JP3147776U - ペダルの着脱構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】着脱を容易に行なうことができるペダルの着脱構造を提供する。
【解決手段】ペダル5に設置される固定部材1、接合部材2、制御ユニット3および牽引部4を備え、接合部材2には、収容孔21、導入孔22および位置決め部23が設けられる。収容孔21は導入孔22と連通され、固定部材1は収容孔21内に貫設されて接合部材2と接合され、位置決め部23に規制されて回動しない。固定部材1上には嵌合溝12が環状に設けられ、嵌合溝12は導入孔22の位置に対応する。制御ユニット3は接合部材2に設置され、制御ユニット3には可動ロッド31が可動可能に設置され、可動ロッド31一端は導入孔22内に進入し、嵌合溝12に対応して嵌合される。牽引部4は接合部材2外側において、可動ロッド31の他の一端と接合され、牽引部4を牽引したとき、可動ロッド31は嵌合溝12から離脱する。
【選択図】図1

Description

本考案は、ペダルの着脱構造に関し、特に、着脱を容易に行なうことができるペダルの構造に関する。
娯楽に対する考え方が変化するに連れて、休日の娯楽は、市街地での食事やショッピングなどの物質的な快楽を追い求めるだけでなく、多くの人が屋外での活動を行い始めている。特にサイクリングは現在流行している屋外活動の一つであり、ペダルを踏んで自転車を運転し、サイクリングロードや山道を走り、綺麗な景色を楽しむ。
特許文献1は、自転車脱着が容易な自転車ペダル・クランクアーム構造を開示し、本従来技術によるペダル・クランクアーム構造は、固定ソケット、クランクアーム、ペダルを備える。ペダルの一端には突出した回転軸が設けられる。回転軸の自由端には外側にねじ山を有するねじ部が形成される。固定ソケットは、中央にねじ孔を有するソケットで、ねじ孔はペダルのねじ部に固定される。固定ソケットのペダルを固定するのと反対の端部には、外円周上に突出した凸部が設けられる。クランクアームの自由端には固定ソケットが挿入される差込孔が設けられ、差込孔内部には固定ソケットの凸部に対応する位置にそれぞれ凸部を嵌入するのに使用される導入溝が設けられる。クランクアームの固定ソケットを挿入するのと反対側の導入溝に対応する一側には、凸部の厚みよりやや深く、差込孔の円周部に沿って分布し、導入溝と連通した固定溝が設けられる。
この自転車脱着が容易な自転車ペダル・クランクアーム構造によって、素早くクランクアームからペダルを取り外すという目的を達成できる。取り付け時、ペダル一端の回転軸と固定ソケットを接合し、さらに固定ソケットの凸部をクランクアームの導入溝に係合して位置決めする。ペダルを取り外すとき、工具で差込孔内の固定ソケットを回転させ、凸部を導入溝から離脱させることによって、ペダルをクランクアームから取り外すことができる。しかし、この方式は非常に煩雑であり、利便性に欠ける。また、回転軸部分に嵌合孔が設けられ、着脱装置を嵌合孔に嵌合させることによって自転車に固定するものもあるが、取り付け時、着脱装置と嵌合孔を正確に対応させる必要があり、位置が若干ずれただけで着脱装置が嵌合孔に過度に係合され、取り外しが困難になるという問題が発生するので、実用性が低く、改善が求められていた。
台湾専利申請号第90220059号
本考案の目的は、従来技術によるペダルの着脱構造における操作方式が煩雑で、組立機能が不完全であるという欠点を改善できるペダルの着脱構造を提供することにある。
上述の目的を解決するために、本考案は下記の特徴を有する。
(1)ペダルに設置される固定部材、接合部材、制御ユニットおよび牽引部を備え、前記接合部材には、収容孔、導入孔および前記収容孔に相対する他端に位置する位置決め部が設けられ、前記収容孔は前記導入孔と連通され、
前記固定部材は、収容孔内に貫設されて前記接合部材と接合され、前記位置決め部に規制されて回動せず、前記固定部材上には嵌合溝が環状に設けられ、前記嵌合溝は前記導入孔の位置に対応し、
前記制御ユニットは、前記接合部材に設置され、前記制御ユニットには可動ロッドが可動可能に設置され、前記可動ロッドの一端は導入孔内に進入し、前記嵌合溝に対応して嵌合され、
前記牽引部は、前記接合部材外側において、前記可動ロッドの他端と接合され、前記牽引部を牽引したとき、前記可動ロッドは前記嵌合溝から離脱することを特徴とするペダルの着脱構造。
(2)前記制御ユニットは、支持部材、前記可動ロッドが貫設される位置決めリングおよび弾性部材を備え、
前記支持部材は前記導入孔部分に設置され、前記位置決めリングは前記可動ロッドを位置決めし、前記可動ロッドを前記支持部材内において滑動可能に設置し、前記弾性部材は前記可動ロッドの外周に貫設され、前記弾性部材両端は可動ロッドおよび前記支持部材にそれぞれ支持され、前記可動ロッドは前記弾性部材の押圧を受けて前記嵌合溝に嵌合されることを特徴とする(1)記載のペダルの着脱構造。
(3)前記位置決め部は、多角形孔であり、前記固定部材上には、多角形柱の係合部が設けられ、前記係合部と前記位置決め部は対応して係合されることを特徴とする(1)記載のペダルの着脱構造。
(4)前記可動ロッドの一端には、前記牽引部との接合に使用されるピンが貫設されることを特徴とする(1)記載のペダルの着脱構造。
(5)前記位置決めリングは、軟性材質からなり、前記位置決めリング内には潤滑構造が設けられて前記可動ロッドがスムーズに移動することを特徴とする(2)記載のペダルの着脱構造。
本考案は、ペダルに設置される固定部材、接合部材、制御ユニットおよび牽引部を備える。固定部材の一端はペダルとの接続に使用され、他端には多角形柱の係合部が設けられる。係合部は固定部材と接合部材との係合に使用され、接合部材および固定部材の両者が回動するのを防止する機能を有する。固定部材上には嵌合溝が環状に設けられ、嵌合溝は接合部材内における制御ユニットの作用に使用され、使用者は迅速で簡単にペダルおよび固定部材の着脱を行なうことができる。
接合部材には収容孔および導入孔が開設される。導入孔は収容孔と垂直に連通し、接合部材の収容孔に相対する他端には位置決め部が設けられる。位置決め部は多角形孔であり、固定部材の係合部が係合される。固定部材は位置決め部によって位置が規制されて回動せず、接合部材と固定部材の接合によって、嵌合溝と導入孔が対応する。嵌合溝は固定部材に環状に設けられるので、使用者は位置決め部と係合部をどのような角度で嵌合させても、嵌合溝と導入孔を対応させることができ、嵌合溝および制御ユニットの作用によって着脱を簡単に行なうことができる。
制御ユニットは可動ロッド、支持部材、位置決めリングおよび弾性部材を備える。支持部材は導入孔に螺合固定され、支持部材の中央には穿孔が開設される。穿孔には可動ロッドが進入し、可動ロッドは導入孔部分から固定部材の嵌合溝まで延長されて嵌合される。位置決めリングは支持部材内の穿孔部分に粘着され、可動ロッドが貫設される。位置決めリングは可動ロッドを位置決めし、スムーズに滑動させる。可動ロッドは駆動段および嵌合段を備え、嵌合段の直径は駆動段よりも大きく、嵌合段の直径は嵌合溝の幅に相当する。弾性部材は可動ロッドの駆動段の外径上に貫設され、弾性部材両端は支持部材底端および駆動段と嵌合段とが交差する部分に支持され、それによって、可動ロッドは弾性部材の押圧を受け、嵌合段と嵌合溝は嵌合される。このとき、固定部材は可動ロッドによる規制および接合部材による固定を受けるので、ペダルおよび固定部材と接合部材は固定されて外れない状態となる。また、牽引部は接合部材外側に可動ロッドの駆動段一端にピンが貫設されることによって接合固定され、牽引部および可動ロッドは連動関係にある。従って、牽引部を牽引したとき、可動ロッドは牽引部によって外部に移動し、このとき、可動ロッドの嵌合段は嵌合溝への嵌合状態から開放され、ペダルを固定部材と共に接合部材から取り外すことができ、牽引部の牽引を止めた後、可動ロッドは弾性部材による押圧を受けて収容孔方向へ移動する。従って、使用者がペダルを取り替えたいとき、牽引部を牽引して可動ロッドの嵌合段を嵌合溝から離脱させることによって、ペダルおよび固定部材をスムーズに外部に取り外すことができ、ペダルおよび固定部材を接合部材に固定したいとき、ペダルと接続された固定部材を収容孔内に挿入し、可動ロッドの嵌合段を嵌合溝内に嵌合させれば、ペダルと接合部材の固定動作が完了する。
固定部材が接合部材の収容孔内に収容され、可動ロッドが弾性部材の押圧を受けて嵌合段が嵌合溝に対応して嵌合されたとき、ペダルは固定部材と共に接合部材に固定されて離脱しない状態となる。ペダルを取り外したいとき、使用者が直接牽引部を上方に牽引すれば、可動ロッドは牽引部による牽引によって上方に移動し、可動ロッドの嵌合段を嵌合溝から離脱させ、ペダルを固定部材と共に接合部材から便利に取り外すことができる。嵌合溝は固定部材上に環状に設けられ、位置決め部および係合部は多角形孔と多角形柱がお互いに嵌合される構造なので、使用者が位置決め部と係合部をどんな角度で係合させても、嵌合溝と導入孔を対応させることができ、嵌合溝および可動ロッドによってペダルの着脱を容易に行なうことができる。
本考案の目的、特徴および効果を示す実施例を図に沿って詳細に説明する。
本考案はペダルの着脱構造を提供するものであり、図1、2に示すように、主に、ペダルに設置される固定部材1、接合部材2、制御ユニット3および牽引部4を備える。
固定部材1は棒状を呈し、その一端はペダル5との接続に使用され、他端には多角形柱の係合部11(本実施例では六角柱)が設けられる。係合部11は固定部材1と接合部材2の係合に使用され、接合部材2および固定部材1の両者が回動するのを防止する機能を有する。固定部材1上には嵌合溝12が環状に設けられ、嵌合溝12は接合部材2内における制御ユニット3の作用に使用され、使用者は迅速で簡単にペダル5および固定部材1の着脱を行なうことができる。
接合部材2はブロック状を呈し、収容孔21および導入孔22が開設される。導入孔22は収容孔21と垂直に連通し、接合部材2の収容孔21に相対する他端には位置決め部23が設けられる。位置決め部23は多角形孔(本実施例では六角孔)であり、固定部材1の係合部11が係合される。固定部材1は位置決め部23によって位置が規制されて回動せず、接合部材2と固定部材1の接合によって、嵌合溝12と導入孔22が対応する。嵌合溝12は固定部材1に環状に設けられるので、使用者は位置決め部23と係合部11をどのような角度で嵌合させても、嵌合溝12と導入孔22を対応させることができ、嵌合溝12および制御ユニット3の作用によって着脱を簡単に行なうことができる。
制御ユニット3は可動ロッド31、支持部材32、位置決めリング33および弾性部材34を備える。支持部材32は導入孔22に螺合固定され、支持部材32の中央には穿孔321が開設される。穿孔321には可動ロッド31が進入し、可動ロッド31は導入孔22部分から固定部材1の嵌合溝12まで延長されて嵌合される。位置決めリング33は支持部材32内の穿孔321部分に粘着され、可動ロッド31が貫設される。位置決めリング33は軟性材質からなり、内径面には潤滑物質が塗布され、可動ロッド31が穿孔321内で可動するとき、位置決めリング33は可動ロッド31を位置決めし、スムーズに滑動させる。可動ロッド31は駆動段311および嵌合段312を備え、嵌合段312の直径は駆動段311よりも大きく、嵌合段312の直径は嵌合溝12の幅に相当する。弾性部材34は可動ロッド31の駆動段311の外径上に貫設され、弾性部材34両端は支持部材32底端および駆動段311と嵌合段312とが交差する部分に支持され、それによって、可動ロッド31は弾性部材34の押圧を受け、嵌合段312と嵌合溝12は嵌合される。このとき、固定部材1は可動ロッド31による規制および接合部材2による固定を受けるので、ペダル5および固定部材1と接合部材2は固定されて外れない状態となる。また、牽引部4は接合部材2外側に可動ロッド31の駆動段311一端にピン313が貫設されることによって接合固定され、牽引部4および可動ロッド31は連動関係にある。従って、牽引部4を牽引したとき、可動ロッド31は牽引部4によって外部に移動し、このとき、可動ロッド31の嵌合段312は嵌合溝12への嵌合状態から開放され、ペダル5を固定部材1と共に接合部材2から取り外すことができ、牽引部4の牽引を止めた後、可動ロッド31は弾性部材34による押圧を受けて収容孔21方向へ移動する。従って、使用者がペダル5を取り替えたいとき、牽引部4を牽引して可動ロッド31の嵌合段312を嵌合溝12から離脱させることによって、ペダル5および固定部材1をスムーズに外部に取り外すことができ、ペダル5および固定部材1を接合部材2に固定したいとき、ペダル5と接続された固定部材1を収容孔21内に挿入し、可動ロッド31の嵌合段312を嵌合溝12内に嵌合させれば、ペダル5と接合部材2の固定動作が完了する。
図3、4は、図2のA‐A断面図を示し、図3に示すように、固定部材1は接合部材2の収容孔21内に収容され、可動ロッド31は弾性部材34の押圧を受けて嵌合段312が嵌合溝12に対応して嵌合され、このとき、ペダル5は固定部材1と共に接合部材2に固定されて離脱しない状態となる。ペダル5を取り外したいとき、図4に示すように、使用者が直接牽引部4を上方に牽引すれば、可動ロッド31は牽引部4による牽引によって上方に移動し、可動ロッド31の嵌合段312を嵌合溝12から離脱させ、ペダル5を固定部材1と共に接合部材2から便利に取り外すことができ、後続のペダル5交換を容易に行なうことができる。嵌合溝12は固定部材1上に環状に設けられ、位置決め部23および係合部11は六角形孔と六角形柱がお互いに嵌合される構造なので、使用者が位置決め部23と係合部11をどんな角度で係合させても、嵌合溝12と導入孔22を対応させることができ、嵌合溝12および可動ロッド31によってペダル5の着脱を容易に行なうことができる。
本考案のペダルの着脱構造の各部材を示す分解斜視図である。 本考案のペダルの着脱構造の組立後の状態を示す一部透視図の斜視図である。 本考案のペダルの着脱構造の作動構造を示す図2A‐A断面図である。 本考案のペダルの着脱構造の作動構造を示す図2A‐A断面図である。
符号の説明
1 固定部材
11 係合部
12 嵌合溝
2 接合部材
21 収容孔
22 導入孔
23 位置決め部
3 制御ユニット
31 可動ロッド
311 駆動段
312 嵌合段
313 ピン
32 支持部材
321 穿孔
33 位置決めリング
34 弾性部材
4 牽引部
5 ペダル

Claims (5)

  1. ペダルに設置される固定部材、接合部材、制御ユニットおよび牽引部を備え、
    前記接合部材には、収容孔、導入孔および前記収容孔に相対する他端に位置する位置決め部が設けられ、前記収容孔は前記導入孔と連通され、
    前記固定部材は、収容孔内に貫設されて前記接合部材と接合され、前記位置決め部に規制されて回動せず、前記固定部材上には嵌合溝が環状に設けられ、前記嵌合溝は前記導入孔の位置に対応し、
    前記制御ユニットは、前記接合部材に設置され、前記制御ユニットには可動ロッドが可動可能に設置され、前記可動ロッドの一端は導入孔内に進入し、前記嵌合溝に対応して嵌合され、
    前記牽引部は、前記接合部材外側において、前記可動ロッドの他端と接合され、前記牽引部を牽引したとき、前記可動ロッドは前記嵌合溝から離脱することを特徴とするペダルの着脱構造。
  2. 前記制御ユニットは、支持部材、前記可動ロッドが貫設される位置決めリングおよび弾性部材を備え、
    前記支持部材は前記導入孔部分に設置され、前記位置決めリングは前記可動ロッドを位置決めし、前記可動ロッドを前記支持部材内において滑動可能に設置し、前記弾性部材は前記可動ロッドの外周に貫設され、前記弾性部材両端は可動ロッドおよび前記支持部材にそれぞれ支持され、前記可動ロッドは前記弾性部材の押圧を受けて前記嵌合溝に嵌合されることを特徴とする請求項1記載のペダルの着脱構造。
  3. 前記位置決め部は、多角形孔であり、前記固定部材上には、多角形柱の係合部が設けられ、前記係合部と前記位置決め部は対応して係合されることを特徴とする請求項1記載のペダルの着脱構造。
  4. 前記可動ロッドの一端には、前記牽引部との接合に使用されるピンが貫設されることを特徴とする請求項1記載のペダルの着脱構造。
  5. 前記位置決めリングは、軟性材質からなり、前記位置決めリング内には潤滑構造が設けられて前記可動ロッドがスムーズに移動することを特徴とする請求項2記載のペダルの着脱構造。
JP2008007677U 2008-10-31 ペダルの着脱構造 Expired - Lifetime JP3147776U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2018216676A1 (ja) * 2017-05-23 2018-11-29 株式会社 ビタミンアイファクトリー 自転車及び自転車の製造方法

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WO2018216676A1 (ja) * 2017-05-23 2018-11-29 株式会社 ビタミンアイファクトリー 自転車及び自転車の製造方法
JPWO2018216676A1 (ja) * 2017-05-23 2019-11-07 株式会社 ビタミンアイファクトリー 自転車及び自転車の製造方法
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