JP2022521611A - コイル配列、コイル配列を備えるmrシステム、特にmriおよび/またはmrsシステムおよびコイル配列の使用 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】 本発明は、接続要素3a-hを介して互いに接続される多数のダイポールアンテナ2a-dを備えるダイポールアンテナ構成2を具備するMRシステムにおける送信機コイルおよび/または受信機コイルとしての使用のためのコイル配列1に関する。接続要素3a-hは、電気的接続状態から電気的切断状態へ、またはその逆に移行するように設計され、接続要素3a~hが電気的接続状態にあるときに、ダイポールアンテナ2a-dが、好ましくは円筒形のボリュームコイル、および/または少なくとも一つの導体ループ20a-cを含むコイル配列1の導体ループ構成、特に平坦導体ループ構成の少なくとも一部を形成するようにアセンブリが設計され、接続要素3a~hは、接続要素遮断回路4a-hの遮断周波数に対応する周波数を持つ高周波数交流電圧がコイルア配列1に印加された時に自動的に遮断を行う接続要素遮断回路4a-hを備えている。本発明は、さらにコイル配列1を含むMRシステム、およびコイル配列1の使用とに関する。【選択図】 図3

Description

本発明は、MRシステム、特にMRIおよび/またはMRSシステムにおいて送信機コイルおよび/または受信機コイルとして使用するためのコイル配列に関しており、当該コイル配列は、電気的接続状態から電気的切断状態に、またはその逆に移行するように設計された接続要素を介して互いに接続された複数のダイポールアンテナを有するダイポールアンテナ構成を備えており、ダイポールアンテナ構成は、接続要素が電気的接続状態にあるダイポールアンテナが、好ましくは円筒形のボリュームコイルおよび/または少なくとも1つの導体ループを含むコイル配列の導体ループ構成、特に平坦導体ループ構成の少なくとも一部を形成するように作製されている。さらに、本発明は、このようなコイル配列を具備するMRシステム、特にMRIおよび/またはMRSシステムに関する。さらに、本発明はこのようなコイル配列の使用に関する。
磁気共鳴断層撮影法、短縮するとMRTは、長年にわたって医療診断で使用されている。MRTは、特に、組織および器官の構造および機能が断面画像の形で表示されるための撮像方法である。MRTは、「磁気共鳴撮像」を表すMRIとも呼ばれる。MRIは、核スピン共鳴またはNMR、特に磁場勾配NMRという能動的な原理に基づき、それゆえ核スピン撮像としても知られる。NMRの語は磁気共鳴またはMRの語の同義語である。略語のMRSは磁気共鳴分光法を表す。MRシステムは、通常、例えば静的、好ましくは均質な磁場Bを発生させるように設計および/または設定された円筒形コイル配列を備えるとともに、前記磁場Bが円筒形コイル配列の軸に沿って配向される磁石、特に超伝導磁石を具備する。磁石の中央開口内には、高周波数コイル配列と物理的な相互作用を行うために検査対象の媒体、特に人または身体部位、例えば人の頭部がMR検査の間に配置される受容空間を包囲する高周波数コイル配列が設けられる。高周波数コイル配列は、送信と受信の両方のために、あるいは専用の送信または受信のコイル配列として設計される。動作原理についての以下の記載では、個別的な核スピンに言及する。これは、機械的な量子プロセスについての従来の説明に相当する。検査対象の媒体を磁場Bに露出させることにより、媒体の原子核の核スピンが磁場Bの方向に整列される、つまり磁場Bの方向での縦磁化を受ける。高周波数コイル配列によって、検査対象の媒体がさらされる時間制限のある高周波数電磁交番磁界の形で高周波数励起パルスが発生し、これにより検査対象の媒体の特定の原子核が、高周波交番電磁場によって励起される。この目的のため、高周波数電磁交番磁界は、励起される原子核のラーモア周波数fと共鳴する周波数を有する。ラーモア周波数fは以下の式により求められる。
=(γB)/2π
上式で、γは所与の核種について一定である磁気回転定数である。Bは静的磁場である。
原子核の励起は、核スピンの磁化が偏向されること、すなわちB磁場の方向、すなわち平衡位置から傾くことを意味する。ゆえに、核スピンの縦磁化が、B磁場の磁場方向を中心に歳差運動が行われる横磁化に少なくとも部分的に変換される。このプロセスでは、核スピンがそのラーモア周波数で歳差運動を行う。歳差運動による横磁化は、複合的な高周波数送受信コイル配列または専用の高周波数受信コイル配列において高周波数AC電圧を最終的に誘導し、その周波数は特に、観察または検出される励起原子核のラーモア周波数に対応する。ここで、誘導AC電圧の振幅は横磁化の強度を指す。MRIは、横磁化および/または共鳴スペクトルの空間分布の断面画像を作成および表示することに関連する。この目的のため、検査対象の媒体の特定の空間区分へ従来のNMR信号を割り当てること、つまり空間コーディングを実施することが必要である。MRIでは、B磁場磁石の孔に配置される勾配コイルにより発生され、かつ時間変化する磁気勾配磁場を利用して、これが行われる。
従来のMRIにおいて、撮像はH核、つまり水素原子核の検出に基づく。医療用MRI撮像は通常、約0.1から3.0Tの範囲のBで実施される。しかしながら、特に研究では、より高い磁場強度がますます使用されている。B≧7Tで機能するいわゆる超高磁場MRI、または短縮形ではUHF MRIによれば、H核に加えて他の原子核、いわゆるX核が効率的に検出されうる。ここで、「X」は、Hを除く核スピンを伴う何らかの原子核を表す。X核の例には、特に、生理学的プロセスで重要な役割を果たす31P核および23Na核などの核が含まれる。X核は、H核と比較してはるかに低いその濃度とその物理特性ゆえに、通常は、H核よりはるかに弱い信号を提供し、この信号は陽子信号とも呼ばれる。しかしながら、UHF MRIでは、比較的高い信号ノイズ比、比較的高い位相コントラスト、そして比較的高いスペクトル分解能が、特にX核について実現されうる。
それゆえ、いわゆるH/X核の用途に適した、つまり異なる原子核を励起および/または検出するか、もしくは観察することが可能である高周波数コイル配列を作成することに労力が傾注されている。ゆえに、コイル配列は、H核と少なくとも1つのX核の両方に対して高感度でなければならない。具体的には、コイル配列は、一方ではH核のラーモア周波数fと共鳴する高周波数電磁交番磁界を、そして他方では、選択された様々なX核のラーモア周波数fと共鳴する高周波数電磁交番磁界を放射または受信することが可能でなければならない。そしてコイル配列は二重調整、すなわち2つの共鳴周波数に調整され、および/または二重共鳴に調整される。
アンテナまたはアンテナを備えるコイル配列を特定の周波数に調整する多様な手法が、長年にわたって知られている。
例えば、特許文献1は、遮断回路により電気的長さが変化する2バンドダイポールアンテナと二重共鳴ダイポールアンテナとを開示している。ダイポールアンテナは、遮断要素の間の定在波を制限することにより二重共鳴を発生させる。対照的に、ダイポールアンテナの全長は、本来の定在波電流を発生させる。ゆえに、より高い共鳴は物理的な導体構造の一部分のみを使用する。例えば、X核の検出に使用ために必要とされるダイポールアンテナの長さは、B=7Tでの31P核については約125cmで、B=7Tでの23Na核については約187cmである。H核の検出における単周波数ダイポールまたは単極アンテナ構成の使用は、非特許文献1と非特許文献2とに記されている。ここで、必要とされるダイポールアンテナの長さは、例えば、B=7TでのH核については約50cm、あるいはB=9.4TでのH核についての約37cmである。この長さは頭部検査に適した寸法に近く、導体ループのアレイに比較して、より大きい侵入深さおよびより対称的なMRI関連の磁場成分パターンが得られる。しかしながら、X原子核の検出には比較的長い長さが必要なため、以前より周知の2バンドダイポールアンテナは、例えば頭部MRI検査での使用には適していない。
さらに、いわゆるボリュームコイルを具備するか、これからなるコイル配列が知られている。ボリュームコイルの一例は、アルダーマン・グラントコイルである。これは、非特許文献3に記載されている。これは、比較的均質な磁場を発生させることが可能であって高い磁場強度に充分適している。アルダーマン・グラントコイルは、端部リングにより端部で各々が接続される2本または4本のロッドから成る。その作動原理は対称ストリップラインの使用に基づき、「スロット管型共鳴器」(Schneider and Dullenkopf,1977年)の概念に由来する。ボリュームコイルの別の例は、いわゆるバードケージコイル、特に4から8脚のバードケージコイルであって、これはリングとバーも含みうる。
例えば、非特許文献4と非特許文献5の各々には、物理的に隔離された2個のバードケージコイルによる同心配列が記載されている。ここで、一方のバードケージコイルはH核共鳴周波数に調整されて、他方のバードケージコイルはX核共鳴周波数に調整される。しかしながら、これらのコイル配列は、単周波数の実行例と比較すると上方の共鳴周波数について大きく低下した信号ノイズ比を有するという短所を有する。
二重共鳴または二重調整バードケージコイルも知られている。例えば、非特許文献6と非特許文献7の各々には、二重共鳴バードケージコイル、より具体的には、端部リングを2倍にすることにより形成される4リングバードケージコイルが記載されている。別の二重共鳴バードケージコイルが非特許文献8に記載されている。後者のバードケージコイルでは、交互に、つまり1つおきのロッドごとにH遮断回路が置かれている。
上述した二重共鳴バードケージコイルがMRI、とりわけRF MRIに使用される場合、2つの共鳴周波数への調整、とりわけ微調整をするための静電容量値は非常に小さい。これは、バードケージコイルのインダクタンス値が高いことが一因である。例えば、直径26cmで長さ20cmの8段高パスバードケージコイルは、2pFの静電容量を必要とする。同じ直径および長さの16段低パスバードケージコイルは、0.36pFの静電容量を必要とする。300MHzでは、調整に必要とされる静電容量はおよそ0.5pFである。上述した静電容量値は、共通の浮遊静電容量および/または寄生静電容量の範囲内にある。バードケージコイルの静電容量についての計算方法は、非特許文献9に記載されている。ゆえに、従来周知の二重共鳴バードケージコイルの調整は極めて困難である。
また、特許文献2には、複合型MRI/温熱療法システムで使用されるコイル配列が開示されている。このコイル配列は、接続要素により相互接続された複数のダイポールアンテナを有するダイポールアンテナ構成を具備する。これに関して、接続要素は、電気的接続状態から電気的切断状態へ、またその逆に転換されるように構成される。具体的には、接続要素は、制御器により提供される適切な制御信号を印加することにより切り替えられるトランジスタを具備するトランジスタ回路として設計される。接続要素の電気的接続状態で、ダイポールアンテナはコイル配列の円筒形ボリュームコイルの一部を形成する。2つの状態の間での接続要素の切り替えにより、MRI励起エネルギーとハイパーサーミアエネルギーのいずれかがコイル配列によって提供されうる。より具体的には、ボリュームコイルは陽子撮像に使用され、一方でダイポールアンテナが温熱励起に使用される。特許文献2のコイル配列では、電気的接続状態と電気的切断状態との間での接続要素の切り替えは、特に付加的な制御システムが設けられなければならないので、比較的高費用である。
米国特許第2,229,865号明細書 米国特許第5,462,055号明細書
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上述した背景に対して、本発明は、調整が可能であって従来周知のコイル配列と比較してわずかな力で作動するように設計される、冒頭に言及されたタイプのコイル配列を提供するという課題に基づく。
本発明によれば、上述した課題は、接続要素が接続要素遮断回路を含み、接続要素遮断回路が、接続要素遮断回路の遮断周波数に対応する周波数を有する高周波数AC電圧がコイル配列に印加された際に自動的に遮断するようになっている上述したタイプのコイルシステムによって解決される。この事例では、遮断周波数の高周波数AC電圧がコイル配列に印加される限り、接続要素遮断回路が遮断を行う。前記高周波数AC電圧は、コイル配列に誘導される高周波数AC電圧でもありうる。
したがって、本発明は、接続要素遮断回路を有するとともに接続要素遮断回路が自身の遮断周波数に対応する周波数を持つ高周波数AC電圧がコイル配列に印加された際に自動的に遮断を行うが、その他では遮断を行わないか、少なくとも完全な遮断を行わない接続要素遮断回路を備えるコイル配列の接続要素を提供するという考察に基づく。ここで、遮断周波数は、当該の接続要素遮断回路を通過できない周波数である。接続要素遮断回路が遮断を行う時に、接続要素は電気的切断状態にあり、これはダイポールアンテナが互いから電気的に切断されることを意味する。接続要素が電気的接続状態にあるボリュームコイルおよび/または導体ループ構成は、接続要素遮断回路が遮断され、いわば特に互いに独立して機能および/または作動する個別ダイポールアンテナに分離される。コイルは、少なくとも1つの導体ループを具備する、すなわち最も単純な事例では1つの導体ループである。導体ループ構成は、特に平坦である場合には、例えば脊椎の検査に使用されうる。平坦導体ループ構成を備えるコイル配列は表面コイル配列と呼ばれることもある。ボリュームコイルは、特にアルダーマン・グラントまたはバードケージコイルでありうる。本発明によるコイル配列が、接続要素遮断回路を使用して、自動的に、すなわち周波数に依存して、ダイポールアンテナを電気的に接続または切断するという事実ゆえによって、本発明によるコイル配列は、以前より周知のコイル配列と比較してわずかな労力で調整されて作動し、接続要素遮断回路のいかなる制御も必要としない。時間領域で接続を形成または分断する能動スイッチとは対照的に、周波数選択的な遮断回路の使用により、この明細書に記載のコイル配列は、ケルン・オーバーハウザー効果を使用するいわゆる分離実験に使用されうるので有利である。
本発明の一実施形態によれば、コイル配列は、ダイポールアンテナが、接続要素が電気的切断状態にあるときに、特に遮断周波数に対応する第1の周波数を有する高周波の電磁交番磁界を放射および/または受信できるとともに、接続要素の電気的接続状態をもたらすボリュームコイルおよび/または接続要素の電気的接続状態をもたらす導体ループ構成の各導体ループが、第1の周波数とは異なる第2の周波数を有する高周波の電磁交番磁界を放射および/または受信することができるように設計されている。特に、その際には二重調整コイル配列が存在する。本発明によるコイル配列は、特に高磁場MRIにおいて、先行技術から周知の静電容量値よりも著しく大きく、ゆえに著しく実現可能である第1および第2放射周波数の微調整のための静電容量値を持つコンデンサを使用することを可能にする。加えて、実現が著しく容易であるインダクタンス値を持つコイルが使用されうる。第1周波数はH核共鳴周波数であり、これは、ダイポールアンテナにより放射および/または受信される高周波数電磁交番磁界、および/またはコイル配列に誘導される対応の高周波数AC電圧が、あるB磁場のためのH核のラーモア周波数と共鳴することを意味する。この場合、接続要素遮断回路の間と個々のダイポールアンテナ内には、それぞれH撮像のための定在波が形成される。第2周波数はX核共鳴周波数、特に31P核共鳴周波数または23Na核共鳴周波数でありうる。これは、ボリュームコイルまたは導体ループ構成の各導体ループにより放射および/または受信される高周波数電磁交番磁界、および/またはコイル配列に誘導される対応の高周波数AC電圧が、特定のB磁場のための特定のX核のラーモア周波数と共鳴することを意味する。ゆえに、X核共鳴周波数はX核のラーモア周波数に対応する。ゆえに、導体ループの各々はX核共鳴周波数のためのアンテナとして作用する。コイル配列によって、2つの共鳴周波数のための異なる電気的構成が、ダイポールアンテナを電気的に分離または接続することにより提供され、その両者がMRI検査に有利に使用される。本発明によるコイル配列は、重大な損失を伴わずに2個のMRIコアに対して高感度であり、損失の多いコンポーネントの使用を特に必要としない。したがって、以前より周知のコイル配列と比較して、このコイル配列は、単周波数構成に匹敵しうる高感度を示し、それゆえに両方の共鳴周波数、すなわち両方のコアからの記録に対して、高い信号対ノイズ比、SNRおよび効率を示す。接続要素遮断回路は好ましくは、いわゆるH接続要素遮断回路、短縮するとH遮断回路であり、その遮断周波数はH核共鳴周波数に対応する。
一般に、X核については、より多くのダイポールアンテナが使用されると均質性が向上する。しかしながら、ダイポールアンテナの数は、特定の数を超えるとH動作でのダイポールアンテナの結合が強くなり過ぎて有用ではないという事実により制限される。4から8の数、特に4または8個のダイポールアンテナが有利であることが判明している。
ダイポールアンテナがそれぞれロッド形状ベース要素を備えていると有利であり、その軸方向両端部に、それぞれ導体経路セグメントが、特にリングセグメントの形態で隣接する。ロッド形状ベース要素の軸方向端部は、特に導体経路セグメントの中央に隣接する。好ましくは、ダイポールアンテナの導体経路セグメントはそれぞれ同じサイズである。リングセグメント状の導体経路セグメントの場合、これらは特に同じ弧長を有する。ダイポールアンテナのロッド形状ベース要素は、少なくとも実質的に互いに平行に配置されうる。便宜上、ダイポールアンテナのロッド形状ベース要素は、ボリュームコイルの円周方向またはまたは導体ループ構成の長手方向に互いに等間隔をおいて配置されている。ダイポールアンテナのロッド形状ベース要素の長さ、ボリュームコイルの高さまたは導体ループ構成の幅は、特に人の頭部の検査においては、25~30cmの範囲内、特に25または28cmとなっている。好ましくは、ダイポールアンテナの長さは接続要素遮断周波数に整合される。集中コンポーネントを導入することなどによりダイポールアンテナの物理的長さを変化させるための方策は当業者に周知であり、とりわけ、G. Janzen, "Kurze Antennen. Entwurf und Berechnung verkurzter Sende- und Empfangsantennen," (Kosmos Verlags GmbH, June 1989, ISBN: 978-3440054697)に記載されている。
さらなる実施形態によれば、ダイポールアンテナの導体経路セグメントは、接続要素を介して互いに接続されて2本の導体経路、特に2本の閉じた環状導体経路を形成する。特に、リング状に閉じた2本の導体経路の場合、各導体経路あたりの接続要素の数はダイポールアンテナの数に対応しうる。特に、平坦導体ループ構成の場合、各導体経路あたりの接続要素の数は、好ましくはダイポールアンテナの数より1つ少ない。環状に閉じた導体経路またはボリュームコイルの直径は、特に人の頭部の測定については、25~30cmの範囲内、特に26cmである。
さらに有利な実施形態によれば、接続要素遮断回路のうち少なくとも1つは、並列に接続された接続要素コイルおよび接続要素コンデンサを具備する。接続要素コイルは、好ましくは38~41nHの範囲、特に好ましくは39~40nHの範囲、特に39nHまたは40nHのインダクタンスを有する。接続要素コンデンサは、好ましくは6~8pFの範囲、特に6.8pFの静電容量を有する。少なくとも1つの接続要素は、接続要素遮断回路と直列に接続された第2接続要素コンデンサを具備しうる。第2接続要素コンデンサは、好ましくは5~50pFの範囲、より好ましくは8.2~40pFの範囲、特に8.2pFまたは40pFの静電容量を有する。便宜上、第2接続要素コンデンサは、コイル配列を第2周波数に調整、特に微調整するのに適した静電容量を有するように設計される。上述した大きさの第2接続要素コンデンサの静電容量値は実現が容易であり、これは、比較的わずかな労力でコイル配列が調整されうるという事実に寄与する。上述した静電容量値およびインダクタンス値は、7Tの磁場Bを発生させるように構成される磁石を具備するMRシステムの一部としてコイル配列を使用する際に、特に有利である。
好適な実施形態では、ダイポールアンテナのロッド形状ベース要素が、それぞれのダイポールアンテナ2つの極を形成するように中央で分離される。ダイポールアンテナの棒状のベース要素が、それぞれAC電源および/または走査装置に接続するための接合装置を備えており、接合装置が、ダイポールアンテナの2つの極に接続された電気接合要素を備えていると、有利である。好ましくは、ロッド形状ベース要素の各々がその中央部に接合装置を備える。それぞれH核共鳴周波数を持つ高周波数電磁交番磁界をダイポールアンテナに放射させるために、各事例において接合装置の電気接合要素を介してH核信号が供給され、特に、H核共鳴周波数に好ましくは対応する周波数を持つ高周波数AC電圧が当該のダイポールアンテナに供給されうる。供給される高周波数AC電圧の周波数が接続要素遮断回路の遮断周波数に対応する場合には、供給される高周波数AC電圧に対応するAC電流が、当該のダイポールアンテナで絶縁される。コイル配列に誘導された高周波数AC電圧も、それぞれ接合装置の電気接合要素を介して分岐および/または受信されうる。
コイル配列が、H核信号および/またはX核信号の供給および/またはタップが、少なくとも1つの接合装置、特にすべての接合装置の電気接合要素を介して起こり得るように設計されうる。ここで、「H核信号」の語は、H核共鳴周波数に対応する周波数を有し、かつコイル配列へ供給される高周波数AC電圧と、特にH核共鳴周波数に対応する周波数を有しかつ励起H核によりコイル配列に誘導されてコイル配列でタップ(分岐)される高周波数AC電圧の両方を含む。「X核信号」の語は、H核共鳴周波数とは異なるとともに好ましくはX核共鳴周波数に対応する周波数を有し、かつコイル配列へ供給される高周波数AC電圧と、特にX核共鳴周波数に対応する周波数を有し、かつ励起X核によりコイル配列に誘導されてコイル配列で分岐される高周波数AC電圧の両方を含む。
4チャネルおよび/または2チャネル直交モードで動作するようにコイル配列が設計されていると、有利である。4チャネル直交モードでは、X核信号またはH核信号が4個の接合装置において供給/分岐されるが、2チャネル直交モードでは、X核信号またはH核信号が2個の接合装置において供給/分岐される。直交動作は、円形偏光磁場の発生を可能にする。円形偏光磁場を発生させることにより、必要とされる送信出力が低下し、線形偏光磁場と比較して受信SNRが上昇する。
好適な実施形態によれば、コイル配列は、X核信号の供給および/またはタップが、合計4つの接合装置のうちの2つの隣接する、特にボリュームコイルの周方向に隣接する2つの対をなす接合装置の電気的接合要素を介して行われるように設計される。コイル配列は、接続要素の電気的接続状態をもたらすボリュームコイルおよび/または導体ループ構成が、2つの隣接する接合デバイスを介して、1H核共鳴周波数とは異なるとともに、好ましくは、ボリュームコイルまたは導体ループ構成の各導体ループに、X核共鳴周波数を持つ高周波の電磁交番磁界を放射するためのX核共鳴周波数に対応している高周波数AC電圧を使用した直交モードで給電できるように設計されうる。この場合、隣接する2個の接合装置が90度位相の異なる信号で駆動されうる。MRIでは「4ポートドライブ」として知られているとともに、円形偏光磁場分布の発生も可能にする4個の接合装置へ供給する場合、供給信号の間の位相関係は好ましくは0‐90‐180‐270度である。
導体ループ構成が接続要素の電気的接続状態となった場合に、H核信号および/またはX核信号の供給および/または分岐が2本の導体経路の自由端部でも行われる。
ダイポールコンデンサが2つの極の間でダイポールアンテナの中央に設けることができ、このダイポールコンデンサは特に接合要素の一部になる。「ダイポールコンデンサ」という語はここでは他のコンデンサからこれを区別するためのみに使用され、接頭語「ダイポール」は機能上の意味を有していない。ダイポールコンデンサは好ましくは0pFの静電容量を有する。特に、接続された送信回線へのインピーダンス整合の改良を達成するため、ダイポールコンデンサは0pFから外れた静電容量値も有しうる。便宜上、ダイポールコンデンサは、コイル配列を第1周波数に調整、特に微調整するのに適した静電容量を有するように設計される。
さらなる実施形態によれば、結合要素、特にダイポールアンテナの2つの極に電気的に接続されてブリッジするダイポールコンデンサと並列に接続される結合要素が設けられる。ここで、結合要素は、電気的接続状態から電気的切断状態に、およびその逆に移行するように設計される。結合要素は、好ましくは接合装置の一部となる。好ましくは、結合要素は結合要素遮断回路を含み、結合要素遮断回路は、自身の遮断周波数に対応する周波数の高周波AC電圧が、コイル配列、特に対応するダイポールアンテナの接合装置の電気接合要素に印可または誘導された際に自動的に遮断するようになっている。ここで、結合要素遮断回路の遮断周波数は特に第1周波数に対応する。接続要素遮断回路と結合要素遮断回路との遮断周波数は、好ましくは一致する。遮断周波数の高周波数AC電圧がコイル配列に印加される限り、結合要素遮断回路は遮断を行う。
結合要素遮断回路のうち少なくとも1つが、並列に接続される結合要素コイルおよび結合要素コンデンサを具備すると、有利である。ここで、結合要素コイルは、好ましくは38~41nHの範囲、特に好ましくは39~40nHの範囲、特に39nHまたは40nHのインダクタンスを有する。結合要素コンデンサは、好ましくは6~8pFの範囲、特に6.8pFの静電容量を有する。少なくとも1つの結合要素は、結合要素の結合要素遮断回路と直列に接続された第2の結合要素コンデンサを具備しうる。好ましくは、第2結合要素コンデンサは、20~110pFの範囲、より好ましくは33~100pFの範囲、特に33pF、95pFまたは100pFの静電容量を有する。便宜上、第2結合要素コンデンサは、コイル配列を第2の周波数に調整、特に微調整し、および/または第2周波数で短絡を起こすために適した静電容量を有するように設計される。上述した規模程度の結合要素コンデンサおよび第2結合要素コンデンサの静電容量値は容易に実現可能であり、これは比較的わずかな労力でコイル配列が調整されうるという事実に寄与する。7TのB磁場を発生させるように構成される磁石を含むMRシステムの一部としてコイル配列を使用する時には、上述した静電容量値およびインダクタンス値が特に有利である。
本発明のさらなる実施形態は、少なくとも1つのダイポールアンテナのロッド形状ベース要素の軸方向両端部が、それぞれ接合点コンデンサを介してダイポールアンテナの導体経路セグメントに接続されることを特徴とする。接合点コンデンサは、好ましくは10~40pFの範囲、特に好ましくは18~32pFの範囲、特に18pFまたは32pFの静電容量を有する。接合点コンデンサが、コイル配列を第2周波数に調整、特に微調整するために適した静電容量を有するように設計されていると、有利である。ゆえに接合点コンデンサでは、好ましくは調整のために設けられる他のコンデンサが境界条件によりすでに決定されている場合には、特に、さらなる調整自由度が得られる。
好ましくは、コイル配列は、特に、第2接続要素コンデンサおよび/または第2結合要素コンデンサおよび/またはダイポールコンデンサおよび/または接合点コンデンサによって、接続要素、特に結合要素が電気的切断状態である各ダイポールアンテナがH核共鳴周波数を持つ高周波数電磁交番磁界を放射および/または受信することができ、接続要素、特に結合要素の電気的接続状態をもたらすボリュームコイル、および/または接続要素、特に結合要素の電気的接続状態をもたらす導体ループ構成の各導体ループが、X核共鳴周波数を持つ高周波数電磁交番磁界を放射および/または受信できるように調整される。
下の表1は、B=7TでのH/31P調整のための接合装置の電気コンポーネントの有利な静電容量およびインダクタンス値を挙げている。B=7TでのH/23Na調整のための対応の静電容量およびインダクタンス値が、各々の後にカッコ内で挙げられている。ここで、H/31P調整は、B=7TでのX核共鳴周波数としての300MHzのH核共鳴周波数と120MHzの31P核共鳴周波数への調整を表す。対応してH/23Na調整は、B=7TでのX核共鳴周波数としての300MHzのH核共鳴周波数と78.82MHzの23Na核共鳴周波数への調整を表す。
Figure 2022521611000002
ダイポールアンテナ構成が4個のダイポールアンテナを具備する場合には、隣接する2個のダイポールアンテナ、特にボリュームコイルの周方向に隣接する2個のダイポールアンテナの接合装置の結合要素の第2結合要素コンデンサの各々が、特に33pFの同等な静電容量を有し、残る2個のダイポールアンテナの第2結合要素コンデンサが、同様に、B=7Tでは、特にH/31P調整については好ましくは100pFの同等な静電容量を有し、あるいは特にH/23Na調整については95pFの同等な静電容量を有する。好ましくは、33pFの静電容量を有する結合要素コンデンサを持つ2個の接合装置は、X核信号の供給/分岐には使用されない2個の接合装置である。
下の表2は、上に記載されたH/31P調整について、またカッコ内には上に記載されたH/23Na調整について、接続要素の電気コンポーネントの有利な静電容量値およびインダクタンス値をそれぞれ挙げている。
Figure 2022521611000003
接合点コンデンサは、それぞれH/31P調整のための18pFの静電容量と、H/23Na調整のための32pFの静電容量とを有しうる。
導体ループ構成が、接続要素、特に結合要素の電気的接続状態をもたらす場合、導体ループ構成の各導体ループは、少なくとも2つの隣接するダイポールアンテナの一部によって形成されうる。導体ループ構成は、好ましくは、幾つかの導体ループ、特に3個の導体ループを具備する。ダイポールアンテナの少なくとも一部、特に、存在する場合には少なくともそのロッド形状ベース要素、そして好ましくは、存在する場合にその2個の接合点コンデンサは、隣接する2個の導体ループの一部を形成しうる。この場合、2個の導体ループが、ダイポールアンテナの少なくとも一部、特に、存在する場合にはロッド形状ベース要素および2個の接合点コンデンサを実際的には「共有する」。ダイポールアンテナの少なくとも一部が隣接する2個の導体ループの一部を形成する場合には、接続要素コンデンサおよび/または第2接続要素コンデンサおよび/または結合要素コンデンサおよび/または第2結合要素コンデンサおよび/またはダイポールコンデンサおよび/または接合点コンデンサおよび/または導体ループ構成内の他のコンデンサの静電容量値は、好ましくは、隣接する導体ループが好ましくは容量的に分離されるように選択される。隣接する導体ループを分離するために必要とされる静電容量値の決定は、A.L.Perrier,D.Grenier,N.Ravel,P.Litaudon,O.Beufによる論文"Capacitive approach to restore decoupling between channels for four-element MR coil array," ELECTRONICS LETTERS, June 20, 2013, Vol. 49, No. 13.に記載されている。
本発明によるコイル配列は、UHF MRIシステムにおける送信機コイルおよび/または受信機コイルとしての使用に適している可能性があることが理解される。
本発明によれば、上述した課題は、上述した本発明によるコイル配列を備えるMRシステム、特にMRI、好ましくは高磁場/超高磁場MRIおよび/またはMRS、好ましくは高磁場/超高磁場MRSシステムによって解決される。
MRシステムは、好ましくは、静的で、好ましくは均質な磁場B0、好ましくは7Tの磁場Bを発生させるように設計される磁石、特に超伝導磁石を備えている。コイル配列は磁石の中央開口部内に設置されうる。コイル配列は、検査対象の媒体がMR検査中に配置されるか配置されうる受容空間を包囲しうる。
さらに、本発明は、磁気共鳴画像法、特に高磁場/超高磁場磁気共鳴画像法、および/または磁気共鳴分光法、特に高磁場/超高磁場磁気共鳴分光法における高周波送信機コイルおよび/または受信機コイルとして磁気共鳴撮像、特に高磁場/超高磁場磁気共鳴撮像、および/または、磁気共鳴分光法、特に高磁場/超高磁場磁気共鳴分光法における高周波数送信器および/または受信コイルとしての、上述した本発明によるコイル配列の使用に関する。
本発明のさらなる特徴および利点は、添付図面を参照した本発明によるコイル配列の実施形態についての以下の記載から明白になるだろう。
本発明の実施形態によるコイル配列の概略斜視図である。 ダイポールアンテナが別々に示されている図1のコイル配列の一種の分解図である。 図1のコイル配列の回路図である。 本発明によるコイル配列が調整される2つの共鳴周波数を図示する入力反射係数の周波数スペクトラムである。 300MHzのH核共鳴周波数での簡易調整8チャネルループ構成の安全送信効率と比較された、本発明によるコイル配列の安全送信効率のグラフィック表示である。 120MHzの31P核共鳴周波数での単調整バードケージコイルの安全送信効率と比較された、本発明のコイル配列の安全送信効率のグラフィック表示である。
図1は、本発明の実施形態によるコイル配列1の概略図を示す。コイル配列1は、8個の接続要素3a-hにより相互接続される4個のダイポールアンテナ2a-dを有するダイポールアンテナ構成2を備えている。図2は、ダイポールアンテナ2a-dが別々に示されたコイル配列1の一種の分解図を示す。接続要素3a-hは、電気的接続状態から電気的切断状態へ、またはその逆に移行するように設計されている。この構成は、接続要素3a-hが電気的接続状態にあるダイポールアンテナ2a-dが、円筒形のボリュームコイルを形成するように認識可能に設けられる。
接続要素3a-hの各々は、接続要素遮断回路4a-hを含み、接続要素遮断回路4a-hは自身の遮断周波数に対応する周波数を有する高周波数AC電圧がコイル配列1に印加および/または誘導された時に自動的に遮断を行う。これは、図3に示されているコイル配列1の回路図に見られる。接続要素遮断回路4a-hは、それぞれ並列接続される接続要素コイル5a-hおよび接続要素コンデンサ6a-hを備えている。加えて、各接続要素3a-hは、接続要素遮断回路4a-hと直列接続される第2接続要素コンデンサ7a-hを含む。
ダイポールアンテナ2a-dは、それぞれロッド形状ベース要素8a-dを有し、その軸方向両端部において、リングセグメント状の導体経路セグメント9a-hにそれぞれ隣接している。ロッド形状ベース要素8a-dの軸方向両端部は、接合点コンデンサ10a-hを介して該当する導体経路セグメント9a-hの中央に隣接している。ダイポールアンテナ2a-dのロッド形状ベース要素8a-dは、互いに平行になるとともにボリュームコイルの周方向に互いに等間隔になるように配置されている。導体ループセグメント9a-hは同じサイズであり、より正確には同じ弧長を有する。また、リングセグメント状の導体経路セグメント9a-hは接続要素3a-hを介して互いに接続されて、リング形状に閉じられた2つの導体経路9を形成する。ゆえに、各導体経路9には4個の接続要素3a-hが配置される。
ダイポールアンテナ2a-dのロッド形状ベース要素8a-dは、それぞれのダイポールアンテナ2a-dの2つの極を形成するように中央で分離されている。加えて、ロッド形状ベース要素8a-dは、それぞれ図示しないAC電源および受信装置への接続のための接合装置11a-dをその中央部に備えている。接合装置11a-dは、ダイポールアンテナ2a-dの2つの極に接続された電気接合要素12a-dを備えている。さらに、接合装置11a-dは、2つの極の間でダイポールアンテナ2a-dの中央に設けられるダイポールコンデンサ13a-dを備えている。さらに、接合装置11a-dは、ダイポールアンテナ2a-dの2つの極に電気的に接続されてこれらをブリッジするダイポールコンデンサ13a-dと並列に接続される結合要素14a-dを備えている。合計4個の結合要素14a-dは、それぞれ電気的接続状態から電気的切断状態へ、またはその逆に移行するように設計されている。この目的のため、結合要素14a-dは、それぞれ並列に接続された結合要素コイル16a-dおよび結合要素コンデンサ17a-dを有する結合要素遮断回路15a-dを含む。結合要素遮断回路15a-dの遮断周波数に対応する周波数を有する高周波数AC電圧がコイル配列1に印加および/または誘導された際に、結合要素遮断回路15a-dが自動的に遮断を行う。さらに、各結合要素14a-dは、結合要素遮断回路15a-dと直列接続される第2結合要素コンデンサ18a-dを含む。
結合要素3a-hの電気的接続状態をもたらす円筒形ボリュームコイルは、2個の端部リング、ここではリング形状の閉じた導体経路9と、4個のウェブ、ここではダイポールアンテナ2a-dのロッド形状ベース要素8a-dとを備えるアルダーマン・グラントタイプのボリュームコイルである。コイル配列1はこの事例では長さが28cmであり、この事例では26cmの直径を有する。図1および2は、コイル配列1の中に球形ファントム19を示している。これは、検査対象の身体部位、特に検査対象の人間または動物の頭部を表す。
以下の表3には、4個の接合装置11a-dの電気コンポーネントが再び簡潔に記載され、その値が挙げられている。
Figure 2022521611000004
以下の表4には、8個の接続要素3a-hの電気コンポーネントが再び簡潔に説明されてその値が挙げられている。
Figure 2022521611000005
図4は、本発明によるコイル配列1の入力反射係数の周波数スペクトルを示し、これは上記の表に挙げられた静電容量およびインダクタンス値により調整されている。接合点コンデンサ10a-hと、特に接続要素コイル5a-hおよび結合要素コイル16a-dも、調整に寄与する。この場合、接合点コンデンサ10a-hの静電容量はそれぞれ18pFである。コイルシステムはB=7Tで二重調整され、すなわち300MHzのH核共鳴周波数と、X核共鳴周波数すなわち120MHzの31P核共鳴周波数とに調整される。
上述したような形で二重調整される本発明によるコイル配列1がB=7TのMRIシステムに使用される際には、各ダイポールアンテナ2a-dには、MRIシステムの第1動作モードにおいて、接合装置11a-dの電気接合要素12a-dを介して高周波数AC電圧が印可される。ここで、4個の接合装置11a-dに印加される供給信号の間の位相関係は、例えば0‐90‐180‐270度でありうる。高周波数AC電圧の周波数は、接続要素遮断回路4a-hおよび結合要素遮断回路15a-dの共通遮断周波数に対応する。ここで、共通遮断周波数はH核共鳴周波数に対応する。それゆえ、接続要素遮断回路4a-hおよび結合要素遮断回路15a-dが自動的に遮断し、これにより接続要素3a-hおよび結合要素14a-dを電気的切断状態に移行させる。電気的切断状態で、各ダイポールアンテナ2a-dは、300MHzのH核共鳴周波数を持つ高周波数電磁交番磁界を放射する。その後、コイル配列1の励起されたH核により誘導された高周波数AC電圧が、接合装置11a-dで分岐される。
MRIシステムの第2動作モードでは、直交モードでボリュームコイルの周方向において互いに隣接する2個の接合装置11c、11dの電気接合要素12c、12dを介して、高周波数AC電圧がコイル配列1に印可され、接合装置11c、11dは90度だけ位相シフトした信号で駆動される。ここで、高周波数AC電圧の周波数は共通遮断周波数と異なる。ゆえに、接続要素3a-hと結合要素14a-dとは電気的接続状態にある。それゆえ、電気的接続状態をもたらすボリュームコイルは、120MHzの31P核共鳴周波数を持つ高周波数電磁交番磁界を放射する。その後、コイル配列1の励起31P核により誘導されるAC電圧が、接合装置11c、11dで分岐される。
上に記載された本発明によるコイル配列1が、MRIシステムで高周波数コイルとして使用された。
H核が励起された後に検出される事例において、被検者の頭部の電磁場分布が最初にシミュレーションされた。B=7Tであると、H核共鳴周波数とH核ラーモア周波数はそれぞれ300MHzであった。H核共鳴周波数のみに調整された8チャネルコイル配列を高周波数コイルとして使用する比較構成で、同じMRI解析が再び実施された。具体的には、比較構成で、被検者の頭部の周囲に8個の導体ループが置かれた。簡易調整による8チャネル構成では、H検査のための準最適比較測定が得られた。本発明によるコイル配列1と比較構成の両方を使用して結果的に得られたMRI断面画像が、マトリクス形式で図5に示されている。左の縦列には比較構成についての断面画像が、右の縦列には本発明によるコイル配列1の断面画像が挙げられている。上の横列は、矢状面での断面図を示しており、下の横列は前頭面または冠状面での断面図を示す。具体的には、両方のMRI検査の安全送信効率の比較が示されている。ここで、安全送信効率は、円形偏向無線周波数励起フィールドの振幅を最大比吸収率で割ったB /sqrt(SAR)として定義される。比較により、0.48μT/(W)1/2の平均値を持つ本発明によるコイル配列1を検査対象者の脳に使用する安全送信効率と、準最適と考えられうる0.51μT/√Wの平均値を持つ比較構成を使用する安全送信効率とは類似しているが、本発明によるコイル配列1は二重調整または二重共鳴コイル配列であることが分かる。これは損失がわずかに過ぎないことを指している。
加えて、31P核が励起された後に検出される、被検者の頭部での磁場分布のシミュレーションが行われた。B=7Tであると、31P核共鳴周波数と31P核ラーモア周波数はそれぞれ120MHzであった。31P核共鳴周波数のみに調整された高周波数コイルとしてバードケージコイルを使用する比較設定において、同じMRI解析が再び実施された。単調整バードケージコイルでは、31P検査についての準最適比較測定が行われた。本発明によるコイル配列1と比較構成の両方を使用して結果的に得られるMRI断面画像が、マトリックス形式で図6に示されている。右の縦列は本発明によるコイル配列1についての断面画像であって、左の縦列は比較構成についての断面画像である。上の横列は矢状面での断面図を示しており、下の横列は前頭面または冠状面での断面図を示す。提示されている両方のMRI検査の安全送信効率の比較から、1.09μT/(W)1/2の平均値を持つ本発明によるコイル配列1を被検者の脳に使用する時の安全送信効率と、準最適と考えられうる1.00μT/(W)1/2の平均値を持つ比較構成を使用する時の安全送信効率とが類似しているが、本発明によるコイル配列1は二重調整または二重共鳴コイル配列であることが分かる。これは、損失がわずかに過ぎないことを指している。
本発明によるコイル配列1の上述した実施形態では、接続要素3a-hと結合要素14a-dの電気的接続状態は、ボリュームコイルをもたらす。代替的実施形態では、ボリュームコイルの代わりに、平坦な導体ループ配置が得られ、これは、例えば、図3の実施形態と同様の平坦な構造を有するが、2つの接続要素3dおよび3hがない場合がある。この場合、導体ループ構成は、隣接する2個のダイポールアンテナ2a-dの少なくとも一部により各々が形成される3個の導体ループ20a-cを具備する。この例で、ダイポールアンテナ2bの一部分は、導体ループ20aの一部分と導体ループ20bの一部分の両方を形成する。また、ダイポールアンテナ2cの一部分は、導体ループ20bの一部分と導体ループ20cの一部分の両方を形成する。より具体的には、導体ループ20aは、ロッド形状ベース要素8aと、2個の接合点コンデンサ10aおよび10eと、ダイポールアンテナ2aの導体経路セグメント9aおよび9eの各々の半分と、ロッド形状ベース要素8bと、2個の接合点コンデンサ10bおよび10fと、ダイポールアンテナ2bの導体ループセグメント9bおよび9fの各々の半分とにより形成される。導体ループ20bは、ロッド形状ベース要素8bと、2個の接合点コンデンサ10bおよび10fと、ダイポールアンテナ2bの導体経路セグメント9bおよび9fの各々の半分と、ロッド形状ベース要素8cと、2個の接合点コンデンサ10cおよび10gと、ダイポールアンテナ2cの導体経路セグメント9cおよび9gの各々の半分とにより形成される。最後に、導体ループ20cは、ロッド形状ベース要素8cと、2個の接合点コンデンサ10cおよび10gと、ダイポールアンテナ2cの導体経路セグメント9cおよび9gの各々の半分と、ロッド形状ベース要素8dと、2個の接合点コンデンサ10dおよび10hと、ダイポールアンテナ2dの導体経路セグメント9dおよび9hの各々の半分とにより形成される。したがって、導体ループ20aおよび20bは、ダイポールアンテナ2bのロッド形状ベース要素8bと2個の接合点コンデンサ10bおよび10fとを「共有する」。導体ループ20bおよび20cは、ダイポールアンテナ2cのロッド形状ベース要素8cと2個の接合点コンデンサ10cおよび10gとを「共有する」。導体ループ構成内の全てのコンデンサの静電容量値は、隣接する導体ループ20a-cが好ましくは容量的に分離されるように選択される。
平坦導体ループ構成の場合、2個の導体ループ2は好ましくは直線状であってリング形状ではない。平坦導体ループ構成の場合、H核および/またはX核信号の供給および/または分岐は、接合装置11a-dの代替としての導体ループの自由端部21a-dを介して行われうる。平形導体ループ構成の場合、X核共鳴周波数を持つ高周波数電磁交番磁界の放射および/または受信は、個々の導体ループ20a-cを介して行われる。H核共鳴周波数を持つ高周波数電磁交番磁界の放射および/または受信は、個々のダイポールアンテナ2a-dを介して行われる。
1 コイル配列
2 ダイポールアンテナ構成
2a-d ダイポールアンテナ
3a-h 接続要素
4a-h 接続要素遮断回路
5a-h 接続要素コイル
6a-h 接続要素コンデンサ
7a-h 第2接続要素コンデンサ
8a-d ロッド形状ベース要素
9 導体経路
9a-h 導体経路セグメント
10a-h 接合点コンデンサ
11a-d 接合装置
12a-d 接合要素
13a-d ダイポールコンデンサ
14a-d 結合要素
15a-d 結合要素遮断回路
16a-d 結合要素コイル
17a-d 結合要素コンデンサ
18a-d 第2結合要素コンデンサ
19 ファントム
20a-c 導体ループ
21 自由端部

Claims (30)

  1. MRシステム、特にMRIおよび/またはMRSシステムにおいて送信機コイルおよび/または受信機コイルとして使用するためのコイル配列(1)であって、このコイル配列(1)は、電気的接続状態から電気的切断状態に、またはその逆に移行するように設計された接続要素(3a-h)を介して互いに接続された複数のダイポールアンテナ(2a-d)を有するダイポールアンテナ構成(2)を備えており、ダイポールアンテナ構成(2)は、接続要素(3a-h)が電気的接続状態にあるダイポールアンテナ(2a-d)が、好ましくは円筒形のボリュームコイルおよび/または少なくとも1つの導体ループ(20a-c)を含むコイル配列(1)の導体ループ構成、特に平坦導体ループ構成の少なくとも一部を形成するように作製されているコイル配列(1)において、接続要素(3a-h)は接続要素遮断回路(4a-h)を含み、接続要素遮断回路(4a-h)は、自身の遮断周波数に対応する周波数を有する高周波AC電圧がコイル配列(1)に印可されると自動的に遮断されることを特徴とするコイル配列(1)。
  2. 請求項1に記載のコイル配列(1)であって、コイル配列(1)は、ダイポールアンテナ(2a-d)が、接続要素(3a-h)が電気的切断状態にあるときに、特に遮断周波数に対応する第1の周波数を有する高周波の電磁交番磁界を放射および/または受信できるように設計されていることを特徴としており、さらに、結果として接続要素(3a-h)が電気的接続状態となっているボリュームコイルおよび/または結果として接続要素(3a-h)が電気的接続状態となっている導体ループ構成の各導体ループ(20a-c)が、前記第1の周波数とは異なる第2の周波数を有する高周波の電磁交番磁界を放射および/または受信することができることを特徴とするコイル配列(1)。
  3. 請求項2に記載のコイル配列(1)であって、前記第1の周波数がH核共鳴周波数であり、前記第2の周波数がX核共鳴周波数、特に31P核または23Na核共鳴周波数であることを特徴とするコイル配列(1)。
  4. 請求項1~3のうちのいずれか一項に記載のコイル配列(1)であって、ダイポールアンテナ(2a-d)がそれぞれロッド形状ベース要素(8a-d)を備え、ベース要素(8a-d)が、軸方向の両端部で導体経路セグメント(9a-h)、特にリングセグメントの形態の導体経路セグメント(9a-h)にそれぞれ隣接しており、ロッド形状ベース要素(8a-d)の軸方向両端部は、特にそれぞれの導体経路セグメント(9a-h)の中央に隣接し、 ダイポールアンテナ(2a-d)の導体経路セグメント(9a-h)は、好ましくは同じサイズであって、特に同じ弧長を有していることを特徴とするコイル配列(1)。
  5. 請求項4に記載のコイル配列(1)であって、ダイポールアンテナ(2a-d)のロッド形状ベース要素(8a-d)は、少なくとも実質的に互いに平行に配置されており、および/またはダイポールアンテナ(2a-d)のロッド形状ベース要素(8a-d)は、ボリュームコイルの円周方向または導体ループ構成の長手方向に互いに等間隔に配置されており、および/またはダイポールアンテナ(2a-d)のロッド形状ベース要素(8a-d)の長さ、ボリュームコイルの高さまたは導体ループ配列の幅が25~30cm、特に25~28cmとなっていることを特徴とするコイル配列(1)。
  6. 請求項4または5に記載のコイル配列(1)であって、ダイポールアンテナ(2a-d)の導体経路セグメント(9a-h)は、接続要素(3a-h)を介して互いに接続されて、2つの導体経路(9)、特に2つの環状に閉じた導体経路(9 )を形成し、1つの導体経路(9)あたりの接続要素(3a-h)の数は、ダイポールアンテナ(2a-d)の数よりも1つ少ないか、ダイポールアンテナの数(2a-d)に対応し、および/または環状に閉じた導体経路(9)またはボリュームコイルの直径は、25~30cmの範囲にあり、特に26cmであることを特徴とするコイル配列(1)。
  7. 請求項1~6のうちのいずれか一項に記載のコイル配列(1)であって、接続要素遮断回路(4a-h)の少なくとも1つは、並列に接続された接続要素コイル(5a-h)および接続要素コンデンサ(6a-h)を含み、接続要素コイル(5a-h)は、好ましくは38~41nHの範囲、特に好ましくは39~40nHの範囲、特に39nHまたは40nHのインダクタンスを有し、および/または接続要素コンデンサ( 6a-h)は、好ましくは6~8pFの範囲、特に6.8pFの静電容量を有することを特徴とするコイル配列(1)。
  8. 請求項7に記載のコイル配列(1)であって、少なくとも1つの接続要素(3a-h)は、接続要素遮断回路(4a-h)と直列に接続された第2の接続要素コンデンサ(7a-h)を備えており、第2の接続要素コンデンサ(7a-h)は、好ましくは5~50pFの範囲、特に好ましくは8.2~40pFの範囲、特に8.2pFまたは40pFの静電容量を有することを特徴とするコイル配列(1)。
  9. 請求項2または8に記載のコイル配列(1)であって、第2の接続要素コンデンサ(7a-h)は、コイル配列(1)を前記第2の周波数に調整、特に微調整するように、適切な静電容量を備えるように設計されていることを特徴とするコイル配列(1)。
  10. 請求項4~6のうちのいずれか一項、または請求項4に従属する場合には請求項7~9のうちのいずれか一項に記載のコイル配列(1)であって、ダイポールアンテナ(2a-d)のロッド形状ベース要素(8a-d)が、それぞれのダイポールアンテナ(2a-d)の2つの極を形成するように、好ましくはそれぞれ中央で分離されていることを特徴とするコイル配列(1)。
  11. 請求項10記載のコイル配列(1)であって、ダイポールアンテナ(2a-d)のロッド形状ベース要素(8a-d)は、それぞれAC電源および/または走査装置に接続するための接合装置(11a-d)を備えており、接合装置(11a-d)は、ダイポールアンテナ(2a-d)の2つの極に接続された電気接合要素(12a-d)を備えていることを特徴とするコイル配列(1)。
  12. 請求項3または11に記載のコイル配列(1)であって、コイル配列(1)が、H核信号および/またはX核信号の供給および/またはタップが、少なくとも1つの接合装置(11a-d)、特にすべての接合装置(11a-d)の電気接合要素(12a-d)を介して起こり得るように設計されていることを特徴とするコイル配列(1)。
  13. 請求項1~12のうちのいずれか一項に記載のコイル配列(1)であって、コイル配列(1)は、4チャネルおよび/または2チャネル直交モードで動作できるように設計されていることを特徴とするコイル配列(1)。
  14. 請求項12または請求項12に従属する請求項13に記載のコイル配列(1)であって、コイル配列(1)は、X核信号の供給および/またはタップが、合計4つの接合装置(11a-d)のうちの2つの隣接する、特にボリュームコイルの周方向に隣接する2つの対をなす接合装置(11a-d)の電気的接合要素(12a-d)を介して行われるように設計されていることを特徴とするコイル配列(1)。
  15. 請求項14に記載のコイル配列(1)であって、コイル配列(1)は、接続要素(3a-h)の電気的接続状態をもたらすボリュームコイルおよび/または導体ループ構成が、2つの隣接する接合装置(11a-d)を介して、高周波AC電圧を使用した直交モードで給電できるように設計されており、その周波数は1H核共鳴周波数とは異なり、好ましくは、ボリュームコイルまたは導体ループ構成の各導体ループ(20a-c)に、X核共鳴周波数を持つ高周波の電磁交番磁界を放射するためのX核共鳴周波数に対応していることを特徴とするコイル配列(1)。
  16. 請求項10~12のうちのいずれか一項、請求項10に従属する請求項13、または請求項14および15のうちのいずれか一項に記載のコイル配列(1)であって、ダイポールコンデンサ(13a-d)が、2つの極の間でダイポールアンテナ(2a-d)の中央に配置されており、ダイポールコンデンサ(13a-d)は、特に接合装置(11a-d)の一部分であり、ダイポールコンデンサ(13a-d)は、好ましくは0pFの静電容量を有していることを特徴とするコイル配列(1)。
  17. 請求項2または16に記載のコイル配列(1)であって、ダイポールコンデンサ(13a-d)は、コイル配列(1)を第1の周波数に調整する、特に微調整するために、適切な静電容量を有するように設計されていることを特徴とするコイル配列(1)。
  18. 請求項10~12のうちのいずれか一項、請求項10に従属する請求項13または請求項14~17のうちのいずれか一項に記載のコイル配列(1)であって、結合要素(14a-d)、特にダイポールアンテナ(2a-d)の2つの極に電気的に接続されてブリッジするダイポールコンデンサ(13a-d)と並列に接続されている結合要素(14a-d)を備えており、結合要素(14a-d)は、電気的接続状態から電気的切断状態に、およびその逆に移行するように設計されており、結合要素(14a-d)は、好ましくは接合装置(11a-d)の一部となっていることを特徴とするコイル配列(1)。
  19. 請求項18に記載のコイル配列(1)であって、結合要素(14a-d)は結合要素遮断回路(15a-d)を含み、結合要素(14a-d)は、結合要素遮断回路(15a-d)の遮断周波数に対応する周波数の高周波AC電圧が、コイル配列(1)、特に対応するダイポールアンテナ(2a-d)の接合装置(11a-d)の電気接合要素(12a-d)に印可された際に自動的に遮断するようになっており、結合要素遮断回路(15a-d)の遮断周波数が特に前記第1の周波数に対応していることを特徴とするコイル配列(1)。
  20. 請求項19に記載のコイル配列(1)であって、少なくとも1つの結合要素遮断回路(15a-d)は、並列に接続された結合要素コイル(16a-d)および結合要素コンデンサ(17a-d)を備え、結合要素コイル(16a-d)は、好ましくは38~41nHの範囲、特に好ましくは39~40nHの範囲、特に39nHまたは40nHのインダクタンスを有し、および/または結合要素コンデンサ( 17a-d)は、好ましくは、6~8pFの範囲、特に6.8pFの静電容量を有することを特徴とするコイル配列(1)。
  21. 請求項20に記載のコイル配列(1)であって、少なくとも1つの結合要素(14a-d)は、結合要素(14a-d)の結合要素遮断回路(15a-d)と直列に接続された第2の結合要素コンデンサ(18a-d)を備え、第2の結合要素コンデンサ(18a-d)は、好ましくは20~110pFの範囲、特に好ましくは33~100pFの範囲、特に33pF、95pFまたは100pFの容量を有することを特徴とするコイル配列(1)。
  22. 請求項2または請求項21に記載のコイル配列(1)であって、第2の結合要素コンデンサ(18a-d)は、コイル配列(1)を前記第2の周波数に調整し、特に微調整し、および/または前記第2の周波数で短絡を引き起こすために、適切な静電容量を有するように設計されていることを特徴とするコイル配列(1)。
  23. 請求項21または請求項22に記載のコイル配列(1)であって、ダイポールアンテナ構成(2)は、4つのダイポールアンテナ(2a-d)を備えており、ダイポールアンテナ構成(2)においては、隣接する2つのダイポールアンテナ(2a-d)、特にボリュームコイルの周方向に隣接する2つのダイポールアンテナ(2a-d)の接合装置(11a-d)の結合要素(14a-d)の第2の結合要素コンデンサ(18a-d)は、それぞれ等しい静電容量、特に33 pFの静電容量を有し、残りの2つのダイポールアンテナ(2a-d)の第2の結合要素コンデンサ(17a-d)も同様に等しい静電容量、特に95pFまたは100pFの静電容量を有していることを特徴とするコイル配列(1)。
  24. 請求項4~6のうちのいずれか一項、または請求項4に従属する請求項7~23のうちのいずれか一項に記載のコイル配列(1)であって、少なくとも1つのダイポールアンテナ(2a-d)の棒状ベース要素(8a-d)の軸方向両端部は、それぞれ接合点コンデンサ(10a-d)を介して対応する導体経路セグメント(9a-h)に接続されており、接合点コンデンサ(10a-d)は、好ましくは10~40pFの範囲、特に好ましくは18~32pFの範囲、特に18または32pFの静電容量を有していることを特徴とするコイル配列(1)。
  25. 請求項2または請求項24に記載のコイル配列(1)であって、接合点コンデンサ(10a-d)は、特にコイル配列(1)を前記第2の周波数に調整し、特に微調整するために、適切な静電容量を有するように設計されていることを特徴とするコイル配列(1)。
  26. 請求項3に従属する先行請求項のうちのいずれか一項に記載のコイル配列(1)であって、コイル配列(1)は、特に、第2の接続要素コンデンサ(7a-h)および/または第2の結合要素コンデンサ(18a-d)および/またはダイポールコンデンサ(13a-d)および/または接合点コンデンサ(10a-d)によって調整され、その結果接続要素(3a-h)、特に結合要素(14a-d)が電気的切断状態にある各ダイポールアンテナ(2a-d)は、1H核共鳴周波数を持つ高周波電磁交番磁界を放射および/または受信することができ、結果として接続要素(3a-h)および特に結合要素(14a)が電気的接続状態となるボリュームコイル、および/または結果として接続要素(3a-h)および特に結合要素(14a)が電気的接続状態となる導体ループ構成の各導体ループ(20a-c)は、X核共鳴周波数を持つ高周波電磁交番磁界を放射および/または受信することができることを特徴とするコイル配列(1)。
  27. 請求項1~26のうちのいずれか一項に記載のコイル配列(1)であって、結果として接続要素(3a-h)および特に結合要素(14a)が電気的接続状態となる導体ループ構成の各導体ループ(20a-c)は、少なくとも2つの隣接するダイポールアンテナ(2a-d)の一部によって形成されていることを特徴とするコイル配列(1)。
  28. 請求項27に記載のコイル配列(1)であって、ダイポールアンテナ(2a-d)の少なくとも一部、特に存在する場合には、少なくともその棒状ベース要素(8a-d)は、2つの隣接する導体ループ(20a-c)の一部を形成し、さらに好ましくは、接続要素コンデンサ(6a-h)および/または第2接続要素コンデンサ(7a-h)および/または結合要素コンデンサ(17a-d)および/または第2結合要素コンデンサ( 18a-d)および/またはダイポールコンデンサ(13a-d)および/または接合点コンデンサ(10a-h)および/または導体ループ構成内の他のコンデンサの静電容量値は、隣接する導体ループ(20a-c)が分離されるように選択されることを特徴とするコイル配列(1)。
  29. 請求項1~28のうちのいずれか一項に記載のコイル配列(1)を備えたMRシステム、特にMRI、好ましくは高磁場/超高磁場MRI、および/またはMRS、高磁場/超高磁場MRSシステム。
  30. 磁気共鳴画像法、特に高磁場/超高磁場磁気共鳴画像法、および/または磁気共鳴分光法、特に高磁場/超高磁場磁気共鳴分光法における高周波送信機コイルおよび/または受信機コイルとしての請求項1~28のうちのいずれか一項に記載のコイル配列(1)の使用。
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