JP3149512B2 - 液晶表示装置及び電子機器 - Google Patents
液晶表示装置及び電子機器Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は液晶表示装置及び液晶表
示装置を搭載した電子機器に関する。
示装置を搭載した電子機器に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、液晶表示装置をカラーにする場合
液晶表示素子をカラー偏光板で挟む、又は液晶表示素子
にカラー印刷を施すことより成るカラー液晶表示装置を
使用していた。
液晶表示素子をカラー偏光板で挟む、又は液晶表示素子
にカラー印刷を施すことより成るカラー液晶表示装置を
使用していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、液晶表示装置
にカラー偏光板を用いた場合、文字に色が付いてしまい
偏光度が低くコントラストが悪い。カラー印刷について
も、固定表示のみの使用に限り背景色としては使用され
ていなかった。
にカラー偏光板を用いた場合、文字に色が付いてしまい
偏光度が低くコントラストが悪い。カラー印刷について
も、固定表示のみの使用に限り背景色としては使用され
ていなかった。
【０００４】そこで本発明はこのような課題を解決する
もので、その目的は背景色カラーに黒の文字でいままで
にない外観を演出でき、電子機器の化粧板色との組合せ
による外観多様性が可能になる。又蓄光顔料を反射板に
使用することにより文字が背景色の弱蛍光により浮き出
て見えることで暗いところでも認識できる液晶表示装置
で今までにない表示外観を提供するところにある。
もので、その目的は背景色カラーに黒の文字でいままで
にない外観を演出でき、電子機器の化粧板色との組合せ
による外観多様性が可能になる。又蓄光顔料を反射板に
使用することにより文字が背景色の弱蛍光により浮き出
て見えることで暗いところでも認識できる液晶表示装置
で今までにない表示外観を提供するところにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示装置
は、一対の基板が所定の間隙を有して対向配置され、該
間隙に液晶が封止された液晶表示素子と、該液晶表示素
子を挟む上下偏光板と、該下側偏光板の下側に用いられ
たカラー反射板とを有する液晶表示装置において、該液
晶表示装置を搭載する電子機器の化粧板の色と同系色又
は補色系の前記カラー反射板が用いられていることを特
徴とする。
は、一対の基板が所定の間隙を有して対向配置され、該
間隙に液晶が封止された液晶表示素子と、該液晶表示素
子を挟む上下偏光板と、該下側偏光板の下側に用いられ
たカラー反射板とを有する液晶表示装置において、該液
晶表示装置を搭載する電子機器の化粧板の色と同系色又
は補色系の前記カラー反射板が用いられていることを特
徴とする。
【０００６】本発明の電子機器は、前記カラー反射板を
用いた液晶表示装置を搭載したことを特徴とする。
用いた液晶表示装置を搭載したことを特徴とする。
【０００７】
〔実施例１〕図１に本実施例の液晶表示装置の断面図を
示す。ここで１は上基板、下基板、であり両方とも厚み
１００μｍのＰＥＴ（ポリエチレンテレフタレ−ト）フ
ィルムを用いた。なお、周知のガラス基板を用いても良
い。２はＩＴＯ（インジウム・スズ酸化物）膜からなる
透明電極、３は配向膜、４はスペーサー、５はシール
材、６は液晶、７は上偏光板、８は下偏光板、９は反射
板である。
示す。ここで１は上基板、下基板、であり両方とも厚み
１００μｍのＰＥＴ（ポリエチレンテレフタレ−ト）フ
ィルムを用いた。なお、周知のガラス基板を用いても良
い。２はＩＴＯ（インジウム・スズ酸化物）膜からなる
透明電極、３は配向膜、４はスペーサー、５はシール
材、６は液晶、７は上偏光板、８は下偏光板、９は反射
板である。
【０００８】本液晶表示装置の製造方法はＰＥＴフィル
ム上に低温スパッタリング法によっり透明電極２を形成
しフォトリソグラフィー法により所定のパターンを形成
する。その上に配向膜３をオフセット印刷により膜付け
し焼成することにより成膜する。次に前記配向膜３を布
で所定の方向に擦って配向処理を行った後一方の基板上
にシール材として所定のギャップ材を入れたエポキシ系
接着剤をスクリーン印刷し、基板上へスペ−サ−を湿式
スプレー法により散布し２枚の基板を対向接着した。ス
ペ−サ−の散布密度は１５０コ／ｍｍ2とした。次に液
晶６を真空注入法により充填し、注入部をエポキシ系接
着剤で封止した。この液晶セルを上偏光板７と下偏光板
８で挟み、下偏光板にカラーコーティング層１０を施し
た反射板９を設置したものである。カラーコーティング
層は、厚み１５μｍの圧延アルミ箔の消面へグラビア印
刷により顔料及び染料入り樹脂を一部又は全面にコーテ
ィングしたものにＰＥＴフィルム（５０μｍ）を接着し
たものである。前記顔料としては、例えば帝国インキ製
造株式会社製の「セリコールＥＧ蛍光インキ１０４又は
１３９」が使用できる。
ム上に低温スパッタリング法によっり透明電極２を形成
しフォトリソグラフィー法により所定のパターンを形成
する。その上に配向膜３をオフセット印刷により膜付け
し焼成することにより成膜する。次に前記配向膜３を布
で所定の方向に擦って配向処理を行った後一方の基板上
にシール材として所定のギャップ材を入れたエポキシ系
接着剤をスクリーン印刷し、基板上へスペ−サ−を湿式
スプレー法により散布し２枚の基板を対向接着した。ス
ペ−サ−の散布密度は１５０コ／ｍｍ2とした。次に液
晶６を真空注入法により充填し、注入部をエポキシ系接
着剤で封止した。この液晶セルを上偏光板７と下偏光板
８で挟み、下偏光板にカラーコーティング層１０を施し
た反射板９を設置したものである。カラーコーティング
層は、厚み１５μｍの圧延アルミ箔の消面へグラビア印
刷により顔料及び染料入り樹脂を一部又は全面にコーテ
ィングしたものにＰＥＴフィルム（５０μｍ）を接着し
たものである。前記顔料としては、例えば帝国インキ製
造株式会社製の「セリコールＥＧ蛍光インキ１０４又は
１３９」が使用できる。
【０００９】以上のような構成で製作された液晶表示装
置は、背景色がカラーであるのに文字は黒という今まで
にない外観であり、コントラストが向上できた。
置は、背景色がカラーであるのに文字は黒という今まで
にない外観であり、コントラストが向上できた。
【００１０】〔実施例２〕実施例１と同様な構造に於
て、カラーコーティング層を施した反射板９で顔料が光
を吸収し、暗所で発光する性質をもつ蓄光顔料（例え
ば、帝国インキ製造株式会社製の「セリコールＥＧ蓄光
インキＧＳＳ」）を使用したことにより背景色の弱蛍光
で文字が浮き出て見え、バックライトを不用にし暗所で
の認識が可能になった。ここで用いる蓄光顔料の発光波
長は３８０ｎｍ〜７００ｎｍの可視光範囲であることが
好ましい。
て、カラーコーティング層を施した反射板９で顔料が光
を吸収し、暗所で発光する性質をもつ蓄光顔料（例え
ば、帝国インキ製造株式会社製の「セリコールＥＧ蓄光
インキＧＳＳ」）を使用したことにより背景色の弱蛍光
で文字が浮き出て見え、バックライトを不用にし暗所で
の認識が可能になった。ここで用いる蓄光顔料の発光波
長は３８０ｎｍ〜７００ｎｍの可視光範囲であることが
好ましい。
【００１１】〔実施例３〕実施例１と同様な構造で製作
された液晶表示装置に、搭載する電子機器の化粧板の色
と同系色のカラー反射板との組合せで外観多用性をより
演出できた。
された液晶表示装置に、搭載する電子機器の化粧板の色
と同系色のカラー反射板との組合せで外観多用性をより
演出できた。
【００１２】〔実施例４〕実施例１と同様な構造で製作
された液晶表示装置に、搭載する電子機器の化粧板の色
と補色系のカラー反射板との組合せで今までにない外観
でファッショナブルな高級感を演出できた。
された液晶表示装置に、搭載する電子機器の化粧板の色
と補色系のカラー反射板との組合せで今までにない外観
でファッショナブルな高級感を演出できた。
【００１３】〔実施例５〕実施例１と同様な構造で製作
された液晶表示装置を、カード型電子手帳に搭載したと
ころ今までにない外観でファッショナブルな高級感を演
出できた。
された液晶表示装置を、カード型電子手帳に搭載したと
ころ今までにない外観でファッショナブルな高級感を演
出できた。
【００１４】〔実施例６〕実施例１と同様な構造で製作
された液晶表示装置を、カード型ペイジャーに搭載した
ところ外装との色あいがよくファッショナブルな高級感
を演出できた。
された液晶表示装置を、カード型ペイジャーに搭載した
ところ外装との色あいがよくファッショナブルな高級感
を演出できた。
【００１５】〔実施例７〕実施例１と同様な構造に於い
て、カラーコーティング層を施した反射板９を使用せず
に、下側基板１上にカラーコートしたことにより、実施
例１で反射板９にカラーコートした時と同レベルの外観
になった。
て、カラーコーティング層を施した反射板９を使用せず
に、下側基板１上にカラーコートしたことにより、実施
例１で反射板９にカラーコートした時と同レベルの外観
になった。
【００１６】〔実施例８〕実施例１と同様な構造に於い
て、カラーコーティング層を施した反射板９を使用せず
に、下偏光板８にカラーコートしたことにより、実施例
１で反射板９にカラーコートした時と同レベルの外観に
なった。
て、カラーコーティング層を施した反射板９を使用せず
に、下偏光板８にカラーコートしたことにより、実施例
１で反射板９にカラーコートした時と同レベルの外観に
なった。
【００１７】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、反射
板にカラー顔料又は染料入り樹脂をコーティングしたこ
とにより、背景色がカラーに黒の文字と今までにない外
観でファッショナブルな液晶表示装置を提供でき、又前
記顔料に蓄光顔料を用いることにより表示外観性が向上
された液晶表示装置及びその液晶表示装置を搭載した電
子機器を提供できるという効果を有する。
板にカラー顔料又は染料入り樹脂をコーティングしたこ
とにより、背景色がカラーに黒の文字と今までにない外
観でファッショナブルな液晶表示装置を提供でき、又前
記顔料に蓄光顔料を用いることにより表示外観性が向上
された液晶表示装置及びその液晶表示装置を搭載した電
子機器を提供できるという効果を有する。
【図１】本発明の液晶表示装置を示す図。
１ ． 基板 ２ ． 透明電極 ３ ． 配向膜 ４ ． スペ−サ− ５ ． シール材 ６ ． 液晶 ７ ． 上偏光板 ８ ． 下偏光板 ９ ． 反射板 １０ ． カラーコティング層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−17698（ＪＰ，Ａ) 特開 昭49−34336（ＪＰ，Ａ) 特開 昭50−114997（ＪＰ，Ａ) 特開 昭50−116298（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−68783（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−153938（ＪＰ，Ａ) 特開 昭51−9398（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−284699（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−264292（ＪＰ，Ａ) 実開 昭56−175870（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G02F 1/1335 520 G09F 9/00 335
Claims (2)
- 【請求項１】一対の基板が所定の間隙を有して対向配置
され、該間隙に液晶が封止された液晶表示素子と、該液
晶表示素子を挟む上下偏光板と、該下側偏光板の下側に
用いられたカラー反射板とを有する液晶表示装置におい
て、該液晶表示装置を搭載する電子機器の化粧板の色と
同系色又は補色系の前記カラー反射板が用いられている
ことを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項２】請求項１に記載の液晶表示装置を搭載した
ことを特徴とする電子機器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06833792A JP3149512B2 (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 液晶表示装置及び電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06833792A JP3149512B2 (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 液晶表示装置及び電子機器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05273548A JPH05273548A (ja) | 1993-10-22 |
| JP3149512B2 true JP3149512B2 (ja) | 2001-03-26 |
Family
ID=13370932
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06833792A Expired - Fee Related JP3149512B2 (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 液晶表示装置及び電子機器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3149512B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8228383B2 (en) | 2008-04-21 | 2012-07-24 | Sony Corporation | Image pickup apparatus and method for controlling ranging area based on detected object |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2787413B2 (ja) * | 1994-01-20 | 1998-08-20 | 河口湖精密株式会社 | 液晶表示素子 |
| EP0884622A3 (en) * | 1997-06-09 | 1999-10-27 | Seiko Epson Corporation | Display device and electronic timepiece |
| JP3539206B2 (ja) | 1997-06-09 | 2004-07-07 | セイコーエプソン株式会社 | 電子時計および液晶表示素子 |
| EP0927907A4 (en) * | 1997-07-18 | 2000-04-05 | Citizen Watch Co Ltd | LIQUID CRYSTAL DISPLAY PANEL |
| CN106773280A (zh) | 2015-11-19 | 2017-05-31 | 扬升照明股份有限公司 | 显示装置及背光模块 |
-
1992
- 1992-03-26 JP JP06833792A patent/JP3149512B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8228383B2 (en) | 2008-04-21 | 2012-07-24 | Sony Corporation | Image pickup apparatus and method for controlling ranging area based on detected object |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05273548A (ja) | 1993-10-22 |
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Legal Events
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