JP3147169B2 - 磁気再生装置 - Google Patents

磁気再生装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は回転磁気ヘッドにより、映像信号を記録再生
するビデオテープレコーダに用いて好適な磁気再生装値
に関する。
〔従来の技術〕
最近、ハイビジョンに代表されるHDTV信号を磁気テー
プ上に記録再生することが提案されている。第5図は磁
気テープ上に記録される映像信号の1水平走査周期
(H)の波形を示している。同図に示すように、水平同
期信号の次にバースト信号が配置されている。バースト
信号の次には色信号C(または色差信号P)が、また、
その次には輝度信号Yが、それぞれ配置されるようにな
っている。すなわち、この信号は、色信号Cと輝度信号
Yが時分割多重された時分割多重信号(TDM)とされて
いる。色信号C(色差信号(P))はR(赤)(R−
Y)とB(青)(B−Y)が1Hごとに交互に配置される
ようになっている。
第6図は、磁気テープ上の記録パターンを示してい
る。同図に示すように、AチャンネルトラックとBチャ
ンネルトラックを1セグメントとし、2セグメントによ
り1フィールドが、4セグメントにより1フレームが構
成されている。連続する4Hの信号は、隣接する2つのセ
グメントにシャフリングして記録されるようになってい
る。例えば、第40Hは第1セグメントのAチャンネルト
ラックに、第41Hは第1セグメントのBチャンネルトラ
ックに、第42Hは第2セグメントのAチャンネルトラッ
クに、第43Hは第2セグメントのBチャンネルトラック
に、それぞれ記録されるようになっている。以下、第44
H以降の信号も同様に4つのセグメントにシャフリング
して記録される。その結果、Aチャンネルトラックには
R(R−Y)信号を含む信号のみが、Bチャンネルトラ
ックにはB(B−Y)信号を含む信号のみが記録される
ことになる。
第7図は、このような記録を行なうヘッドの配置関係
を示している。同図に示すように、Aチャンネルヘッド
A1とBチャンネルヘッドB1が一対とされ、これらのヘッ
ドと180゜離間して、もう一対のAチャンネルヘッドA2
とBチャンネルヘッドB2とが配置されている。磁気テー
プMTは、これらの磁気ヘッドを回転する回転ドラムDに
対して180゜巻装されている。また、Aチャンネルヘッ
ドA1(A2)とBチャンネルヘッドB1(B2)は回転平面上
において、所定の距離(ギャップ幅)GLだけ離間されて
いる。このようにAチャンネル用ヘッドとBチャンネル
用ヘッドを所定距離GL(例えば5H)だけ離間させること
により、クロストークを抑制することができる(特開平
58−47383号公報)。
第8図は、このようなヘッドを用いて記録を行なう記
録系の構成の一例を示している。入力された輝度信号
は、A/D変換器1によりA/D変換された後、チャンネル分
割回路2に入力され、Aチャンネル用データ(偶数ライ
ンデータ)とBチャンネル用データ(奇数ラインデー
タ)とに分割される。Aチャンネル用データは、時間軸
伸長回路3により時間軸伸長された後、シャフリング回
路5に入力され、シャフリングされる。シャフリング回
路5より出力されたデータは、D/A変換器8に入力さ
れ、D/A変換される。変調回路10はD/A変換器8の出力を
FM変調し、増幅器12に出力する。増幅器12により増幅さ
れた信号はスイッチ14を介してヘッドA1またはヘッドA2
に供給される。スイッチ14はスイッチングパルスSWPAに
よりドラムDの回転に同期して切換えられる。
一方、チャンネル分割回路2より出力されたBチャン
ネル用データは、時間軸伸長回路4に入力され、時間軸
伸長される。時間軸伸長回路4より出力されたデータ
は、シャフリング回路6に入力され、シャフリングされ
る。シャフリング回路6より出力されたデータは、遅延
回路7により所定時間遅延された後、D/A変換器9に入
力され、D/A変換される。第7図に示したように、Aチ
ャンネル用ヘッドはBチャンネル用ヘッドに対して、ギ
ャップ幅GLだけ先行している。その結果、記録動作時、
AチャンネルトラックとBチャンネルトラックにおける
AチャンネルヘッドA1(またはA2)とBチャンネルヘッ
ドB1(またはB2)の位置は、第9図に示すようになる。
遅延回路7を設けないと、AチャンネルトラックとBチ
ャンネルトラックにおいて、対応するHの信号が対応す
る位置に配列されないことになる。そこで、遅延回路7
により、Bチャンネルの信号をギャップ幅GLに対応する
時間だけ遅延させることにより、Aチャンネルトラック
とBチャンネルトラックに、対応するHの信号を対応す
る位置に配置することが可能になる。尚、遅延回路7は
シャフリング回路6と兼用される場合もある。
D/A変換器9によりD/A変換された信号は、変調回路11
に入力されFM変調される。変調回路11の出力は、増幅器
13により増幅された後、スイッチ15を介してBチャンネ
ルヘッドB1またはB2に供給される。スイッチ15は、スイ
ッチングパルスSWPBによりドラムDの回転に同期して切
換えられる。
以上においては、輝度信号成分の記録系だけを示した
が、図示せぬ回路により時間軸圧縮された色信号成分が
この輝度信号成分に時分割多重され、記録されことにな
る。
第10図は、このようにして記録された信号の再生系を
示している。Aチャンネル用ヘッドA1またはA2により、
Aチャンネルトラックから再生された信号は、スイッチ
ングパルスSWPAにより切り換えられるスイッチ21を介し
て増幅器23に入力され、増幅される。復調回路25は、増
幅器23より入力された信号をFM復調し、A/D変換器27に
出力する。A/D変換器27は入力された信号をA/D変換し
て、時間軸誤差補正回路(TBC)29に入力する。
TBC29は、A/D変換器27から入力されたデータを時間軸
補正するとともに、デシャフリングする。TBC29より出
力されたAチャンネル信号は、時間軸圧縮回路31により
時間軸圧縮され、チャンネル合成回路33に入力される。
同様に、Bチャンネル用ヘッドB1またはB2により、B
チャンネルトラックから再生された信号は、スイッチン
グパルスSWPBにより切り換えられるスイッチ22を介し
て、増幅器24に入力され、増幅される。復調回路26は、
増幅器24より入力された信号をFM復調し、A/D変換器28
に出力する。A/D変換器28は入力された信号をA/D変換し
て、TBC30に出力する。
TBC30より出力されたBチャンネルデータは、時間軸
圧縮回路32により時間軸圧縮され、チャンネル合成回路
33に入力される。チャンネル合成回路33は、両チャンネ
ルの信号を合成し、D/A変換器34に出力する。D/A変換器
34は入力されたデータをD/A変換して図示せぬ回路に出
力する。
以上においては、輝度信号成分の再生系のみを示した
が、色信号成分は図示せぬ回路により時間軸伸長されて
出力される。
ところで、磁気テープを高速再生すると、ヘッドがト
ラックを横切ることになる。第11図は標準の再生(記
録)速度の5倍の速度で再生した状態を示している。A
チャンネルヘッドとBチャンネルヘッドのトレース軌跡
は、ギャップ幅GLに対応する分だけ離れている。また、
図中、ハッチングを施している部分は、Aチャンネルヘ
ッドがAチャンネルトラックから、また、Bチャンネル
ヘッドがBチャンネルトラックから、それぞれ信号を再
生することができる領域を示している。Aチャンネルヘ
ッドとBチャンネルヘッドは、アジマスが異なるため、
AチャンネルヘッドがBチャンネルトラックから、ま
た、BチャンネルヘッドがAチャンネルトラックから、
それぞれ信号を再生することはできない。
その結果、第12図に示すように、各ヘッドの再生RF信
号のエンベロープは、アジマスが一致するトラックを再
生しているとき大きくなり、アジマスが異なるトラック
を再生しているとき小さくなる。充分大きなレベルのエ
ンベロープを有するトラックからの信号は読取すること
が可能であるが、エンベロープのレベルが小さいトラッ
クからの信号は読取することができない。その結果、こ
の読み取ることができない領域を再生しているとき、画
面上にいわゆるノイズバーが発生する。
従来、この高速再生時におけるノイズバーを除去する
ため、磁気テープの走行速度を標準の再生速度の(n+
1/2)(nは整数)倍の速度に設定することが提案され
ていた(特開昭64−5176号公報)。このようにすると、
1回目の回転ヘッドの走査によりノイズバーとなる部分
の領域のデータを、2回目の走査により得られるデータ
から補間することができるので、ノイズバーを除去する
ことができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながらこのような従来の装置は、回転ヘッドの
最初の走査により得られないデータを、次の走査により
得られるデータで補間するようにしているので、より時
間的に離れたタイミングにおける複数の画像を1つの画
像として合成して再生する結果となり、画像が見難くな
る課題があった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたもので、高
速再生時におけるノイズバーを除去するとともに、画像
を見易くするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の磁気再生装置は、通常再生時、磁気テープの
第1のトラックの信号を再生する第1の回転磁気ヘッド
と、通常再生時、磁気テープの第1のトラックに隣接す
る第2のトラックから、第1の回転磁気ヘッドと殆ど同
時に信号を再生するように、第1の回転磁気ヘッドに対
して所定の間隔GLだけ離間して配置された第2の回転磁
気ヘッドと、 間隔GLと、トラックの長さTにより定まるT/(2GL)の
値Mを用い、正方向の高速再生のとき、N=M+1で求
められる値Nを算出し、逆方向の高速再生のとき、N=
M−1で求められる値Nを算出し、磁気テープを通常再
生時の再生速度のN倍である再生速度Vで走行させる駆
動回路とを備えることを特徴とする磁気再生装置。
[作用] 上記構成の磁気再生装置においては、高速再生時にお
ける磁気テープの速度が、第1と第2の磁気ヘッドの間
隔GLとトラックの長さTとにより間隔GLと、トラックの
長さTにより定まるT/(2GL)の値Mを用い、正方向の
高速再生のとき、N=M+1で求められる値Nを算出
し、逆方向の高速再生のとき、N=M−1で求められる
値Nを算出し、磁気テープを通常再生時の再生速度のN
倍である再生速度Vで走行させることにより、1回の走
査でノイズバー部分のデータを補間することが可能にな
る。従って、高速再生時における画像が見易くなる。
〔実施例〕
次に本発明の磁気再生装置の一実施例について説明す
る。本発明における記録系の構成は、第8図に示した従
来の場合と基本的に同一である。但し、シャフリングの
方法が従来の場合と異なっている。
第2図は、本発明におけるシャフリングの方法を示し
ている。同図に示すように、輝度信号成分のシャフリン
グの方法は従来の場合と同様である。すなわち、連続す
る各Hの輝度信号成分は第1セグメントのAチャンネル
トラックとBチャンネルトラック、第2セグメントのA
チャンネルトラックとBチャンネルトラックに、それぞ
れ順次配置される。
これに対して色信号成分は、次のようにシャフリング
される。すなわち、例えば輝度信号成分Y40に対応する
色信号成分B40が、Y40と同一のHの領域に記録されたと
すると、その次の輝度信号成分Y41に対応する色信号成
分R41は、輝度信号成分Y40が記録されているセグメント
1のAチャンネルトラックの次のHの領域に記録されて
いる輝度信号成分Y44と同一の領域に記録される。輝度
信号成分Y42に対応する色信号成分B42は、輝度信号成分
Y41が記録されているセグメント1のBチャンネルトラ
ックのHの領域に記録される。輝度信号成分Y43に対応
する色信号成分R43は、輝度信号成分Y45が記録されてい
るセグメント1のBチャンネルトラックのHの領域に記
録される。輝度信号成分Y44に対応する色信号成分B44
は、輝度信号成分Y42が記録されているセグメント2の
AチャンネルトラックのHの領域に記録される。輝度信
号成分Y45に対応する色信号成分R45は、輝度信号成分Y4
6が記録されているセグメント2のAチャンネルトラッ
クのHの領域に記録されている。輝度信号成分Y46に対
応する色信号成分B46は、輝度信号成分Y43が記録されて
いるセグメント2のBチャンネルトラックのHの領域に
記録される。また、輝度信号成分Y47に対応する色信号
成分R47は、輝度信号成分Y47が記録されているセグメン
ト2のBチャンネルトラックのHの領域に記録される。
このようなシャフリングの結果、各トラックには、色
信号成分BとRが交互に配置され、かつ、隣接するトラ
ックの隣接するHの色信号成分は同一となる。
第3図は、このようにして記録された信号の再生系の
一実施例を示している。同図において、第10図における
場合と対応する部分には、同一の符号を付してあり、そ
の説明は適宜省略する。
第3図の実施例においては、入力部62からの指令に対
応してCPU61が各部を制御するようになっている。ま
た、駆動回路63はCPU61に制御され、磁気テープMTを所
定の速度で駆動するとともに、磁気ヘッドA1乃至B2を所
定の速度で回転させる。また、タイミング信号生成回路
64は、ヘッドスイッチングパルスSWPA,SWPB等を含む種
々のタイミング信号を生成し、各回路に供給している。
TBC29と30は、フレームメモリ51とスイッチ53、フレ
ームメモリ52とスイッチ54によりそれぞれ構成されてい
る。Aチャンネル用のフレームメモリ51とスイッチ53
は、メモリ制御回路45により制御されている。また、B
チャンネル用のフレームメモリ52とスイッチ54は、メモ
リ制御回路46により制御されている。エンベロープ検出
回路41は、増幅器23が出力するRF信号のエンベロープを
検出し、比較回路43に出力するようになっている。比較
回路43は、エンベロープ検出回路41から入力されたエン
ベロープのレベルを所定の基準レベルと比較し、その比
較結果をメモリ制御回路45に出力するようになってい
る。同様にエンベロープ検出回路42は、増幅器24が出力
するRF信号のエンベロープを検出し、比較回路44に出力
する。比較回路44は、エンベロープ検出回路42からの入
力されたエンベロープのレベルを所定の基準レベルと比
較し、その比較結果をメモリ制御回路46に出力してい
る。その他の構成は第10図における場合と同様である。
次にその動作を説明する。入力部62を走査して通常の
再生を指令すると、CPU61は駆動回路63を制御し、磁気
テープMTを標準の速度で走行させるとともに、回転磁気
ヘッドA1乃至B2を所定の速度で回転させる。
磁気ヘッドA1またはA2より再生されたAチャンネルの
信号は、スイッチ21、増幅器23を介して復調回路25に入
力され、FM復調される。復調回路25により復調された信
号はA/D変換器27によりA/D変換され、フレームメモリ51
に供給され、記憶される。同様に、回転磁気ヘッドB1ま
たはB2より出力されたBチャンネルトラックからの再生
信号は、スイッチ22、増幅器24を介して復調回路26に入
力され、復調される。復調回路26の復調出力は、A/D変
換器28によりA/D変換された後、フレームメモリ52に入
力され、記憶される。メモリ制御回路45と46は、フレー
ムメモリ51およびスイッチ53と、フレームメモリ52およ
びスイッチ54をそれぞれ制御し、時間軸誤差の補正を行
なうとともに、デシャフリングを行なう。TBC29より出
力されたAチャンネルのデータは、時間軸圧縮回路31に
より時間軸圧縮され、チャンネル合成回路33に供給され
る。また、TBC30より出力されたBチャンネルのデータ
は、時間軸圧縮回路32により時間軸圧縮された後、チャ
ンネル合成回路33に入力される。チャンネル合成回路33
は、AチャンネルのデータとBチャンネルのデータを合
成し、D/A変換器34に出力する。D/A変換器34は入力され
たデータをD/A変換して出力する。
以上のようにして輝度信号成分が出力されるが、色信
号成分は図示せず回路により処理され、時間軸伸長して
出力されるのは前述した場合と同様である。
次に入力部62を走査して、高速再生を指令すると、CP
U61は駆動回路63を制御し、通常の記録再生速度のN倍
(Nは正の整数)の速度で磁気テープMTを駆動させる。
このときにおける磁気テープMTの速度は、上記したギャ
ップ幅GLとトラックの長さTにより定まる所定の値に設
定される。すなわち、磁気ギャップ幅GLと長さTを水平
走査線の周期Hで換算した値とし、高速再生時に得られ
る再生信号のエンベロープの山または谷の数をMとする
とき、Mが次式 M=T/(2GL) ・・・・・(1) を満足するように磁気テープの速度が設定される。
第1図は、通常の再生速度の5倍の速度で高速再生し
た場合における各ヘッドのトレース軌跡を模式的に表し
ている。図中、ハッチングを施した部分はアジマスが一
致する部分であり、信号を読み取ることが可能となる。
これに対してハッチングを施していない部分において
は、アジマスが異なるため、信号を読み取ることが困難
となる。AヘッドがBヘッドに対して、ギャップ幅GLだ
け先行しているため、第1図に示すように、Bヘッドの
トレース軌跡はAヘッドのトレース軌跡に対して、ギャ
ップ幅GLに対応する分だけ離れることになる。第1図に
おいては、説明の便宜上、各トラックに16Hの信号が記
録されているものとしている。すなわち、トラックの長
さTは、16Hとされている。
この場合におけるAチャンネルヘッドからの再生信
号、すなわち増幅器23の出力信号のエンベロープと、B
チャンネルヘッドの再生信号、すなわち増幅器24の出力
信号のエンベロープは、それぞれ第4図に示すようにな
る。エンベロープの山の数Mは正方向高速再生時(N−
1)、逆方向高速再生時(N+1)となる。この実施例
の場合、5倍の速度で正方向に走行されているため、山
の数Mは4となっている。Aチャンネルにおいては、山
のピークからエンベロープが開始され、山のピークでエ
ンベロープが終了している。各山のピークに対応する再
生領域(H)は、A1,A4,A5,A8,A9,A12,A13,A16である。
これに対してエンベロープの谷に対応する各Hは、B1,B
2,B5,B6,B9,B10,B13,B14である。
一方、Bチャンネルの再生信号のエンベロープは、谷
から始まって谷に終わっている。そしてエンベロープが
始まるタイミングは、ギャップ幅GLに対応する時間だけ
遅延している。山と谷の距離をPとするとき、(1)式
より次式が成立する。
T/(2M)=GL=P ・・・・・(2) すなわち、本発明においては、このギャップ幅GLが山
と谷の間隔Pと一致するように設定されているため、A
チャンネルのエンベロープの山とBチャンネルのエンベ
ロープの山は、発生タイミングが一致している。この実
施例の場合、 T=16 M=4 であるから、 GL=P=2 となる。
その結果、Bチャンネルの再生エンベロープの山に対
応する再生領域は、B1,B2,B5,B6,B9,B10,B13,B14とな
る。この各領域は、Aチャンネルにおける再生エンベロ
ープの谷に対応する領域となっている。従って、Aチャ
ンネルのヘッドで読み取ることができなかった領域のデ
ータを、Bチャンネルのヘッドで読み取った領域のデー
タで補間することにより、1回のトレースでノイズバー
が発生しないデータを生成することが可能になる。
エンベロープ検出回路41は、増幅器23が出力するAチ
ャンネルの再生エンベロープのレベルを検出する。比較
回路43はエンベロープ検出回路41が検出したAチャンネ
ルの再生エンベロープのレベルが所定の基準レベルより
大きいとき、すなわちデータの読み取りが可能な状態で
あるとき、メモリ制御回路45に制御信号を出力する。同
様に、エンベロープ検出回路42は、増幅器24が出力する
Bチャンネルの再生エンベロープのレベルを検出し、比
較回路44は検出したエンベロープのレベルが基準レベル
より大きいとき(読み取り可能なレベルであるとき)、
メモリ制御回路46に制御信号を出力する。メモリ制御回
路45と46は、フレームメモリ51およびスイッチ53とフレ
ームメモリ52およびスイッチ54を、比較回路43と44から
の制御信号に対応して制御し、読み取り可能なデータを
読み出すように制御する。従って、時間軸圧縮回路31,3
2、チャンネル合成回路33、D/A変換器34を介してノイズ
バーのない画像データが得られる。
上述した場合と同様に、色信号は第3図に示されてい
ない回路により処理される。第2図に示すように本発明
においては、隣接するトラックの各Hの色情報が一致し
ているため、補間の結果、色が変化するようなことが防
止される。
〔発明の効果〕
以上の如く、第1の回転磁気ヘッドと第2の回転磁気
ヘッドの間隔GLと、トラックの長さTにより定まるT/
(2GL)の値Mを用い、正方向の高速再生のとき、N=
M+1で求められる値Nを算出し、逆方向の高速再生の
とき、N=M−1で求められる値Nを算出し、磁気テー
プを通常再生時の再生速度のN倍である再生速度Vで走
行させるようにしたので、1回の走行でノイズバーが発
生する部分に他のデータを補間することができる。従っ
て、特に変化の早い画像であっても見易い画像を高速再
生することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第3図の実施例による高速再生時におけるトレ
ース軌跡を説明する図、第2図は本発明の磁気再生装置
に用いられる磁気テープの記録パターンを説明する図、
第3図は本発明の磁気再生装置の一実施例の構成を示す
ブロック図、第4図は第3図の実施例による高速再生時
におけるエンベロープと再生領域を説明する図、第5図
はTDM信号を説明する波形図、第6図は従来の磁気テー
プ上における記録パターンを説明する図、第7図
(a),(b)は磁気ヘッドの配置関係を説明する図、
第8図は従来の磁気再生装置における記録系の一例の構
成を示すブロック図、第9図は通常記録再生時における
磁気ヘッドの位置関係を説明する図、第10図は従来の磁
気再生装置の再生系の一例の構成を示すブロック図、第
11図は従来の高速再生時におけるトレース軌跡を説明す
る図、第12図は従来の高速再生時におけるRF信号のエン
ベロープと復調出力を示す図である。 A1,A2,B1,B2……回転磁気ヘッド、25,26……復調回路、
29……時間軸誤差補正回路、31,32……時間軸圧縮回
路、61……CPU、62……入力部、63……駆動回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通常再生時、磁気テープの第1のトラック
    の信号を再生する第1の回転磁気ヘッドと、 通常再生時、前記磁気テープの前記第1のトラックに隣
    接する第2のトラックから、前記第1の回転磁気ヘッド
    と殆ど同時に信号を再生するように、前記第1の回転磁
    気ヘッドに対して所定の間隔GLだけ離間して配置された
    第2の回転磁気ヘッドと、 前記間隔GLと、前記トラックの長さTにより定まるT/
    (2GL)の値Mを用い、正方向の高速再生のとき、N=
    M+1で求められる値Nを算出し、逆方向の高速再生の
    とき、N=M−1で求められる値Nを算出し、前記磁気
    テープを通常再生時の再生速度のN倍である再生速度V
    で走行させる駆動回路とを備えることを特徴とする磁気
    再生装置。
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