JP3145086U - ペットの毛を除去するためのブラシ。 - Google Patents

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達雄 大内
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有限会社アートブラシ
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Abstract


【課題】 被服等に付着した犬、猫等のペットの毛に対する除去を目的とする新規のブラシの提供を図ったものである。
【解決手段】 円盤状を呈するブラシ用基盤(1)の下面周縁寄りに沿って互いに接触しない程度の間隔を保って円を描くようにブラシ毛(2)を植設すると共に、当該ブラシ毛(2)として猪の毛を用いたことを特徴とするペット用ブラシ。
【選択図】 図1

Description

本考案は、被服等に付着した犬、猫等のペットの毛に対する除去を目的とするブラシに関する。
従来のこの種のブラシは、柄部の先端部分にブラシ毛を植設するように構成するものであった(例えば、特許文献1参照。)
実開平4−96220号公報
上述したような形態のブラシであると、被服の広い部分に対するブラッシングには適しているが、例えば裾先、襟元、袖口等狭い部分を部分的にブラッシングするに際しては、柄部の存在がかえって邪魔となってしまうようなことがあつた。
更に、ブラシ毛に関しても、合成樹脂材料で形成した場合、毛先が固過ぎて被服を傷めてしまったり、静電気の発生に基づきペットの毛が被服側またはブラシ毛に強く吸着されてしまうと言うような問題が生じた。
そして、このような問題を解消するために一般的に用いられているブラシ毛としては、リス、ヤギ、馬、イタチなどの動物の毛が用いられているが、これは化粧用ブラシとしては適しているが、毛の腰が柔らかすぎてペットの毛を取るためのブラシ用としては不向きとされた。
本考案は上述したような問題を解決した被服等に付着したペットの毛の除去に最適とするような形態のブラシの提供を図ったものである。
本考案は請求項1に記載のように、円盤状を呈するブラシ用基盤1の下面周縁寄りに沿って互いに接触しない程度の間隔を保って円を描くようにブラシ毛2を植設すると共に、当該ブラシ毛2として猪の毛を用いたことを特徴とするペットの毛を除去するためのブラシに係る。
本考案は請求項2に記載のように、円盤状を呈するブラシ用基盤1の下面周縁寄りに沿って互いに接触しない程度の間隔を保って円を描くようにブラシ毛2を植設すると共に、当該ブラシ毛2として猪の毛を用い、更に、当該ブラシ用基盤1の大きさを、直径40mm、厚さ15mm程度の大きさとすることにより、指先で持ってブラッシングできる程度の大きさとするように構成したペットの毛を除去するためのブラシに係る。
そして、本考案は請求項3に記載のように、水平に裁断した状態の毛先を備えたブラシ毛2を用いて成る請求項1又は請求項2の何れかに記載のペットの毛を除去するためのブラシを実施の態様とする。
更に、本考案は請求項4に記載のように、先端を加熱してウエーブ化及び釘の頭状を呈する先端面とするような毛先に成形処理を施したブラシ毛(2)を用いて成る請求項1又は請求項2の何れかに記載のペットの毛を除去するためのブラシを実施の態様とする。
本考案に係るペットの毛を除去するためのブラシは、請求項1に記載のような構成、すなわち、ブラシ用基盤1を円盤状のものとしたから、従来の柄付きのブラシに比して、小型化されると共に、ブラシ毛部分を直接把持するような使用形態を採れるため、例えば被服における裾先、襟元、袖口等狭い部分に対するブラッシングが極めてやり易いものとされる。 そして、本考案は小型化されているものであるため、出掛ける際に本考案ブラシをポケット等に入れて携行することにより、例えば被服にペットの毛が付着していることに気が付いた際、または、訪問先でペットの毛が付着してしまった際等において、直ちにその除去に対応することが出来る。
更に、本考案にあってはブラシ毛として猪の毛を用いるように構成したから、当該猪の毛が固有する「腰が強く硬めの毛」という特性に基づき、良好なるブラシ効果が奏され、被服等に付着したペットの毛の除去が迅速かつ完全に行われる。
本考案に係るペット用ブラシは、請求項2に記載のような構成、すなわち、円盤状を呈するブラシ用基盤1の下面周縁寄りに沿って互いに接触しない程度の間隔を保って円を描くようにブラシ毛2を植設すると共に、当該ブラシ毛2として猪の毛を用い、更に、当該ブラシ用基盤1の大きさを、直径40mm、厚さ15mm程度の大きさとすることにより、指先でもってブラッシングできる程度の大きさとするように構成したから、上記請求項1の構成の場合と同様な効果を奏することが出来ると共に、その全体のサイズ的条件に基づき、携行の容易性及び使用の小回り性がより一層向上することとなる。
本考案は請求項3に記載のような構成、すなわち、水平に裁断した状態の毛先を備えたブラシ毛2を用いるように構成することにより、その製造は通常のブラシと同様にして行われるため製造上の煩雑性が生じることが無い。
然し乍、請求項4に記載のような構成、すなわち、先端を加熱してウエーブ化及び釘の頭状を呈する先端面とするような毛先に成形処理を施したブラシ毛(2)を用いるように構成することにより、被服等に対する当たりの柔らかさと、先端のウエーブ化に基づき付着したペットの毛に対する良好なる引っ掛かり作用が呈され、その除去作用の向上化が図られる。
図1乃至図3は本考案の実施例を表したものである。 同図において、1は円盤状を呈するブラシ用基盤であって、直径40mm、厚さ15mm程度の大きさを具えたものである。 そして、当該ブラシ用基盤1は静電気が帯電しない木材で形成することが好ましいが、これは絶対的条件ではなく、合成樹脂材料で形成しても良い。
2は上記したブラシ用基盤1の下面周縁寄りに沿って互いに接触しない程度の間隔を保って円を描くように植込んだブラシ毛であって、その毛丈は8mm程度のものである。 そして、当該ブラシ毛2は所要本数をその基端部で結束すると共に、これをブラシ用基盤1に穿設した植設用孔に差し込むと共に、接着剤等に基づき固定化するようにすることを通例とするが、これに限定されるものではない。 すなわち、当該植設のための手段は、従来のブラシが採用している既存の手段を用いて行うものであり、その手段の限定性は存在しない。
そして、当該ブラシ毛の材料であるが、これは「猪の毛」を用いて形成してある。 これは本考案の大きな特徴の一つとするものであり、「猪の毛」は腰が強く硬めの毛に属するため、しっかりとしたブラシ効果を奏することを実験的に確認し、このような事柄に着眼して本考案にあってはペットの毛を除去するためのブラシの毛として「猪の毛」を採用したものである。
3は吊り下げ用紐であって、不使用時における吊り下げ保管、或いは、携行上のストラップ的役割を果たすものである。 4はブラシ用基盤1の所要箇所に穿設した当該吊り下げ用紐3に対する挿通用孔を示す。
図4は通常のブラシ毛単体Aの先端形態を表したものであって、水平に裁断した状態の毛先を備えたものである。
そして、図5はブラシ毛の先端を加熱してウエーブ化及び釘の頭状を呈する先端面とするような毛先に成形処理を施してなる熱処理ブラシ毛単体Bを表したものである。 なお、このような形成処理は、図1に示すように完成されたブラシを、過熱された鉄板等にその毛先を軽く押し付けることに依って行うことを通例とするが、これ以外、火にかざす等の熱処理手段、その他の熱処理手段等、その手段は適宜なものであってもよい。 然し乍、当該熱処理のための温度は125℃程度が好ましい。 これはあまり高温な場合、ブラシ毛全体が熱変形してしまうからである。 換言すれば、ブラシ毛の先端部分だけが熱変形する程度の熱処理を施すことが重要である。
本考案の使用に際しては、ブラシ用基盤1全体を指で握り、この状態で被服に対するブラッシングを行うものである。 そして、毛先が図5に示すように熱処理を施したものの場合は、被服の生地に対する当たりの柔らかさと、先端のウエーブ化に基づきペットの毛に対する良好な引っ掛け作用が呈され、その除去の卓越化が図られる。
本考案の斜視図である。 本考案の拡大底面図である。 図2におけるX−X線端面図である。 通常のブラシの毛先を著しく拡大して示す正面図である。 熱処理を施したブラシの毛先を著しく拡大して示す正面図である。
符号の説明
1 ブラシ用基盤
2 ブラシ毛
3 吊り下げ用紐
4 挿通用孔
A 通常のブラシ毛単体
B 熱処理ブラシ毛単体

Claims (4)

  1. 円盤状を呈するブラシ用基盤(1)の下面周縁寄りに沿って互いに接触しない程度の間隔を保って円を描くようにブラシ毛(2)を植設すると共に、当該ブラシ毛(2)として猪の毛を用いたことを特徴とするペットの毛を除去するためのブラシ。
  2. 円盤状を呈するブラシ用基盤(1)の下面周縁寄りに沿って互いに接触しない程度の間隔を保って円を描くようにブラシ毛(2)を植設すると共に、当該ブラシ毛(2)として猪の毛を用い、更に、当該ブラシ用基盤(1)の大きさを、直径40mm、厚さ15mm程度の大きさとすることにより、指先で持ってブラッシングできる程度の大きさとするように構成したペットの毛を除去するためのブラシ。
  3. 水平に裁断した状態の毛先を備えたブラシ毛(2)を用いて成る請求項1又は請求項2の何れかに記載のペットの毛を除去するためのブラシ。
  4. 先端を加熱してウエーブ化及び釘の頭状を呈する先端面とするような毛先に成形処理を施したブラシ毛(2)を用いて成る請求項1又は請求項2の何れかに記載のペットの毛を除去するためのブラシ。
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