JP3151028U - カーブレール構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐荷重性能について制約を受けることがなく、重量物搬送の耐荷重性能が要求される場合でも、直線レールの曲げ加工による製作よりも製作が容易なカーブレール構造の提供。【解決手段】荷を搬送する荷搬送台車13の車輪14を支持するレール上面Uと、荷搬送台車13を案内する案内面Sと、を備え、荷搬送台車13の走行経路に敷設され、案内面Sに沿って荷搬送台車13の進行方向を連続的に変更させるカーブレール構造である。カーブレール30Aの本体は、レール上面Uを備えた上部レール部材33と、上部レール部材33を支持する支持部材34、35と、案内面Sを備えた案内部材36、37と、が溶接により組み付けられている。【選択図】 図3

Description

本考案は、カーブレール構造に関し、荷を搬送する荷搬送台車の走行経路に敷設され、荷搬送台車の進行方向を連続的に変更させるカーブレール構造に関する。
荷を搬送する荷搬送台車には、走行経路に敷設されたレール上を走行する荷搬送台車が存在する。
この種の荷搬送台車の走行経路は荷の搬送ルートにより決まるが、走行経路は主に直線レールとカーブレールの組み合わせにより構成される。
直線レールは、荷搬送台車の進行方向を常に直進とする直線状のレールであり、カーブレールは荷搬送台車の進行方向を水平面内で連続的に変更させるレールである。
この種の直線レールは、アルミニウム系金属材料の押出成形により製造されることが一般的である。
従来のカーブレールは、押出成形により得られた直線レールを曲げ加工することにより製作される。
ところで、荷搬送台車のレールに関連する従来技術としては、例えば、特許文献1に開示された荷搬送台車のレール構造が存在する。
このレール構造では、左右一対の走行レールが略長方形の断面形状を有し、台車の走行ローラがレール上を転動する。
また、台車が備える一対のガイドローラが、走行レールと別に設けたガイドレールを左右から挟むように設けられており、ガイドローラはガイドレールにより案内され、台車は走行レール上を走行する。
走行レールの下面には、レールの長さ方向の要所々々にスタンドが固定されている。
また、一対の走行レールの間には、ステップ部材を支持する支持部材が走行レールに固定されている。
スタンドと走行レールとの固定と、走行レールと支持部材との固定はねじ留めや溶接等を採用してもよいとしている。
特開2002−37058号公報
しかしながら、従来のように、押出成形された直線レールを曲げ加工によりカーブレールを製作する場合、曲げ加工は曲げ方向に対する直線レールの肉厚による制約を受ける。
この直線レールの肉厚が大きくなるにつれて、曲げ加工に要するエネルギーは増大するほか、曲げ加工によるレールの歪が大きくなる等、曲げ加工自体が困難となる。
このため、重量物搬送用の荷搬送台車を走行させる場合では、曲げ加工前の直線レールの肉厚を大きくすることによりカーブレールの耐荷重性能を確保することができるものの、直線レールの曲げ加工によるカーブレールの製作は困難である。
つまり、直線レールの曲げ加工による製作されたカーブレールは、耐荷重性能について制約を受けるという問題がある。
また、特許文献1に開示された従来技術のレール構造は、カーブレールについて言及はされていないほか、レール本体である走行レールに対して付属物としての各要素が溶接等により組み付けられているに過ぎない。
本考案は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本考案の目的は、耐荷重性能について制約を受けることがなく、重量物搬送の耐荷重性能が要求される場合でも、直線レールの曲げ加工による製作よりも製作が容易なカーブレール構造の提供にある。
上記課題を達成するため、本考案は、荷を搬送する荷搬送台車の車輪を支持するレール上面と、前記荷搬送台車を案内する案内面と、を備え、前記荷搬送台車の走行経路に敷設され、前記案内面に沿って前記荷搬送台車の進行方向を連続的に変更させるカーブレール構造において、前記レール上面を備えた上部レール部材と、前記上部レール部材を支持する支持部材と、前記案内面を備えた案内部材と、が溶接により組み付けられていることを特徴とする。
本考案によれば、上部レール部材、支持部材及び案内部材は鋼板から切り出し又は打ち抜きにより製作され、カーブレールはこれらの各部材の溶接により組み付けにより製作される。
また、各部材が溶接により組み付けられることから、押出成形の直線レールを曲げ加工によりカーブレールを製作する場合と比較して、カーブレールの耐荷重性能については制約を受けることはない。
また、本考案では、上記のカーブレール構造において、前記荷搬送台車が備えるカーブ検知体と対向する被検知部材を備えてもよい。
この場合、荷搬送台車が備えるカーブ検知体と対向する被検知部材が備えられることから、荷搬送台車のカーブに応じた走行制御を行うことができる。
本考案によれば、耐荷重性能について制約を受けることがなく、重量物搬送の耐荷重性能が要求される場合でも、直線レールの曲げ加工による製作よりも製作が容易なカーブレール構造を提供することができる。
本考案の実施形態に係る荷搬送台車の走行経路を示す平面図である。 図1におけるA−A線矢視図である。 カーブレールの横断面を拡大して示す拡大断面図である。 組み付け後のカーブレールと、組み付け前の各部材を示す斜視図である。
以下、本実施形態に係るカーブレール構造について図面を参照して説明する。
図1に示す実施形態の荷搬送台車13の走行経路は、複数本の直線レール20により構成される直線部11と、直線部11と接続され、複数のカーブレール30A、30Bにより構成されるコーナー部12とを有する。
直線部11を構成する左右一対の直線レール20のレール長さや形状は互いに同一である。
コーナー部12の外側に位置するカーブレール30Aのレール長さは、コーナー部12の内側に位置するカーブレール30Bのレール長さよりも長い。
図1および図2に示すように、荷搬送台車13は各レール20、30A、30B上を転動する車輪14を備えている。
荷搬送台車13の各車輪14の前後には、一対のガイドローラ15が夫々設けられている。
一対のガイドローラ15は、各レール20、30A、30Bに対して左右から挟むように臨み、荷搬送台車13の走行時には各レール20、30A、30Bとの当接により転動する。
荷搬送台車13は荷台16を備えている。
この実施形態の荷搬送台車13は、重量物を搬送するための荷搬送台車であり、搬送する荷と荷搬送台車13の合計重量が最大で10トンを超えることも予定されている。
荷搬送台車13は、走行駆動源である電動モータ(図示せず)を備えているほか、走行制御や荷台制御のためのコントローラ(図示せず)を備えている。
また、荷搬送台車13は、図2に示すように、走行経路からの電力の供給を受けるための給電部17を備えている。
さらに、荷搬送台車13は、図2および図3に示すように、走行経路においてコーナー部12を検知するためのカーブ検知体18を備えている。
直線レール20の構造について説明する。
直線レール20は、アルミニウム系金属材料の押出成形により製作される直線状のレールである。
直線レール20には、荷搬送台車13の車輪14を支持するレール上面が形成されている。
直線レール20の側面には、荷搬送台車13のガイドローラ15を案内する案内面が形成されている。
また、直線レール20の一方の側面には、給電体23が直線レール20の長手方向に沿って取り付けられている。
給電体23には、荷搬送台車13の走行のために通電されており、荷搬送台車13の給電部17は常に給電体23と対向し、非接触給電により電力の供給を受けることができる。
直線レール20は、長手方向において所定の間隔を保って床面に設置されたスタンド25上に取り付けられ、スタンド25の幾つかは床面に対して固定されている。
直線レール20の間にはステー24が横架されており、ステー24は直線レール20の幅間隔を一定距離に保つ。
直線部11では、固定ボルト(図示せず)を用いて連結プレート(図示せず)を互いに隣り合う直線レール20の端部に固定することにより、隣り合う直線レール20が互いに連結される。
次に、本考案に係るカーブレール構造について説明する。
図1及び図2に示すように、コーナー部12は外側のカーブレール30Aと内側のカーブレール30Bを備えるが、ここではカーブレール30Aについて説明する。
カーブレール30Aは、複数の部材が溶接により組み付けられることにより構成されている。
図2及び図3に示すように、カーブレール30Aは、下部レール部材32と、上部レール部材33と、一対の支持部材34、35と、一対の案内部材36、37と、を備えている。
下部レール部材32はカーブレール30Aの下部を構成し、鋼板の切り出し又は打ち抜きにより製作されている。
下部レール部材32の上面には、一対の支持部材34、35が溶接により固定されている。
支持部材34は下部レール部材32上において外側(図3において右側)に位置し、支持部材35は下部レール部材32上において内側(図3において左側)に位置する。
一対の支持部材34、35の上端には上部レール部材33が溶接により固定され、一対の支持部材34、35は、上部レール部材33を支持する。
各支持部材34、35は、鋼板から切り出し又は打ち抜かれた板部材をコーナー部12のカーブに対応して曲げ加工することにより製作される。
一対の支持部材34、35は板面を垂直にするとともに、各支持部材34、35の板面が互いに平行となるように、上部レール部材33と下部レール部材32との間に配置されている。
従って、外側の支持部材34は内側の支持部材35と比べて曲げ加工による曲率が小さい。
一対の支持部材34、35の間には、一対の支持部材34、35を互いに連結する板状の第1連結部材38が設けられている。
第1連結部材38と上部レール部材33との間には、カーブレール30Aの長手方向にわたって第1連結部材38と上部レール部材33を連結する板状の第2連結部材39が設けられている。
また、図4に示すように、カーブレール30Aの長手方向の中間付近には、下部レール部材32と、一対の支持部材34、35と、上部レール部材33とを連結する板状の第3連結部材40が設けられている。
第1連結部材38〜第3連結部材40は、いずれもカーブレール30Aの耐荷重性能向上のために設けられている部材であり、鋼板からの切り出し又は打ち抜きにより形成され、組み付け先に対して溶接により夫々組み付けされている。
一対の支持部材34、35により支持される上部レール部材33は、鋼板からの切り出し又は打ち抜きにより製作されている。
上部レール部材33の板厚は、一つの車輪14を通じて作用する最大荷重(荷搬送台車13と搬送する荷との合計重量の4分の1に基づく荷重)に耐えられるように設定されている。
この実施形態では、上部レール部材33の上面にレール面板43が固定されている。
レール面板43には、荷搬送台車13の車輪14と接触するレール上面Uが備えられている。
レール面板43は、レール上面Uの防錆のために、ステンレス鋼板からの切り出し又は打ち抜きにより形成されている。
レール面板43は、上部レール部材33が備えるレール上面Uを形成する。
上部レール部材33の下面の両側付近には、案内部材36、37が夫々備えられている。
案内部材36は支持部材34の外側に位置し、案内部材37は支持部材35の内側に位置する。
案内部材36、37は、荷搬送台車13のガイドローラ15を案内する案内面Sを夫々備えている。
案内部材36、37は、鋼板から切り出し又は打ち抜かれた板部材をコーナー部12のカーブに対応して曲げ加工することにより製作される。
案内部材36と支持部材34との間には、カーブレール30Aの長手方向にわたって案内部材36と支持部材34とを連結する上下一対の第4連結部材41が設けられている。
案内部材37と支持部材35との間には、案内部材37と支持部材35とを連結する別の上下一対の第4連結部材42が設けられている。
第4連結部材41、42は、案内部材36、37に対するガイドローラ15からの荷重に対する強度向上のための部材である。
因みに、コーナー部12における内側のカーブレール30Bは、寸法条件を除きカーブレール30Aと基本構成は同一である。
したがって、カーブレール30Bは、カーブレール30Aの下部レール部材32と、上部レール部材33と、一対の支持部材34、35と、一対の案内部材36、37と、レール面板43と、第1連結部材38〜第4連結部材41、42と、に相当する各部材(図示せず)を備えている。
カーブレール30Aには、荷搬送台車13のカーブ検知体18と対向する被検知部材45が外側の案内部材36の下端付近にボルト(図示せず)により取り付けられている。
被検知部材45は、カーブレール30Aの長手方向にわたって設けられる板状部材であり、鋼板から切り出し又は打ち抜かれた板部材をコーナー部12のカーブに対応して曲げ加工することにより製作される。
被検知部材45のカーブ検知体18との対向面には、磁気テープ46が被検知部材45の長手方向にわたって貼着されている。
従って、荷搬送台車13のカーブ検知体18が被検知部材45と対向すると、カーブ検知体18は反応して信号を発する。
図2に示すように、カーブレール30Bの内側(図2において左側)には、給電体23が下部レール部材に取り付けられている。
給電体23には、荷搬送台車13の走行のための電力が通電されており、コーナー部12を通過する荷搬送台車13の給電部17は常に給電体23と対向し、非接触給電により電力の供給を受けることができる。
このように、本考案の実施形態に係るカーブレール構造では、カーブレール30Aが、下部レール部材32と、上部レール部材33と、上部レール部材33を支持する支持部材34、35と、案内面Sを備えた案内部材36、37と、第1連結部材38〜第4連結部材41、42と、を備えている。
そして、カーブレール30Aは、図4に示す各部材32〜43を溶接により組み付けるることにより製作されている。
カーブレール30Aを構成する各部材32〜43は、主に金属板の打ち抜き又は切り出しと、打ち抜き又は切り出しされた板部材の曲げ加工により製作される。
つまり、カーブレール30Aは、板金加工や溶接による製缶により製作されている。
カーブレール30A、30Bは、長手方向において所定の間隔を保って床面に設置されたスタンド25上に取り付けられている。
スタンド25の幾つかは固定プレート26を用いて床面に対して固定されている。
カーブレール30A、30Bの継ぎ目毎に、カーブレール30A、30Bの間に横架されるステー24が配設されている。
ステー24はカーブレール30A、30Bの幅間隔を一定距離に保つ。
互いに隣り合うカーブレール30Aは、固定ボルト(図示せず)を用いて連結プレート(図示せず)を両カーブレール30Aの端部に固定することにより、相互に連結される。
なお、互いに隣り合うカーブレール30Bもカーブレール30Aと同様に固定ボルト(図示せず)および連結プレート(図示せず)により連結される。
カーブレール30A、30Bと直線レール20との連結も固定ボルト(図示せず)及び連結プレート(図示せず)を用いて連結される。
荷搬送台車13が、カーブレール30A、30Bを用いて構成されたコーナー部12を走行するとき、車輪14はレール上面Uを転動し、ガイドローラ15は案内面Sに沿って転動し、荷搬送台車13の進行方向は連続的に変更される。
このとき、車輪14を通じて荷重がカーブレール30A、30Bに作用する。
カーブレール30Aでは、上部レール部材33と、支持部材34、35と下部レール部材32はこの荷重を受けるが、これらの部材32〜35は受ける最大荷重を予め想定されて製作されている。
従って、カーブレール30Aは車輪14を通じて作用する最大荷重に対する耐荷重性能を備えている。
カーブレール30Bもカーブレール30Aと同様の耐荷重性能を備えている。
荷搬送台車13がコーナー部12を走行するとき、ガイドローラ15が案内部材36、37の案内面Sに沿って案内されるから、カーブレール30A、30Bはガイドローラ15から左右方向の荷重を受ける。
カーブレール30Aにおける第1連結部材38、第3連結部材40、第4連結部材41、42は、左右方向の荷重に対する強度向上のために設けられた部材であり、案内部材36、37が左右方向の荷重を受けてもカーブレール30Aが変形することはない。
カーブレール30Bについてもカーブレール30Aと同様に左右方向の荷重に対する強度を有している。
上部レール部材33が備えるレール上面Uは、レール面板43により形成されていることから、レール上面Uには錆が発生しにくく、車輪14との接触により錆が飛散する可能性は殆どない。
荷搬送台車13がコーナー部12を走行するとき、荷搬送台車13の給電部17が常に給電体23に対向した状態となり、荷搬送台車13は給電体23から非接触給電により電力の供給を受ける。
荷搬送台車13のカーブ検知体18は、荷搬送台車13のコーナー部12の走行時には、被検知部材45と対向するから、磁気テープ46の磁気に反応して信号を発する。
荷搬送台車13のコントローラは、カーブ検知体18からの信号に基づき、カーブの走行に適した荷搬送台車13の走行制御を行う。
荷搬送台車13の前部に障害物センサが設けられ、障害物センサの向きが左右に動く可動式の場合、カーブ検知体18からの信号に基づき、カーブに応じて連続的に変わる荷搬送台車13の進行方向に追従して障害物センサの向きを制御するようにしてもよい。
この実施形態では以下の効果を奏する。
(1)下部レール部材32、上部レール部材33、支持部材34、35及び案内部材36、37は、鋼板から切り出し又は打ち抜きにより製作され、カーブレール30Aはこれらの各部材32〜37の溶接により組み付けにより製作することができる。支持部材34、35および案内部材36、37は曲げ加工が必要となるが、鋼板から切り出された支持部材34、35および案内部材36、37の曲げ加工は、押出成形により製作された直線レール20の曲げ加工よりも加工が容易である。
(2)上部レール部材33、支持部材34、35及び案内部材36、37等の各部材が溶接により組み付けることから、押出成形の直線レールを曲げ加工によりカーブレールを製作する場合と比較して、耐荷重性能について制約を受けることがない。また、カーブレール30Aは、板金加工、曲げ加工および溶接を用いた製缶により製作されるから、重量物搬送の耐荷重性能が要求される場合であっても、カーブレール30Aの製作コストを抑制することができる。荷や荷搬送台車の重量が増大化しても、カーブレール30Aの製作は容易であり、製作上の困難性は殆ど生じない。
(3)荷搬送台車13が備える給電部17と対向する給電体23が備えられることから、給電走行式である荷搬送台車13の自走を可能である。荷搬送台車13が備えるカーブ検知体18と対向する被検知部材45が備えられることから、カーブの状態に応じた荷搬送台車13の走行制御を行うことができる。
(4)上部レール部材33が備えるレール上面Uは、レール面板43により形成されていることから、レール上面Uには錆が発生しにくく、車輪14との接触により錆が飛散する可能性は殆どないから、例えば、クリーンルーム内において敷設される走行経路のコーナー部12を形成するカーブレールとして最適である。
(5)上部レール部材33のレール上面Uは、レール面板43がステンレス鋼板の打ち抜き又は切り出しから形成されているので、従来のように曲げ加工による歪はなくレール上面Uはより平坦である。従って、レール面板43はコーナー部12における荷搬送台車13の円滑で振動の少ない走行に寄与する。
なお、上記の実施形態は、本考案の一実施形態を示すものであり、本考案は、上記した実施形態に限定されるものではなく、下記のように考案の趣旨の範囲内で種々の変更が可能である。
○上記の実施形態では、四輪式の荷搬送台車のための走行経路とし、コーナー部は、内外のカーブレールを備えたが、二輪式の荷搬送台車が備える単軌条の走行経路に適用してもよく、この場合、カーブレールには被検知部材と給電体が共に備えられる。
○上記の実施形態では、支持部材を左右一対としたが、支持部材は、例えば、単一または3枚であってもよく、支持部材の数は限定されない。支持部材は、荷搬送台車の車輪を通じて受ける荷重に耐えることができる構成であればよい。
○上記の実施形態では、防錆のためにステンレス鋼板によるレール面板を上部レール部材に取り付け、レール面板にレール上面を形成したが、レール面板は必ずしも必要ではない。例えば、防錆の必要が無い場合、上部レール部材にレール上面を形成してもよく、この場合、カーブレールの部品点数を削減することができる。
11 直線部
12 コーナー部
13 荷搬送台車
14 車輪
15 ガイドローラ
16 荷台
17 給電部
18 カーブ検知体
20 直線レール
23 給電体
24 ステー
25 スタンド
26 固定プレート
30A カーブレール(外側)
30B カーブレール(内側)
32 下部レール部材
33 上部レール部材
34 支持部材(外側)
35 支持部材(内側)
36 案内部材(外側)
37 案内部材(内側)
38 第1連結部材
39 第2連結部材
40 第3連結部材
41、42 第4連結部材
43 レール面板
45 被検知部材
46 磁気テープ
U レール上面
S 案内面

Claims (2)

  1. 荷を搬送する荷搬送台車の車輪を支持するレール上面と、前記荷搬送台車を案内する案内面と、を備え、
    前記荷搬送台車の走行経路に敷設され、前記案内面に沿って前記荷搬送台車の進行方向を連続的に変更させるカーブレール構造において、
    前記レール上面を備えた上部レール部材と、
    前記上部レール部材を支持する支持部材と、
    前記案内面を備えた案内部材と、が溶接により組み付けられていることを特徴とするカーブレール構造。
  2. 前記荷搬送台車が備えるカーブ検知体と対向する被検知部材を備えたことを特徴とする請求項1記載のカーブレール構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017052397A (ja) * 2015-09-09 2017-03-16 東洋電機製造株式会社 新交通システム

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