JP3145390U - フォーマー - Google Patents

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Abstract

【課題】4段式フォーマーとして使用できながら、必要応じて圧造からねじ転造までを連続的に行うボルトを一貫して製造できるフォーマーを提供する。
【解決手段】ダイブロック2を、1段ダイ3aと2段ダイ3bを支持する第1ダイブロック2aと、3段ダイと4段ダイを支持する第2ダイブロックとに分割し、第2ダイブロックのみを機台1に対し取り外し可能に構成する。第2ダイブロックの取り外しにより生じた機台1の空間スペースに着脱可能とした転造用ベース部材11と、ベース部材11に固定される固定側ねじ転造部材12と、固定側ねじ転造部材12と対をなし、圧造材A2にねじ転造加工を施すねじ転造ローラ13と、ねじ転造ローラ13の駆動機構と、ラムの後退動作時に圧造材をねじ転造ローラ13と固定側ねじ転造部材12との間に押し込む押込機構15とを備えたねじ転造装置10を形成した。
【選択図】図3

Description

本考案は、それぞれ4個のダイとパンチとからなる4段の圧造ステーションを備え、これらの圧造ステーションにより素材を粗から精へと順次鍛造して、所定形状の圧造品を圧造成形するフォーマーに関するものである。
従来、この種のフォーマーにおいて、例えば特開2001−252738号公報に記載されているように、複数段のダイが一定の間隔で配置されるダイブロックの最終段の後にさらにねじ転造装置を特設して、複数段の圧造ステーションで圧造した圧造材に対し連続的にねじ転造を施すことができるようにしたものが知られている。
特開2001−252738号公報
考案が解決しようとする課題
ところが、上記したようにダイブロックの最終段の後にさらにねじ転造装置を特設したフォーマーにあっては、その圧造品がねじ転造を必要とするボルト等のごく限られた圧造品に限定されるといった問題があった。
そこで、本考案は、通常はナットなど転造を必要としない圧造品を圧造成形する4段式フォーマーとして使用できながら、必要に応じて圧造からねじ転造までを連続的に行うボルト等のねじ付き圧造品を一貫して製造することができるフォーマーの提供を課題とする。
課題を解決するための手段
上記問題を解決するため本願の請求項1記載の考案は、それぞれ4個のダイとパンチとからなる4段の圧造ステーションを備え、これらの圧造ステーションにより素材を粗から精へと順次鍛造して、所定形状の圧造品を圧造成形するフォーマーにおいて、機台の所定位置に設けられ、4個のダイを一定の間隔をおいて並列状に支持するダイブロックが、1段ダイと2段ダイを支持する第1ダイブロックと、3段ダイと4段ダイを支持する第2ダイブロックとに分割され、かつ第1ダイブロックを機台に残したまま第2ダイブロックを機台に対し取り外し可能に構成されている一方、第2ダイブロックの取り外しにより生じた機台の空間スペースに着脱可能とした転造用ベース部材と、ベース部材に固定される固定側ねじ転造部材と、固定側ねじ転造部材と対をなし、固定側ねじ部材との間にて圧造材にねじ転造加工を施すねじ転造ローラと、ねじ転造ローラを駆動するための駆動機構と、ラムの後退動作時に圧造材をねじ転造ローラと固定側ねじ転造部材との間に押し込む押込機構とを備えたねじ転造装置を形成し、第2ダイブロック又はねじ転造装置とのいずれかを機台に取り付けることにより、4段式フォーマー又はねじ転造装置付きフォーマーのいずれかに選択可能としたことを特徴とする。
考案の効果
本考案によれば、上記した構成により、機台から第2ダイブロックを取り外した状態のもとで、機台の空間スペースにねじ転造装置を取り付けることにより、第1ダイブロックの第1ダイと第2ダイで圧造された圧造材をねじ転造装置によりねじ転造することができ、これにより圧造からねじ転造までを連続的に行なってボルト等のねじ付き圧造品を一貫して製造することができる。また、ねじ転造を必要としないナットなどの圧造品を圧造成形する場合には、機台からねじ転造装置を取り外した状態のもとで、その空間スペースに第2ダイブロックを取り付けることにより、ねじ転造を必要としない圧造品を4段の圧造ステーションにより圧造成形する4段式フォーマーとして使用することができる。
特に、ダイブロックを1段ダイと2段ダイを支持する第1ダイブロックと、3段ダイと4段ダイを支持する第2ダイブロックとに分割し、第2ダイブロックを機台に対し取り外しできるようにしたので、機台から第2ダイブロックを取り外したとき、不必要となる圧造ステーションを減じることができると同時に機台に十分な空間スペースが生じることになり、その大きな空間スペースにねじ転造装置を効果的に配設することができ、フォーマー全体としての大型化も抑制できる。
以下、本考案の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は、本考案に係るフォーマーを4段フォーマーとして使用する場合の平面図であって、このフォーマーは、機台1の所定位置にダイブロック2が設けられ、該ダイブロック2に4個のダイ3a〜3dが一定の間隔で配置されると共に、これらのダイ3a〜3dにむかって進退動するラム4の前面に、上記ダイ3a〜3dと同数のパンチ5a〜5dがこれらダイ3a〜3dに対向して配置され、これらの各ダイ3a〜3dとパンチ5a〜5dとにより4段の圧造ステーションが構成され、かつパンチ5a〜5dの進退動によって、該パンチ5a〜5dとダイ3a〜3dとの間で素材を粗から精に順次段階的に鍛造して、例えばナットなどの圧造品を圧造成形するようになされている。
上記ダイブロック2の一側には、切断機構6を備え、切断機構6は線状の金属素材を供給機構7によりクイル8の先端口から一定長さずつ突出するように間歇的に送り出して、クイル8の先端口を横切るように進退移動するカッター9で一定長さに切断するようになされている。また、上記ダイブロック2の上方には、カッター9により切断された素材及び各ダイ3a〜3dから押し出された圧造材を順次にチャッキングして、ラム4の一動作毎にその受取位置から次のダイ3の供給位置に移動させる素材移送機構(図示せず)が設けられている。
そして、本考案では、上記した4段フォーマーを、ねじ転造装置付きのフォーマーとして選択的に使用できるように構成したのである。
その場合、4個のダイ3a…3dを一定の間隔をおいて並列状に支持するダイブロック2が、1段ダイ3aと2段ダイ3bを支持する第1ダイブロックと2a、3段ダイ3cと4段ダイ3dを支持する第2ダイブロック2bとに分割され、かつ第1ダイブロック2aを機台1に残したまま第2ダイブロック2bのみを機台1に対し取り外し可能に構成されている。また、図3及び図4に示すように第2ダイブロック2bの取り外しにより生じた機台1の空間スペースに着脱可能に取り付けられる転造用ベース部材11と、ベース部材11に固定される固定側ねじ転造部材12と、固定側ねじ転造部材12と対をなし、固定側ねじ転造部材12との間にて圧造材にねじ転造加工を施すねじ転造ローラ13と、ねじ転造ローラ13を駆動するための駆動機構14と、ラム4の後退動作時に圧造材をねじ転造ローラ13と固定側ねじ転造部材12との間に押し込む押込移動機構15とを備えたねじ転造装置10を形成したのである。斯くして、第2ダイブロック2b又はねじ転造装置10とのいずれかを選択して機台1に取り付けることにより、4段式フォーマー又はねじ転造付きフォーマーとして選択的に使用できるようになされている。
ねじ転造ローラ13は、ベース部材11に回転自由に支持されていると共に、駆動機構14としてのモータにより図3の矢印方向に駆動回転されるようになされている。また、押込機構15は、図3に示すようにラム4の進退動に同期して出退動するソレノイド16と、ソレノイド16の出退動作に連動して揺動する揺動杆17と、揺動杆17の揺動により連結杆18を介してローラ軸13aを中心に揺動する押込杆19とを備え、ラム4の後退動作時にソレノイド16が作動して、押込扞19の揺動により保持部材20で保持された圧造材をねじ転造ローラ13と固定側ねじ転造部材12との間に押し込むように構成されている。
第2ダイブロック2b及びねじ転造装置10の機台1への取り付けは、機台1の第2ダイブロック装着用の空間スペースに、第2ダイブロック2b又はねじ転造装置10のいずれかを選択して装着し、適宜固定ボルト(図示せずにより)により固定される。また、ねじ転造ローラ13とモータ等の駆動機構14とはギヤー等の適宜連動手段を介して連動連結されている。
また、ねじ転造装置10によりねじ転造を行う場合、図4に示すように第3パンチ5cとして押し出し機能を備えたパンチを用いる一方、第4パンチ5dは取り外して用いる。
次に、以上のように構成されるフォーマーの作用について説明する。
まず、ねじ転造を必要としない例えばナットを圧造成形する場合には、図1及び図2に示すように機台1に第1及び第2ダイブロック2a,2Bとからなるダイブロック2を装着して4段式フォーマーとして用い、4段の圧造ステーションで、通常通り素材を粗から精に順次段階的に鍛造して、所定形状のナットを圧造成形する。
次に、フォーマーをねじ転造装置付きのフォーマーとして用い、図5の(ニ)に示すようなねじ付きのボルトBを図5の(イ)に示す棒状に切断された素材Aから一貫して製造する場合には、機台1から第2ダイブロック2bを取り外し、その空間スペースにねじ転造装置10を取り付けてセットする。その後、フォーマーの稼働することにより、素材Aは第1圧造ステーションの第1ダイ3aと第1パンチ5aによって図5の(ロ)に示す中膨らみ状の第1圧造材A1に成形され、次に、圧造材A1は第2圧造ステーションの第2ダイ3bと第2パンチ5bによって図5の(ハ)に示す中膨らみ状で、頭部に溝をまた先端に面取り部を有する第2圧造材A2に成形される。そして、第2圧造材A2は、第2ダイ3bから押し出されると、素材移送手段によりねじ転造装置10へ運ばれ、ラム4の前進移動により第3パンチ5cを介してねじ転造装置10の供給部内に挿入されると共に、第2圧造材A2はその挿入位置で保持部材20により弾性的に保持される。その挿入後、ラム4の後退動作時に押込機構15のソレノイド16が作動して、その押込杆19の揺動により保持部材20で保持された第2圧造材A2が、モータ14により回転されるねじ転造ローラ13と固定側ねじ転造部材12との間に強制的に押し込まれる。この押し込み動作により、第2圧造材A2はねじ転造ローラ13と固定側ねじ転造部材12との間を移動する間にねじ転造され、図5の(ニ)に示すような中膨らみ状で、頭部に溝をまた先端軸部にねじが形成されたボルトBが形成される。こうして圧造からねじ転造までを連続的に行なってボルトBが一貫して製造される。
本考案では特に、ダイブロック2を1段ダイ3aと2段ダイ3bを支持する第1ダイブロック3aと、3段ダイ3cと4段ダイdを支持する第2ダイブロック2bとに分割し、第2ダイブロック2bを機台1に対し独自に取り外しできるようにしたので、機台1から第2ダイブロック2bを取り外したとき、不必要となる圧造ステーションを減じることができると同時に機台1に十分な空間スペースが生じることになり、その大きな空間スペースにねじ転造装置10を効果的に配設することができ、その上、フォーマー全体としての大型化も抑制できる。
なお、ねじ転造ローラ13の駆動機構としては、モータ以外のものであってもよく、例えばラム4の駆動機構を利用するようにしてもよい。
本考案に係るフォーマーの概略平面図である。 同フォーマーの一部省略の正面図である。 転造装置を備えたフォーマーとした場合の一部省略正面図である。 同横断面図である。 素材からボルトに至るまでの各工程における形状の変化を示す説明図である。
符号の説明
1 機台
2 ダイブロック
2a 第1ダイブロック
2b 第2ダイブロック
3a 1段ダイ
3b 2段ダイ
3c 3段ダイ
3d 4段ダイ
10 ねじ転造装置
11 転造用ベース部材
12 固定側ねじ転造部材
13 ねじ転造ローラ
14 駆動機構
15 押込機構

Claims (1)

  1. それぞれ4個のダイとパンチとからなる4段の圧造ステーションを備え、これらの圧造ステーションにより素材を粗から精へと順次鍛造して、所定形状の圧造品を圧造成形するフォーマーにおいて、機台の所定位置に設けられ、4個のダイを一定の間隔をおいて並列状に支持するダイブロックが、1段ダイと2段ダイを支持する第1ダイブロックと、3段ダイと4段ダイを支持する第2ダイブロックとに分割され、かつ第1ダイブロックを機台に残したまま第2ダイブロックを機台に対し取り外し可能に構成されている一方、第2ダイブロックの取り外しにより生じた機台の空間スペースに着脱可能とした転造用ベース部材と、ベース部材に固定される固定側ねじ転造部材と、固定側ねじ転造部材と対をなし、固定側ねじ部材との間にて圧造材にねじ転造加工を施すねじ転造ローラと、ねじ転造ローラを駆動するための駆動機構と、ラムの後退動作時に圧造材をねじ転造ローラと固定側ねじ転造部材との間に押し込む押込機構とを備えたねじ転造装置を形成し、第2ダイブロック又はねじ転造装置とのいずれかを機台に取り付けることにより、4段式フォーマー又はねじ転造装置付きフォーマーのいずれかに選択可能としたことを特徴とするフォーマー。
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