が接合される。外筒蓋30には、環状嵌合溝31が設けられ、環状嵌合溝31が外筒10の筒口縁部に嵌合されて位置決めされることにより、外筒蓋30は、外筒10の筒口に被覆され、外筒10を密閉する。また、外筒蓋30の上面周縁には、取っ手32が一体成形され、必要なとき、取っ手32を操作し、内筒柔軟袋20と外筒10とを分離したり、内筒柔軟袋20を外筒10内にガイドしたり、する。上述の構造により、本考案の第2実施形態による密閉型負圧吸引装置の基本機能が構成される。
図6から図11を参照する。図6から図11は、本考案の第2実施形態を示す。本考案の第2実施形態による密閉型負圧吸引装置は、主に、硬質の外筒10と、軟質の内筒柔軟袋20と、が組み合わされてなる。内筒柔軟袋20の径寸法は、外筒10の内径より、若干小さい。内筒柔軟袋20が外筒10の内部に配置されたとき、内筒柔軟袋20と外筒10との間には、適当な隙間が形成される。内筒柔軟袋20の上部には、径寸法が外筒10の筒口に略符合する外筒蓋30が接合される。外筒蓋30には、環状嵌合溝31が設けられ、環状嵌合溝31が外筒10の筒口縁部に嵌合されて位置決めされることにより、外筒蓋30は、外筒10の筒口に被覆され、外筒10を密閉する。また、外筒蓋30の上面周縁には、取っ手32が一体成形され、必要なとき、取っ手32を操作し、内筒柔軟袋20と外筒10とを分離したり、内筒柔軟袋20を外筒10内にガイドしたり、する。上述の構造により、本考案の第2実施形態による密閉型負圧吸引装置の基本機能が構成される。
外筒蓋30の所定の位置には、必要なときに、廃液、痰などの注出に使用される大きな孔径の注出口33が設けられる。注出口33には、蓋34が配置され、密閉される。蓋34の一側には、線状係合部341が一体成形され、外筒蓋30に成形された係合台342に係合される。線状係合部341および係合台342により、注出口33から蓋34が取り外されても、蓋34は外筒蓋30から離れない。外筒蓋30の一側には、突出管である吸入口35が設けられ、吸入口35の内端には、一方向弁36が配置される。吸入口35の外端には、吸引導管351(図5を参照)が挿入接続される。
外筒蓋30の一側には、隠密吸引口37が設けられ、隠密吸引口37の通路38は、内筒柔軟袋20の内部と、内筒柔軟袋20と外筒10との間の隙間と、を貫通する。隠密吸引口37の内筒柔軟袋20の内部に位置する通路38の端部には、ろ過機能を有するフィルタ39およびフィルタカバー391が配置される。外筒10の筒壁の一側の所定の位置には、一体式固定部付吸引口111が配置され、一体式固定部付吸引口111の吸引通路112は、内筒柔軟袋20と外筒10との間の隙間に貫通する。一体式固定部付吸引口111の外部には、負圧接続口113が配置され、負圧接続口113は、ガス供給装置または負圧吸引装置に接続される。上述の構造により、本考案の第2実施形態による密閉型負圧吸引装置の全ての機能が構成される。
外筒蓋30の一側には、隠密吸引口37が設けられ、隠密吸引口37の通路38は、内筒柔軟袋20の内部と、内筒柔軟袋20と外筒10との間の隙間と、を貫通する。隠密吸引口37の内筒柔軟袋20の内部に位置する通路38の端部には、ろ過機能を有するフィルタ39およびフィルタカバー391が配置される。外筒10の筒壁の一側の所定の位置には、一体式固定部付吸引口111が配置され、一体式固定部付吸引口111の吸引通路112は、内筒柔軟袋20と外筒10との間の隙間に貫通する。一体式固定部付吸引口111の外部には、負圧接続口113が配置され、負圧接続口113は、ガス供給装置または負圧吸引装置に接続される。上述の構造により、本考案の第2実施形態による密閉型負圧吸引装置の全ての機能が構成される。
ガス供給装置または負圧吸引装置と、一体式固定部付吸引口111および隠密吸引口37と、が組み合わされ、吸引力が生成されることにより、廃液、痰などの吸引作業が行われる。内筒柔軟袋20の内部の気体は、まず、隠密吸引口37から内筒柔軟袋20と外筒10との間の隙間へ吸引される。気体が吸引されるとき、フィルタ39およびフィルタカバー391の2重のろ過により、病原体および異臭が外部に漏れることが防止される。続いて、内筒柔軟袋20と外筒10との間の隙間の気体は、一体式固定部付吸引口111の吸引通路112および負圧接続口113から外部に吸引される。即ち、内筒柔軟袋20の気体および外筒10と内筒柔軟袋20との間の隙間の気体が同時に抽出される。内筒柔軟袋20の気体および外筒10と内筒柔軟袋20との間の隙間の気体が同時に抽出されたとき、内筒柔軟袋20の内部には、完全に密閉された負圧状態が形成される。廃液、痰などが所定の容量に達した後、フィルタ39への流入が停止される。廃液、痰などが所定の容量に達したとき、外筒蓋30の取っ手32を操作することにより、内筒柔軟袋20を外筒10から取り出すことができ、廃棄物処理法に基づいて後続処理が行われる。以上のステップにより、人体廃液、痰などの吸引作業が行われる。
(第3実施形態)
図12から図16を参照する。図12から図16は、本考案の第3実施形態を示す。本考案の第3実施形態による密閉型負圧吸引装置は、主に、硬質の外筒40と、軟質の内筒柔軟袋50と、が組み合わされてなる。内筒柔軟袋50の径寸法は、外筒40の内径より、若干小さい。内筒柔軟袋50が外筒40の内部に配置されたとき、内筒柔軟袋50と外筒40との間には、適当な隙間が形成される。内筒柔軟袋50の上端には、廃液、痰などが所定の容量に達した後、内筒柔軟袋50を取り出すのに便利なように、伸縮部501が設けられる。内筒柔軟袋50の上部には、径寸法が外筒40の筒口に略符合する外筒蓋60が接合される。外筒蓋60の底面周縁には、環状嵌合溝61が設けられ、外筒蓋60は、外筒40の筒口に被覆され、外筒40を密閉する。また、外筒蓋60の上面周縁には、取っ手62が一体成形され、必要なとき、取っ手62を操作し、内筒柔軟袋50と外筒40とを分離したり、内筒柔軟袋50を外筒40内にガイドしたり、する。上述の構造により、本考案の第3実施形態による密閉型負圧吸引装置の基本機能が構成される。
図12から図16を参照する。図12から図16は、本考案の第3実施形態を示す。本考案の第3実施形態による密閉型負圧吸引装置は、主に、硬質の外筒40と、軟質の内筒柔軟袋50と、が組み合わされてなる。内筒柔軟袋50の径寸法は、外筒40の内径より、若干小さい。内筒柔軟袋50が外筒40の内部に配置されたとき、内筒柔軟袋50と外筒40との間には、適当な隙間が形成される。内筒柔軟袋50の上端には、廃液、痰などが所定の容量に達した後、内筒柔軟袋50を取り出すのに便利なように、伸縮部501が設けられる。内筒柔軟袋50の上部には、径寸法が外筒40の筒口に略符合する外筒蓋60が接合される。外筒蓋60の底面周縁には、環状嵌合溝61が設けられ、外筒蓋60は、外筒40の筒口に被覆され、外筒40を密閉する。また、外筒蓋60の上面周縁には、取っ手62が一体成形され、必要なとき、取っ手62を操作し、内筒柔軟袋50と外筒40とを分離したり、内筒柔軟袋50を外筒40内にガイドしたり、する。上述の構造により、本考案の第3実施形態による密閉型負圧吸引装置の基本機能が構成される。
外筒蓋60の所定の位置には、突出管である吸入口63が設けられ、吸入口63の内端には、一方向弁64が配置される。吸入口63の外端には、吸引導管が挿入接続される。外筒蓋60の所定の位置には、2つの突出管である負圧吸引口65、66が設けられる。一方の負圧吸引口65は、内筒柔軟袋50の内部に貫通し、内端には、ろ過機能を有するフィルタ67およびフィルタカバー671が配置される。他方の負圧吸引口66は、内筒柔軟袋50と外筒40との間の隙間に貫通する。2つの負圧吸引口65、66には、一方の端部に2つの接続部を有する管継手68が接続される。管継手68の他方の端部は、ガス供給装置または負圧吸引装置に接続される。上述の構造により、本考案の第3実施形態による密閉型負圧吸引装置の全ての機能が構成される。
ガス供給装置または負圧吸引装置の動作により、内筒柔軟袋50の内部および内筒柔軟袋50と外筒40との間の隙間の気体が吸引され、内筒柔軟袋50の内部が負圧状態になり、廃液、痰などの吸引作業が行われる。廃液、痰などは、吸引導管から内筒柔軟袋50に収集され、廃液、痰などが所定の容量に達した後、フィルタ67への流入が停止される。廃液、痰などが所定の容量に達したとき、外筒蓋60の取っ手62を操作することにより、内筒柔軟袋50を外筒40から取り出すことができ、後続の医療廃棄物処理が行われる。以上のステップにより、人体廃液、痰などの吸引作業が行われる。
本考案の密閉型負圧吸引装置は、硬質の外筒と、軟質の内筒柔軟袋と、が組み合わされた2層の容器を廃液、痰などの収集容器とするものである。本考案の密閉型負圧吸引装置は、廃液、痰などを収集した後、軟質の内筒柔軟袋を取り出して処理することができる。新しい内筒柔軟袋に交換することにより、密閉型負圧吸引装置を継続して使用することができるため、洗浄作業が必要ない上、病原菌の伝染を防止することができ、衛生的で安全である。また、本考案の密閉型負圧吸引装置は、医療上の痰除去作業などを行う以外に、他の廃液吸引を行うこともでき、極めて高い産業上の利用性を有する。
以上の説明から分かるように、本考案の密閉型負圧吸引装置により、従来の同類製品の種々の欠点を解決することができ、優れた考案である。
10 外筒
11 固定部付吸引口
12 吸引通路
13 負圧接続口
20 内筒柔軟袋
30 外筒蓋
31 環状嵌合溝
32 取っ手
33 注出口
34 蓋
35 吸入口
36 一方向弁
37 隠密吸引口
38 通路
39 フィルタ
40 外筒
50 内筒柔軟袋
60 外筒蓋
61 環状嵌合溝
62 取っ手
63 吸入口
64 一方向弁
65 負圧吸引口
66 負圧吸引口
67 フィルタ
68 管継手
111 一体式固定部付吸引口
112 吸引通路
113 負圧接続口
201 伸縮部
341 線状係合部
342 係合台
351 吸引導管
391 フィルタカバー
501 伸縮部
671 フィルタカバー
11 固定部付吸引口
12 吸引通路
13 負圧接続口
20 内筒柔軟袋
30 外筒蓋
31 環状嵌合溝
32 取っ手
33 注出口
34 蓋
35 吸入口
36 一方向弁
37 隠密吸引口
38 通路
39 フィルタ
40 外筒
50 内筒柔軟袋
60 外筒蓋
61 環状嵌合溝
62 取っ手
63 吸入口
64 一方向弁
65 負圧吸引口
66 負圧吸引口
67 フィルタ
68 管継手
111 一体式固定部付吸引口
112 吸引通路
113 負圧接続口
201 伸縮部
341 線状係合部
342 係合台
351 吸引導管
391 フィルタカバー
501 伸縮部
671 フィルタカバー
Claims (5)
- 主に硬質の外筒と、軟質の内筒柔軟袋とが組み合わされてなり、前記内筒柔軟袋の径寸法は、前記外筒の内径より、若干小さく、前記内筒柔軟袋が前記外筒の内部に配置されたとき、前記内筒柔軟袋と前記外筒との間には、適当な隙間が形成され、前記内筒柔軟袋の上部には、前記外筒の筒口に被覆され、前記外筒を密閉する外筒蓋が接合され、
前記外筒蓋の所定の位置には、突出管である吸入口が設けられ、前記吸入口の内端には、一方向弁が配置され、前記吸入口の外端には、吸引導管が挿入接続され、前記外筒蓋の一側には、隠密吸引口が設けられ、前記隠密吸引口の通路は、前記内筒柔軟袋の内部に貫通し、前記隠密吸引口の前記内筒柔軟袋の内部に位置する通路の端部には、ろ過機能を有するフィルタが配置され、前記外筒蓋の上端には、注出口および蓋が配置され、前記外筒の筒壁の一側の所定の位置には、固定部付吸引口が配置され、前記固定部付吸引口の吸引通路は、前記内筒柔軟袋と前記外筒との間の隙間に貫通し、前記固定部付吸引口の外部には、負圧接続口が配置され、前記負圧接続口には、ガス供給装置または負圧吸引装置が接続され、廃液、痰などの吸引がスムーズに行われることを特徴とする密閉型負圧吸引装置。 - 前記外筒蓋の上面周縁には、取っ手が配置されることを特徴とする請求項1記載の密閉型負圧吸引装置。
- 主に硬質の外筒と、軟質の内筒柔軟袋とが組み合わされてなり、前記内筒柔軟袋の径寸法は、外筒の内径より、若干小さく、前記内筒柔軟袋が前記外筒の内部に配置されたとき、前記内筒柔軟袋と前記外筒との間には、適当な隙間が形成され、前記内筒柔軟袋の上部には、前記外筒の筒口に被覆され、前記外筒を密閉する外筒蓋が接合され、
前記外筒蓋の所定の位置には、突出管である吸入口が設けられ、前記吸入口の内端には、一方向弁が配置され、前記吸入口の外端には、吸引導管が挿入接続され、前記外筒蓋の一側には、隠密吸引口が設けられ、前記隠密吸引口の通路は、前記内筒柔軟袋の内部に貫通し、前記内筒柔軟袋の上端には、伸縮部が設けられ、前記隠密吸引口の前記内筒柔軟袋の内部に位置する通路の端部には、ろ過機能を有するフィルタおよびフィルタカバーが配置され、前記外筒蓋の上端には、注出口および蓋が配置され、前記蓋の一側には、前記外筒蓋の上に設けられた係合台に係合される線状係合部が一体成形され、前記外筒の筒壁の一側の所定の位置には、一体式固定部付吸引口が配置され、前記一体式固定部付吸引口の吸引通路は、前記内筒柔軟袋と前記外筒との間の隙間に貫通し、前記一体式固定部付吸引口の外部には、負圧接続口が配置され、前記負圧接続口には、ガス供給装置または負圧吸引装置が接続され、廃液、痰などの吸引がスムーズに行われることを特徴とする密閉型負圧吸引装置。 - 主に硬質の外筒と、軟質の内筒柔軟袋とが組み合わされてなり、前記内筒柔軟袋の径寸法は、前記外筒の内径より、若干小さく、前記内筒柔軟袋が前記外筒の内部に配置されたとき、前記内筒柔軟袋と前記外筒との間には、適当な隙間が形成され、前記内筒柔軟袋の上部には、前記外筒の筒口に被覆され、前記外筒を密閉する外筒蓋が接合され、
前記外筒蓋の所定の位置には、突出管である吸入口が設けられ、前記吸入口の内端には、一方向弁が配置され、前記吸入口の外端には、吸引導管が挿入接続され、前記外筒蓋の所定の位置には、2つの突出管である負圧吸引口が設けられ、一方の負圧吸引口は、前記内筒柔軟袋の内部に貫通し、前記一方の負圧吸引口の内端には、ろ過機能を有するフィルタおよびフィルタカバーが配置され、前記内筒柔軟袋の上端には、伸縮部が設けられ、他方の負圧吸引口は、前記内筒柔軟袋と前記外筒との間の隙間に貫通し、前記2つの負圧吸引口には、一方の端部に2つの接続部を有する管継手が接続され、前記管継手の他方の端部は、ガス供給装置または負圧吸引装置の吸引口に接続されることを特徴とする密閉型負圧吸引装置。 - 前記外筒蓋の上面周縁には、取っ手が配置されることを特徴とする請求項4記載の密閉型負圧吸引装置。
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---|---|---|---|
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ID=54855698
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015024086A (ja) * | 2013-07-29 | 2015-02-05 | 株式会社コーシンケミカル | 液状廃棄物処理容器 |
JP2015024085A (ja) * | 2013-07-29 | 2015-02-05 | 株式会社群馬コイケ | 液状廃棄物処理装置 |
CN104799953A (zh) * | 2015-05-13 | 2015-07-29 | 张家港神港医疗用品有限公司 | 医疗废液收集系统 |
JP2019525800A (ja) * | 2016-07-06 | 2019-09-12 | セーレス オーワイ | 医療手術または外科手術のための収集ライナー |
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2009
- 2009-04-02 JP JP2009002070U patent/JP3151290U/ja not_active Expired - Lifetime
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