JP3146713B2 - ガス燃焼制御装置 - Google Patents
ガス燃焼制御装置Info
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- JP3146713B2 JP3146713B2 JP01138793A JP1138793A JP3146713B2 JP 3146713 B2 JP3146713 B2 JP 3146713B2 JP 01138793 A JP01138793 A JP 01138793A JP 1138793 A JP1138793 A JP 1138793A JP 3146713 B2 JP3146713 B2 JP 3146713B2
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- gas
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23N—REGULATING OR CONTROLLING COMBUSTION
- F23N1/00—Regulating fuel supply
- F23N1/005—Regulating fuel supply using electrical or electromechanical means
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23N—REGULATING OR CONTROLLING COMBUSTION
- F23N2235/00—Valves, nozzles or pumps
- F23N2235/12—Fuel valves
- F23N2235/16—Fuel valves variable flow or proportional valves
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Feeding And Controlling Fuel (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガスを燃料として、燃焼
させる燃焼器具に使用するガスの燃焼制御装置に関する
ものである。
させる燃焼器具に使用するガスの燃焼制御装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の燃焼機器を図8〜図10
に示す。図8は従来のガス調理器の前面斜視図、図9は
従来のこんろの構造概略図、図10は従来例における自
動温調時のガス流量の調整線図を示す。
に示す。図8は従来のガス調理器の前面斜視図、図9は
従来のこんろの構造概略図、図10は従来例における自
動温調時のガス流量の調整線図を示す。
【0003】従来のガス調理器は、図8に示すようにこ
んろバーナ1、温度センサ2、ごとく3、点火/消火ボ
タン4、火力調整レバー5、グリル部6、自動温調操作
パネル7から構成されている。図9はこんろの構造概略
を示す図で、点火/消火ボタン4を押し込むと、点火ス
イッチ8がONとなり、制御基盤20を介して元電磁弁
10、温調用電磁弁11に通電され開状態となる。ガス
はガス流入口9より、元電磁弁10を通り、バイパス通
路12、バイパスノズル14を通ると共に、温調用電磁
弁11を介し、メイン通路13を通って流れ、手動弁1
5、火力調整用ニードル16、こんろパイプ17、ノズ
ル受け18を通り、メインノズル19で最大流量を規制
されてバーナ1に供給される。同時に、制御基盤20を
介して点火器21がON状態になり点火プラグ22から
放電しバーナ1が燃焼を開始し熱電対23がバーナ1か
ら受熱し熱起電力を制御基盤20に伝え燃焼を継続させ
る構成となっている。
んろバーナ1、温度センサ2、ごとく3、点火/消火ボ
タン4、火力調整レバー5、グリル部6、自動温調操作
パネル7から構成されている。図9はこんろの構造概略
を示す図で、点火/消火ボタン4を押し込むと、点火ス
イッチ8がONとなり、制御基盤20を介して元電磁弁
10、温調用電磁弁11に通電され開状態となる。ガス
はガス流入口9より、元電磁弁10を通り、バイパス通
路12、バイパスノズル14を通ると共に、温調用電磁
弁11を介し、メイン通路13を通って流れ、手動弁1
5、火力調整用ニードル16、こんろパイプ17、ノズ
ル受け18を通り、メインノズル19で最大流量を規制
されてバーナ1に供給される。同時に、制御基盤20を
介して点火器21がON状態になり点火プラグ22から
放電しバーナ1が燃焼を開始し熱電対23がバーナ1か
ら受熱し熱起電力を制御基盤20に伝え燃焼を継続させ
る構成となっている。
【0004】上記構成において火力を調整する場合、火
力調整レバー5を操作し火力調整用ニードル16を可動
させることにより燃焼量を調整する、もしくは自動温調
時に温調用電磁弁11の電源をON、OFFさせること
により、燃焼量はバイパスノズル14で規制されるかメ
インノズル19で規制されるかを選択する構成となって
いた。図10は自動温調時のガス流量調整を示してい
る。図10で横軸は時間、縦軸はガス流量を示し、図1
0ではガス流量調整のふたつのパターンを示している。
上記構成において自動温調でガス量を変化させて制御す
る場合、図8の温調用電磁弁11を図10のように一定
時間ON(強火燃焼)、OFF(弱火燃焼)させ、電磁
弁ON時間24と、電磁弁OFF時間25とを組み合わ
せて制御総時間26内のガス流量(パターンA、パター
ンBのハッチング部分)を調整している。
力調整レバー5を操作し火力調整用ニードル16を可動
させることにより燃焼量を調整する、もしくは自動温調
時に温調用電磁弁11の電源をON、OFFさせること
により、燃焼量はバイパスノズル14で規制されるかメ
インノズル19で規制されるかを選択する構成となって
いた。図10は自動温調時のガス流量調整を示してい
る。図10で横軸は時間、縦軸はガス流量を示し、図1
0ではガス流量調整のふたつのパターンを示している。
上記構成において自動温調でガス量を変化させて制御す
る場合、図8の温調用電磁弁11を図10のように一定
時間ON(強火燃焼)、OFF(弱火燃焼)させ、電磁
弁ON時間24と、電磁弁OFF時間25とを組み合わ
せて制御総時間26内のガス流量(パターンA、パター
ンBのハッチング部分)を調整している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、メインノズル19で規制される最大ガス
流量と、バイパスノズル14で規制される自動温調時の
最小ガス流量との差が大きいため、温調用電磁弁11の
電源をON、OFFして切り換えると急激なガス量変化
が起きるので、バーナ1の炎が消えてしまう滅火等が発
生しないよう、手動で火力調整用ニードル16によって
絞れるガス流量よりもバイパスノズル14で規制される
ガス流量を10〜20%程多くしなければならず、自動温調
時に火力絞りが絞りきれないという課題があった。また
自動温調でガス流量を調整する場合、強火−弱火燃焼を
生じさせるため、急激な炎の変化があり使用者に不安感
を与えるという課題もあった。またガス調理器使用中
は、常に一個以上の電磁弁を開け続けるために通電する
必要があり、消費電力が大きいという課題もあった。本
発明は上記課題を解決するもので、ガス燃焼器具の燃焼
制御において、自動温調時においても、バーナが能力的
に滅火等しないガス流量まで十分に火力を絞れ、また自
動温調時に強火−弱火燃焼をすることなくガス量を変化
させられるので使用者に不安を与えることなく、また消
費電力が少なく燃焼制御が行えることを目的としたもの
である。
来の構成では、メインノズル19で規制される最大ガス
流量と、バイパスノズル14で規制される自動温調時の
最小ガス流量との差が大きいため、温調用電磁弁11の
電源をON、OFFして切り換えると急激なガス量変化
が起きるので、バーナ1の炎が消えてしまう滅火等が発
生しないよう、手動で火力調整用ニードル16によって
絞れるガス流量よりもバイパスノズル14で規制される
ガス流量を10〜20%程多くしなければならず、自動温調
時に火力絞りが絞りきれないという課題があった。また
自動温調でガス流量を調整する場合、強火−弱火燃焼を
生じさせるため、急激な炎の変化があり使用者に不安感
を与えるという課題もあった。またガス調理器使用中
は、常に一個以上の電磁弁を開け続けるために通電する
必要があり、消費電力が大きいという課題もあった。本
発明は上記課題を解決するもので、ガス燃焼器具の燃焼
制御において、自動温調時においても、バーナが能力的
に滅火等しないガス流量まで十分に火力を絞れ、また自
動温調時に強火−弱火燃焼をすることなくガス量を変化
させられるので使用者に不安を与えることなく、また消
費電力が少なく燃焼制御が行えることを目的としたもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため第一の手段として、ガス燃焼器具の燃焼制御に
おいて、ガス流量を規制する直線可動式のガス流量規制
体を有したガス流量規制部と、前記ガス流量規制体に着
脱自在に連結した連結体と、前記連結体に連結し前記ガ
ス流量規制体を駆動させる回転駆動式の駆動体と、前記
ガス流量規制部に装着し前記駆動体と前記駆動体を前記
ガス流量規制部に対する取付方向に付勢させる発条とを
有する駆動部から構成され、前記ガス流量規制部に前記
駆動部を装着したとき前記駆動部内の前記駆動体が前記
ガス流量規制部に常時付勢されることを特長とする構成
としている。
するため第一の手段として、ガス燃焼器具の燃焼制御に
おいて、ガス流量を規制する直線可動式のガス流量規制
体を有したガス流量規制部と、前記ガス流量規制体に着
脱自在に連結した連結体と、前記連結体に連結し前記ガ
ス流量規制体を駆動させる回転駆動式の駆動体と、前記
ガス流量規制部に装着し前記駆動体と前記駆動体を前記
ガス流量規制部に対する取付方向に付勢させる発条とを
有する駆動部から構成され、前記ガス流量規制部に前記
駆動部を装着したとき前記駆動部内の前記駆動体が前記
ガス流量規制部に常時付勢されることを特長とする構成
としている。
【0007】また第二の手段としてガス燃焼器具の燃焼
制御において、ガス流量を規制する直線可動式のガス流
量規制体を有したガス流量規制部と、前記ガス流量規制
体に着脱自在に連結した連結体と、前記連結体に連結し
前記ガス流量規制体を駆動させる回転駆動式の駆動体を
有する電動駆動部から構成され、前記駆動体は外周に外
歯車を有し、前記ガス流量規制部に前記駆動体を装着し
たときの前記駆動体の取付ガタを吸収するために、前記
外歯車のバックラッシを大きく設定することを特長とす
る構成としている。
制御において、ガス流量を規制する直線可動式のガス流
量規制体を有したガス流量規制部と、前記ガス流量規制
体に着脱自在に連結した連結体と、前記連結体に連結し
前記ガス流量規制体を駆動させる回転駆動式の駆動体を
有する電動駆動部から構成され、前記駆動体は外周に外
歯車を有し、前記ガス流量規制部に前記駆動体を装着し
たときの前記駆動体の取付ガタを吸収するために、前記
外歯車のバックラッシを大きく設定することを特長とす
る構成としている。
【0008】また第三の手段としてガス燃焼器具の燃焼
制御において、火力の設定を行う火力設定手段と、ガス
流量を規制する直線可動式のガス流量規制体を有したガ
ス流量規制部と、前記ガス流量規制体に着脱自在に連結
した連結体と、前記連結体に連結し前記ガス流量規制体
を駆動させる回転駆動式の駆動体を有する電動駆動部
と、前記ガス流量規制体の位置を検出する位置検出手段
から構成され、前記位置検出手段は前記駆動体に同芯円
上に接合し、前記火力設定手段による設定量の変化の大
きさと前記位置検出手段の検出位置により前記電動駆動
部の駆動速度を可変とすることを特長とする構成として
いる。
制御において、火力の設定を行う火力設定手段と、ガス
流量を規制する直線可動式のガス流量規制体を有したガ
ス流量規制部と、前記ガス流量規制体に着脱自在に連結
した連結体と、前記連結体に連結し前記ガス流量規制体
を駆動させる回転駆動式の駆動体を有する電動駆動部
と、前記ガス流量規制体の位置を検出する位置検出手段
から構成され、前記位置検出手段は前記駆動体に同芯円
上に接合し、前記火力設定手段による設定量の変化の大
きさと前記位置検出手段の検出位置により前記電動駆動
部の駆動速度を可変とすることを特長とする構成として
いる。
【0009】また第四の手段としてガス燃焼器具の燃焼
制御において、ガス流量を規制する直線可動式のガス流
量規制体を有したガス流量規制部と、前記ガス流量規制
体に着脱自在に連結した連結体と、前記連結体に連結し
前記ガス流量規制体を駆動させる回転駆動式の駆動体
と、前記ガス流量規制部に装着し前記駆動体と前記駆動
体を前記ガス流量規制部に対する取付方向に付勢させる
発条とを有する駆動部から構成され、前記ガス流量規制
体のガス通過口の形状を略菱形とし、前記ガス流量規制
部に前記駆動部を装着したとき前記駆動部内の前記駆動
体が前記ガス流量規制部に常時付勢されることを特長と
する構成としている。
制御において、ガス流量を規制する直線可動式のガス流
量規制体を有したガス流量規制部と、前記ガス流量規制
体に着脱自在に連結した連結体と、前記連結体に連結し
前記ガス流量規制体を駆動させる回転駆動式の駆動体
と、前記ガス流量規制部に装着し前記駆動体と前記駆動
体を前記ガス流量規制部に対する取付方向に付勢させる
発条とを有する駆動部から構成され、前記ガス流量規制
体のガス通過口の形状を略菱形とし、前記ガス流量規制
部に前記駆動部を装着したとき前記駆動部内の前記駆動
体が前記ガス流量規制部に常時付勢されることを特長と
する構成としている。
【0010】また第五の手段としてガス燃焼器具の燃焼
制御において、ガス流量を規制する回転可動式のガス流
量規制体を有したガス流量規制部と、前記ガス流量規制
体に連結し前記ガス流量規制体を駆動させる回転駆動式
の駆動体を有する電動駆動部から構成され、前記駆動体
は外周に外歯車を有し、前記外歯車のバックラッシを大
きく設定し、前記ガス流量規制部に前記駆動体を装着し
たとき前記駆動体の回転軸心を前記ガス流量規制体の回
転軸心になじませることを特長とする構成としている。
制御において、ガス流量を規制する回転可動式のガス流
量規制体を有したガス流量規制部と、前記ガス流量規制
体に連結し前記ガス流量規制体を駆動させる回転駆動式
の駆動体を有する電動駆動部から構成され、前記駆動体
は外周に外歯車を有し、前記外歯車のバックラッシを大
きく設定し、前記ガス流量規制部に前記駆動体を装着し
たとき前記駆動体の回転軸心を前記ガス流量規制体の回
転軸心になじませることを特長とする構成としている。
【0011】
【作用】本発明は上記構成によって、ガス流量規制部に
駆動部を装着したとき、ガス流量規制部のガス流量規制
体を駆動させる駆動体は、ガス流量規制部に常時付勢さ
れる構成とすることにより、ガス量調節を規制するガス
流量規制体の移動量を管理する駆動体のガス流量規制体
の移動方向の動きは常時抑制されているので、前記駆動
部と前記ガス流量規制部の組立上、調整が不要となるの
で組立が容易となる。また前記駆動体の回転駆動のみ
で、ガスの流出、閉止、ガス量の切り換えという動作を
全て制御できる。またガス量調節は前記ガス流量規制体
の移動量に依存することから、ガス量が急激に変化する
ことを防止するので、バーナの滅火等が起こりにくくな
る。
駆動部を装着したとき、ガス流量規制部のガス流量規制
体を駆動させる駆動体は、ガス流量規制部に常時付勢さ
れる構成とすることにより、ガス量調節を規制するガス
流量規制体の移動量を管理する駆動体のガス流量規制体
の移動方向の動きは常時抑制されているので、前記駆動
部と前記ガス流量規制部の組立上、調整が不要となるの
で組立が容易となる。また前記駆動体の回転駆動のみ
で、ガスの流出、閉止、ガス量の切り換えという動作を
全て制御できる。またガス量調節は前記ガス流量規制体
の移動量に依存することから、ガス量が急激に変化する
ことを防止するので、バーナの滅火等が起こりにくくな
る。
【0012】また回転駆動式の駆動体を有する電動駆動
部を有し、前記駆動体は略円筒形で外周に外歯車を有
し、前記外歯車のバックラッシを大きく設定し、ガス流
量規制部に駆動体を装着したときの駆動体の回転軸心回
りのガタを歯車で吸収することにより、組立が容易で、
かつ駆動体の回転軸心のズレによる歯車の噛み込み等の
故障が少なくなる。またガスの閉止、流出、ガス流量切
り換えに必要な電力は前記電動駆動部を駆動させる時し
か必要とされないので、消費電力を少なくすることが出
来る。
部を有し、前記駆動体は略円筒形で外周に外歯車を有
し、前記外歯車のバックラッシを大きく設定し、ガス流
量規制部に駆動体を装着したときの駆動体の回転軸心回
りのガタを歯車で吸収することにより、組立が容易で、
かつ駆動体の回転軸心のズレによる歯車の噛み込み等の
故障が少なくなる。またガスの閉止、流出、ガス流量切
り換えに必要な電力は前記電動駆動部を駆動させる時し
か必要とされないので、消費電力を少なくすることが出
来る。
【0013】また位置検出手段は駆動体の同芯円上に接
合し、前記位置検出手段の検出位置と火力設定量の大き
さにより電動駆動部の駆動速度を可変とする構成とする
ことにより、前記駆動体の回転角度が正確に測定可能と
なり前記駆動体の回転角とガス流量規制体のスライド量
との相関を予め定めることにより取付が簡単にして流量
制御を可能とならしめることが可能である。またガス量
調節時、使用者から見た場合火力調整速度は最初の間は
早く、急速に行われた印象を与え、満足感を与え、かつ
微妙な調整はゆっくりと行うことが可能となり位置調整
が容易でしかも急激な燃焼量の変化によるバックファイ
ヤー等を防ぐことが出来る。
合し、前記位置検出手段の検出位置と火力設定量の大き
さにより電動駆動部の駆動速度を可変とする構成とする
ことにより、前記駆動体の回転角度が正確に測定可能と
なり前記駆動体の回転角とガス流量規制体のスライド量
との相関を予め定めることにより取付が簡単にして流量
制御を可能とならしめることが可能である。またガス量
調節時、使用者から見た場合火力調整速度は最初の間は
早く、急速に行われた印象を与え、満足感を与え、かつ
微妙な調整はゆっくりと行うことが可能となり位置調整
が容易でしかも急激な燃焼量の変化によるバックファイ
ヤー等を防ぐことが出来る。
【0014】またガス流量規制体のガス通過口の形状を
略菱形とし、ガス流量規制部に駆動体を装着したとき前
記駆動体の直線可動が抑制される構成としたため、前記
ガス流量規制体のガス通過口が円形の場合と比べて、ガ
ス流量を規制するガス流量規制口の配列の組み合わせの
自由度が高くなるので、ガス流量規制部をコンパクトに
製造でき、かつ目的とするガス流量を自在に設定出来る
ことが可能となった。
略菱形とし、ガス流量規制部に駆動体を装着したとき前
記駆動体の直線可動が抑制される構成としたため、前記
ガス流量規制体のガス通過口が円形の場合と比べて、ガ
ス流量を規制するガス流量規制口の配列の組み合わせの
自由度が高くなるので、ガス流量規制部をコンパクトに
製造でき、かつ目的とするガス流量を自在に設定出来る
ことが可能となった。
【0015】また回転可動式のガス流量規制体に駆動体
を直接接合し、前記駆動体は円筒形で外周に外歯車を有
し、前記外歯車のバックラッシを大きく設定し、ガス流
量規制部に前記駆動体を装着したとき前記駆動体の回転
軸心を前記ガス流量規制体の回転軸心になじませる構成
としているため、電動駆動部と前記ガス流量規制部との
組立上、調整が不要で組立が容易になり、且つ前記ガス
流量規制体の回転時の噛み込み等がない。また前記駆動
体を直接前記ガス流量規制体に接合しているので、部品
点数を削減することが出来る。
を直接接合し、前記駆動体は円筒形で外周に外歯車を有
し、前記外歯車のバックラッシを大きく設定し、ガス流
量規制部に前記駆動体を装着したとき前記駆動体の回転
軸心を前記ガス流量規制体の回転軸心になじませる構成
としているため、電動駆動部と前記ガス流量規制部との
組立上、調整が不要で組立が容易になり、且つ前記ガス
流量規制体の回転時の噛み込み等がない。また前記駆動
体を直接前記ガス流量規制体に接合しているので、部品
点数を削減することが出来る。
【0016】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。なお、従来と同一機能を有する部分には同一番号を
つけて説明は省略する。
る。なお、従来と同一機能を有する部分には同一番号を
つけて説明は省略する。
【0017】図1〜図8において、図1は本発明の一実
施例におけるガス流量規制部と位置検出手段と電動駆動
部の構造概略図、図2は本発明の一実施例におけるガス
調理器の前面斜視図、図3は本発明の一実施例における
こんろの構造概略図、図4は本発明の一実施例における
駆動体のシャフトスライド溝の形状とガス流量規制体、
ガス流出口、ガス流量規制口の位置と流量特性の相関
図、図5は本発明の他の実施例における駆動体のシャフ
トスライド溝の形状とガス流量規制体、ガス流出口、ガ
ス流量規制口の位置と流量特性の相関図、図6は本発明
の他の実施例におけるガス流量規制部と位置検出手段と
電動駆動部の構造概略図、図7は本発明の他の実施例に
おける回転駆動式のガス流量規制体の上面図を示す。
施例におけるガス流量規制部と位置検出手段と電動駆動
部の構造概略図、図2は本発明の一実施例におけるガス
調理器の前面斜視図、図3は本発明の一実施例における
こんろの構造概略図、図4は本発明の一実施例における
駆動体のシャフトスライド溝の形状とガス流量規制体、
ガス流出口、ガス流量規制口の位置と流量特性の相関
図、図5は本発明の他の実施例における駆動体のシャフ
トスライド溝の形状とガス流量規制体、ガス流出口、ガ
ス流量規制口の位置と流量特性の相関図、図6は本発明
の他の実施例におけるガス流量規制部と位置検出手段と
電動駆動部の構造概略図、図7は本発明の他の実施例に
おける回転駆動式のガス流量規制体の上面図を示す。
【0018】図2に示すとおり本発明のガス調理器は、
こんろバーナ1、温度センサ2、ごとく3、点火/消火
スイッチ28、火力調整スイッチ29、グリル部6、自
動温調操作パネル7から構成されている。図3はこんろ
の構造概略を示す図で、火力設定手段27の点火/消火
スイッチ28を押すと、制御基盤20を介して、電動駆
動部31が駆動され、位置検出手段32により駆動手段
の回転角度を検出しつつ、ガスはガス流量規制部30を
通り、こんろパイプ17、ノズル受け18を通り、メイ
ンノズル19で最大流量を規制されてバーナ1に供給さ
れる。同時に、制御基盤20を介して点火器21がON
状態になり点火プラグ22から放電しバーナ1が燃焼を
開始し熱伝対23がバーナ1から受熱し熱起電力を制御
基盤20に伝え燃焼を継続する事となる。
こんろバーナ1、温度センサ2、ごとく3、点火/消火
スイッチ28、火力調整スイッチ29、グリル部6、自
動温調操作パネル7から構成されている。図3はこんろ
の構造概略を示す図で、火力設定手段27の点火/消火
スイッチ28を押すと、制御基盤20を介して、電動駆
動部31が駆動され、位置検出手段32により駆動手段
の回転角度を検出しつつ、ガスはガス流量規制部30を
通り、こんろパイプ17、ノズル受け18を通り、メイ
ンノズル19で最大流量を規制されてバーナ1に供給さ
れる。同時に、制御基盤20を介して点火器21がON
状態になり点火プラグ22から放電しバーナ1が燃焼を
開始し熱伝対23がバーナ1から受熱し熱起電力を制御
基盤20に伝え燃焼を継続する事となる。
【0019】図1はガス流量規制部30と、電動駆動部
31と、位置検出手段32の概略構造を示している。本
実施例において電動駆動部31は、モーター33と、モ
ーター33に接合したモーターウオーム35と、取付板
41に回転自在に接合したウオームホイール36と、ウ
オームホイール36と同軸上に形成した外歯車37から
なり、図3の制御基盤20を介してモーター33に通電
されるとモーター33が回転駆動し、その回転がモータ
ーウオーム35、ウオームホイール36、外歯車37に
伝達され、駆動体38に同軸上に歯車のバックラッシを
大きくとって形成した外歯車69に伝達され、駆動体3
8を回転駆動させる。電動駆動部31の駆動速度は、図
3の制御基盤20よりモーター33に与えられる電圧を
可変とすることにより、駆動速度も可変となる。
31と、位置検出手段32の概略構造を示している。本
実施例において電動駆動部31は、モーター33と、モ
ーター33に接合したモーターウオーム35と、取付板
41に回転自在に接合したウオームホイール36と、ウ
オームホイール36と同軸上に形成した外歯車37から
なり、図3の制御基盤20を介してモーター33に通電
されるとモーター33が回転駆動し、その回転がモータ
ーウオーム35、ウオームホイール36、外歯車37に
伝達され、駆動体38に同軸上に歯車のバックラッシを
大きくとって形成した外歯車69に伝達され、駆動体3
8を回転駆動させる。電動駆動部31の駆動速度は、図
3の制御基盤20よりモーター33に与えられる電圧を
可変とすることにより、駆動速度も可変となる。
【0020】位置検出手段32は駆動体38に形成した
Dカットシャフト39を取付板41に接合したエンコー
ダ34に接合し、図3の制御基盤20を介して駆動体3
8の回転角度を測定している。
Dカットシャフト39を取付板41に接合したエンコー
ダ34に接合し、図3の制御基盤20を介して駆動体3
8の回転角度を測定している。
【0021】ガス流量規制部30の構成に付いて以下に
示す。ガス流量規制部30は、略凹形箱状のコックボデ
ー42と、連結体70と、略円筒状の駆動体38と、取
付板41と、発条54、55と、押さえ板53と、略直
方体形状のガス流量規制体49と、流量規制板51から
主として構成されている。コックボデー42の凹形下面
にはガス流入口56とガス流出口43を形成し、凹形側
面にはシャフト通過口44を形成し、シャフト通過口4
4から外へ略円筒状にシャフトガイド45を形成し、シ
ャフトガイド45の外周上には軸方向にスリット溝46
を形成している。連結体70はメインシャフト47と、
メインシャフト47の一方の端近傍に軸方向が直交する
ように結合したシャフトピン48から構成され、シャフ
トピン48がスリット溝46を通るように、メインシャ
フト47をシャフトガイド45とシャフト通過口44に
貫通させている。ガス流量規制体49にはメインシャフ
ト47の軸方向の断面形状を円形としたガス通過口50
を形成し、ガス流量規制体49はコックボデー42凹形
内部でメインシャフト47と着脱自在に接合する。駆動
体38の外周状には略階段状のシャフトスライド溝40
を形成し、駆動体38はシャフトガイド45の外周を中
心軸とし着脱自在に接合する。ガス流量規制板51には
複数個のガス流量規制口52(a)〜52(e)を形成
し、ガス流量規制板51はガス流量規制体49の上面に
着脱自在に接合する。ガス流量規制板51の上部には発
条54を設置し、コックボデー42凹形上面を覆う押さ
え板53によって発条54は圧縮され常に流量規制板5
1をガス流量規制体49に押さえつけている。電動駆動
部31とエンコーダ34が接合されている取付板41は
コックボデー42のシャフトガイド45側に接合する。
駆動体38とエンコーダ34の間には発条55を設置
し、駆動体38を発条55の押し力で常にコックボデー
42に押しつけている。シャフトガイド45の円筒内部
にはメインシャフト47との接合部のガス洩れを防ぐシ
ールパッキン59とパッキン押さえ58を挿入し、パッ
キン押さえ58と連結体70の間にはシャフトスライド
溝40とシャフトピン48とのガタをなくす為の発条5
6を設けている。図1において60、61は部品接合部
のガス洩れを防ぐシールパッキンである。
示す。ガス流量規制部30は、略凹形箱状のコックボデ
ー42と、連結体70と、略円筒状の駆動体38と、取
付板41と、発条54、55と、押さえ板53と、略直
方体形状のガス流量規制体49と、流量規制板51から
主として構成されている。コックボデー42の凹形下面
にはガス流入口56とガス流出口43を形成し、凹形側
面にはシャフト通過口44を形成し、シャフト通過口4
4から外へ略円筒状にシャフトガイド45を形成し、シ
ャフトガイド45の外周上には軸方向にスリット溝46
を形成している。連結体70はメインシャフト47と、
メインシャフト47の一方の端近傍に軸方向が直交する
ように結合したシャフトピン48から構成され、シャフ
トピン48がスリット溝46を通るように、メインシャ
フト47をシャフトガイド45とシャフト通過口44に
貫通させている。ガス流量規制体49にはメインシャフ
ト47の軸方向の断面形状を円形としたガス通過口50
を形成し、ガス流量規制体49はコックボデー42凹形
内部でメインシャフト47と着脱自在に接合する。駆動
体38の外周状には略階段状のシャフトスライド溝40
を形成し、駆動体38はシャフトガイド45の外周を中
心軸とし着脱自在に接合する。ガス流量規制板51には
複数個のガス流量規制口52(a)〜52(e)を形成
し、ガス流量規制板51はガス流量規制体49の上面に
着脱自在に接合する。ガス流量規制板51の上部には発
条54を設置し、コックボデー42凹形上面を覆う押さ
え板53によって発条54は圧縮され常に流量規制板5
1をガス流量規制体49に押さえつけている。電動駆動
部31とエンコーダ34が接合されている取付板41は
コックボデー42のシャフトガイド45側に接合する。
駆動体38とエンコーダ34の間には発条55を設置
し、駆動体38を発条55の押し力で常にコックボデー
42に押しつけている。シャフトガイド45の円筒内部
にはメインシャフト47との接合部のガス洩れを防ぐシ
ールパッキン59とパッキン押さえ58を挿入し、パッ
キン押さえ58と連結体70の間にはシャフトスライド
溝40とシャフトピン48とのガタをなくす為の発条5
6を設けている。図1において60、61は部品接合部
のガス洩れを防ぐシールパッキンである。
【0022】上記構成により、連結体70はシャフトピ
ン48とスリット溝46により回転を抑制され、かつ駆
動体38は発条55の押す力によりメインシャフト47
の軸方向の動きを抑制されているので、駆動体38の回
転により、シャフトスライド溝40の形状に相対して連
結体70及びガス流量規制体49はメインシャフト47
の軸方向にスライドする。コックボデー42のガス流入
口56より流入したガスは、ガス流量規制板51のガス
流量規制口52により流量を規制され、ガス流量規制体
49のガス通過口50を通り、コックボデー42のガス
流出口43を通り、図3のこんろパイプ17に流出され
る。ガス閉止時には、ガス流量規制体49がスライドし
てガス流出口43を塞ぎ、ガスを閉止する。
ン48とスリット溝46により回転を抑制され、かつ駆
動体38は発条55の押す力によりメインシャフト47
の軸方向の動きを抑制されているので、駆動体38の回
転により、シャフトスライド溝40の形状に相対して連
結体70及びガス流量規制体49はメインシャフト47
の軸方向にスライドする。コックボデー42のガス流入
口56より流入したガスは、ガス流量規制板51のガス
流量規制口52により流量を規制され、ガス流量規制体
49のガス通過口50を通り、コックボデー42のガス
流出口43を通り、図3のこんろパイプ17に流出され
る。ガス閉止時には、ガス流量規制体49がスライドし
てガス流出口43を塞ぎ、ガスを閉止する。
【0023】上記構成においてガス流量の切り替えにつ
いて説明する。図4は本発明の一実施例における駆動体
のシャフトスライド溝の形状とガス流量規制体、ガス流
出口、ガス流量規制口の位置と流量特性の相関図を示
す。図4の上段の図は駆動体38のシャフトスライド溝
40の形状を示す図で、横軸は駆動体38の回転角度、
縦軸はシャフトスライド溝40の高さを示す。シャフト
スライド溝40は略階段状に形成されているので、駆動
体38が回転しても連結体70がスライドしない流量固
定域62(a)〜62(f)と、流量固定域62間の流
量切り換え域63(a)〜63(e)を有する。図6の
中段の図は流量固定域62(a)〜62(f)に各々対
応するガス流量規制体49とガス流出口43とガス流量
規制口52との位置相関を示す。中段右にはガス流量規
制板51とガス流量規制口52(a)〜52(e)を示
し、各々の図にはガスが通過するガス流量規制口52の
み記入してある。図4の下段の図は上記構成におけるガ
ス流量調節の特性線図を示す図で、横軸は駆動体38の
回転角度、縦軸はガス流量を示す。上記構成において、
火力を切り換えるには、火力設定手段27の火力調整ス
イッチ29により設定されると、本実施例では、駆動体
38の回転角とガス流量規制体49のスライド量との相
関を予め定めることにより、位置検出手段32により、
駆動体38の回転角度を測定し、ガス流量規制体49の
位置を確認しつつ、電動駆動部31で駆動体38を設定
された火力に対応する流量固定域62まで回転させる
と、シャフトピン48とスリット溝46によって連結体
70の回転を抑制しているので、連結体70及びガス流
量規制体49はシャフトスライド溝40を通るシャフト
ピン48によってメインシャフト47の軸方向にスライ
ドし、ガスの通過するガス流量規制口52を切り換え
て、こんろに供給するガス流量を5段階(最大ガス流量
68、中火ガス流量67、弱−強ガス流量66、弱−中
ガス流量65、弱−弱ガス流量64)に変化させる。例
えば、最大ガス流量68設定時にはガス流量規制口52
(a)〜52(e)をガスは通過し、弱−中ガス流量6
5設定時にはガスを通過するガス流量規制口は52
(d)、52(e)のみとなる。
いて説明する。図4は本発明の一実施例における駆動体
のシャフトスライド溝の形状とガス流量規制体、ガス流
出口、ガス流量規制口の位置と流量特性の相関図を示
す。図4の上段の図は駆動体38のシャフトスライド溝
40の形状を示す図で、横軸は駆動体38の回転角度、
縦軸はシャフトスライド溝40の高さを示す。シャフト
スライド溝40は略階段状に形成されているので、駆動
体38が回転しても連結体70がスライドしない流量固
定域62(a)〜62(f)と、流量固定域62間の流
量切り換え域63(a)〜63(e)を有する。図6の
中段の図は流量固定域62(a)〜62(f)に各々対
応するガス流量規制体49とガス流出口43とガス流量
規制口52との位置相関を示す。中段右にはガス流量規
制板51とガス流量規制口52(a)〜52(e)を示
し、各々の図にはガスが通過するガス流量規制口52の
み記入してある。図4の下段の図は上記構成におけるガ
ス流量調節の特性線図を示す図で、横軸は駆動体38の
回転角度、縦軸はガス流量を示す。上記構成において、
火力を切り換えるには、火力設定手段27の火力調整ス
イッチ29により設定されると、本実施例では、駆動体
38の回転角とガス流量規制体49のスライド量との相
関を予め定めることにより、位置検出手段32により、
駆動体38の回転角度を測定し、ガス流量規制体49の
位置を確認しつつ、電動駆動部31で駆動体38を設定
された火力に対応する流量固定域62まで回転させる
と、シャフトピン48とスリット溝46によって連結体
70の回転を抑制しているので、連結体70及びガス流
量規制体49はシャフトスライド溝40を通るシャフト
ピン48によってメインシャフト47の軸方向にスライ
ドし、ガスの通過するガス流量規制口52を切り換え
て、こんろに供給するガス流量を5段階(最大ガス流量
68、中火ガス流量67、弱−強ガス流量66、弱−中
ガス流量65、弱−弱ガス流量64)に変化させる。例
えば、最大ガス流量68設定時にはガス流量規制口52
(a)〜52(e)をガスは通過し、弱−中ガス流量6
5設定時にはガスを通過するガス流量規制口は52
(d)、52(e)のみとなる。
【0024】本実施例においては、上記構成によりモー
ター33により駆動体38を駆動させるだけで、ガスの
流出、閉止、ガス量の切り換えという動作を全て制御で
きる。またそのため必要とされる消費電力はガスの開閉
時、及びガス流量の調整時にモーター33を駆動する時
のみ使われるだけなので消費電力を少なくすることがで
きる。
ター33により駆動体38を駆動させるだけで、ガスの
流出、閉止、ガス量の切り換えという動作を全て制御で
きる。またそのため必要とされる消費電力はガスの開閉
時、及びガス流量の調整時にモーター33を駆動する時
のみ使われるだけなので消費電力を少なくすることがで
きる。
【0025】また本実施例においては、上記構成により
ガス種交換時には、ガス流量規制板51のみ交換すれば
良いので、ガス種交換が容易に行える。
ガス種交換時には、ガス流量規制板51のみ交換すれば
良いので、ガス種交換が容易に行える。
【0026】また本実施例においては、駆動体38の駆
動速度は一分間に数十回転と低速で駆動し、かつ駆動さ
せる頻度もガスの開閉時、及びガス量調整時のみ駆動す
るだけで一日当たりの総駆動時間も数分程度で非常に短
い。通常の歯車列構成でバックラッシを大きく設定すれ
ば、高速駆動時の騒音が大きくなり、且つガタツキによ
る摩耗による損傷などの問題が発生するが、前記のよう
に本実施例においては実使用時の総駆動時間が短いこと
から、あえて駆動体38に設けられた外歯車69のバッ
クラッシを大きく設定し、ガス流量規制部30に駆動体
38を装着したときの駆動体38の回転軸心回りのガタ
を歯車で吸収することにより、シャフトガイド45と駆
動体38のはめ込み上のガタや、電動駆動部31を有す
る取付板41とコックボデー42との取付ガタを歯車で
吸収することが出来るのを見いだした。したがって、こ
の構成を用いることにより組立が容易で、かつ駆動体3
8の回転軸心のズレによる歯車の噛み込み等の故障が少
なくなる。
動速度は一分間に数十回転と低速で駆動し、かつ駆動さ
せる頻度もガスの開閉時、及びガス量調整時のみ駆動す
るだけで一日当たりの総駆動時間も数分程度で非常に短
い。通常の歯車列構成でバックラッシを大きく設定すれ
ば、高速駆動時の騒音が大きくなり、且つガタツキによ
る摩耗による損傷などの問題が発生するが、前記のよう
に本実施例においては実使用時の総駆動時間が短いこと
から、あえて駆動体38に設けられた外歯車69のバッ
クラッシを大きく設定し、ガス流量規制部30に駆動体
38を装着したときの駆動体38の回転軸心回りのガタ
を歯車で吸収することにより、シャフトガイド45と駆
動体38のはめ込み上のガタや、電動駆動部31を有す
る取付板41とコックボデー42との取付ガタを歯車で
吸収することが出来るのを見いだした。したがって、こ
の構成を用いることにより組立が容易で、かつ駆動体3
8の回転軸心のズレによる歯車の噛み込み等の故障が少
なくなる。
【0027】また本実施例においては、駆動体38を常
に発条55の押す力によってコックボデー42に押さえ
つけ、駆動体38のシャフトスライド溝40を略階段状
とし、駆動体38の回転に対して連結体70がスライド
しない流量固定域62を有することにより、エンコーダ
34の回転角度検出精度やモーター33の回転停止のバ
ラツキ等が有っても、設定した流量が安定して得られ
る。
に発条55の押す力によってコックボデー42に押さえ
つけ、駆動体38のシャフトスライド溝40を略階段状
とし、駆動体38の回転に対して連結体70がスライド
しない流量固定域62を有することにより、エンコーダ
34の回転角度検出精度やモーター33の回転停止のバ
ラツキ等が有っても、設定した流量が安定して得られ
る。
【0028】また本実施例においては、図4に示すよう
にガス流量を切り換える流量切り換え域63(a)〜6
3(e)の場合、隣接する二つ以上のガス流量規制口5
2を同時に開けつつ切り換えるので、急激なガス量変化
が発生しないため、弱−弱ガス流量64をバーナが能力
的に滅火やバックファイヤーしないガス流量まで絞るこ
とができる。
にガス流量を切り換える流量切り換え域63(a)〜6
3(e)の場合、隣接する二つ以上のガス流量規制口5
2を同時に開けつつ切り換えるので、急激なガス量変化
が発生しないため、弱−弱ガス流量64をバーナが能力
的に滅火やバックファイヤーしないガス流量まで絞るこ
とができる。
【0029】また本実施例においては、制御基盤20を
介してモーター33を駆動する電圧を可変とすることに
より、火力設定手段27による火力調整幅が最大ガス流
量68から弱−弱ガス流量64というように大きい場合
でも、最大ガス流量68から弱−中ガス流量65までの
間はエンコーダ34で駆動体38の回転角度を測定しつ
つモーター33に与える電圧を高くし駆動体38の回転
速度を早く、弱−中ガス流量65から弱−弱ガス流量6
4までの間はモーター33に与える電圧を低くし駆動体
38の回転速度を遅く制御することにより、使用者から
見た場合の見た目のガス流量の切り替えは早く、かつ微
妙な調整はゆっくりと行うのでバーナの滅火、バックフ
ァイヤー等が発生する恐れもない。
介してモーター33を駆動する電圧を可変とすることに
より、火力設定手段27による火力調整幅が最大ガス流
量68から弱−弱ガス流量64というように大きい場合
でも、最大ガス流量68から弱−中ガス流量65までの
間はエンコーダ34で駆動体38の回転角度を測定しつ
つモーター33に与える電圧を高くし駆動体38の回転
速度を早く、弱−中ガス流量65から弱−弱ガス流量6
4までの間はモーター33に与える電圧を低くし駆動体
38の回転速度を遅く制御することにより、使用者から
見た場合の見た目のガス流量の切り替えは早く、かつ微
妙な調整はゆっくりと行うのでバーナの滅火、バックフ
ァイヤー等が発生する恐れもない。
【0030】なお本実施例においては、シャフトガイド
45をコックボデー42と一体化で形成したが、シャフ
トガイドを別部品で作成し、コックボデーのシャフト通
過口に対応して接合しても同様の効果が得られる。
45をコックボデー42と一体化で形成したが、シャフ
トガイドを別部品で作成し、コックボデーのシャフト通
過口に対応して接合しても同様の効果が得られる。
【0031】なお本実施例においては、駆動手段32を
モーター33と、モーター33に接合したモーターウオ
ーム35と、同軸上にウオームホイール36と外歯車3
7を有する歯車軸によって、駆動体38の外歯車69に
回転を伝達しているが、その他の歯車列の組み合わせに
よって、モーター33の回転を駆動体38の外歯車69
に伝達しても同様の効果が得られる。
モーター33と、モーター33に接合したモーターウオ
ーム35と、同軸上にウオームホイール36と外歯車3
7を有する歯車軸によって、駆動体38の外歯車69に
回転を伝達しているが、その他の歯車列の組み合わせに
よって、モーター33の回転を駆動体38の外歯車69
に伝達しても同様の効果が得られる。
【0032】なお本実施例においては、ガス流量の切り
換えを5段階としたが、ガス流量規制口の数と駆動体の
シャフトスライド溝の流量固定域の数を増やすことによ
り、流量切り換えの段階数を増やす事は可能である。
換えを5段階としたが、ガス流量規制口の数と駆動体の
シャフトスライド溝の流量固定域の数を増やすことによ
り、流量切り換えの段階数を増やす事は可能である。
【0033】なお本実施例においては、ガス流量規制体
49の下側に位置する孔をガス流出口43としたが、逆
にガス流入口とする構成にしても、ガス流量規制板51
を押さえる発条54がガスの圧力によって縮まない程度
に仕様を設定すれば同様の効果が得られる。
49の下側に位置する孔をガス流出口43としたが、逆
にガス流入口とする構成にしても、ガス流量規制板51
を押さえる発条54がガスの圧力によって縮まない程度
に仕様を設定すれば同様の効果が得られる。
【0034】次に図5及び図4により直線可動式のガス
流量規制体とガス流量規制口の他の実施例について説明
する。図5は本発明の他の実施例における駆動体のシャ
フトスライド溝の形状とガス流量規制体、ガス流出口、
ガス流量規制口の位置と流量特性の相関図を示す。図4
において、弱−中ガス流量65はガス流量規制口52
(d)を通過するガス流量とガス流量規制口52(e)
を通過するガス流量との和となる。例えばLPガスのよ
うに体積当たりの発熱量が高いガスにおいては、小流量
のガス流量を得るには0.数mm台の規制口が必要となる
が、ガス流量規制板51の加工上、ガス流量規制口52
の最小の口径は制限される。約φ0.34mm−300kc
al/h程度が下限である。図4において弱−弱ガス流量6
4を400kcal/hに設定すると、弱−中ガス流量65は
約700kcal/hとなる。弱−中ガス流量65を加熱具合
等の理由で500〜600kcal/hに設定したい場合、弱
−中ガス流量65をガス流量規制口52(d)単独で規
制すれば可能となるが、そのためにはガス流量規制口5
2(c)と規制孔52(d)とのピッチと、規制孔52
(d)と規制孔52(e)とのピッチをガス通過口の口
径分だけ離さなければ、弱−弱ガス流量64と弱−強ガ
ス流量66のガス流量が大きくなりすぎてしまう。その
ため前記ピッチを口径分だけ離すと、連結体70のスラ
イドストロークやガス流量規制体49の長さ等が大きく
なるため、ガス流量規制部30自体の寸法が大きくなっ
てしまう。
流量規制体とガス流量規制口の他の実施例について説明
する。図5は本発明の他の実施例における駆動体のシャ
フトスライド溝の形状とガス流量規制体、ガス流出口、
ガス流量規制口の位置と流量特性の相関図を示す。図4
において、弱−中ガス流量65はガス流量規制口52
(d)を通過するガス流量とガス流量規制口52(e)
を通過するガス流量との和となる。例えばLPガスのよ
うに体積当たりの発熱量が高いガスにおいては、小流量
のガス流量を得るには0.数mm台の規制口が必要となる
が、ガス流量規制板51の加工上、ガス流量規制口52
の最小の口径は制限される。約φ0.34mm−300kc
al/h程度が下限である。図4において弱−弱ガス流量6
4を400kcal/hに設定すると、弱−中ガス流量65は
約700kcal/hとなる。弱−中ガス流量65を加熱具合
等の理由で500〜600kcal/hに設定したい場合、弱
−中ガス流量65をガス流量規制口52(d)単独で規
制すれば可能となるが、そのためにはガス流量規制口5
2(c)と規制孔52(d)とのピッチと、規制孔52
(d)と規制孔52(e)とのピッチをガス通過口の口
径分だけ離さなければ、弱−弱ガス流量64と弱−強ガ
ス流量66のガス流量が大きくなりすぎてしまう。その
ため前記ピッチを口径分だけ離すと、連結体70のスラ
イドストロークやガス流量規制体49の長さ等が大きく
なるため、ガス流量規制部30自体の寸法が大きくなっ
てしまう。
【0035】そこで本発明の他の実施例では図5のよう
にガス流量規制体49のガス通過口50の形状を略菱形
とし、ガス流量規制口52(d)をその他のガス流量規
制口52(a)〜(c)、(e)の中心を結んだ線上か
ら直交方向にずらした構成としている。上記構成によ
り、弱−中ガス流量65は図5のようにガス流量規制口
52(d)単独で規制されるが、ガス流量規制口52
(c)と規制孔52(d)とのピッチと、規制孔52
(d)と規制孔52(e)とのピッチはガス通過口の形
状が円形の場合と比較して短くてすむので、スライドス
トロークやガス流量規制体49の長さ等が大きくなら
ず、ガス流量規制部30自体をコンパクトに製造でき、
かつ目的とするガス流量を自由に設定できる。
にガス流量規制体49のガス通過口50の形状を略菱形
とし、ガス流量規制口52(d)をその他のガス流量規
制口52(a)〜(c)、(e)の中心を結んだ線上か
ら直交方向にずらした構成としている。上記構成によ
り、弱−中ガス流量65は図5のようにガス流量規制口
52(d)単独で規制されるが、ガス流量規制口52
(c)と規制孔52(d)とのピッチと、規制孔52
(d)と規制孔52(e)とのピッチはガス通過口の形
状が円形の場合と比較して短くてすむので、スライドス
トロークやガス流量規制体49の長さ等が大きくなら
ず、ガス流量規制部30自体をコンパクトに製造でき、
かつ目的とするガス流量を自由に設定できる。
【0036】なお上記他の実施例では、ガス通過口50
の形状を略菱形としたが、ガス通過口50の形状を、ガ
ス流量規制体49の可動方向を短径とした略楕円形にし
ても同様の効果が得られる。
の形状を略菱形としたが、ガス通過口50の形状を、ガ
ス流量規制体49の可動方向を短径とした略楕円形にし
ても同様の効果が得られる。
【0037】次に図6、図7により、ガス流量規制部の
他の実施例について説明する。図6は本発明の他の実施
例におけるガス流量規制部と位置検出手段と電動駆動部
の構造概略図、図7は本発明の他の実施例における回転
駆動式のガス流量規制体の上面図を示す。図6におい
て、電動駆動部31と位置検出手段32は図1の実施例
と同じ構成である。ガス流量規制部30は以下のように
構成されている。図7のように略円錐状のガス流量規制
体49に複数個のガス通過口50とガス流出溝73を設
け、ガス流量規制体49の円錐形状と同じテーパー角度
で切削された凹部をもつコックボデー42にガス流量規
制体49を接合し、コックボデー42に各々のガス通過
口50に相対する複数個のガス流出口43を設け、ガス
流出口43の上部にはガス流量規制板51を設置し、ガ
ス流量規制板51には各々のガス流出口43に相対する
複数個のガス流量規制口52を形成し、ガス流量規制板
51の上部でコックボデー蓋71をコックボデー42と
接合し、コックボデー蓋71にはこんろパイプ取付部7
2を形成し、ガス流量規制体49を駆動体38に直接接
合する構成となっている。図6で60、61は部品接合
部のガス洩れを防ぐシールパッキンである。上記構成に
よって、ガスはガス流入口56より流入し、ガス流量規
制体49のガス通過口50とコックボデー42のガス流
出口43を通過し、ガス流量規制口52で流量を規制さ
れ、こんろパイプ取付部72から図3のこんろパイプ1
7に流出される。ガス通過口50とガス流出口43が貫
通するか、もしくはガス流出口43下面にガス流出溝7
3が相対すればガスは各々のガス流出口43より流出
し、ガス流出口43をガス流量規制体49の円錐テーパ
ー面で塞ぐとガスは閉止される。図7のように各々のガ
ス通過口50に対応するガス流出溝73はそれぞれ形成
する回転軸回りの角度を変えているので、ガス流量規制
体49を回転させると、ガスの通過するガス流出口43
とガス流量規制口52を順次切り換えることにより、ガ
スの開閉、流量切り換えを行う。
他の実施例について説明する。図6は本発明の他の実施
例におけるガス流量規制部と位置検出手段と電動駆動部
の構造概略図、図7は本発明の他の実施例における回転
駆動式のガス流量規制体の上面図を示す。図6におい
て、電動駆動部31と位置検出手段32は図1の実施例
と同じ構成である。ガス流量規制部30は以下のように
構成されている。図7のように略円錐状のガス流量規制
体49に複数個のガス通過口50とガス流出溝73を設
け、ガス流量規制体49の円錐形状と同じテーパー角度
で切削された凹部をもつコックボデー42にガス流量規
制体49を接合し、コックボデー42に各々のガス通過
口50に相対する複数個のガス流出口43を設け、ガス
流出口43の上部にはガス流量規制板51を設置し、ガ
ス流量規制板51には各々のガス流出口43に相対する
複数個のガス流量規制口52を形成し、ガス流量規制板
51の上部でコックボデー蓋71をコックボデー42と
接合し、コックボデー蓋71にはこんろパイプ取付部7
2を形成し、ガス流量規制体49を駆動体38に直接接
合する構成となっている。図6で60、61は部品接合
部のガス洩れを防ぐシールパッキンである。上記構成に
よって、ガスはガス流入口56より流入し、ガス流量規
制体49のガス通過口50とコックボデー42のガス流
出口43を通過し、ガス流量規制口52で流量を規制さ
れ、こんろパイプ取付部72から図3のこんろパイプ1
7に流出される。ガス通過口50とガス流出口43が貫
通するか、もしくはガス流出口43下面にガス流出溝7
3が相対すればガスは各々のガス流出口43より流出
し、ガス流出口43をガス流量規制体49の円錐テーパ
ー面で塞ぐとガスは閉止される。図7のように各々のガ
ス通過口50に対応するガス流出溝73はそれぞれ形成
する回転軸回りの角度を変えているので、ガス流量規制
体49を回転させると、ガスの通過するガス流出口43
とガス流量規制口52を順次切り換えることにより、ガ
スの開閉、流量切り換えを行う。
【0038】本実施例においては、駆動体38に設けら
れた外歯車69はバックラッシを大きく設定し、ガス流
量規制部30に駆動体38を装着したとき駆動体38の
回転軸心をガス流量規制体49の回転軸心になじませる
構成としたことにより、電動駆動部31とコックボデー
42との組立上、調整が不要で組立が容易になり、且つ
ガス流量規制体49の回転時にコックボデー42との噛
み込み等がなくなる。また駆動体38を直接ガス流量規
制体49に接合しているので、駆動体とガス流量規制体
を連結する連結体が不要となり、部品点数を削減するこ
とが出来る。
れた外歯車69はバックラッシを大きく設定し、ガス流
量規制部30に駆動体38を装着したとき駆動体38の
回転軸心をガス流量規制体49の回転軸心になじませる
構成としたことにより、電動駆動部31とコックボデー
42との組立上、調整が不要で組立が容易になり、且つ
ガス流量規制体49の回転時にコックボデー42との噛
み込み等がなくなる。また駆動体38を直接ガス流量規
制体49に接合しているので、駆動体とガス流量規制体
を連結する連結体が不要となり、部品点数を削減するこ
とが出来る。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明のガス燃焼制御装置
を使用した調理器によれば次の効果が得られる。
を使用した調理器によれば次の効果が得られる。
【0040】(1)ガス流量規制部に駆動部を装着した
とき、ガス流量規制部のガス流量規制体を駆動させる駆
動体は、ガス流量規制部に常時付勢される構成とするこ
とにより、ガス量調節を規制するガス流量規制体の移動
量を管理する駆動体のガス流量規制体の移動方向の動き
は常時抑制されているので、前記駆動部と前記ガス流量
規制部の組立上、調整が不要となるので組立が容易とな
る。
とき、ガス流量規制部のガス流量規制体を駆動させる駆
動体は、ガス流量規制部に常時付勢される構成とするこ
とにより、ガス量調節を規制するガス流量規制体の移動
量を管理する駆動体のガス流量規制体の移動方向の動き
は常時抑制されているので、前記駆動部と前記ガス流量
規制部の組立上、調整が不要となるので組立が容易とな
る。
【0041】(2)前記駆動体の回転駆動のみで、ガス
の流出、閉止、ガス量の切り換えという動作を全て制御
できる。
の流出、閉止、ガス量の切り換えという動作を全て制御
できる。
【0042】(3)ガス量調節は前記ガス流量規制体の
移動量に依存することから、ガス量が急激に変化するこ
とを防止するので、バーナの滅火等が起こりにくくな
る。
移動量に依存することから、ガス量が急激に変化するこ
とを防止するので、バーナの滅火等が起こりにくくな
る。
【0043】(4)回転駆動式の駆動体を有する電動駆
動部を有し、前記駆動体は略円筒形で外周に外歯車を有
し、前記外歯車のバックラッシを大きく設定し、ガス流
量規制部に駆動体を装着したときの駆動体の回転軸心回
りのガタを歯車で吸収することにより、組立が容易で、
かつ駆動体の回転軸心のズレによる歯車の噛み込み等の
故障が少なくなる。
動部を有し、前記駆動体は略円筒形で外周に外歯車を有
し、前記外歯車のバックラッシを大きく設定し、ガス流
量規制部に駆動体を装着したときの駆動体の回転軸心回
りのガタを歯車で吸収することにより、組立が容易で、
かつ駆動体の回転軸心のズレによる歯車の噛み込み等の
故障が少なくなる。
【0044】(5)ガスの閉止、流出、ガス流量切り換
えに必要な電力は電動駆動部を駆動させる時しか必要と
されないので、消費電力を少なくすることが出来る。
えに必要な電力は電動駆動部を駆動させる時しか必要と
されないので、消費電力を少なくすることが出来る。
【0045】(6)位置検出手段は駆動体の同芯円上に
接合し、前記位置検出手段の検出位置と火力設定量の大
きさにより電動駆動部の駆動速度を可変とする構成とし
ているため、前記駆動体の回転角度が正確に測定可能と
なり駆動体の回転角と流量規制体のスライド量との相関
を予め定めることにより取付が簡単にして流量制御を可
能とならしめることが可能である。
接合し、前記位置検出手段の検出位置と火力設定量の大
きさにより電動駆動部の駆動速度を可変とする構成とし
ているため、前記駆動体の回転角度が正確に測定可能と
なり駆動体の回転角と流量規制体のスライド量との相関
を予め定めることにより取付が簡単にして流量制御を可
能とならしめることが可能である。
【0046】(7)ガス量調節時、使用者から見た場合
火力調整速度は最初の間は早く、急速に行われた印象を
与え、満足感を与え、かつ微妙な調整はゆっくりと行う
ことが可能となり位置調整が容易でしかも急激な燃焼量
の変化によるバックファイヤー等を防ぐことが出来る。
火力調整速度は最初の間は早く、急速に行われた印象を
与え、満足感を与え、かつ微妙な調整はゆっくりと行う
ことが可能となり位置調整が容易でしかも急激な燃焼量
の変化によるバックファイヤー等を防ぐことが出来る。
【0047】(8)ガス流量規制体のガス通過口の形状
を略菱形とし、ガス流量規制部に前記駆動体を装着した
とき前記駆動体の直線可動が抑制される構成としたた
め、前記ガス流量規制体のガス通過口が円形の場合と比
べて、ガス流量を規制するガス流量規制口の配列の組み
合わせの自由度が高くなるので、ガス流量規制部をコン
パクトに製造でき、かつ目的とするガス流量を自在に設
定出来ることが可能となる。
を略菱形とし、ガス流量規制部に前記駆動体を装着した
とき前記駆動体の直線可動が抑制される構成としたた
め、前記ガス流量規制体のガス通過口が円形の場合と比
べて、ガス流量を規制するガス流量規制口の配列の組み
合わせの自由度が高くなるので、ガス流量規制部をコン
パクトに製造でき、かつ目的とするガス流量を自在に設
定出来ることが可能となる。
【0048】(9)回転可動式のガス流量規制体に駆動
体を直接接合し、前記駆動体は円筒形で外周に外歯車を
有し、前記外歯車のバックラッシを大きく設定し、ガス
流量規制部に前記駆動体を装着したとき前記駆動体の回
転軸心を前記ガス流量規制体の回転軸心になじませる構
成としているため、電動駆動部と前記ガス流量規制部と
の組立上、調整が不要で組立が容易になり、且つガス流
量規制体の回転時の噛み込み等がない。また前記駆動体
を直接前記ガス流量規制体に接合しているので、部品点
数を削減することが出来る。
体を直接接合し、前記駆動体は円筒形で外周に外歯車を
有し、前記外歯車のバックラッシを大きく設定し、ガス
流量規制部に前記駆動体を装着したとき前記駆動体の回
転軸心を前記ガス流量規制体の回転軸心になじませる構
成としているため、電動駆動部と前記ガス流量規制部と
の組立上、調整が不要で組立が容易になり、且つガス流
量規制体の回転時の噛み込み等がない。また前記駆動体
を直接前記ガス流量規制体に接合しているので、部品点
数を削減することが出来る。
【図1】本発明の一実施例におけるガス流量規制部と位
置検出手段と電動駆動部の構造概略図
置検出手段と電動駆動部の構造概略図
【図2】本発明の一実施例におけるガス調理器の前面斜
視図
視図
【図3】本発明の一実施例におけるこんろの構造概略図
【図4】本発明の一実施例における駆動体のシャフトス
ライド溝の形状とガス流量規制体、ガス流出口、ガス流
量規制口の位置と流量特性の相関図
ライド溝の形状とガス流量規制体、ガス流出口、ガス流
量規制口の位置と流量特性の相関図
【図5】本発明の他の実施例における駆動体のシャフト
スライド溝の形状とガス流量規制体、ガス流出口、ガス
流量規制口の位置と流量特性の相関図
スライド溝の形状とガス流量規制体、ガス流出口、ガス
流量規制口の位置と流量特性の相関図
【図6】本発明の他の実施例におけるガス流量規制部と
位置検出手段と電動駆動部の構造概略図
位置検出手段と電動駆動部の構造概略図
【図7】本発明の他の実施例における回転駆動式のガス
流量規制体の上面図
流量規制体の上面図
【図8】従来のガス調理器の前面斜視図
【図9】従来のこんろの構造概略図
【図10】従来例における自動温調時のガス流量の調整
線図
線図
30 ガス流量規制部 31 電動駆動部 32 位置検出手段 38 駆動体 49 ガス流量規制体 50 ガス通過口 55 発条 69 外歯車 70 連結体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23N 1/00 102 F23N 5/26
Claims (5)
- 【請求項1】ガス燃焼器具の、ガス流量を規制する直線
可動式のガス流量規制体を有したガス流量規制部と、前
記ガス流量規制体に着脱自在に連結した連結体と、前記
連結体に連結し前記ガス流量規制体を駆動させる回転駆
動式の駆動体と、前記ガス流量規制部に装着し前記駆動
体と前記駆動体を前記ガス流量規制部に対する取付方向
に付勢させる発条とを有する駆動部から構成され、前記
ガス流量規制部に前記駆動部を装着したとき前記駆動部
内の前記駆動体が前記ガス流量規制部に常時付勢される
構成とすることを特長とするガス燃焼制御装置。 - 【請求項2】ガス燃焼器具の、ガス流量を規制する直線
可動式のガス流量規制体を有したガス流量規制部と、前
記ガス流量規制体に着脱自在に連結した連結体と、前記
連結体に連結し前記ガス流量規制体を駆動させる回転駆
動式の駆動体を有する電動駆動部から構成され、前記駆
動体は外周に外歯車を有し、前記ガス流量規制部に前記
駆動体を装着したときの前記駆動体の取付ガタを吸収す
るため、前記外歯車のバックラッシを大きく設定する構
成とすることを特長とするガス燃焼制御装置。 - 【請求項3】ガス燃焼器具の、火力の設定を行う火力設
定手段と、ガス流量を規制する直線可動式のガス流量規
制体を有したガス流量規制部と、前記ガス流量規制体に
着脱自在に連結した連結体と、前記連結体に連結し前記
ガス流量規制体を駆動させる回転駆動式の駆動体を有す
る電動駆動部と、前記ガス流量規制体の位置を検出する
位置検出手段から構成され、前記位置検出手段は前記駆
動体に同芯円上に接合し、前記火力設定手段による設定
量の変化の大きさと前記位置検出手段の検出位置により
前記電動駆動部の駆動速度を可変とする構成とすること
を特長とするガス燃焼制御装置。 - 【請求項4】ガス燃焼器具の、ガス流量を規制する直線
可動式のガス流量規制体を有したガス流量規制部と、前
記ガス流量規制体に着脱自在に連結した連結体と、前記
連結体に連結し前記ガス流量規制体を駆動させる回転駆
動式の駆動体と、前記ガス流量規制部に装着し前記駆動
体と前記駆動体を前記ガス流量規制部に対する取付方向
に付勢させる発条とを有する駆動部から構成され、前記
ガス流量規制体のガス通過口の形状を略菱形とし、前記
ガス流量規制部に前記駆動部を装着したとき前記駆動部
内の前記駆動体が前記ガス流量規制部に常時付勢される
構成とすることを特長とするガス燃焼制御装置。 - 【請求項5】ガス燃焼器具の、ガス流量を規制する回転
可動式のガス流量規制体を有したガス流量規制部と、前
記ガス流量規制体に連結し前記ガス流量規制体を駆動さ
せる回転駆動式の駆動体を有する電動駆動部から構成さ
れ、前記駆動体は外周に外歯車を有し、前記外歯車のバ
ックラッシを大きく設定し、前記ガス流量規制部に前記
駆動体を装着したとき前記駆動体の回転軸心を前記ガス
流量規制体の回転軸心になじませる構成とすることを特
長とするガス燃焼制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01138793A JP3146713B2 (ja) | 1992-12-24 | 1993-01-27 | ガス燃焼制御装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34394792 | 1992-12-24 | ||
JP4-343947 | 1992-12-24 | ||
JP01138793A JP3146713B2 (ja) | 1992-12-24 | 1993-01-27 | ガス燃焼制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06241438A JPH06241438A (ja) | 1994-08-30 |
JP3146713B2 true JP3146713B2 (ja) | 2001-03-19 |
Family
ID=26346801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01138793A Expired - Lifetime JP3146713B2 (ja) | 1992-12-24 | 1993-01-27 | ガス燃焼制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3146713B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5268564B2 (ja) * | 2008-10-29 | 2013-08-21 | リンナイ株式会社 | ガスコンロ |
JP5268562B2 (ja) * | 2008-10-29 | 2013-08-21 | リンナイ株式会社 | ガスコンロ |
-
1993
- 1993-01-27 JP JP01138793A patent/JP3146713B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06241438A (ja) | 1994-08-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080112 Year of fee payment: 7 |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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