JP3149589B2 - ストレーナ - Google Patents
ストレーナInfo
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- JP3149589B2 JP3149589B2 JP34739892A JP34739892A JP3149589B2 JP 3149589 B2 JP3149589 B2 JP 3149589B2 JP 34739892 A JP34739892 A JP 34739892A JP 34739892 A JP34739892 A JP 34739892A JP 3149589 B2 JP3149589 B2 JP 3149589B2
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- Japan
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- strainer
- fluid
- cap
- cylindrical portion
- casing
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- Expired - Lifetime
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Description
するためのストレーナに関する。
が残留していると、この固形物が潤滑油に混入して潤滑
されるべき軸受等の機器に入り込み、軸受等に損傷を与
えることになる等のために、潤滑油等の流体中の固形物
を除去するためのストレーナが、流体を扱う装置類に広
く使用されている。図2に例示する従来例のストレーナ
は、電力用または産業用の蒸気タービンのジャーナル軸
受、スラスト軸受、複合軸受、あるいは減速歯車等の給
油配管路に装着されて、フラッシング油を用いて行うフ
ラッシングに際して使用されるものである。
と、ストレーナエレメント12と、キャップ13と、エ
レメント押さえ具14とで構成されたストレーナであ
る。ケーシング11は、流体としてのフラッシング油1
9を流入させる流体入口部11a、フラッシング油19
を流出させる流体出口部11b、流体入口部11aと流
体出口部11bとの中間に配置されて円形の貫通孔11
dが形成されたストレーナエレメント装着部11c、ス
トレーナエレメント装着部11cと流体出口部11bと
の中間に配置されたストレーナエレメント収納部11
e、流体入口部11aとストレーナエレメント装着部1
1cとの中間に配置されてめねじ11gを有するキャッ
プ装着部11fを備えるものである。ストレーナエレメ
ント12は、流体中の固形物を除去する円筒状に形成さ
れた金網12aと、金網12aの一方の端部に装着され
た断面形状がL字形のフランジ12bと、金網12aの
他方の端部に装着された除去した固形物を貯留させるた
めの円板状の底板12cとで構成され、ストレーナエレ
メント装着部11cに形成された貫通孔11dから底板
12cを先にしてストレーナエレメント収納部11e中
に収納され、フランジ12bによりストレーナエレメン
ト装着部11cに保持される。キャップ13は、柱状形
をしており一方の端部は径をやや細くした円柱状としそ
の円柱状の外周部におねじ13aが形成されており、こ
のおねじ13aをめねじ11gにねじ込んでキャップ装
着部11fに着脱自在に装着される。エレメント押さえ
具14は、細い円柱状をしたいわゆるピン状のもので、
キャップ13のおねじ13aが形成されている側の端面
13bに打ち込まれて固着されており、キャップ13が
キャップ装着部11fに装着される際に、回転しながら
その先端部14aでフランジ12bを押圧することでス
トレーナエレメント12をケーシング11のストレーナ
エレメント装着部11cに対してしっかり固定する。
備えており、蒸気タービンのスラスト軸受,複合軸受,
あるいは減速歯車等の図示しない給油配管路内からの、
金属粉,溶接滓等の図示しない固形物を除去するための
フラッシングに際して、給油配管路に装着されて、フラ
ッシング油19を、矢印で示した如く流体入口部11a
から流体出口部11bに向けて通流させるものである。
フラッシング時において、給油配管路中の固形物は、フ
ラッシング油19と共に流れてきて流体入口部11aか
らストレーナ10に入り、ストレーナエレメント12の
金網12aにより捕捉され、底板12cの上面等のスト
レーナエレメント12の内側に捕集される。給油配管路
中の固形物をストレーナエレメント12に捕集し終える
ことでフラッシングが完了となる。ところで、ストレー
ナエレメント12に捕集された固形物は、フラッシング
が完了後に先ずキャップ13をケーシング11から外
し、ストレーナエレメント12をケーシング11から取
り出し、ストレーナエレメント12内から取り出して廃
棄する。これによりストレーナエレメント12は再使用
が可能となるので、ストレーナ10に再度装着する。
るストレーナ10においては、フラッシングの作業が適
切な条件で実施されている場合には所期のフラッシング
が行われるのであるが、何等かの誤操作等により過剰な
流量のフラッシング油19がフラッシング対象の給油配
管路中に通流されてしまった場合には次記の問題を生じ
る。すなわち、過剰な流量のフラッシング油19がスト
レーナエレメント12に通流されると、金網12aの内
側と外側との間に、金網12aの流体抵抗(金網12a
は、細粒の固形物までを極力捕捉できるようにするため
に細かい網目としている。このため、その流体抵抗は比
較的大きい値とならざるをえないものである。)に基づ
く圧力差が発生し、この圧力差が過大となることによ
り、金網12aの破壊が発生することがある。なかで
も、スラスト軸受,複合軸受,減速歯車はその流量抵抗
が小さいため、この部分に過剰な流量のフラッシング油
19が流れる頻度が高いものである。
した固形物が再び給油配管路中に流れ出してしまうとと
もに、金網12aの破片までもが給油配管路に入り込ん
でしまうこととなり、再度フラッシングをやり直さざる
をえなくなることで、例えば、蒸気タービンの建設所要
期間を長くし、建設納期の遅延とか建設費用の上昇等の
問題までも誘発する。
なされたものであり、その目的は、通流する流体の流量
が過剰となるのを抑制することが可能なストレーナを提
供することにある。
は、 1)流体入口部および流体出口部を有するケーシング
と、このケーシング中に装着されて流体中の固形物を捕
集するストレーナエレメントと、前記ケーシングに取り
付けられて前記ストレーナエレメントの交換時に着脱さ
れるキャップと、このキャップと前記ストレーナエレメ
ントの間に介挿されて前記キャップを前記ケーシングに
装着することにより前記ストレーナエレメントをその流
体流入側から押圧することでストレーナエレメントをケ
ーシングに対して固定するエレメント押さえ具を備えた
ストレーナにおいて、エレメント押さえ具は、ストレー
ナエレメントの流体流入側の開口を覆いしかも多数の貫
通孔を有する抵抗体を備えた構成とすること、また 2)前記1項記載の手段において、エレメント押さえ具
の備える抵抗体は、ストレーナエレメントの径とほぼ同
一径の円筒部を有し、この円筒部に多数の貫通孔を形成
した構成とすること、さらにまた 3)前記1項記載の手段において、エレメント押さえ具
は、ストレーナエレメントの径とほぼ同一径でしかも多
数の貫通孔が形成された円筒部と、この円筒部を流体の
流入側で覆う塞ぎ板と、この塞ぎ板の流体の流入側の中
央部に装着されたねじ付き棒体で構成され、前記ねじ付
き棒体によりキャップに装着される構成とすること、に
より達成される。
えば、ストレーナエレメントの径とほぼ同一径の円筒部
を有し,この円筒部に多数の貫通孔を形成した構成とす
るとか、ストレーナエレメントの径とほぼ同一径でしか
も多数の貫通孔が形成された円筒部と,この円筒部を流
体の流入側で覆う塞ぎ板と,この塞ぎ板の流体の流入側
の中央部に装着されたねじ付き棒体で構成され,前記ね
じ付き棒体によりキャップに装着される構成を有する、
ストレーナエレメントの流体流入側の開口を覆いしかも
多数の貫通孔を有する抵抗体を備えた構成とすることに
より、流体は、抵抗体をまず通流し、その後にストレー
ナエレメント部に入るようにする。流体は抵抗体を通流
する際には、小さい径の貫通孔中を通流することとな
り、貫通孔による流体抵抗の値は、よく知られているよ
うに、流体流量の二乗により増大する性質を持つので、
流体の流量は、貫通孔による流体抵抗により抑制され
る。
説明する。図1は本発明の一実施例によるストレーナの
側断面図である。図1において、図2に示した従来例の
ストレーナと同一部分には同じ符号を付し、その説明を
省略する。図1において、1は、ケーシング11と、ス
トレーナエレメント12と、キャップ2と、エレメント
押さえ具3とで構成されたストレーナである。
筒部31と、この円筒部31の流体の流入側の開口を覆
う塞ぎ板32と、この塞ぎ板32の流体の流入側の中央
部に装着されたねじ付き棒体33とで構成される。ここ
で、円筒部31は、ストレーナエレメント12の径とほ
ぼ同一径でしかも多数の貫通孔31aが形成されてお
り、また、ねじ付き棒体33には、その外周におねじ3
3aが形成されており、しかも、その端部にねじ付き棒
体33を回動させるための面取部33bが形成されてい
る。キャップ2は、図2に示した従来例のストレーナ1
0の備えるキャップ13に対して、その中心に、エレメ
ント押さえ具3の備えるおねじ33aと嵌まり合うめね
じ2aを形成したものである。
めねじ2aにねじ込んでキャップ2に装着される。エレ
メント押さえ具3に装着したキャップ2は、従来例のス
トレーナ10の備えるキャップ13と同様に、おねじ1
3aでキャップ装着部11fに装着される。キャップ2
が装着された後、エレメント押さえ具3は、面取部33
bで回動して円筒部31の先端部31bを進め、この先
端部31bでフランジ12bを押圧することでストレー
ナエレメント12をケーシング11のストレーナエレメ
ント装着部11cに対してしっかり固定する。
あるフラッシング油19は、抵抗体である円筒部31の
備える小さい径の貫通孔31a中を通流し、その後にス
トレーナエレメント12に入ることになる。小さい径の
貫通孔31aは通流しようとするフラッシング油19の
流量を抑制する流体抵抗として働く。これにより、何等
かの誤操作等により過剰な流量のフラッシング油19が
フラッシング対象の給油配管路中に通流されえる状態に
なったとしても、貫通孔31aによる流体抵抗により、
フラッシング油19の流量は抑制される。特に、貫通孔
31aによる流体抵抗は流体流量の二乗により増大する
ので、過大な流量の抑制に対して有効に働く。本発明の
ストレーナ1の使用により、前記したとおり、過剰な流
量のフラッシング油19がフラッシング対象の給油配管
路中に通流されえる状態になったとしても、フラッシン
グ油19の流量が過大となることはなくなり、フラッシ
ング油19の流量過大による金網12aの破壊の発生を
解消することが可能となる。
き棒体33を介してキャップ2に装着されるとしてきた
が、これに限定されるものではなく、例えば、キャップ
2の端面13bに直接装着してもよいものであり、この
場合には、キャップ2にめねじ2aを形成することは不
要である。また、今までの説明では、抵抗体は多数の小
さい径の貫通孔31aを備えた円筒部31であるとして
きたが、これに限定されるものではなく、例えば、抵抗
体はストレーナエレメント12の径とほぼ同一径でしか
も多数の貫通孔が形成された円板状の薄板としてもよい
ものであり、この場合には、貫通孔が形成された円板状
の薄板状は、キャップ2の端面13bにピン等を介して
装着することが好ましい。
エレメント押さえ具を、例えば、ストレーナエレメント
の径とほぼ同一径の円筒部を有し,この円筒部に多数の
貫通孔を形成した構成とするとか、ストレーナエレメン
トの径とほぼ同一径でしかも多数の貫通孔が形成された
円筒部と,この円筒部を流体の流入側で覆う塞ぎ板と,
この塞ぎ板の流体の流入側の中央部に装着されたねじ付
き棒体で構成され,前記ねじ付き棒体によりキャップに
装着される構成を有する、ストレーナエレメントの流体
流入側の開口を覆いしかも多数の貫通孔を有する抵抗体
を備えた構成とすることにより、ストレーナ中を通流す
る流体は、抵抗体の持つ流体抵抗により抑制されること
により、過剰な流量となることを防止される。
しても、過剰な流量の流体がストレーナ中を通流あるい
はこれによる金網の破壊が発生することはなくなり、従
って、フラッシングの再実施は不要となり、蒸気タービ
ン等の建設所要期間の延長であるとか、建設費用の上昇
等の問題が解消されるとの効果を奏する。
Claims (3)
- 【請求項1】流体入口部および流体出口部を有するケー
シングと、このケーシング中に装着されて流体中の固形
物を捕集するストレーナエレメントと、前記ケーシング
に取り付けられて前記ストレーナエレメントの交換時に
着脱されるキャップと、このキャップと前記ストレーナ
エレメントの間に介挿されて前記キャップを前記ケーシ
ングに装着することにより前記ストレーナエレメントを
その流体流入側から押圧することでストレーナエレメン
トをケーシングに対して固定するエレメント押さえ具を
備えたストレーナにおいて、 エレメント押さえ具は、ストレーナエレメントの流体流
入側の開口を覆いしかも多数の貫通孔を有する抵抗体を
備えたものであることを特徴とするストレーナ。 - 【請求項2】請求項1記載のストレーナにおいて、 エレメント押さえ具の備える抵抗体は、ストレーナエレ
メントの径とほぼ同一径の円筒部を有し、この円筒部に
多数の貫通孔を形成したものであることを特徴とするス
トレーナ。 - 【請求項3】請求項1記載のストレーナにおいて、 エレメント押さえ具は、ストレーナエレメントの径とほ
ぼ同一径でしかも多数の貫通孔が形成された円筒部と、
この円筒部を流体の流入側で覆う塞ぎ板と、この塞ぎ板
の流体の流入側の中央部に装着されたねじ付き棒体で構
成され、前記ねじ付き棒体によりキャップに装着される
ものであることを特徴とするストレーナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34739892A JP3149589B2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | ストレーナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34739892A JP3149589B2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | ストレーナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06190215A JPH06190215A (ja) | 1994-07-12 |
JP3149589B2 true JP3149589B2 (ja) | 2001-03-26 |
Family
ID=18389954
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34739892A Expired - Lifetime JP3149589B2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | ストレーナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3149589B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6434202A (en) * | 1987-07-30 | 1989-02-03 | Kubota Ltd | Working wagon of automatic conduct type |
DE202010009933U1 (de) * | 2010-07-08 | 2010-10-07 | Seebach, Ingo, Dr. | Leitungsfilter einer Hydraulikanlage |
CN111036011B (zh) * | 2019-12-18 | 2020-09-22 | 深圳市前海汰洋环保科技有限公司 | 一种纳米空化一体化设备 |
-
1992
- 1992-12-28 JP JP34739892A patent/JP3149589B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06190215A (ja) | 1994-07-12 |
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