JP3146562B2 - 通信妨害装置 - Google Patents
通信妨害装置Info
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- JP3146562B2 JP3146562B2 JP27642891A JP27642891A JP3146562B2 JP 3146562 B2 JP3146562 B2 JP 3146562B2 JP 27642891 A JP27642891 A JP 27642891A JP 27642891 A JP27642891 A JP 27642891A JP 3146562 B2 JP3146562 B2 JP 3146562B2
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- communication
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は通信妨害装置に関し、特
にスペクトラム拡散通信方式の通信に対して妨害を行う
装置に関する。
にスペクトラム拡散通信方式の通信に対して妨害を行う
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の通信妨害装置は、主としてAM
(振幅変調)、FM(周波数変調)等の比較的周波数帯
域の狭い通信波を対象としている。この種の装置は、A
M、FM等の通信波を掃引受信機、チャネライズド受信
機、マイクロスキャン受信機等において高速探知で受信
し、その受信波を計測、分析することにより中心周波数
占有帯域幅、変調型式等を解析する。そして、この得ら
れた受信諸元に基づいて最適な妨害波を自動又は手動で
設定し、この設定情報に基づいて妨害信号を生成し、電
力増幅器により所要な電力まで増幅し、空中線から妨害
電波として送信している。
(振幅変調)、FM(周波数変調)等の比較的周波数帯
域の狭い通信波を対象としている。この種の装置は、A
M、FM等の通信波を掃引受信機、チャネライズド受信
機、マイクロスキャン受信機等において高速探知で受信
し、その受信波を計測、分析することにより中心周波数
占有帯域幅、変調型式等を解析する。そして、この得ら
れた受信諸元に基づいて最適な妨害波を自動又は手動で
設定し、この設定情報に基づいて妨害信号を生成し、電
力増幅器により所要な電力まで増幅し、空中線から妨害
電波として送信している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の通信妨害装
置では、AM、FM等の比較的占有周波数帯域の狭い通
信波を対象としているため、スペクトラム拡散通信波の
ように、情報伝送に必要な周波数帯域(すなわち従来の
AM,FM波と同じ周波数帯域)を数百〜数千に拡大し
て電波を送信する通信を受信し、これを分析、識別して
妨害信号を生成することができない。例えば、スペクト
ラム拡散通信の代表例である直接拡散方式の場合には、
広帯域に電力が一様に分布するために、電力密度が極端
に小さく(通常の1/数百〜1/数千)なり、受信密度
以下となる場合が多い。又、1μs以下の速度で位相が
変化するため受信、分析が極めて困難である。この結
果、該通信波に対して妨害を加えることが難しいという
問題がある。本発明の目的は、スペクトラム拡散通信方
式の通信に対する妨害を可能にした通信妨害装置を提供
することにある。
置では、AM、FM等の比較的占有周波数帯域の狭い通
信波を対象としているため、スペクトラム拡散通信波の
ように、情報伝送に必要な周波数帯域(すなわち従来の
AM,FM波と同じ周波数帯域)を数百〜数千に拡大し
て電波を送信する通信を受信し、これを分析、識別して
妨害信号を生成することができない。例えば、スペクト
ラム拡散通信の代表例である直接拡散方式の場合には、
広帯域に電力が一様に分布するために、電力密度が極端
に小さく(通常の1/数百〜1/数千)なり、受信密度
以下となる場合が多い。又、1μs以下の速度で位相が
変化するため受信、分析が極めて困難である。この結
果、該通信波に対して妨害を加えることが難しいという
問題がある。本発明の目的は、スペクトラム拡散通信方
式の通信に対する妨害を可能にした通信妨害装置を提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の通信妨害装置
は、スペクトラム拡散通信方式の通信波を受信する受信
手段と、受信したスペクトラム拡散通信波の波形信号を
記憶する記憶手段と、この記憶した波形信号を送信周波
数に変換し、これを妨害電波として間欠的に送信する送
信手段とを備える。
は、スペクトラム拡散通信方式の通信波を受信する受信
手段と、受信したスペクトラム拡散通信波の波形信号を
記憶する記憶手段と、この記憶した波形信号を送信周波
数に変換し、これを妨害電波として間欠的に送信する送
信手段とを備える。
【0005】
【作用】本発明によれば、受信しかつ記憶した信号を、
妨害電波として間欠的に送信することで、スペクトラム
通信回線を擬似同期させ、通信を妨害する。
妨害電波として間欠的に送信することで、スペクトラム
通信回線を擬似同期させ、通信を妨害する。
【0006】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例の装置系統図を示す。到来
する電波は受信空中線1で受信し、高周波増幅器2にお
いて所要のレベル迄増幅し、その後局部信号発生器4で
発生される局部信号により周波数変換器3において低周
波数域に周波数変換する。この低周波数域に周波数変換
された受信信号は波形記憶器5において高速にサンプリ
ングし、かつデジタル信号に変換して記憶する。通常、
スペクトラム拡散通信方式の信号は、伝送すべきデータ
と拡散符号の同期をとるための同期信号(通常プリアン
ブルパターンで伝送する)からなり、最初に同期信号を
伝送し、その後伝送データ(拡散符号も含む)を伝送す
る。そのため、通信の開始時点は同期信号のみであるた
め、通信開始から一定時間(同期信号は通常1秒以下)
連続して受信信号を記憶することによりスペクトラム拡
散通信波の同期信号を捕捉することができる。
る。図1は本発明の一実施例の装置系統図を示す。到来
する電波は受信空中線1で受信し、高周波増幅器2にお
いて所要のレベル迄増幅し、その後局部信号発生器4で
発生される局部信号により周波数変換器3において低周
波数域に周波数変換する。この低周波数域に周波数変換
された受信信号は波形記憶器5において高速にサンプリ
ングし、かつデジタル信号に変換して記憶する。通常、
スペクトラム拡散通信方式の信号は、伝送すべきデータ
と拡散符号の同期をとるための同期信号(通常プリアン
ブルパターンで伝送する)からなり、最初に同期信号を
伝送し、その後伝送データ(拡散符号も含む)を伝送す
る。そのため、通信の開始時点は同期信号のみであるた
め、通信開始から一定時間(同期信号は通常1秒以下)
連続して受信信号を記憶することによりスペクトラム拡
散通信波の同期信号を捕捉することができる。
【0007】そして、このスペクトラム拡散通信波に妨
害波を加えるため、図2に示すように波形記憶器5で記
憶した受信信号(スペクトラム拡散通信波の同期信号を
含む)を高周波送信機7から間欠的に送信する。これは
図2に示すように波形記憶器5の記憶データを制御回路
6からのタイミングにより読み出し、これをD/A変換
することにより元の受信信号に変換し、所要の電力まで
増幅した上で、送信空中線8から送信することにより実
現する。
害波を加えるため、図2に示すように波形記憶器5で記
憶した受信信号(スペクトラム拡散通信波の同期信号を
含む)を高周波送信機7から間欠的に送信する。これは
図2に示すように波形記憶器5の記憶データを制御回路
6からのタイミングにより読み出し、これをD/A変換
することにより元の受信信号に変換し、所要の電力まで
増幅した上で、送信空中線8から送信することにより実
現する。
【0008】このように同期信号を間欠的に送信するこ
とにより、スペクトラム拡散通信方式で通信しようとす
る通信回線は、間欠的な同期信号送信により図2の点線
で示すように疑似同期し、本来の通信を著しく妨害する
ことができる。
とにより、スペクトラム拡散通信方式で通信しようとす
る通信回線は、間欠的な同期信号送信により図2の点線
で示すように疑似同期し、本来の通信を著しく妨害する
ことができる。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、スペクト
ラム拡散通信方式に対して、その通信の同期信号を含む
信号を捕捉してこれを記憶し、かつこれを妨害電波とし
て間欠的に送信することにより、スペクトラム拡散通信
の回線を疑似的に同期させてスペクトラム拡散通信を妨
害することができる。特に、妨害電波の形成に際して
は、記憶された信号を用いるので、スペクトラム拡散通
信のパラメータを解析する必要がなく、短時間で妨害を
実施できる。
ラム拡散通信方式に対して、その通信の同期信号を含む
信号を捕捉してこれを記憶し、かつこれを妨害電波とし
て間欠的に送信することにより、スペクトラム拡散通信
の回線を疑似的に同期させてスペクトラム拡散通信を妨
害することができる。特に、妨害電波の形成に際して
は、記憶された信号を用いるので、スペクトラム拡散通
信のパラメータを解析する必要がなく、短時間で妨害を
実施できる。
【図1】本発明の通信妨害装置の一実施例のブロック図
である。
である。
【図2】妨害実施における信号のタイムチャート図であ
る。
る。
2 高周波増幅器 3 周波数変換器 4 局部信号発生器 5 波形記憶器 6 制御回路 7 高周波送信機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04K 3/00 G01S 7/38 INSPEC(DIALOG) JICSTファイル(JOIS) WPI(DIALOG)
Claims (1)
- 【請求項1】 情報を伝送するために必要な周波数帯域
を数百〜数千倍に拡散して通信するスペクトラム拡散通
信方式の通信波に対してに妨害を加えるための通信妨害
装置において、前記スペクトラム拡散通信方式の通信波
を受信する受信手段と、受信したスペクトラム拡散通信
波の波形信号を記憶する記憶手段と、この記憶した波形
信号を送信周波数に変換し、これを妨害電波として間欠
的に送信する送信手段とを備えることを特徴とする通信
妨害装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27642891A JP3146562B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 通信妨害装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27642891A JP3146562B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 通信妨害装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0591088A JPH0591088A (ja) | 1993-04-09 |
JP3146562B2 true JP3146562B2 (ja) | 2001-03-19 |
Family
ID=17569278
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27642891A Expired - Fee Related JP3146562B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 通信妨害装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3146562B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020072664A (ko) * | 2001-03-12 | 2002-09-18 | 엘지이노텍 주식회사 | 재밍 응답기의 재밍신호 발생회로 |
KR20030054594A (ko) * | 2001-12-26 | 2003-07-02 | 엘지이노텍 주식회사 | 재밍 신호 발생기 |
JP5874460B2 (ja) * | 2012-03-15 | 2016-03-02 | 富士通株式会社 | 通信妨害装置および通信妨害方法 |
WO2019059352A1 (ja) | 2017-09-22 | 2019-03-28 | 日本電気株式会社 | 妨害信号発生装置、妨害信号発生システム及び妨害信号発生方法 |
KR102621443B1 (ko) * | 2023-08-04 | 2024-01-04 | 김상환 | 음성 녹음 방지 방법 및 시스템 |
-
1991
- 1991-09-30 JP JP27642891A patent/JP3146562B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0591088A (ja) | 1993-04-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |