JP3149543U - 温灸療法器 - Google Patents

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利三 福岡
利三 福岡
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Abstract

【課題】構造が簡略化されているとともに安定性と安全性とに優れた温灸療法器を提供する。【解決手段】底の凹面から上面に薬剤充填用の薬室孔が貫通穿設されているとともに、周面から該薬室孔に連通する通気孔が穿孔されている略円錐台状の薬室台2と、該薬室孔と同幅の穴が穿孔されている板体から成り、該穴と薬室孔とを整合させて薬室台2に耐火材を介して装着される艾収納具搭載板3と、上下両端が開口されたネット状の筒体から成り、該筒体の下端開口部が艾収納具搭載板3の穴の周縁部に設置される艾収納具4と、周面に通気孔が穿孔されている筒体から成り、艾収納具搭載板3を該筒体内に収納するとともに、さらに該筒体内に艾収納具4が挿設される艾収納具保持筒5と、から構成されている。【選択図】図1

Description

この考案は温灸療法器の改良に関し、特に構造が簡略化されて使い易く、また、安定性および安全性に優れている温灸療法器に関するものである。
温灸療法は、自律神経が最も集中している臍の周囲に熱を加えることによって、自律神経に刺激を与え、その刺激を脳の神経へ伝え、さらに脳から内蔵器官に指令を出し、それら内蔵器官を活性化する療法であり、特に、下垂・弛緩した胃腸の治療に効果がある。つまり、この療法は、臍の周囲に加えられた熱を利用して、血行機能の障害と新陳代謝の障害を取り去る療法であり、その効果ゆえ広く利用されて来ている。
従来、この療法を行う温灸療法器としては、第3図および第4図に示すようなものが存在した。
従来例では、薬室台12と、金属製の薬室台焼け防止金具13と、金属製の内筒搭載板14と、陶器製の内筒15と、金属製の外筒16とから構成されていた。
薬室台12には、薬剤(補血剤)を充填する薬室孔121と該薬室孔121に連通する通気孔122が穿設されているとともに、底面にはネット状の布材(寒冷紗)123が貼着されていた。
薬室台焼け防止金具13は、中央に穴131が穿孔されているとともにフランジ部132が延設されており、前記薬室台12の頭部に固着されていた。
内筒搭載板14は、中央に穴141が穿孔されており、薬室台焼け防止金具13の上に載置されていた。
内筒15には、後述する外筒16のガス点火口164が挿嵌される逆U字形の溝151が切欠されており、前記内筒搭載板14の上部に搭載されていた。
外筒16には通気孔161が穿孔されているとともに、周囲および上端部には開閉栓163が設けられているガス管162が配設されていた。さらに、上端部のガス管162からは、筒内に向けてガス点火口164が突設されていた。
上記のように構成されていた従来の温灸療法器11は、薬室孔121に薬剤(補血剤)を充填して第4図に示すように組み立てた後、患者の臍部の上に設置し、開栓した後にガス点火口164に点火して薬剤(補血剤)を加熱していた。
しかしながら、上記の従来の温灸療法器は、以下のような問題点がある。
すなわち、外側の円筒に直接ガス管が配設されているため安全性に問題がある。また、呼吸や体の移動に際して腹部が上下または左右に移動するため、腹部の動きと連動せず、温灸療法器が転倒したりして、火傷等の事故を起こす危険性があった。
特開2002−45410号 特開2002−315811号
この考案は、上述した問題点に鑑み、従来の温灸療法器に比べて、全体として構造が簡略化されているとともに安定性と安全性とに優れた温灸療法器を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本考案に係る温灸療法器は、底の凹面から上面に薬剤充填用の薬室孔が貫通穿設されているとともに、周面から該薬室孔に連通する通気孔が穿設されている略円錐台状の薬室台と、該薬室孔と同幅の穴が穿孔されている板体から成り、該穴と薬室孔とを整合させて前記薬室台に耐火材を介して装着される艾(もぐさ)収納具搭載板と、上下両端が開口されたネット状の筒体から成り、該筒体の下端開口部が前記艾収納具搭載板の穴の周縁部に設置される艾収納具と、周面に通気孔が穿孔されている筒体から成り、前記艾収納具搭載板を該筒体内に収納するとともに、さらに該筒体内に前記艾収納具が挿設される艾収納具保持筒とから構成されている。
上記のように構成される温灸療法器は、以下のように作用する。
艾収納具を設置することにより、艾の燃焼熱によって薬剤の成分が臍部に吸収されるため、ガス管等の火器を直接配設することがなく安全性が向上され、また、全体の構造も簡素化される。また、薬室台に薬室台固定具のリングを装着し、固定帯体を患者に取り付けることによって、温灸療法器が患者の腹部に安定して設置される。
以下、この考案に係る温灸療法器を添付の図面に示されている一実施例に基づいて詳細に説明する。
第1図はこの温灸療法器1の断面図であり、第2図は本温灸療法器1の分解組立図である。温灸療法器1は、薬室台2と、艾収納具搭載板3と、艾収納具4と、艾収納具保持筒5とから構成されており、薬室台固定具6によって固定される。
薬室台2は、略倒椀形に成形された木製の円錐台であり、底面21の中央に円形の凹部22が形成されているとともに、該凹部22周縁には後述する薬剤(補血剤)が腹部へ直接落下すること防止するためのネット状の布材(寒冷紗)23が貼着されている。また、薬室台2の内部中央には、薬剤(補血剤)が充填される薬室孔24が穿設されており、該薬室孔24は底面の凹部22より小径の貫通孔である。
薬室孔24は、中央部に段241が形成されており、該段241の上部孔242はより小径に形成されている。さらに、薬室台2の周面25の中央には後述する艾収納具保持筒5を設置する段部251が形成されている。また、該段部251の上方付近の周面には、薬室孔24に連通する通気孔26が複数穿孔されている。この通気孔26は、後述する艾収納具4内に詰め込まれて燃焼する艾の燃焼熱が薬室孔24に充填される薬剤(補血剤)に伝わり易くするために形成されている。
艾収納具搭載板3は、略倒円皿形に成形された金属板であり、中央に前記薬室孔24の上部孔242より小径の穴31が穿孔されているとともに、該穴31を前記薬室孔24の上部孔242に整合させるようにして薬室台2の頭部27に固着されている。
また、該穴31からは、後述する艾収納具4の下開口部を設置する段が形成されている傾斜部32が連設されているとともに、該傾斜部32の端部にはフランジ部33が延設されている。
さらに、傾斜部32とフランジ部33との境界部位には、艾収納具搭載板3を薬室台2に固着するための螺子35が挿入される孔34が複数穿孔されている。
また、艾収納具搭載板3の傾斜部32と薬室台2の頭部27の間に形成されたスペース、および薬室孔24の上部孔242の周囲には、耐火材36が充填されている。耐火材36は、後述するように薬室孔24の上部孔242内に充填される薬剤(補血剤)の加熱によって該薬室孔24の上部孔242が焼けるのを防止するために充填される。
艾収納具4は、上下両端が開口されているラッパ形に成形されている金網製の筒体である。また、該筒体の上・下開口部には、両開口部を円形に成形するためのリング41、42が周設されている。さらに、艾収納具4は、前記艾収納具搭載板3の上に設置される。すなわち、艾収納具搭載板3の穴31に艾収納具4の下開口部を被せるようにして艾収納具4を艾収納具搭載板3の傾斜部32に設置する。なお、艾収納具4は、該艾収納具4に詰め込まれる艾の燃焼を促進させる意味から金網で構成されていることが好ましい。
艾収納具保持筒5は、上下両端が開口されている金属製の円筒体であり、該円筒体周面51の下部には、通気孔52が複数穿孔されている。この通気孔52は、前述した艾収納具4に詰め込まれる艾収納具搭載板3の燃焼を促進するために形成されている。また、艾収納具保持筒5は、該円筒体内に艾収納具搭載板3が収納されるとともに艾収納具4を保持するように、前記薬室台2の段部251に載置される。
薬室台固定具6は、前記薬室台2の周面に環装される金属製のリング61と、該リング61の相対向する2箇所に取り付けられている固定帯体62とからなる。
実際の使用に当たっては、薬室台2の薬室孔24に薬剤(補血剤)を充填する。該薬室台2を患者の臍部の上に設置し、薬室台固定具6のリング61を薬室台2の周面に環装させるとともに、固定帯体62を患者の背中にまわして締めることによって薬室台2を臍部に固定する。
次に、艾収納具保持筒5を薬室台2の周面25の段部251に載置する。続いて、艾を詰め込んだ艾収納具4の下開口部を艾収納具搭載板3の穴31に被せるようにして艾収納具搭載板3の傾斜部32に載置する。
次に、艾収納具4に詰められた艾の真中に凹部を形成し、その中に火の付いたマッチ軸を入れて艾に点火する。艾の燃焼熱によって薬室孔24に充填されている薬剤(補血剤)が加熱され、成分が効果的に臍部に吸収される。これによって、自律神経が刺激され、内蔵器官が活性化される。なお、薬室台2をより安定させて患者の臍部の上に設置するためには、薬室台2の底面より小径の穴が穿孔されたネル等の布地を腹部に敷設することが好ましい。すなわち、該穴を臍部に合わせるようにして腹部に布地を敷設し、該穴の上部に温灸療法器を固定・設置する。
以上、この考案の一実施例について説明したがこの考案は上記実施例に限定されるものではなくその考案の要旨の範囲内において適宜変形実施可能であることは言うまでもない。
この考案に係る温灸療法器は、上記詳述したような構成であるので、従来の問題点を解消し、以下のような実用的効果を有する。すなわち、薬室台固定具によって薬室台・艾収納具搭載板・艾収納具・艾収納具保持筒を腹部上に安全かつ安定して設置することができる。また、従来のガス管に替えて極めて簡単な構成の艾収納具を設置することにより、全体として構成が簡略化されて使い易い。
本考案に係る温灸療法器の断面図 本考案に係る温灸療法器の分解組立図 従来例の分解組立図 従来例の断面図
1 温灸治療器
2 薬室台
3 艾収納具搭載板
4 艾収納具
5 艾収納具保持筒
6 薬室台固定具
11 従来の温灸療法器

Claims (1)

  1. 底の凹面から上面に薬剤充填用の薬室孔が貫通穿設されているとともに、周面から該薬室孔に連通する通気孔が穿孔されている略円錐台状の薬室台と、
    該薬室孔と同幅の穴が穿孔されている板体から成り、該穴と薬室孔とを整合させて前記薬室台に耐火材を介して装着される艾(もぐさ)収納具搭載板と、
    上下両端が開口されたネット状の筒体から成り、該筒体の下端開口部が前記艾収納具搭載板の穴の周縁部に設置される艾収納具と、
    周面に通気孔が穿孔されている筒体から成り、前記艾収納具搭載板を該筒体内に収納するとともに、さらに該筒体内に前記艾収納具が挿設される艾収納具保持筒と、から構成されていることを特徴とする温灸療法器。
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