JP3148046B2 - 原子炉格納容器内圧力抑制プール - Google Patents

原子炉格納容器内圧力抑制プール

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JP3148046B2
JP3148046B2 JP13029993A JP13029993A JP3148046B2 JP 3148046 B2 JP3148046 B2 JP 3148046B2 JP 13029993 A JP13029993 A JP 13029993A JP 13029993 A JP13029993 A JP 13029993A JP 3148046 B2 JP3148046 B2 JP 3148046B2
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containment vessel
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康一 山根
安隆 岩田
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Structure Of Emergency Protection For Nuclear Reactors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、沸騰水型原子炉の原子
炉格納容器内圧力抑制プールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明に関連する従来技術が、(a)特開
昭62-212593号公報、(b)特開平3-10869
5号公報、及び(c)特開昭56-53721〜3号公報
に、それぞれ開示されているので、それらについて説明
する。
【0003】まず、(a)の公知例の場合を、図7を用
いて説明する。図7は、この公知例の模式縦断面図であ
る。
【0004】原子炉格納容器2は、通常、原子炉圧力容
器1を格納するほか、内部にドライウェル3と圧力抑制
プール4とを有しており、ドライウェル3と圧力抑制プ
ール4とはベント管5aにより連絡されているが、この
公知例では、そのほかに、原子炉圧力容器1の外部に2
個の除染プールが設けられている。
【0005】すなわち、原子炉格納容器2に近い側に除
染プール17a、遠い側に除染プール17bが並設され
ており、圧力抑制プール4の気層部と除染プール17a
の液層部、及び除染プール17aの気層部と除染プール
17bの液層部は、それぞれベント管5d及び5eによ
り連絡されている。
【0006】また、ベント管5d及び5eには、それぞ
れ開閉弁19a及び19bが取り付けられており、ベン
ト管5eの先端部には気体分離放出手段が取り付けられ
ている。そして、除染された気体は、ベント管5fを通
り、煙突18から外に放出されるようになっている。
【0007】次に、(b)の公知例の場合を、図8を用い
て説明する。図8は、この公知例の模式縦断面図であ
る。
【0008】冷却材喪失事故時には、ベント管5gから
高濃度の核分裂生成物を含むガスが圧力抑制プール4中
に放出され、核分裂生成物がスクラビング効果により水
中に吸収されるが、この公知例では、ベント管5gに多
数の小穴23が穿設されており、小穴23はベント管5
gの下端側に位置するものほど、その径が大きくなって
いる。
【0009】また、原子炉格納容器2の外部にフィルタ
ー21が設置されており、フィルター21を通り抜けた
ガスは、ベント管5hを通り、煙突20から外部に排出
されるようになっている。また、ベント管5hには開閉
弁22が付設されている。
【0010】更に、(c)の公知例では、空気冷却浄化方
法及びその装置について開示されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、(a)及び(b)
の各公知例の場合は、核分裂生成ガスは原子炉格納容器
内圧力抑制プールの中でスクラビングを1度しか経験し
ないため、原子炉格納容器内での核分裂生成ガスの除去
率が低い。したがって、原子炉格納容器の外部に何らか
の核分裂生成物除去装置を特別に設置する必要があり、
このため、プラントの大型化を招くことになる。
【0012】すなわち、(a)及び(b)の各公知例のう
ち、前者では、原子炉格納容器の外部に設置されている
除染プール内に原子炉格納容器内と同等の圧力が加わる
ため、プラントの大型化を避けることができない。ま
た、後者では、原子炉格納容器の外部にフィルターが設
けられているので、核分裂物質によりフィルターに目詰
まりが発生する可能性がある。
【0013】なお、(a)の公知例に(c)の公知例の技術
を取り入れることにより、(a)の公知例の効果が高めら
れると考えられるが、原子炉格納容器内で核分裂生成ガ
スの除去を完了させることに対しては寄与しない。
【0014】本発明の目的は、原子炉格納容器の外部に
核分裂生成ガスの除去装置を特別に設置する必要性をな
くし、プラントの大型化を防止するために、核分裂生成
ガスの除去を原子炉格納容器内で完了できるようにする
ことにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的は、次のように
して達成することができる。
【0016】(1)原子炉圧力容器を格納する原子炉格
納容器の下側に位置し、原子炉格納容器の上部に位置す
るドライウェルとはベント管で連通し、上部が気層部、
下部が液層部からなる原子炉格納容器内圧力抑制プール
において、原子炉格納容器内圧力抑制プールの内部の内
側を第1室、及び外側を第2室に、この内部を半径方向
に仕切りを用いて分割し、第1室の気層部と第2室の液
層部との間を連通するベント管を設置してあること。
【0017】(2)(1)において、第2室の内部の内
側を第2-1室、及び外側を第2-2室に、この内部を半
径方向に仕切りを用いて分割し、第2-1室の気層部と
第2-2室の液層部との間を連通するベント管を設置し
てあること。
【0018】(3)原子炉圧力容器を格納する原子炉格
納容器の下側に位置し、原子炉格納容器の上部に位置す
るドライウェルとはベント管で連通し、上部が気層部、
下部が液層部からなる原子炉格納容器内圧力抑制プール
において、原子炉格納容器内圧力抑制プールの内部の内
側を第1室、及び外側を第2室に、この内部を半径方向
に仕切りを用いて分割し、第1室及び第2室の各液層部
の底部に多孔性膜を張設し、上記のベント管でドライウ
ェルと第1室の液層部の底部下側との間を連通させ、第
1室の気層部と第2室の液層部の底部下側との間を連通
するベント管を設置してあること。
【0019】(4)(2)において、第2室の内部の内
側を第2-1室、及び外側を第2-2室に、この内部を半
径方向に仕切りを用いて分割し、第2-1室の気層部と
第2-2室の液層部の底部下側との間を連通するベント
管を設置してあること。
【0020】(5)(1)又は(3)において、第2室
の気層部と第1室液層部との間を連通する凝縮水用戻り
管を設置してあること。
【0021】(6)(1)又は(3)において、第1室
及び第2室のうちの少なくとも1室の内部に波型のじゃ
ま板を少なくとも1枚設置してあること。
【0022】(7)(2)又は(4)において、第2-
1室及び第2-2室のうちの少なくとも1室の内部に波
型のじゃま板を少なくとも1枚設置してあること。
【0023】(8)(1)〜(4)のいずれかにおい
て、仕切りが、ステンレス鋼又は機械構造用鋼からなる
こと。
【0024】(9)(1)〜(4)のいずれかにおい
て、原子炉格納容器の外側に、内部に核分裂生成ガス吸
着性溶液を入れてある容器を設置し、この容器と第1
室、及びこの容器と第2室とを配管で連絡し、この配管
の原子炉格納容器の外側に位置する部分に開閉弁を付設
してあること。
【0025】
【作用】冷却材喪失事故時、原子炉圧力容器から放出さ
れた核分裂生成物を含んだガスは、ベント管を通り、圧
力抑制プール内に移行する。核分裂物質は、圧力抑制プ
ールの水中のガス気泡内に存在し、気泡が上昇する間に
スクラビング効果により圧力抑制プールの水中に溶解す
る。
【0026】このスクラビング効果は、圧力抑制プール
の水中での気泡滞在時間が長いほど、また、一度スクラ
ビングされたガスを更にスクラビングさせることによ
り、大きくなる。
【0027】本発明では、気泡内のガスを2回以上、圧
力抑制プール内でスクラビングさせている。したがっ
て、圧力抑制プール内の水と気泡との接触時間が増える
ので、ガスは効率よく冷却され、水中に吸収されて、大
きく減容される。すなわち、核分裂生成物を含むガスの
除染を、原子炉格納容器内で完了させることができる。
また、液層部の底部に多孔性膜を張設し、気層部から液
層部の底部下側へ連通するベント管を設置してあるの
で、ガスが多孔性膜を通過する際、ガスが細分化され
る。したがって、圧力抑制プール内の水と気泡との接触
面積が増えるので、ガスの水中への吸収が促進され、ガ
スは大きく減容される。
【0028】また、圧力抑制プールに波形のじゃま板を
設置してあるので、圧力抑制プール内での気泡滞在時間
が長くなり、ガスは水中に吸収されやすい。
【0029】また、第2室の気層部から第1室の液層部
に凝縮水用戻り管を設置してあるので、蒸気が凝縮冷却
されて第2室に凝縮水が貯留され、第2室の液層部の水
位が上昇する場合でも、凝縮水を第1室に放出すること
ができる。
【0030】また、圧力抑制プール内を分割する仕切り
に、熱伝導性の良い材料を用いてあるので、分割された
室間の水中の温度差をなくすことができる。
【0031】すなわち、上述のように、凝縮水用戻り管
を設置し、熱伝導性の良い仕切り材料を用いてあるの
で、水中へのガスの吸収効率を上げることができる。
【0032】更に、原子炉格納容器の外側に、内部に核
分裂生成ガス吸着性溶液を入れてある容器を設置し、こ
の容器と圧力抑制プールの第1室及び第2室とを配管で
連絡し、この配管の原子炉格納容器の外側に位置する部
分に開閉弁を付設してある。
【0033】したがって、冷却材喪失事故時、この溶液
を圧力抑制プールの第1室及び第2室に流し込むことが
できるので、水中への核分裂生成ガスの吸収効率を一層
高めることが可能となる。
【0034】
【実施例】第1実施例を図1を用いて説明する。図1の
(a)は原子炉の模式縦断面図、図1の(b)は図1の(a)
の圧力抑制プールの拡大縦断面図である。
【0035】原子炉格納容器2は、原子炉圧力容器1を
格納しており、原子炉圧力容器1内には、上部にドライ
ウェル3、下部には圧力抑制プール4が設置されてお
り、ドライウェル3と圧力抑制プール4とは、ベント管
5aにより連通されている。
【0036】上述のような原子炉格納容器2内の構成に
おいて、本実施例は、圧力抑制プール4を半径方向に、
圧力抑制プール第1室4aと圧力抑制プール第2室4b
との2室に分割した場合であり、圧力抑制プール第1室
4aと圧力抑制プール第2室4bとの体積比を約9:1
となるようにしてある。
【0037】そして、圧力抑制プール第1室4aの気層
部と圧力抑制プール第2室4bの液層部とをベント管5
bにより連通させてあり、また、圧力抑制プール第2室
4bの気層部と原子炉格納容器2の外部とを、先端に煙
突6を有するベント管5cにより連通させてある。
【0038】更に、原子炉格納容器2内が圧力上昇した
場合、原子炉格納容器2が破壊しないように、原子炉格
納容器2内のガスを原子炉格納容器2外に放出させるた
めの開閉弁7をベント管5cに付設してある。
【0039】冷却材喪失事故時、原子炉圧力容器1から
放出された核分裂生成物を含むガスは、ベント管5aを
通り、圧力抑制プール第1室4aの液層部へ移動し、そ
こでスクラビングにより大半の核分裂生成物が除去され
る。
【0040】1度スクラビングされたガスは、圧力抑制
プール第1室4aの気層部から圧力抑制プール第2室4
bの液層部へベント管5bを通って移動し、圧力抑制プ
ール第2室4bで再びスクラビングされる。このように
1度スクラビングされたガスを圧力抑制プール第2室4
bで再びスクラビングさせることによって、気泡中に含
まれる核分裂生成物のほとんどを水に吸収させ、原子炉
格納容器2から放出されるガス中の核分裂生成物の濃度
を著しく減少させることができる。
【0041】また、このスクラビング効果は、気体と液
体との接触面積が大きいほど高いので、気泡を小さくす
るため、ベント管5a及び5bの各先端部には気体分散
放出手段を設けてスクラビング効果を更に高めている。
【0042】具体的には、ベント管5a及び5bの各先
端部に、口径が0.5〜5.0cmの小孔8を多数設けて
おり、核分裂生成物を含んだガスは、小孔8によりで分
散放出される。なお、この場合、ベント管5a及び5b
の径を小さくし、ベント管の本数を増やすことも考えら
れる。
【0043】本発明の第2実施例を図2を用いて説明す
る。図2の(a)は圧力抑制プールの縦断面図、図2の
(b)は図2の(a)の要部の拡大図である。
【0044】本実施例の第1実施例との相違点は、気体
分散放出の手段にあり、本実施例では、圧力抑制プール
第1室4a及び圧力抑制プール第2室4bの各底部に多
孔性膜9を設け、その膜の下側までベント管5a及び5
bを通すようにしてある。
【0045】多孔性膜9にはステンレス製板を用い、図
2の(b)に示すように、その板にドーム状の凸部を設
け、その凸部の頂点に口径0.5〜5cmの小孔10を
多数設けてある。そして、このような膜を2、3段設
け、上部の膜になるほど小孔10の口径を小さくしてあ
る。
【0046】上述のように、多孔性膜9を設けることに
より、冷却材喪失事故時、ベント管5a及び5bを通っ
て放出されたガスが、多孔性膜9の下側に溜まることな
く分散放出されるので、高いスクラビング効果が得ら
れ、原子炉格納容器2から放出されるガス中の核分裂生
成物の濃度を著しく低減させることができる。
【0047】本発明の第3実施例を図3を用いて説明す
る。図3は本実施例の圧力抑制プールの縦断面図であ
る。
【0048】本実施例は、圧力抑制プール第2室4bを
半径方向に分割して、圧力抑制プール第2-1室4b1
び圧力抑制プール第2-2室4b2を設け、圧力抑制プー
ル第1室4aと圧力抑制プール第2-1室4b1の液層部
とをベント管5b1、圧力抑制プール第2-1室4b1
気層部と圧力抑制プール第2-2室4b2の液層部とをベ
ント管5b2により、それぞれ連通させた場合である。
【0049】これにより、冷却材喪失事故時、原子炉圧
力容器1からベント管5aを通って、圧力抑制プール第
1室4aに放出された核分裂生成物を含むガスは、圧力
抑制プール第1室4aでスクラビングされた後、ベント
管5b1を通って圧力抑制プール第2-1室4b1でスク
ラビングされ、更にベント管5b2を通って圧力抑制プ
ール第2-1室4b2でスクラビングされるので、ガスの
核分裂生成物除去効率が、第1実施例の場合よりも高め
られる。
【0050】本発明の第4実施例を図4を用いて説明す
る。図4の(a)は圧力抑制プールの縦断面図、図4の
(b)は図4の(a)の要部の拡大図である。
【0051】本実施例は、圧力抑制プール第2室4b内
にガス気泡の垂直上昇を妨げるような形で数段の波形の
じゃま板11を互い違いに設置した場合である。
【0052】このような構成により、冷却材喪失事故
時、ベント管5bを通って放出されるガス気泡は、じゃ
ま板11に沿って上昇するが、この場合、ガス気泡はじ
ゃま板11との衝突によって、分散されながら上昇す
る。
【0053】すなわち、ガス気泡を、垂直上昇させる場
合に比べて、より長時間水中に滞在させることができる
ので、原子炉格納容器2から放出されるガス中の核分裂
生成物の濃度を、一層低減させることが可能となる。
【0054】なお、本発明の第3実施例と第4実施例と
を組み合わせることにより、更に高い除染効果を得るこ
とができる。
【0055】本発明の第5実施例を図5を用いて説明す
る。図5は本実施例の圧力抑制プールの縦断面図であ
る。
【0056】従来、圧力抑制プール4の設置目的は、原
子炉圧力容器1から放出される高温の蒸気を冷却凝縮さ
せることであり、上述のように、圧力抑制プール4を分
室化することは、蒸気を冷却凝縮する点では効率が良く
ない。
【0057】また、圧力抑制プール第2室4bでは、蒸
気の冷却凝縮により、水位がベント管5cの高さまで上
昇し、ベント管5cから水が放出される可能性がある。
【0058】すなわち、冷却材喪失事故時、原子炉圧力
容器1からベント管5aを通って放出された高温の蒸気
は、圧力抑制プール第1室4aで冷却凝縮された後、ベ
ント管5bを通り、圧力抑制プール第2室4bで更に冷
却凝縮される。この場合、圧力抑制プール第2室4bの
容積は圧力抑制プール第1室4aのそれに比べて小さい
ため、圧力抑制プール第2室4bの水温及び水位の上昇
が顕著となる。
【0059】本実施例は、圧力抑制プール4aと4bと
の間を、熱伝導性の良いステンレス鋼板12aを用いて
仕切り、また、圧力抑制プール第2室4bの気層部から
圧力抑制プール第1室4aの液層部へと水位上昇を緩和
するための戻り管12bを、ベント管5cより低い位置
に取り付けた場合である。
【0060】このような構成にすることにより、圧力抑
制プール第2室4bの水中の熱は、ステンレス鋼板12
aの仕切りを伝わって効率よく分散されるので、圧力抑
制プール第2室4bの水温上昇を避けることができ、圧
力抑制プール4の全体で蒸気を冷却することが可能にな
る。また、上昇した水位も戻り管12bにより水が圧力
抑制プール第1室4aに戻されるので、水位の上昇も緩
和されることになる。
【0061】すなわち、分割された室間の水中の温度差
をなくすことができるので、水中へのガスの吸収効率を
高めることができる。なお、仕切りに、ステンレス鋼板
12aの代わりに、炭素鋼構造用鋼板なども用いること
ができる。
【0062】次に、本発明の第6実施例を図6を用いて
説明する。図6は本実施例の核分裂生成物吸着性溶液用
容器設置に関する説明図である。
【0063】原子炉格納容器2の外側に、内部に核分裂
生成ガス吸着性溶液14を収納してある核分裂生成ガス
吸着性溶液用容器13を設置し、核分裂生成ガス吸着性
溶液用容器13と圧力抑制プール第1室4a、及び核分
裂生成ガス吸着性溶液用容器13と圧力抑制プール第2
室4bを、それぞれ配管15で連絡してある。また、配
管15には開閉弁16を付設してある。
【0064】このような装置を設けることにより、冷却
材喪失事故時、圧力抑制プール4の水中に核分裂生成ガ
ス吸着性溶液14を流入させ、スクラビング時、核分裂
生成物を水中に、より多く吸着させて除染効果を一層高
めることができる。なお、本実施例は、状況に応じて、
本発明の第1〜第5の各実施例と併用される。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、原子炉格納容器内で核
分裂生成ガスの除去を完了させることができる。したが
って、原子炉格納容器の外部に核分裂生成ガスの除去装
置を特別に設置する必要性がなく、プラントの大型化を
防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の説明図である。
【図2】本発明の第2実施例の説明図である。
【図3】本発明の第3実施例の縦断面図である。
【図4】本発明の第4実施例の説明図である。
【図5】本発明の第5実施例の縦断面図である。
【図6】本発明の第6実施例の縦断面図である。
【図7】従来の公知例の模式縦断面図である。
【図8】同じく模式縦断面図である。
【符号の説明】
1…原子炉圧力容器、2…原子炉格納容器、3…ドライ
ウェル、4…圧力抑制プール、4a…圧力抑制プール第
1室、4b…圧力抑制プール第2室、4b1…圧力抑制
プール第2-1室、4b2…圧力抑制プール第2-2室、
5a、5b、5b1、5b2、5c〜5h…ベント管、
6、18、20…煙突、7、16、19a、19b、2
2…開閉弁、8、10、23…小穴、9…多孔性膜、1
1…じゃま板、12a…ステンレス鋼板、12b…戻り
管、13…核分裂生成物吸着性溶液用容器、14…核分
裂生成物吸着性溶液、15…配管、17a、17b…除
染プール、21…フィルター。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 富永 研司 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式 会社日立製作所日立工場内 (56)参考文献 特開 昭63−30783(JP,A) 特開 平2−55995(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G21C 9/004 G21F 9/02

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子炉圧力容器を格納する原子炉格納容
    器の下側に位置し、前記原子炉格納容器の上部に位置す
    るドライウェルはベント管で連通し、上部が気層部、下
    部が液層部からなる原子炉格納容器内圧力抑制プールに
    おいて、前記原子炉格納容器内圧力抑制プールの内部を
    半径方向に仕切りを用いて内側を第1室、外側を第2室
    に分割し、前記第1室の気層部と前記第2室の液層部と
    の間を連通するベント管を設置し、さらに前記第2室の
    気層部と前記第1室の液層部との間を連通する凝縮水用
    戻り管を設置したことを特徴とする原子炉格納容器内圧
    力抑制プール。
  2. 【請求項2】 原子炉圧力容器を格納する原子炉格納容
    器の下側に位置し、前記原子炉格納容器の上部に位置す
    るドライウェルとはベント管で連通し、上部が気層部、
    下部が液層部からなる原子炉格納容器内圧力抑制プール
    において、前記原子炉格納容器内圧力抑制プールの内部
    を半径方向に仕切りを用いて内側を第1室、外側を第2
    室に分割し、前記第1室の気層部と前記第2室の液層部
    との間を連通するベント管を設置し、さらに前記第1室
    及び前記第2室のうちの少なくとも1室の内部に波型の
    じゃま板を少なくとも1枚設置したことを特徴とする原
    子炉格納容器内圧力抑制プール。
  3. 【請求項3】 原子炉圧力容器を格納する原子炉格納容
    器の下側に位置し、前記原子炉格納容器の上部に位置す
    るドライウェルとはベント管で連通し、上部が気層部、
    下部が液層部からなる原子炉格納容器内圧力抑制プール
    において、前記原子炉格納容器内圧力抑制プールの内部
    を半径方向に仕切りを用いて内側を第1室、外側を第2
    室に分割し、前記第1室の気層部と前記第2室の液層部
    との間を連通するベント管を設置し、前記原子炉格納容
    器の外側に、内部に核分裂生成ガス吸着性溶液を入れて
    ある容器を設置し、前記容器と前記第1室、及び前記容
    器と前記第2室とを配管で連絡し、前記配管の前記原子
    炉格納容器の外側に位置する部分に開閉弁を付設したこ
    とを特徴とする原子炉格納容器内圧力抑制プール。
  4. 【請求項4】 原子炉圧力容器を格納する原子炉格納容
    器の下側に位置し、前記原子炉格納容器の上部に位置す
    るドライウェルとベント管で連通し、上部が 気層部、下
    部が液層部からなる原子炉格納容器内圧力抑制プールに
    おいて、前記原子炉格納容器内圧力抑制プールの内部を
    半径方向に仕切りを用いて内側を第1室、外側を第2室
    に分割し、前記第1室の気層部と前記第2室の液層部と
    の間を連通するベント管を設置し、さらに前記第2室の
    内部を半径方向に仕切りを用いて内側を第2-1室、外
    側を第2-2室に分割し、前記第2-1室の気層部と前記
    第2-2室の液層部との間を連通するベント管を設置し
    たことを特徴とする原子炉格納容器内圧力抑制プール。
  5. 【請求項5】 原子炉圧力容器を格納する原子炉格納容
    器の下側に位置し、前記原子炉格納容器の上部に位置す
    るドライウェルとベント管で連通し、上部が気層部、下
    部が液層部からなる原子炉格納容器内圧力抑制プールに
    おいて、前記原子炉格納容器内圧力抑制プールの内部を
    半径方向に仕切りを用いて内側を第1室、外側を第2室
    に分割し、前記第1室及び前記第2室の各液層部の底部
    に多孔性膜を張設し、前記ベント管で前記ドライウェル
    と前記第1室の液層部の底部下側との間を連通させ、前
    記第1室の気層部と前記第2室の液層部の底部下側との
    間を連通するベント管を設置したことを特徴とする原子
    炉格納容器内圧力抑制プール。
  6. 【請求項6】 前記第2室の内部を半径方向に仕切りを
    用いて内側を第2-1室、外側を第2-2室に分割し、前
    記第2-1室の気層部と前記第2-2室の液層部の底部下
    側との間を連通するベント管を設置した請求項5記載の
    原子炉格納容器内圧力抑制プール。
  7. 【請求項7】 前記第2室の気層部と前記第1室の液層
    部との間を連通する凝縮水用戻り管を設置してある請求
    項5記載の原子炉格納容器内圧力抑制プール。
  8. 【請求項8】 前記第1室及び前記第2室のうちの少な
    くとも1室の内部に波型のじゃま板を少なくとも1枚設
    置してある請求項5記載の原子炉格納容器内圧力抑制プ
    ール。
  9. 【請求項9】 前記第2-1室及び前記第2-2室のうち
    の少なくとも1室の内部に波型のじゃま板を少なくとも
    1枚設置してある請求項4又は6記載の原子炉格納容器
    内圧力抑制プール。
  10. 【請求項10】 前記原子炉格納容器の外側に、内部に
    核分裂生成ガス吸着性溶液を入れてある容器を設置し、
    該容器と前記第1室、及び該容器と前記第2室とを配管
    で連絡し、該配管の前記原子炉格納容器の外側に位置す
    る部分に開閉弁を付設した請求項4〜6のいずれかに記
    載の原子炉格納容器内圧力抑制プール。
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