JP3150035U - 腹膜透析用カテーテル - Google Patents

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Abstract

【課題】腹腔及び皮下への留置が容易で、長期間留置することができ、患者自身が容易に操作でき、安価な腹膜透析用カテーテルを提供する。【解決手段】カフを、生体組織に固定する部位に外装固定してなる腹膜透析用カテーテルであって、皮下内に留置されるために、コネクタで固定された経皮アクセス部をループ状の弾性樹脂部材としたことを特徴とする。また、経皮アクセス部は、蛇腹構造であり、腹膜透析用カテーテルは、カフとコネクタの間をダブルルーメンとしたことを特徴とする。出口部感染による合併症やトラブルの低減、カテーテルの破損の防止等の効果が得られ、患者自身による腹膜透析療法が容易にできる腹膜透析用カテーテルが得られる。【選択図】図1

Description

本考案は、生体内組織中で固定するためのカフ部材を具備する腹膜透析用カテーテルに関する。
一般に腎不全などの治療には腹膜透析が行われるが、治療期間が長期に亘ることが多いため、これに使用する腹膜透析用カテーテルは、手術により患者の体内に留置する。このカテーテルは皮下組織及び筋層組織などに表皮から腹膜に至るトンネルを形成する留置術によって固定されるが、皮下組織などへの固定を十分に行うため、カフ部材を介して行われる。従来、腹膜透析用カテーテルとしてはポリエステル繊維などからなるフェルト、織物、不織布などのカフ部材に生体適合性のコラーゲンなどを付着させたものが用いられている(特許文献1:実公平4−8917号公報)。また、皮下にアクセスポートを埋め込み、体外にカテーテルの端部が露出しない腹膜透析用カテーテルも提案されている(特許文献2:特表2001−510079号公報)。
実公平4−8917号公報 特表2001−510079号公報
前者の場合、カフ部材により、長期間留置しても皮下組織に設けたいわゆる皮下トンネル内での炎症を起こすおそれが少なくなるものの、体外にカテーテルの端部に設けたコネクタが露出しており、腹膜透析液交換時に感染性合併症を発症する可能性があった。後者においては、構造が複雑で高価なものであった。
本考案は、上記従来の欠点を解消すべくなされたものであり、腹腔及び皮下への留置が容易で、長期間留置することができ、患者自身が容易に操作でき、安価な腹膜透析用カテーテルを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本考案は、カフを、生体組織に固定する部位に外装固定してなる腹膜透析用カテーテルであって、皮下内に留置されるために、コネクタで固定され、開口部を有しない経皮アクセス部を備えたことを特徴とする。また、経皮アクセス部は、ループ状の弾性樹脂部材としたことを特徴とする。また、経皮アクセス部は、蛇腹構造であることを特徴とする。また、この腹膜透析用カテーテルは、カフとコネクタの間をダブルルーメンとしたことを特徴とする。また、経皮アクセス部は、基材をほぼ円筒状の構造のチタニウム製とし、この基材をシリコン樹脂,ポリエステル,テトラフルオロエチレンから選択される樹脂材料でほぼ全面を被覆したことを特徴とする。
本考案によれば、ボディイメージの改善、出口部感染による合併症やトラブルの低減、カテーテルの破損の防止等の効果が得られ、患者自身による腹膜透析療法が容易にできる腹膜透析用カテーテルが得られる。
以下、図面を参照して、本考案を一実施例に基づき図面に沿って説明する。図1に示す本考案の腹膜透析用カテーテル1は、腹膜透析用カテーテル1の先端部1aをR形状にして開口させ、その近傍の腹腔内に留置する部分に腹膜透析液を出入させるための複数の小孔1bを設け、腹膜と接触する部分にシリコン発泡体からなり、生体適合材料であるコラーゲンを付着させたカフ2を外装したものである。
また、腹膜透析用カテーテル1の端部1cにはコネクタ3を介して、中空でループ形状の経皮アクセス部(皮下埋設ポート)4を設け、この経皮アクセス部4が皮膚直下3〜20mm程度の腹壁に留置されるようにしている。腹膜透析用カテーテル1は、シリコン発泡体からなり、好ましくは生体適合材料であるコラーゲンを付着させたカフ2を備えているため、生体による拒否反応も殆んどなく、生体適合性に優れ、長期間の留置が可能となっている。
また、カフ2が発泡体であるためクツシヨン性を有するので、体組織を圧迫することによる炎症が生じにくく、しかもその炎症によって起こる2次感染も殆んど起こることがない。その上、表面が微細な凹凸形状で、カフの表面に細胞浸潤により肉芽が入りこみやすいため、体組織への固定性が著しく向上する。更には、リントなどの繊維屑が遊離することがないため、血栓の原因となることもない。また、ループ状の経皮アクセス部(皮下埋設ポート)4は、基材をポリエステル,テトラフルオロエチレンとして成形し、表面にゼラチン,コラーゲン等を付着させ、好ましくは、蛇腹状に形成されている。ループ状の経皮アクセス部(皮下埋設ポート)4により、フィブリン析出等に伴う注排液不良のリスクを低減することが可能になるものと考えられる。
次に、本考案の腹膜透析用カテーテルの留置方法の一例について説明する。図2は本考案の腹膜透析用カテーテルの体組織内での留置状態を示す断面図である。本考案の腹膜透析用カテーテルの留置方法は、従来の腹膜透析用カテーテル留置術に準ずる手技により行なう。まず、最初に表皮Aから皮下組織B及び腹直筋鞘Cを通って腹膜Dまで貫通する第1孔(不図示)を形成し、そこに腹膜透析用カテーテル1を先端部1aから挿入する。孔部(側孔)1bの開いた腹膜透析用カテーテル1の先端部1aをDouglas窩(腹腔E)に留置し、カフ(inner cuff)2を腹膜Dに固定する。続いて鈍的に皮下脂肪組織(皮下組織B)を剥離して対側の経皮アクセス部4を皮下直下(皮下組織:腹壁B)に留置する。
図3は、第2の実施例の腹膜透析用カテーテル1を示すもので、カフ2とコネクタ3の間を2つのルーメンで形成し、腹腔E内に留置される先端部1aが2つのチューブに分かれている点が実施例1とは異なる。また、好ましくは、先端部1aに錘を設けたり、カフ2直下5cm程度の剛性を高くするようにする。このような形状にすることで、腹膜透析用カテーテル1の先端のハネ防止を図ることができる。
図4は、第3の実施例の腹膜透析用カテーテル1を示すもので、コネクタ3を介して端部1cに経皮アクセス部4を設け、この経皮アクセス部4は、ほぼ円筒状上の構造で、基材4aをチタニウム製とし、上部には、穿刺用針の穿刺部はほぼ円形の開口部を備えている。この基材4aをシリコン樹脂,ポリエステル,テトラフルオロエチレンから選択される樹脂材料によりほぼ全面を覆う被覆部4bとしている。経皮アクセス部4を除いた部分の構成は実施例1と同様である。経皮アクセス部4をこのような形状にすることで、穿刺が容易となり、抜けにくいL字形状の穿刺針を適用することが可能となる。
本願考案の腹膜透析用カテーテルを示す図である。 本願考案の腹膜透析用カテーテルが腹腔内に留置された状態を示す模式図である。 本願考案の他の実施例の腹膜透析用カテーテルを示す図である。 本願考案の他の実施例の腹膜透析用カテーテルを示す図である。
符号の説明
1…腹膜透析用カテーテル、1a…先端部、2…カフ、3…コネクタ、4…経皮アクセス部

Claims (5)

  1. カフを、生体組織に固定する部位に外装固定してなる腹膜透析用カテーテルであって、皮下内に留置されるために、コネクタで固定され、開口部を有しない経皮アクセス部を備えたことを特徴とする腹膜透析用カテーテル。
  2. 前記経皮アクセス部は、ループ状の弾性樹脂部材としたことを特徴とする腹膜透析用カテーテル。
  3. 該経皮アクセス部は、蛇腹構造であることを特徴とする請求項1に記載の腹膜透析用カテーテル。
  4. 該腹膜透析用カテーテルは、前記カフと前記コネクタの間をダブルルーメンとしたことを特徴とする請求項1に記載の腹膜透析用カテーテル。
  5. 該経皮アクセス部は、基材をほぼ円筒上の構造のチタニウム製とし、この基材をシリコン樹脂,ポリエステル,テトラフルオロエチレンから選択される樹脂材料でほぼ全面を被覆したことを特徴とする請求項1に記載の腹膜透析用カテーテル。
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