JP3149327B2 - 超音波利用測定装置の受信波利得制御方法 - Google Patents

超音波利用測定装置の受信波利得制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、超音波を用いて距離
(変位)や速度等を検出する超音波流速計等の超音波利
用測定装置において、超音波受信レベルの利得を自動制
御するための受信波利得制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】上述した超音波利用測定装置、例えば、
超音波流速計においては、図3に示すように、送波器1
から超音波を間欠的に発信し、この超音波を受波器2で
受信し、この受波器2の出力波信号をゲインコントロー
ルアンプ(増幅器)3により増幅して到達時間計測回路
等に出力し、超音波の伝播時間等から流速を演算してい
る。
【0003】そして、この主の超音波利用測定装置にお
いては、到達時間計測回路に入力する信号のレベルを一
定に保持するため、ゲインコントロールアンプ3の出力
波信号をピークホールド回路4に導き、図4に示すよう
に、ゲインコントロールアンプ3の出力波信号の一方の
振幅方向(プラス方向)におけるしきい値Sを最初に越
える波(正波)のピーク値(極大値)P1 を検出し、こ
のピーク値(ピークホールド値)P1 に基づきゲインコ
ントロールアンプ3にオートゲインコントロール信号を
出力してゲインコントロールアンプ3の増幅度を上記ピ
ーク値P1 が一定となるように制御していた(特開昭5
0−91556号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た超音波利用測定装置にあっては、しきい値Sを越えた
波の前の波のピーク値P0 、換言すれば、ピーク値
0 ,P1 の比はピーク値P1 を一定に保っていても超
音波伝播経路の障害物の有無等で変化することがあるた
め、次の受信時において波のピーク値P0 がしきい値S
を越えて基準となる波がP0 に1波ずれることがあり、
このような場合に指標となる波がP1 からP0にずれ、
計測時間のズレを引き起こすという問題があった。この
発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、基準となる
波のずれを防止でき、計測を正確に行うことができる受
信波利得制御方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明にかかる超音波利用計測装置の受信波利得
制御方法は、超音波を発信する送波器と、該送波器が発
信する超音波を受信する受波器と、該受波器が出力する
波信号を増幅する増幅器と、ピークホールド回路とを備
えた超音波利用測定装置において、前記ピークホールド
回路のしきい値を最初に越える波を特定し、該波の直前
の受信波形を反転させた値をピークホールドし、この値
を前記しきい値となるように前記増幅器の増幅度を制御
するように構成した。なお、本明細書における「波」
は、1つの極大値(極小値)をもつ波形としてとらえら
れるものである。
【0006】
【作用】この発明にかかる受信波利得制御方法によれ
ば、最初にしきい値を越えた波(以下、基準波と称す
る)の直前の逆振幅方向の波(以下、指標波と称する)
のピーク値(絶対値)がしきい値となるように増幅度を
制御するため、指標波の前の波のピーク値が増大しても
しきい値を越えることがない。すなわち、各出力波はピ
ーク値が漸増する傾向を有するため、基準波の直前の逆
振幅方向の指標波のピーク値をしきい値と一致させるこ
とで、指標波前の波のピーク値がしきい値を越えること
がなくなり、基準となる波のずれが防止でき、計測を正
確に行える。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1および図2a,bはこの発明の一実施例に
かかる超音波利用計測装置の受信波利得制御方法を実施
する構成を示し、図1が同構成の要部のブロック図、図
2aが信号波形を示す作用説明図、図2bが図2aの信
号を反転した状態で示す作用説明図である。なお、前述
した図3,4の従来のものと同一の部分には同一の記号
を付して一部の説明を省略する。
【0008】図1において、5は波形反転アンプであ
り、この波形反転アンプ5はゲインコントロールアンプ
3の出力信号(図2a)を反転した信号(図2b)をピ
ークホール回路6に出力する。ピークホールド回路6
は、ゲインコントロールアンプ3の出力信号とピークホ
ールド回路6の出力信号とが入力し、これら信号に基づ
きオートゲインコントロール信号を生成してゲインコン
トロールアンプ3に出力する。
【0009】後に詳述するが、ピークホールド回路6
は、図2a,bに示すように、ゲインコントロールアン
プ3の出力信号(図2a)の各波から一方の振幅方向に
おいてしきい値Sを最初に越える基準波P1 を特定する
とともに、該基準波P1 と連続する直前の他方の振幅方
向(マイナス)の波(指標波)P0.5 のピーク値を波形
反転アンプ5の出力信号(図2b)を基に検出し、この
指標波P0.5 のピーク値に基づきオートゲインコントロ
ール信号を生成してゲインコントロールアンプ3に出力
する。ゲインコントロールアンプ3は、オートゲインコ
ントロール信号に基づき上記指標波P0.5 のピーク値が
しきい値Sと一致(略一致)するように利得を調節す
る。
【0010】この実施例にあっては、送波器1から間欠
的に発信された複数の波を含む超音波が受波器2で受信
され、この受波器2の出力がゲインコントロールアンプ
3により増幅されて到達時間計測回路等に出力される。
そして、到達時間計測回路において、周知の方法で超音
波の到達時間等から流速(超音波流速計の場合)等が演
算される。
【0011】また、ゲインコントロールアンプ3の出力
信号はピークホールド回路6に入力し、さらに、ゲイン
コントロールアンプ3の出力信号は波形反転アンプ5に
より反転されてピークホールド回路6に入力する。ここ
で、ピークホールド回路6は、ゲインコントロールアン
プ3の出力信号(図2a)からプラスの振幅方向におい
てしきい値Sを最初に越える波(本実施例では、図2a
中の波P1 )を基準波として特定し、また、波形反転ア
ンプ5の出力信号(図2b)から上記基準波P1 と逆の
振幅方向で連続する直前の指標波(本実施例では、図2
b中のP0.5 )のピーク値を検出し、この指標波P0.5
のピーク値を基にオートゲインコントロール信号を生成
してゲインコントロールアンプ3に出力する。
【0012】そして、このオートゲインコントロール信
号が入力したゲインコントロールアンプ3は、オートゲ
インコントロール信号に基づき上記指標波P0.5 のピー
ク値がしきい値Sと一致するような増幅度で受波器2の
出力信号を増幅する。このため、指標波P0.5 前の波P
0 がしきい値Sを越えることがなくなり、常に一定の波
1 を基準とでき、計測を正確に行える。
【0013】なお、上述した実施例では、波形反転アン
プ5によりゲインコントロールアンプ3の出力を反転し
ているが、波形反転アンプ5を用いること無く絶対値と
して処理することも可能である。また、述べるまでもな
いが、この発明は、超音波流速計のみならず、超音波を
用いた種々の計測装置、例えば、変位計等にも適用する
ことができる。
【発明の効果】以上説明したように、この発明にかかる
超音波利用測定装置の受信波利得制御方法によれば、増
幅器の出力信号から一方の振幅方向においてしきい値を
最初に越える基準波を特定するとともに、増幅器の出力
信号の他方の振幅方向において基準波と連続する直前の
指標波のピーク値を検出し、この指標波のピーク値がし
きい値となるように増幅器の利得を制御するため、基準
となる波のズレが防止でき、計測を正確に行えるように
なるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる超音波利用測定装
置の受信波利得制御方法を達成する構成の要部のブロッ
ク図である。
【図2】同受信波利得制御方法における出力波形を示す
作用説明図であり、aが増幅器の出力波形、bが波形反
転アンプにより反転された出力波形を表す。
【図3】従来の超音波測定装置の受信波利得制御装置の
ブロック図である。
【図4】同従来の受信波利得制御装置の作用を説明する
ための信号波形の図である。
【符号の説明】
1 送波器 2 受波器 3 ゲインコントロールアンプ(増幅器) 5 波形反転アンプ 6 ピークホールド回路 P0 ,P0.5 ,P1 波 S しきい値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−313089(JP,A) 特開 昭57−122372(JP,A) 特開 昭56−148016(JP,A) 特開 昭58−120119(JP,A) 特開 昭61−59275(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01F 1/66 - 1/66 103 G01P 5/00 G01S 7/52 - 7/529

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波を発信する送波器と、該送波器が
    発信する超音波を受信する受波器と、該受波器が出力す
    る波信号を増幅する増幅器と、ピークホールド回路とを
    備えた超音波利用測定装置において、 前記ピークホールド回路のしきい値を最初に越える波を
    特定し、該波の直前の受信波形を反転させた値をピーク
    ホールドし、この値を前記しきい値となるように前記増
    幅器の増幅度を制御することを特徴とする超音波利用測
    定装置の受信波利得制御方法。
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