JP3148375U - レーザ加工により、文字、図柄又は画像を表示・描画した皮革製品 - Google Patents

レーザ加工により、文字、図柄又は画像を表示・描画した皮革製品 Download PDF

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Abstract

【課題】平面的形状のみならず、成形後の立体的形状を有する皮革素材の表面であっても、明瞭で耐久性の高い文字等を皮革製品に表示する。【解決手段】メモホルダー、コインケース、システム手帳カバー、ブックカバー、ライター用カバー、携帯用小物、タグ等の平面的又は立体的形状の皮革素材1の表面に、レーザ加工により、文字6、図柄7又は画像8を焼き付けて表示・描画し、文字等の表示・描画は、レーザ光の出力調節により焼き付けの濃淡を表現した。【選択図】図3

Description

本考案は、平面的又は立体的形状の皮革素材の表面に文字、図柄又は画像を表示・描画する加工を施して、その文字等が明瞭性・耐久性を備えた皮革製品に関する。
皮革の表面に文字や模様等の装飾を施す場合、刻印や焼印等が用いられている。
また、特許文献1のように、デジタルカメラやスキャナー等で読み取った画像データを直接、又はパソコンを経由してプリンターで皮革に印画するため、斜めに先端をカットしたパソコンのプリンターにより印画するアイデアなども考案されている。
実用新案登録第3058851号公報
本願出願人は、レーザ光照射による、明瞭性・耐久性を向上させた細かい文字等の表示・描画が施された皮革製品を発案した。レーザ光照射による表示・描画は、照射対象物が、平面的形状のものだけではなく、立体的形状のものであっても加工できる。また、照射する文字、画像等がロゴマーク等の個性的なものであったとしても、コンピュータで一連の作業を制御できるため、小ロットでの生産に対応できる。更に、このようにコンピュータで一連の作業を制御できるため、同一原稿データでも、文字や模様等について縦横比倍尺、縮尺が可能になった。従来の刻印や焼印では、このような縦横比倍尺、縮尺は不可能であった。
皮革製品は丈夫で、その適度な柔軟性から使い込むほどに手に馴染み、風合いが増していくという性質を持っており、その本物ゆえの高級感からも永く愛用されるものである。しかし、従来の刻印や焼印では、文字の潰れにより細かい文字の明瞭な表示、繊密な図柄・画像の描画が困難であった。また、皮革表面はコラーゲンの微細な線維(繊維)等からなるため、プリンター等による印刷では、印刷した文字等がにじみ不明瞭となりやすく、さらに表面にインクを固着させることにより表示するので、使用による摩擦等で印刷した文字等が剥離するなど長期間の使用には適さないといった問題があった。また、プリンターで印刷できる厚みは1.5mm程度であり、厚い皮革には印刷できないという問題もあった。
刻印等においては、ブランド名やロゴマーク等の多様で個性的な文字・図柄を表示するセールス・プロモーション・グッズ又は各種ノベルティ・グッズや、イベント等で観客や招待客等に贈る記念ネームタグ等の場合には、新たに刻印を製作する必要があり、その製作コストが高く小ロットの需要には向かないという問題があった。
さらに、携帯用小物等の製品は、多様な形態についての需要があり、小ロットの需要の場合、個々に抜き型を作り対応することは困難であった。
本考案は、上記問題を解決するために創案されたものであり、その目的は、平面的形状のみならず、成形後の立体的形状を有する皮革素材の表面であっても、明瞭で耐久性の高い文字等が表示された皮革製品を提供することにある。
上記問題を解決するため本考案は、平面的又は立体的形状の皮革素材(1)の表面に、レーザ加工により、文字(6)、図柄(7)又は画像(8)を焼き付けて表示・描画したことを特徴とする。
ここで、前記文字等の表示・描画は、レーザ光の出力調節により焼き付けの濃淡を表現して行ったものであることも好ましい。
また本考案は、平面的又は立体的形状の皮革素材(1)の表面に、凹み(9)が形成されるようにレーザ光照射により焼き付けた、文字(6)、図柄(7)又は画像(8)を表示・描画する加工を施したことを特徴とする。
前記皮革素材(1)の表面に形成した凹み(9)にインクを埋め込んだものも好ましい。
なお、皮革素材(1)の凹み(9)へのインクの埋込みは、例えばインクジェット方式のプリンターを用いて行うか、皮革表面にインクを広げた後、余分なインクを拭き取る。
さらに前記皮革素材(1)が折り目となる部分を有する場合には、レーザ光照射により表面に凹み(9)を付けることにより、曲がりやすくなる。
前記皮革素材(1)は、レーザ光照射により一枚の皮革から切り出すこと、また、その内部に切り抜かれた部分を作ることにより、模様等とすることも可能である。
本考案によれば、皮革素材(1)の表面へのレーザ光照射によって文字(6)、図柄(7)又は画像(8)を表示・描画することで、細かな文字等であっても明瞭・鮮鋭に表示することができる。また皮革表面に焼き付けるため、剥離する心配もなく、耐久性が高いので、永い間愛用される皮革製品に適し、皮革の性質により時間の経過とともに文字自体の風合いも深まっていく。
また、レーザ光照射による加工は非接地加工であり、装着する集光レンズの焦点を調節することにより、成形により立体的形状を有する、厚みのある皮革素材(1)であっても、その平面部分に対して、加工を施すことができる。さらに、集光レンズの焦点深度内であれば、素材表面に凹凸があっても加工が可能であり、皮革の表面(銀面)だけでなく、皮革の裏面(床面)やスエード(Suede)等の起毛加工がなされた皮革にも明瞭に文字の表示等をすることができる。
照射するレーザ光の出力調節により焼き付け強度を変化させることにより、焼き付けた色の濃淡を出すことができる。これにより、画像は鮮鋭に表現することができ、文字・図形は異なった色合いにしたり、それらを組み合わせることによって、奥行きを感じさせることができ、より高級なイメージが醸し出せる。
レーザ光照射により、皮革素材(1)の表面に凹み(0.01〜0.1mm程度)が形成されるように焼き付けを行えば、仮に皮革素材(1)の表面が多少摩耗した場合にも、文字の表示等を保持することが可能となる。
さらに前記凹み(9)にインクを埋め込む等の着色をして、種々の色を用いた文字等の表示をすることもできる。凹みに埋め込むことで剥離しにくく、また、凹み(9)の両縁は微細な線維を潰すため、インクが線維を伝い滲むことが抑制され、文字等が不明瞭となることを回避することができる。
皮革製品の中にはメモホルダーやコインケースなど、その製品の性質上曲がる部分を有するものがあるが、皮革素材は柔軟性を有するものの、その厚みにより折り曲げることが困難なものもある。しかしながら、折り目の内側部分にレーザ光照射によってライン等の焼き付けを行うことにより折り曲げやすくなる。この焼き付けはラインに限られず、ブランドのロゴマークをライン状に表したものや細かい記号等をライン状に配列したものでも良い。
レーザ加工においては、レーザスポットの軌跡を任意に設定できるため、複雑な形状であってもカットしたり、切り抜いたりすることができる。抜き型を必要としないので、小ロット製作の需要であっても、経済的・時間的に問題なく対応できる。
コインケース、システム手帳カバー、携帯用小物等の皮革製品は、その製作過程の仕上げ段階において、ホックや携帯ストラップを付けるための穴あけ加工やミシンや針による縫製加工等が必要な場合がある。このような加工箇所に、レーザ光照射によりマーキングや下穴加工をすることにより、容易かつ精密に後の加工を行うことができる。
本考案は、平面的又は立体的形状の皮革素材の表面に、レーザ加工により、文字、図柄又は画像を焼き付けて表示・描画した皮革製品である。
本考案の実施例について図面を用いて説明する。
図1は実施例1の皮革製品であるメモホルダーを示す斜視図である。図2は実施例1のメモホルダーを開いた状態を示す斜視図である。図3は実施例1のメモホルダーにメモを挿んだ状態を示す斜視図である。図4は図1のX−X線部分切断斜視図である。図5は図4の破線円部分の拡大断面図である。
実施例1の皮革製品であるメモホルダーは、皮革素材1に、レーザ光照射により文字、図柄又は画像を、焼き付けて表示・描画した皮革製品である。
メモホルダーは、略長方形の皮革素材1からなる表紙体2を二つ折りにした内面相当する部分の上下に、メモ本体の裏表紙が挿入される、ポケット状のメモ挿入部3と、名刺・カード等が収納される、ポケット状の名刺等収納部4を有する。その大きさは、メモの裏表紙がメモ挿入部3に入れたときに動かない程度であることが望ましい。メモ挿入部3と名刺等収納部4は、略長方形の皮革素材1からなり、皮革素材としての裏面(床面)がポケットの内側にくるように配する。裏面(床面)の凹凸面により、メモや名刺が抜け落ちるのを防ぐことができるからである。表紙体2の折り曲げ部分に近い側にある辺を開放辺とし、表紙体2の外縁にステッチ5を施すことにより、他の三辺は閉じたものとしている。
本考案の皮革素材1には、いわゆるレザー(Leather)と称されるなめし革を使用する。例えば、表皮は顔料で、裏皮は染料で染色したものを用いる。本考案では、高級感を醸し出すために茶色系統の皮、その動物そのものの色を出すことが好ましい。例えば、牛革のカウハイド(Cowhide)、カーフ(Calf)、キップ・スキン(Kip・skin)、豚革のピッグスキン(Pigskin)、羊革のシープスキン(Sheepskin)、ラムスキン(Lambskin)等を素材として利用することができる。但し、皮革であっても表面に細かい文字等を表現する場合には、平坦なものが適し、表面の凹凸が非常に大きいクロッコダイル(Crokodile)、又は表面に多数の穴が開いているオーストリッチ・レザー(Ostrich・leather)等は、本考案のメモホルダーの皮革素材1には適していない。また、女性を対象とする場合には、ゴールドやシルバーやピンクなどの色を使用したり、パール仕上げがなされた革を使うことも考えられる。これにより、本物ゆえの革の上品さに、豪華な雰囲気を加えることができる。
実施例1のメモホルダーは、図3に示すように、皮革素材1に、レーザ光照射により文字、図柄又は画像を、焼き付けて表示・描画したものである。そのため、従来のプリンターによる印刷では不向きであったスエード(Suede)のような毛羽立った皮革素材1であっても、文字6、図柄7又は画像8をその皮革素材1の表面に表示・描画することができる。
皮革を素材としたメモホルダーは、挿入されたメモや名刺等が折れ曲がったり、汚れたりすることを防ぐ。その適度な柔軟性から手に馴染みやすく、本物ゆえの高級感があり、これを持ち歩いてもスマートであり、またメモを入れ替えることによって、永く使用できる。
なお、ここで文字6とは、氏名、会社名やそのロゴタイプ、メールアドレスやホームページアドレス等のほか、イベントや記念行事等に関するものなどをいう。また、図柄7とは、ロゴマークやブランドのマーク、模様、イベント等と関連するものなどをいう。画像8とは、商品や人の写真、イラスト等の絵柄、イベント等と関連するもの写真等をいう。例えば、デジタルカメラで撮像したものがある。これらの例示以外の文字、図柄又は画像を表示・描画することができる。また、文字6のみを皮革素材1の表面に表示する、いわゆる「名入れ」も勿論可能である。
図6は皮革素材のメモホルダーに焼き付け又は印刷表示したときの比較断面図であり、(a)は焼き付けした状態、(b)は印刷表示した状態である。
実施例1の皮革を素材としたメモホルダーでは、上述したような皮革素材1に、レーザ光照射により文字6、図柄7又は画像8を焼き付けて表示した。このレーザ光照射により焼き付けた文字6等は、インク印刷よりもその明瞭性が向上する。すなわち図6の比較断面図に示すように、皮革素材1にインクを用いて印刷したメモホルダーの断面図(図6(b))と比較して、皮革素材1の表面が焦げることで、若干湾曲した状態の凹みができる(図6(a))。そのために本考案のメモホルダーは、力が掛かるなどして曲がっても文字6等が剥離することはなく、耐久性が高い。
一方、印刷表示したメモホルダーは、染料インク又は顔料インクが表面に付着した状態であり(図6(b))、このメモホルダーを折り曲げることによりインク、特に顔料インクは剥離しやすい。また、染料インクでは太陽等の光により文字が読みづらくなりやすい。即ち、インクによる印刷表示したメモホルダーと比較して本考案の皮革を素材としたメモホルダーは、その耐久性が高く、それゆえ明瞭性も維持されるのである。なお文字等を焼き付けたあとのメモホルダーの表面には、艶を出し、耐水性を高める等のためにトップコーティングを行なう。
図7は皮革素材に強く焼き付けた場合の拡大断面図である。
文字6、図柄7又は画像8のレーザ光照射による焼き付け表示は、皮革素材1の表面が軽く焦げ付く程度に薄く形成したものに限定されない。図5で示したレーザ光照射による焼き付けに比較して強く焼き付けを行なうことで、皮革素材1に深い凹み9を形成することができる。深い凹み9を形成することにより、文字6、図柄7又は画像8に立体感を表現することができる。また、使用による摩擦等の影響を受けにくいので、より耐久性を高めることができる。
図8は皮革素材に強く焼き付けた場合の応用例を示す拡大断面図である。
文字6、図柄7又は画像8の線画は、深い溝状の凹み9とするだけでなく、この凹み9をインクで埋め込むことができる。
文字6、図柄7又は画像8のレーザ光照射による焼き付け表示で深く凹み9を形成した皮革素材1は、そのままの使用に限定されず、この溝等の凹み9に顔料インク10を埋め込むことができる。
レーザ光照射による焼き付けでは、皮革素材1の表面が焦げた色彩、即ち茶色系統や黒色系統に限定されてしまう。そこで、必要に応じて文字6、図柄7又は画像8の一部の凹み9に顔料インク10等で着色することができる。この皮革素材1の凹み9へのインクの埋め込みは、例えばインクジェット方式のプリンタを用いて行うか、皮革表面にインクを広げた後、余分なインクを拭き取る方法がある。
このように、文字6、図柄7又は画像8の一部の凹み9に着色することで、高級感に加えて華やかさを醸し出すことができる。これにより、より一層皮革素材1の印象と共に芸術性も高めることができる。また、インクが凹み9内に深く保持されるため文字6等の耐久性、明瞭性も維持される。
レーザ加工を施すのは、皮革素材1をメモホルダーに成形する前の平面的形状である場合に限らず、皮革素材1をメモホルダーに成形し、立体的形状になった後でも可能である。メモホルダーを広げれば、皮革素材が二枚重なり厚みを有していても、集光レンズの焦点を調節することで明瞭な文字等が表示・描画できるからである。
文字6、図柄7又は画像8は照射するレーザ光の出力調節により焼き付け強度を変化させ、その色の濃淡を出すことができる。濃淡により、画像は鮮鋭に表現することができ、文字・図形等は異なった色合いで重ねたり、組み合わせたりすることにより、華やかさだけでなく、遠近感や奥行き感を作り出すこともでき、より上質なイメージが醸し出される。
皮革素材1からなる表紙体2の折り曲げ部分の内側には、レーザ光照射によってライン等の焼き付けを行うこともできる(図示していない)。皮革素材1は柔軟性を有するものの、その厚みにより折り曲げることが困難な場合もあり、ライン等の焼き付けを行うことにより折り曲げやすくすることができるからである。焼き付けはラインに限られず、ブランドのロゴマークをライン状に表したものや、細かい図形等をライン状に配列したものでも良い。またこのラインはメモの厚さやラインの太さによって、1本ではなく、複数本焼き付けることが好ましい場合もある。
皮革素材1はレーザ加工によって、一枚皮からカットしたり、内部を切り抜いて模様としたりすることもできる。レーザスポットの軌跡は任意に設定でき、複雑な形状であってもカットしたり、切り抜くことができるからである。抜き型を必要としないので、小ロット生産の需要であっても、経済的・時間的に問題なく対応できる。
本考案のメモホルダーには、鋲などの装飾部品や携帯ストラップ等を取り付けたり、飾りミシンや革紐かがり等の追加加工をすることができる。これにより、レザークラフトとしての趣味性が反映され、個性的なイメージに仕上げることができる。ここで本考案はレーザ光照射により焼き付けを行うものであるため、鋲を打つための下穴を開けたり、加工箇所にマーキングすることにより、容易かつ精密に後の加工を行うことができる。
図9は実施例2の皮革製品であるコインケースを示す斜視図である。
実施例2の皮革製品であるコインケースは、一枚の皮革素材1を折りたたみ、2箇所をそれぞれ凹型の留め具と凸型の留め具で抑えることにより、上下にポケット状の形態を有する。2箇所のポケットによりコインケースを傾けてもコインが落ちないので、必要なコインを容易に探すことができ、また取り出しやすく、実用的である。このような多少凹凸のある立体的形状であっても、レーザ加工ならば集光レンズにより焦点の位置を調整できるので、文字6、図柄7又は画像8を明瞭・鮮鋭に表示・描画することができる。
図10は実施例3の皮革製品であるシステム手帳カバーを示す斜視図である。
実施例3の皮革製品であるシステム手帳カバーは、6穴用綴じ込み金具・ペン刺し・しおり刺しを備えた、皮革素材1を使用した、ホック式ベルトタイプのシステム手帳カバーである。このような厚みのあるものであっても、レーザ加工ならば集光レンズにより焦点の位置を調整できるので、文字6、図柄7又は画像8を明瞭・鮮鋭に表示・描画することができる。
図11は実施例4の皮革製品である携帯クリーナーを示す斜視図である。
実施例4の皮革製品である携帯クリーナーは、皮革素材1の裏面にワイピングクロスを張り、任意の形状に切り抜いた携帯クリーナーである。皮革素材1は、抜き型で抜いたものだけでなく、レーザ光照射によりカットされたものを使用することもできる。皮革素材1の表面には、文字、図柄又は画像を、焼き付けて表示・描画することができる。
なお、本考案の皮革製品は、その表面にレーザ光照射により表示された文字6、図柄7又は画像8の明瞭性や耐久性を向上させることができれば、上述した考案の実施の形態に限定されず、本考案の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である。
本考案の皮革製品は、通常の大きさに限定されず、さまざまの形態の皮革素材に文字等をレーザ光照射により、焼き付けて表示等したものとすることができる。例えば、その大きさによっては、ブックカバーやカードケースとすることもできる。
また、本考案の皮革製品は、半製品の状態でレザークラフトキットとすることもできる。あらかじめレーザ光照射により、希望の文字等を焼き付けておいた皮革素材に、個々の趣味に合ったクラフト技法を施して製品を完成させることによって、個性的なものを作ることができる。
実施例1の皮革製品であるメモホルダーを示す斜視図である。 実施例1のメモホルダーを開いた状態を示す斜視図である。 実施例1のメモホルダーにメモを挿んだ状態を示す斜視図である。 図1のX−X線部分切断斜視図である。 図4の破線円部分の拡大断面図である。 皮革素材のメモホルダーに焼き付け又は印刷表示したときの比較断面図であり、(a)は焼き付けした状態、(b)は印刷表示した状態である。 皮革素材に強く焼き付けた場合の拡大断面図である。 皮革素材に強く焼き付けた場合の応用例を示す拡大断面図である。 実施例2の皮革製品であるコインケースを示す斜視図である。 実施例3の皮革製品であるシステム手帳カバーを示す斜視図である。 実施例4の皮革製品である携帯クリーナーを示す斜視図である。
符号の説明
1 皮革素材
2 表紙体
3 メモ挿入部
4 名刺等収納部
5 ステッチ
6 文字
7 図柄
8 画像
9 凹み
10 顔料インク

Claims (6)

  1. メモホルダー、コインケース、システム手帳カバー、ブックカバー、ライター用カバー、携帯用小物、タグ等の平面的又は立体的形状を有する皮革素材(1)の表面に、文字(6)、図柄(7)又は画像(8)を、レーザ光照射により焼き付けて表示・描画した、ことを特徴とする皮革製品。
  2. 前記文字(6)、図柄(7)又は画像(8)の表示・描画は、レーザ光の出力調節により濃淡を表現して行ったものである、ことを特徴とする請求項1に記載の皮革製品。
  3. メモホルダー、コインケース、システム手帳カバー、ブックカバー、ライター用カバー、携帯用小物、タグ等の平面的又は立体的形状を有する皮革素材(1)の表面に、文字(6)、図柄(7)又は画像(8)を凹み(9)が形成されるようにレーザ光照射により焼き付けて表示・描画した、ことを特徴とする皮革製品。
  4. 前記皮革素材(1)の表面に形成した凹み(9)にインクを埋め込んだものである、ことを特徴とした請求項3に記載の皮革製品。
  5. 前記皮革素材(1)は、折り目となる部分にレーザ光照射により凹み(9)を付けたものである、ことを特徴とする請求項1,2,3又は4に記載の皮革製品。
  6. レーザ光照射によりカットされた皮革素材(1)を用いて製作された、ことを特徴とする請求項1,2,3,4又は5に記載の皮革製品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013087400A (ja) * 2011-10-21 2013-05-13 Itoki Corp 印刷付きレザー製品及びその製造方法並びに印刷付きレザー製品を使用した椅子
JP2014153457A (ja) * 2013-02-06 2014-08-25 Ebisu Sample:Kk 柑橘類模造品の着色方法及び柑橘類模造品
JP2016043412A (ja) * 2014-08-20 2016-04-04 東北電子産業株式会社 繊維構造体およびその加工方法

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