JP3150115U - ガスセパレーター - Google Patents
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Abstract
Description
そこで、温泉水からメタンガス等の可燃性の天然ガスを分離する必要があり、特に、最近の法改正により、メタンガスの濃度を基準値以下にすることが求められている。
しかしながら、従来のガスセパレーターでは、メタンガスの濃度を法改正の基準値以下にすることが難しい状況にある。
この種技術の先行文献として特許文献1がある。特許文献1は、かん水がガスセパレーターに供給されると、比重差によって天然ガスと温泉原水とに分離されるものである。
請求項1に係る考案は、温泉水を貯湯する密閉型の湯槽と、前記湯槽の上部に設けられた給湯口と、前記湯槽の上部に設けられたガス排出口と、前記湯槽の下部に設けられた排湯口とを備えたガスセパレーターに於いて、前記給湯口から給湯される湯水の落下位置に相互に所定高さ離反された複数段のジャマ板が取り外し自在に設けられたことを特徴とするガスセパレーターを提供するものである。
又、湯槽2は、湯槽2天井部から垂設され湯槽2底部近くまで延びて、湯槽2内を一次槽6と二次槽7とに区画する一次仕切板8と、二次槽7底部から起立し湯槽2中央近くまで延びて二次槽7の下部を仕切り、第1区画室9と第2区画室10とを形成する二次仕切板11とを備えている。
そして、ジャマ板12は湯水の流下効率を良好にするため、先端部が下方になるように斜設されている。但し、これに限定されるものではなく、水平に配設されても良い。
尚、前記受け台13は水平に配設されている。
そして、複数のジャマ板12,12…は下段のジャマ板12の先端部が上段のジャマ板12の先端部の下方に入り込むように相互に対向して配設されている。
更に、湯槽2は、一次槽6の下部側壁部に、エアーを供給する1又は2個のエアー供給口16が形成され、一次槽6と第2区画室10の下部側壁部に保温用熱電対を挿入するための保温用熱電対挿入口17が形成され、一次槽6及び二次槽7の上部側壁部に、清掃時に開閉自在の清掃口18が形成され、湯槽2の底部に排泥口19が形成されている。
尚、図1及び図2に於いて、20は湯槽2を載置する架台、21は湯槽2内の水位を示す。
同図(c)は、受け台13の取付け状態を示し、受け台13が取付けられた状態で、受け台13は、一次槽6の水平断面全面を蔽うように取付けられる。
又、左ジャマ板12Aは、先端部が一次槽6の内壁部に固着された係止部材36に載置され、且つ、左ジャマ板12Aの先端部の下面に垂設した垂設片37の右端が係止部材36の左端に当接して保持され、更に、左ジャマ板12Aの基端部が前記一次仕切り板8に固着された保持部材38に載置される。
更に、受け台13は、一次槽6の内壁部に固着された保持部材39に載置される。
図1に於いて、受け台13と、ジャマ板12,12…とを一次槽6内に取り付けた後、給湯口3から温泉水等の湯水を給湯すると、湯水はまず最上段の右ジャマ板12Bに落下し、右ジャマ板12Bに落下した衝撃によって、或いは、右ジャマ板12Bを流下する過程で、湯水からメタンガス等の可燃性ガスが分離し、分離したガスは上昇し、湯水は右ジャマ板12Bの孔31,31…と、右ジャマ板12Bの先端部と一次仕切板8との間隙とから下段の左ジャマ板12Aに落下する。
又、右ジャマ板12Bの先端部と一次仕切板8との間隙を通して給湯口3から左ジャマ板12Aに落下した湯水、及び、上段の前記右ジャマ板12Bの先端部或いは孔31,31…から下段の左ジャマ板12Aに落下した湯水は、落下した衝撃によって、或いは、左ジャマ板12Aを流下する過程で、湯水からメタンガス等の可燃性ガスが分離し、分離したガスは上昇し、湯水は左ジャマ板12Aの孔31,31…と、左ジャマ板12Aの先端部と一次槽6の内壁部との間隙とから下段の右ジャマ板12Bに落下する。
このようにして、順次湯水は下段のジャマ板12を同様に落下していく。
受け台13から落下した湯水は、一次仕切板8の下端と湯槽2底部との間に形成された間隙を介して一次槽6から第1次区画室9に入り、二次仕切板11をオーバーフローして第2次区画室10に入る。第1次区画室9と、第2次区画室10で分離したガスも上昇する。
第2次区画室10に入った湯水は、排湯口5から水位調節管15に入り、吐出口14から吐出する。前述した湯槽2内の湯水の流れは図1中に二点鎖線で示す。
湯槽2内で湯水から分離したガスは、ガス排出口4から排出する。
例えば、現在、改正法により定められたガス濃度基準値は、槽内空気測定法によるガス濃度基準値が25%LELであり、ヘッドスペース法によるガス濃度基準値が5%LELであるが、本考案によるガスセパレーターによるとこれらの基準値を達成することができる。
尚、湯水内にマイクロバブルが混入している場合は、エアー供給口16からエアーを供給してマイクロバブルを分離すれば、前記ガス濃度基準値をいずれも達成することができる。
2 湯槽
3 給湯口
4 ガス排出口
5 排湯口
6 一次槽
7 二次槽
8 一次仕切板
9 第1区画室
10 第2区画室
11 二次仕切板
12 ジャマ板
12A 左ジャマ板
12B 右ジャマ板
13 受け台
14 吐出口
15 水位調節管
16 エアー供給口
17 保温用熱電対挿入孔
18 清掃口
31,32 孔
Claims (14)
- 温泉水を貯湯する密閉型の湯槽と、前記湯槽の上部に設けられた給湯口と、前記湯槽の上部に設けられたガス排出口と、前記湯槽の下部に設けられた排湯口とを備えたガスセパレーターに於いて、前記給湯口から給湯される湯水の落下位置に相互に所定高さ離反された複数段のジャマ板が取り外し自在に設けられたことを特徴とするガスセパレーター。
- 前記ジャマ板は6段設けられていることを特徴とする請求項1記載のガスセパレーター。
- 前記ジャマ板は複数の孔が開穿されていることを特徴とする請求項1又は2記載のガスセパレーター。
- 前記ジャマ板は先端部が下方になるように斜設されていることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一に記載のガスセパレーター。
- 前記ジャマ板は下段のジャマ板の先端部が上段のジャマ板の先端部の下方に入り込むように相互に対向して配設されていることを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一に記載のガスセパレーター。
- 最下段のジャマ板の下方に複数の孔が開穿された受け台が取り外し自在に配設されていることを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか一に記載のガスセパレーター。
- 前記受け台に開穿された孔は、前記ジャマ板に開穿された孔よりも大きく形成されていることを特徴とする請求項6記載のガスセパレーター。
- 前記湯槽は、前記湯槽天井部から垂設され湯槽底部近くまで延びて、前記湯槽内を一次槽と二次槽とに区画する一次仕切板と、前記二次槽の底部から起立し湯槽中央近くまで延びて前記二次槽の下部を仕切り、第1区画室と第2区画室とを形成する二次仕切板とを備え、前記複数段の前記ジャマ板と、前記受け台とは前記一次槽に配設され、前記給湯口から給湯される湯水は、前記一次槽、前記二次槽の第1区画室、第2区画室へと順次流れて前記排湯口へ排出されるように構成されていることを特徴とする請求項6乃至7のうちいずれか一に記載のガスセパレーター。
- 前記ジャマ板は、相互に対向する2種類の左右ジャマ板から成り、前記左ジャマ板は、先端部が前記湯槽の内壁部との間に所定の間隙を有して前記一次槽の水平断面を覆う形に形成されると共に、前記一次仕切り板と前記湯槽の内壁部とに係止され、前記右ジャマ板は、先端部が前記一次仕切り板との間に所定の間隙を有して前記一次槽の水平断面を覆う形に形成されると共に、前記湯槽の内壁部に係止されていることを特徴とする請求項8記載のガスセパレーター。
- 前記二次仕切板の上端近傍の高さに吐出口を備えた水位調節管が前記排湯口に連結されていることを特徴とする請求項8又は9記載のガスセパレーター。
- 前記湯槽は、前記一次槽の下部側壁部に、エアーを供給する1又は2個のエアー供給口を備えていることを特徴とする請求項8乃至10のうちいずれか一に記載のガスセパレーター。
- 前記湯槽は、前記一次槽と前記第2区画室の下部側壁部に保温用熱電対挿入孔を夫々備えていることを特徴とする請求項8乃至11のうちいずれか一に記載のガスセパレーター。
- 前記湯槽は、前記一次槽及び前記二次槽の上部側壁部に、清掃時に開閉自在の清掃口を備えていることを特徴とする請求項8乃至12のうちいずれか一に記載のガスセパレーター。
- 前記ジャマ板はFRP又はステンレスで形成され、前記湯槽はFRP、ステンレス、クラッド鋼板のいずれかで形成されていることを特徴とする請求項1乃至13のうちいずれか一に記載のガスセパレーター。
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JP2009000706U JP3150115U (ja) | 2009-02-13 | 2009-02-13 | ガスセパレーター |
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JP2009000706U Expired - Lifetime JP3150115U (ja) | 2009-02-13 | 2009-02-13 | ガスセパレーター |
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2009
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