JP3147947U - センターホール型荷重計 - Google Patents

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矢部興一
宮川勝洋
峯尾卓光
桶川健次
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株式会社東横エルメス
矢部 興一
矢部 興一
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Abstract

【課題】センサからの配線を通す配線構造を、加工の手間を少なく、余分な材料を使用せずに、またシール面を確実に密封可能にする。【解決手段】センターホール型荷重計において、環状の二端面2・3のうちの一方の端面の幅方向中間に環状に連続する配線溝部5を形成する。他方の端面から荷重計本体1の軸線方向と平行に、複数のセンサ孔4を形成して前記配線溝部5と連通させる。配線溝部5内には、センサ孔4に配置したセンサSからの配線8を収容し、Oリング溝部6にはOリング13を嵌合し、その上に被せた環状の蓋14によって密閉し、センサ孔4も密閉する。【選択図】図1

Description

本考案は、肉厚円筒形状を有し、その厚みの中心線面に曲げの中立軸が存在し、その中立軸にセンサを配置するセンターホール型荷重計における配線構造に関するものである。
特許第1662528号にかかる特許発明が開示されている。
同発明は、荷重計の測定時に曲げ干渉を少なくするため、肉厚円筒部の応力中立軸上に、複数個のセンサ孔を設けたものである。
同発明にかかる荷重計であると、従来品よりも背丈も低く、且つ余分な材料を使用しない最も軽量化を図ったセンターホール型荷重計となる。
しかしながら前記したセンサ孔は、それぞれ独立した孔であるため、その中に収容したセンサからの配線を荷重計の外へ導く必要があり、その配線をどういう経路で通し、保護するかの課題が生ずる。
前記したセンターホール型荷重計における配線の仕方としては、図4〜図6に示すような構造が考えられる。
図4に示すのは、センサ孔aを荷重計本体bの一端面から他端面に貫通させたもので、配線cを通す凹溝dを一方の端面eに環状に形成したものである。
この凹溝dを保護するため、蓋fを当該端面eに被せるのであるが、蓋fの荷重計本体bの内外周面に摺接する面にそれぞれOリング溝g・hを形成し、その溝g・h内にOリングi・iを収納して密封している。
このようなOリングi・iの取付け方であると、蓋fにOリング溝g・hという二本のOリング溝を形成する加工の手間が必要であり、蓋fとして荷重計本体bよりも幅を広くする必要があって材料も多く使用し、また荷重計本体bの端面e部で、と、内外周面と蓋fと摺接する部分との、三点のシール面の密封の確保が必要である。
また、蓋f側ではなく、蓋fと向き合う荷重計本体bの内外周面に溝を形成してOリングを嵌め込む構成も考えられるが、溝を形成することは同じであり、荷重計全体の厚みは変わらず、溝を形成する分、荷重計本体が厚くなり、その本体分材料を多く使用することになる。
また、センターホール内周側に張り出した分、荷重計本体自体の内径d2を大きくする必要があり、その分材料を多く使用することになる。
また、二本のOリングi・iを嵌め込んで荷重計本体bに被せるのは、非常に手間がかかる作業となる。
図5に示すのは、センサ孔aとして荷重計本体bの一端面から他端面に貫通していない孔を穿設した場合である。
図5は荷重計本体bに溝g・hを設けて示してあるが、蓋fとして前記図4に示す蓋fと同じく、荷重計全体の幅広さ形成は変わらず、溝も二本必要であって、その加工手間がかかり、また三点のシール面の密封の確保が必要という点で同じである。
荷重計本体自体bの内径d3が、蓋fが内側に張り出した分大きくしなければならない点も同じである。
図6に示すのは、荷重計本体bの外周面にぐるりと配線溝jを凹設し、その上下に平行にOリング溝k・lを凹設したものである。
図4と図5と比べると、Oリング溝k・lが片側のみであり、その分薄くできるが、Oリング溝k・lは荷重計本体bの外側にD4の張出し部として形成するため、その分やはり荷重計本体bの厚みが増し、その分材料を多く使うことになってしまう。
蓋mの外周側部分を荷重計本体bに摺接させるのであるが、溝j・k・lの分、蓋mの外周側部分高さを長くしなければならず、その分の材料を多く使用することになる。
他方、特許第1396609号(特公昭62−2248号)、特許第1434813号(特公昭62−44211号)、特許第1674745号(特公平6−76927号)らの発明が開示されている。
それら発明は、現場での計測誤差を少なくするために、荷重計本体の端面に沿って環状に凸条部分を設けたり、挿入治具として別作りしたものである。
このような役割を、本考案の構造にも応用することが好適である。
特許第1662528号(特公昭59−174726号公報) 特許第1396609号(特公昭62−2248号公報) 特許第1434813号(特公昭62−44211号公報) 特許第1674745号(特公平6−76927号公報)
解決しようとする課題は、センサからの配線を通す配線構造を、加工の手間を少なく、余分な材料を使用せずに、またシール面を確実に密封可能にするものであると同時に計測誤差を少なくする受圧面を形成する。
本考案にかかるセンターホール型荷重計は、
円筒状の曲げの中立軸にセンサ孔を有するセンターホール型荷重計において、
環状の二端面のうちの一方の端面の幅方向中間に環状に連続する配線溝部とOリング溝部を形成し、
他方の端面から荷重計の軸線方向と平行に、曲げの中立軸を中心とする複数のセンサ孔を均等に形成して前記配線溝部と連通させ、
前記配線溝部内には、センサ孔に配置したセンサからの配線を収容し、
当該Oリング溝部にはOリングを嵌合し、その上に被せた環状の蓋によって密閉し、
前記センサ孔も密閉するものである。
また、本考案にかかる他のセンターホール型荷重計は、
前記蓋には、荷重計本体の側面に摺接する係止部を環状に張出し形成したことを特徴とするものである。
また、本考案にかかる他のセンターホール型荷重計は、
前記蓋には、その端面に環状に連続する蓋の幅よりも幅の小さな突部を環状に連続して形成するものである。
本考案は以上の構成より成り、以下の効果を得ることができる。
<a>環状の二端面のうちの一方の端面の幅方向中間に環状に連続する配線溝部とOリング溝部を形成し、前記配線溝部内には、センサ配置孔に配置したセンサからの配線を収容し、Oリング溝部にはOリングを嵌合し、その上に被せた環状の蓋によって密閉するため、Oリングは一本のみしか使用せず、材料が少なくて済むとともに、溝は一本でよく加工費が安価となる。
<b>蓋にはズレを防ぐための周面に摺接する一方側へ張り出る部分のみ形成すればよく、最小肉厚を確保でき、材料費が安価となる。
<c>一本のOリングを蓋に当接するだけであるため、一つのシール面のみで密閉を確保でき、密閉シールの管理が容易となる。
<d>一本のOリングに蓋を被せるだけで密閉状態が得られるため、蓋の組み立てが容易となる。
<e>蓋には、荷重計本体の周側面に摺接する係止部を環状に張出し形成したため、張り出す部分を薄く出来、最小径の荷重計本体とすることができ、その分材料を少なくできる。
<f>荷重計全体の軽量化が図れ、使用現場での運搬取り付け作業が楽になる。
<g>環状の二端面のうちの一方の端面の幅方向中間に環状に連続する配線溝部を形成し、他方の端面から荷重計の軸線方向と平行に、複数のセンサ孔を形成して前記配線溝部と連通させるため、センサを孔に収納するとき、配線溝部側から光を取り入れることが出来、小さなセンサを孔に収納するという作業が非常にやり易い。
<h>蓋には、その端面に環状に連続する蓋の幅よりも幅の小さな突部を連続して形成することによって荷重測定時の応力分布は均質化され、より正確な測定が可能となり、防水のための密閉性も高くなる。
<i>また蓋に突部を形成することは、荷重計本体と別体であるため、応力度に合わせて厚みの変更や、他の部分との接合部分の構造要求に自由に設計対応できる。
以下、図に示す実施例に基づき、本考案を詳細に説明する。
<1> 荷重計本体
荷重計本体1は、円筒形状を成している金属弾性体部材である。
図において、円筒形状の荷重計本体1の上下の端面2・3は、環状面を成している。
<2>センサ孔
荷重計本体1の適宜均等複数ケ所には、その端面2から端面3にかけて軸線方向と平行に貫通するセンサ孔4が形成されている。
環状の端面2には、環状に連続する凹溝状の配線溝部5とOリング溝部6が形成されている。
センサ孔4は、Oリング溝部6の幅よりも直径の小さなリード孔7を経て、配線溝部5の底部に開口することになる。
センサ孔4の端面3側の開口は、センサSの配置・配線完了後、孔プラグ12によって密閉する。
<3>配線
センサ孔4の中にセンサSを取付け、当該センサSから配線8をリード孔7を経て配線溝部5に引き出す。
センサS取付けの際、図で下側の端面3側からセンサSを取付ける作業を行うのであるが、センサ孔4が配線溝部5に貫通しており、配線溝部5側から入射してくる光によってセンサ孔4内が照らし出され、作業がやり易くなる。
配線8は、配線溝部5の底を通して信号線引出し孔9へ集め、防水構造のケーブル引出し部10から荷重計本体1の外へ出す。
<4>Oリング
配線溝5内の配線8を充填材11で固定した後、Oリング溝部6にOリング13を嵌め合わせて、配線溝部5を密閉する。
<5>蓋
蓋14も環状の部材であって、その円環の内周の直径は、荷重計本体1の内周の直径d1より一寸小さめのほぼ同径である。
前記した図4及び図5の形体では、蓋fの内周側が内側に張り出した分、それら内周側の直径d2・d3を大きくする必要があったが、図1のような蓋14であれば、内周側の直径d1を必要内径の大きさにすればよく、荷重計本体1自体を小さく製造できる。
また、図6に示す形体では、内周側の直径d4は図1の実施例の直径d1と同じであるが、外周側の直径D4は、外周側に張出した分、図1の実施例よりも大きくならざるを得ない。
蓋14の外周側には、荷重計本体1の外周面と摺接する係止部15を形成してある。
また、図において環状の蓋14の上面には、その幅方向中間に環状に突出する突部16を形成してある。
この突部16は、測定対象物(図示せず)の上又は下面に当接して、応力分布が均質化して、正確な測定が可能である。
図3に示すのは、グラウンドアンカーの緊張力測定の実施例である。
蓋14の上面に突部16を形成するとともに、突部16の外周側に防錆油用のOリング17やネジ18で保持部用穴を持つフランジ19を螺合接続してある。
突部16によって変形の大きい支圧板側からの応力分布が均質化するとともに、Oリング17によってアンカーの防錆油保持能力を高めている。
また高所での作業時などには、フランジ19の保持部用穴18を利用してネジ留めを行い、作業開始時の荷重計本体1の落下防止を可能とし、緊張作業終了後にはフランジ19を外すことも出来る。
ちなみに、図で20は支圧板、21は引張材、22はクサビ部、23はアンカーヘッドである。
以上のように、本考案の配線構造を有するセンターホール型荷重計は、材料軽減が図れ、小型軽量化と計測の精度確保を併せて実現しており、荷重を監視しなければならない橋梁やゲートや圧延圧下力の測定現場でも広く利用しやすくなった。
本願にかかるセンターホール荷重計の実施例であって、図2のA−A線断面図 本願にかかるセンターホール荷重計の平面図 他の実施例の使用状態断面図 配線構造の他の態様の断面図 配線構造の他の態様の断面図 配線構造の他の態様の断面図
符号の説明
S:センサ
1:荷重計本体
2、3:端面
4:センサ孔
5:配線溝部
6:Oリング溝部
7:リード孔
8:配線
9:信号線引出し孔
10:ケーブル引出し部
11:充填材
12:孔プラグ
13:Oリング
14:蓋
15:係止部
16:突部
17:防錆用Oリング
18:ネジ
19:フランジ
20:支圧板
21:引張材
22:クサビ部
23:アンカーヘッド
24:リングナット

Claims (3)

  1. 円筒状の曲げの中立軸にセンサ孔を有するセンターホール型荷重計において、
    環状の二端面のうちの一方の端面の幅方向中間に環状に連続する配線溝部とOリング溝部を形成し、
    他方の端面から荷重計本体の軸線方向と平行に、複数のセンサ孔を形成して前記配線溝部と連通させ、
    前記配線溝部内には、センサ孔に配置したセンサからの配線を収容し、
    当該Oリング溝部にはOリングを嵌合し、その上に被せた環状の蓋によって密閉し、
    前記センサ孔も密閉してなる配線構造を有するセンターホール型荷重計。
  2. 前記蓋には、荷重計本体の外周側面に摺接する係止部を環状に張出し形成したことを特徴とする、
    請求項1記載のセンターホール型荷重計。
  3. 前記蓋には、その端面に環状に連続する蓋の幅よりも幅の小さな突部を環状に連続して形成してなる、
    請求項1又は2に記載のセンターホール型荷重計。
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