JPH06242202A - Rfプロ−ブ - Google Patents

Rfプロ−ブ

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Publication number
JPH06242202A
JPH06242202A JP5025363A JP2536393A JPH06242202A JP H06242202 A JPH06242202 A JP H06242202A JP 5025363 A JP5025363 A JP 5025363A JP 2536393 A JP2536393 A JP 2536393A JP H06242202 A JPH06242202 A JP H06242202A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
probe
frequency
resonance frequency
trap circuit
resonates
Prior art date
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Pending
Application number
JP5025363A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuhiko Takahashi
哲彦 高橋
Yoshikuni Matsunaga
良国 松永
Etsuji Yamamoto
悦治 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Medical Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Medical Corp filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP5025363A priority Critical patent/JPH06242202A/ja
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  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 2重同調プロ−ブの調整を独立して行え、性
能の向上を図り、使い勝手をよくし、かつ構成を簡単に
することができるようにする。 【構成】 閉ル−プに第1の複数のキャパシタ1,2を
直列に挿入し、それに並列に第2の複数のキャパシタ
3,4を直列に挿入し、キャパシタ1と並列にインダク
タを接続して第1のトラップ回路を形成し、第1の共振
周波数で開放状態となり、キャパシタ3と並列にインダ
クタを接続して第2のトラップ回路を形成し、第2の共
振周波数で開放状態になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生体中の水素原子分布
を断層像として撮影するための、構成が簡単で、SNの
向上を図った核磁気共鳴装置用RFプロ−ブに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】MRI(Magnetic Resonance Imagin
g)(核磁気共鳴)装置の撮影方法は、選択照射法による断
面の選択、フ−リェイメ−ジング法による断面の映像化
の2段階の動作で行われる。また、最近では、MRIの
応用技術であるMRスペクトロスコピ−(MRS)や、
MRスペクトロスコピックイメ−ジング(MRSI)
が、生体機能計測法の1つとして注目されている。ここ
で、MRイメ−ジングとは、前述のように水素原子の分
布を断層像として撮影する方法であり、スペクトロスコ
ピ−とは、水素や燐等の高周波信号(RF)を検出する
と、水素では64MHz、燐では26MHzと周波数が
異なっているので、これらの高周波信号の振幅の比を識
別する方法である。一方、スペクトロスコピックイメ−
ジングは、高周波信号の振幅の比をイメ−ジにする方法
である。いずれにしても、これらの方法を実現するMR
装置では、多数の核種からの異なる周波数のMR信号を
取得できるRF系が必要となる。このための2重同調R
Fプロ−ブが各所で検討されている。一般に広く用いら
れているRFプロ−ブとしては、スロッティドチュ−ブ
レゾネ−タやマルチプルエレメントレゾネ−タがあり、
これらはUSP4825163、あるいは特開昭61−
95234号公報等で開示されている。なお、これらの
文献では、マルチプルエレメントレゾネ−タはバ−ドケ
−ジレゾネ−タと呼ばれている。2重同調プロ−ブとし
ては、例えば特開平2−269987号公報(ここで
は、スロッティドチュ−ブレゾネ−タを利用する)や、
特公平4−20619号公報(ここでは、バ−ドケ−ジ
レゾネ−タを利用する)等で開示されている。図14
は、従来のスロッティッドチュ−ブレゾネ−タの概略図
である。スロッティドチュ−ブレゾネ−タの内部の等価
回路は、図14に示すように複数のキャパシタを有する
リング115,116を多数枚重ねた構造になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、これらのRFプ
ロ−ブを2重同調プロ−ブとして使用する場合には、種
々の検討がなされているが、その性能は必ずしも最適化
されておらず、ル−チンの臨床診断への応用には適さな
かった。すなわち、高感度QD(クォドラチャ−)化に
適用できなかったり、2重円柱構造を用いるため、構成
が複雑であり、製作が難しい等の問題があった。また、
LC並列回路を用いる方法も学会で報告されているが、
比較的大きなインダクタンスのインダクタ(L)を用い
るので、磁場が乱れ易い等の問題があった。本発明の目
的は、これら従来の課題を解決し、QD送受信が容易で
あり、かつSNの向上を図ることができ、高周波磁場の
乱れがなく、撮像準備時間が短縮できるようなRFプロ
−ブを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のRFプロ−ブは、(イ)少なくとも導電セ
グメントからなる閉ル−プを含むRFプロ−ブにおい
て、閉ル−プには少なくとも第1の複数のキャパシタ
1,2が直列に接続され、第1の複数のキャパシタ1,
2に並列に少なくとも第2の複数のキャパシタ3,4が
直列に接続され、キャパシタ1は並列に接続されたイン
ダクタとともに第1のトラップ回路を形成し、キャパシ
タ3は並列に接続されたインダクタとともに第2のトラ
ップ回路を形成し、第1のトラップ回路は第1の共振周
波数で、また第2のトラップ回路は第2の共振周波数で
それぞれ開放状態になることを特徴としている。また、
(ロ)第1の共振周波数でプロ−ブが共振するために、
キャパシタ4のキャパシタンスの値が設定され、第2の
共振周波数でプロ−ブが共振するために、キャパシタ2
のキャパシタンスの値が設定されることも特徴としてい
る。また、(ハ)複数の周方向導電セグメントと複数の
軸方向導電セグメントと複数の共振用キャパシタを含む
マルチエレメントレゾネ−タ型RFプロ−ブにおいて、
周方向セグメントの一部と該セグメントに接続する互い
に隣接された1組の軸方向導電セグメントで形成された
閉ル−プに、セグメントに少なくとも第1の複数のキャ
パシタ1,2が直列に挿入され、複数のキャパシタ1,
2と並列に少なくとも第2の複数のキャパシタ3,4が
直列に挿入され、キャパシタ1は並列に接続されたイン
ダクタとともに第1のトラップ回路を形成し、キャパシ
タ3は並列に接続されたインダクタとともに第2のトラ
ップ回路を形成し、第1のトラップ回路は第1の共振周
波数で、また該第2のトラップ回路は第2の共振周波数
でそれぞれ開放状態になることも特徴としている。ま
た、(ニ)第1および第2のトラップ回路には、インダ
クタと直列にダイオ−ドが挿入され、ダイオ−ドは少な
くとも2種類の外部制御信号によって動作をオン・オフ
されることも特徴としている。また、(ホ)第1および
第2の共振周波数で送信ないし受信するために、RFプ
ロ−ブには、少なくとも1個の第1の共振周波数で送信
ないし受信する第1のピックアップコイルと、少なくと
も1個の第2の共振周波数で送信ないし受信する第2の
ピックアップコイルとが磁気結合されていることも特徴
としている。また、(ヘ)第1のピックアップコイルに
は、第2の周波数で共振するトラップ回路が直列に接続
され、第2のピックアップコイルには、第1の周波数で
共振するトラップ回路が直列に接続されていることも特
徴としている。また、(ト)第1および第2のピックア
ップコイルは、それぞれ直交する1組のピックアップコ
イルから構成されることも特徴としている。また、
(チ)少なくとも視野を部分的に共有する複数個のプロ
−ブを含むRFプロ−ブであって、そのうちの第1のプ
ロ−ブは、第1の共振周波数で共振し、かつ第2の共振
周波数で共振するトラップ回路を第1のプロ−ブが形成
される導電閉ル−プに直列に接続し、また第2のプロ−
ブは、第2の共振周波数で共振し、かつ第1の共振周波
数で共振するトラップ回路を第2のプロ−ブが形成され
る導電閉ル−プに直列に接続していることも特徴として
いる。また、(リ)複数個のプロ−ブのうち、少なくと
も1つのプロ−ブは円柱状プロ−ブであることも特徴と
している。また、(ヌ)少なくとも視野を部分的に共有
し、かつ共通の軸を有し、互いに異なる半径を有する複
数個の円柱状プロ−ブを含むRFプロ−ブであって、そ
のうちの第1の円柱状プロ−ブは、第1の共振周波数で
共振し、かつ第2の共振周波数で共振するトラップ回路
を第1の円柱状プロ−ブを構成する導電閉ル−プに直列
に接続し、第2の円柱状プロ−ブは、第2の共振周波数
で共振し、かつ第1の共振周波数で共振するトラップ回
路を第2の円柱状プロ−ブを構成する導電閉ル−プに直
列に接続することも特徴としている。また、(ル)複数
個の円柱状プロ−ブは、マルチエレメントレゾネ−タで
あることも特徴としている。また、(ワ)複数個の円柱
状プロ−ブは、QD方式の送信もしくは受信を行うこと
も特徴としている。また、(カ)複数個の円柱状プロ−
ブは、給受電をピックアップコイルを用いた誘導結合で
行い、複数のうちの第1のプロ−ブの第1のピックアッ
プコイルは第2の周波数で共振するトラップ回路を、第
2のプロ−ブの第2のピックアップコイルは第1の周波
数で共振するトラップ回路をそれぞれ直列に接続するこ
とも特徴としている。また、(ヨ)第1および第2のピ
ックアップコイルは、それぞれ直交する1組のピックア
ップコイルから構成されることも特徴としている。さら
に、(タ)第1の周波数はプロトンの周波数に一致し、
前記第2の周波数は燐の周波数に一致することも特徴と
している。
【0005】
【作用】本発明においては、その基本回路として図1に
示すように、導電セグメントからなる1つの閉ル−プに
対して、導電セグメントに直列に第1の複数のキャパシ
タ1,2を直列に挿入し、それら複数のキャパシタ1,
2と並列に第2の複数のキャパシタ3,4を直列に接続
し、キャパシタ1と並列に第1のインダクタ5を接続し
て第1のトラップ回路を形成し、第1の共振周波数で開
放状態になるようにするとともに、キャパシタ3と並列
に第2のインダクタ6を接続して、第2のトラップ回路
を形成し、第2の共振周波数で開放状態になるようにし
ている。これにより、各周波数毎に独立した電流路を形
成できるので、2重同調プロ−ブの調整を独立して行う
ことができ、性能が向上する。また、構成が簡単な上
に、使い勝手がよく、しかも比較的小さなインダクタン
スのインダクタを用いるので、磁場が乱れない。さら
に、QD送受信が容易に行え、SNが向上し、均一性が
改善され、またアクティブデカップリングが行えるの
で、高周波磁場の乱れがなく、周波数やインピ−ダンス
の調整が容易となり、撮像準備時間が短縮される。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に
説明する。図1は、本発明の一実施例を示す基本的ル−
プコイルの回路図である。図1において、10はこのル
−プコイルの等価インダクタンスを表わしており、典型
的な表面コイルでは1μHである。また、等価インダク
タンス10とキャパシタ1,2とは、同調用キャパシタ
7,8とともにポ−ト9から見た第1の並列共振系(共
振周波数f1)を形成する。この共振周波数f1は、磁
場強度1.5Tでのプロトンの共鳴周波数64MHzに
調整されている。主として共振周波数を決定するための
キャパシタ2のキャパシタンスは6pFである。また、
キャパシタ1(380pF)とこれに並列接続されたイ
ンダクタ5(0.1μH)とで第1のトラップ回路を形
成しており、トラップされる周波数は第2の共振周波数
(燐の共鳴周波数:26MHz)に設定されている。イ
ンダクタ5は、数タ−ンの空心ル−プにより形成されて
いる。また、共振周波数f1の信号は、インダクタ5よ
りもキャパシタ1に主として流れることが望ましいた
め、インダクタ5は0.1μHのように、コイルの等価
インダクタンス10の1μHよりも著しく小さい値にす
ることが望ましい。
【0007】図1において、次に等価インダクタンス1
0とキャパシタ3,4とは、同調用キャパシタ7,8と
ともにポ−ト9から見た第2の並列共振系(共振周波数
f2)を形成する。この共振周波数f2は、磁場強度
1.5Tでの燐の共鳴周波数26MHzに調整されてい
る。キャパシタ3(60μF)とこれに並列接続されて
いるインダクタ6(0.1μH)とで第2のトラップ回
路を形成しており、トラップされる周波数は第1の共振
周波数(プロトンの共鳴周波数:64MHz)に設定さ
れている。インダクタ6は、インダクタ5と同じく数タ
−ンの空心ル−プで形成され、比較的小さなインダクタ
ンスのインダクタ(L)を用いることにより磁場が乱れ
ないようにしている。キャパシタ3は、並列共振系の共
振周波数(64MHz)がインダクタ6を含めて共振周
波数f2になるように、その値が決定されている。共振
周波数f2の信号は、第1のトラップ回路(共振周波数
f2)の回路切断効果によって第1の共振系には流れず
に第2の共振系にのみ流れるので、高効率で送信するこ
とができるとともに、高感度で検出、つまり高効率で受
信することができる。一方、共振周波数f1の信号は、
第2のトラップ回路(共振周波数f1)の回路切断効果
によって第2の共振系には流れずに第1の共振系にのみ
流れるので、高効率で送信受信が可能となる。各トラッ
プ回路のインダクタ5,6は、共にインダクタンスがプ
ロ−ブ本体のインダクタ10に比べて十分に小さいた
め、送信時に磁場を乱したり、受信時に感度低下を招く
ことが少ない。
【0008】図8は、図1におけるプロ−ブおよびトラ
ップ回路の周波数特性を示す模式図である。第1の共振
系の共振ピ−クと第2のトラップ回路の共振ピ−クが周
波数f1で発生し、第2の共振系の共振ピ−クと第1の
トラップ回路の共振ピ−クが周波数f2で発生してい
る。図8から明らかなように、検出する周波数と遮断す
る周波数とをそれぞれ独立して設計することができる。
この結果により、図1の回路を発展的に考えることがで
きるので、3周波数以上の3重、4重等の多重プロ−ブ
に適用することが可能であると予測できる。図9
(a),(b)は、3重プロ−ブの周波数特性と回路図
の例を示す模式図である。図9(b)の等価回路で示す
ように、図1のル−プコイルの回路に対して、コンデン
サ54とインダクタ52、およびコンデンサ53とイン
ダクタ51で形成されている第3の共振周波数で共振す
る2つのトラップ回路が、コンデンサ2とコンデンサ4
にそれぞれ直列に接続されている。また、図1のル−プ
コイルの回路を構成する2つの並列回路に加えて、第3
の並列回路がコンデンサ58、これに直列接続された2
つのトラップ回路(55〜57,59)で形成されてい
る。コンデンサ58は、第3の並列回路とインダクタ1
0とが第3の共振周波数f3で共振するための同調用コ
ンデンサである。この第3の並列回路では、コンデンサ
59とインダクタ57で形成するトラップ回路が第1の
共振周波数f1で共振し、コンデンサ55とインダクタ
56で形成するトラップ回路が第2の共振周波数f2で
共振する。これらのトラップ回路はそれぞれ前述の説明
と同じように動作して、ル−プコイルは3重共振プロ−
ブとして動作することになる。このようにして、3重以
上の同調プロ−ブが実現されることが本発明の重要な特
徴である。
【0009】図10は、本発明の他の実施例を示すル−
プコイル回路の構成図である。図10の回路は、図1の
回路の特性を改善したものである。すなわち、図1に示
すル−プコイルでは、共振用インダクタ5,6にわずか
ではあるが受信信号が流れる。これによる受信感度の低
下を低減するためには、図10に示すように、トラップ
回路内にダイオ−ドを接続するとともに、そのダイオ−
ドをオン・オフスイッチするための制御信号通過入力用
のチョ−ク回路をル−プコイルに接続する。すなわち、
トラップ回路内のインダクタ5および6に直列に、かつ
キャパシタ1および3に並列にダイオ−ド101,10
2をそれぞれ挿入し、外部からの制御信号によりオン・
オフをスイッチングする。制御信号は、入力ポ−ト9
1,92からチョ−ク回路(7,105)を介して供給
される。この場合、コンデンサ2,4,7には、それぞ
れ制御信号を通過させるためのインダクタ104,10
3,105が並列に接続されている。これらのインダク
タンスは、検出信号周波数で高インピ−ダンスになるよ
うに、十分に大きな値にする。その結果、直流および低
周波の制御信号に対するインピ−ダンスは低く、検出信
号に対しては高インピ−ダンスになるので、コイルの検
出感度を損うことなく、ダイオ−ド101,102を制
御することができる。例えば、入力ポ−ト91を高電位
に、入力ポ−ト92を低電位にすることにより、ダイオ
−ド102がオンとなる。また、入力ポ−ト91を低電
位に、入力ポ−ト92を高電位にすることにより、ダイ
オ−ド101がオンとなる。このように、本実施例で
は、制御信号によりプロ−ブの共振周波数を切り替える
ことが可能である。そして、本実施例では、トラップ回
路のインダクタに流れる電流がほぼ完全に遮断されるの
で、プロ−ブの性能の劣化がない。
【0010】図2は、本発明の他の実施例を示すRFプ
ロ−ブの等価回路図であり、図11は、図2の等価回路
におけるマルチプルエレメントレゾネ−タ型MFプロ−
ブの構成図である。本発明をハイパス型マルチプルエレ
メントレゾネ−タ(以下、MERと略記する)に適用し
た場合には、図2に示すように展開した回路となる。こ
こでは、繰り返しの部分は一部省略して記載されてい
る。図2では、軸方向導体エレメント(ラング(梯子)
とも呼ぶ)28から32の等価インダクタンスは省略し
ている。また、周方向導体エレメント(リング(輪)と
も呼ぶ)24から27は、それぞれA1とB1、A2と
B2、A3とB3、A4とB4のように接続されてお
り、いずれも閉ル−プを形成している。このプロ−ブは
通常のMERとは異なっており、リングが25と26、
および24と27の2組存在する。リング25と26に
は、共振用キャパシタ14と共振周波数f2(26MH
z)の第1のトラップ回路を形成するキャパシタ15と
インダクタ16が、隣接するラングと相対応するリング
の一部で形成された共振エレメント23−1から23−
5の各々に対応して、直列に配置されている。リング2
5と26、およびラング28から32は、キャパシタ1
4,15、インダクタ16とともに共振周波数f1(6
4MHz)の第1のMERを形成している。また、リン
グ24と27には、f2で共振する共振用キャパシタ1
1と共振周波数f1(64MHz)の第2のトラップ回
路を形成するキャパシタ12とインダクタ13が、共振
エレメント23−1から23−5の各々に対応して、直
列に配置されている。リング24と27、およびラング
28から32は、共振周波数f2(26MHz)の第2
のMERを形成している。
【0011】図2の等価回路は、実際の形状は図11に
示すように、周方向導電セグメント(図2の周方向導体
エレメント24,27に対応)により円柱形の周方向の
エレメントを構成しており、各キャパシタとインダクタ
とでそれぞれトラップ回路が形成されている。また、軸
方向導電セグメント(図2の軸方向導体エレメント28
〜32に対応)により円柱形の軸方向のエレメントを構
成しており、1対の周方向導電セグメントと隣接する1
対の軸方向導電セグメントとで閉ル−プを形成する。な
お、さらに1対の周方向導電セグメントが前述のセグメ
ントの上下外側に階層的に設けられており、それら1対
の周方向導電セグメントと前述と同じ1対の軸方向導電
セグメントとで、別の閉ル−プを形成する。この円柱形
の中には、ピックアップコイル(図2におけるP1に対
応)が設けられており、ここに送信信号が入力すると、
誘電電流が誘起され、これにより誘電磁場110が発生
する。マルチプルエレメントレゾネ−タ型RFプロ−ブ
として使用される場合、第1の周波数で送信または受信
するための第1のピックアップコイルと、第2の周波数
で送信または受信するための第2のピックアップコイル
が、プロ−ブに磁気結合される。図12は、図11にお
けるピックアップコイルの説明図である。第1の周波数
で送受信する第1のピックアップコイルPUCは、図1
2(a)に示すように、第2の周波数で共振するトラッ
プ回路を直列に含んでおり、第2の周波数で送受信する
第2のピックアップコイルPUCは、第1の周波数で共
振するトラップ回路を直列に含んでいる。そして、第1
または第2のピックアップコイルPUCは、各々直交す
る1組のピックアップコイルからなる。すなわち、第1
および第2のピックアップコイルPUCを上面から見る
と、図12(b)に示すように、それぞれ直角の位置に
配置されているので、それらにより発生する磁場110
は矢印で示すように直交している。
【0012】図2の等価回路では、周波数f2に対する
第1のトラップ回路の回路切断効果により、第1のME
Rは実質的には動作せず、第2のMERのみ動作する。
従って、周波数f2の信号は高効率で送信あるいは高感
度で検出される。また、周波数f1に対する第2のトラ
ップ回路の回路切断効果により、第2のMERは実質的
には動作せず、第1のMERのみ動作する。従って、周
波数f1の信号も高効率で送信もしくは高感度で検出さ
れる。なお、本実施例においては、共振用インダクタに
受信信号が流れることが検出され、受信感度の低下が認
められた場合には、必要に応じてトラップ回路内のイン
ダクタ13あるいは16に直列に、キャパシタ12ある
いは15に並列にダイオ−ドを挿入して、外部からその
ダイオ−ドをオン・オフスイッチングすることにより、
受信信号の流れを低減させることができる。前述のよう
に、MERの給電および受電は、例えばMERと磁気結
合したピックアップコイル(PUC)P1のポ−トS
1、S2より供給される。望ましくは、PUCを各周波
数毎に複数個設置する。周波数毎に設置することによ
り、プロ−ブのチュ−ニングやマッチングの調整範囲が
格段に縮小され、撮像の前処理時間が短縮される。ま
た、異なる周波数の信号を同時に検出することができ
る。図15は、図2におけるラング等価インダクタンス
を示す回路図である。図2のマルチプルエレメントレゾ
ネ−タにおける軸方向エレメント(ラング)は、図15
に示すように、縦列の等価インダクタンス117と横列
にインダクタンス、キャパシタを直列接続(118)し
た梯子形の等価回路を形成している。
【0013】図6は、本発明におけるプロ−ブの構成お
よび送信・受信回路の一実施例を示すブロック図であ
る。図6において、33は2重同調MER、34,3
5,36,37はピックアップコイル(PUC)、3
8,42は第1と第2の周波数の増幅器、39,43は
第1と第2の周波数の位相調整器、40,44は第1と
第2の周波数の合成器、41,45は第1と第2の周波
数の分配器である。2重同調MERの周囲には、4個の
PUC34〜37がMER33と磁気的に結合して配置
される。PUC34と35は、互いに直交して配置され
ており、第1の周波数の直交磁場成分を検出し、あるい
は送信する。受信された第1の周波数の信号は、増幅器
38と位相調整器39で処理が行われた後に、合成器4
0で合成される。それ以降は、RF検波、整流され、A
/D変換された後に、ディジタル信号処理部で処理さ
れ、映像信号にされる。また、第1の周波数の送信信号
は、分配器41で直交成分に分解された後に、それぞれ
のPUCに供給される。すなわち、ベクトルが回転する
回転磁場を作るために、分配器40において互いに90
°異なる直交成分に分解するのである。PUC36と3
7は互いに直交して配置され、第2の周波数の直交磁場
成分を検出、あるいは送信する。第2の周波数の信号
は、増幅器42と位相調整器43で処理された後に、合
成器44で合成される。第2の周波数の送信信号は、分
配器45で直交成分に分解された後に、それぞれのPU
Cに供給される。本実施例の送受信系を用いると、それ
ぞれの周波数の信号をクォドラチャ−(QD)送受信す
ることができ、高感度かつ高効率で検出し、撮像するこ
とができる。なお、図2のマルチプルエレメントレゾネ
−タ型RFプロ−ブに、図10に示すアクティブトラッ
プ制御方法を採用することができるのは勿論である。
【0014】図3は、本発明のさらに他の実施例を示す
RFプロ−ブの構成図である。図3の構成が、図2の実
施例と異なる点は、第2のMERがロ−パス型であるこ
とである。すなわち、ラング28から32には、それぞ
れリング25と24の間、およびリング26と27の間
に、共振用キャパシタ17と共振周波数f1(64MH
z)の第2のトラップ回路を形成するキャパシタ18と
インダクタ19が直列に配置されている。この結果、リ
ング24と27およびラング28から32は共振周波数
f2(26MHz)の第2のMERを形成する。本実施
例では、低周波信号の検出にロ−パス型MERを用いて
いるため、安定したプロ−ブ特性が得られる。なお、第
1のMERを形成するキャパシタ20,21とインダク
タ22は、それぞれ図2に示すキャパシタ14,15と
インダクタ16に比べて、値が若干異なるが、構成およ
び動作の原理の点では全く同じである。図16および図
17は、それぞれハイパス型MERの構成図、およびロ
−パス型MERの構成図である。一般にハイパスフィル
タを構成するときには、図16(b)に示すように、梯
子型フィルタの横列にキャパシタを接続し、縦列にイン
ダクタを接続して構成する。これと同じ考え方により、
マルチプルエレメントレゾネ−タ型RFプロ−ブにおい
ても、周方向導電セグメントにキャパシタを接続し、軸
方向導電セグメントの等価インダクタンスと共振系を構
成する。これとは逆に、ロ−パスフィルタを構成すると
きには、図17(b)に示すように、梯子型フィルタの
横列にインダクタを接続し、縦列にキャパシタを接続し
て構成する。これと同じ考え方により、マルチプルエレ
メントレゾネ−タ型RFプロ−ブにおいても、軸方向導
電セグメントにキャパシタを接続し周方向導電セグメン
トの等価インダクタと共振系を構成する。
【0015】図7は、本発明のさらに他の実施例を示す
RFプロ−ブの構成および送信・受信回路のブロック図
であり、図4は、図7のRFプロ−ブの外側の第1のM
ERの回路図であり、図5は、図7のRFプロ−ブの内
側の第2のMERの回路図である。図7の構成が図6の
構成と異なる点は、第2の周波数の信号を送受信する第
2のMER45が、第1の周波数の信号を送受信する第
1のMER33と分離していることである。図7におけ
る第1および第2のMERの動作は、図6の場合と全く
同じであるので、説明は省略する。第1のMERの回路
図は、図4に示すような構成である。すなわち、この構
成は、図2の第1のMER部分の構成と一致している。
リング24と27には、共振用キャパシタ11と共振周
波数f2(26MHz)の第1のトラップ回路を形成す
るキャパシタ12とインダクタ13が共振エレメント2
3−1から23−5の各々に対応して直列に配置され
る。これにより、リング24と27、およびラング28
から32は、共振周波数f1(64MHz)の第1のM
ERを形成する。一方、第2のMERの回路図は、図5
に示すような構成である。すなわち、この構成は、図3
の第2のMER部分の構成と一致している。ラング28
から32には、それぞれ共振用キャパシタ17と共振周
波数f1(64MHz)の第2のトラップ回路を形成す
るキャパシタ18とインダクタ19が直列に配置されて
いる。これにより、リング24と27、およびラング2
8から32は、共振周波数f2(26MHz)の第2の
MERを形成する。図18は、第1と第2のMERを分
離した場合の利点の説明図である。本実施例では、共振
用キャパシタとトラップ回路をラングの中心部に配置し
ていないため、被検体(患者)の頭部を撮像する際に視
界を妨害することがないという利点がある。すなわち、
図18(a)に示すように、検査のため、被検体(患
者)の頭部を本実施例のRFプロ−ブの内部に挿入する
が、従来のロ−パス型MERでは、図18(b)に示す
ように、中間のキャパシタやトラップ回路が邪魔になっ
て視界が妨げられてしまう。さらに、本実施例では、大
出力のプロトン画像には視野が広い大型コイルを用い、
低出力の燐の撮像には高感度の小型コイルを用いること
ができるという利点がある。また、本実施例において
も、図10に示すようなアクティブトラップ制御が可能
であり、前述のような効果がある。
【0016】図13は、図7のRFプロ−ブを立体的に
示した構造図である。図13(a)においては、視野を
部分的に共有する複数個のプロ−ブからなる。すなわ
ち、外側の円柱の第1のプロ−ブ33と内側の円柱の第
2のプロ−ブ45とが、円柱内部の視野を部分的に共有
することになる。ここでは、外側の円柱と内側の円柱の
間の空間が第1の視野112であり、内側の円柱の内部
が第2の視野113である。第1のプロ−ブ33では、
f1(64MHz)に共振し、f2(26MHz)の第
1のトラップ回路を導電ル−プに直列に接続しているの
に対して、第2のプロ−ブ45では、f2(26MH
z)に共振し、f1(64MHz)の第2のトラップ回
路を導電ル−プに直列に接続している。図13(b)
は、図13(a)に示す円柱状RFプロ−ブの給受電用
ピックアップコイルを示す回路図である。図13(a)
に示す円柱状RFプロ−ブでは、給受電をピックアップ
コイルを用いた誘導結合により行っている。すなわち、
第1のプロ−ブの第1のピックアップコイルでは、第2
の周波数で共振するトラップ回路11〜13を直列に含
み、第2のプロ−ブの第2のピックアップコイルでは、
第1の周波数で共振するトラップ回路17〜19を直列
に含んでいる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各周波数毎に独立した電流路を形成でき、2重同調プロ
−ブの調整を独立して行うことができる。その結果、構
成は簡単となり、使い勝手がよくなるとともに、QD送
受信が容易に行え、SNが向上し、均一性が改善されて
性能は向上する。また、アクティブデカップリングが行
えるので、高周波磁場の乱れがなく、SNの向上、均一
性の向上が図れる。また、周波数やインピ−ダンスの調
整が容易となるので、撮像準備時間が短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すRFプロ−ブの基本回
路図である。
【図2】本発明の他の実施例を示すマルチプルエレメン
トレゾネ−タ型RFプロ−ブの回路図である。
【図3】本発明のさらに他の実施例を示すマルチプルエ
レメントレゾネ−タ型RFプロ−ブの回路図である。
【図4】本発明のさらに他の実施例を示す複数独立プロ
−ブ型構造の第1のプロ−ブの回路図である。
【図5】図4と同じく、複数独立プロ−ブ型構造の第2
のプロ−ブの回路図である。
【図6】図2におけるRFプロ−ブおよび送信・受信回
路の一実施例を示す構成図である。
【図7】図4と図5の独立プロ−ブからなるRFプロ−
ブおよび送信・受信回路の構成図である。
【図8】本発明の動作原理を示す周波数特性図である。
【図9】図1のさらに他の実施例を示すRFプロ−ブの
構成図およびその周波数特性図である。
【図10】図1の他の実施例を示すRFプロ−ブの構成
図である。
【図11】図2の実際の立体的構造を示すマルチプルエ
レメントレゾネ−タ型RFプロ−ブの斜視図である。
【図12】図11におけるピックアップコイルの単独構
成および上面構成図である。
【図13】図7の実際の立体的構造を示す複数独立型プ
ロ−ブの構造とそのピックアップコイルの斜視図であ
る。
【図14】従来のスロッティドチュ−ブレゾネ−タの構
造図である。
【図15】図2におけるラングの等価インダクタンスを
示す回路図である。
【図16】ハイパス型MERの説明図である。
【図17】ロ−パス型MERの説明図である。
【図18】図7、図13の独立プロ−ブ構造の利点を示
す図である。
【符号の説明】
1,2,3,4,7,8,11,12,14,15,1
7,18,20,21キャパシタ 3,5,10,13,16,19,22 インダクタ 9 ポ−ト 24〜27 周方向導体エレメント 28〜32 軸方向導体エレメント 33 第1のプロ−ブ 45 第2のプロ−ブ 34〜37 ピックアップコイル 38,42 増幅器 39,43 位相調整器 40,44 合成器 41,45 分配器 53,54,55,59 キャパシタ 51,52,56,57,103,104,105 イ
ンダクタ 110 誘導される磁場 115,116 キャパシタのリング 117 等価インダクタンス 118 キャパシタとインダクタの直列接続
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 悦治 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも導電セグメントからなる閉ル
    −プを含むRFプロ−ブにおいて、上記閉ル−プには少
    なくとも第1の複数のキャパシタ1,2が直列に接続さ
    れ、上記第1の複数のキャパシタ1,2に並列に少なく
    とも第2の複数のキャパシタ3,4が直列に接続され、
    上記キャパシタ1は並列に接続されたインダクタととも
    に第1のトラップ回路を形成し、上記キャパシタ3は並
    列に接続されたインダクタとともに第2のトラップ回路
    を形成し、上記第1のトラップ回路は第1の共振周波数
    で、また上記第2のトラップ回路は第2の共振周波数で
    それぞれ開放状態になることを特徴とするRFプロ−
    ブ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のRFプロ−ブにおい
    て、前記第1の共振周波数で前記プロ−ブが共振するた
    めに、前記キャパシタ4のキャパシタンスの値が設定さ
    れ、前記第2の共振周波数で前記プロ−ブが共振するた
    めに、前記キャパシタ2のキャパシタンスの値が設定さ
    れることを特徴とするRFプロ−ブ。
  3. 【請求項3】 複数の周方向導電セグメントと複数の軸
    方向導電セグメントと複数の共振用キャパシタを含むマ
    ルチエレメントレゾネ−タ型RFプロ−ブにおいて、周
    方向セグメントの一部と該セグメントに接続する互いに
    隣接された1組の軸方向導電セグメントで形成された閉
    ル−プに、該セグメントに少なくとも第1の複数のキャ
    パシタ1,2が直列に挿入され、該複数のキャパシタ
    1,2と並列に少なくとも第2の複数のキャパシタ3,
    4が直列に挿入され、該キャパシタ1は並列に接続され
    たインダクタとともに第1のトラップ回路を形成し、該
    キャパシタ3は並列に接続されたインダクタとともに第
    2のトラップ回路を形成し、該第1のトラップ回路は第
    1の共振周波数で、また該第2のトラップ回路は第2の
    共振周波数でそれぞれ開放状態になることを特徴とする
    RFプロ−ブ。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項3に記載のRFプ
    ロ−ブにおいて、前記第1および第2のトラップ回路に
    は、インダクタと直列にダイオ−ドが挿入され、該ダイ
    オ−ドは少なくとも2種類の外部制御信号によって動作
    をオン・オフされることを特徴とするRFプロ−ブ。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載のRFプロ−ブにおい
    て、前記第1および第2の共振周波数で送信ないし受信
    するために、該RFプロ−ブには、少なくとも1個の第
    1の共振周波数で送信ないし受信する第1のピックアッ
    プコイルと、少なくとも1個の第2の共振周波数で送信
    ないし受信する第2のピックアップコイルとが磁気結合
    されていることを特徴とするRFプロ−ブ。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のRFプロ−ブにおい
    て、前記第1のピックアップコイルには、第2の周波数
    で共振するトラップ回路が直列に接続され、前記第2の
    ピックアップコイルには、第1の周波数で共振するトラ
    ップ回路が直列に接続されていることを特徴とするRF
    プロ−ブ。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のRFプロ−ブにおい
    て、前記第1および第2のピックアップコイルは、それ
    ぞれ直交する1組のピックアップコイルから構成される
    ことを特徴とするRFプロ−ブ。
  8. 【請求項8】 少なくとも視野を部分的に共有する複数
    個のプロ−ブを含むRFプロ−ブであって、そのうちの
    第1のプロ−ブは、第1の共振周波数で共振し、かつ第
    2の共振周波数で共振するトラップ回路を第1のプロ−
    ブが形成される導電閉ル−プに直列に接続し、また第2
    のプロ−ブは、第2の共振周波数で共振し、かつ第1の
    共振周波数で共振するトラップ回路を第2のプロ−ブが
    形成される導電閉ル−プに直列に接続していることを特
    徴とするRFプロ−ブ。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のRFプロ−ブにおい
    て、前記複数個のプロ−ブのうち、少なくとも1つのプ
    ロ−ブは円柱状プロ−ブであることを特徴とするRFプ
    ロ−ブ。
  10. 【請求項10】 少なくとも視野を部分的に共有し、か
    つ共通の軸を有し、互いに異なる半径を有する複数個の
    円柱状プロ−ブを含むRFプロ−ブであって、そのうち
    の第1の円柱状プロ−ブは、第1の共振周波数で共振
    し、かつ第2の共振周波数で共振するトラップ回路を第
    1の円柱状プロ−ブを構成する導電閉ル−プに直列に接
    続し、第2の円柱状プロ−ブは、第2の共振周波数で共
    振し、かつ第1の共振周波数で共振するトラップ回路を
    第2の円柱状プロ−ブを構成する導電閉ル−プに直列に
    接続することを特徴とするRFプロ−ブ。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のRFプロ−ブにお
    いて、前記複数個の円柱状プロ−ブは、マルチエレメン
    トレゾネ−タであることを特徴とするRFプロ−ブ。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載のRFプロ−ブにお
    いて、前記複数個の円柱状プロ−ブは、QD方式の送信
    もしくは受信を行うことを特徴とするRFプロ−ブ。
  13. 【請求項13】 請求項9から請求項12までのうちの
    いずれかに記載のRFプロ−ブにおいて、前記複数個の
    円柱状プロ−ブは、給受電をピックアップコイルを用い
    た誘導結合で行い、該複数のうちの第1のプロ−ブの第
    1のピックアップコイルは第2の周波数で共振するトラ
    ップ回路を、第2のプロ−ブの第2のピックアップコイ
    ルは第1の周波数で共振するトラップ回路をそれぞれ直
    列に接続することを特徴とするRFプロ−ブ。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載のRFプロ−ブにお
    いて、前記第1および第2のピックアップコイルは、そ
    れぞれ直交する1組のピックアップコイルから構成され
    ることを特徴とするRFプロ−ブ。
  15. 【請求項15】 請求項1から請求項3まで、請求項
    5、請求項6、請求項8、請求項10から請求項11ま
    で、または請求項13のいずれかに記載のRFプロ−ブ
    において、前記第1の周波数はプロトンの周波数に一致
    し、前記第2の周波数は燐の周波数に一致することを特
    徴とするRFプロ−ブ。
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