JP3146786U - 電子機器収納ケース - Google Patents

電子機器収納ケース Download PDF

Info

Publication number
JP3146786U
JP3146786U JP2008005608U JP2008005608U JP3146786U JP 3146786 U JP3146786 U JP 3146786U JP 2008005608 U JP2008005608 U JP 2008005608U JP 2008005608 U JP2008005608 U JP 2008005608U JP 3146786 U JP3146786 U JP 3146786U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic device
thermal conductivity
case
synthetic resin
lid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008005608U
Other languages
English (en)
Inventor
林 え り 子 小
Original Assignee
株式会社グロウアップ・ジャパン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社グロウアップ・ジャパン filed Critical 株式会社グロウアップ・ジャパン
Priority to JP2008005608U priority Critical patent/JP3146786U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3146786U publication Critical patent/JP3146786U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】気密性及び防滴性を確保して振動、衝撃及び騒音の吸収を図りながら放熱性を効果的に実現でき、耐衝撃性、低振動性、静粛性及び放熱性に一層優れた電子機器ケースを提供する。
【解決手段】電子機器ケース10は、金属板1−2a、熱伝導性向上粘弾性合成樹脂シート1−2e、金属板1−2b、熱伝導性向上粘弾性合成樹脂シート1−2f、金属板1−2cの順に積層された少なくとも5層積層構造を有する多層積層型熱伝導性向上制振板を用いた。
【選択図】図1

Description

本考案は、ハードディスクドライブ(以下、「HDD」という)などの外部記憶装置、パソコン(以下、「PC」という)等の精密電子機器を収納して保護するため電子機器収納ケースに係り、特に、耐衝撃性、低振動性、静粛性、気密性、防滴性及び放熱性に優れる電子機器収納ケースに関する。
近年、コンピュータ・システムの小型化、高速処理化に伴って、その外部記憶装置等の電子機器にも小型化とともに、高速処理化と大容量化が要求されている。特にHDDなどの外部記憶装置等は、高記録密度化が加速する中で、磁気ヘッド/メディアの狭トラック化(高トラック密度化又は高TPI化)が急速に進みつつある。
このように外部記憶装置の高TPI化が進んでトラックが高密度化されると、僅かな振動によっても磁気ヘッドが目的のトラックからずれることがあり、外部記憶装置の信頼性が低下してしまうことになり、特に高密度化トラックを備えた外部記憶装置やこれらを備えたPC等では、振動、さらにはこれらに伴う騒音等の低減が強く望まれている。
このような要望に対応し得る電子機器収納ケースとして、HDDを載置するプレート板と、プレート板上面に載置したHDDを覆うようにプレート板上面の周縁に取り付けられるカバーとからなり、前記プレート板上面に衝撃吸収材を配するとともに周縁に吸音材を配し、前記カバーの内側面に吸音材を配するとともに天上面に衝撃吸収材を配して、これら衝撃吸収材及び吸音材によって振動の減衰化が計られているものが市販されている。しかし、このような構造では、HDDのモータ駆動時に生じる熱で電子機器収納ケース内部の雰囲気温度が上昇して熱の逃げ道がなく、電子機器収納ケース内部の雰囲気温度が、ATX規格(組立用パソコン)で規定される55℃を上回ってしまうという問題点があった。
また、ディスク状記録媒体(以下、「ディスク」という)を有する外部記憶装置のディスクドライブ装置において、ディスクの回転に伴う騒音や振動を抑制するためディスクドライブ装置のチャッキングに用いるクランパを支持するクランパ支持部材に制振鋼板を用いる提案がなされている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載のディスクドライブ装置は、図2に示すように、開口部を有するディスクを搭載するディスクトレイ2と、ディスクトレイ2を移動自在に支持する樹脂製のフレーム5と、ディスクトレイ2に搭載されたディスクの開口部に嵌合するとともに、ディスクトレイ2からディスクを浮上させるターンテーブルと、浮上したディスクに対して、ターンテーブルが位置する側とは反対側から当接することにより、ディスクをターンテーブルにチャッキングするクランパ7と、クランパ7を支持するクランパ支持部材6とを備え、クランパ支持部材6は制振鋼板からなり、クランパ支持部材6の長辺方向の長さに対する短辺方向の長さの比が0.25以上0.35以下である構成となっている。
また、従来、HDDやPC等の電子機器収納ケースには、主にアルミ単板が使用されていたが、外部記憶装置の高速回転化に伴う振動の増大からケースの振動による騒音問題に対し低騒音化対策として、アルミ板に代わって質量のあるステンレス鋼板をケースに採用されるようになってきた。しかし、質量増だけでは十分な低騒音化が達成されないため、近年ではケース全体をステンレス表皮の制振鋼板で作製される提案がなされている(例えば、特許文献2)。
特許文献2に記載の電子機器収納ケースは、2枚のステンレス鋼板の間に粘弾性樹脂を積層した樹脂複合型ステンレス制振鋼板において、少なくとも内面側になる方のステンレス鋼板の表面粗さRaを0.045μm 以下とし、かつ、外面側となる方のステンレス鋼板の表面粗さRaを0.07μm 以上とし、この樹脂複合型ステンレス制振鋼鈑を用いてプレス成形体とした構成である。
特開2003−217203号公報 特開2003−205576号公報
しかし、特許文献1、2においては、電子機器収納ケース内に、前記市販のものと同様に、電子機器のモータ駆動時に生じる熱の逃げ道や、それ以上の、広範の周波数帯域に亘る振動・騒音のケース外に対する伝播防止処理については一切記載されていない。
また、特許文献1のクランパ支持部材6に用いられる制振鋼板は、鋼板12a、12bの間に樹脂層としての粘弾性樹脂13が挟まれた積層部材の3層積層構造により形成されている。
さらに、特許文献2の電子機器収納ケースに樹脂複合型ステンレス制振鋼鈑も、2枚のステンレス鋼鈑の間に粘弾性樹脂が挟まれた3層積層構造である。
このように、特許文献1、2に記載の制振鋼鈑は、いずれも2枚の鋼板の間に粘弾性樹脂を介して積層した3層積層構造の制振鋼鈑であって、これらを電子機器収納ケースに用いた場合、いずれも1層の薄い粘弾性樹脂層だけでは、電子機器駆動部の回転に伴う広範の周波数帯域に亘る振動・騒音を十分防止することができずケース外に伝播するなど、さらに耐衝撃性、低振動性及び静粛性を改善する余地がある。
また、特許文献1、2等に記載の従来の制振鋼鈑においては、特に粘弾性樹脂層の熱伝導性に対する考慮がなされておらず、さらにステンレス制振鋼鈑は熱伝達性能が劣るなど、電子機器駆動部から生じる熱の外部への逃げ道がなく、電子機器収納ケース内部の雰囲気温度が上昇し易いという問題点が依然として残されている。
本考案は、このような問題点を解決するためになされたものであり、気密性及び防滴性を確保して振動、衝撃及び騒音の吸収を図りながら放熱性を効果的に実現でき、耐衝撃性、低振動性、静粛性及び放熱性に一層優れた電子機器収納ケースを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、請求項1の考案の電子機器収納ケースは、金属板、熱伝導性向上粘弾性合成樹脂シート、金属板、熱伝導性向上粘弾性合成樹脂シート、金属板の順に積層された少なくとも5層積層構造を有する多層積層型熱伝導性向上制振板を用いたことを特徴としている。
請求項2の考案の電子機器収納ケースは、請求項1記載の電子機器収納ケースであって、前記熱伝導性向上粘弾性合成樹脂シートは、金属やカーボンを含む高熱伝導性フィラーを混入した高分子系樹脂フィルムからなり、熱伝導率が1KW/(m・K)以上であることを特徴としている。
請求項3の考案は、請求項1又は請求項2記載の電子機器収納ケースであって、電子機器収納ケースが、外部記憶装置を収納する上部が開放された有底ボックス形状のケース本体と、該ケース本体の開口周縁に取り付けられる蓋とからなり、前記外部記憶装置の周囲を包囲するように前記ケース本体内の側面に多層状に被覆された制振材、吸音材及び遮音材と、前記ケース本体内の底面に被覆された遮音材と、前記蓋の内面に介装された熱伝導性向上粘弾性合成樹脂マットと、前記蓋とケース本体上部の開口周縁上面との合せ面間に全周無端状に介装された熱伝導性向上粘弾性合成樹脂シートと、前記蓋の周縁に開設された複数のねじ取付け穴に非接触状態で遊嵌挿通されて前記蓋をケース本体上部の開口周縁にねじ着される複数のねじ部材と前記蓋との間に介装された衝撃吸収部材からなる衝撃吸収部材ワッシャーと、帯板の端部が前記外部記憶装置の左右両側面外に張出すように屈曲されてねじ取付け孔が開設された水平部を有し前記外部記憶装置を支持する一対又は二対の外部記憶装置支持部材、前記各水平部のねじ取付け孔に非接触状態で遊嵌挿通されるねじ部材、該ねじ部材と前記水平部との間に介装された衝撃吸収部材からなる衝撃吸収部材ワッシャー、及び前記各水平部の下面に前記ねじ部材に挿通されて取付けられた任意断面の中空筒状のダンパー部材を備え、該ダンパー部材部が前記ケース本体内の底面への当接支持部となることにより前記外部記憶装置を収納ケースに対して非接触状態で弾発支持するダンパー機構と、を備えたことを特徴とする。
請求項1の考案によれば、電子機器収納ケースは、金属板、熱伝導性向上弾性フィルム、金属板、熱伝導性向上粘弾性合成樹脂シート、金属板の順に積層された少なくとも5層積層構造を有する多層積層型熱伝導性向上制振板からなることから、電子機器駆動時の振動及び騒音の電子機器収納ケース外への漏出防止による静粛性並びに外部からの衝撃を吸収して電子機器を保護する耐衝撃性が一層向上するとともに、熱伝導性向上粘弾性合成樹脂シートの熱伝導性が向上していることから例えば別途ヒートシンクを省いても電子機器収納ケース全体からの放熱性を効果的に確保することができるという効果がある。
請求項2の考案によれば、請求項1の考案と同様な効果を有するのに加えて、熱伝導性向上粘弾性合成樹脂シートは、金属やカーボンを含む高熱伝導性フィラーを混入した高分子系樹脂フィルムからなり、熱伝導率が1KW/(m・K)以上であることから、電子機器収納ケース全体からの放熱性をさらに効果的に確保することができるという効果がある。
請求項3の考案によれば、請求項1又は請求項2の考案と同様な効果を有するのに加えて、特に上下方向のスペース的に制約される薄型の外部記憶装置を収納するケースにおいて、ダンパー機構の衝撃吸収部材が電子機器の両側面側に配置しているので、衝撃吸収部材は衝撃及び振動吸収性能を十分発揮できる厚さを確保できる上、電子機器支持部材の水平部に衝撃吸収部材からなる衝撃吸収部材ワッシャーを介してダンパー部材を取付け、ねじ部材が電子機器支持部材の水平部に非接触状態を保持する十分大きい孔径のねじ取付け孔を介して取付けられるなどによりケース本体に対してHDDに接触する部材の非接触状態を保持した構成、及び電子機器の底面と電子機器支持部の上面との間に衝撃吸収部材からなる衝撃吸収部材シートが介装されている構成により、電子機器から電子機器支持部材あるいはダンパー部材部を介しての広範囲の周波数帯域に亘る音響・振動の絶縁性能を一段と向上させ、電子機器駆動時の振動が直接ケース本体に伝播することなく、さらに外部からの衝撃もケース本体から直接電子機器に伝播することなく、ダンパー機構がこれら振動や衝撃を吸収して静粛性及び電子機器を保護する耐衝撃性を十分確保することができる。すなわち、ケース本体上部の開口周縁と蓋との間に熱伝導性向上粘弾性合成樹脂シートを介装して気密性及び防滴性を確保して振動、衝撃及び騒音の吸収を図りながら放熱性を効果的に実現でき、耐衝撃性、低振動性、静粛性、気密性、防滴性及び放熱性になお一層優れた薄型の電子機器収納ケースを提供することができるという効果がある。
以下、本考案による電子機器収納ケースについて添付した実施例の図面を参照し説明する。
図1の(a)は本考案の一実施の形態による電子機器収納ケース10の正面縦断面図、(b)はその電子機器収納ケース10に用いられる多層積層型熱伝導性向上制振板の部分拡大断面図、図2は電子機器収納ケース10の側面縦断面図である。
本実施例の電子機器収納ケース10は、いずれも熱伝導性のよい3枚の薄い金属板1−2a、1−2b、1−2cの間に2層の薄い熱伝導性向上粘弾性合成樹脂シート(熱伝導性向上弾性フィルム)1−2d、1−2eを積層してなる後述する多層(5層)積層型熱伝導性向上制振板製の上部が開放された有底のケース本体1と、ケース本体1上部の開口周縁に取り付けられる蓋2とから概略構成される扁平ボックス形状をなし、ケース本体1内の中央部に電子機器の一代表例であるHDD20が載置され収納される構成となっている。
ケース本体1及び蓋2の外面は全面的に凹凸状のディンプルが形成されている。このディンプルにより電子機器収納ケース10の外表面積が増大することから放熱効果を向上させている。なお、ケース本体1及び蓋2の外面を含む形状、構造及び表面処理等については後述する。
ケース本体1は、例えば、底面1aに対して左右前後4つの側面1b、1b、1c、1cが切り起こされてボックス形状に形成されるとともに、さらにこれらの側面1b、1b、1c、1cの上部の蓋2がネジ着される取付け面となるフランジ部1dが、それぞれ適宜幅を有して内側に水平に屈曲され、フランジ部1dの上面が面一の蓋取付け面となるように形成されている。すなわち、ケース本体1上部の開口周縁は、フランジ部1dとなっている。なお、図示しないが、フランジ部1dはケース本体1の左右両側面1b、1bのみに設け、前後両側面1c、1cは上面がフランジ部1dと面一の平板状のままでもよい。
蓋2は、ケース本体1上部の開口周縁の蓋取付け面であるフランジ部1d上面との間に熱伝導性向上粘弾性合成樹脂シート9が全周無端状に介装された状態で、衝撃吸収部材からなる衝撃吸収部材ワッシャー22を介して複数のねじ部材21によりフランジ部1d、1dに着脱可能にねじ着される。蓋2のねじ取付け孔2aは、例えば3mm径のねじ部材21に対し非接触状態を保持するような十分大きい例えば4mmの孔径を有している。
また、この実施例では、図1(b)に示すように、蓋2及びケース本体1は、軽量で高熱伝導性のあるAl合金系又はさらに熱伝導性及び遮音性のよい銅合金系や鉄合金系などの薄い金属板1−2a、衝撃吸収性あるいはクッション性に優れるとともに熱伝導性を向上させた薄い熱伝導性向上粘弾性合成樹脂シートである熱伝導性向上弾性フィルム1−2d、金属板1−2b、熱伝導性向上弾性フィルム1−2e、金属板1−2cの順に積層された5層積層構造を有する多層積層型熱伝導性向上制振板から構成されている。金属板1−2a、1−2b、1−2c及び熱伝導性向上弾性フィルム1−2d、1−2eはそれぞれ同一種類の金属板、熱伝導性向上弾性フィルムとすることも、又はそれぞれ異種類の金属板、熱伝導性向上弾性フィルムとすることも、あるいは各種の組合せなど必要な条件に応じて選択的に用いることができる。
熱伝導性向上弾性フィルム1−2d、1−2eは、金属やカーボンなどの高熱伝導性フィラーを混入した例えばアクリル系などの高分子系樹脂フィルムからなり、熱伝導率が1KW/(m・K)以上であることが望ましい。
熱伝導性向上弾性フィルム1−2d、1−2eは、高熱伝導性フィラーの金属粒子が所定の例えば10数容量%の範囲で含まれており、また、その金属粒子は、金属板1−2a、1−2b、1−2c間に積層される熱伝導性向上弾性フィルム1−2d、1−2eが有するべき厚さよりも大きい粒径例えば略45〜105μmの範囲の寸法を有するものがある。このように金属粒子を熱伝導性向上弾性フィルム1−2d、1−2eに分散配合し、これを3枚の金属板1−2a、1−2b、1−2cの間に介在させて、この金属板をプレスし圧着することにより熱伝導性が向上するとともに、直接抵抗溶接を行なうようにすることもできる。この場合の金属粒子としては、金属板1−2a、1−2b、1−2cの融点に近いものが望ましい。
例えば、金属粒子としては、銅合金系や鉄合金系などの金属板1−2a、1−2b、1−2cに対しては、鉄粉、ニッケル粉、ステンレス粉、銅粉又はこれらの2種以上の混合物が好ましい。他方、融点が前者より低いAl合金系などの金属板1−2a、1−2b、1−2cに対しては、アルミニウム粉、亜鉛粉、鉛粉、スズ錫粉等の金属粉末などから選択的に用いられる。金属粒子は、水アトマイズ法、ガスアトマイズ法、ガス還元法、回転電極法等、種々の方法で製造することができる。
また、熱伝導性向上弾性フィルム1−2d、1−2eの厚さは、特に、限定されるものではないが、制振性能あるいは抵抗溶接性共に優れたものとするためには、通常、略20〜80μmの範囲がよい。熱伝導性向上弾性フィルム1−2d、1−2eの厚さが10μmよりも小さいときは、熱伝導性向上弾性フィルム1−2d、1−2eの制振性能が急激に低下するので好ましくない。
特に、熱伝導性向上弾性フィルム1−2d、1−2eに金属粉末を配合することにより、この金属粒子が熱伝導性向上弾性フィルム1−2d、1−2eのズリ変形を阻害するロッキング効果が現われることから、熱伝導性向上弾性フィルム1−2d、1−2eの厚さは略20μm以上とすることが好ましい。一方、熱伝導性向上弾性フィルム1−2d、1−2eが厚過ぎると、熱伝導性向上弾性フィルム1−2d、1−2e自体の強度と金属板1−2a、1−2b、1−2cの強度との差が大きくなり過ぎて、加工時のずれ量が大きくなり加工に支障をきたすことがあることから、熱伝導性向上弾性フィルム1−2d、1−2eの厚さは略80μm以下とするのが好ましい。
また、熱伝導性向上弾性フィルム1−2d、1−2eは、例えばアクリル系樹脂などに特に限定されるものではなく、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂のいずれでも用いることができる。例えば、熱可塑性のポリエステル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、その他のポリオレフィン樹脂、酢酸ビニル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂等を選択的に用いることができる。
このような金属板1−2a、1−2b、1−2cの間に熱伝導性向上弾性フィルム1−2d、1−2eを介装し積層された少なくとも5層積層構造を有する多層積層型熱伝導性向上制振板を蓋2やケース本体1に適用することにより、電子機器駆動時の振動及び騒音の電子機器収納ケース10b外への漏出防止による静粛性並びに外部からの衝撃を吸収して電子機器を保護する耐衝撃性を一層向上するとともに、この実施例のようにヒートシンクを省いても電子機器収納ケース10b全体からの放熱性を効果的に確保することができる。これにより、前記特許文献1、2等に記載の従来の2枚の鋼板の間に粘弾性樹脂を介して積層した3層積層構造の制振鋼鈑では、1層の薄い粘弾性樹脂層だけで、電子機器駆動部の回転に伴う広範の周波数帯域に亘る振動・騒音を十分防止することができなかった点、及び粘弾性樹脂層の熱伝達が不十分なことから電子機器駆動部から生じる熱の外部への逃げ道がなく、電子機器収納ケース内部の雰囲気温度が上昇し易かった点等々の問題点を大幅に改善することができる。
熱伝導性向上粘弾性合成樹脂シート9は、高熱伝導性及び衝撃吸収性あるいはクッション性のある素材、例えばデンカボロンナイトライドとシリコンゴムを素材に使用してグラスファイバにより機械的強度を補強し、締付けによる破れなど実装上の不安のない商品名「デンカ放熱シート」(電気化学工業株式会社製)などを用いることができる。
衝撃吸収部材ワッシャー22は、例えば、広範囲の周波数域の微振動及び衝撃を吸収する非常に優れた振動及び衝撃吸収材であるシリコンを主原料とする「アルファゲル」(αGEL:ジェルテック社の商品名)などのゲル状衝撃吸収部材を用いることができるが、さらに詳細については後述する。
このような熱伝導性向上粘弾性合成樹脂シート9及び衝撃吸収部材ワッシャー22を介してケース本体1上部の開口周縁に対し蓋2が非接触状態で取付けられる構造となっていることから、電子機器収納ケース10の気密性及び防滴性が確保されるとともに、HDD駆動時の振動及び騒音が蓋2を介し電子機器収納ケース10外への漏出が防止されて静粛性が確保され、さらに蓋2を介して外部からの衝撃を吸収して精密電子機器であるHDD20を保護する耐衝撃性をも確保することができる。
蓋2の内面のケース本体1上部の開口周縁上面の蓋取付け面を除く中央部は、高熱伝導性及び衝撃吸収性あるいはクッション性のある素材からなる例えば前記商品名「デンカ放熱シート」などの帯板状の複数枚(又は1枚物の長方形板状としてもよい)の熱伝導性向上粘弾性合成樹脂マット4により被覆されている。さらに、この粘弾性合成樹脂マット4の下面にHDD20の大きさに対応した図示しない長方形板状のヒートシンクを粘着保持する構成としてもよい。すなわち、この場合は、ヒートシンクは熱伝導性向上粘弾性合成樹脂マット4とHDD20の上面との間に挟設される。
熱伝導性向上粘弾性合成樹脂マット4は、一般的にディンプルが形成されているHDD20の上面に対して全面的に密着することにより接触熱伝達効率を向上させることができる。これにより、HDD20からこれに接触している熱伝導性向上粘弾性合成樹脂マット4を経て蓋2及び熱伝導性向上粘弾性合成樹脂シート9、さらにはケース本体1への熱伝達経路が形成されるので、HDD20から発生した熱が電子機器収納ケース10の全ての面から放熱でき、放熱効果を十分確保することができる。また、蓋2の内面の熱伝導性向上粘弾性合成樹脂マット4は、遮音材としてHDD20駆動時の振動などによる騒音の電子機器収納ケース10外への漏出を防止する効果もある。
ケース本体1の内部の側面1b、1b、1c、1cは、図1及び図2に示すように、順に制振材6、吸音材7及び遮音材8によりHDD20の周囲を包囲するように多層状に被覆されている。
HDD20の周囲を包囲して側面1b、1b、1c、1cの多層状に被覆された制振材6、吸音材7及び遮音材8部に至るケース本体1内の底面1aの中央部は、長方形板状の遮音材3により被覆されている。一般に、2.5インチや3.5インチのHDDは箱型で、騒音源となるディスクドライブが箱の上側に格納され、箱の下側面に制御基板が取り付けられている構造であることから、HDDの騒音は、上側ほど大きく、下面側は減衰して比較的小さくなるので、底面1aに被覆される遮音材3は比較的薄く例えば2mm未満程度とすることができる。この遮音材3の詳細については後述する。
HDD20の上下側は、上述のように、それぞれ蓋2の内面の熱伝導性向上粘弾性合成樹脂マット4及びケース本体1の底面1aの遮音材3によりHDD20の振動音が外部に対して遮蔽され、HDD20の周囲の側面側にHDD20の振動音が集約される傾向になる。これに対し、側面1b、1b、1c、1cに多層状に被覆される制振材6、吸音材7及び遮音材8のうち特に吸音材7を厚くすることにより前記集約されるHDD20の騒音、振動、さらには外部からの衝撃を遮蔽及び吸収する効果を高めることができる。
電子機器であるHDD20を収納する電子機器収納ケース10に適用する制振材6、吸音材7、遮音材3、8は、粉塵や細かい繊維などの飛散する部材は不的確で、各種合成樹脂系又はゴム系などソフトタイプの不織布部材を用いることが望ましい。例えば、制振材6は各種「振動吸収パッド」、あるいは前記「デンカ放熱シート」など、吸音材7はウレタンフォームなどの各種「吸音フォーム」、あるいは特殊紙と不織布の積層による「RuBA」(東レ・デュポンの商品名)など、遮音材3、8は「遮音シートJ」(日東紡の商品名)などの各種「遮音シート」等の市販品が適用できる。なお、粘弾性合成樹脂マット4の「デンカ放熱シート」などは、上述したように、主として熱伝導性部材として用いられるが、衝撃吸収材、制振材あるいは遮音材としても用いることができる。
HDD20は、図1及び図2に示すように、中央部がHDD20の幅寸法より若干広めの凹状に屈曲された上面に、前記衝撃吸収部材ワッシャー22と同様な衝撃吸収部材からなる衝撃吸収部材シート36を介してHDD20を載置する電子機器載置部31bが形成された帯板状の電子機器支持部材31、及び電子機器支持部材31の両端水平部31a、31aの下面に取付けられた例えば圧縮コイルスプリング部材などからなる中空状のダンパー部材32を備える一対のダンパー機構30、30により支持されている。
この際、ダンパー部材32は、その底面が電子機器支持部材31の電子機器載置部31bの下面より若干例えば2mm以上下方に突出するように配置されてケース本体1の底面1aへの当接支持部となることにより、底面1a上の例えば2mm未満程度の遮音材3と電子機器載置部31bの下面との間に僅かの隙間Sが確保されるようになっている。すなわち、HDD20はダンパー機構30によりケース本体1に対して非接触状態で支持されている。
電子機器支持部材31の両端水平部31a、31aには、それぞれねじ取付け孔31c、が穿設されている。そして、頭部33aを有するねじ部材33が、それぞれ両端水平部31a、31aのねじ取付け孔31cに上方から衝撃吸収部材ワッシャー35を介してダンパー部材32共に挿通し、その段付状に形成された細い先端部33bがケース本体1の底面1aにねじ着されている。ねじ取付け孔31c及びダンパー部材32の内径32aは、いずれも例えば3mm径のねじ部材33に対し非接触状態を保持するような十分大きい例えば4mmの直径を有している。
このように組立てられたダンパー機構30の中央部の電子機器載置部31bの上面に衝撃吸収部材シート36を介してHDD20が載置されることによりHDD20は、ダンパー機構30のダンパー部材32の弾性力により上方の蓋2方向に適宜押圧され、HDD20の上面が蓋2内面の熱伝導性向上粘弾性合成樹脂マット4に当接した状態でケース本体1内に支持されている。したがって、電子機器支持部材31とHDD20とは、特にねじ部材などの固定手段により固着されなくてもよい。
ダンパー部材32あるいは衝撃吸収部材ワッシャー22及び35は、公知の、例えば、衝撃、振動を吸収減衰させ、低硬度でクッション性を有するエラストマー材であれば、特に限定することなく使用される。すなわち、前記衝撃吸収部材の素材としては、ゲル状樹脂、ゴム状樹脂、発泡樹脂であって、シリコン系、ポリスチレン系、ポリエステル系、ポリウレタン系、ポリアミド系、フッ素樹脂系、ポリオレフィン系などの熱可塑性エラストマー、例えば、前記シリコンを主原料とする「アルファゲル」(αGEL:ジェルテック社の商品名)などのゲル状衝撃吸収部材を用いることができる。
このようなダンパー機構30の構成により、特に上下方向のスペース的に制約される薄型の電子機器収納ケース10においても、ダンパー機構30が電子機器であるHDD20の側面に取付けられるので、電子機器支持部材31の両端水平部31a、31aの下面に設けられたダンパー部材32は衝撃及び振動吸収性能を十分発揮できる厚さ例えば6mm以上が確保できる上、ダンパー部材32がケース本体1内への当接支持部となってHDD20及び電子機器支持部材31がケース本体1に対して非接触状態で支持されていることから、HDD20駆動時の振動が電子機器支持部材31を介して直接ケース本体1に伝播することなく、さらに外部からの衝撃もケース本体1から直接HDD20に伝播することなく、これら振動や衝撃を吸収して静粛性ならびにHDD20を保護する耐衝撃性を十分確保することができる。
また、3.5インチのHDDは、幅が101.6mm、高さが25.4mm、奥行きが146mmで、2.5インチのHDDは、幅が70mm、高さが9.5mm、奥行きが100mmなどとなっている。電子機器収納ケース10を、例えばこの2種類のHDDに合せて共通的に収納可能な外形寸法に構成することもできる。すなわち、2.5インチのHDDを収納する電子機器収納ケース10の外形寸法を、3.5インチのHDDを収納する電子機器収納ケース10の外形寸法に合せることができる。これにより、パソコンの5インチベイに、上述したような耐衝撃性、低振動性、静粛性、気密性、防滴性及び放熱性に優れた2.5インチのHDDを収納する電子機器収納ケースを装着するような場合にも好都合である。
例えば、HDD20が3.5インチのHDDである場合、電子機器収納ケース10は、外形寸法が幅145mm、高さ40mm、奥行き200mmの薄い形状に構成することができる。
なお、いずれも図示しないが、ケース本体1の内側の前方側面1c近くに中継基板を設けることができる。中継基板の一側面(ケース本体1内のHDD20収納側)には、収納されるHDD20のインタフェースコネクタに嵌合するメスコネクタがHDD20側に対向配置され設けられる。中継基板の他側面(前方側面1c側)には、外部との接続用のオスコネクタが前方外部側に対向配置され設けられる。中継基板上に装備された配線パターンにより、前記メスコネクタとオスコネクタのピンが連結される。以下、HDD20のインタフェースコネクタ関連部の詳細な構成は、例えば特開2005−285154号公報に記載されているのと同様に構成することができるので、ここでは詳細な説明を省略する。
以上のように構成された実施例の電子機器収納ケースにおいては、金属板1−2a、1−2b、1−2cの間に熱伝導性向上弾性フィルム1−2d、1−2eを介装し積層された少なくとも5層積層構造を有する多層積層型熱伝導性向上制振板を蓋2やケース本体1に適用することによる振動・騒音の防止効果に加えて、特に上下方向のスペース的に制約される薄型の外部記憶装置(例えばHDD)などの電子機器20を収納する電子機器収納ケース10においても、ダンパー機構30のダンパー部材32が電子機器20の両側面側に配置しているので、ダンパー部材32は衝撃及び振動吸収性能を十分発揮できる厚さを確保できる上、電子機器支持部材31の水平部31aに衝撃吸収部材からなる衝撃吸収部材ワッシャー35を介してダンパー部32材を取付け、ねじ部材33が電子機器支持部材31の水平部31aに非接触状態を保持する十分大きい孔径のねじ取付け孔31cを介して取付けられるなどによりケース本体1に対して電子機器20に接触する部材の非接触状態を保持した構成、及び電子機器20の底面と電子機器支持部31bの上面との間に衝撃吸収部材からなる衝撃吸収部材シート36が介装されている構成により、電子機器20から電子機器支持部材31あるいはダンパー部材32を介しての広範囲の周波数帯域に亘る音響・振動の絶縁性能を一段と向上させ、電子機器20駆動時の振動が直接電子機器収納ケース10に伝播することなく、さらに外部からの衝撃も電子機器収納ケース10から直接電子機器20に伝播することなく、ダンパー機構31がこれら振動や衝撃を吸収して静粛性及び電子機器を保護する耐衝撃性を十分確保することができる。
すなわち、この実施例によれば、ケース本体1上部の開口周縁と蓋2との間に熱伝導性向上粘弾性合成樹脂シート9を介装して気密性及び防滴性を確保して振動、衝撃及び騒音の吸収を図りながら放熱性を効果的に実現でき、耐衝撃性、低振動性、静粛性、気密性、防滴性及び放熱性にさらに一層優れた薄型の電子機器収納ケース10を提供することができる。
以上述べた実施例におけるケース本体1及び蓋2の少なくとも外表面の金属板1−2a、あるいは図示しないヒートシンクは、100℃以下の雰囲気温度において熱放射性の高い例えば熱放射効率0.90以上の材質、もしくは、メッキ、黒色系アルマイト、熱伝導性塗装などの表面処理がなされているセラミック、鋼板、アルミ系又は銅系合金などの材質が用いられる。
また、上記ダンパー機構30のダンパー部材32のばね定数は、例えば圧縮コイルスプリングで11.242 N/mm(1.146kgf/mm)のものを用いているが、適宜選定できる。
以上説明した実施例の電子機器収納ケース10の構成は、適宜種々の変形や変更が可能で、それらを適宜組合せて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
なお、以上の説明はあくまで一例であり、本考案を解釈する際、上記実施例の記載事項と実用新案登録請求の範囲の記載事項の対応関係になんら限定も拘束もされない。
本考案は、気密性及び防滴性を確保して振動、衝撃及び騒音の吸収を図りながら放熱性を効果的に実現でき、耐衝撃性、低振動性、静粛性及び放熱性に一層優れた薄型の電子機器収納ケースを提供することができ、パソコンをはじめディスクアレイ装置、さらには駆動部を有する各種光学又は/及び精密電子装置等の収納ケースにも好適に適用できる。
(a)は本考案の一実施の形態による電子機器収納ケースの正面縦断面図、(b)は(a)の電子機器収納ケースに用いられる多層積層型熱伝導性向上制振板の部分拡大断面図である。 図1の電子機器収納ケースの側面縦断面図である。 (a)は従来(特許文献1)のディスクドライブ装置の要部斜視図、(b)は(a)のディスクドライブ装置のクランパ支持部材の部分断面図である。
符号の説明
1 ケース本体
1a 底面
1b、1c 側面
1d フランジ部
1−2a、1−2b、1−2c 金属板
1−2d、1−2e 熱伝導性向上粘弾性合成樹脂シート(熱伝導性向上弾性フィルム)
2 蓋
2a、31c ねじ取付け孔
3 遮音材
4 熱伝導性向上粘弾性合成樹脂マット
6 制振材
7 吸音材
8 遮音材
9 熱伝導性向上粘弾性合成樹脂シート
10 電子機器収納ケース
20 電子機器(又はHDD)
21、33 ねじ部材
22、35 衝撃吸収部材ワッシャー
30 ダンパー機構
31 電子機器支持部材
31a 水平部
31b 電子機器載置部
32 ダンパー部材
32a 内径
33a 頭部
36 衝撃吸収部材シート


Claims (3)

  1. 金属板、熱伝導性向上粘弾性合成樹脂シート、金属板、熱伝導性向上粘弾性合成樹脂シート、金属板の順に積層された少なくとも5層積層構造を有する多層積層型熱伝導性向上制振板を用いたことを特徴とする電子機器収容ケース。
  2. 前記熱伝導性向上粘弾性合成樹脂シートは、金属やカーボンを含む高熱伝導性フィラーを混入した高分子系樹脂フィルムからなり、熱伝導率が1KW/(m・K)以上であることを特徴とする電子機器収容ケース。
  3. 前記電子機器は外部記憶装置であり、該外部記憶装置を収容するケースは上部が開放された有底ボックス形状のケース本体と、該ケース本体上部の開口周縁に取り付けられる蓋とからなり、
    前記外部記憶装置の周囲を包囲するように前記ケース本体内の側面に多層状に被覆された制振材、吸音材及び遮音材と、
    前記ケース本体内の底面に被覆された遮音材と、
    前記蓋の内面に介装された熱伝導性向上粘弾性合成樹脂マットと、
    前記蓋とケース本体上部の開口周縁上面との合せ面間に全周無端状に介装された熱伝導性向上粘弾性合成樹脂シートと、
    前記蓋の周縁に開設された複数のねじ取付け穴に非接触状態で遊嵌挿通されて前記蓋をケース本体上部の開口周縁にねじ着される複数のねじ部材と前記蓋との間に介装された衝撃吸収部材からなる衝撃吸収部材ワッシャーと、
    帯板の端部が前記外部記憶装置の左右両側面外に張出すように屈曲されてねじ取付け孔が開設された水平部を有し前記外部記憶装置を支持する一対又は二対の外部記憶装置支持部材、前記各水平部のねじ取付け孔に非接触状態で遊嵌挿通されるねじ部材、該ねじ部材と前記水平部との間に介装された衝撃吸収部材からなる衝撃吸収部材ワッシャー、及び前記各水平部の下面に前記ねじ部材に挿通されて取付けられた任意断面の中空筒状のダンパー部材を備え、該ダンパー部材部が前記ケース本体内の底面への当接支持部となることにより前記外部記憶装置を収容ケースに対して非接触状態で弾発支持するダンパー機構と、を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電子機器ケース。
JP2008005608U 2008-08-11 2008-08-11 電子機器収納ケース Expired - Fee Related JP3146786U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008005608U JP3146786U (ja) 2008-08-11 2008-08-11 電子機器収納ケース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008005608U JP3146786U (ja) 2008-08-11 2008-08-11 電子機器収納ケース

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3146786U true JP3146786U (ja) 2008-12-04

Family

ID=43296482

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008005608U Expired - Fee Related JP3146786U (ja) 2008-08-11 2008-08-11 電子機器収納ケース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3146786U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109949700A (zh) * 2017-12-21 2019-06-28 三星显示有限公司 底部构件及包括其的显示设备
CN115267986A (zh) * 2022-08-15 2022-11-01 武汉锐科光纤激光技术股份有限公司 封装结构和光纤耦合器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109949700A (zh) * 2017-12-21 2019-06-28 三星显示有限公司 底部构件及包括其的显示设备
CN115267986A (zh) * 2022-08-15 2022-11-01 武汉锐科光纤激光技术股份有限公司 封装结构和光纤耦合器
CN115267986B (zh) * 2022-08-15 2024-01-26 武汉锐科光纤激光技术股份有限公司 封装结构和光纤耦合器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2009104282A1 (ja) ハードディスクドライブ収納ケース
EP1731988B1 (en) Disk unit mounting mechanism
US6633481B2 (en) Media drive vibration attenuation system and method
US6005768A (en) Noise-reducing enclosure for a data storage disk drive
JP4706125B2 (ja) 機能ユニットの放熱緩衝構造を備えた情報処理装置
JP4915117B2 (ja) 振動衝撃吸収機構およびコンテンツ再生装置
US20110273827A1 (en) Vibration-damping containing case for electronic device, the electronic device, and electronic apparatus having the electronic device mounted thereon
US6445587B1 (en) Disk drive vibration/shock attenuation system and method
WO2017037983A1 (ja) 電子機器
JP4333665B2 (ja) 電子部品の支持構造
JP3146786U (ja) 電子機器収納ケース
US6417985B1 (en) Magnetic disk drive
WO2009104283A1 (ja) 電子機器の制振装置
JP2009070530A (ja) 電子機器の搭載筐体
JP2005018835A (ja) 外部記憶装置用緩衝部材
CN113409833A (zh) 一种结合防震的散热结构、储存装置及散热结构安装方法
JP3763346B2 (ja) ハードディスク・ドライブの収容構造
JP2005285154A (ja) ハードディスク・ドライブを収容するケースの構造
JP4185559B2 (ja) 電子装置及び搭載機構
JP5829797B2 (ja) 情報記憶装置及び電子機器
JP4664943B2 (ja) 電子機器
JP2004334959A (ja) 記憶装置の緩衝装置
US20040150948A1 (en) System utilizing constrained layer damping material for control of rotational vibration
KR100468703B1 (ko) 하드디스크드라이브의어쿠스틱베이스댐퍼
US20070050793A1 (en) Optical disc drive and soundproof structure thereof

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080922

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111112

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees