JP3149864U - 油圧ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】従来のような油圧ポンプとモータとの回転軸の心合せ作業を省略することができ、カップリングの使用も必要なくなる油圧ポンプの提供。【解決手段】モータ40のケーシング42には蓋43が組み付けられ、前記モータ40の内部には回転軸41が組み付けられ、前記回転軸41は前記蓋43に開設された貫通孔431を挿通して前記モータ40の外部に突出し、その油圧ポンプジョイント51が前記蓋43に設けられ、前記回転軸41が前記油圧ポンプジョイント51に貫入され、前記回転軸41には内回転子52と外回転子53が組み付けられ、前記油圧ポンプジョイント51が前記油圧ポンプジョイント51に被せられているカバー54に液密される油圧ポンプにおいて、前記油圧ポンプジョイント51と前記蓋43とが一体成形され、前記回転軸41は長さが油圧ポンプの内部まで挿入可能な長さであり、同時にモータと油圧ポンプとの回転軸とされる。【選択図】図3

Description

本考案は、油圧ポンプに係り、特に、油圧ポンプの内部に挿入されるモータの回転軸が同時に油圧ポンプの回転軸とされることにより、従来のような油圧ポンプとモータとの回転軸の心合せ作業を省略することができる油圧ポンプに関するものである。
従来、台湾特許第97211022号の「サイクロイド式流体ポンプ」が提案され、これは、本体と、外回転子と、回転軸と、内回転子と、少なくとも一つの軸受と、カバーと、を含み、前記本体には、軸穴が開設されており、オイル出入り口と連通する収容空間が設けられており、前記収容空間は、外部と連通しており、前記軸穴に対して偏心している。
前記外回転子は、前記収容空間と同心しており、前記収容空間内に回動自在に設けられており、前記外回転子には、前記本体の軸穴と同心する貫通孔が開設されている。
前記回転軸は、前記本体の軸穴に貫入されている。前記内回転子は、前記外回転子に合せて回転するとオイルを圧送することができ、前記回転軸が貫入されており、前記貫通孔に収容されており、前記回転軸の回転方向において、前記内回転子と前記回転軸とが互いに定位されている。
前記軸受には、前記回転軸が貫入されており、前記本体の前記収容空間の両側の少なくとも一側に定位されている。前記カバーは、前記本体の前記収容空間が開設された一端に被せられている。
しかしながら、上記のサイクロイド式流体ポンプによれば、次のような欠点があった。
従来の油圧ポンプは、図1に示すように、回転軸2には二つの組合平面21、22を加工することが必要であり、なお、モータ1の回転軸11の端面には結合穴111を加工することも必要であり、結合穴111には組合平面112、113を有することが必要であり、回転軸11に穴を開けることが困難であり、且つ開設される穴と回転軸11との同心度を高くすることが難しいので、回転軸2が断裂し易く、そしてこれらの部材は熱処理が容易でなく、加工コストが高く、これらの部材を連接する構造の加工コストも高い。
上記の欠点を解決するために、図2に示すカップリング3が開発され、これは、モータの回転軸に軸連結器31を設け、ポンプの回転軸に軸連結器32を設け、軸連結器31と軸連結器32との対向面には、溝311と溝312とがそれぞれ開設されており、軸連結器31と軸連結器32との間には弾性子33が設けられており、弾性子33の凸部331は、軸連結器31の凸部312と、軸連結器32の凸部322と、の間に介在されており、弾性子33により、モータの回転軸とポンプの回転軸とは、同心度が高くなくても、断裂し難く、しかし、カップリング3を別に増設することが必要であり、且つモータとポンプとの間のスペースが狭い場合には、カップリング3を設けることができない。
台湾特許第97211022号公報
本考案の主な目的は、油圧ポンプの内部に挿入されるモータの回転軸が同時に油圧ポンプの回転軸とされることにより、従来のような油圧ポンプとモータとの回転軸の心合せ作業を省略することができる油圧ポンプを提供することにある。
本考案の次の目的は、油圧ポンプの内部に挿入されるモータの回転軸が同時に油圧ポンプの回転軸とされることにより、従来のようにカップリングを設けることが必要なくなる油圧ポンプを提供することにある。
本考案の請求項1に記載の油圧ポンプによると、モータのケーシングには蓋が組み付けられており、前記モータの内部には回転軸が組み付けられており、前記回転軸は前記蓋に開設された貫通孔を挿通して前記モータの外部に突出しており、その油圧ポンプジョイントが前記蓋に設けられており、前記回転軸が前記油圧ポンプジョイントに貫入されており、前記回転軸には回転子が組み付けられており、前記油圧ポンプジョイントが前記油圧ポンプジョイントに被せられてるカバーに液密される油圧ポンプにおいて、前記油圧ポンプジョイントと前記蓋とが一体成形されたものであり、前記回転軸の長さは油圧ポンプの内部まで挿入可能な長さであり、前記回転軸が同時にモータと油圧ポンプとの回転軸とされることを特徴とする油圧ポンプである。
本考案の請求項2に記載の油圧ポンプによると、前記回転子は、内回転子と、外回転子と、を含んでもよい。
本考案の請求項3に記載の油圧ポンプによると、前記油圧ポンプジョイントと前記蓋とは、鋳造によって一体成形されたものである。
本考案の油圧ポンプによれば、次のような効果がある。
(1)油圧ポンプの内部に挿入されるモータの回転軸が同時に油圧ポンプの回転軸とされることにより、従来のような油圧ポンプとモータとの回転軸の心合せ作業を省略することができる。
(2)油圧ポンプの内部に挿入されるモータの回転軸が同時に油圧ポンプの回転軸とされることにより、従来のようにカップリングを設けることが必要なくなる。
従来の油圧ポンプの分解斜視図である。 従来の別の油圧ポンプの分解斜視図である。 本考案の実施例に係る油圧ポンプの分解斜視図である。 本考案の実施例に係る油圧ポンプの組合状態の模式図である。 本考案の実施例に係る油圧ポンプの組合状態の断面図である。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず、図3乃至図5を参照する。本考案の実施例に係る油圧ポンプは、モータ40と、ポンプ本体50と、を含む。
モータ40は、回転軸41と、ケーシング42と、蓋43と、を含む。
ポンプ本体50は、油圧ポンプジョイント51と、内回転子52と、外回転子52と、カバー54と、を含む。
ケーシング42には蓋43が被せられており、回転軸41は、モータ40の内部に組み付けられており、蓋43に開設された貫通孔431を挿通してモータの40外部に突出しており、ポンプ本体50の油圧ポンプジョイント51が蓋43に一体成形されており、且つ回転軸41は、油圧ポンプジョイント51に貫入されており、内回転子52と外回転子53とが組み付けられており、油圧ポンプジョイント51が油圧ポンプジョイント51に被せられているカバー54に液密される。
油圧ポンプジョイント51と蓋43とは、鋳造によって一体成形されたものであり、油圧ポンプ50の内部に挿入されるモータ40の回転軸41が同時に油圧ポンプ50の回転軸とされるので、従来のような油圧ポンプ50とモータ40との回転軸の心合せ作業を省略することができ、生産コストを大幅に低減することができる。
油圧ポンプジョイント51と蓋43とは、鋳造によって一体成形されたものであり、油圧ポンプ50の内部に挿入されるモータ40の回転軸41が同時に油圧ポンプ50の回転軸とされるので、従来のようにカップリングを設けることが必要なくなり、全体の構造が簡素化になり、組付作業も容易になる。
1 モータ
2 回転軸
3 カップリング
11 回転軸
21 組合平面
22 組合平面
31 軸連結器
32 軸連結器
33 弾性子
40 モータ
41 回転軸
42 ケーシング
43 蓋
50 ポンプ本体
51 油圧ポンプジョイント
52 内回転子
53 外回転子
54 カバー
111 結合穴
112 組合平面
113 組合平面
311 溝
312 凸部
321 溝
322 凸部
331 凸部
431 貫通孔

Claims (3)

  1. モータのケーシングには蓋が組み付けられており、前記モータの内部には回転軸が組み付けられており、前記回転軸は前記蓋に開設された貫通孔を挿通して前記モータの外部に突出しており、その油圧ポンプジョイントが前記蓋に設けられており、前記回転軸が前記油圧ポンプジョイントに貫入されており、前記回転軸には回転子が組み付けられており、前記油圧ポンプジョイントが前記油圧ポンプジョイントに被せられているカバーに液密される油圧ポンプにおいて、
    前記油圧ポンプジョイントと前記蓋とが一体成形されたものであり、前記回転軸の長さは油圧ポンプの内部まで挿入可能な長さであり、前記回転軸が同時にモータと油圧ポンプとの回転軸とされることを特徴とする、油圧ポンプ。
  2. 前記回転子は、内回転子と、外回転子と、を含むことを特徴とする、請求項1に記載の油圧ポンプ。
  3. 前記油圧ポンプジョイントと前記蓋とは、鋳造によって一体成形されたものであることを特徴とする、請求項1に記載の油圧ポンプ。
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