JP3151154B2 - 熱交換器洗浄装置及び熱交換器の洗浄方法 - Google Patents

熱交換器洗浄装置及び熱交換器の洗浄方法

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JP3151154B2 JP23886196A JP23886196A JP3151154B2 JP 3151154 B2 JP3151154 B2 JP 3151154B2 JP 23886196 A JP23886196 A JP 23886196A JP 23886196 A JP23886196 A JP 23886196A JP 3151154 B2 JP3151154 B2 JP 3151154B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、熱交換器洗浄装置及び熱交換器
の洗浄方法に係り、特に、熱交換器のパイプ中を走行さ
せる洗浄ブラシを確実に熱交換器のパイプの中へ供給す
ることができる熱交換器洗浄装置及び熱交換器の洗浄方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、熱交換器、例えば、原子力発電
所、火力発電所等で排出される蒸気を水で冷却して復水
にする復水器においては、パイプの内壁に水垢等の付着
物が付着し、熱交換器の効率が低下するため、熱交換器
洗浄装置を使用して熱交換器を定期的に清掃している。
【0003】この熱交換器洗浄装置は、例えば、特開平
8−145598号公報記載のものであり、この公報記
載のものは、洗浄ブラシ収納体の送出通路から送出され
る洗浄ブラシを方向変換部材の収納部に収納し、収納
後、方向変換部材を回動させて、方向変換部材の収納部
と送出通路との連通状態を遮断すると共に方向変換部材
の収納部を高圧の流体を供給する熱交換器案内ガイドに
連通させ、その後、熱交換器案内ガイドに高圧の流体を
供給している。高圧の流体を背後にかけられた洗浄ブラ
シは、熱交換器のパイプ中を走行し、該パイプの内壁に
付着した付着物を押し出すようにして付着物と共に熱交
換器のパイプの外へと排出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そして、方向変換部材
の収納部は1個分の洗浄ブラシが収納できるスペ−スし
かなく、また、洗浄ブラシは、円筒形状のもので、繰り
返して使用されるため、使用等により形状が小さくなる
場合がある。
【0005】使用により、若干、高さが低くなった洗浄
ブラシが方向変換部材の収納部に収納されると、収納部
に収納された洗浄ブラシの上部に若干の余裕スペ−スが
形成されるため、該余裕スペ−スに、つまり、収納部に
収納された洗浄ブラシの上に、次に収納されるべき洗浄
ブラシの一部が侵入してしまい、しかも、この状態で、
方向変換部材が回動するため、侵入した次に収納される
べき洗浄ブラシの一部が破損してしまうという問題点が
生じた。
【0006】しかも、この現象が1回でも起きれば、破
損した分洗浄ブラシの高さが低くなり、逐次連続して洗
浄ブラシが破損してしまうと共に破損した洗浄ブラシが
方向変換部材の回動部に侵入し、方向変換部材が回動し
ないという問題点をも生じた。
【0007】本発明は、上記問題点を解消するようにし
た熱交換器洗浄装置及び熱交換器の洗浄方法を提供する
ことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の熱交換器洗浄装置は、複数の洗浄ブラシを
収納するホッパ−と、このホッパ−に接続されると共に
立設して設けられ、前記ホッパ−からの前記洗浄ブラシ
を案内する第1の案内通路を有した第1の熱交換器案内
ガイドと、前記第1の案内通路を開閉する第1の開閉部
材と、この第1の開閉部材が設けられた前記第1の案内
通路の部分より上流側の前記第1の案内通路に設けら
れ、前記洗浄ブラシをストップさせる第1のストッパ−
と、この第1のストッパ−が設けられた前記第1の案内
通路の部分より上流側の前記第1の案内通路に設けら
れ、前記洗浄ブラシをストップさせる第2のストッパ−
と、前記第1の開閉部材が設けられた前記第1の案内通
路より下流側の前記第1の案内通路の接続口に連通して
エア−を導入するエア−導入通路と、このエア−導入通
路を開閉する第2の開閉部材と、前記接続口より下流側
の前記第1の案内通路に接続され、前記洗浄ブラシを案
内する第2の案内通路を有し、該第2の案内通路の先端
を熱交換器のパイプに挿入する挿入部とした第2の熱交
換器案内ガイドとを備え、前記第1のストッパ−のスト
ップ機能を保持、解除する第1のストッパ−制御手段
と、前記第2のストッパ−のストップ機能を保持、解除
する第2のストッパ−制御手段と、前記第1の開閉部材
を開閉制御する第1の開閉制御手段と、前記第2の開閉
部材を開閉制御する第2の開閉制御手段とを設け、前記
洗浄ブラシは、直径D、高さH(D<H)の略円筒形状
のものであり、前記ホッパ−の下部には、開口部が設け
られ、この開口部と第1の案内通路とは第1の案内通路
導入部で連通し、この第1の案内通路導入部の入口形状
は、L×M(L≦M、D<L<H、D<M<H)の略四
角形状であり、前記第1の案内通路導入部は、垂直方向
に往復移動する往復移動部材を有するものである。
【0009】また、本発明の熱交換器の洗浄方法は、複
数の洗浄ブラシを収納するホッパ−と、このホッパ−に
接続されると共に立設して設けられ、前記ホッパ−から
の前記洗浄ブラシを案内する第1の案内通路を有した第
1の熱交換器案内ガイドと、前記第1の案内通路を開閉
する第1の開閉部材と、この第1の開閉部材が設けられ
た前記第1の案内通路の部分より上流側の前記第1の案
内通路に設けられ、前記洗浄ブラシをストップさせる第
1のストッパ−と、この第1のストッパ−が設けられた
前記第1の案内通路の部分より上流側の前記第1の案内
通路に設けられ、前記洗浄ブラシをストップさせる第2
のストッパ−と、前記第1の開閉部材が設けられた前記
第1の案内通路より下流側の前記第1の案内通路の接続
口に連通してエア−を導入するエア−導入通路と、この
エア−導入通路を開閉する第2の開閉部材と、前記接続
口より下流側の前記第1の案内通路に接続され、前記洗
浄ブラシを案内する第2の案内通路を有し、該第2の案
内通路の先端を熱交換器のパイプに挿入する挿入部とし
た第2の熱交換器案内ガイドと、前記洗浄ブラシは、直
径D、高さH(D<H)の略円筒形状のものであり、前
記ホッパ−の下部には、開口部が設けられ、この開口部
と第1の案内通路とは第1の案内通路導入部で連通し、
この第1の案内通路導入部の入口形状は、L×M(L≦
M、D<L<H、D<M<H)の略四角形状であり、前
記第1の案内通路導入部は、垂直方向に往復移動する往
復移動部材を有し、前記往復移動部材を垂直方向に往復
移動させて、前記第1の案内通路導入部より前記洗浄ブ
ラシを立設した状態で第1の案内通路に導き、前記第1
の開閉部材を開、前記第2の開閉部材を閉、前記第2の
ストッパ−で前記洗浄ブラシをストップさせると共に前
記第1のストッパ−を解除して、前記第2のストッパ−
によりストップされた前記洗浄ブラシの下に位置する前
記洗浄ブラシを前記第2の案内通路に導き、その後、前
記第1の開閉部材を閉、前記第2の開閉部材を開とし
て、前記第2の案内通路内の前記洗浄ブラシを前記エア
−導入通路からのエア−により前記挿入部から発射させ
て、熱交換器のパイプ中を走行させて、該パイプの内壁
に付着した付着物を前記熱交換器のパイプの外へ排出さ
せるものである。
【0010】
【0011】
【0012】
【実施例】本発明の一実施例の熱交換器洗浄装置及び熱
交換器の洗浄方法について図面を参照して説明する。
【0013】1は、熱交換器洗浄装置で、熱交換器洗浄
装置1は、洗浄ブラシ2を熱交換器のパイプ100 中を走
行させるための発射装置で、発射された洗浄ブラシ2
は、熱交換器のパイプ100 中を走行して、該パイプ100
の内壁に付着した付着物を熱交換器のパイプ100 の外へ
押し出すようにして排出される。この洗浄ブラシ2は、
洗浄する対象の熱交換器のパイプ100 の径により異なる
が、例えば、直径D(約30mm)、高さH(約50mm)程度
の、直径D<高さHの関係にある略円筒形状のものであ
る。
【0014】3は、キャスタ−付きの本体で、本体3の
上方には、洗浄ブラシ2をランダムに収納するホッパ−
4が設けられている。
【0015】このホッパ−4には、上部に四角形状をし
た開放部4a、下部に後述する第1の案内通路導入部5
に連通し、開放部4aより小さい開口部4b、該開口部
4bに向かうように傾斜したガイド部4cとが設けられ
ている。
【0016】そして、開口部4bと後述する第1の案内
通路6aとは第1の案内通路導入部5で連通している。
【0017】この第1の案内通路導入部5の入口形状
は、L×M(L≦M、D<L<H、D<M<Hの関係に
あり、例えば、L=M=32mmである。)の略四角形状で
あり、第1の案内通路導入部5は、垂直方向に往復移動
する往復移動部材5aを有している。往復移動部材5a
は、傾斜したガイドを有し、該ガイドの下部は第1の案
内通路導入部5の出口5cに臨むように構成され、往復
移動用のシリンダ−5dにより垂直方向に往復移動す
る。
【0018】従って、第1の案内通路導入部5の入口形
状が、L×M(L≦M、D<L<H、D<M<Hの関係
にあり、例えば、L=M=32mmである。)とした略四角
形状であるため、洗浄ブラシ2は立設した状態でしか、
第1の案内通路導入部5及び第1の案内通路6aへ導か
れない。そして、その誘導は、後述する往復移動制御手
段105 により、図5〜図8に示すように、往復移動部材
5aをシリンダ−5dにより垂直方向に往復移動させる
ことにより行っている。
【0019】なお、望ましくは、上述したように、開口
部4bと第1の案内通路6aとの間に、第1の案内通路
導入部5で連通して、該第1の案内通路導入部5に往復
移動部材5aを設ける方が良いが、場合により、往復移
動部材5aを省略し、特開平8−145598号公報記
載のように立設した洗浄ブラシ収納体(8)としても良
い。
【0020】また、第1の熱交換器案内ガイド6は、ホ
ッパ−4の開口部4b、第1の案内通路導入部5を介し
て、ホッパ−4に接続されると共に略垂直方向に立設し
て設けられている。そして、この第1の熱交換器案内ガ
イド6は、ホッパ−4からの洗浄ブラシ2を案内する第
1の案内通路6aを有している。
【0021】7は、第1の開閉部材(第1の開閉部材7
は、例えば、開閉弁、より詳しくは、ボ−ルバルブ)
で、第1の開閉部材7は、後述する第1の開閉制御手段
103 により、第1の案内通路6aを開閉して、洗浄ブラ
シ2の通過を規制又は許容している。
【0022】また、この第1の開閉部材7が設けられた
第1の案内通路6aの部分より上流側(ここで、上流側
とは、洗浄ブラシ2の流れに対しての意で、より正確に
は、洗浄ブラシ2の流れの上流側である。洗浄ブラシ2
は、ホッパ−4、開口部4b、第1の案内通路導入部
5、第1の案内通路6a、後述する第2の案内通路12a
へと流れる。)の第1の案内通路6aには、洗浄ブラシ
2をストップさせる第1のストッパ−8が設けられてい
る。この第1のストッパ−8は、例えば、エア−で駆動
するピンシリンダ−で、ロッド8aが第1の案内通路6
a内に突出して、ストッパ−の機能を発揮する。また、
ロッド8aに対向するように、ロッド8’aを有する第
1’のストッパ−8’が設けられている。
【0023】また、この第1のストッパ−8が設けられ
た第1の案内通路6aの部分より上流側の第1の案内通
路6aには、第2のストッパ−9が設けられ、第2のス
トッパ−9は、洗浄ブラシ2をストップさせる。この第
2のストッパ−9は、例えば、エア−で駆動するピンシ
リンダ−で、ロッド9aが第1の案内通路6a内に突出
して、ストッパ−の機能を発揮する。
【0024】また、第1の開閉部材7が設けられた第1
の案内通路6aより下流側(ここで、下流側とは、洗浄
ブラシ2の流れに対しての意で、より正確には、洗浄ブ
ラシ2の流れの下流側である。洗浄ブラシ2は、ホッパ
−4、開口部4b、第1の案内通路導入部5、第1の案
内通路6a、後述する第2の案内通路12aへと流れ
る。)の第1の案内通路6aの接続口6bに連通して流
体を導入する流体−導入通路、例えば、洗浄ブラシ2が
熱交換器のパイプ中100 を走行させる程度の圧力のエア
−を導入するエア−導入通路10が設けられている。この
エア−導入通路10には、エア−導入通路10を開閉する第
2の開閉部材11が設けられている。
【0025】この第2の開閉部材11は、例えば、開閉
弁、より詳しくは、ボ−ルバルブで、エア−導入通路10
を開閉して、後述する第2の案内通路12aへ送出するエ
ア−をコントロ−ルする。また、エア−導入通路10の一
端は、図示しない高圧(例えば、5Kg/cm2〜7Kg/cm2
のエア−源が接続されている。
【0026】そして、接続口6bより下流側の第1の案
内通路6aには、洗浄ブラシ2を案内する第2の案内通
路12aを有した第2の熱交換器案内ガイド12が接続され
ている。この第2の熱交換器案内ガイド12の第2の案内
通路12aの先端は、熱交換器のパイプ100 に挿入する挿
入部12bとなっている。
【0027】また、図2に示すように、第2の案内通路
12aの先端側には、レバ−21を操作する手で保持する第
1の保持部20が、レバ−21を操作しない側の手で保持す
る第2の保持部22がそれぞれ設けられ、200 は、後述す
る切り替えスイッチである。
【0028】101 は、第1のストッパ−制御手段で、第
1のストッパ−制御手段101 は、第1のストッパ−8の
ストップ機能を保持、又は、解除するもので、例えば、
図示しないが、レバ−21を引くと、これをセンサ等によ
り検知し、電気的に第1のストッパ−8のロッド8aを
第1の案内通路6a内に突出するように前進させて、ス
トッパ−の機能を発揮して、第1のストッパ−8のスト
ップ機能を保持し、逆に、レバ−21を戻すと、これをセ
ンサにより検知し、電気的に第1のストッパ−8のロッ
ド8aを後退させて、第1のストッパ−8のストップ機
能を解除する。
【0029】なお、また、第1のストッパ−制御手段10
1 は、例えば、レバ−21を引くと、これに連動して、例
えば、図示しないエア−通路のエア−によりロッド8a
を第1の案内通路6a内に突出するように前進させて、
ストッパ−の機能を発揮して、第1のストッパ−8のス
トップ機能を保持し、逆に、レバ−21を戻すと、これに
連動して、例えば、図示しないエア−通路のエア−によ
りロッド8aを後退させて、第1のストッパ−8のスト
ップ機能を解除するようにしても良い。
【0030】また、101'は、第1’のストッパ−制御手
段で、第1’のストッパ−制御手段101'は、第1の開閉
部材7を閉、第2の開閉部材11を開の状態とし、第1’
のストッパ−8’のストップ機能を保持、解除するもの
で、例えば、図示しないが、切り替えスイッチ200 を作
動せることにより、これをセンサ等により検知し、電気
的に第1’のストッパ−8’のロッド8’aを第1の案
内通路6a内に突出するように前進させて、第1’のス
トッパ−8’のストップ機能を保持すると共に電気的に
第1の開閉部材7を閉、第2の開閉部材11を開の状態と
し、エア−のみを挿入部12bより熱交換器のパイプ100
に導くものである。
【0031】即ち、熱交換器の洗浄中、パイプ100 の中
途に洗浄ブラシ2が停止する場合がある。この場合、再
度、洗浄ブラシ2を発射して取り除こうとしても、発射
した洗浄ブラシ2が停止した洗浄ブラシ2に当たって止
まるだけで、パイプ100 の中途に停止した洗浄ブラシ2
を取り除くことができない。
【0032】かかる場合、切り替えスイッチ200 を作動
せることにより、これに連動して、図13に示すよう
に、第1の開閉部材7を閉、第2の開閉部材11を開、第
1’のストッパ−8’(又は、第1のストッパ−8)で
洗浄ブラシ2をストップさせて、第2の案内通路12a内
に洗浄ブラシ2を導かない状態で、エア−のみを挿入部
12bより熱交換器のパイプ100 に導き、該パイプ100 の
中途に停止している洗浄ブラシ2を排出するようにして
いる。
【0033】なお、また、第1’のストッパ−制御手段
101'は、図示しないが、切り替えスイッチ200 を作動さ
せると、これに連動して、例えば、図示しないエア−通
路のエア−によりロッド8’aを第1の案内通路6a内
に突出するように前進させて、第1のストッパ−8’の
ストップ機能を保持すると共に図示しないエア−通路の
エア−により、第1の開閉部材7を閉、第2の開閉部材
11を開の状態とし、エア−のみを挿入部12bより熱交換
器のパイプ100 に導くようにしても良い。
【0034】また、102 は、第2のストッパ−制御手段
で、第2のストッパ−制御手段102は、第2のストッパ
−9のストップ機能を保持、解除するもので、例えば、
レバ−21を引くと、これに連動して、例えば、図示しな
いが、レバ−21を引くと、これをセンサ等により検知
し、電気的に第2のストッパ−9のロッド9aを後退さ
せて、第2のストッパ−9のストップ機能を解除し、逆
に、レバ−21を戻すと、これに連動して、電気的に第2
のストッパ−9のロッド9aを第1の案内通路6a内に
突出するように前進させて、ストッパ−の機能を発揮さ
せる。
【0035】なお、また、第2のストッパ−制御手段10
2 は、例えば、レバ−21を引くと、これに連動して、図
示しないエア−通路のエア−によりロッド9aを後退さ
せて、第2のストッパ−9のストップ機能を解除し、逆
に、レバ−21を戻すと、これに連動して、例えば、図示
しないエア−通路のエア−によりロッド9aを第1の案
内通路6a内に突出するように前進させて、ストッパ−
の機能を発揮させても良い。
【0036】また、103 は、第1の開閉部材7を開閉制
御する第1の開閉制御手段で、第1の開閉制御手段103
は、例えば、レバ−21を引くと、これをセンサ等により
検知し、電気的に第1の開閉部材7を閉となるように作
動し、逆に、レバ−21を戻すと、これをセンサにより検
知し、電気的に第1の開閉部材7を開となるように作動
するものである。
【0037】なお、また、第1の開閉制御手段103 は、
例えば、レバ−21を引くと、これに連動して、図示しな
いエア−通路のエア−により第1の開閉部材7を閉と
し、逆に、レバ−21を戻すと、これに連動して、図示し
ないエア−通路のエア−により第1の開閉部材7を開と
するようにしても良い。
【0038】また、104 は、第2の開閉部材11を開閉制
御する第2の開閉制御手段で、第2の開閉制御手段104
は、例えば、図示しないが、レバ−21を引くと、これを
センサ等により検知し、電気的に第2の開閉部材11を開
とするように作動し、逆に、レバ−21を戻すと、これを
センサにより検知し、電気的に第1の開閉部材7を閉と
なるように作動するものである。
【0039】なお、また、第2の開閉制御手段104 は、
例えば、レバ−21を引くと、これに連動して、図示しな
いエア−通路のエア−により第2の開閉部材11を開と
し、逆に、レバ−21を戻すと、これに連動して、図示し
ないエア−通路のエア−により第2の開閉部材11を閉と
するように作動させても良い。
【0040】また、105 は、往復移動部材5aを往復移
動させる往復移動制御手段で、往復移動制御手段105
は、例えば、図示しないが、レバ−21を引くと、これを
センサ等により検知し、電気的にシリンダ−5dのロッ
ドを上昇(又は、下降)させて、該ロッドに接続された
往復移動部材5aを上昇(又は、下降)させ、逆に、レ
バ−21を戻すと、これをセンサにより検知し、電気的に
シリンダ−5dのロッドを下降(又は、上昇)させて、
該ロッドに接続された往復移動部材5aを下降(又は、
上昇)させる。
【0041】なお、また、往復移動制御手段105 は、例
えば、レバ−21を引くと、これに連動して、例えば、図
示しないエア−通路のエア−によりシリンダ−5dのロ
ッドを上昇(又は、下降)させて、該ロッドに接続され
た往復移動部材5aを上昇(又は、下降)させ、逆に、
レバ−21を戻すと、これに連動して、例えば、図示しな
いエア−通路のエア−によりシリンダ−5dのロッドを
下降(又は、上昇)させて、該ロッドに接続された往復
移動部材5aを下降(又は、上昇)させるようにしても
良い。
【0042】従って、常時は、つまり、熱交換器洗浄装
置1を使用しない時は、図9に示すように、第1のスト
ッパ−8のストップ機能を解除、第1’のストッパ−
8’のストップ機能を解除、第2のストッパ−9のスト
ップ機能を保持、第1の開閉部材7は開、第2の開閉部
材11は閉となっている。
【0043】次に、挿入部12bを熱交換器のパイプ100
に挿入した状態で、レバ−21を操作して、例えば、レバ
−21を引くと、これに連動して、第1の開閉制御手段10
3 、第2の開閉制御手段104 により、図10に示すよう
に、第1の開閉部材7が閉、第2の開閉部材11が開とな
ると共に第1のストッパ−制御手段101 、第2のストッ
パ−制御手段102 により、第1のストッパ−8のストッ
プ機能を保持、第2のストッパ−9のストップ機能を解
除して、第1の開閉部材7の上方の第2のストッパ−9
のロッド9aにより、洗浄ブラシ2が保持される。
【0044】次に、レバ−21を戻すと、これに連動し
て、第1の開閉制御手段103 、第2の開閉制御手段104
により、図11に示すように、第1の開閉部材7が開、
第2の開閉部材11が閉となると共に第1のストッパ−制
御手段101 、第2のストッパ−制御手段102 により、第
1のストッパ−8のストップ機能を解除して洗浄ブラシ
2を自然落下させて第2の案内通路12a内に導き、第
2のストッパ−9のストップ機能を保持して、落下した
洗浄ブラシ2の上に位置する洗浄ブラシ2を保持する。
【0045】その後、再び、レバ−21を引くと、これに
連動して、第1の開閉制御手段103、第2の開閉制御手
段104 により、図12に示すように、第1の開閉部材7
が閉、第2の開閉部材11が開となり、第2の案内通路1
2a内の洗浄ブラシ2をエア−導入通路10からのエア
−により、挿入部12bから発射させて、熱交換器のパ
イプ中100 を走行させて、該パイプ100 の内壁に付着し
た付着物と共に洗浄ブラシ2を熱交換器のパイプ100 の
外へと排出させる。
【0046】その後、レバ−21を戻し、次に、清掃した
い熱交換機のパイプ100 に挿入部12bを挿入し、上述
と同様、レバ−21を引いて作業を行っていく。このよう
にして、清掃したい熱交換機のパイプ100 毎に、逐次、
繰り返すことにより、熱交換器の洗浄を行うことができ
る。
【0047】この実施例によれば、第1の開閉部材7を
開、第2の開閉部材11を閉、第2のストッパ−9で洗浄
ブラシ2をストップさせて保持して、該洗浄ブラシ2の
第2の案内通路12aへの供給を停止することができ、そ
の際、第1のストッパ−8のストップ機能は、解除され
ているから、第2のストッパ−9によりストップされた
洗浄ブラシ2の下に位置する洗浄ブラシ2を1個、従来
のように、若干異なる高さの洗浄ブラシが供給されて
も、洗浄ブラシを破損することなく、しかも、第2の案
内通路12aに確実に導いて、熱交換器のパイプ中を走行
させて、該パイプの内壁に付着した付着物を熱交換器の
パイプの外へ排出させることができる。
【0048】なお、第1のストッパ−のロッド8a、第
1’のストッパ−のロッド8’a、第2のストッパ−の
ロッド9aの動作調整は、図示しないスピ−ドコントロ
−ラにより行うことができるものである。
【0049】
【0050】
【0051】
【0052】
【発明の効果】 請求項1又は2 記載の発明によれば、往
復移動部材を垂直方向に往復移動させて、開口部の入口
より洗浄ブラシを立設した状態で自動的に供給すること
ができ、従来のように人手により一々洗浄ブラシを立設
した状態で供給しなくても良く、ホッパ−内にランダム
に洗浄ブラシを入れれば良いから頗る作業性が良くな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例の熱交換器洗浄装置
の概略的正面図である。
【図2】図2は、図1の熱交換器洗浄装置の制御構成を
説明するための概略的説明図である。
【図3】図3は、図1の熱交換器洗浄装置の使用状態の
概略的説明図である。
【図4】図4は、図1のホッパ−の概略的平面図であ
る。
【図5】図5は、ホッパ−の使用状態を示し、往復移動
部材が下降した状態の図4のA−A線による概略的断面
図である。
【図6】図6は、ホッパ−の使用状態を示し、往復移動
部材が上昇した状態の図4のA−A線による概略的断面
図である。
【図7】図7は、ホッパ−の使用状態を示し、往復移動
部材が下降した状態の図4のB−B線による概略的断面
図である。
【図8】図8は、ホッパ−の使用状態を示し、往復移動
部材が上昇した状態の図4のB−B線による概略的断面
図である。
【図9】図9は、本発明の要部を概略的に示す説明図
で、レバ−を作動する前の、第1のストッパ−のロッ
ド、第1’のストッパ−のロッド、第2のストッパ−の
ロッド、第1の開閉部材、第2の開閉部材のそれぞれの
状態を示している。
【図10】図10は、図9の状態でレバ−を引いた状態
の、第1のストッパ−のロッド、第1’のストッパ−の
ロッド、第2のストッパ−のロッド、第1の開閉部材、
第2の開閉部材のそれぞれの状態を示している。
【図11】図11は、図10の状態でレバ−を戻した状
態の、第1のストッパ−のロッド、第1’のストッパ−
のロッド、第2のストッパ−のロッド、第1の開閉部
材、第2の開閉部材のそれぞれの状態を示している。
【図12】図12は、図11の状態でレバ−を引いた状
態の、第1のストッパ−のロッド、第1’のストッパ−
のロッド、第2のストッパ−のロッド、第1の開閉部
材、第2の開閉部材のそれぞれの状態を示している。
【図13】図13は、切り替えスイッチを作動させた状
態の、第1のストッパ−のロッド、第1’のストッパ−
のロッド、第2のストッパ−のロッド、第1の開閉部
材、第2の開閉部材のそれぞれの状態を示している。
【符号の説明】
1 熱交換器洗浄装置 4 ホッパ− 6 第1の熱交換器案内ガイド 7 第1の開閉部材 8 第1のストッパ− 9 第2のストッパ− 10 エア−導入通路 11 第2の開閉部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F28G 1/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の洗浄ブラシを収納するホッパ−と、 このホッパ−に接続されると共に立設して設けられ、前
    記ホッパ−からの前記洗浄ブラシを案内する第1の案内
    通路を有した第1の熱交換器案内ガイドと、 前記第1の案内通路を開閉する第1の開閉部材と、 この第1の開閉部材が設けられた前記第1の案内通路の
    部分より上流側の前記第1の案内通路に設けられ、前記
    洗浄ブラシをストップさせる第1のストッパ−と、 この第1のストッパ−が設けられた前記第1の案内通路
    の部分より上流側の前記第1の案内通路に設けられ、前
    記洗浄ブラシをストップさせる第2のストッパ−と、 前記第1の開閉部材が設けられた前記第1の案内通路よ
    り下流側の前記第1の案内通路の接続口に連通してエア
    −を導入するエア−導入通路と、 このエア−導入通路を開閉する第2の開閉部材と、 前記接続口より下流側の前記第1の案内通路に接続さ
    れ、前記洗浄ブラシを案内する第2の案内通路を有し、
    該第2の案内通路の先端を熱交換器のパイプに挿入する
    挿入部とした第2の熱交換器案内ガイドとを備え、 前記第1のストッパ−のストップ機能を保持、解除する
    第1のストッパ−制御手段と、 前記第2のストッパ−のストップ機能を保持、解除する
    第2のストッパ−制御手段と、 前記第1の開閉部材を開閉制御する第1の開閉制御手段
    と、 前記第2の開閉部材を開閉制御する第2の開閉制御手段
    とを設け 前記洗浄ブラシは、直径D、高さH(D<H)の略円筒
    形状のものであり、 前記ホッパ−の下部には、開口部が設けられ、 この開口部と第1の案内通路とは第1の案内通路導入部
    で連通し、 この第1の案内通路導入部の入口形状は、L×M(L≦
    M、D<L<H、D<M<H)の略四角形状であり、前
    記第1の案内通路導入部は、垂直方向に往復移 動する往
    復移動部材を有する ことを特徴とする熱交換器洗浄装
    置。
  2. 【請求項2】複数の洗浄ブラシを収納するホッパ−と、 このホッパ−に接続されると共に立設して設けられ、前
    記ホッパ−からの前記洗浄ブラシを案内する第1の案内
    通路を有した第1の熱交換器案内ガイドと、 前記第1の案内通路を開閉する第1の開閉部材と、 この第1の開閉部材が設けられた前記第1の案内通路の
    部分より上流側の前記第1の案内通路に設けられ、前記
    洗浄ブラシをストップさせる第1のストッパ−と、 この第1のストッパ−が設けられた前記第1の案内通路
    の部分より上流側の前記第1の案内通路に設けられ、前
    記洗浄ブラシをストップさせる第2のストッパ−と、 前記第1の開閉部材が設けられた前記第1の案内通路よ
    り下流側の前記第1の案内通路の接続口に連通してエア
    −を導入するエア−導入通路と、 このエア−導入通路を開閉する第2の開閉部材と、 前記接続口より下流側の前記第1の案内通路に接続さ
    れ、前記洗浄ブラシを案内する第2の案内通路を有し、
    該第2の案内通路の先端を熱交換器のパイプに挿入する
    挿入部とした第2の熱交換器案内ガイドと 前記洗浄ブラシは、直径D、高さH(D<H)の略円筒
    形状のものであり、 前記ホッパ−の下部には、開口部が設けられ、 この開口部と第1の案内通路とは第1の案内通路導入部
    で連通し、 この第1の案内通路導入部の入口形状は、L×M(L≦
    M、D<L<H、D<M<H)の略四角形状であり、前
    記第1の案内通路導入部は、垂直方向に往復移動する往
    復移動部材を有し、 前記往復移動部材を垂直方向に往復移動させて、前記第
    1の案内通路導入部より前記洗浄ブラシを立設した状態
    で第1の案内通路に導き、 前記第1の開閉部材を開、前記第2の開閉部材を閉、前
    記第2のストッパ−で前記洗浄ブラシをストップさせる
    と共に前記第1のストッパ−を解除して、前記第2のス
    トッパ−によりストップされた前記洗浄ブラシの下に位
    置する前記洗浄ブラシを前記第2の案内通路に導き、 その後、前記第1の開閉部材を閉、前記第2の開閉部材
    を開として、前記第2の案内通路内の前記洗浄ブラシを
    前記エア−導入通路からのエア−により前記挿入部から
    発射させて、熱交換器のパイプ中を走行させて、該パイ
    プの内壁に付着した付着物を前記熱交換器のパイプの外
    へ排出させることを特徴とする熱交換器の洗浄方法。
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