JP2015024085A - 液状廃棄物処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、容量の変更を行う自由度が大きく、ボトルと袋体と蓋体とにより形成される空間内を先ず負圧状態にした後、袋体内を負圧状態に出来るためボトル内の袋体が十分膨らんだ後で液状廃棄物の吸引を開始出来る液状廃棄物処理装置を提供する。
【解決手段】 液状廃棄物27を収容する袋体Lと、該袋体L内に液状廃棄物27を導入する吸引口7と、該袋体L内を負圧状態とするための排気口9と、隣設する袋体Lの吸引口7と連結可能な排出口8と、排気口9を開閉する開閉バルブ47と、袋体Lと、開閉バルブ47と、該袋体Lを収容するボトルMとを支持する支持ブロック体31と、複数の袋体Lを隣設する際に、複数の支持ブロック体31同士を着脱可能に接合するボルト及びナット32と、を有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば医療現場において廃棄する必要のある血液やその他の体液や分泌物、または患部の洗浄に使用した生理食塩水等の液状廃棄物を吸引して凝固処理し、廃棄するための液状廃棄物処理装置に関するものである。
医療現場において、特に外科手術を行う際に生じる廃棄する必要のある血液やその他の体液や分泌物または患部の洗浄に使用した生理食塩水等の液状廃棄物は、吸引機で容器や収集袋に集められて廃棄焼却処分される。
これら液状廃棄物の吸引は、病室や手術室に用意される吸引端末を用い、このような吸引端末と処理装置の排気口とをホースで連結することにより、処理装置の容器本体内を負圧状態として用いられる。そして、液状廃棄物は吸引口を通して負圧状態となった処理装置の容器内に収集され、収集された液状廃棄物は容器内に予め準備され、または後から投入する凝固剤により、液状廃棄物を固形化したうえで廃棄する。
また、大きな処理能力を得るために複数の液状廃棄物処理容器を連設して使用するものが特開2004−321398号公報(特許文献1)、特開2001−190610号公報(特許文献2)、特開2001−190609号公報(特許文献3)、特開2011−183327号公報(特許文献4)等に提案されている。
特開2004−321398号公報 特開2001−190610号公報 特開2001−190609号公報 特開2011−183327号公報
しかしながら、特許文献1〜4の液状廃棄物処理装置では、装置の仕様で予め決められた数の容器しか装着できず、容量の変更を行う自由度が小さかった。
また、キャニスターボトルと、筒状のライナーとの間の空間を負圧にする排気経路と、該ライナー内を負圧にする排気経路とが独立して設けられており、キャニスターボトルと、ライナーとの間の空間を負圧にするタイミングと、ライナー内を負圧にするタイミングとが略同時であった。このためキャニスターボトル内の袋体が十分膨らまない状態で液状廃棄物の吸引が開始されてしまうという問題があった。
本発明は前記課題を解決するものであり、その目的とするところは、容量の変更を行う自由度が大きく、複数の容器を直列に連設した場合であっても個々の容器毎に独立して液状廃棄物の廃棄が可能となり、ボトルと袋体と蓋体とにより形成される空間内を先ず負圧状態にした後、袋体内を負圧状態に出来るためボトル内の袋体が十分膨らんだ後で液状廃棄物の吸引を開始出来る液状廃棄物処理装置を提供するものである。
前記目的を達成するための本発明に係る液状廃棄物処理装置の第1の構成は、液状廃棄物を収容する容器と、前記容器内に液状廃棄物を導入する吸引口と、前記容器内を負圧状態とするための排気口と、隣設する容器の前記吸引口と連結可能な排出口と、前記排気口を開閉する開閉バルブと、前記容器と、前記開閉バルブとを支持する支持ブロック体と、複数の前記容器を隣設する際に、複数の前記支持ブロック体同士を着脱可能に接合する接合手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る液状廃棄物処理装置の第2の構成は、前記第1の構成において、前記容器は、可撓性を有する袋体と、前記袋体の開口を閉塞する蓋体と、を有し、剛性を有し、前記袋体を収容するボトルと、を有し、前記蓋体は、前記ボトルの開口を閉塞した状態で前記ボトルと前記袋体と前記蓋体とにより形成される空間と、前記袋体内とを連通する連通路と、前記連通路から液状廃棄物が前記袋体外に流出することを防止する封止性フィルタと、を有し、前記排気口から排気して前記ボトルと前記袋体と前記蓋体とにより形成される空間内を負圧状態とし、更に、前記連通路に設けられた前記封止性フィルタを介して前記袋体内を負圧状態とすることを特徴とする。
また、本発明に係る液状廃棄物処理装置の第3の構成は、前記第2の構成において、前記袋体の開口を閉塞する前記蓋体の溶着部は、周方向に連続した複数のリブと、該リブ間に設けた溝部とを有し、該溶着部の前記リブの外周面に前記袋体の開口縁の内周面を溶着したことを特徴とする。
また、本発明に係る液状廃棄物処理装置の第4の構成は、前記第2、第3の構成において、前記ボトルと前記袋体と前記蓋体とにより形成される空間と、前記排気口とを連通する第二の連通路に液状廃棄物が外部に流出することを防止する第二の封止性フィルタを設けたことを特徴とする。
また、本発明に係る液状廃棄物処理装置の第5の構成は、前記第4の構成において、前記第二の封止性フィルタは、平板状のフィルタ本体と、前記フィルタ本体を収容すると共に、内部が中空の六面体からなり、該フィルタ本体を介在して連通される第二の排気口と吸気口とが設けられたケース部材と、を有し、前記ケース部材は、該ケース部材に設けられた前記第二の排気口と、前記支持ブロック体に設けられた排気口とが連通した状態で前記支持ブロック体に設けられた凹部に着脱可能に設けられ、前記ボトルは、該ボトルの側面に設けられた第三の排気口と、前記ケース部材に設けられた吸気口とが連通した状態で前記支持ブロック体に着脱可能に設けられることを特徴とする。
本発明に係る液状廃棄物処理装置の第1の構成によれば、複数の容器を隣設する際に、それぞれの容器を支持する複数の支持ブロック体同士を接合手段により着脱可能に接合し、液状廃棄物を導入する吸引口と隣設される容器の排出口とを連結して直列に連設される複数の容器を所望の方向に所望の数だけ自由に配置することが出来る。また、個々の容器毎に設けられた開閉バルブを操作して個々の容器の排気口を個別に開閉することで使用する容器を適宜選択できる。これにより、容量の変更を行う自由度が大きく、複数の容器を直列に連設した場合であっても個々の容器毎に独立して液状廃棄物の廃棄が可能となる。
また、本発明に係る液状廃棄物処理装置の第2の構成によれば、ボトルと袋体と蓋体とにより形成される空間内を先ず負圧状態にした後、連通路を介して該袋体内を負圧状態に出来るためボトル内の袋体が十分膨らんだ後で液状廃棄物の吸引を開始出来る。また、連通路に設けた封止性フィルタにより液状廃棄物が外部に流出することを防止することが出来る。
また、本発明に係る液状廃棄物処理装置の第3の構成によれば、蓋体の溶着部の周方向に連続した複数のリブの外周面に袋体の開口縁の内周面を溶着することで、溶着部に空気が侵入した場合でもリブ間に設けた溝部から逃がすことが出来、溶着部の溶着強度及び気密性、液密性が向上する。
また、本発明に係る液状廃棄物処理装置の第4の構成によれば、ボトルと袋体と蓋体とにより形成される空間と、排気口とを連通する第二の連通路に設けた第二の封止性フィルタにより液状廃棄物が外部に流出することを防止することが出来、二重の安全機能を持たせることが出来る。
また、本発明に係る液状廃棄物処理装置の第5の構成によれば、排気によりフィルタ本体が汚染した場合には、支持ブロック体からボトルと第二の封止性フィルタとを脱離して該第二の封止性フィルタ毎交換することが出来る。
(a)〜(c)は本発明に係る液状廃棄物処理装置の第1実施形態の構成を示す平面図、正面図及び側面図である。 (a),(b)は第1実施形態の液状廃棄物処理装置における支持ブロック体相互の接合構成、及び開閉バルブと排気口との接続構成を示す背面図及び側面断面図である。 (a),(b)は液状廃棄物を収容する容器の構成を示す平面図及び正面図である。 液状廃棄物を収容する容器の蓋体の構成を示す断面説明図である。 (a)はボトルと袋体と蓋体とにより形成される空間と、袋体内とを連通する連通路に設けられる封止性フィルタの構成を示す斜視説明図、(b)は袋体内と外気とを連通する圧力調整孔の袋体内側に設けられる封止性フィルタの構成を示す斜視図である。 (a),(b)は封止性フィルタの作用を説明する図である。 (a)は袋体内に液状廃棄物を導入する吸引口の袋体内側に逆止弁を設けた構成を示す断面説明図、(b)は袋体内に液状廃棄物を導入する吸引口の袋体内側に設けられる逆止弁の構成を示す斜視説明図である。 (a),(b)はボトルと袋体と蓋体とにより形成される空間と、排気口とを連通する第二の連通路に着脱可能に設けられる第二の封止性フィルタの構成を示す正面図及び断面説明図である。 (a)は支持ブロック体に設けられた凹部に着脱可能に設けられる封止性フィルタの構成を示す分解断面図、(b)は支持ブロック体に着脱可能に設けられるボトルの取付構造を示す断面説明図である。 (a)は袋体が折り畳まれ、拘束手段により拘束されてボトル内部に収容された状態を示す図、(b)はボトル内部の排気により袋体が膨らんで拘束手段による拘束が解除されて袋体が展開された様子を示す図である。 第1実施形態の液状廃棄物処理装置において袋体内に液状廃棄物が収容される様子を示す正面説明図である。 第1実施形態の液状廃棄物処理装置において、(a)は袋体が折り畳まれ、拘束手段により拘束されてボトル内部に収容された状態を示す正面説明図、(b)はメインボトル内部の排気により袋体が膨らんで拘束手段による拘束が解除されて袋体が展開されていく様子を示す正面説明図、(c)はメインボトル及びサブボトル内部の袋体が順次展開されていく様子を示す正面説明図、(d)はメインボトル内部の袋体が完全に展開し、サブボトル内部の袋体が順次展開されていく様子を示す正面説明図、(e)はメインボトル内部の袋体内に液状廃棄物が吸引され、サブボトル内部の袋体が完全に展開した様子を示す正面説明図、(f)はメインボトル内部の袋体内の液状廃棄物が満杯となり、サブボトル内部の袋体内に液状廃棄物が吸引されていく様子を示す正面説明図である。 (a)〜(c)は本発明に係る液状廃棄物処理装置の第2実施形態の構成を示す平面図、正面図及び側面図である。 (a),(b)は第2実施形態の液状廃棄物処理装置における支持ブロック体相互の接合構成、及び開閉バルブと排気口との接続構成を示す背面図であり、(a)は図13(a)のB−B矢視図、(b)は図13(a)のA−A矢視図である。 (a)〜(c)は本発明に係る液状廃棄物処理装置の第3実施形態の構成を示す平面図、正面図及び側面図である。 第3実施形態の液状廃棄物処理装置における支持ブロック体相互の接合構成、及び開閉バルブと排気口との接続構成を示す背面図である。
図により本発明に係る液状廃棄物処理装置の一実施形態を具体的に説明する。
先ず、図1〜図12を用いて本発明に係る液状廃棄物処理装置の第1実施形態の構成について説明する。本実施形態は、複数の廃棄物処理容器を直列に接続して連続させ、液状廃棄物の処理容量を増やした、いわゆる多連型の液状廃棄物処理装置である。
<全体構成>
図1〜図4に示すように、多連型の液状廃棄物処理装置1は液状廃棄物27を収容する液状廃棄物容器となる可撓性を有する袋体Lと、該袋体Lの上部開口を閉塞する蓋体3とを有する。該袋体Lは剛性を有する外容器となるポリカーボネート樹脂製のボトルM内に着脱可能に収容される。
ボトルMは支持ブロック体31A,31Mにより着脱可能に支持される。各支持ブロック体31A,31Mは六面体の前面部にボトルMの曲率に対応した湾曲部を有して構成され、図2(a)に示すように、側面部及び底面部の所定位置には接合手段となるボルト32aを装着する貫通孔や雌ネジ部等が設けられている。ボルト32aに接合手段となるナット32bを締結して各支持ブロック体31A,31Mが接合される。
図2、図14及び図16に示すように、複数の容器となる袋体Lを収容するボトルMを隣設する際には、複数の支持ブロック体31M,31A,31B,31C同士(支持ブロック体同士)を接合すると共に、接合手段となるボルト32a及びナット32bにより着脱可能に締結固定される。尚、以下の説明では、複数の支持ブロック体31M,31A,31B,31Cを単に支持ブロック体31で代表させて説明する場合もある。一体的に接合された支持ブロック体31は車輪33が設けられたスタンド2により支持される。
スタンド2は、脚部2aに立設された外筒部2bと、該外筒部2b内に引き出し可能に嵌入された内筒部2cとを有し、固定ネジ2dにより所望の高さ位置で固定可能に構成される。本実施形態では、支持ブロック体31M,31A,31B,31Cの上面が50cm〜70cmの範囲で高さ調整可能である。
また、支持ブロック体31A,31B,31Cの一方の側面にはペーシェントホース14を巻回して保持するハンガ部4がボルト32a及びナット32bにより着脱可能に締結固定される。
ボトルMは、円筒形の透明なプラスチック容器であって本実施形態ではポリカーボネート樹脂により作成される。ボトルMの背面側には、図2(b)に示すように、該ボトルMを支持ブロック体31に着脱可能に装着する断面T字形状の装着部35が設けられている。該装着部35の内部にはボトルMの周壁面を貫通する孔からなる排気口34に連通された連通路35aが設けられている。
図3に示すように、袋体Lは、透明な異なる種類の樹脂を積層して作成される。例えば、袋体Lの内側層をポリエチレンとし、外側層を6−ナイロンとして積層したものや、袋体Lの内側層をポリエチレンとし、中央層をポリエチレンテレフタレート(Polyethyleneterephthalate;PET)とし、外側層を6−ナイロンとして積層したものが適宜採用できる。図10(b)に示すように、袋体Lの表面には容量を示す目盛り36が設けられている。
ボトルM内に収容された袋体L内に吸引されて収容された液状廃棄物27は透明な袋体L及びボトルMを透視して外から容易に視認出来、該袋体Lの表面に設けられた目盛り36により液状廃棄物27の量及び残存許容容量を確認することが出来る。
図3に示すように、袋体Lの上部に設けられる開口を閉塞する円形でプラスチック製の蓋体3の下面中央部に設けられる溶着部37は、菱形状で構成され、該溶着部37の周方向に連続して上下方向に複数のリブ38が設けられている。該複数のリブ38の間(リブ間)には溝部39が設けられている。そして、該溶着部37のリブ38の外周面に袋体Lの開口縁40の内周面が溶着される。これにより、袋体Lの上端開口が蓋体3によって気密的及び液密的に閉塞される。
このように、蓋体3の溶着部37の周方向に連続した複数のリブ38の外周面に袋体Lの開口縁40の内周面を溶着することで、該溶着部37に空気が侵入した場合でもリブ38間に設けた溝部39から空気を逃がすことが出来、溶着部37の溶着強度及び気密性、液密性が向上する。
ボトルMの上端開口部には円周方向に連続して設けられた溝部41が設けられており、該溝部41内にシリコンゴムからなるシール材42が嵌入される。該シール材42の上端部は該溝部41の内周側天端面から突出している。そして、蓋体3をボトルMの上端開口部内に嵌入して該蓋体3の外周縁下面をシール材42に圧接することで、ボトルMの上端開口が蓋体3によって気密的及び液密的に閉塞される。
ボトルMの内部に袋体Lを収容し、蓋体3を該ボトルMの上端開口部内に嵌入して閉塞する。そして、該ボトルMの背面側に設けられた図9(b)に示す排気口34から排気して、図11に示す該ボトルMと、袋体Lと、蓋体3とにより形成される空間43内(空間内)を負圧状態とする。図3(b)に示すように、蓋体3の溶着部37の内部には該溶着部37を貫通する孔からなる連通路44が設けられており、該連通路44はボトルMの上端開口を蓋体により閉塞した状態で該ボトルMと、袋体Lと、蓋体3とにより形成される空間43と、該袋体L内(袋体内)とを連通する。
蓋体3には、図4に示すように、該蓋体3を貫通して袋体L内に連通された吸引口7が設けられており、該吸引口7から袋体L内(容器内)に液状廃棄物27を導入する。また、吸引口7と反対側には隣設する容器の蓋体3に設けられた吸引口7と接続管15を介して連結可能で該蓋体3を貫通して袋体L内に連通された排出口8が設けられている。
図1(a)、図13(a)及び図15(a)に示すように、吸引方向の最下流側に配置される容器の蓋体3の排出口8に接続された接続管15の端部は該蓋体3の上面に設けられた閉塞栓16に接続されて閉塞される。また、吸引方向の最上流側に配置される容器の蓋体3の吸引口7にはペーシェントホース14が接続される。該ペーシェントホース14はその先端を手術、治療中に発生する廃棄すべき血液やその他の体液や分泌物、或いは膿汁または患部の洗浄に使用した生理食塩水等の液状廃棄物27を吸引すべき患者の患部等に当てて該液状廃棄物27を吸引する。
図2に示すように、メインの支持ブロック体31Mには、図示しない吸気ポンプが接続される医療ガス配管設備の吸引アウトレットバルブに一次側吸引ホースを介して接続されるアダプタ45が設けられている。該アダプタ45には接続管46aを介して支持ブロック体31Mに設けられたメインの開閉バルブ47Mの排気方向上流側ポート47M1が接続されている。メインの開閉バルブ47Mの排気方向下流側ポート47M2には接続管46bを介してT字形状の分岐管からなるティ48の第1ポート48aが接続されている。
ティ48の第2ポート48bには接続管46cを介してメインの支持ブロック体31Mに設けられた開閉バルブ47の排気方向上流側ポート47aが接続されている。該開閉バルブ47の排気方向下流側ポート47bには接続管46dを介してメインの支持ブロック体31Mの背面側に設けられ、該メインの支持ブロック体31Mに着脱可能に設けられる液状廃棄物処理容器となる袋体L内(容器内)を負圧状態とするための排気口9が接続されている。
また、ティ48の第3ポート48cには、接続管46eを介して該メインの支持ブロック体31Mに隣設される支持ブロック体31Aに設けられる開閉バルブ47の排気方向上流側ポート47aが接続されている。支持ブロック体31Aに設けられる開閉バルブ47の排気方向下流側ポート47bは接続管46dを介して該支持ブロック体31Aの背面側に設けられ、該支持ブロック体31Aに着脱可能に設けられる袋体L内を負圧状態とするための排気口9が接続されている。
メインの支持ブロック体31M及び支持ブロック体31Aにそれぞれ設けられる開閉バルブ47は、各メインの支持ブロック体31M及び支持ブロック体31Aにそれぞれ設けられる排気口9を開閉する。また、メインの支持ブロック体31Mに設けられるメインの開閉バルブ47Mは各開閉バルブ47の排気方向上流側を一括して開閉する。
図8及び図9に示すように、各支持ブロック体31M,31Aの正面側には、排気口9が表面に露出された凹部49が設けられている。一方、ボトルMと袋体Lと蓋体3とにより形成される空間43と、排気口9とを連通する連通路(第二の連通路)35aには液状廃棄物27が外部に流出することを防止する封止性フィルタ(第二の封止性フィルタ)50が設けられている。
封止性フィルタ50は、六面体からなる平板状のフィルタ本体51と、該フィルタ本体51を収容すると共に内部が中空の六面体からなる平板状のケース部材52とを有する。ケース部材52のうちで広い面積を有する一方の面には該ケース部材52の中空内部と連通する排気口(第二の排気口)52aが突出して設けられている。また、排気口52aが設けられた面と直交する面にはフィルタ本体51を介在させて排気口52aと連通される吸気口52bが突出して設けられている。吸気口52bにはゴム製で貫通孔を有するパッキン53が連通して接続されている。
ケース部材52は、該ケース部材52に設けられた排気口52aと、各支持ブロック体31M,31Aにそれぞれ設けられた排気口9とが連通した状態で該支持ブロック体31M,31Aにそれぞれ設けられた凹部49に着脱可能に設けられる。ケース部材52に設けられた突出した排気口52aは排気口9の周囲に設けられた凹部49a内に挿入して嵌合され、排気口52aと排気口9とが気密的に連通される。凹部49にはケース部材52の両側面を把持して着脱する際に指を挿入するための溝部49bが設けられている。
また、凹部49の上部には、図8(a)の上下方向に配置された一対のガイド部54a,54bが設けられている。そして、ボトルMの背面側に設けられた断面略T字形状の装着部35をガイド部54a,54bに沿って上方から下方に挿入することで、該装着部35の内部に設けられた連通路35a内に封止性フィルタ50のケース部材52に設けられた吸気口52bに接続されたパッキン53が挿入されて該装着部35の内部に設けられた連通路35aと、ケース部材52に設けられた吸気口52bとが気密的及び液密的に連通される。これにより、ボトルMは該ボトルMの背面側の側面に設けられた排気口(第三の排気口)34と、ケース部材52に設けられた吸気口52bとが連通した状態で各支持ブロック体31M,31Aにそれぞれ着脱可能に設けられる。
このような構成により、ボトルMと袋体Lと蓋体3とにより形成される空間43と、各支持ブロック体31M,31に設けられる排気口9とを連通する連通路35aに設けた封止性フィルタ50により液状廃棄物27が外部に流出することを防止することが出来る。万一、袋体Lから漏れた液状廃棄物27はボトルM内に留めておくことが出来、各支持ブロック体31内の配管内や、医療ガス配管設備の吸引アウトレットバルブが液状廃棄物27により汚染されることが無い。
また、各支持ブロック体31M,31Aに設けられる排気口9からの排気によりケース部材52内のフィルタ本体51が汚染した場合には、各支持ブロック体31M,31AからボトルMと封止性フィルタ50とを脱離して該封止性フィルタ50毎交換することが出来る。
図3及び図4に示すように、蓋体3の下面側に設けられた溶着部37を貫通して設けられた連通路44の袋体Lの内部側には、該連通路44から液状廃棄物27が該袋体Lの外(袋体外)に流出することを防止する封止性フィルタ26が設けられている。
図4に示すように、蓋体3の上方中央部には凝固剤となる吸水性ポリマー等の吸水性材料6を収容するホッパ55が設けられており、該ホッパ55の下端部に設けられた貫通穴55aには弾性を有する封止部材56が所定の圧接力で嵌入されている。また、ホッパ55の上部には中央部に貫通穴を形成する筒状部57aが設けられた台座部材57が嵌装されてホッパ55を閉塞しており、該筒状部57aの貫通穴には先端部58aが封止部材56の天端面に当接された開栓部材58が図4の上下方向に移動可能に挿通されている。
そして、開栓部材58の押圧部58bを図4の下方に所定の力で押圧すると、該開栓部材58が筒状部57aの貫通穴に沿って図4の下方向に移動し、封止部材56を貫通穴55aから押し出して貫通穴55aが開口され、ホッパ55内に収容されていた吸水性材料6が袋体L内に落下する。これにより、袋体L内に吸引された液状廃棄物27に吸水性材料6が接触して該液状廃棄物27がゲル状に凝固する。液状廃棄物27に触ることなく吸水性材料6を袋体L内に投入することが出来るため液状廃棄物27を収容した袋体Lの廃棄時の接触感染防止が出来る。
<組立操作>
先ず、図2に示すように、メインの支持ブロック体31Mと、サブの支持ブロック体31Aと、スタンド2とをボルト32a及びナット32bによりボルト止めして接合する。その後、図2に示すように、接続管46a〜46e及びティ48を適宜接続する。
その後、図8及び図9に示す各支持ブロック体31M,31に設けられた凹部49に、図9(a)に示す封止性フィルタ50を装着して凹部49aに排気口52aを挿入して連結する。その後、図9(b)に示す各ボトルMの装着部35を図8(a)に示すガイド部54a,54bに沿って挿入して連通路35aをパッキン53に嵌合して連結する。そして、各ボトルMの上部開口にシール材42を介在させて蓋体3を嵌合して連結する。
その後、図1(a)に示すように、メインの支持ブロック体31Mに装着された蓋体3の吸引口7にペーシェントホース14の一端部を接続する。更に、メインの支持ブロック体31Mに装着された蓋体3の排出口8と、メインの支持ブロック体31Mに隣設されるサブの支持ブロック体31Aに装着された蓋体3の吸引口7とを接続管15により接続する。そして、サブの支持ブロック体31Aに装着された蓋体3の排出口8と、該サブの支持ブロック体31Aに装着された蓋体3の閉塞栓16とを接続管15により接続する。そして、メインの支持ブロック体31Mに設けられた吸引用のアダプタ45に図示しない一次側吸引ホースを介して図示しない吸気ポンプが接続される医療ガス配管設備の吸引アウトレットバルブに接続する。
次に、メインの支持ブロック体31Mに設けられたメインの開閉バルブ47Mを開いた後、使用したい各支持ブロック体31M,31Aに設けられた開閉バルブ47を適宜開く。すると、各支持ブロック体31M,31Aに設けられた排気口9から排気し、更に、封止性フィルタ50を介してボトルMに設けられた排気口34から排気してボトルMと袋体Lと蓋体3とにより形成される空間43内(空間内)を負圧状態とする。その際に、図3(b)に示す連通路44に設けられた封止性フィルタ26を介して袋体L内(袋体内)を負圧状態とする。
図10(a)に示すように、袋体Lは、ボトルM内(ボトル内)に展開可能に折り畳んだ状態で拘束手段となる粘着性を有する紙テープ59やビニルテープ等によって拘束された状態で収容される。そして、図2(b)に示すボトルMに設けられた排気口34から排気して該ボトルMと袋体Lと蓋体3とにより形成される空間43内(空間内)を負圧状態にした際に、図10(b)に示すように、袋体Lが膨張する。その膨張力が紙テープ59に作用して該紙テープ59が破断し、袋体Lは該紙テープ59による拘束が解除されて該袋体LがボトルM内で展開する。尚、拘束手段は紙テープ59やビニルテープに限定されるものではなく、袋体Lの膨張により拘束が解除される他の種々のものが適用可能である。また、破断によらず、粘着力を調整して剥がれるようにしても良い。
蓋体3には袋体Lの内部に連通して該袋体L内に液状廃棄物27を導入する吸引口7と、隣設する液状廃棄物処理容器となる袋体Lの吸引口7と接続管15を介して連結可能な排出口8が設けられており、図11に示すように、吸引口7から袋体L内へ液状廃棄物27を吸い込み、排出口8から隣設された袋体Lの吸引口7へ液状廃棄物27を排出する。各袋体Lの全てが満杯になると、吸引は自動的に停止する。
図12(a)は袋体Lが折り畳まれ、拘束手段となる紙テープ59により拘束されてボトルM内部に収容された状態を示す。図12(b)はメインボトルM内部の排気により袋体Lが膨らんで紙テープ59による拘束が解除されて袋体Lが展開されていく様子を示す。図12(c)はメインボトルM及びサブボトルM内部の袋体Lが順次展開されていく様子を示す。図12(d)はメインボトルM内部の袋体Lが完全に展開し、サブボトルM内部の袋体Lが順次展開されていく様子を示す。図12(e)はメインボトルM内部の袋体L内に液状廃棄物27が吸引され、サブボトルM内部の袋体Lが完全に展開した様子を示す。図12(f)はメインボトルM内部の袋体L内の液状廃棄物27が満杯となり、サブボトルM内部の袋体L内に液状廃棄物27が吸引されていく様子を示す。
また、図3(b)に示すように、蓋体3の下面側中央部に設けられた溶着部37を貫通して設けられた連通路44の袋体L内側の下端部には、該連通路44に連通し、下端部が開口された円筒部23が設けられている。円筒部23の内周面には図4の上下方向に複数のリブ23aが突出して設けられている。そして、液状廃棄物27の袋体L外への流出を防止する図4及び図5(a)に示す断面逆ハット型の封止性フィルタ26が円筒部23の下端部の開口から該円筒部23内に収容され、弾性を有する該封止性フィルタ26の鍔部26aが該円筒部23の内周面に突出して設けられた複数のリブ23aに係止され、該封止性フィルタ26の弾性力により該封止性フィルタ26の鍔部26aが複数のリブ23aに圧接されて保持される。
また、図4に示すように、蓋体3には、該蓋体3を貫通して袋体L内と外気とを連通し、該袋体L内に外気を導入して該袋体L内の圧力を調整し得る圧力調整孔24aが形成されたオリフィス部24が設けられている。本実施形態のオリフィス部24は蓋体3に口径直径が0.3mm以上、且つ6mm以下の圧力調整孔24aが穿設され、該圧力調整孔24aの袋体L内側には図4の下方端部が開口された円筒部24bが設けられている。本実施形態の圧力調整孔24aの口径直径は0.5mmに設定されている。
圧力調整孔24aの口径直径を0.3mm以上、且つ6mm以下の口径範囲で形成すれば連通路44を介して袋体L内を負圧状態にする際に支障がない。また、圧力調整孔24aを1つだけ設けた場合、吸気時に吸気音が発生する場合には、複数の圧力調整孔24aを設けて吸気音の発生を解消することが出来る。
圧力調整孔24aの袋体L内側には該圧力調整孔24aから液状廃棄物27が該袋体L外へ流出することを防止する図5(b)に示す円柱状で弾性を有する封止性フィルタ29が円筒部24bの下方開口端部内に嵌入されている。封止性フィルタ29の弾性力により該封止性フィルタ29が円筒部24bの内周面に圧接されて保持される。
ここで、図5(a),(b)に示す封止性フィルタ26,29、及び図8に示すフィルタ本体51は、図6(a)に示すように、連続した多数の孔28aが通気孔として構成される多孔性物質28からなる。この通気孔を介して該封止性フィルタ26,29,51を介在させた状態でも通気が可能となる。該多孔性物質28の孔28a内には吸水(吸液)により増積する吸水性高分子粒子28bが内包されている。
多孔性物質28は、ポリエチレン粉粒体にポリアクリル酸ソーダやポリビニルアルコールの不溶化誘導体など、吸水性高分子粉体を10%〜20%混合したものを原料として作られる。このように得られた粉体を一定形状の金型に充填し、焼結法により形成されたもので、吸水性高分子が気孔中に内包された焼結多孔性物質である。ここで吸水性物質として上述の合成樹脂系の他、デンプンやマンナンなどの天然高分子やカルロースなどの誘導体なども用いることができる。
図4及び図5(a)に示すように、封止性フィルタ26は筒状本体部26bが所定の外径直径(例えば20mm)及び所定の厚み(例えば3mm)を有した断面逆ハット型で形成される。図4に示すように、封止性フィルタ26は円筒部23内に嵌入され、該円筒部23の根元端部23bに鍔部26aの上面が当接され、該鍔部26aの外周面が円筒部23の内周面に圧入され、気密性及び水密性の接着剤により固定されている。
また、図4及び図5(b)に示すように、円柱状の封止性フィルタ29は円筒部24b内に嵌入して気密性及び水密性の接着剤により固定されている。
また、図8に示すように、封止性フィルタ50のフィルタ本体51は方形で平板状で形成され、ケース部材52の内面に設けられたリブ52cに対して気密性及び水密性の接着剤により固定されている。
蓋体3に穿設された圧力調整孔24aに連通する円筒部24b内に嵌入された封止性フィルタ29の下端面は、排出口8に連通する円筒部60の下端60aよりも高いレベル位置に配置され、該排出口8に連通する円筒部60の下端60aは、連通路44に連通して設けられた円筒部23内に嵌入された封止性フィルタ26の下端面26cと略同じレベル位置に配置される。
上記構成により、連通路44の袋体Lの内側に設けた封止性フィルタ26により、該連通路44から液状廃棄物27が該袋体L外へ流出することを防止することが出来る。即ち、液状廃棄物27が封止性フィルタ26よりも低い位置にある場合には、該封止性フィルタ26を構成する多孔性物質28の連続した多数の孔28aが通気孔として袋体Lの内部と、該袋体LとボトルMとの間に形成される空間43とを連通し、ボトルMの背面側の排気口34から排気されて該ボトルMと袋体Lとの間に形成された空間43を負圧とし、更に該連通路44を介して該袋体L内を負圧にすることが出来る。
一方、液状廃棄物27が封止性フィルタ26の高さ位置まで上昇して、該封止性フィルタ26を構成する多孔性物質28の連続した多数の孔28a内に液状廃棄物27が浸入すると、該孔28a内に内包させた吸水性高分子粒子28bが吸水(吸液)して膨張増積し、該多孔性物質28の連続した多数の孔28aからなる通気孔を閉塞して連通路44から液状廃棄物27が袋体L外へ流出することを防止することが出来る。
このとき、連通路44は多孔性物質28の連続した多数の孔28aからなる通気孔が閉塞された封止性フィルタ26により、袋体Lの内部と、該袋体LとボトルMとの間に形成される空間43との間の通気も遮断される。これにより、液状廃棄物27が満杯となった袋体Lの内部が過剰に負圧となることがなく、袋体L内に収容された液状廃棄物27の上部に適度の空気層が残存したまま袋体Lの形状が維持される。
同様に、圧力調整孔24aの袋体Lの内側に設けた封止性フィルタ29により、該圧力調整孔24aから液状廃棄物27が該袋体L外へ流出することを防止することが出来る。即ち、液状廃棄物27が封止性フィルタ29よりも低い位置にある場合には、該封止性フィルタ29を構成する多孔性物質28の連続した多数の孔28aが通気孔として袋体Lの内部と外部とを連通し、圧力調整孔24aから袋体L内に外気を導入して液状廃棄物27が吸引された袋体L内の圧力を調整して負圧を解消し、過剰な液状廃棄物27を吸引して袋体Lの蓋体3の近傍まで満杯になったり、上流側の袋体Lの排出口8とその下流側の袋体Lの吸引口7とを連結した接続管15内にも液状廃棄物27が充満することがなく、接続管15を安全に取り外して各袋体Lを安全に分離して廃棄することが出来る。
一方、液状廃棄物27が封止性フィルタ29の高さ位置まで上昇して、該封止性フィルタ29を構成する多孔性物質28の連続した多数の孔28a内に液状廃棄物27が浸入すると、該孔28a内に内包させた吸水性高分子粒子28bが吸水(吸液)して膨張増積し、該多孔性物質28の連続した多数の孔28aからなる通気孔を閉塞して圧力調整孔24aから液状廃棄物27が袋体L外へ流出することを防止することが出来る。
同様に、支持ブロック体31M,31Aに設けられた排気口9と、ボトルMの背面側に設けられた連通路35aとを連通する封止性フィルタ50のケース部材52の内部に収容されたフィルタ本体51により、該ボトルMの連通路35aから液状廃棄物27が支持ブロック体31M,31Aの排気口9へ流出することを防止することが出来る。
袋体Lの内部と、該袋体LとボトルMとの間に形成される空間43との間を連通する連通路44に接続される円筒部23内に嵌入して設けた封止性フィルタ26により袋体Lの内部に収容された液状廃棄物27が連通路44から該袋体LとボトルMとの間に形成される空間43内に流出することを防止しているが、安全性の二重構造の観点から封止性フィルタ50のケース部材52の内部に収容されたフィルタ本体51により万一、該ボトルMの内部に液状廃棄物27が浸入したとしても該液状廃棄物27が連通路35aから支持ブロック体31M,31の排気口9へ流出することを防止することが出来る。
即ち、液状廃棄物27が封止性フィルタ50のフィルタ本体51に接触しない場合には、該フィルタ本体51を構成する多孔性物質28の連続した多数の孔28aが通気孔として支持ブロック体31M,31に設けられた排気口9と、ボトルMの背面側に設けられた連通路35aとを連通し、袋体LとボトルMとの間に形成される空間43内を負圧とすることが出来る。
一方、液状廃棄物27がフィルタ本体51に接触して、該フィルタ本体51を構成する多孔性物質28の連続した多数の孔28a内に液状廃棄物27が浸入すると、該孔28a内に内包させた吸水性高分子粒子28bが吸水(吸液)して膨張増積し、該多孔性物質28の連続した多数の孔28aからなる通気孔を閉塞して液状廃棄物27が連通路35aから支持ブロック体31M,31の排気口9へ流出することを防止することが出来る。
図4に示すように、吸引口7の袋体L内側の下端円筒部7aの外周には、図7(a),(b)に示す断面逆ハット型で底部に弁構造を有する逆止弁25の筒状本体25bが嵌装固定されている。吸引口7から吸引される液状廃棄物27が逆止弁25を通過することで、患者側に液状廃棄物27が逆流することを防止することが出来る。また、図3(b)に示すように、蓋体3の外周部には把手10が設けられている。袋体L内に液状廃棄物27が満杯に収容されても把手10を把持してボトルMから容易に取り出すことが出来、運搬や廃棄が容易にできる。
本実施形態では、袋体Lの内部と、該袋体LとボトルMとの間の空間43とを連通する連通路44の下方に設けられた円筒部23内に、連続した多数の孔28aが通気孔として形成された多孔性物質28からなる封止性フィルタ26が嵌入される。封止性フィルタ26を例えば単純に円柱型とした場合には円筒部23の断面積に対応した通気孔の数しか吸気作用を発揮させることが出来ないため十分な吸気量が得られない場合がある。
液状廃棄物処理装置1において、十分な吸気量が得られないと手術中の患者にとっては手術時間が長引いてしまい大きなストレスとなっている。本実施形態では、封止性フィルタ26を断面逆ハット型で構成したことにより、単純に円柱型とした封止性フィルタの場合と比較して表面積を大きくすることができ、封止性フィルタ26が連通路44に接続された円筒部23内に挿入嵌合して固定されているため該円筒部23の断面積の範囲内で吸引を行わなければならないという制約がありながらも、断面逆ハット型の封止性フィルタ26の筒状本体部26bの内周凹部により増加した表面積に応じて袋体Lの内部と、該袋体LとボトルMとの間の空間43とを連通する連続した多数の孔28aからなる吸気作用を発揮できる通気孔の数を増加させることが出来、これにより十分な吸気量が得られ、手術中の患者のストレスを最小限に抑えることが出来る。
圧力調整孔24aに連通された円筒部24b内において封止性フィルタ29の連続した多数の孔28aが通気孔となって圧力調整孔24aを介して袋体Lの内部と外気とを連通し、図示しない吸引ポンプによる排気に影響しない程度に袋体L内に外気を導入することができる。
袋体L内に液状廃棄物27が満杯となった場合や、袋体Lが傾いた場合は連通路44や圧力調整孔24aから液状廃棄物27が漏れ出る可能性がある。その際は、液状廃棄物27が封止性フィルタ26,29に接触すると、図6(a)に示す孔28a内の吸水性高分子粒子28bが液状廃棄物27の水分を吸収して図6(b)に示すように膨張し、孔28a内に広がって、これを塞ぐこととなる。また、同時に、液状廃棄物27の物質が表面の孔28aを目詰まりさせて、これを塞ぐこととなる。
このように、図4に示す封止性フィルタ26,29、或いは、図8に示す封止性フィルタ50のフィルタ本体51が液状廃棄物27の漏れ出しを阻止して、病院設備の汚染を防止することができる。
上記構成によれば、複数の液状廃棄物容器となる袋体Lを隣設する際に、それぞれの袋体Lを支持する複数の支持ブロック体31M,31同士を接合手段となるボルト32a及びナット32bにより接合し、蓋体3に設けられる液状廃棄物27を導入する吸引口7と、隣設される液状廃棄物容器となる袋体Lの蓋体3に設けられる排出口8とを接続管15により連結して直列に連設される複数の液状廃棄物容器となる袋体Lを所望の方向に所望の数だけ自由に配置することが出来る。これにより、液状廃棄物27を収容する容量の変更を行う自由度が大きい。
また、個々の液状廃棄物容器となる袋体LをボトルMを介して支持する支持ブロック体31M,31毎に設けられた開閉バルブ47M,47を操作して個々の支持ブロック体31M,31に設けられた排気口9を個別に開閉することで使用する袋体Lを適宜選択できる。これにより、液状廃棄物27を収容する容量を調整することが出来る。また、複数の袋体Lを直列に連設した場合であっても個々の袋体L毎に独立して液状廃棄物27の廃棄が可能となる。
また、ボトルMと袋体Lと蓋体3とにより形成される空間43内を先ず負圧状態にした後、連通路44を介して該袋体L内を負圧状態に出来るためボトルM内の袋体Lが十分膨らんだ後で液状廃棄物27の吸引を開始出来る。また、連通路44に設けた封止性フィルタ26により液状廃棄物27が外部に流出することを防止することが出来る。
また、袋体LがボトルM内に展開可能に折り畳んた状態で収容されるため、袋体Lを輸送或いは保管する際の体積が小さく出来る。また、袋体LをボトルM内に収容して、該ボトルMと袋体Lと蓋体3とにより形成される空間43内を負圧状態にすると、袋体Lが膨張して拘束手段となる紙テープ59等による拘束が解除されて袋体LがボトルM内で展開する。このため、袋体Lの内部に液状廃棄物27が吸引される前に該袋体Lを膨張させて安定した形状を維持することが出来る。
次に、図13及び図14を用いて本発明に係る液状廃棄物処理装置の第2実施形態の構成について説明する。尚、前記第1実施形態と同様に構成したものは同一の符号、或いは符号が異なっても同一の部材名を付して説明を省略する。
前記第1実施形態では、図1及び図2に示すように、2個の袋体Lを直列に連設した一例であった。本実施形態では、図13及び図14に示すように、4個の袋体Lを縦横に二列に配置して直列に連設した一例である。これにより、液状廃棄物27を収容する容量が調整可能である。
図14(a)に示すように、メインの支持ブロック体31M内の配管構成は図2(a)に示すメインの支持ブロック体31M内の配管構成と同様である。メインの支持ブロック体31Mに隣接してボルト32a及びナット32bにより接合される支持ブロック体31A内の配管構成は、図14(a)に示すように、メインの支持ブロック体31M内のティ48の第3ポート48cと、支持ブロック体31A内に設けられたティ61の第1ポート61aとが接続管46fにより接続される。
該ティ61の第2ポート61bには接続管46cを介して支持ブロック体31Aに設けられた開閉バルブ47の排気方向上流側ポート47aが接続されている。該開閉バルブ47の排気方向下流側ポート47bには接続管46dを介して支持ブロック体31Aの背面側に設けられ、該支持ブロック体31Aに着脱可能に設けられる液状廃棄物処理容器となる袋体L内(容器内)を負圧状態とするための排気口9が接続されている。
また、支持ブロック体31A内に設けられたティ61の第3ポート61cには、接続管46gを介して該支持ブロック体31Aに対向して隣設される支持ブロック体31B内に設けられたティ62の第1ポート62aが接続される。該ティ62の第2ポート62bには接続管46cを介して支持ブロック体31Bに設けられた開閉バルブ47の排気方向上流側ポート47aが接続されている。該開閉バルブ47の排気方向下流側ポート47bには接続管46dを介して支持ブロック体31Bの背面側に設けられ、該支持ブロック体31Bに着脱可能に設けられる液状廃棄物処理容器となる袋体L内(容器内)を負圧状態とするための排気口9が接続されている。
該ティ62の第3ポート62cには、接続管46eを介して該支持ブロック体31Bに隣接すると共に、メインの支持ブロック体31Mに対向して隣設される支持ブロック体31Cに設けられる開閉バルブ47の排気方向上流側ポート47aが接続されている。支持ブロック体31Cに設けられる開閉バルブ47の排気方向下流側ポート47bは接続管46dを介して該支持ブロック体31Cの背面側に設けられ、該支持ブロック体31Cに着脱可能に設けられる袋体L内を負圧状態とするための排気口9が接続されている。
<組立操作>
先ず、図14に示すように、メインの支持ブロック体31Mと、サブの支持ブロック体31Aとを接合手段となるボルト32a及びナット32bによりボルト止めして接合する。更に、サブの各支持ブロック体31B,31C同士を接合手段となるボルト32a及びナット32bによりボルト止めして接合する。
その後、図14に示すように、接続管46a〜46g及びティ48,61,62を適宜接続する。そして、メインの支持ブロック体31Mと、サブの各支持ブロック体31A〜31Cと、スタンド2とを接合手段となるボルト32a及びナット32bによりボルト止めして接合する。
各支持ブロック体31M,31A〜31Cの表面側に設けられた凹部49に封止性フィルタ50を装着し、各支持ブロック体31M,31A〜31Cの表面側に設けられた図8(a)に示して前述したガイド部54a,54bにボトルMの装着部35を装着し、該ボトルM内に袋体Lを収容して蓋体3を装着する構成は前記第1実施形態と同様である。他の構成は前記第1実施形態と同様に構成され、同様の効果を得ることが出来る。
次に、図15及び図16を用いて本発明に係る液状廃棄物処理装置の第3実施形態の構成について説明する。尚、前記各実施形態と同様に構成したものは同一の符号、或いは符号が異なっても同一の部材名を付して説明を省略する。
前記第1実施形態では、図1及び図2に示すように、2個の袋体Lを直列に連設した一例であった。また、前記第2実施形態では、図13及び図14に示すように、4個の袋体Lを縦横に二列に配置し、各袋体Lを直列に連設した一例であった。本実施形態では、図15及び図16に示すように、4個の袋体Lを直線状に一列に配置して直列に連設した一例である。
図16に示すように、メインの支持ブロック体31M内の配管構成は図2(a)及び図14(a)に示すメインの支持ブロック体31M内の配管構成と同様である。メインの支持ブロック体31Mに隣接してボルト32a及びナット32bにより接合される支持ブロック体31A内の配管構成は、図16に示すように、メインの支持ブロック体31M内のティ48の第3ポート48cと、支持ブロック体31A内に設けられたティ61の第1ポート61aとが接続管46fにより接続される。
該ティ61の第2ポート61bには接続管46cを介して支持ブロック体31Aに設けられた開閉バルブ47の排気方向上流側ポート47aが接続されている。該開閉バルブ47の排気方向下流側ポート47bには接続管46dを介して支持ブロック体31Aの背面側に設けられ、該支持ブロック体31Aに着脱可能に設けられる液状廃棄物処理容器となる袋体L内を負圧状態とするための排気口9が接続されている。
また、支持ブロック体31A内に設けられたティ61の第3ポート61cには、接続管46gを介して該支持ブロック体31Aに隣接される支持ブロック体31B内に設けられたティ62の第1ポート62aが接続される。該ティ62の第2ポート62bには接続管46cを介して支持ブロック体31Bに設けられた開閉バルブ47の排気方向上流側ポート47aが接続されている。該開閉バルブ47の排気方向下流側ポート47bには接続管46dを介して支持ブロック体31Bの背面側に設けられ、該支持ブロック体31Bに着脱可能に設けられる液状廃棄物処理容器となる袋体L内を負圧状態とするための排気口9が接続されている。
該ティ62の第3ポート62cには、接続管46eを介して該支持ブロック体31Bに隣接される支持ブロック体31Cに設けられる開閉バルブ47の排気方向上流側ポート47aが接続されている。支持ブロック体31Cに設けられる開閉バルブ47の排気方向下流側ポート47bは接続管46dを介して該支持ブロック体31Cの背面側に設けられ、該支持ブロック体31Cに着脱可能に設けられる袋体L内を負圧状態とするための排気口9が接続されている。
<組立操作>
先ず、図15及び図16に示すように、メインの支持ブロック体31Mと、サブの各支持ブロック体31A〜31Cと、スタンド2とを接合手段となるボルト32a及びナット32bによりボルト止めして接合する。その後、図16に示すように、接続管46a〜46g及びティ48,61,62を適宜接続する。各支持ブロック体31M,31A〜31Cの表面側に設けられた凹部49に封止性フィルタ50を装着し、各支持ブロック体31M,31A〜31Cの表面側に設けられた図8(a)に示して前述したガイド部54a,54bにボトルMの装着部35を装着し、該ボトルM内に袋体Lを収容して蓋体3を装着する構成は前記第1実施形態と同様である。
例えば、使用中に支持ブロック体31Aに設けられた袋体Lを交換したい場合には、該支持ブロック体31Aに設けられた袋体Lの吸引口7と排出口8とにそれぞれ接続された接続管15を外し、ペーシェントホース14を支持ブロック体31Bに設けられた袋体Lの吸引口7に接続する。そして、支持ブロック体31Aに設けられた開閉バルブ47を閉じることで支持ブロック体31Aに設けられた袋体Lを交換しながら他の支持ブロック体B,Cに設けられた袋体Lに液状廃棄物27の吸引を続けることが出来る。他の構成は各実施形態と同様に構成され、同様の効果を得ることが出来る。
尚、各支持ブロック体31の個数や配置構成は、前記各実施形態に限定する必要はなく、他の種々の個数や配置構成で各支持ブロック体31を接合手段により一体的に接合することが出来る。また、各支持ブロック体31同士を接合する接合手段は、ボルト32a及びナット32bによるボルト止めによる接合に限定する必要はなく、各支持ブロック体31の側壁面に設けられた互いに着脱可能に係合する係合部により一体的に接合する構成でも良く、他の種々の接合手段が適用出来る。
本発明の活用例として、例えば医療現場において廃棄する必要のある血液やその他の体液や分泌物、または患部の洗浄に使用した生理食塩水等の液状廃棄物を吸引して凝固処理し、廃棄するための液状廃棄物処理装置に適用出来る。
L …袋体(容器;液状廃棄物処理容器)
M …ボトル
1 …液状廃棄物処理装置
2 …スタンド
3 …蓋体(容器)
4 …ハンガ部
6 …吸水性材料
7 …吸引口
7a …下端円筒部
8 …排出口
9 …排気口
10 …把手
14 …ペーシェントホース
15 …接続管
16 …閉塞栓
23 …円筒部
23a …リブ
23b …根元端部
24 …オリフィス部
24a …圧力調整孔
24b …円筒部
25 …逆止弁
25b …筒状本体
26 …封止性フィルタ
26a …鍔部
26b …筒状本体部
26c …下端面
27 …液状廃棄物
28 …多孔性物質
28a …孔
28b …吸水性高分子粒子
29 …封止性フィルタ
31 …支持ブロック体
31A〜31C …支持ブロック体
31M …メインの支持ブロック体
32 …ボルト及びナット(接合手段)
33 …車輪
34 …排気口(第三の排気口)
35 …装着部
35a …連通路(第二の連通路)
36 …目盛り
37 …溶着部
38 …リブ
39 …溝部
40 …開口縁
41 …溝部
42 …シール材
43 …空間
44 …連通路
45 …アダプタ
46,46a〜46g …接続管
47 …開閉バルブ
47M …メインの開閉バルブ
47M1 …排気方向上流側ポート
47M2 …排気方向下流側ポート
47a …排気方向上流側ポート
47b …排気方向下流側ポート
48 …ティ
48a …第1ポート
48b …第2ポート
48c …第3ポート
49 …凹部
49a …凹部
49b …溝部
50 …封止性フィルタ(第二の封止性フィルタ)
51 …フィルタ本体
52 …ケース部材
52a …排気口(第二の排気口)
52b …吸気口
52c …リブ
53 …パッキン
54a,54b …ガイド部
55 …ホッパ
55a …貫通穴
56 …封止部材
57 …台座部材
57a …筒状部
58 …開栓部材
58a …先端部
58b …押圧部
59 …紙テープ(拘束手段)
60 …円筒部
60a …下端
61 …ティ
61a …第1ポート
61b …第2ポート
61c …第3ポート
62 …ティ
62a …第1ポート
62b …第2ポート
62c …第3ポート

Claims (5)

  1. 液状廃棄物を収容する容器と、
    前記容器内に液状廃棄物を導入する吸引口と、
    前記容器内を負圧状態とするための排気口と、
    隣設する容器の前記吸引口と連結可能な排出口と、
    前記排気口を開閉する開閉バルブと、
    前記容器と、前記開閉バルブとを支持する支持ブロック体と、
    複数の前記容器を隣設する際に、複数の前記支持ブロック体同士を着脱可能に接合する接合手段と、
    を有することを特徴とする液状廃棄物処理装置。
  2. 前記容器は、
    可撓性を有する袋体と、
    前記袋体の開口を閉塞する蓋体と、
    を有し、
    剛性を有し、前記袋体を収容するボトルと、
    を有し、
    前記蓋体は、
    前記ボトルの開口を閉塞した状態で前記ボトルと前記袋体と前記蓋体とにより形成される空間と、前記袋体内とを連通する連通路と、
    前記連通路から液状廃棄物が前記袋体外に流出することを防止する封止性フィルタと、
    を有し、
    前記排気口から排気して前記ボトルと前記袋体と前記蓋体とにより形成される空間内を負圧状態とし、更に、前記連通路に設けられた前記封止性フィルタを介して前記袋体内を負圧状態とすることを特徴とする請求項1に記載の液状廃棄物処理装置。
  3. 前記袋体の開口を閉塞する前記蓋体の溶着部は、周方向に連続した複数のリブと、該リブ間に設けた溝部とを有し、該溶着部の前記リブの外周面に前記袋体の開口縁の内周面を溶着したことを特徴とする請求項2に記載の液状廃棄物処理装置。
  4. 前記ボトルと前記袋体と前記蓋体とにより形成される空間と、前記排気口とを連通する第二の連通路に液状廃棄物が外部に流出することを防止する第二の封止性フィルタを設けたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の液状廃棄物処理装置。
  5. 前記第二の封止性フィルタは、
    平板状のフィルタ本体と、
    前記フィルタ本体を収容すると共に、内部が中空の六面体からなり、該フィルタ本体を介在して連通される第二の排気口と吸気口とが設けられたケース部材と、
    を有し、
    前記ケース部材は、該ケース部材に設けられた前記第二の排気口と、前記支持ブロック体に設けられた排気口とが連通した状態で前記支持ブロック体に設けられた凹部に着脱可能に設けられ、
    前記ボトルは、該ボトルの側面に設けられた第三の排気口と、前記ケース部材に設けられた吸気口とが連通した状態で前記支持ブロック体に着脱可能に設けられることを特徴とする請求項4に記載の液状廃棄物処理装置。
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