JP3148344U - バンド部材 - Google Patents

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昌弘 金子
敏久 芦沢
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Abstract

【課題】複数の物品を、容易に個別に束縛して連結可能とするバンド部材を提供する。【解決手段】バンド部材1は、一定の幅をもつ円筒環状のゴムバンドの周方向に、連結部12を残して当該ゴムバンドを環部14Aと環部14Bとに2分する直線状の切り込み11を入れた構造から成る。なお、上記ゴムバンドに形成された切り込み11の両端部13には、それぞれ当該ゴムバンド外周面から内周面へ貫通する略円形の穴が形成される。切り込み11で環部14Aおよび環部14Bを切り開くことができる。切り込み11で環部14Aおよび環部14Bを切り開くと、環部14Aおよび環部14Bが連結部12で直列に連結した態様で使用することができる。環部14Aおよび環部14Bは、それぞれ独立して伸縮性および変形性を有するので、各々に束縛した物品を連結させることができる。【選択図】図1

Description

本考案はバンド部材に関し、より特定的には、伸縮性を有するバンド部材に関する。
従来、ゴムバンドなどの、伸縮性を有し、物品を束縛する種々のバンドが考案されている。
上記のようなバンドが、例えば、特許文献1に開示されている。特許文献1に開示されるゴムバンドは、一本のゴムバンドに所定の切れ目部を形成することにより、容易に物品を十時掛けして束縛することができる。
実開平5−26865号公報
一般的に、雑誌に付録を添付したり、ペットボトル飲料におまけを添付したり等、ある商品に物品を添付して流通させることがある。そして、例えば、比較的大きく厚みのある付録を雑誌に添付する場合、当該付録と雑誌とを上記特許文献1に開示されるゴムバンドやビニール製の紐などで十時掛けする等して束縛する方法が用いられる。しかしながら、上記のように雑誌と付録を十時掛けして束縛してしまうと、当該雑誌の内容を閲覧することができなくなってしまい、不便であった。
また、例えば、ペットボトル飲料におまけを添付する場合、おまけの形状に適合するよう形成された固定具や包装を用意し、当該固定具や包装を介しておまけとペットボトルとを連結する必要があった。そのため、ペットボトルの形状、またはおまけの形状が変更されると、当該変更に合わせて上記固定具や包装を変更する必要があり、コストがかかっていた。
本考案は上記の課題を鑑みて成されたものであり、複数の物品を、容易に個別に束縛し、連結可能とするバンド部材を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本願考案は以下の構成を採用した。すなわち、第1の考案は、伸縮性を有し、且つ環形状を成す第1環状部材と、伸縮性を有し、且つ環形状を成す第2環状部材と、第1環状部材および第2環状部材を各々の周面上の一部となる1箇所で連結する第1連結部とを少なくとも備えるバンド部材である。
第2の考案は、第1の考案において、第1環状部材、第2環状部材、および第1連結部は、同一の素材で一体形成されることを特徴とする。
第3の考案は、第2の考案において、第1連結部は、環状を成す単一の伸縮部材の略周方向に形成される切り込みにおいて切り残された当該伸縮部材の一部であり、第1環状部材は、切り込みにより分割された当該伸縮部材の一方部位であり、第2環状部材は、切り込みにより分割された当該伸縮部材の他方部位であることを特徴とする。
第4の考案は、第3の考案において、連結部の両端に相当する切り込みの両端部は円弧状、または楕円弧状に形成されることを特徴とする。
第5の考案は、第3の考案において、切り込みは、伸縮部材の外周面の中央を通るよう直線状に形成されることを特徴とする。
第6の考案は、第3の考案において、伸縮部材は、開口面が互いに平行な筒環状を成し、切り込みは、伸縮部材の周方向に、開口面と平行に形成されることを特徴とする。
第7の考案は、第3の考案において、切り込みは、波状または鋸刃状に形成されることを特徴とする。
第8の考案は、第3の考案において、切り込みは、環状の伸縮部材の周面に螺旋状に形成されることを特徴とする。
第9の考案は、第1の考案において、伸縮性を有し、且つ環形状を成す第3環状部材と、第2環状部材と第3環状部材とを1箇所で連結する第2連結部とをさらに備える。
第10の考案は、第9の考案において、第1環状部材、第2環状部材、第3環状部材、第1連結部、および第2連結部は、同一の素材で一体形成される第1連結部は、環状を成す単一の伸縮部材の周方向に形成される第1の切り込みにおいて切り残された当該伸縮部材の一部であり、第2連結部は、伸縮部材の周方向に形成される、第1の切り込みと交わらない第2の切り込みにおいて切り残された当該伸縮部材の一部であり、第1環状部材は、第1の切り込み、および第2の切り込みにより3分割されて成る伸縮部材の3つの部位のうち一方端側の部位であり、第2環状部材は、第1の切り込み、および第2の切り込みにより3分割されて成る伸縮部材の3つの部位のうち中央の部位であり、第3環状部材は、第1の切り込み、および第2の切り込みにより3分割されて成る伸縮部材の3つの部位のうち他方端側の部位であることを特徴とする。
第11の考案は、第9の考案において、第1連結部および第2連結部は、第2環状部材の環の周上において互いに相対向する位置に配置されることを特徴とする。
第12の考案は、第9の考案において、第1連結部および第2連結部は、第2環状部材の環の周上において略同一箇所に配置されることを特徴とする。
第13の考案は、第9の考案において、伸縮性を有し、且つ環形状を成す、N個の環状部材と、N個の環状部材を、各々、周面上の一部となる1箇所で直列に連結するN−1個の連結部と、N−1個の連結部により直列に連結されたN個の環状部材のうち、端に位置する環状部材と、第1環状部材または第3環状部材の何れかとを、各々の周面上の一部となる1箇所で連結する第N連結部とをさらに備えることを特徴とする。
第14の考案は、第2の考案において、第1環状部材、第2環状部材、および連結部は、ゴム素材で一体形成されることを特徴とする。
第1の考案によれば、複数の物品を、容易に個別に束縛し、各々連結させることができる。また、伸縮性を有する部材で物品を束縛できるため、様々な形状の物品を容易に束縛可能である。
第2の考案によれば、バンド部材の作成のために用意するべき材料が1種で済み、低コストで第1の考案のバンド部材を作成できる。
第3の考案によれば、簡単な形成方法で第2の考案に係るバンド部材を作成することができる。
第4の考案によれば、切り込みの端部から裂け目が生ずることを防ぎ、バンド部材の破損を防ぐことができる。
第5の考案によれば、簡単な形成方法で第3の考案に係るバンド部材を作成することができる。
第6の考案によれば、環状部材を一定の幅となるよう形成することができるため、当該環状部材を伸縮させても破損し難い。
第7の考案によれば、環状部材で束縛されていた物品を取り外す際に、当該環状部材と物品との間に手を入れ易く、上記取り外し作業を容易に行うことができる。また、バンド部材に容易に高いデザイン性を付与することができる。
第8の考案によれば、各環状部材を連結する連結部を紐状に形成することができるため、各環状部材で各々に束縛されている物品間に所定の距離を設けることができる。
第9の考案によれば、複数の物品を3つに分けて束縛し、連結させることができる。
第10の考案によれば、簡単な形成方法で第9の考案に係るバンド部材を作成することができる。
第11の考案によれば、3つに分けて束縛した複数の物品を、直列に連結させることができる。
第12の考案によれば、3つ分けて束縛した複数の物品を一箇所で連結させることができる。
第13の考案によれば、4つ以上に分けて束縛した複数の物品を連結させることができる。
第14の考案によれば、加工および形成が容易なゴム素材を用いて第2の考案に係るバンド部材を作成することができる。また、従来周知のゴムバンドを加工して、容易に第2の考案に係るバンド部材を作成することができる。
(第1の実施形態)
以下、図1から図3を参照して、本考案の第1の実施形態に係るバンド部材1について説明する。
まず、図1を参照してバンド部材1の構造について説明する。図1は、バンド部材1の斜視図である。バンド部材1は、図1に示すように、一定の幅をもつ円筒環状のゴムバンドの周方向に、連結部12を残して当該ゴムバンドを環部14Aと環部14Bとに2分する直線状の切り込み11を入れた構造から成る。なお、上記ゴムバンドに形成された切り込み11の両端部13には、それぞれ当該ゴムバンド外周面から内周面へ貫通する略円形の穴が形成される。
上記のような構造から成るバンド部材1は、ゴム素材で一体的に形成されていることから、図2に示すように、切り込み11で環部14Aおよび環部14Bを切り開くことができる。なお、図2は、バンド部材1を切り込み11で切り開いた様子を示す図である。切り込み11で環部14Aおよび環部14Bを切り開くと、環部14Aおよび環部14Bが連結部12で直列に連結した態様で使用することができる。環部14Aおよび環部14Bは、上記の通り元々がゴムバンドであるため、伸縮性および変形性をそれぞれ有し、多様な形状の物品を各々に束縛することができる。したがって、バンド部材1によれば、環部14Aおよび環部14B各々に束縛した物品を連結させることができる。
次に、図3を参照してバンド部材1の使用例について説明する。図3は、バンド部材1を用いて雑誌200に付録300を備え付けた様子を示す図である。雑誌200は、例えば、ファッション誌などの一般的な雑誌である。付録300は、雑誌200に挟み込める程度の大きさの付録およびそれを梱包する直方体形状の梱包材であり、例えば、ブレスレットなどの小物を梱包した紙箱などである。
図3においては、付録300は、短手方向に環部14Aにより束縛される。また、雑誌200は、適当な頁を開いた状態で、綴じしろ近傍を縦方向に環部14Bにより束縛される。ここで、バンド部材1は伸縮変形性を有するゴム素材で一体的に形成されているため、連結部12において環部14Aおよび環部14Bを、互いにねじれ方向へねじることができる。したがって、バンド部材1によれば、付録300を任意の向きで雑誌200と連結することが可能である。故に、バンド部材1を用いれば、図3に示すように、雑誌200の中に比較的大きな付録300を綴じ込みつつ、当該雑誌の内容を閲覧可能な状態にすることができる。
なお、バンド部材1では、上記の通り切り込み11の両端部13に略円形の穴が形成されている。すなわち、連結部12の両端の輪郭が円弧状に形成されている。このように、連結部12の両端を円弧状に形成することにより、バンド部材1を図2のように環部14Aおよび環部14Bを切り込み11で切り開いた態様や、図3のように環部14Aおよび環部14Bをねじった態様で使用しても、両端部13への応力集中が緩和されるため連結部12に亀裂が発生し難くなり、バンド部材1の破損を防ぐことができる。
なお、上記図3の説明では付録300が短手方向で環部14Aに束縛される例を示したが、環部14Aは伸縮性を有するため、束縛方向は上記に限らず、付録300を任意方向で束縛可能である。また、環部14Aは、複数の付録をまとめて束縛しても構わない。
また、上記図3の説明ではバンド部材1が雑誌200に付録300を連結させる例を示したが、バンド部材1が束縛および連結する物品は雑誌200および付録300に限らず、種々の物品を束縛して連結して良い。なお、バンド部材1により束縛可能な物品は、伸張していない状態の環部14Aおよび環部14Bよりも大きく、また、環部14Aおよび環部14Bが切断されない程度の大きさであるものとする。
(第2の実施形態)
上記第1の実施形態では、ゴムバンドに直線状の切り込み11を形成してバンド部材1を構成する例を示したが、ゴムバンドに鋸刃状の切り込みを形成してバンド部材を構成しても構わない。以下、図4および図5を参照して、第2の実施形態に係るバンド部材2について説明する。
図4は、バンド部材2の斜視図である。図4に示すようにバンド部材2は、一定の幅をもつ円筒環状のゴムバンドの周方向に、連結部22を残して当該ゴムバンドを環部24Aと環部24Bとに2分する鋸刃状の切り込み21を入れた構造から成る。なお、上記ゴムバンドに形成された切り込み21の両端部23には、それぞれ当該ゴムバンド外周面から内周面へ貫通する略円形の穴が形成される。
上記のような構造から成るバンド部材2は、ゴム素材で一体的に形成されていることから、図5に示すように、切り込み21で環部24Aおよび環部24Bを切り開くことができる。なお、図5は、バンド部材2を切り込み21で切り開いた様子を示す図である。切り込み21で環部24Aおよび環部24Bを切り開くと、切り込み21により切り分けられて形成される環部24Aの切断部25Aおよび環部24Bの切断部25Bは、何れも鋸刃形状を成す。上記の通り、バンド部材2では切断部25Aおよび切断部25Bに、それぞれ鋸刃状の凹凸が形成されるため、例えば、環部24Aおよび環部24B各々で束縛した物品から当該各環部を取り外す際、各々の切断部の凸部に指をかければ、各環部と物品との間に手を入れ易く、当該取り外し作業が容易となる。また、例えば、環部24Aおよび環部24Bの各々に束縛される物体が束縛方向に角を有する物品である場合、当該物品が束縛方向へ回転する際、当該物品の角が切断部25Aおよび切断部25Bに形成される鋸刃状の凹凸に引っ掛かるため、当該物品の回転を防ぐことができる。また、バンド部材2は、上記の通り切断部25Aおよび切断部25Bにおいて第1の実施形態に係るバンド部材1とは異なるデザイン性を有し、当該デザイン性は鋸刃状の切り込みを形成するという簡単な形成方法によって容易に付与することができる。
(第3の実施形態)
上記第2の実施形態では、ゴムバンドに鋸刃状の切り込み21を形成してバンド部材2を構成する例を示したが、ゴムバンドに波線状の切り込みを形成してバンド部材を構成しても構わない。以下、図6および図7を参照して、第3の実施形態に係るバンド部材3について説明する。
図6は、バンド部材3の斜視図である。図6に示すようにバンド部材3は、一定の幅をもつ円筒環状のゴムバンドの周方向に、連結部32を残して当該ゴムバンドを環部34Aと環部34Bとに2分する波線状の切り込み31を入れた構造から成る。なお、上記ゴムバンドに形成された切り込み31の両端部33には当該ゴムバンド外周面から内周面へ貫通する略円形の穴が形成される。
上記のような構造から成るバンド部材3は、ゴム素材で一体的に形成されていることから、図7に示すように、切り込み31で環部34Aおよび環部34Bを切り開くことができる。なお、図7は、バンド部材3を切り込み31で切り開いた様子を示す図である。切り込み31で環部34Aおよび環部34Bを切り開くと、切り込み31により切り分けられて形成される環部34Aの切断部35Aおよび環部34Bの切断部35Bは、何れも波形状を成す。上記の通り、バンド部材3では切断部35Aおよび切断部35Bに、それぞれ波形状の凹凸が形成されるため、例えば、環部34Aおよび環部34B各々で束縛した物品から当該各環部を取り外す際、各々の切断部の凸部に指をかければ、各環部と物品との間に手を入れ易く、当該取り外し作業が容易となる。また、バンド部材3は、上記の通り切断部35Aおよび切断部35Bにおいて第1の実施形態に係るバンド部材1および第2の実施形態に係るバンド部材2とは異なるデザイン性を有し、当該デザイン性は波線状の切り込みを形成するという簡単な形成方法によって容易に付与することができる。
(第4の実施形態)
上記第1の実施形態では、切り込み21の両端部23に当該ゴムバンド外周面から内周面へ貫通する略円形の穴を形成して連結部12の両端を円弧状に形成する例を示したが、連結部の両端を円弧状に形成する方法は上記に限らない。例えば、ゴムバンドに所定幅の切り込みを形成し、当該切り込みの端部をU字状に形成することにより、連結部の両端を円弧状に形成しても構わない。以下、図8および図9を参照して、第4の実施形態に係るバンド部材4について説明する。
図8は、バンド部材4の斜視図である。図8に示すようにバンド部材4は、一定の幅をもつ円筒環状のゴムバンドの周方向に、連結部42を残して当該ゴムバンドを環部44Aと環部44Bとに2分するよう所定幅の切り抜き部41を切り抜いた構造から成る。なお、切り抜き部41の両端部43はU字状に形成される。
上記のような構造から成るバンド部材4は、ゴム素材で一体的に形成されていることから、図9に示すように、切り抜き部41で環部44Aおよび環部44Bを切り開くことができる。なお、図9は、バンド部材4を切り抜き部41で切り開いた様子を示す図である。上記の通り、バンド部材4は、連結部42の両端部がU字状に形成されているため、環部44Aおよび環部44Bをねじった態様で使用しても、連結部42に切れ目が発生し難くなり、バンド部材4の破損を防ぐことができる。
(第5の実施形態)
上記第1の実施形態では、ゴムバンドに直線状の切り込み11を一つ形成してバンド部材1を構成する例を示したが、ゴムバンドに複数の切り込みを形成してバンド部材を形成しても構わない。以下、図10および図11を参照して、第5の実施形態に係るバンド部材5について説明する。
図10は、バンド部材5の斜視図である。図10に示すようにバンド部材5では、一定の幅をもつ円筒環状のゴムバンドの周方向に、連結部52αを残して、当該ゴムバンドを環部54Aと残りの環部とに分割する切り込み51αが形成される。さらに、上記残りの環部には、連結部52βを残して、当該残りの環部を環部54Bと環部54Cとに分割する切り込み51βが周方向に形成される。なお、切り込み51αと切り込み51βとは互いに交わらないよう形成される。また、連結部52αおよび連結部52βは、ゴムバンドの環において互いに対向する箇所に形成される。また、上記ゴムバンドに形成された切り込み51αおよび切り込み51βの各両端部53には当該ゴムバンド外周面から内周面へ貫通する略円形の穴が形成される。
上記のような構造から成るバンド部材5は、ゴム素材で一体的に形成されていることから、図11に示すように、切り込み51αおよび切り込み51βで、環部54A、環部54B、および環部54Cを各々切り開くことができる。なお、図11は、バンド部材5を切り込み51αおよび切り込み51βで切り開いた様子を示す図である。バンド部材5を切り込み51αおよび切り込み51βで切り開くと、当該バンド部材5を環部54A、環部54B、および環部54Cの3つの環が直列に連結した態様で使用することができる。したがって、複数の物品を、環部54A、環部54B、および環部54Cの各々に3つに分けて束縛して、直列に連結させることができる。
(第6の実施形態)
上記第5の実施形態では、ゴムバンドの環において複数の連結部が対向する箇所に形成されるように複数の切り込みを形成したバンド部材の例を示したが、ゴムバンドの環において複数の連結部が略同一箇所に形成されるように複数の切り込みを形成してバンド部材を形成しても構わない。以下、図12および図13を参照して、第6の実施形態に係るバンド部材6について説明する。
図12は、バンド部材6の斜視図である。図12に示すようにバンド部材6では、一定の幅をもつ円筒環状のゴムバンドの周方向に、連結部62を残して、当該ゴムバンドを環部64Aと残りの環部とに分割する切り込み61αが形成される。さらに、上記残りの環部には、上記連結部62と同一箇所を連結部として残すように、当該残りの環部を環部64Bと環部64Cとに分割する切り込み61βが周方向に形成される。なお、切り込み61αと切り込み61βとは互いに交わらないよう形成される。また、上記ゴムバンドに形成された切り込み61αおよび切り込み61βの各両端部63には当該ゴムバンド外周面から内周面へ貫通する略円形の穴が形成される。
上記のような構造から成るバンド部材6は、ゴム素材で一体的に形成されていることから、図13に示すように、切り込み61αおよび切り込み61βで、環部64A、環部64B、および環部64Cを各々切り開くことができる。なお、図13は、バンド部材6を切り込み61αおよび切り込み61βで切り開いた様子を示す図である。バンド部材6を切り込み61αおよび切り込み61βで切り開くと、当該バンド部材6を環部64A、環部64B、および環部64Cの3つの環を一箇所で連結した態様で使用することができる。したがって、複数の物品を、環部64A、環部64B、および環部64Cの各々に3つに分け束ねて束縛して、一箇所で連結させることができる。
なお、上記第5の実施形態および第6の実施形態では、複数の連結部がゴムバンドの環において対向する箇所、または略同一箇所に位置するように形成される例を示したが、複数の連結部の形成箇所は上記に限らない。例えば、複数の連結部がゴムバンドの環において90度ずれた位置に形成されるように、複数の連結部および切り込みを形成しても構わない。
また、上記第5の実施形態および第6の実施形態では、ゴムバンドに2つの切り込みを形成して、3つの環部が連結したバンド部材を構成する例について説明したが、ゴムバンドに形成する切り込みの数は上記に限らず、ゴムバンドに3つ以上の切り込みを形成して4つ以上の環が連結したバンド部材を構成しても構わない。
(第7の実施形態)
上記第1の実施形態では、ゴムバンドの周方向に直線状の切り込み11を形成してバンド部材1を構成する例を示したが、ゴムバンドの周方向に螺旋状の切り込みを形成してバンド部材を構成しても構わない。以下、図14および図15を参照して、第7の実施形態に係るバンド部材7について説明する。
図14は、バンド部材7の斜視図である。図14に示すようにバンド部材7は、一定の幅をもつ円筒環状のゴムバンドの略周方向に、連結部72を残して当該ゴムバンドを環部74Aと環部74Bとに切り分ける螺旋状の切り込み71を入れた構造から成る。なお、上記ゴムバンドに形成された切り込み71の両端部73には当該ゴムバンド外周面から内周面へ貫通する略円形の穴が形成される。
上記のような構造から成るバンド部材7は、ゴム素材で一体的に形成されていることから、図15に示すように、切り込み71で環部74Aおよび環部74Bを切り開くことができる。なお、図15は、バンド部材7を切り込み71で切り開いた様子を示す図である。切り込み71で環部74Aおよび環部74Bを切り開くと、バンド部材7を、環部74Aおよび環部74Bが所定長さの帯状の連結部72で連結された態様で使用することができる。すなわち、バンド部材7によれば、環部74Aおよび環部74B各々に束縛した物品を所定間隔をあけて連結させることができる。
なお、上記各実施形態では、一定の幅をもつ円筒環状のゴムバンドを加工して各実施形態に係るバンド部材を形成する例について示したが、当該ゴムバンドの形状は環状であれば上記に限らない。例えば、上記ゴムバンドの断面形状は円形状でも、多角形状でも構わないし、環の幅は一定でなくとも良い。
また、ゴムバンドに限らず、伸縮性を有する材質から成るバンドを加工して上記のようなバンド部材を形成しても構わない。例えば、伸縮性を有する合成樹脂製のバンド等を加工してバンド部材を形成しても構わない。
また、環状のゴムバンドを切断加工する代わりに、予め用意した型でゴム素材を型抜きしたり、予め用意した型に合成樹脂を流し込むなどしたりして、2つ以上の環部が連結した上記各実施形態に係るバンド部材を形成しても構わない。
さらに言えば、上記各実施形態に係るバンド部材は、必ずしも一体的に形成しなくても構わない。例えば、上記実施形態における環部に相当する伸縮性のある複数の環状部材を、各々、連結部で溶着させたり、金属製やプラスチック製の部品などでかしめ合わせたりなどして構成しても構わない。
また、上記各実施形態では、切り込みの両端に略円形状の穴を形成するなどして、連結部の両端を曲線形状に加工する例を示したが、十分な強度を有する部材を用いて当該バンド部材を形成可能ならば当該加工を省略しても構わない。
本考案に係るバンド部材は、複数の物品を、容易に個別に束縛して連結可能とするバンド部材などとして有用である。
バンド部材1の斜視図 バンド部材1を切り込み11で切り開いた様子を示す図 バンド部材1を用いて雑誌に付録を備え付けた様子を示す図 バンド部材2の斜視図 バンド部材2を切り込み21で切り開いた様子を示す図 バンド部材3の斜視図 バンド部材3を切り込み31で切り開いた様子を示す図 バンド部材4の斜視図 バンド部材4を切り抜き部41で切り開いた様子を示す図 バンド部材5の斜視図 バンド部材5を切り込み51で切り開いた様子を示す図 バンド部材6の斜視図 バンド部材6を切り込み61で切り開いた様子を示す図 バンド部材7の斜視図 バンド部材7を切り込み71で切り開いた様子を示す図
符号の説明
1、2、3、4、5、6、7 バンド部材
11、21、31、51、61、71 切り込み
12、22、32、42、52、62、72 連結部
13、23、33、43、53、63、73 端部
14、24、34、44、54、64、74 環部
25、35 切断部
41 切り抜き部
200 雑誌
300 付録

Claims (14)

  1. 伸縮性を有し、且つ環形状を成す第1環状部材と、
    伸縮性を有し、且つ環形状を成す第2環状部材と、
    前記第1環状部材および第2環状部材を各々の周面上の一部となる1箇所で連結する第1連結部とを少なくとも備えるバンド部材。
  2. 前記第1環状部材、前記第2環状部材、および前記第1連結部は、同一の素材で一体形成される、請求項1に記載のバンド部材。
  3. 前記第1連結部は、環状を成す単一の伸縮部材の略周方向に形成される切り込みにおいて切り残された当該伸縮部材の一部であり、
    前記第1環状部材は、前記切り込みにより分割された当該伸縮部材の一方部位であり、
    前記第2環状部材は、前記切り込みにより分割された当該伸縮部材の他方部位である、請求項2に記載のバンド部材。
  4. 前記連結部の両端に相当する前記切り込みの両端部は円弧状、または楕円弧状に形成されることを特徴とする、請求項3に記載のバンド部材。
  5. 前記切り込みは、前記伸縮部材の外周面の中央を通るよう直線状に形成されることを特徴とする、請求項3に記載のバンド部材。
  6. 前記伸縮部材は、開口面が互いに平行な筒環状を成し、
    前記切り込みは、前記伸縮部材の周方向に、前記開口面と平行に形成されることを特徴とする、請求項3に記載のバンド部材。
  7. 前記切り込みは、波状または鋸刃状に形成されることを特徴とする、請求項3に記載のバンド部材。
  8. 前記切り込みは、前記環状の伸縮部材の周面に螺旋状に形成されることを特徴とする、請求項3に記載のバンド部材。
  9. 伸縮性を有し、且つ環形状を成す第3環状部材と、
    前記第2環状部材と前記第3環状部材とを1箇所で連結する第2連結部とをさらに備える、請求項1に記載のバンド部材。
  10. 前記第1環状部材、前記第2環状部材、前記第3環状部材、前記第1連結部、および前記第2連結部は、同一の素材で一体形成される
    前記第1連結部は、環状を成す単一の伸縮部材の周方向に形成される第1の切り込みにおいて切り残された当該伸縮部材の一部であり、
    前記第2連結部は、前記伸縮部材の周方向に形成される、第1の切り込みと交わらない第2の切り込みにおいて切り残された当該伸縮部材の一部であり、
    前記第1環状部材は、前記第1の切り込み、および前記第2の切り込みにより3分割されて成る前記伸縮部材の3つの部位のうち一方端側の部位であり、
    前記第2環状部材は、前記第1の切り込み、および前記第2の切り込みにより3分割されて成る前記伸縮部材の3つの部位のうち中央の部位であり、
    前記第3環状部材は、前記第1の切り込み、および前記第2の切り込みにより3分割されて成る前記伸縮部材の3つの部位のうち他方端側の部位である、請求項9に記載のバンド部材。
  11. 前記第1連結部および前記第2連結部は、前記第2環状部材の環の周上において互いに相対向する位置に配置されることを特徴とする、請求項9に記載のバンド部材。
  12. 前記第1連結部および前記第2連結部は、前記第2環状部材の環の周上において略同一箇所に配置されることを特徴とする、請求項9に記載のバンド部材。
  13. 伸縮性を有し、且つ環形状を成す、N個の環状部材と、
    前記N個の環状部材を、各々、周面上の一部となる1箇所で直列に連結するN−1個の連結部と、
    前記N−1個の連結部により直列に連結された前記N個の環状部材のうち、端に位置する環状部材と、前記第1環状部材または前記第3環状部材の何れかとを、各々の周面上の一部となる1箇所で連結する第N連結部とをさらに備える、請求項9に記載のバンド部材。
  14. 前記第1環状部材、前記第2環状部材、および前記連結部は、ゴム素材で一体形成される、請求項2に記載のバンド部材。
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