JP3148122B2 - 消化可能な脂肪 - Google Patents

消化可能な脂肪

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JP3148122B2 JP12909796A JP12909796A JP3148122B2 JP 3148122 B2 JP3148122 B2 JP 3148122B2 JP 12909796 A JP12909796 A JP 12909796A JP 12909796 A JP12909796 A JP 12909796A JP 3148122 B2 JP3148122 B2 JP 3148122B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は消化性を改良した、
栄養素になる脂肪として有用なトリグリセリド組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術】米国特許UP4873768から、2つ
の異なる脂肪酸残基の群(すなわち、ω−3不飽和脂肪
酸よりなる脂肪酸及びC8 〜C10の範囲の飽和脂肪酸よ
りなる脂肪酸)からなる合成トリグリセリドであって、
飽和したC8 〜C10の脂肪酸残基は好ましくは1、3位
に結合し、一方、ω−3脂肪酸は植物油、海水プランク
トン油、菌類油又は魚油より誘導されるのが好ましい合
成トリグリセリドが知られている(しかしこれは米国特
許UP4873768の4欄7〜10行目の開示に矛盾
している。そこには飽和したC8 〜C10脂肪酸残基は隣
接した炭素原子に結合しているのが好ましいと述べられ
ている)。これらのトリグリセリドに前もって必要なこ
とは、少なくとも一つのω−3脂肪酸残基及び少なくと
も一つのC8 〜C10飽和脂肪酸残基が存在することであ
る。そのため、ω−3脂肪酸残基の最大の量は66重量
%(すなわち、二つのこれらの残基が存在する)であ
り、そのうち少なくとも50%は2位に結合している。
【0003】上記のトリグリセリドは経腸又は非経口投
与組成物中において使用することができる。上記の脂肪
は、脂肪は細網内部組織においては問題を起こさず、又
プロスタグランジン系には基質として作用しないが、脂
肪カロリーの添加の手段を提供する。
【0004】米国特許UP4906664によると、悪
性癌(cancer cachexia)に罹病した患者への栄養維持
は、患者食に中鎖脂肪酸及び不飽和ω−3長鎖脂肪酸を
含有するある量のトリグリセリドを含有させることによ
って得られる。
【0005】国際公開パンフレットWO92/1923
7には、脂質の吸収不良の治療のために経腸剤として使
用可能な薬剤の成分が開示されている。脂質はMLM型
(MはC6 〜C13の中鎖脂肪酸及びLはC14〜C24の長
鎖脂肪酸、例えば不飽和脂肪酸残基)のトリグリセリド
を含む。脂質吸収は無作為化されたMLMトリグリセリ
ドよりもMLMの方が大きいことが開示されている。
【0006】国際公開パンフレットWO91/0955
97では、少なくとも一つのC2 5 脂肪酸残基及び少
なくとも一つのC16〜C24脂肪酸残基を含むトリグリセ
リドは腸粘膜に効果を持つ生物学的薬剤として使用可能
である。
【0007】上記の引用より、脂肪吸収及びそれに伴う
脂肪の消化は脂肪の1、3位が中鎖脂肪酸で置換される
ことで改良されると結論できる。本発明者らの公開され
た特許出願国際公開パンフレットWO94/24889
において、本発明者らは、1、3位の中鎖脂肪酸含量に
対する消化性を示すグラフを描いたならば、MLM脂肪
(=Mは中鎖脂肪酸)の消化性はLLL脂肪よりもはる
かによいだろう。さらに、1、3位における全体のM含
量が0〜100%の間で変化する、M2 L及びL2 Mの
混合物からなる脂肪の消化性が、理論上期待されたより
も大きい消化性をもつことが開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の脂肪混合物は期
待よりもかなり大きい消化性を示したが、消化性はまだ
最良のものではない。そのため、本発明者らは従来技術
の脂肪以上の消化性を持つ脂肪があるかどうか、研究し
た。その様な脂肪が存在するという暗示は欧州特許EP
265699より得られ、そこには、C8 〜C14脂肪酸
基を2位に結合し、一方、C18以上の脂肪酸が1、3位
に結合しているならば、優れた消化性を持つ脂肪が得ら
れることが開示されている。そのため、上記欧州特許の
資料をもとに、LMLトリグリセリドが最高の消化性を
もつことを期待した。欧州特許EP265699の実施
例では、MML−及びLML−トリグリセリドの両方を
含む脂肪成分が開示されている。これら2つのトリグリ
セリドの比を表に与えられた資料より計算した限りで
は、これらの2つの成分は非対称:対称の重量比が最大
1.5で存在すると結論することができる。ここで、こ
れらの脂肪中の非対称:対称のトリグリセリドの重量比
を少なくとも1.75にすれば、さらによりよい消化性
を持つ脂肪を得ることができることを本発明者らは発見
した。このことは、LMLが最高の消化性を持つとい
う、欧州特許EP265699の教示からは予期されな
かったことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明者らは
期待されるよりも高い消化性を持つトリグリセリド組成
物を発見した。これらのトリグリセリド組成物は飽和中
鎖又は短鎖脂肪酸より誘導された脂肪及び長鎖不飽和脂
肪酸より誘導された脂肪からなり、その組成は、1〜9
9重量%のM2 L型トリグリセリド及び99〜1重量%
のL2 M型トリグリセリドであり、Mは2〜14の炭素
原子、好ましくは6〜14の炭素原子を持つ、飽和脂肪
酸残基;Lは少なくとも18の炭素原子を持つ、単又は
多不飽和脂肪酸残基であり、Mの脂肪酸分布は全M存在
の35〜99.5モル%、好ましくは40〜80モル%
が2位に結合しており、非対称及び対称M2 L及びL2
Mトリグリセリドは1.75より大きい非対称:対称の
重量比で存在する。
【0010】
【発明の実施の形態】M2 L量が10〜90重量%、と
りわけ20〜80%であり、及びL2 M量が90〜10
重量%、とりわけ80〜20%である、本発明によるト
リグリセリドの組成物の応用が好ましい。
【0011】Mは炭素原子2〜14の範囲であるが、8
〜12の炭素原子をもつ飽和脂肪酸残基の使用が好まし
い。
【0012】不飽和脂肪酸残基Lについて、多数の異な
る不飽和脂肪酸を利用できる。これらの例は、オレイン
酸、リノール酸、リノレン酸(α及びγの両方)及び、
DHA(=C22:6ω3)、E.P.A.(=C20:5ω3
又はアラキドン酸(=C20:4ω6)のような少なくとも
20の炭素原子を持つ多不飽和脂肪酸である。
【0013】最高の消化性は非対称:対称が少なくとも
2.0、好ましくは少なくとも3.0であるトリグリセ
リドに発見された。
【0014】成分MMLは非対称であり、結果として異
なる立体異性体が存在する。非ラセミ混合物としての非
対称トリグリセリドの使用(すなわち、一方の可能なエ
ナンチオマーに富む)は、国際公開パンフレットWO9
4/10326に記述されたような条件下で調製され、
その結果最高の消化性を示した。そのため、一方の可能
なエナンチオマーが少なくとも10%まで、好ましくは
少なくとも30%まで富んでいるトリグリセリドが好ま
れる。
【0015】上記に示したトリグリセリドはそのまま使
用できたが、上記の脂肪に他の脂肪を混合する応用が好
ましい。これらの混合において、食品中の脂肪との応用
を容易にする、構造化(structuring)脂肪の存在が好
ましい。
【0016】そのため、本発明者らは、少なくとも脂肪
A及び構造化脂肪Bからなるトリグリセリドのブレンド
を発見した。ここで脂肪Aは本発明の脂肪であり、0.
3〜70重量%、好ましくは5〜45重量%存在する脂
肪Bは12〜24の炭素原子を含む飽和脂肪酸残基を含
有する脂肪であり、その飽和脂肪酸(SAFA)含量は
20〜80%であり、脂肪Bは30〜99.7重量%、
好ましくは55〜95重量%の量で存在する。
【0017】脂肪Bの構造化特性(structuring proper
ties)は、脂肪Bが20℃(NMRパルス、不安定)に
おいて15以上、好ましくは20以上の固体脂肪含量を
示すときが最良である。
【0018】適切な脂肪Bは脂肪C及び脂肪Dをブレン
ドすることより得られ、脂肪Cは(L2 S+L3 )レベ
ルが35重量%以上、好ましくは35〜85重量%、及
び脂肪DはN20>30を示し、Lは上記に定義されてお
り、Sは16〜22の炭素原子を持つ飽和脂肪酸残基で
ある。
【0019】最良の構造化特性を示す好ましい脂肪B
は、25重量%以上、好ましくは25〜60重量%のL
2 が存在する脂肪Bである(上記に定義されているL
及びS)。
【0020】他の適切な脂肪Bは(H2 M′+M′
2 )含量が60重量%以上であり、Hは16以上の炭
素原子、好ましくは16〜18の炭素原子をもつ飽和脂
肪酸残基であり、M′は8〜14の炭素原子、好ましく
は12〜14の炭素原子をもつ飽和脂肪酸残基である。
【0021】非常に適したブレンドは20〜40重量%
飽和脂肪酸(SAFAレベル、10〜70重量%の
単不飽和脂肪酸(MUFAレベル及び10〜70重量
%の多不飽和脂肪酸(PUFAレベルを示し、同時に
ω−6とω−3不飽和脂肪酸の比が2〜20、好ましく
は4〜15で変化すべきである。
【0022】本発明の脂肪及び前記脂肪ブレンドはスプ
レッド、マーガリン、クリーム代替物、チョコレート、
菓子、パン製品、ソース、アイスクリーム、食卓油、ド
レッシング、マヨネーズ、経腸及び非経口製品のような
食物製品中の脂肪相として使用することができ、脂肪相
は少なくとも部分的に本発明による脂肪より構成され
る。
【0023】これらの製品の脂肪量は広い範囲において
変動し、適切な量は1〜80重量%である;しかし、実
際の量は食物製品によるところが大きい。
【0024】本発明者らの発明の脂肪は、例えば、英国
特許GB1577933に開示されている酵素転換の応
用により作ることができる。開始物質は注意深く選択し
なければならない。中鎖脂肪酸の原料は、例えば、パー
ム核油又はココナッツ油である。不飽和長鎖脂肪酸の原
料は、例えば、ヒマワリ油、高オレイン酸ヒマワリ油、
大豆油、菜種油、ルリジサ、マツヨイグサ油、魚油、紅
花油、亜麻仁、又はモルティエレラ(Mortierella)種
のような藻又は菌源から誘導された油である。キラルな
MMLは国際公開パンフレットWO94/10326に
開示されている方法により得ることができる。
【0025】
【実施例】1.MLMに富んだ脂肪の調製 1.1 ジクロロメタン(63ml)及びリゾムコール
・ミエヘリ(Rhizomucor miehei)リパーゼ(2.5g
担持されたリパーゼ(supported lipase))の存在下、
グリセロール(1.25g)を無水デカン酸(8.86
g)と反応させた。反応は10時間20℃で行われた。
生成した混合物を濾過し、ドライアイス上で冷却した。
沈殿(1、3−ジカプリン)を集め、アセトンから再結
晶させ、2.76gの精製ジグリセリドを産生した。
【0026】1.2 ジクロロメタン(60ml)及び
4−N,N−ジメチルアミノピリジン(0.255g)
存在下でジグリセリドを無水リノール酸(3.75g)
と反応させた。20℃、2時間の後、混合物をドライア
イス上で冷却し、生成物を濾過して集めた(生成7.6
g)。アルミナ上で精製した後、4.8gの純生成物を
得た。
【0027】分析より、この生成物が73.8重量%の
10:0及び26.1重量%のC18:2からなる(M2 L+
ML2 )を99%含んでおり、2位にはC10:0がほとん
ど存在していないことを本発明者らは結論づけた。MM
L:LMLの比は0.36であった。
【0028】2.消化性 上記MLM−脂肪の消化性を次のように測定した。タウ
ロデオキシコレートナトリウム0.261g、塩化カル
シウム0.368g及び塩化ナトリウム0.877gを
含む水溶液100mlに脂肪1gを添加した。均質化及
び超音波によりエマルジョンを形成し、pHを7.0に
調整した。エマルジョンの加水分解は1%粗膵リパーゼ
(シグマ、II型(Sigma Type II)、p
H7に緩衝化)溶液20〜50μlを37〜40℃のエ
マルジョン20mlに添加し、測定した。リパーゼによ
り遊離された脂肪酸は水酸化ナトリウムの添加により中
和し、pHを7.0に保った。加水分解の速度は添加し
た試薬の速度より算出した。酵素添加後4乃至10分の
時間の直線回帰により平均的な傾きを決定した。本発明
者らは消化性が107であることを発見した。ヒマワリ
油(SF)の消化性を同じ手順(63%のC18:2
24%のC18:1;1.3位のM%:0%)で測定し
た。本発明者らは消化性が100であることを発見し
た。
【0029】3.MLLに富んだ脂肪の調製 3.1 60℃の、15mlのヘキサン中の1−モノデ
カノリン(3.00g)及びピリジン(2.84ml)
の溶液に22mlのヘキサン中の塩化リノレオイル
(8.86)の溶液を80分にわたって滴加した。さら
に還流を2.5時間続け、その後水50mlを添加し、
混合物を3分沸騰させ、その次に冷却した。反応混合物
はジクロロメタン50mlで抽出し、10%塩化ナトリ
ウム水溶液(250ml)で繰り返し洗浄した。脂質抽
出物を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、酢酸エチルで塩基
性アルミナ50g中を溶出させ、9.66gの精製産物
を得た。
【0030】3.2 上記脂肪の消化性は実施例2に開
示された技術によって測定した。それは113.6であ
った。
【0031】4.エステル交換したLMM/LML−混合物の調製 4.1 エスタサン(Estasan(登録商標))M
CT油(10g)をSP392触媒1gを使用して、混
合遊離脂肪酸(一部の高オレインヒマワリ油酸、一部の
ヒマワリ酸)10gとエステル交換させた。24時間
後、触媒を除去し、トリグリセリドを酢酸エチルで塩基
性アルミナ100g中を通して溶出することにより分離
した。この脂肪は40重量%のMMMを含有した。
【0032】4.2 実施例2にしたがって消化性を測
定した。それは141.3であった。
【0033】5.LMMに富んだ脂肪の調製 5.1 1−モノオレイン2.45g、ピリジン2.2
5ml、ヘキサン100ml及びヘキサン25ml中の
塩化デカノイル3.96gを40分間以上反応させた以
外は、実施例3にしたがって反応させた。最終産物は4
gであった。
【0034】5.2 実施例2にしたがって消化性を測
定した。それは134.6であった。
【0035】6.LMLに富んだ脂肪の調製 6.1 1.3−ジオレインはヘキサンより1.2及び
1.3ジオレインアイソマーの混合物の−10℃におけ
る分別により得た(1部の油に対して1部の溶媒)。1
00mlのヘキサン中の1、3−ジオレイン1.57
g、ピリジン1.5mlと20mlのヘキサン中の塩化
デカノイル2.14mlを45分間以上反応させた以外
は、実施例3及び5で使用した手順で反応させた。最終
産物は1.67gであった。
【0036】6.2 実施例2で実施したように消化性
を測定した。それは120であった。
【0037】7.上記の結果及び脂肪の組成を次に要約
した。
【0038】
【表1】
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A23G 3/00 A23L 1/24 9/02 C07C 69/58 A23L 1/24 C11C 3/08 C07C 69/58 A23D 7/00 502 C11C 3/08 9/00 516 (72)発明者 ポール・トーマス・クウィンラン 英国、エムケイ42・8ティーダブリュ ー、ベッドフォード、ケンプストン、エ リ・ウェイ 9 (56)参考文献 特開 平5−59392(JP,A) 特表 平8−509513(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C11C 3/00 - 3/14 A23D 7/00 - 9/06

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飽和中鎖又は短鎖脂肪酸より誘導された
    脂肪及び長鎖不飽和脂肪酸より誘導された脂肪からなる
    トリグリセリド組成物であり、その組成は、 1〜99重量%のML型トリグリセリド及び 99〜1重量%のLM型トリグリセリドであり、 Mは2〜14の炭素原子、好ましくは6〜14の炭素原
    子を持つ、飽和脂肪酸残基; Lは少なくとも18の炭素原子を持つ、単又は多不飽和
    脂肪酸残基であり、Mの脂肪酸分布は存在する全Mの3
    5〜99.5モル%、好ましくは40〜80モル%が2
    位に結合しており、非対称及び対称ML及びLMト
    リグリセリドは1.75より大きい非対称:対称の重量
    比で存在する、トリグリセリド組成物。
  2. 【請求項2】 MLの量が10〜90重量%、好まし
    くは20〜80重量%であり及びLMの量が90〜1
    0重量%、好ましくは80〜20%である、請求項1の
    トリグリセリド組成物。
  3. 【請求項3】 Mが飽和C〜C12脂肪酸残基であり及
    びLがオレイン酸、リノール酸又はリノレン酸からの単
    又は多不飽和C18脂肪酸残基である、請求項1又は請求
    項2のトリグリセリド組成物。
  4. 【請求項4】 Lが少なくとも20の炭素原子を持つ多
    不飽和脂肪酸、好ましくは、D.H.A.又はE.P.
    A.である、請求項1又は請求項2のトリグリセリド組
    成物。
  5. 【請求項5】 非対称:対称の重量比が少なくとも2.
    0、好ましくは少なくとも3.0である、請求項1乃至
    請求項4のいずれか1請求項のトリグリセリド組成物。
  6. 【請求項6】 非対称トリグリセリドが光学エナンチオ
    マーの非ラセミ混合物として存在し、好ましくは少なく
    とも10重量%まで一方の可能なエナンチオマーに富ん
    でいる、請求項1乃至請求項5のいずれか1請求項のト
    リグリセリド組成物。
  7. 【請求項7】 スプレッド、マーガリン、クリーム代替
    物、チョコレート、菓子、パン製品、ソース、アイスク
    リーム、食卓油、ドレッシング、マヨネーズ、経腸及び
    非経口製品のような、少なくとも脂肪相をもつ食物製品
    であり、脂肪相は少なくとも部分的に請求項1乃至請求
    項6のいずれか1請求項のトリグリセリド組成物より構
    成される食物製品。
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