JP3147228U - 含油軸受を有する冷却ファンの構造 - Google Patents

含油軸受を有する冷却ファンの構造 Download PDF

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Abstract

【課題】使用寿命を延ばすことができる含油軸受を有する冷却ファンの構造を提供する。
【解決手段】基台3、軸受4、ハブ5およびコイル6を備える。基台3上には軸筒が設けられ、軸筒内には緊密に組み合せる方式で軸受4が接合され、軸受4と軸筒との間にはプラスチック材7が設けられる。軸筒4上にはハブ5が設けられ、ハブ5内面には回転軸が設けられ、回転軸は軸受4の中心孔41を貫通する。軸受4の中心孔41内面の適当な位置には貯油部411が設けられる。軸筒外壁の位置にはコイル6が設けられ、コイル6と軸筒は緊密に組み合せる方式で接合され、コイル6と軸筒との間にはプラスチック材7が設けられる。軸受4およびコイル6を軸筒に接合するとき、軸受4および軸筒の寸法精度が悪化するのを防止でき、潤滑油が外部に漏れるのを防止できる。
【選択図】図3

Description

本考案は、含油軸受を有する冷却ファンの構造に関し、特に、各部材の寸法精度が悪化するのを防止し、摩擦を低減することによって、ファンの使用寿命を延ばすことができる冷却ファンの構造に関する。
電子製品(例えば、コンピュータ)の普及は進んでおり、応用範囲も広がっている。需要が電子産業技術の発展を加速させており、演算速度を更に高め、アクセス容量を更に増加させる趨勢が加速されており、電子製品内部の電子素子は高速で運転するとき、高温を生成してしまう。
コンピュータを例とすると、内部のCPUが生成する熱が大部分を占め、CPUの温度が高くなるに従って、演算機能が低下し、許容温度を超えたとき、コンピュータはダウンしてしまい、ひどい場合は、破損してしまう。また、電磁波放射の問題を解決するために、コンピュータのマザーボードは通常ケーシングによって密封されているので、CPUおよびその他の発熱部材(または、発熱素子)の熱を迅速に排除することは重要な課題となっている。
一般のCPUの放熱方法は、CPUの上方に放熱器および冷却ファンを設置する方法であり、放熱器の一側に若干の放熱フィンが設置され、放熱器の他側(放熱フィンが設置されていない側)の表面にCPUが直接接触され、CPUからの熱を放熱フィン端部に伝導し、輻射放熱および冷却ファンによる強制的な気流によって熱を迅速に排除する。
図1は、従来技術による冷却ファンを示す断面図である。冷却ファン1は、本体11を有し、本体11中央には位置決め台12が接続され、位置決め台12上には中空の軸筒121が設けられ、軸筒121内には軸受13が設置され、軸筒121外側にはコイル14が設けられる。ハブ15外部表面には羽根151が環状に設けられ、ハブ15の内側周囲には磁石152が環状に設けられ、前述のコイル14と磁性反応し、内側面には回転軸153が設けられ、回転軸153は軸受13を貫通して位置決めされる。
上述の冷却ファンは実際に使用する上で問題が存在する。軸筒121外部のコイルと軸筒121内部の軸受13は緊密に組み合せる方式で圧入されて接合されるが、コイル14を圧入するとき、軸筒121の垂直度が損なわれ、軸受13を圧入するとき、軸受13端面は応力が集中して貫通孔が破壊され、騒音が発生したり、使用寿命が短くなったりする。また、軸受13と回転軸153を組み立てるとき、軸受13端部に潤滑油が添加されるが、冷却ファン1が連続運転する過程において、潤滑油は回転軸153に沿って上部に移動し、軸筒121まで流れ出て、軸受13内部の潤滑油が減少するに従って、軸受13と回転軸153との間で摩擦が発生する。
即ち、従来技術による冷却ファンは下記の欠点を有する。
1.軸筒の垂直度が損なわれる。
2.軸受の貫通孔が破壊される。
3.潤滑油が漏れる。
4.騒音が発生し、使用寿命が短い。
そこで、本考案の考案者は上記欠点を克服すべく研究開発を重ね、ついに、本考案の含油軸受を有する冷却ファンの構造を案出した。
特開平11−162417号公報 特開平9−326459号公報
本考案は上述の従来技術の各欠点に鑑みてなされたもので、本考案の第1の目的は、各部材を組み立てるとき、緊密に組み合わせすぎて各部材の寸法精度が悪化するのを防止し、使用寿命を延ばすことができる含油軸受を有する冷却ファンの構造を提供することにある。
本考案の第2の目的は、軸受の中心孔内面に貯油部が設けられ、それによって、ファンを組み立てるときの軸受に潤滑油を添加するステップを省略することができ、また、軸受と回転軸との間の潤滑油が遠心力によって回転軸に沿って外部に漏れることがない含油軸受を有する冷却ファンの構造を提供することにある。
上述の課題を解決するために、本考案は含油軸受を有する冷却ファンの構造を提供するものであり、基台、軸受、ハブおよびコイルを備える。基台には軸筒が設けられ、軸筒には軸受が設置される。ハブは軸筒上に設置され、ハブ内面には軸受を貫通する回転軸が設けられる。軸筒外壁の位置にはコイルが設けられ、コイルと軸筒は緊密に組み合せる方式で接合され、コイルと軸筒との間にはプラスチック材が設けられる。軸筒と軸受は緊密に組み合せる方式で接合され、軸筒と軸受との間にはプラスチック材が設けられる。軸受およびコイルを軸筒に接合するとき、軸受および軸筒の寸法精度が悪化するのを防止することができ、潤滑油が外部に漏れるのを防止することができる。
すなわち、請求項1の考案は、軸筒が延長して設けられる基台と、前記軸筒内に設置され、前記軸筒内壁との間にプラスチック材が設けられる軸受と、前記軸筒上に設置され、内面には前記軸受を貫通する回転軸が設けられるハブと、前記軸筒外壁の位置に設置され、前記軸筒外壁との間にプラスチック材が設けられるコイルとを備えることを特徴とする含油軸受を有する冷却ファンの構造である。
請求項2の考案は、前記軸受と前記軸筒を接合するとき、緊密に組み合せる方式で圧入され、それによって、前記軸受と前記軸筒が緊密に接合されることを特徴とする請求項1記載の含油軸受を有する冷却ファンの構造である。
請求項3の考案は、前記コイルと前記軸筒を接合するとき、緊密に組み合せる方式で圧入され、それによって、前記コイルと前記軸筒が緊密に接合されることを特徴とする請求項1記載の含油軸受を有する冷却ファンの構造である。
請求項4の考案は、前記軸受は、前記回転軸が貫通される中心孔を有し、前記中心孔内面の適当な位置には貯油部が設けられることを特徴とする請求項1記載の含油軸受を有する冷却ファンの構造である。
請求項5の考案は、前記貯油部は、軸方向に延長されることを特徴とする請求項4記載の含油軸受を有する冷却ファンの構造である。
請求項6の考案は、前記貯油部は、螺旋状に延長されることを特徴とする請求項4記載の含油軸受を有する冷却ファンの構造である。
本考案の含油軸受を有する冷却ファンの構造は下記の長所を有する。
1.軸筒の垂直度を保持できる。
2.軸受の貫通孔の隙間を保持できる。
3.潤滑油が外部に漏れるのを効果的に防止できる
4.摩擦を減少させて使用寿命を延ばすことができる。
本考案の目的、特徴および効果を示す実施例を図に沿って詳細に説明する。
図2は、本考案の好適な実施例を示す分解断面図である。図3は、本考案の好適な実施例を示す断面図である。冷却ファン2は、基台3、軸受4、ハブ5およびコイル6を備える。基台3はファンケーシング内または放熱器上に設置することができる。基台3には軸筒31が設けられ、軸筒31内には軸受4が設置される。軸受4と軸筒31は緊密に組み合せる方式で接合される。ハブ5は軸筒31上に設置され、ハブ5中心は回転軸51を有し、回転軸51は軸受4の中心孔41に挿入され、ハブ5は基台3上に枢動可能に設置される。
軸筒31は第1端311および第2端312を有し、第1端311は軸筒31を連通し、第2端312内には保油部313が設けられ、回転軸51に対応する位置には順番に、耐磨耗板511および少なくとも一つの係合部材512が設けられる。図中、第2端312は封止状態であるが、それだけに制限されず、開放構造とすることもでき、また、底蓋によって第2端312を封止することもできる(図示せず)。
コイル6は軸筒31外周に設置され、コイル6と軸筒31を接合するとき、緊密に組み合せる方式で接合される。ハブ5内側周囲のコイル6に対応する外側には磁石52が設けられ、磁石52とコイル6が磁性反応することによって、ハブ5および回転軸51を基台3上で回転させて放熱を行なうことができる。
図4、5、6は本考案の好適な実施例を示す拡大図である。軸筒31は基台3上に垂直に延長され、コイル6は緊密に組み合せる方式で軸筒31外側に接合され、軸筒31外側周囲とコイル6内側周囲との間にはプラスチック材7が設けられ、コイル6を軸筒31に緊密に組み合せるとき、プラスチック材7によって軸筒31の垂直度が損なわれるのを防止する。軸受4は緊密に組み合せる方式で軸筒31内側に接合され、軸筒31内側周囲と軸受4外側周囲との間にはプラスチック材7が設けられ、軸受4を軸筒31に緊密に組み合せるとき、プラスチック材7によって軸筒31の垂直度が損なわれるのを防止する。また、回転軸51は軸受4の中心孔41内に貫設され、基台3に対応する端縁は係合部材512によって保油部内に係合固定され、軸受4の中心孔41内面の適当な位置には貯油部411が設けられ、貯油部411内には潤滑油が添加され、軸受4内壁に潤滑油が保存され、回転軸51が軸受4内で回転するとき、回転軸51と軸受4との間で摩擦が発生するのを防止でき、組立時、潤滑油を添加するステップを省略できる。貯油部411は軸方向に延伸した形状または螺旋状に延伸した形状にすることができる。
本実施例の含油軸受を有する冷却ファンは、以上のような構成ような構成であるので、軸筒の垂直度を保持でき、軸受の貫通孔の隙間を保持でき、潤滑油が外部に漏れるのを効果的に防止でき、結果として、摩擦を減少させて使用寿命を延ばすことができる。
以上の説明は本考案の好適な実施例を示すものであり、上述の本考案の方法、形状、構造および装置を利用した変更は全て本考案の実用新案登録請求の範囲に含まれる。
従来技術による冷却ファンを示す断面図である。 本考案を示す分解断面図である。 本考案を示す断面図である。 本考案の好適な実施例を示す拡大図である。 本考案の好適な実施例を示す拡大図である。 本考案の好適な実施例を示す拡大図である。
符号の説明
2 冷却ファン
3 基台
31 軸筒
311 第1端
312 第2端
313 保油部
4 軸受
41 中心孔
411 貯油部
5 ハブ
51 回転軸
511 耐磨耗板
512 係合部材
52 磁石
6 コイル
7 プラスチック材

Claims (6)

  1. 軸筒が延長して設けられる基台と、
    前記軸筒内に設置され、前記軸筒内壁との間にプラスチック材が設けられる軸受と、
    前記軸筒上に設置され、内面には前記軸受を貫通する回転軸が設けられるハブと、
    前記軸筒外壁の位置に設置され、前記軸筒外壁との間にプラスチック材が設けられるコイルと、を備えることを特徴とする含油軸受を有する冷却ファンの構造。
  2. 前記軸受と前記軸筒を接合するとき、緊密に組み合せる方式で圧入され、それによって、前記軸受と前記軸筒が緊密に接合されることを特徴とする請求項1記載の含油軸受を有する冷却ファンの構造。
  3. 前記コイルと前記軸筒を接合するとき、緊密に組み合せる方式で圧入され、それによって、前記コイルと前記軸筒が緊密に接合されることを特徴とする請求項1記載の含油軸受を有する冷却ファンの構造。
  4. 前記軸受は、前記回転軸が貫通される中心孔を有し、前記中心孔内面の適当な位置には貯油部が設けられることを特徴とする請求項1記載の含油軸受を有する冷却ファンの構造。
  5. 前記貯油部は、軸方向に延長されることを特徴とする請求項4記載の含油軸受を有する冷却ファンの構造。
  6. 前記貯油部は、螺旋状に延長されることを特徴とする請求項4記載の含油軸受を有する冷却ファンの構造。
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CN103452870A (zh) * 2012-06-04 2013-12-18 协禧电机股份有限公司 风扇结构

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