JP3146923U - 焚き火用野草保護用具、およびそれを利用した野外用カマドセット - Google Patents

焚き火用野草保護用具、およびそれを利用した野外用カマドセット Download PDF

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Abstract

【課題】年に1度ないし数度程度の利用であっても経済的に購入、利用することができ、構造がシンプルで運搬性、設置性、耐久性に秀れ、しかも野草上に設置しても枯らすことなく撤去、清掃できる新たな野外用の火床用具を提供する。
【解決手段】底板20外面22を接地が安定する形状とした直径または一辺寸法30ないし100cmで、その外周縁の全周に渡って高さ2ないし10cmの周壁24を連続的に一体形成し、火床用堆積物3受けとしての強度を確保でき、且つ携行可能な重量となるよう規制した金属製皿状の火床用殻枠体2と、該火床用殻枠体2底板20内面上に密に堆積可能で、耐熱性および断熱性を有する粒状体、粉状体、またはそれらの混合体の何れか一つからなる火床用堆積物3とを組み合わせてなるものとした焚き火用野草保護用具1である。
【選択図】図1

Description

この考案は、野外で焚き火やその火を利用して過熱調理したりするための技術に関するものであり、特に野外に繁茂する野草類上でも、野草類への悪影響を与えずに焚き火できるようにする焚き火用の野草保護具を製造する分野は勿論のこと、その輸送、保管、組み立ておよび設置に必要となる設備、器具類を提供、販売する分野から、それら資材や機械装置、部品類に必要となる素材、例えば、木材、石材、各種繊維類、プラスチック、各種金属材料等を提供する分野、それらに組み込まれる電子部品やそれらを集積した制御関連機器の分野、各種計測器の分野、当該設備、器具を動かす動力機械の分野、そのエネルギーとなる電力やエネルギー源である電気、オイルの分野といった一般的に産業機械と総称されている分野、更には、それら設備、器具類を試験、研究したり、それらの展示、販売、輸出入に係わる分野、将又、それらの使用の結果やそれを造るための設備、器具類の運転に伴って発生するゴミ屑の回収、運搬等に係わる分野、それらゴミ屑を効率的に再利用するリサイクル分野などの外、現時点で想定できない新たな分野までと、関連しない技術分野はない程である。
(着目点)
山形県内およびその隣県地域では、秋になると家族連れや友人同士、地域や学校、職場内などの親睦を深める行事として、河川敷などの野外で小グループ毎に分かれて牛肉、里芋、ゴボウ、人参、豆腐などの材料(材料は地域によって異なる)を煮込んだ鍋を囲んで野外パーティーをする、所謂芋煮会が盛んに行われており、この芋煮会は、キャンプ場の炊事施設やバーベキュー施設などを利用したり、テント内でバーナーを用いて煮炊きしたりするような場合とは異なり、屋外という不便な場所で普段あまり料理をしていない男性や子供達などが、和気藹々に集い合って多少の失敗をしながらも調理する過程までをも楽しんで普段からの友好を深めるという地方の一風物詩となっており、一般にカマドなどの調理施設が全く無い、自然のままの渓谷や河川敷、草原などを会場とすることが多く、周辺の大きな石を集めて適当に組み合わせて造ったカマドに大きな鍋を載せ、薪を燃やして加熱調理するのが一般的であり、したがって、宴会が終わった後には、十分に消火してからカマドを崩して清掃することになるものの、地面や石には焼け焦げた痕が残ってしまうことになって、特に宴会には打ってつけの草原などを選ぶと、焚き火の痕が草原の景観を損ねてしまうという厄介な問題があった。
(従来の技術)
こうした状況を憂慮し、例えば、下記の特許文献1(1)に提案されているものに代表されるように、円板状の底板の周囲に、その周方向に沿って互いに重なりを持って配列した複数枚の可動片を配設し、且つ各可動片下端部が、底板の周縁部にヒンジ結合されたものとしてなり、使用するときには、複数枚の可動片を外側へ倒し広げ、また、持ち運ぶときには、複数枚の可動片を内側へ畳み込み、小型化できるようにしてなる携帯用の火床や、同特許文献1(2)に見られるような、炉は燃料を載置する炉内壁と炉外壁の二重構造とし、炉内壁および炉内部底板の全面に小孔を形成し、該炉内部底板中央に着火皿を設け、炉外壁の炉外壁側面および炉外壁底面には通気口が設けられており、この炉外壁には炉を支持し、本体の設置面と炉外壁底面との間に間隔を設ける4本の脚が対角線状に固定されていて煙突側面に小孔が形成されると共に、等間隔となる3ヶ所には五徳受けが設けられて炉に載置されたものとし、防風機能と、燃料の完全燃焼に必要な吸・排気機能の確保と、格納時の小型化とを可能とした野外用の料理または焚き火用の道具などが散見されなくもない。
しかし、前者特許文献1(1)に示されているような火床底板の周囲に複数枚の可動片をヒンジ結合して折り畳み可能としたものは、各可動片同士間の隙間やヒンジ結合部分などから火の粉が落下してしまう虞があり、草原での焚き火などでは野草を燃やしてしまうことが懸念され、また、ドーム状に折り畳まれた複数の可動片を保護し、且つ、焚き火の途中でも持ち運び可能とするよう、火床内面中央に立設してあるロッドは、カマドを造る場合に鍋底に接触して邪魔になる可能性があり、野外のカマド用の火床としては安全に使用できない可能性が懸念され、また、特許文献1(2)の野外用の料理や焚き火用のカマドでは、脚部を有していて炉外壁底面が地面から浮上した状体に支持されるようにしたものとなし、十分な防風性能や通気性能を有し、且つ五徳を備えているなどして野外で行われる芋煮会への使用に適してはいるものの、複数の部品を組み合わせたものとなっており、各部品の構造が複雑で高価なものとなってしまうという欠点があった。
(1)特開平8−49853号公報 (2)登録実用新案第3059741号公報
(問題意識)
上述したとおり、従前までに提案のある各種の野外用の火床などは、携帯性に優れているものの、焚き火専用のものであってカマドとの組み合わせが不可欠な芋煮会への利用には不向きなものであり、また、従前までに提案のある野外用の料理または焚き火用の道具などは、防風性能や通気性能などの確保を目的とした構造が複雑化してしまい、部品点数の増加や各部品およびその組み合わせの複雑化などにより、価格の高騰や耐久性の悪化などが懸念されるものであり、構造がシンプルで耐久性に秀れ、しかも低廉にて提供することができる野外用の火床やカマド技術については未だ存在しないという状況にある。
(考案の目的)
そこで、この考案は、年に1度ないし数度程度の利用であっても経済的に購入、利用することができ、構造がシンプルで運搬性、設置性、耐久性に秀れ、しかも野草上に設置しても枯らすことなく撤去、清掃できる新たな野外用の火床技術の開発はできないものかとの判断から、逸速くその開発、研究に着手し、長期に渡る試行錯誤と幾多の試作、実験とを繰り返してきた結果、今回、遂に新規な構造の焚き火用野草保護用具、およびそれを利用した新規な構造の野外用カマドセットを実現化することに成功したものであり、以下では、図面に示すこの考案を代表する実施例と共に、その構成を詳述することとする。
(考案の構成)
図面に示すこの考案を代表する実施例からも明確に理解されるように、この考案の焚き火用野草保護用具は、基本的に次のような構成から成り立っている。
即ち、底板外面を接地が安定する形状とした直径または一辺寸法30ないし100cmで、その外周縁の全周に渡って高さ2ないし10cmの周壁を連続的に一体形成し、後述の火床用堆積物受けとしての強度を確保でき、且つ携行可能な重量となるよう規制した金属製皿状の火床用殻枠体と、該火床用殻枠体底板内面上に密に堆積可能で、耐熱性および断熱性を有する粒状体、粉状体、またはそれらの混合体の何れか一つからなる火床用堆積物とを組み合わせてなるものとした構成を要旨とする焚き火用野草保護用具である。
この基本的な構成からなる焚き火用野草保護用具を換言すると、底板外面の全面を安定接地可能な平面状に形成するか、または、底板外面中央が上方に僅かに膨らむ凹面状をなし、同底板外面の外周がわが安定接地可能な平面形状に形成するかの何れか一方とした直径30ないし100cmで、その外周縁の全周に渡って高さ2ないし10cmの周壁を連続的に一体形成し、後述の火床用堆積物受けとしての強度を確保でき、且つ携行可能な重量となるよう規制した金属製皿状の火床用殻枠体と、該火床用殻枠体の底板内面に薪や火の粉などが直接接触しないよう、同底板内面上に密に堆積可能で、耐熱性および断熱性を有する粒状体か、粉状体か、またはそれらの混合体かの何れか一つからなる火床用堆積物適量とを組み合わせてなるものとした構成からなる焚き火用野草保護用具となる。
この基本的な構成からなる焚き火用野草保護用具を表現を変えて示すと、底板外面の全面を安定接地可能な平面状に形成した直径30ないし100cmで、その外周縁の全周に渡って高さ2ないし10cmの周壁を連続的に一体形成し、後述の火床用堆積物受けとしての強度を確保でき、且つ携行可能な重量となるよう規制した金属製皿状の火床用殻枠体、および、該火床用殻枠体の底板内面に薪や火の粉などが直接接触しないよう、同底板内面上に密に堆積可能で、耐熱性および断熱性を有する粒状体、粉状体、またはそれらの混合体の何れか一方からなる火床用堆積物の適量、ならびに、軍手、火ばさみ、適量の薪、使い捨てライターを組み合わせてなるものとした構成からなる焚き火用野草保護用具となる。
(関連する考案1)
上記した焚き火用野草保護用具に関連し、この考案には、それを利用した野外用カマドセットも包含している。
即ち、この考案の基本をなす前記何れか記載の焚き火用野草保護用具に、火床用殻枠体の直径より小さな鉛直姿勢の筒型体であって、同筒型体の天面中央に鍋の底がわを装置可能な開口寸法、形状に設定した鍋受け口を開口すると共に、搭載対象の鍋を火床用殻枠体上の所定高さ位置に保持可能とする高さに設定し、同筒型体の下端寄り周壁の適所に焚き口を形成した上、該焚き口には扉部を開閉自在に装着したカマド体を組み合わせてなるものとした構成からなる野外用カマドセットである。
以上のとおり、この考案の焚き火用野草保護用具によれば、従前までの、焚き火による焼け跡が地上面に残るのを防止する火床類は、携帯性を重視するあまり、複雑な折り畳み機構や複数の部品の組み合わせからなるものとなっていて、芋煮会などの大きな鍋を用いる場合には、火床自体が大型化してしまい、野外利用の際に重要となる運搬性を反って悪化させてしまうだけでなく、価格の高騰を招いてしまうという欠点があったが、底板外面を接地が安定する形状とした直径または一辺寸法30ないし100cmで、その外周縁の全周に渡って高さ2ないし10cmの周壁を連続的に一体形成した金属製皿状の火床用殻枠体と、耐熱性および断熱性を有する粒状体、粉状体、またはそれらの混合体の何れか一つからなる火床用堆積物とを組み合わせてなるものとし、年に1度ないし数度程度の利用であっても経済的に購入、利用できる上、構造がシンプルで運搬性、設置性、耐久性に秀れ、火床用殻枠体上に火床用堆積物を堆積させて利用すると、火床用殻枠体のみ利用の場合に比較して、耐熱性および設置地上面への断熱性を各段に高めることができるものとなり、しかも岩場や地面が露出した土地、あるいはコンクリートやアスファルト舗装上などに設置して焚き火や、その炎を利用して加熱、調理したりするときにも、焼け痕を一切残さず、さらに、草原や芝生上などに設置したときでも、熱によって植物を枯らしてしまうというような心配は全く無く、撤去後には簡単且つ速やかに利用前の状態に戻すことができ、芋煮会などの行楽による自然環境破壊を確実に防止できるようになるという秀れた特徴が得られるものである。
加えて、底板外面中央が上方に僅かに膨らむ凹面状をなし、同底板外面の外周がわが安定接地可能な平面形状に形成されてなるものの外、底板の形状が地面全面につかないように三つ以上の大きな凸部(五徳の足に相当するようなもの。)が裏面に突出するようにするなど、火床用殻枠体上の最も火力が強くなる主に中央部分を地面から浮かせたものとして、野草、芝生類の過熱をより確実に防止できるものとし、外周がわの平面形状部分や凸部などは確りと安定した設置を実現可能とすることができるものとなり、また、底板外面の全面を安定接地可能な平面状に形成した火床用殻枠体は、接地面積を最大にして最も安定した設置が可能となり、製造も容易で一段と廉価に製造できるという効果を得ることができる。
さらにまた、火床用殻枠体および火床用堆積物に加え、軍手、火ばさみ、適量の薪、使い捨てライターを組み合わせ、適宜袋や簡易なケースに一まとめにするようにしたものなどは、芋煮会に必要となる大部分の品物を一括して揃えることができ、経済的且つ効率的に準備することができることとなって、調理に必要な用具類の忘れ物を無くすことできるという利点が得らることになる。
そして、火床用堆積物を、十分に洗浄処理済みとした砂からなるものとして提供するようにしたときには、火床用堆積物として利用した後に、芋煮会場やその周辺の砂地などにそのまま廃棄したとしても自然環境に悪影響を及ぼすことがなくなり、次回以降に利用するときなどには、それら一旦放置した砂を集めて再利用することも可能であり、一段と経済的な利用が可能となる。
さらに、この考案の野外用カマドセットによれば、当該焚き火用野草保護用具の火床用殻枠体上に火床用堆積物を盛り付け、その上にカマド体を組み合わせて利用することが可能となり、焚き火用野草保護用具だけを利用したときよりも風雨の影響を受けず、安全且つ効率的な着火、燃焼を得ることが可能となり、しかもカマド体天面の鍋受け口に鍋の底がわを嵌合状に装置したものとすると、鍋の横転をより確実に防止できるものになるという効果を得ることもできる。
上記したとおりの構成からなるこの考案の実施に際し、その最良もしくは望ましい形態について説明を加えることにする。
焚き火用野草保護用具の火床用殻枠体は、運搬が容易で地上に安定的に設置可能であり、適量の火床用堆積物用の受け皿となって盛り付けるよう堆積可能とすると共に、焚き火やカマドの火床を形成可能とする機能を果たし、該適量の火床用堆積物の重量にも変形することのない十分な強度と耐熱性とを有するものとしなければならず、運搬性を損ねることなく、しかも焚き火面積を十分に確保するには、直径30ないし100cmとし、火床用堆積物が周囲に溢れ出さぬよう、外周縁の全周に渡り、焚き火の作業性を阻害しない程度の高さ2ないし10cmの周壁を連続形成してなるものとすべきであり、耐久強度や耐熱性および運搬容易性などを考慮すると金属製、浅型の皿状に形成されたものとするのが望ましく、設置状体が安定するよう底板外面の全面を平面状に形成したものとすることが可能である外、底板外面中央が上方に僅かに膨らむ凹面状をなし、同底板外面の外周がわが安定接地可能な平面形状に形成されてなるものとすることが可能であって、その平面形状が円形、矩形などの外、楕円形や五角形以上の多角形などに設定されたものとし、底板に補強用の凹凸形状を形成したものや、あるいは、後述する実施例に示すように、該周壁の外周面壁適所に、1個または複数個の運搬用のハンドルを設けたものなどとすることができる。
焚き火用野草保護用具の火床用堆積物は、火床用殻枠体上で燃焼される薪や炭などの燃料と、該火床用殻枠体底板内面との間に、十分な厚みをもった堆積層を形成して燃焼による熱が、該火床用殻枠体底板外面直下となる地上面や、地上面に繁茂する野草類などに伝導、伝達、輻射しないよう断熱可能とする機能を果たすものであり、該火床用殻枠体底板内面と、燃焼熱源との間に、火の粉などが通過(落下)しないよう隙間無く、しかも断熱性を確保できるよう粒子間に微少な空気断熱層を形成できる程度に緻密且つ堆積状に盛り付けることができる砂や砕石粒、コンクリート粉砕粒、セラミック(陶器を含む)粒などの粒状体か、または、灰、土、砕石粉、コンクリート粉砕粉、セラミック(陶器を含む)粉などの粉状体かの何れか一つ、あるいは何れか二つ以上を混合したものなどとすることが可能であり、それ以外の耐熱性、断熱性を有する粒状体または粉状体、もしくはそれらの混合体とすることができ、後述する実施例に示すように河砂、海砂、山砂などの天然砂を、廃棄した場合にも自然環境に悪影響を及ぼさないよう、十分洗浄処理済みとしたものとすることができ、運搬容易とするよう適量を袋詰めしたものとするのが望ましい。
この考案の焚き火用野草保護用具は、基本的に火床用殻枠体と適量の火床用堆積物とを組み合わせてなるものとしているが、望ましくは、焚き火や野外カマドの利用に必要となる軍手、火ばさみ、適量の薪や木炭などの燃料類、使い捨てライターやマッチ、着火用の固形燃料または液体燃料など諸々一式を付属品として追加してなるセットものとすることが可能である。
さらに、この考案は、火床用殻枠体、適量の火床用堆積物、および必要に応じて追加された軍手や火ばさみなどの各種付属品を組み合わせた焚き火用野草保護用具を基本としており、さらにカマド体を組み合わせてなる野外用カマドセットを包含するものであって、該カマド体は、火床用殻枠体上に搭載するよう設置可能であり、同火床用殻枠体上の適切な高さ位置に鍋や釜を安定支持可能とすると共に、周囲からの強風を遮って適度な通気性を確保し、火床用殻枠体上の燃焼を安定化可能とする機能を果たすものであり、火床用殻枠体の直径より小さな鉛直姿勢の筒型体であって、同筒型体の天面中央に鍋の底がわを装置可能な開口寸法、形状に設定した鍋受け口を開口すると共に、搭載対象の鍋を火床用殻枠体上の所定高さ位置に保持可能とする高さに設定し、同筒型体の下端寄り周壁の適所に焚き口を形成した上、該焚き口には扉部を開閉自在に装着したものとしなければならず、運搬容易性や耐熱性などを考慮すると金属板を成型した部品同士をネジ、蝋付け、熔接、カシメなどによって組み立てたものとすることができ、分解してコンパクトに運搬、収納できるようにしたものとすることが可能である。
以下では、図面に示すこの考案を代表する実施例と共に、その構造について詳述することとする。
図1の焚き火用野草保護用具の斜視図、および、図2の薪を追加した焚き火用野草保護用具の斜視図に示す事例は、底板20外面22を接地が安定する形状とした所定直径または所定一辺寸法で、その外周縁の全周に渡って所定高さの周壁24を連続形成した金属製皿状の火床用殻枠体2と、耐熱性および断熱性を有する粒状体、粉状体、またはそれらの混合体の何れか一つからなる火床用堆積物3とを組み合わせてなるものとした、この考案の焚き火用野草保護用具における代表的な一実施例を示すものである。
図1中に示すように、焚き火用野草保護用具1の火床用殻枠体2は、厚さ3mmのアルミニウム板を成型し、直径70cmの円板形とした底板20の外周縁全周にわたり高さ6cmの周壁24を連続形成してなるものであって、該周壁24の上端縁に沿って変形防止用の補強リブ25が一体化形成されたものとしてある。
そして、焚き火用野草保護用具1の火床用堆積物3は、粒状体である河砂30を河川水などで十分に洗浄した後に乾燥した上、10kgないし15kgを樹脂袋に袋詰めしたものであり、また、当該焚き火用野草保護用具1には、軍手40、火ばさみ41、使い捨てライター42または図示しないマッチなどの付属品4を追加して組み合わせてなるものとする。
さらにまた、当該焚き火用野草保護用具1は、図2中に示すように、火床用殻枠体2底板20の中央に、底板20内面21に膨出し、同外面22が上方に向けて凹む凹面部23を形成し、外周縁のみが接地する形状とし、さらに、周壁24の外周壁適所に運搬用のハンドル26を設け、河砂30や、軍手40、火ばさみ41、使い捨てライター42などの他に、適量の薪43を追加したものとすることができる。
図3の野外用カマドセットの斜視図、および、図4の薪を追加した野外用カマドセットの斜視図に示される事例は、前記実施例1中に示した何れか一つの焚き火用野草保護用具1に、火床用殻枠体2上に搭載可能な寸法、形状の筒型体60の天面61中央に鍋受け口62を開口し、同筒型体60の下端寄り周壁適所に焚き口63を形成した上、該焚き口63には扉部64を装着したカマド体6を組み合わせてなるものとした、この考案の野外用カマドセットにおける代表的な一実施例を示すものである。
この野外用カマドセット5のカマド体6は、その全体が厚さ2mm程度の亜鉛鍍金鋼板かステンレス鋼板からなり、当該火床用殻枠体2の直径70cmより小さな直径60cmの真円形、高さ40cmの鉛直姿勢とした筒型体60からなり、同筒型体60の天板61中央には、載置対象となる鍋8の底80がわを嵌合状に装置可能とするよう、直径50cmに設定した真円形の鍋受け口62を開口したものとし、同筒型体60の下端寄り周壁の適所に間口30cm高さ20cmの円弧帯状に開口する焚き口63を形成した上、該焚き口63には上下にスライド自在であって、開放状態に保持可能な図示しない係合機構を有する扉部64を開閉自在に装着してなるものである。
そして、該野外用カマドセット5には、図4中に示すように、適量の薪43を追加して組み合わせたものとすることができる。
(実施例1の作用)
図1または図2中に示した、この考案の焚き火用野草保護用具1は、それらに加えて鍋8や、図示しない飲料水や消火用水、鍋用の食材などの外、必要に応じ、着火用の新聞紙や固形燃料などを加えて、図1のものの場合には、適量の薪43を芋煮会の会場となる河川敷の草原などに運搬し、図5中に示すように、安全に調理可能な野外カマド7の接地箇所を選び、当該火床用殻枠体2をできるだけ水平な地上面の野草上適所に平置き状とした後、河砂30の袋を破いて同火床用殻枠体2内面21上の中央に厚く堆積し、同火床用殻枠体2内面21上の外周付近には適度に堆積するよう手盛りした上、河原で選んだ複数個の自然石65,65,……で野外カマド7を形成するよう組み合わせてから、火床用殻枠体2内面21中央の河砂30上であって、しかも該野外カマド7内となる位置で、新聞紙や固形燃料などを用いて薪43に着火し、鍋8を該野外カマド7上に安定するよう装置して加熱調理する。
火床用殻枠体2上の河砂30の上で燃える薪43の熱は、鍋8の底80を効率的に加熱するものとなり、しかも厚く堆積するよう盛られた河砂30と火床用殻枠体2とが高い断熱性を発揮して、炎の熱が火床用殻枠体2外面22に接している野草類や地面に伝導、伝達、輻射することはない。
調理を終えて消化した後は、火床用殻枠体2上の河砂30や、複数個の自然石65,65,……からなる野外カマド7が十分自然冷却してから、各自然石65,65,……を元の河原に戻し、さらに、当該火床用殻枠体2上の河砂30を現地の河砂地帯などに廃棄処分して周辺を清掃した上、該火床用殻枠体2や鍋8、残った薪43,43,……、軍手40、火ばさみ41、使い捨てライター42などの付属品4およびゴミなどを持ち帰るようにし、自然環境をできるだけ利用前の状態に戻して帰途につくようにする。
図2中に示した焚き火用野草保護用具1を利用した場合には、薪43を別途購入する必要がなく、火床用殻枠体2は、ハンドル26を把持して簡単に運搬することが可能であり、その底板20外面22中央が上方に僅かに膨らむ凹面部23に形成されており、最も加熱する中央部分が地面に直接接地しない形状となっており、平面のものよりも、一段と高い断熱性を得るものとなる。
(実施例2の作用)
図3または図4に示したこの考案の野外用カマドセット5は、それらに加えて鍋8、図示しない飲料水、消火用水、着火用の新聞紙や固形燃料、鍋用の食材などの外、図3のセットの場合には、適量の薪43を加えて、芋煮会会場となる河川敷の草原などに運搬し、図6中に示すように、野外カマド7の設置に適した、できるだけ平坦な場所を選び、当該火床用殻枠体2を地上面の野草上に平置きし、河砂30の袋を破いて同火床用殻枠体2内面21上の中央に厚く堆積し、同火床用殻枠体2内面21上の外周付近には適度に堆積するよう手盛りした上、該火床用殻枠体2内面21上の河砂30上に、カマド体6を鉛直姿勢に載置し、同カマド体6筒型体60の内がわに、中央に厚く堆積させた河砂30の箇所が位置するように設置した後、同カマド体6の焚き口63を通じて、該火床用殻枠体2内面21中央の河砂30上であって、カマド体6筒型体60の内がわとなる位置に、薪43を投入して新聞紙や固形燃料などを用いて着火し、鍋8を該カマド体6鍋受け口62に嵌合状に装置し、風向きや火加減などに応じて扉部64の開閉度を調節しながら加熱調理する。
火床用殻枠体2の河砂30上で燃える薪43の熱は、カマド体6に包囲されて風の影響などを受けずに鍋8底を効率的に加熱するものとなり、しかも厚く堆積するよう盛られた河砂30と火床用殻枠体2とが高い断熱性を発揮して、炎の熱が火床用殻枠体2外面22に接している野草類や地面に伝導、伝達、輻射することがない。
加熱調理を終えて消化した後は、カマド体6および火床用殻枠体2上の河砂30が十分に自然冷却してから、カマド体6を撤去し、該火床用殻枠体2上の河砂30を現地の河砂地帯などに廃棄処分すると共に、周辺のゴミを拾うなどして清掃した上、該火床用殻枠体2や鍋8、カマド体6、残った薪43、軍手40、火ばさみ41、使い捨てライター42などの付属品4およびゴミなどを持ち帰るようにし、自然環境を利用前の状態に戻すようにすべきである。
(実施例1の効果)
以上のような構成からなる実施例1の焚き火用野草保護用具1は、前記この考案の効果の項で記載の特徴に加え、火床用殻枠体2が、厚さ3mmのアルミニウム板からなるものとして、鋼板やステンレス板などの他の金属類を利用したものより一段と軽量化して運搬性を高めると共に、高い熱伝導率によって放熱性を確保し、地面や野草などへの加熱を一層低減できるものとなり、さらに、図2中に示した火床用殻枠体2は、直径が大型化されたものの場合であっても、ハンドル26を把持して簡単且つ安全に持ち運ぶことができるものとなる。
また、火床用堆積物3が、粒状体である河砂30を河川水などで十分に洗浄した後に乾燥したものとし、加熱調理中に河砂30から湯気が上がるようなことが無く、しかも熱が河砂30粒隙間の水分を伝って火床用殻枠体2まで伝達してしまうのを確実に防止可能とし、河砂30粒隙間に微量の空気を封じ込めて高い断熱性を確保できるものとすることができる。
(実施例2の効果)
以上のような構成からなる実施例2の野外用カマドセット5は、カマド体の6筒型体60が、周囲の風雨から焚き火を保護するものとなり、鍋受け口62に嵌合状に装置した鍋8を安定して保持可能とする上、焚き口63に上下にスライド自在に装着されている扉部64を上下動し、焚き口63の開口寸法を調節しながら火加減を調節することができるようになり、野外における安全で効率的な煮炊き作業を実現化できる上、火床用殻枠体2とカマド体6とを個別に運搬することができ、河砂30を河原などに捨ててしまえば、自然環境に悪影響を与えずに、大幅に軽量化して身軽に帰宅することができるという効果を奏するものとなる。
(結 び)
叙述の如く、この考案の焚き火用野草保護用具、およびそれを利用した野外用カマドセットは、その新規な構成によって所期の目的を遍く達成可能とするものであり、しかも製造も容易で、従前からの携帯用の火床などに比較して大幅に耐火性、断熱性を高め、構造がシンプルで大型化、軽量化且つ低廉化して遥かに経済的なものとすることができる上、設置作業性を大幅に改善し得るものとなることから、従前までの芋煮会などでは、自然豊かで景観の美しい渓谷や草原などであるにも拘わらず、地面の焼け痕や燃え残りの薪などをそのまま放置してしまったり、草原の至る所に石を組んでカマドを造り、野草を焼き枯らしてしまっていた人々にも、新たな自然環境保護の手段を与えることができるものとなり、いつ訪れても美しい風景が維持されていることを望む観光客や地元住民はもとより、毎年芋煮会が行われる土地の管理者や管理団体、およびアウトドア用品やレジャー用品などを取り扱うホームセンターやスポーツ用品業界などにおいても高く評価され、広範に渡って利用、普及していくものになると予想される。
図面は、この考案の焚き火用野草保護用具、およびそれを利用した野外用カマドセットの技術的思想を具現化した代表的な幾つかの実施例を示すものである。
焚き火用野草保護用具を示す斜視図ある。 薪を追加した焚き火用野草保護用具を示す斜視図である。 野外用カマドセットを示す斜視図である。 薪を追加した野外用カマドセットを示す斜視図である。 焚き火用野草保護用具の利用状態を示す斜視図である。 野外用カマドセットの利用状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 焚き火用野草保護用具
2 火床用殻枠体
20 同 底板
21 同 内面
22 同 外面
23 同 凹面部
24 同 周壁
25 同 補強リブ
26 同 ハンドル
3 火床用堆積物
30 同 河砂(粒状体)
4 付属品
40 同 軍手
41 同 火ばさみ
42 同 使い捨てライター(マッチ)
43 同 薪
5 野外用カマドセット
6 カマド体
60 同 筒型体
61 同 天板(天面)
62 同 鍋受け口
63 同 焚き口
64 同 扉部
65 同 自然石
7 野外カマド
8 鍋
80 同 底

Claims (5)

  1. 底板外面を接地が安定する形状とした直径または一辺寸法30ないし100cmで、その外周縁の全周に渡って高さ2ないし10cmの周壁を連続的に一体形成し、後述の火床用堆積物受けとしての強度を確保でき、且つ携行可能な重量となるよう規制した金属製皿状の火床用殻枠体と、該火床用殻枠体底板内面上に密に堆積可能で、耐熱性および断熱性を有する粒状体、粉状体、またはそれらの混合体の何れか一つからなる火床用堆積物とを組み合わせてなるものとしたことを特徴とする焚き火用野草保護用具。
  2. 底板外面の全面を安定接地可能な平面状に形成するか、または、底板外面中央が上方に僅かに膨らむ凹面状をなし、同底板外面の外周がわが安定接地可能な平面形状に形成するかの何れか一方とした直径30ないし100cmで、その外周縁の全周に渡って高さ2ないし10cmの周壁を連続的に一体形成し、後述の火床用堆積物受けとしての強度を確保でき、且つ携行可能な重量となるよう規制した金属製皿状の火床用殻枠体と、該火床用殻枠体の底板内面に薪や火の粉などが直接接触しないよう、同底板内面上に密に堆積可能で、耐熱性および断熱性を有する粒状体か、粉状体か、またはそれらの混合体かの何れか一つからなる火床用堆積物適量とを組み合わせてなるものとしたことを特徴とする焚き火用野草保護用具。
  3. 底板外面の全面を安定接地可能な平面状に形成した直径30ないし100cmで、その外周縁の全周に渡って高さ2ないし10cmの周壁を連続的に一体形成し、後述の火床用堆積物受けとしての強度を確保でき、且つ携行可能な重量となるよう規制した金属製皿状の火床用殻枠体、および、該火床用殻枠体の底板内面に薪や火の粉などが直接接触しないよう、同底板内面上に密に堆積可能で、耐熱性および断熱性を有する粒状体、粉状体、またはそれらの混合体の何れか一方からなる火床用堆積物の適量、ならびに、軍手、火ばさみ、適量の薪、使い捨てライターを組み合わせてなるものとしたことを特徴とする焚き火用野草保護用具。
  4. 火床用堆積物は、洗浄処理済みの砂適量を袋詰めしてなるものとした、請求項1ないし3何れか一項記載の焚き火用野草保護用具。
  5. 請求項1ないし4何れか一項記載の焚き火用野草保護用具に、平面形において火床用殻枠体よりも小さな筒型体であって、同筒型体の天面中央に鍋の底がわを装着可能な開口寸法、形状とした鍋受け口を有すると共に、装着対象の鍋を火床用殻枠体上の所定高さ位置に保持可能とする高さの周壁、および該周壁の下端寄り適所に設けた焚き口を備えてなるカマド体を組み合わせてなるものとしたことを特徴とする野外用カマドセット。
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