JP3146915U - 間欠撒水器 - Google Patents
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Abstract
【課題】水を運ぶ間に室内にこぼすおそれがなく、効果的に水を撒くことができる間欠撒水器を提供する。
【解決手段】一定水位以上に達したときに水を通すサイホンを備えた中間貯水槽と、細管内の水柱の負圧により、下部貯留槽に水が貯まっている間は給水槽からの給水を停止させる給水槽上部まで繋がる細管を持つ下部貯留槽と、水が少しずつ流れる細管と、下部貯留槽から上がってくる細管と密着して接続する給水槽上部までの長さの細管を付けた開け閉め可能なフタを持ち、本体との着脱可能な給水槽を持たせたことで、楽に給水できて、長時間にわたって、効果を持続させることが出来る。
【選択図】図1
Description
本考案は、庭、ベランダ、屋根などに水を撒く装置に関するものである。
従来直射日光を浴びる庭やベランダに、お風呂の残り湯などを撒くことで涼しくなることはよく知られている。しかし意外に実行されていない。間欠撒水ということでは、凍霜害防止のための、温度センサーと電磁弁を利用した農業用の発明が見られたが、家庭で簡便に利用できる物は見あたらなかった。
特許公開2008−79585
風呂場から水を撒く場所まで運ぶ間に、室内に水をこぼすおそれがあった。
さらに、撒いた水はすぐに蒸発してしまい効果はすぐに消えてしまうという問題があった。
一定水位以上に達したときに水を通すサイホンを備えた中間貯水槽と、細管内の水柱の負圧により、下部貯留槽に水が貯まっている間は給水槽からの給水を停止させる給水槽上部まで繋がる細管を持つ下部貯留槽と、水を少しずつ流す細管と、下部貯留槽から上がってくる細管と密着して接続する給水槽上部までの長さの給水槽内部の細管を付けた開け閉め可能なフタを持ち、本体との着脱可能な給水槽を持つことを特徴とした間欠撒水器。
(1)給水槽となる給水用の容器は、フタを締めた状態で、室内を安心して持ち運びできる。
(2)間欠的に流れるので、蒸発しないまま無駄に流れ去ってしまう水が減り、1回の給水で、長時間にわたって効果が持続する。
(2)間欠的に流れるので、蒸発しないまま無駄に流れ去ってしまう水が減り、1回の給水で、長時間にわたって効果が持続する。
本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
上部に逆さまに差し込む給水槽1のフタには、水を少しずつ流す細管4と、下部貯留槽3から上がってくる細管7の上端に付けたゴム管と密着して繰り返し着脱できるジョイント6を付け、給水槽1を上向きに置いた場合の底付近までの長さの給水槽内部の細管8を付けておく。
給水槽1から細管4を通って、少しずつ中間貯水槽2に水が貯まっていく。
中間貯水槽2に設けたサイホン5の上の面を超えると水が流れ始めて、下部貯留槽3に供給される。
下部貯留槽3に水が貯まると、給水槽上部まで繋がっている細管7が水を吸い上げていく。
細管7内の水柱の高さが、給水槽1内の水面の高さと細管4の出口の高さとの水位差に達すると、給水槽1内に負圧が掛かり、細管4から水が出なくなる。
下部貯留槽3の水が撒水に使われ減っていき、水面が空気を通す細管9の開口部より下になると、空気を通す細管9を通って空気が細管7の水柱よりも上に流れていき、細管7内の水柱が下がり、給水槽1の負圧が解消され再び細管4からの給水が始まるようになる。
空気を通す細管9を設けたことにより、細管7の底部から入った空気が中の水を押し上げてしまい毛細管現象で細管8が水で詰まってしまうのを確実に防ぐことが出来る。
送出ホース10に、T字管12をつないでおくと、撒水ホースを増やしたり、つなぎ変えが容易に行える。
撒水ホースの先端を閉じ、細かい穴をたくさん空けて、そこから水が少しずつ流れ出るようにすることで、蒸発しないまま流れ去ってしまう水の量を少なくできる。
さらに、人工芝などを敷くことによって、蒸発する表面積が広くなって、能率良く蒸発させることが出来る。
2リットルの水が完全に蒸発したとすると、奪っていってくれる気化熱は、約4800kJになる。
冷房能力が2kW程度の小型のクーラーなら、2400秒つまり40分間フル運転したのと同じだけの熱量を運んでいってくれることになる。
クーラーの場合、部屋の中から外へ熱を運んでいるだけで、それ以上に多くの熱量が環境中に排出されてしまう。
クーラーの使用時間を減らし、温暖化を緩和することに貢献できる。
身近にあるペットボトルを加工して、組み合わせて本体を作ることもできる。
本体の下部に、水を3分の2程度入れたペットボトルを3本、3方向にくくりつけて、転倒しないように固定するとよい。
使用しないときは、固定用のペットボトルは取り外せるので、収納しやすくなる。
細管7が毛細管現象が起きない十分な内径が確保できる場合には、空気を通す細管9を省略出来る。
1 給水槽
2 中間貯水槽
3 下部貯留槽
4 水を少しずつ流す細管
5 サイホン
6 ジョイント
7 細管
8 給水槽内部の細管
9 空気を通す細管
10 送出ホース
11 撒水ホース
12 T字管
2 中間貯水槽
3 下部貯留槽
4 水を少しずつ流す細管
5 サイホン
6 ジョイント
7 細管
8 給水槽内部の細管
9 空気を通す細管
10 送出ホース
11 撒水ホース
12 T字管
Claims (1)
- 撒水器において、
一定水位以上に達したときに水を通すサイホンを備えた中間貯水槽と、
細管内の水柱の負圧により、下部貯留槽に水が貯まっている間は給水槽からの給水を 停止させる給水槽上部まで繋がる細管を持つ下部貯留槽と、
水が少しずつ流れる細管と、下部貯留槽から上がってくる細管と密着して接続する給 水槽上部までの長さの給水槽内部の細管を付けた開け閉め可能なフタを持ち、 本体との着脱可能な給水槽を持つことを特徴とした間欠撒水器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008006748U JP3146915U (ja) | 2008-09-25 | 2008-09-25 | 間欠撒水器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008006748U JP3146915U (ja) | 2008-09-25 | 2008-09-25 | 間欠撒水器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3146915U true JP3146915U (ja) | 2008-12-04 |
Family
ID=43296601
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008006748U Expired - Fee Related JP3146915U (ja) | 2008-09-25 | 2008-09-25 | 間欠撒水器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3146915U (ja) |
-
2008
- 2008-09-25 JP JP2008006748U patent/JP3146915U/ja not_active Expired - Fee Related
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