JP3147418B2 - Mri用rfコイル - Google Patents

Mri用rfコイル

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JP3147418B2 JP20025391A JP20025391A JP3147418B2 JP 3147418 B2 JP3147418 B2 JP 3147418B2 JP 20025391 A JP20025391 A JP 20025391A JP 20025391 A JP20025391 A JP 20025391A JP 3147418 B2 JP3147418 B2 JP 3147418B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はMRI用RFコイルに関
する。特に送信用RFコイルと受信用RFコイルが近接
して存在し両者を互いにデカップリングする必要がある
MRI装置に適当なRFコイルに関する。
【0002】
【従来の技術】MRI用RFコイルとして4極対称性の
有るバードケージレゾネータ(以下BCRと略記する)
を備えたものが特開昭61−95234及び特開昭60
−132547で開示されている。このコイルは共通の
縦軸線に沿って相隔たる1対のリング素子と、これらリ
ング素子同志を電気的に相互接続する複数個の軸方向導
電セグメントを有し、かつこれらのリング素子もしくは
軸方向導電セグメントに複数個の容量素子が配置された
BCRを有している。このコイルの一例を図1の模式図
に示し、20がBCRを、24がピックアップコイルを
示す。ハイパス型BCRの場合、2個のリング21、2
2はそれぞれ16個のコンデンサで分割されてそれぞれ
リング素子を形成する。ただしこの図では容量素子は省
略してある。それぞれのリングは鉛直方向に並行な16
本の導体(軸方向導電セグメントもしくはラングと呼ば
れる)23で結ばれてBCR20が形成されている。た
だし図ではラングの1部分だけ記載してある。給電は例
えばピックアップコイル24を用いた誘導結合方式であ
る。リングの直径は例えば490mm、コイルの鉛直方
向の長さは400mmである。リング及び16本の導体
は4mm径の銅パイプである。32個のコンデンサをそ
れぞれ48pFにしたとき、コイル内に一様磁場を発生
する共振周波数は61.22MHzある。
【0003】図2はハイパス型BCRの等価回路を示し
たものである。ただしこの図でコイルを形成する導体の
インダクタンスは省略してある。この図でA1とB1及
びA2とB2は接続した状態で構成される。コンデンサ
C1とC17及び隣合うラングで一つの電流ループが形
成されるが見ることができ、この例では16個の電流ル
ープを有するが、図では1番目から3番目及び15、1
6番目の電流ループだけを示している(第4番目から第
14番目の電流ループは省略)。また16番目の電流ル
ープと1番目の電流ループは接続している。給電はピッ
クアップコイル24の端子S1及びS2から行われる。
ピックアップコイル24とBCR20は誘導結合されて
いる。
【0004】このようなBCRを送信用コイルもしくは
受信用コイルとして利用するには各種デカップリング技
術が必要である。デカップリング技術の一例として特開
昭63−175403がある。しかし従来のデカップリ
ングはサーフェスコイルや鞍型コイルなどコイルの電流
路が単純な場合に適用した例が多くBCRのような多数
の電流ループを形成する複雑な形状のコイルにただちに
適用できるものではない。一方BCRのデカップリング
の一例としては特開昭63−171548がある。この
例は、第3図に示すように複数個のラングにダイオード
を直列に挿入しこれらを専用の制御線を用いてオンオフ
制御するものである。この例ではダイオード群を一括制
御するために複雑な専用線が必要なためコイル形状が複
雑になる欠点がある。またこれらの電線はコイルが生成
する磁場の均一性を乱す問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこれらの欠点
を解消し、複数のRFコイル間のデカップリングをする
必要があるMRI装置に適当なRFコイルを提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】共通の縦軸線に沿って相
隔たっていて、各々がその周縁に沿って相隔たる直列接
続の複数個の容量素子を含んでいる1対のリング素子
と、隣接する直列接続の容量素子の間の点で前記リング
素子を電気的に相互接続する複数個の軸方向導電セグメ
ントを有し、少なくとも1つの給電点を有するMRI用
RFコイルにおいて、少なくとも複数個の該容量素子が
各々該素子と直列にダイオードを有しかつ該素子と並列
に誘導素子を有することを特徴とし、該ダイオード群を
該RFコイルに外部より印加する電圧によりオン、オフ
制御する。
【0007】
【作用】該ダイオード群は、RFコイルが多数の容量素
子により分割されているにも係らず、該RFコイルに外
部より印加される電圧信号が該容量素子と並列に配置さ
れる誘導素子を経由して該多数の容量素子に同時に印加
されるので、該ダイオードを制御する専用線が無くとも
任意に該複数個のダイオードのオンオフ制御を同時に行
える。
【0008】
【実施例】図4を用いて本発明の1実施例を説明する。
図4は実施例のプローブコイルをを展開して示す回路図
である。つまり、先の図2と同様にノードA1とノード
B1とが接続され、またノードA2とノードB2とが接
続されて図1の様な筒状のレゾネータが形成される。な
お、この点に関しては、図5から図9の各実施例につい
ても全く同様である。
【0009】図4の実施例では、ノードA1とノードB
1とが接続されて成る第1のリング素子21と、ノード
A2とノードB2とが接続されて成る第2のリング22
とが16本の軸方向導電セグメント(ラング)23で接
続されてバードケージレゾネータ(BCR)が形成され
る。つまりBCRは隣合う2本のラングと第1、第2の
リング素子のセグメントにより形成される電流ループが
16個組み合わされて成っている。リング素子21
ング23との接続点毎に区切られた各周方向セグメント
にはそれぞれコンデンサC1〜C16が挿入される。更
に、各コンデンサと直列にダイオードD1〜D16が、
また各コンデンサと並列に誘導素子L1〜L16が接続
されている。同様に、リング素子22ラング23との
接続点毎に区切られた各セグメントにはそれぞれコンデ
ンサC17〜C32が挿入され、各コンデンサと直列に
ダイオードD17〜D32が、また各コンデンサと並列
に誘導素子L17〜L32が接続されている。なお、図
では16個の電流ループのうち第1〜第3電流ループ、
第15、16電流ループを表示し、残りは省略してい
る。全てのダイオードは、同一の方向、つまり第1電流
ループから第2、第3……第16電流ループに向かう方
向に揃えられている。第16電流ループのダイオードD
16から見てコンデンサC16と誘導素子L16の並列
回路のさらに下流側には誘導素子L33が接続され、さ
らに下流側にはコンデンサC33が挿入されている。ま
た、ダイオードD32から見てコンデンサC32と誘導
素子L32の並列回路のさらに下流側には誘導素子L3
4が接続され、さらに下流側にはコンデンサC34が挿
入される。一方、第1電流ループのダイオードD1もし
くはD17(いずれでも良い)の上流側には誘導素子L
35が接続される。ダイオードは例えばPINダイオー
ドが好適である。誘導素子のインダクタンスはBCRの
共鳴周波数にたいして十分大きく設定する。またC33
とC34の静電容量はC1〜C32より十分に大きくす
る。これによりBCRの特性は誘導素子及びコンデンサ
C33、C34に影響されない。
【0010】ダイオードD1からD32がすべてオンの
ときレゾネータは初期の共鳴周波数で動作するが、これ
らがオフのときはすべての電流ループがダイオードによ
り切られる。ダイオードの制御は誘導素子L33、L3
4、L35に連なる端子E1、E2、E3を用いて供給
する電圧信号で行う。E2、E3はアースに接続する。
E1に正電位を与えれば第1のエレメントのD1、L1
およびD17、L17を経由して第2のエレメントに、
そして同様に第3のエレメントと順次すべてのエレメン
トのダイオードに順電圧が印加され、すべてのダイオー
ドはオンする。従ってBCRは正常に動作する。E1に
負電位を与えるとすべてのダイオードに逆電圧がかか
り、BCRのすべての電流ループは切断される。従って
デカップリング状態になる。より詳しく述べると、図4
のコイルを高周波磁場の送信用コイルとして用いる場合
には送信期間中は端子E1に正電位を与え、ピックアッ
プコイル23の端子S1,S2に高周波信号を与える。
受信期間中は併設される受信コイルの負荷となること防
止するため、端子E1に負電位を与えてBCRの各エレ
メントを断路し、受信コイルと沿う送信コイルとの間の
デカップリングを行う。逆に図4のコイルを受信用コイ
ルとして用いる場合には、送信期間中は端子E1に負電
位を与えてBCRの各電流ループを断路し、送信コイル
とのデカップリングを行う。受信期間中は端子E1に正
電位を与え、ピックアップコイル23の端子S1,S2
から受信信号を取り出す。この様に、コンデンサC3
3、C34はリング素子21、22をそれぞれ直流的に
断路し、各ダイオードに制御用の電圧を印加するために
挿入されている。制御信号は1ヶ所から与えられ、しか
も特に専用の信号線を必要としない。
【0011】図5を用いて他の実施例を説明する。この
実施例のプローブでは、リング素子21、22の各セグ
メントに挿入されたコンデンサC1からC32のそれぞ
れに対して、ダイオードと誘導素子の直列回路(D1及
びL1、D2及びL2、……D32及びL32)が並列
に接続される。制御電圧分配用のコンデンサC33、C
34及び誘導素子L33、L34、L35の接続は図4
実施例と全く同様である。ここでコンデンサC1、誘
導素子L1、ダイオードD1からなる回路及び他の同様
の回路は、それぞれダイオードがオンのときBCRの共
鳴周波数で共鳴するトラップ回路を形成している。した
がって本実施例ではダイオードがオンしたときにトラッ
プ回路が動作し、プローブ全体はデカップリング状態に
なる。ダイオードがオフのときトラップ回路が開きBC
Rが正常に動作する。つまり、端子E2,E3をアース
に接続し、端子E1に正電位の制御信号を与えることに
よりプローブをデカップリング状態する。また、端子E
1に負電位の制御信号を与えることによりプローブを正
常動作させる。本実施例もデカップリング時にすべての
電流ループが切断されること、制御信号は1ヶ所から与
えられしかも特に専用の信号線を必要としないこと等の
特徴を有する。また、ダイオードを外部制御する本方式
は、外部からダイオードを制御しないパッシブデカップ
リング方式に比べ、ダイオードのオンオフ特性が優れて
いるPINダイオードを使用でき、プローブのS/Nが
高い。
【0012】図6を用いてさらに別の実施例を説明す
る。本実施例のプローブは図4で示したBCRと同様、
BCRを送信用コイル、または送信/受信コイルとして
として使用するためのデカップリング機構が付加してあ
る。図4と異なる点はダイオードD1からD8及びD1
7からD24の向きが逆な点である。ダイオードの向き
が反転する第1セグメントと第16セグメントの接続
点、及び第8セグメントと第9セグメントの接続点にそ
れぞれ誘導素子L33,L34を接続し、それぞれの誘
導素子の他端E1、E2を制御用端子とする。制御電圧
分配用のコンデンサは不要である。端子E2をアースに
接続し、端子E1に負電位の制御信号を印加すれば各ダ
イオードはオフとなりプローブはデカップリング状態と
なる。E1に正電位の制御信号を印加すれば各ダイオー
ドはオンとなりプローブは正常動作する。この場合E1
から与えられた制御信号電流路は第1、第2リング素子
のそれぞれ両側のセグメントに向かって合計4方向に分
割され最後にE2に至る。本実施例の様に、4方向に分
かれた電流路の長さが等しいようにE1、E2の位置を
決めることが好ましい。これによりすべてのダイオード
に等しい電流が流れ均等にダイオードが作用するので、
プローブオン特性、オフ特性ともに空間的に均等になり
MRI用プローブとして好適である。
【0013】図7にさらに別の実施例を示す。本実施例
のプローブは図4で示したBCRと同様、BCRを送信
用コイル、または送信/受信コイルとしてとして使用す
るためのデカップリング機構が付加してある。この実施
例では、1本のラング23−1を除いて各ラングに回路
を直流的に断路するコンデンサC35〜C49がそれぞ
れ挿入されている。第1のリング素子21ではダイオー
ドはラング23−1からラング23−9に向かう方向に
挿入され、第2の導電ループ素子22ではダイオードは
ラング23−9からラング23−1に向かう方向に挿入
されている。ダイオード制御信号はラング23−9の両
端にそれぞれ誘導素子L33,L34を介して接続され
た端子E1、E2に印加される。つまり端子E2をアー
スに接続し、端子E1に正電位の信号を印加すれば各ダ
イオードはオンとなり、プローブが正常動作する。端子
E1に負電位の信号を印加すれば各ダイオードはオフと
なり、デカップリング状態となる。各ラングに挿入され
たコンデンサC35〜C49の静電容量はBCRの共鳴
周波数にたいして十分大きくし、実質的にBCR共鳴特
性に影響しない様にするのが良い。また特に実施例の様
に、コンデンサが挿入されず、制御信号の通路となるラ
ングと、制御用端子が接続されるラングとがBCRの中
心軸にたいして対称な位置となるのが好ましい。この場
合すべてのダイオードに等しい電流が流れ均等にダイオ
ードが作用するのでプローブ特性も均等になる。
【0014】図8にさらに別の実施例を示す。本実施例
のプローブは図4で示したBCRと同様、BCRを送信
用コイル、または送信/受信コイルとしてとして使用す
るためのデカップリング機構が付加してある。図4と異
なる点はデカップリング用のダイオード及び制御信号伝
達用の誘導素子が16個の電流ループの各々に1組づつ
配置された点にある。ただし、第1の電流ループでは第
2のリング22にダイオードD17と誘導素子L17
が,第2の電流ループでは第1のリング21にダイオー
ドD2と誘導素子L2が、という風に、デカップリング
用の素子は第1、第2リング間で交互に設けられてい
る。制御信号用の端子はE1、E2はそれぞれ誘導素子
L34、L33を介してラング23−9と23−1に接
続され、各ダイオードの向きは端子E1が正電位の時に
順方向となる向きである。したがって端子E1に負電位
の制御信号を印加したときプローブはデカップリング状
態となる。本実施例の特徴はダイオードの数が減るので
ダイオードのオン抵抗によるプローブ特性の劣化が小さ
い点にある。
【0015】図9にされに別の実施例を示す。本実施例
のプローブは図8に示したプローブのラング23−9に
ダイオードD33を挿入したものであり、他の構成は図
8と同じである。ダイオードD33の向きは端子E1に
正電位を与えたときにダイオードが順方向になる向きで
ある。図8のプローブをデカップリング状態にしたとき
に残されるC1、C18、C3……C31、C16を経
由する複合的な電流ループは、本実施例ではD33で切
断される。つまり本実施例によれば、複合的な電流路も
含めてレゾネータのすべての導電ループを1組の制御信
号で開閉可能である。なお、ダイオードD33の位置は
他のラングでもよい。
【0016】以上の実施例で給電もしくは検出に用いた
ピックアップコイルのデカップリングは必要に応じて公
知のサーフェスコイルデカップリング技術を適用でき
る。また以上の実施例は、給電方式がピックアップコイ
ルによる誘導結合方式としたが、容量結合方式でも本発
明の趣旨を満たしたデカップリング技術を適用できるこ
とはいうまでもない。
【0017】以上の実施例において、主にBCRを送信
用コイル、または送信/受信コイルとして使用するため
のデカップリング機構を付加した例で説明したが、図5
で示した受信専用プローブ用のデカップリング回路を付
加することも可能である。
【0018】以上の実施例においてBCRのエレメント
数を16としたが8または12など他の値を取ってもよ
い。
【0019】さらに以上ハイパス型BCRを例に実施例
を開示したがローパスタイプBCR、バンドパスタイプ
のBCR、さらにはリニア型、QD型スロッテドチュー
ブレゾネータにも本発明はそれぞれの特徴に応じて適用
できる。
【0020】次にMRIプローブシステムの例を示す。
図4に示した構造で大口径(例えば直径550mm、長
さ550mm)のBCRを送信用プローブとして用い、
図5で示した構造で小口径(例えば直径300mm、長
さ300mm)のBCRを受信用プローブとして用い
る。この構成によりクロス方式の頭部撮像用RFプロー
ブとして使用できる。また本システムで本方式のRFプ
ローブシステムは高いデカップリング性能と空間的に均
一なプローブ送受信特性を有する。また小口径プローブ
を除去し大口径プローブを常時オンにすれば大口径プロ
ーブは送信受信が可能となり全身用プローブとして使用
できる。本実施例において前述の他のコイルを用いるこ
とも可能である。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数の電
流ループを開閉するために各電流ループに配置したダイ
オードを複雑な専用線を用いずに一括制御でき、RFコ
イルの本来の特性を損なわず、必要な場合にコイルをデ
カップリングさせる構成とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかわるBCRの一般的な模式図。
【図2】BCRの等価回路図。
【図3】デカップリング手段を持つBCRの公知例を示
す回路図。
【図4】本発明の一実施例を示す回路図。
【図5】本発明の別の実施例の回路図。
【図6】本発明のさらに別の実施例の回路図。
【図7】本発明のさらに別の実施例の回路図。
【図8】本発明のさらに別の実施例の回路図。
【図9】本発明のさらに別の実施例の回路図。
【符号の説明】
21、22…リング素子、23、23−1、23−9…
軸方向導電セグメント、24…ピックアップコイル、C
1〜C32…容量素子、D1〜D32…ダイオード、L
1〜L32…誘導素子、E1〜E3…制御用端子。
フロントページの続き (72)発明者 松永 良国 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (56)参考文献 特開 平3−141928(JP,A) 特開 平5−7564(JP,A) 特開 平4−285535(JP,A) 特開 昭63−171548(JP,A) 特開 昭63−118646(JP,A) 実開 平4−50006(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 5/055

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】共通の縦軸線に沿って相隔って配置され、
    それぞれ複数の周方向セグメントがリング状に接続され
    る第1、第2のリング素子と、前記第1、第2のリング
    素子を前記複数の周方向セグメントの接続点で電気的に
    相互接続する複数の軸方向導電セグメントとを具備し、
    隣接する前記軸方向導電セグメントとこれらで接続され
    た2つの前記周方向セグメントにより電流ループが複数
    個形成され、前記第1、第2のリング素子の少なくとも
    一方の前記周方向セグメントの何れかに配置される制御
    端子と、前記複数の周方向セグメントにそれぞれ挿入さ
    れる容量素子と、前記複数の周方向セグメントにそれぞ
    れ挿入される前記容量素子に直列に接続されるダイオー
    ドと、前記容量素子と並列に接続される誘導素子とを有
    し、前記ダイオードの各々は前記制御端子に印加される
    制御電圧により一括してオン、オフ制御されることを特
    徴とするMRI用RFコイル。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のMRI用RFコイルに於
    いて、前記誘導素子はRFコイルの共鳴周波数に対して
    十分大きなインダクタンスを持つことを特徴とするMR
    I用RFコイル。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のMRI用RFコイルに於
    いて、前記ダイオードは前記第1、第2のリング素子の
    周上で同一方向に挿入されることを特徴とするMRI用
    RFコイル。
  4. 【請求項4】請求項1に記載のMRI用RFコイルに於
    いて、前記ダイオードは前記第1、第2のリング素子の
    周上で特定の1つの前記接続点から他の前記接続点に向
    かう方向に挿入されていることを特徴とするMRI用R
    Fコイル。
  5. 【請求項5】請求項1に記載のMRI用RFコイルに於
    いて、特定の1つの前記軸方向導電セグメントを除く他
    の前記軸方向導電セグメントの各々に容量素子が挿入さ
    れ、前記ダイオードは、前記第1のリング素子の周上で
    は前記特定の1つ軸方向導電 セグメントから他の前記軸
    方向導電セグメントに向かう方向に挿入され、前記第2
    のリング素子の周上では前記第1のリング素子の周上で
    の前記ダイオードとは逆方向に挿入されることを特徴と
    するMRI用RFコイル。
  6. 【請求項6】請求項1に記載のMRI用RFコイルに於
    いて、前記端子の数は前記複数の周方向セグメントに接
    続される前記ダイオードの数より少ないことを特徴とす
    るMRI用RFコイル。
  7. 【請求項7】共通の縦軸線に沿って相隔って配置され、
    それぞれ複数の周方向セグメントがリング状に接続され
    る第1、第2のリング素子と、前記第1、第2のリング
    素子を前記複数の周方向セグメントの接続点で電気的に
    相互接続する複数の軸方向導電セグメントとを具備し、
    隣接する前記軸方向導電セグメントとこれらで接続され
    た2つの前記周方向セグメントにより電流ループが複数
    個形成され、前記第1又は第2のリング素子の前記周方
    向セグメントの何れかに配置される制御端子と、前記複
    数の周方向セグメントにそれぞれ挿入される容量素子
    と、前記複数の周方向セグメントにそれぞれ挿入される
    前記容量素子に並列に接続される、ダイオード及び誘導
    素子の直列回路とを有し、前記ダイオードの各々は前記
    制御端子に印加される制御電圧により一括してオン、オ
    フ制御されることを特徴とするMRI用RFコイル。
  8. 【請求項8】請求項7に記載のMRI用RFコイルに於
    いて、前記端子の数は前記ダイオードの数より少ないこ
    とを特徴とするMRI用RFコイル。
  9. 【請求項9】共通の縦軸線に沿って相隔って配置され、
    それぞれ複数の周方向セグメントがリング状に接続され
    る第1、第2のリング素子と、前記第1、第2のリング
    素子を前記複数の周方向セグメントの接続点で電気的に
    相互接続する複数の軸方向導電セグメントとを具備し、
    隣接する前記軸方向導電セグメントとこれらで接続され
    た2つの前記周方向セグメントにより電流ループが複数
    個形成され、前記第1又は第2のリング素子の前記周方
    向セグメントの何れかに配置される制御端子と 、前記複
    数の周方向セグメントにそれぞれ挿入される容量素子
    と、前記電流ループを構成する前記第1、第2のリング
    素子の一方の前記周方向セグメントに挿入される前記容
    量素子に直列に接続されるダイオードと前記容量素子と
    並列に接続される誘導素子とを有し、前記ダイオードの
    各々は前記制御端子に印加される制御電圧により一括し
    てオン、オフ制御されることを特徴とするMRI用RF
    コイル。
  10. 【請求項10】請求項9に記載のMRI用RFコイルに
    於いて、前記ダイオード及び前記誘導素子は、前記第
    1、第2のリング素子の周方向に沿って、前記第1、第
    2のリング素子の前記周方向セグメントに交互に接続さ
    れていることを特徴とするMRI用RFコイル。
  11. 【請求項11】請求項9に記載のMRI用RFコイルに
    於いて、特定の前記軸方向導電セグメントにダイオード
    を挿入したことを特徴とするMRI用RFコイル。
  12. 【請求項12】 高周波レゾネータを含むMRI用RFコ
    イルにおいて、前記高周波レゾネータは、互いに電気的
    に結合する複数の電流ループの各電流ループは少なくと
    も1つのダイオードを含み、前記各電流ループの前記各
    ダイオードは前記高周波レゾネータに誘導素子を介して
    接続される第1、第2の制御端子の間に印加する制御電
    圧により一括してオン、オフ制御されることを特徴とす
    るMRI用RFコイル。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載のMRI用RFコイル
    に於いて、前記制御電圧は前記第1の制御端子から前記
    高周波レゾネータ内で並列する複数の電流路を伝搬して
    前記第2の端子に至り、前記複数の電流路が互いに電気
    的に等価であることを特徴とするMRI用RFコイル。
  14. 【請求項14】 第1のRFプローブと第2のRFプロー
    ブを具備するクロス方式のMRI用RFコイルシステム
    であり、前記第1のRFプローブは、共通の縦軸線に沿
    って相隔って配置されそれぞれ複数の周方向セグメント
    がリング状に接続される第1、 第2のリング素子と、前
    記第1、第2のリング素子を前記複数の周方向セグメン
    トの接続点で電気的に相互接続する複数の軸方向導電セ
    グメントとを具備し、隣接する前記軸方向導電セグメン
    トとこれらで接続された2つの前記周方向セグメントに
    より電流ループが複数個形成され、前記第1、第2のリ
    ング素子の少なくとも一方の前記周方向セグメントの何
    れかに配置される制御端子と、前記複数の周方向セグメ
    ントにそれぞれ挿入される容量素子と、前記複数の周方
    向セグメントにそれぞれ挿入される前記容量素子に直列
    に接続されるダイオードと、前記容量素子と並列に接続
    される誘導素子とを有し、前記ダイオードの各々は前記
    制御端子に印加される制御電圧により一括してオン、オ
    フ制御され、前記第2のRFプローブは、共通の縦軸線
    に沿って相隔って配置され、それぞれ複数の周方向セグ
    メントがリング状に接続される第1、第2のリング素子
    と、前記第1、第2のリング素子を前記複数の周方向セ
    グメントの接続点で電気的に相互接続する複数の軸方向
    導電セグメントとを具備し、隣接する前記軸方向導電セ
    グメントとこれらで接続された2つの前記周方向セグメ
    ントにより電流ループが複数個形成され、前記第1又は
    第2のリング素子の前記周方向セグメントの何れかに配
    置される制御端子と、前記複数の周方向セグメントにそ
    れぞれ挿入される容量素子と、前記複数の周方向セグメ
    ントにそれぞれ挿入される前記容量素子に並列に接続さ
    れる、ダイオード及び誘導素子の直列回路とを有し、前
    記ダイオードの各々は前記制御端子に印加される制御電
    圧により一括してオン、オフ制御されることを特徴とす
    るMRI用RFコイルシステム。
  15. 【請求項15】請求項14に記載のMRI用RFコイル
    システムに於いて、前記第1のRFプローブの径は前記
    第2のRFプローブの径より大であり、前記第1のRF
    プローブを送信用プローブとして使用し、前記第2のR
    Fプローブを受信用プローブとして使用することを特徴
    とするMRI用RFコイルシステム。
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