JP3147723U - 仏鈴 - Google Patents
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Abstract
【課題】接触による振動の減衰を少なくし、かつ、安全性が高く、また、デザイン的劣化も防ぐことができる仏鈴を提供する。
【解決手段】鈴1に樹脂製素材からなる保護カバー2を備え、前記保護カバーと鈴本体1−1との間には鈴本体振動時においても非接触となる空間部5を設け、保護カバー本体部には空孔部を設けて該仏鈴を構成する。
【選択図】図2
【解決手段】鈴1に樹脂製素材からなる保護カバー2を備え、前記保護カバーと鈴本体1−1との間には鈴本体振動時においても非接触となる空間部5を設け、保護カバー本体部には空孔部を設けて該仏鈴を構成する。
【選択図】図2
Description
仏教の礼拝等において鳴らす仏鈴に関するものである。また礼拝等以外においても使用することが可能な仏鈴に関するものである。
従来の鈴や呼び鈴は、図1のA、Bのように棒状のもち手(3)や紐(4)などをもって、振り子(1−2)を振らせて、呼び鈴本体(1−1)を振動させるものである。
卓上の呼びベルではないが、実開平05−088316にみられるように杖の中に仕込んで周りの人に注意を促したり、居場所を知らせたりする考案がある。また、鈴の振り子打球部を鉄などの磁性吸着性を有するものとして、不使用時に磁性体の袋にしまうことで、音がしなくなるように工夫したものがある。
工芸品として、実用新案登録第3027538号にみられる繭玉に鈴を仕込んで楽しめる鳴り物が考案されている。
一方では、本考案に属さないが、特開2004−246846号にみられるように実際のベル音をキーホルダーとして、電気的にベル音を発生させる電子ベルキーホルダーが提案されている。
しかしながら、従来の鈴では、直接振動する鈴本体(1−1)がむき出しになっているため、外部からの接触によって、音がなるための鈴の振動部の振動が阻害されやすかった。
また、鈴本体(1−1)が金属などの硬質材料で出来ているために、床に落としたりあるいは衣服などに接触した際に傷がついたりして危険であり、安全性に問題があった。
加えて、鈴本体(1−1) が金属である場合が多く、鈴本体(1−1)が酸化して、薄汚くなるといったデザイン的劣化も見られていた。
前記鈴の問題とされていた「接触物による「振動」の減衰を少なくする」こと。加えて「安全性」が高く、「デザイン的劣化」を防ぐことが本考案の課題である。
鈴本体(1−1)に保護カバー(2)を取り付けることで、接触物による鈴本体(1−1)の振動の減衰を防いだ仏鈴である。
もちろん、保護カバー(2)と鈴本体(1−1)との間に鈴本体(1−1)振動時においても非接触の空間部を有しているようにすることで、振動の減衰を最も減らすことができる。
もちろん、保護カバー(2)と鈴本体(1−1)との間に鈴本体(1−1)振動時においても非接触の空間部を有しているようにすることで、振動の減衰を最も減らすことができる。
一方では、保護カバー(2)により、音がこもりやすくなる。これを改善するため、さらに、保護カバー本体部(2−1)に空孔部(2−2)を設けることで、音がこもることなく、大きい音量で長く響かせることが可能となった。
保護カバー(2)を樹脂性素材とすることで、柔らかく弾性力を有することで、外部からの接触による不具合を解消することができる。
また、前記考案の鈴を卓上呼び鈴として用いることもでき、以下の卓上呼び鈴の不具合を解消することが出来る。
通常、卓上呼び鈴においては、卓上設置時に鈴本体(1−1)が卓上に置かれると、振動が止められ、音がしなくなる。しかしながら、図5のように、卓上設置時に保護カバーにより支持設置することで卓上呼び鈴を卓上に置いても振動を疎外されないようにできる。
さらに、ドア取り付け用呼び鈴としても使用することができ、従来のものでは、ドアの開閉による揺れや呼び鈴同士のぶつかりあいによって音がなるといった問題や、場合によっては、ドアと鈴が直接ぶつかる場合も多く、鈴やドアが、その衝撃により傷むといった問題があったが、本考案の鈴により音の減衰を抑え、傷みを軽減させることができる。
また、飼育動物用ベルに使用することもでき、従来の鈴では適用に問題があった金属アレルギーを有する動物に対しても適用することができる。
従来にない保護カバー(2)を設けることにより、「接触物による振動の減衰」を防ぐことができ、大きな音で長く響かせる仏鈴を提供することが可能となった。しかも安全性を高めることができるようになった。また、金属酸化などによる、「デザイン的劣化」を防ぐことができる。むしろ、デザイン的面で考えると、保護カバー(2)本体の意匠が本考案の鈴の意匠の主な部分を占める。そのため、デザイン的に制限があった従来の仏鈴とことなり、さまざまなバリエーションのデザインが可能となる。
保護カバー本体部(2−1)に空孔部(2−2)を設けることで、音のこもりを防ぐことができる。また、その空孔部(2−2)の場所は任意に選べるために、好きな方向に、指向性を持たせた従来にない鈴が可能である。
保護カバー(2)を樹脂性素材とすることで、柔らかく装身具やバッグなどに接触するために、接触部分が傷むといった弊害をなくすことができる。加えて、樹脂性素材を使用することで、従来にない質感や色彩を選択でき、デザイン的にもさまざまなバリエーションを広げることができる。
従来衣服の下に鈴をつけるといったことは、音がならないためできなかった。しかし、本考案によれば、保護カバー(2)で、鈴本体(1−1)の振動の減衰を防ぐ空間部を確保することができるため、可能となった。
卓上呼び鈴においては、従来は棒状のもち手(3)や紐(4)を手に持って振り子(1−2)を振らせて音を出していた。本考案の構成にすることで、保護カバー(2)を直接手で握って、振り子(1−2)をふらせて音を出すことができる。
また、卓上呼び鈴で、卓上設置時に保護カバー(2)により支持設置されると、音の減衰をすることなく設置できる。そのため、長く音を響かせることができる。
介護用に用いると、この本考案の鈴による卓上呼び鈴は絶大な効果を発揮する。例えば、緊急を要する患者や被介護人本人が自身の異常を感じ、介護をする人を呼ぶ場合。直接卓上呼び鈴を握って音を出すことができるために、緊急時であってもスムーズに大きな音量を出すことができる。もちろん、最近は電子的呼びベルなどが、主流であるが、シンプルな音をだす構成は、停電時や電池切れなどといった電気的障害にも極めて強いため、安全性が高い。
以下に本考案の実施例を示す。
図2で説明する。図2は縦断面図である。鈴本体(1−1)、振り子(1−2)は真鍮製である。振り子支持部(1−3)は真鍮線からなり、振り子(1−2)と鈴本体(1−1)とを結ぶために両端部がリング状に形成されている。保護カバー(2)は樹脂性素材であるポリカーボネイトから出来ている。保護カバーが鈴本体(1−1)から着脱可能であると便利である。保護カバー(2)と鈴本体(1−1)の間に空間部(5)を有することで振動が減衰することなく音の響きが維持される。
保護カバー(2)は樹脂性素材を用いたほうが前述の効果や利便性があって便利であるが、必ずしも樹脂性素材である必要性はない。
図3のように保護カバー(2)に空孔部(2−2)を設けることは、音がこもらなくて効率的である。
この空孔部(2−2)は必ずしも閉じたものである必要はなく、図4のようにスリット状に空孔部(2−2)が形成されてもよく、保護カバー(2)から音がぬける構成であればよい。
この空孔部(2−2)は必ずしも閉じたものである必要はなく、図4のようにスリット状に空孔部(2−2)が形成されてもよく、保護カバー(2)から音がぬける構成であればよい。
図5のように保護カバー(2)本体の下部方向に開放部がなく、閉じた保護カバー(2)に空孔部(2−2)がある形態であっても良い。
以上の実施例は、仏壇の色調に合わせてさまざまなデザインが楽しめる。また、保護カバーにより、地震やなにかの衝撃で、周りの仏壇や仏具に傷をつけるといった衝撃を干渉することができる。
介護用の卓上呼びりんとして、本考案の鈴を利用したものであってもよい。この場合、必ずしも卓上に置いて置く必要性はなく、場合によっては、ベッドの一部に吊るしてもよい。移動時に携帯してもよい。また、徘徊癖のある被介護者に附帯させておけば、移動時に居場所を知らせてくれて、便利である。
ドアの取り付け用呼び鈴に本考案の鈴を用いる実施方法もある。
ドアの取り付け用呼び鈴においては、本考案の鈴を用いることで、音の減衰が少なく、傷みが少なくすむ。もちろんデザイン性を重視した製品開発の幅が広がる。
ドアの取り付け用呼び鈴においては、本考案の鈴を用いることで、音の減衰が少なく、傷みが少なくすむ。もちろんデザイン性を重視した製品開発の幅が広がる。
飼育動物用ベルとして、本考案の鈴を用いる実施方法もある。
カウベルなどに、もちいても良い。また、猫や犬などの首輪に取り付けて方法もある。
保護カバーにより、直接、動物に接触することを防ぐことで、金属アレルギーを有するペットなどの飼育動物にも附帯させることができる。また、樹脂性素材の保護カバーにより、安全性とデザインの多様性を向上させることができる。
カウベルなどに、もちいても良い。また、猫や犬などの首輪に取り付けて方法もある。
保護カバーにより、直接、動物に接触することを防ぐことで、金属アレルギーを有するペットなどの飼育動物にも附帯させることができる。また、樹脂性素材の保護カバーにより、安全性とデザインの多様性を向上させることができる。
振り子をつけて振って、鳴らしてもよいし、また、鈴本体を直接叩けるように工夫して、直接鈴棒などで叩けるように工夫したものでもよい。
1 鈴
1−1 鈴本体
1−2 振り子
1−3 振り子支持部
2 保護カバー
2−1 保護カバー本体部
2−2 空孔部
3 棒状のもち手
4 紐
5 空間部
1−1 鈴本体
1−2 振り子
1−3 振り子支持部
2 保護カバー
2−1 保護カバー本体部
2−2 空孔部
3 棒状のもち手
4 紐
5 空間部
Claims (1)
- 鈴に樹脂製素材からなる保護カバーを備え、前記保護カバーと鈴本体との間には鈴本体振動時においても非接触となる空間部を設け、保護カバー本体部には空孔部を有していることを特徴とする仏鈴。
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006179288A Continuation JP2008009123A (ja) | 2006-06-29 | 2006-06-29 | 鈴 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013178476A (ja) * | 2011-12-22 | 2013-09-09 | Koizumi Seisakusho:Kk | 転動体ベル |
JP2015013104A (ja) * | 2013-06-05 | 2015-01-22 | 株式会社小泉製作所 | りん装置 |
JP2015014620A (ja) * | 2013-07-03 | 2015-01-22 | 株式会社小泉製作所 | 転動体ベル |
JP2017037349A (ja) * | 2016-11-22 | 2017-02-16 | 株式会社小泉製作所 | 転動体ベル |
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