JP3147438B2 - 車両用発電電動機 - Google Patents

車両用発電電動機

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジン始動前はその
エンジンを始動させる電動機として用い、エンジン始動
後はそのエンジンに駆動される発電機として用いる車両
用発電電動機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両用発電電動機において
は、電機子巻線の巻数が多いと発電機としては低速回転
から十分な発電電流が得られるが、電動機としては駆動
トルクが低い。逆に、電機子巻線の巻数が少ないと電動
機としては駆動トルクが高くなるが、発電機としては低
速回転で十分な発電出力が得られず、バッテリの充電電
流が不足するという問題点があった。この問題点を解消
する目的で、例えばエンジンの始動前に三相の電機子巻
線をΔ結線に切り替え、エンジンの始動後に三相の電機
子巻線をY結線に切り替えるようにする装置や、電機子
巻線を2組備えてエンジンの始動前に並列接続に切り替
え、エンジンの始動後に直列接続に切り替えるようにし
た装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の装置
においては、電動機として用いた際の駆動トルクおよび
発電機として用いた際の発電出力の双方を向上するため
に、切替手段および周辺手段を必要とするので構造が複
雑となるという課題があった。本発明は、簡易な構造
で、駆動トルクおよび発電出力の双方を向上した車両用
発電電動機の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、エンジン始動
前はそのエンジンを始動させる電動機として用い、前記
エンジン始動後はそのエンジンに駆動される発電機とし
て用いる車両用発電電動機において、多相に巻かれた電
機子巻線と、車両に搭載されたバッテリと前記電機子巻
線の巻き端との間に接続され、前記電機子巻線から出力
された発電出力を整流して前記バッテリに供給するコン
バータブリッジと、このコンバータブリッジと並列接続
され、且つ前記バッテリと前記電機子巻線のタップ位置
との間に接続され、前記バッテリ電流を交流電流に変換
して前記電機子巻線に供給するインバータブリッジとを
備えた技術手段を採用した。
【0005】
【作用】本発明は、エンジン始動前に、インバータブリ
ッジにてバッテリ電流を交流電流に変換して電機子巻線
に供給する。なお、インバータブリッジがバッテリと電
機子巻線のタップ位置との間に接続されているので、使
用される電機子巻線が少なくなり、大きな駆動トルクが
発生することにより、大きな駆動トルクでエンジンを始
動させることが可能となる。また、エンジン始動後に
は、コンバータブリッジがバッテリと電機子巻線の巻き
端との間に接続されているので、使用される電機子巻線
の巻数が多くなり、電機子巻線から大起電力が生じる。
そして、コンバータブリッジにて電機子巻線から出力さ
れた発電出力を整流してバッテリに供給することによ
り、バッテリが充電不足とならない。
【0006】
【実施例】本発明の車両用発電電動機を図1および図2
に示す一実施例に基づき説明する。図1は車両用発電電
動機の電気回路を示した配線図である。車両用発電電動
機1は、三相に巻かれた電機子巻線2、この電機子巻線
2から出力された交流電流を整流してバッテリ3に供給
するコンバータブリッジ4、およびバッテリ電流を交流
電流に変換するインバータブリッジ5を備える。
【0007】電機子巻線2は、各相の巻数が8回巻きで
あって、巻き始めがY結線され、6巻き目と2巻き目と
の間にタップ6が設けられ、このタップ6がインバータ
ブリッジ5に接続され、巻き端7がコンバータブリッジ
4に接続されている。電機子巻線2は、車両に搭載され
たエンジン(図示せず)に連結された回転軸(図示せ
ず)、およびこの回転軸に固定された界磁極(図示せ
ず)等の回転子が相対回転運動することによって、三相
の起電力が発生する。また、電機子巻線2は、多相交流
が加わると、この多相交流によって回転磁界を発生す
る。
【0008】コンバータブリッジ4は、バッテリ3の+
側端子に接続され、複数のダイオードを集めた+側レク
ティファイヤ8と、バッテリ3の−側端子に接続され、
複数のダイオードを集めた−側レクティファイヤ9とか
らなり、電機子巻線2の巻き端7に発生した交流電流を
直流電流に整流する。
【0009】インバータブリッジ5は、コンバータブリ
ッジ4と並列接続され、複数のトランジスタ10と各ト
ランジスタ10を保護するためのダイオード11とから
構成され、バッテリ3の+側端子に接続された+側イン
バータ12とバッテリ3の−側端子に接続された−側イ
ンバータ13とからなる。また、インバータブリッジ5
の各出力端子は、電機子巻線2のタップ6に接続されて
おり、バッテリ電流を交流電流に変換して電機子巻線2
に供給する。
【0010】この車両用発電電動機1の作動を図1およ
び図2に基づき簡単に説明する。エンジンを始動させる
ときに、図示しない制御回路によりインバータブリッジ
5の複数のトランジスタ10が所定のタイミングで導通
されると、これらのトランジスタ10を介して6巻き分
の電機子巻線2にバッテリ3から電流が流れることによ
って、回転磁界が形成される。このため、8巻き分の電
機子巻線2を使用した場合の駆動トルク(図3のグラフ
の曲線2参照)より大きな駆動トルク(図3のグラフの
曲線1参照)が発生する。したがって、この車両用発電
電動機1は、大きな駆動トルクでエンジンを始動させる
ことができる。
【0011】エンジン始動後は、インバータブリッジ5
への通電を停止する。そして、エンジンにより回転軸が
回転駆動されるので、8巻き分の電機子巻線2にて交流
電流が発生して、三相の電機子巻線2の巻き端7よりコ
ンバータブリッジ4を介して直流電流がバッテリ3に供
給され、バッテリ3が充電される。このときの8巻き分
の電機子巻線2は、6巻き分の電機子巻線2にて生じた
発電電流(図3のグラフの曲線3参照)より大きな発電
電流(図3のグラフの曲線4参照)が得られる。
【0012】すなわち、この車両用発電電動機1は、特
別な切替手段および周辺手段を用いることなく、エンジ
ンを始動させる電動機として作用させる時は少ない巻数
(6巻き)にて大電流、大起磁力で作動させることがで
き、エンジン始動後に発電機として作用させる時は多い
巻数(8巻き)にて発電電流を増大させることがきる。
【0013】本実施例では、電機子巻線2を三相とした
が、電機子巻線を二相または四相以上としても良い。本
実施例では、電機子巻線2の6巻き目と2巻き目との間
にタップ6を設けたが、電機子巻線の巻数の設定、タッ
プ位置のとり方は設計上最適なものを選択することは言
うまでもない。また、タップの両側で異なる線径の電機
子巻線を用いても良い。本実施例では、三相の電機子巻
線2をY結線したが、三相の電機巻線をΔ結線しても良
い。
【0014】本実施例では、インバータブリッジ5のト
ランジスタ10をバイポーラ形で示したが、MOS・F
ET(酸化金属半導体電界効果トランジスタ)、IG・
BT(絶縁ゲート型MOS)、SIT(静電誘導トラン
ジスタ)、SCR(シリコン制御整流素子)等でも良
い。また、高速回転にて発電時に電機子巻線2のリアク
タンス降下のため、トランジスタ10も整流出力を分担
し、少ない巻線にて発電出力を得る効果があるので、ダ
イオード11を整流用大容量素子を用いることより充電
出力増加の実現が可能となる。
【0015】
【発明の効果】本発明の車両用発電電動機は、簡易な構
造で、電動機として用いた際の駆動トルクおよび発電機
として用いた際の発電出力の双方を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用発電電動機の電気回路を示した配線図で
ある。
【図2】エンジン回転速度と駆動トルクおよび発電電流
との関係を表したグラフである。
【符号の説明】
1 車両用発電電動機 2 電機子巻線 3 バッテリ 4 コンバータブリッジ 5 インバータブリッジ 6 タップ 7 巻き端

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン始動前はそのエンジンを始動さ
    せる電動機として用い、前記エンジン始動後はそのエン
    ジンに駆動される発電機として用いる車両用発電電動機
    において、 多相に巻かれた電機子巻線と、 車両に搭載されたバッテリと前記電機子巻線の巻き端と
    の間に接続され、前記電機子巻線から出力された発電出
    力を整流して前記バッテリに供給するコンバータブリッ
    ジと、 このコンバータブリッジと並列接続され、且つ前記バッ
    テリと前記電機子巻線のタップ位置との間に接続され、
    前記バッテリ電流を交流電流に変換して前記電機子巻線
    に供給するインバータブリッジとを備えたことを特徴と
    する車両用発電電動機。
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JP3590623B2 (ja) 2002-05-23 2004-11-17 三菱電機株式会社 車両用交流回転電機
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