JP3150552U - ハイブリッド型ショットブラスト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高能率に研掃または研磨することができるとともに、使用部材の損耗を防止し、さらに段取替え工数を大幅に低減することができるハイブリッド型ショットブラスト装置を提供する。【解決手段】筒状のキャリア流体導入部2と、他端に接続される負圧吸引部からなり、さらにホイッスル形状の空気導入装置6が設けられているハイブリッド型ショットブラスト装置において、被処理鋼管とキャリア流体導入部2とがダミー管13を外周側に配する空気導入部63およびレデューサ管14を介して接続され、キャリア流体導入部2はキャリア流体3を噴射するエアーノズル21と、キャリア流体導入部2の本体を構成する筒部と、この筒部と同軸かつ同内径の軸管23とが設けられていることを特徴とする。さらに、軸管23がダミー管13を外周側に配する空気導入部62を貫通するように構成し得ること、エアーノズルの供給配管に流量計および減圧弁並びに圧力計を設置することが望ましい。【選択図】図3

Description

本考案は、処理される鋼管内面に研掃材または研磨材をキャリア流体に搬送させて、鋼管内面を優れたショットブラスト性能で、かつ高能率に研掃または研磨加工することができ、さらに段取替え工数を大幅に短縮することができるハイブリッド型ショットブラスト装置に関する。
ここで「ハイブリッド型ショットブラスト装置」とは、高圧キャリア流体を用いて被処理鋼管の内面に研掃材または研磨材を噴射するとともに、鋼管の終端側から鋼管内の空気を吸引し鋼管内部を負圧にする機能を具備し、高圧噴射と負圧吸引を組み合わせたショットブラスト装置を意味する。
従来から、鋼管の内面を研掃または研磨することができるショットブラスト装置としては、高圧噴射ブラスト装置と負圧吸引ブラスト装置とが慣用されている。
高圧噴射ブラスト装置は、高圧空気をキャリア流体として研掃材または研磨材を搬送させ、鋼管内面に噴射させて内面ケールを除去し、または管内面を研磨する。高圧空気によって鋼管内を搬送された研掃材または研磨材は、鋼管の他端に設置された回収タンクによって回収される。
この高圧噴射ブラスト装置では、研掃材または研磨材を搬送する高圧空気を低速度で噴射すると、高圧空気は層流となり、研掃材または研磨材が十分に加速されず、研掃能力または研磨能力が不足する。さらに研掃材または研磨材の固気比(空気の単位体積当たりの研掃材または研磨材の量)を適切に選択しなければ、所定のブラスト効果が得られないという問題がある。
負圧吸引ブラスト装置は、鋼管の始端側に設けられた供給装置から研掃材または研磨材を投入し、鋼管の終端側から吸引することにより、負圧空気流を発生させて研掃材または研磨材を搬送させ、管内面に衝突させることによって、内面スケールを除去し、または管内面を研磨する。負圧空気流によって鋼管内に搬送された研掃材または研磨材は、鋼管の他端からブロアに吸引されて排出される。
一方、負圧吸引ブラスト装置では、鋼管の始端側から研掃材または研磨材が供給されることから、鋼管の始端側の近傍では鋼管の内面をブラストするのに十分な粒子密度や粒子速度が形成され難いことから、鋼管の始端部を十分に研掃または研磨することができない場合がある。
特許文献1では、従来の高圧噴射ブラスト装置および負圧吸引ブラスト装置に関する問題に検討を加え、上述した負圧吸引ブラスト装置の問題点を改良した装置を提案している。具体的には、負圧吸引ブラスト装置において、鋼管の始端側に設けられた研掃材または研磨材の供給部の形状を改善し、負圧空気流で搬送される研掃材または研磨材が鋼管の始端部の近傍に通過する際に、その負圧空気流を旋回させることにしている。
しかしながら、特許文献1の負圧吸引ブラスト装置では、鋼管の終端部においては、空気速度の旋回成分が減衰するため、ショットブラスト性能が劣るという問題がある。
特開平5−228842号公報
鋼管の始端部から終端部まで全長に亘り、十分にショットブラスト性能を発揮するには、高圧流体をキャリアとして、研掃材または研磨材を鋼管内に噴射するとともに、鋼管の終端側から鋼管内の空気を吸引し、鋼管内部に負圧空気流を発生させるのが有効である。
すなわち、高圧噴射ブラスト装置と負圧吸引ブラスト装置では、それぞれ鋼管の被処理部においてブラスト効果が不充分になる箇所が生じる場合があるが、高圧噴射ショットと負圧吸引ショットを組み合わせたハイブリッド型ショットブラスト機構を採用することにより、鋼管の始端部から終端部まで全長に亘り、優れたショットブラスト性能を発揮することができる。
図1は、ハイブリッド型ショットブラスト装置の全体構成例を示す図である。図1では研掃材を用いる例で示しているが、研磨材を用いる場合であっても同様の構成例となる。前述の通り、ハイブリッド型ショットブラスト装置は、高圧流体をキャリア流体3として研掃材を処理される鋼管1の内部に噴射するとともに、鋼管1の終端側から吸引し、鋼管1内部を負圧にする構成である。
そして、研掃材を噴射するために、筒状のキャリア流体導入部2およびホイッスル形状の空気導入装置6が配置される。空気導入装置6の内部には空気導入部6aを備え、空気導入装置6を保護するため、ダミー管13が配置される。空気導入装置6で導入された空気4は、空気導入部6aに導かれ、ダミー管13の内壁に沿って旋回流が形成される。
図1に示すショットブラスト装置では、コンプレッサ(図示せず)から供給された高圧キャリア流体3に、研掃材タンク5に蓄えられた研掃材を落下させ、キャリア流体3に研掃材を混合させたのち、空気導入装置6から導入された空気4による旋回流を形成させながら鋼管1の始端部に圧入される。
鋼管1の終端部には、管内面の研掃を終えた研掃材とこの研掃材を浮遊させて搬送する負圧空気流とを受けて、まだ破砕していない研掃材と空気とを分離する回収タンク7が設置され、また、回収タンク7で分離された研掃材を搬出する搬出手段8が設置されている。
この回収タンク7には、破砕した研掃材や研掃屑と負圧空気流とを分離するためのサイクロン9およびダストコレクタ10と、研掃を終えた研掃材とこの研掃材を浮遊させて搬送する負圧空気流とを吸引し、研掃材や研掃屑が除去された空気をサイレンサ12に送り排出するブロワ11が配置される。
ところで、ハイブリッド型ショットブラスト装置の実操業に際して、鋼管内面の全長に亘り優れたショットブラスト性能を発揮するとともに、段取替えを含めた操業能率の低下を回避する必要がある。このため、被処理鋼管1とキャリア流体導入部2との接続形態を操業に適した構成で具体化するとともに、ショットブラスト処理の高能率化、使用部材の損耗防止、さらには段取替え工数の低減を図ることが重要になる。
本考案は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、鋼管内面を優れたショットブラスト性能で、かつ高能率に研掃または研磨することができるとともに、使用部材の損耗を防止し、さらに段取替え工数を大幅に低減することができるハイブリッド型ショットブラスト装置を提供することを目的とする。
本考案は、前記の課題を解決するためなされたものであり、下記(1)〜(4)のハイブリッド型ショットブラスト装置を要旨としている。
(1)被処理鋼管の一端に接続される筒状のキャリア流体導入部と、この鋼管の他端に接続される負圧吸引部からなり、さらに前記キャリア流体導入部に空気を導入するホイッスル形状の空気導入装置が設けられているハイブリッド型ショットブラスト装置において、被処理鋼管の一端と筒状のキャリア流体導入部とがダミー管を外周側に配する空気導入部およびレデューサ管を介して接続され、前記キャリア流体導入部はキャリア流体を噴射するエアーノズルと、キャリア流体導入部の本体を構成する筒部と、この筒部と同軸かつ同内径の軸管とが設けられていることを特徴とするハイブリッド型ショットブラスト装置である。
(2)上記(1)のハイブリッド型ショットブラスト装置は、前記キャリア流体導入部に設けられている軸管が前記ダミー管を外周側に配する空気導入部を貫通することにより、能率向上や使用部材の損耗防止が図れて望ましい。
(3)上記(1)、(2)のハイブリッド型ショットブラスト装置は、前記キャリア流体導入部にキャリア流体を噴射するエアーノズルの供給配管に流量計および減圧弁、並びに圧力計を設置することにより、管理精度の向上が図れて望ましい。
(4)上記(1)、(2)、(3)のハイブリッド型ショットブラスト装置では、前記エアーノズルの取り替えにトグルクランプを用いたクランプ方式で行うことにより、段取替え時間を短縮し大幅に取替工数を削減することができる。
上記で規定する「ダミー管を外周側に配する空気導入部」とは、ダミー管は空気導入部の内部に設けられるが、その外周側に配置される構成であることを意味する。
本考案のハイブリッド型ショットブラスト装置によれば、高圧噴射ショットと負圧吸引ショットとの機能を組み合わせることにより、鋼管内面を優れたショットブラスト性能で、かつ高能率に研掃または研磨することができるとともに、使用部材の摩耗を防止し、さらに段取替え工数を大幅に低減することができる。これにより、実操業に最適なショットブラスト装置の構成とすることができる。
ハイブリッド型ショットブラスト装置の全体構成例を示す図である。 本考案のハイブリッド型ショットブラスト装置の主要部の構成を示す図である。 本考案のハイブリッド型ショットブラスト装置の主要部を改善した構成例を示す図である。 本考案のハイブリッド型ショットブラスト装置に適用できるエアー配管系統を説明する図である。 本考案のハイブリッド型ショットブラスト装置のエアー配管組立図である。 本考案のハイブリッド型ショットブラスト装置におけるエアーノズルの段取替えを説明する図であり、(a)は正面断面図を示し、(b)は側面図を示している。
図2は、本考案のハイブリッド型ショットブラスト装置の主要部の構成を示す図である。同図に示すように、本発明のハイブリッド型ショットブラスト装置は、鋼管(図示せず)の一端に接続される筒状のキャリア流体導入部2と、この鋼管の他端に接続される負圧吸引部からなり、さらに空気導入部6aに空気を導入するホイッスル形状の空気導入装置6が設けられており、鋼管(図示せず)とキャリア流体導入部2とはダミー管13を外周側に配する空気導入部6aおよびレデューサ管14を介して接続され、キャリア流体導入部2はキャリア流体を噴射するエアーノズル21と、キャリア流体導入部の本体を構成する筒部22と、この筒部22と同軸かつ同内径の軸管23とで構成されている。
本考案のハイブリッド型ショットブラスト装置は、高圧キャリア流体3により研掃材または研磨材を鋼管の内部に噴射するとともに、鋼管の終端側から吸引する方式であり、高圧噴射と負圧吸引を組み合わせた構造である。このため、鋼管の始端部から終端部の全長に亘って、キャリア流体3の流速を安定して維持することができ、鋼管内面を安定してショットブラストするのに必要な流速を十分に確保できる。
以下では、キャリア流体により研掃材が搬送される場合について説明するが、本考案はこれに限定されるものではなく、キャリア流体により研磨材が搬送され、鋼管内面を研磨する場合についても適用できるものである。
本考案のハイブリッド型ショットブラスト装置では、鋼管内面を確実にショットブラストできるように、高圧流体をキャリアとして研掃材を鋼管内に噴射するため、コンプレッサ(図示せず)から供給された高圧空気をエアーノズル21で噴射する。噴射された高圧キャリア流体3に、研掃材導入部5aから研掃材を落下させ、キャリア流体3と研掃材を混合させる。
キャリア流体導入部2の筒部22において、エアーノズル21からの高圧キャリア流体3の噴射と、研掃材との混合が行われる。さらに筒部22の延長上にキャリア流体導入部の筒部22と同軸かつ同内径の軸管23を設け、この軸管23内に混合された高圧キャリア流体3と研掃材とを圧入することにより、キャリア流体3の流速を安定して維持することができる。
さらに、本考案のショットブラスト装置は、空気4を内部に導入するためのホイッスル形状の空気導入装置6を配置する。この空気導入装置6から導入された空気4によって、空気導入部6aでは、その外周に配置されたダミー管13の内壁に沿って旋回流が形成される。旋回流が形成された空気4は、軸管23より噴射されたキャリア流体3と混合され、ダミー管13およびレデューサ管14に噴射される。
処理される鋼管の始端部とキャリア流体導入部2との間にダミー管13を外周側に配する空気導入部6aを設置し、ダミー管13の一部を含めて内面をショットブラストすることにより、鋼管の始端部から確実にショットブラストできる。
このため、図2に示すように、キャリア流体導入部2の軸管23は、ダミー管13の始端部に装入され、始端部からキャリア流体3を噴射する。鋼管の始端部とキャリア流体導入部2とをダミー管13を外周側に配する空気導入部6aを介して接続することにより、研掃材が内壁に衝突開始する位置をダミー管13の内面とし、鋼管の始端部での研掃材の衝突を安定させることができる。
レデューサ管14は、処理する鋼管の内径寸法に対応するため、始端側の断面は絞り形状を有し、ダミー管13を外周側に配する空気導入部6aの終端部と鋼管の始端部との間に配置される。これにより、ダミー管13を外周側に配する空気導入部6aを取り替えることなく1本当たりで適用できる鋼管寸法を拡げることできる。
本考案のハイブリッド型ショットブラスト装置は、図2に示す構成を採用することにより、安定した高圧キャリア流体の流速および研掃材の衝突を確保し、維持できることから、鋼管の始端部から終端部まで全長に亘り、優れたショットブラスト性能を発揮することができる。
(軸管の長尺化によるレデューサ管摩耗低減等)
本考案のハイブリッド型ショットブラスト装置は、レデューサ管の損耗を低減し、絞り機構による研掃材の減速に起因する能率低下を抑制するのが望ましい。すなわち、ダミー管を外周側に配する空気導入部6aの終端部と鋼管の始端部との間に、レデューサ管を配置することにより、軸管23から噴射される研掃材が始端側の絞り断面に衝突し、レデューサ管の損耗が大きくなる。また、ダミー管から噴射される研掃材が絞り機構による減速し、能率が低下することが懸念される。
図3は、本考案のハイブリッド型ショットブラスト装置の主要部を改善した構成例を示す図である。図3に示す構成例では、キャリア流体導入部2の軸管23がダミー管13を外周側に配する空気導入部6aを貫通し、軸管23の噴射端がレデューサ管14の始端側の絞り断面と対向するように配置する。内径の小さな軸管23をレデューサ管14の絞り断面と対向させることにより、噴射される研掃材の衝突にともなうレデューサ管14の損耗を軽減させることができる。
さらに、軸管23がダミー管13を外周側に配する空気導入部6aを貫通して研掃材を噴射した場合であっても、噴射される研掃材が衝突する範囲はレデューサ管14の始端側の絞り断面の中心部に限定されることから、絞り機構による減速が低減され、能率低下を抑制することができる。
(キャリア流体の流量、圧力の管理精度の向上)
本考案のハイブリッド型ショットブラスト装置は、キャリア流体を噴射するエアーノズルの供給配管に流量計および圧力計を設置することにより、キャリア流動条件の管理精度を向上させるのが望ましい。例えば、キャリア流体の流量が少なすぎたり、圧力が低すぎると研削材の詰まりが発生したり、研掃材の固気比(空気の単位体積当たりの研掃材量)が適切にならず、研削能力が著しく低下する場合がある。一方、キャリア流体の流量が多すぎたり、圧力が高すぎると、研削タンクからの逆噴射や部品の損耗が顕著になる。
図4は、本考案のハイブリッド型ショットブラスト装置に適用できるエアー配管系統を説明する図である。コンプレッサから供給された高圧空気は、4系統のショットブラスト処理ラインに分配され、同時に4本の鋼管を処理することができる。
図5は、本考案のハイブリッド型ショットブラスト装置のエアー配管組立図である。4系統のショットブラスト処理ラインにはそれぞれ1個の流量計16および減圧弁28が設けられ、各処理ラインには、高圧空気の供給側から電磁弁18、ボールバルブ17、圧力計15およびスイベルジョイント19が配置されている。
ショットブラスト処理ラインに設けられた圧力計15、並びに流量計16および減圧弁28により、高圧空気の供給条件が管理される。また、電磁弁18およびボールバルブ17は、4系統のショットブラスト処理ラインの稼働状況に応じてON−OFF条件で作動する。スイベルジョイント19は、パール・スイベルジョイントを用いることにより、高圧空気を供給する場合に、その配管を回転させたり、上下・左右・前後の任意の方向に移動させることが可能になり、安定したシール機構で滑らかに供給できる。
図4、図5に示すように、キャリア流体を噴射するエアーノズルの供給配管に圧力計15、並びに流量計16および減圧弁28を設置することにより、鋼管のショットブラスト処理に応じて、高圧空気の供給条件を精度よく管理することができるので、研削能力の低下、研削タンクからの逆噴射、または使用部品の損耗を回避でき、ショットブラスト処理の効率を向上させることができる。
(段取替え工数の低減)
本考案のハイブリッド型ショットブラスト装置は、段取替えに要する時間、さらに工数の削減を図り、作業能率の低下を抑制するのが望ましい。例えば、エアーノズルは、高圧流体を適切に噴射するため、処理する鋼管の寸法に応じて段取替えを行う必要があるが、エアーノズルの取り替えにトグルクランプを用いたクランプ方式で行うことにより、取替工数を大幅に削減することができる。
図6は、本考案のハイブリッド型ショットブラスト装置におけるエアーノズルの段取替えを説明する図であり、(a)は正面断面図を示し、(b)は側面図を示している。エアーノズル21は、エアーノズル取付板27に一体に構成され、キャリア流体導入部の筒部22の端部に設けられた固定板20に保持される。
エアーノズル21を取り付ける際には、位置決めピン26を用いて固定板20とエアーノズル取付板27との位置合わせを行う。その後トグルクランプ24を作動させて、ストッパーボルト25により固定板20にエアーノズル取付板27を固定する。
エアーノズル21を取り外す際には、上述の操作と逆の操作を行うことになるが、着脱いずれの操作も簡易な作業であることから、段取替えに要する時間や工数を大幅に削減することができる。
本考案のハイブリッド型ショットブラスト装置によれば、高圧噴射ショットと負圧吸引ショットとの機能を組み合わせることにより、鋼管内面を優れたショットブラスト性能で、かつ高能率に研掃または研磨することができるとともに、使用部材の摩耗を防止し、さらに段取替え工数を大幅に低減することができ、実操業に最適な装置構成とすることができる。これにより、製造現場における生産効率の向上を図ることができ、生産性向上に顕著に寄与することができる。
1:鋼管、 2:キャリア流体導入部
3:キャリア流体、高圧空気、 4:空気
5:研掃材タンク、 5a:研掃材導入部
6:空気導入装置、 6a:空気導入部
7:回収タンク、 8:搬出手段
9:サイクロン、 10:ダストコレクタ
11:ブロワ、 12:サイレンサ
13:ダミー管、 14:レデューサ管
15:圧力計、 16:流量計
17:ボールバルブ、 18:電磁弁
19:スイベルジョイント、 20:固定板
21:エアーノズル、 22:キャリア流体導入部の筒部
23:軸管、 24:トグルクランプ
25:ストッパーボルト、 26:位置決めピン
27:エアーノズル取付板、 29:減圧弁

Claims (4)

  1. 被処理鋼管の一端に接続される筒状のキャリア流体導入部と、この鋼管の他端に接続される負圧吸引部からなり、さらに前記キャリア流体導入部に空気を導入するホイッスル形状の空気導入装置が設けられているハイブリッド型ショットブラスト装置において、
    被処理鋼管の一端と筒状のキャリア流体導入部とがダミー管を外周側に配する空気導入部およびレデューサ管を介して接続され、
    前記キャリア流体導入部はキャリア流体を噴射するエアーノズルと、キャリア流体導入部の本体を構成する筒部と、この筒部と同軸かつ同内径の軸管とが設けられていることを特徴とするハイブリッド型ショットブラスト装置。
  2. 前記キャリア流体導入部に設けられている軸管が前記ダミー管を外周側に配する空気導入部を貫通していることを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド型ショットブラスト装置。
  3. 前記キャリア流体導入部にキャリア流体を噴射するエアーノズルの供給配管に流量計および減圧弁、並びに圧力計を設置することを特徴とする請求項1または2に記載のハイブリッド型ショットブラスト装置。
  4. 前記エアーノズルの取り替えがトグルクランプを用いたクランプ方式で行われることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のハイブリッド型ショットブラスト装置。
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