JP3144945U - 移動手すりを備えたコンベアの安全装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ゴルフ場等で使用する移動、手すりを設けたコンベアの安全性を高め、使用者が単独であっても、緊急時により確実且つ容易にコンベアを緊急停止できるようにして、人身傷害を未然に防止する安全装置を提供する。
【解決手段】欄干5に移動手すり6を回転自在に移動手すりを備えたコンベアに於いて、前記移動手すり6を回転自在に支持する欄干5の内側壁面に、所望の長さの非常用手すり14をその長手方向へ一定距離だけ移動可能に支持固定すると共に、非常用手すり14にコンベアの緊急停止スイッチ16のスイッチ機構を作動させるスイッチ移動部を設け、緊急時に人が非常用手すり14を移動させることにより前記スイッチ駆動部を介して緊急停止スイッチ16を作動させる。
【選択図】図1

Description

本考案は、エスカレータや動く歩道、作業場の搬送用コンベア等の移動手すりを備えたコンベアの安全装置の改良に関するものであり、主としてゴルフ場矢作業場等のコンベアに用いられるものである。
例えば、エスカレータや動く歩道、作業場の搬送用コンベア等は、通常図6及び図7に示すように、主枠1の上部乗降床2と下部乗降床3との間にエンドレスに連結された複数の踏段(又は搬送ベルト)4を回転自在に設置すると共に、この踏段(又は搬送ベルト)4の回転方向に沿った両側に欄干5を立て、その周縁に上記踏段(又は搬送ベルト)4と同一方向に同一速度で回動する移動手すり6を設けることにより構成されている。
また、このコンベアの上端部か或いは下端部の何れかに、安全装置としての非常停止スイッチ7が設けられており、当該手動操作式の非常停止スイッチ7を操作することによりコンベアが緊急停止されることとなる。
更に、万一の事故、例えば前記踏台4と欄干5の下部との隙間に人の靴や足が挟まった場合に、欄干5の変形量(歪み量)を検出し、これによってコンベアを自動停止させるようにした自動操作式の非常停止スイッチ等が設けられている。
ところで、上記従前のコンベアにあっては、一般に、手動操作式の非常停止スイッチ7がコンベアの上端部か或いは下端部に設けられている。そのため、使用者(乗客)が一人で他に人が全く居ないような場合には、事故が発生しても容易に非常停止スイッチ7を操作することが出来ず、結果として重大な人身事故を招来することになる。
一方、後者の自動操作式の非常停止スイッチに於いても、スイッチ感度を高めると誤動作が頻発することになり、また、逆にスイッチ感度を低くすると、停止はしたものの人傷が大きくなり過ぎると云う問題がある。尚、図6及び図7に於いて、8は駆動機構、9は制御盤である。
特開平6−271263号公報 特開2002−145570号公報
本考案は、従前のこの種コンベアに於ける上述の如き問題を解決せんとするものであり、ゴルフ場や作業現場等で使用する比較的短尺のコンベアにおいて、使用者が単独の場合であっても、事故発生に際して使用者自身が迅速且つ確実にコンベアを非常停止させることが出来、しかも構造が簡単で安価に製造できるようにした移動手すりを備えたコンベアの安全装置を提供することを考案の主たる目的とするものである。
請求項1の考案は、移動手すり6を回転自在に備えたコンベアに於いて、前記移動手すり6を回転自在に支持する欄干5の内側壁面に、所望の長さの非常用手すり14を移動可能に支持固定すると共に、非常用手すり14にコンベアの緊急停止スイッチ16のスイッチ機構を作動させるスイッチ駆動部19を設け、緊急時に人が非常用手すり14を移動させることにより前記スイッチ駆動部19を介して緊急停止スイッチ16を作動させることを考案の基本構成とするものである。
請求項2の考案は請求項1の考案に於いて、緊急時に非常用手すり14を移動手すり6の移動方向と同一若しくは逆の方向に一定距離だけ移動させるようにしたものである。
請求項3の考案は請求項1又は請求項2の考案に於いて、緊急時に非常用手すり14を一定角度だけ回転移動させるようにしたものである。
請求項4の考案は請求項1、請求項2又は請求項3の考案に於いて、コンベアを踏段を用いたエスカレータ又は搬送用ベルトを用いたコンベアとすると共に、非常用手すり14を長尺のパイプ材により形成し、当該非常用手すり14を一側の欄干5の内側壁面に支持固定し、また、前記緊急停止スイッチ16及びスイッチ駆動部19を非常用手すり14の一側の端部に設けるようにしたものである。
請求項5の考案は、請求項4の考案に於いて、非常用手すり14の一側の端部を、スライド止め金具22内へ挿入し、スプリング20の弾性力により一方向へ所望の押圧力を加えると共に、調整ねじ21により前記押圧力を調整するようにしたものである。
本考案に於いては、移動手すりを備えたコンベアの欄干5の内側に、移動手すり6の移動方向に長尺の非常用手すり14を移動可能に支持固定し、非常時には、人が非常用手すり14を持ってこれを引っ張たり、或いは一定角度だけ回転移動させることにより、コンベアの駆動装置を緊急停止させる構成としている。
そのため、使用者が一人であっても、自らの力で迅速且つ円滑にコンベアを停止させることができ、人身事故を未然に防止することが出来る。また、通常は、非常用手すり14を握るだけでこれがコンベアの進行方向へ引っ張られることになり、より確実にコンベアを緊急停止させることができる。
以下、図面に基づいて本考案の実施形態を説明する。図1は本考案に係るコンベアの内側の側面概要図であり、図2は図1のA−A視断面概要図である。また、図1及び図2は、コンベアを所謂エスカレータとした場合を示すものであり、各図に於いて、1は主枠、2は上部乗降床、3は下部乗降床、4は踏段(又は搬送ベルト)、5は欄干、6は移動手すり、7は非常停止スイッチ、8は駆動機構、9は制御盤、10は欄干パネル、11は内レッジ、12は外デッキ、13はスカートガードパネルである。尚、図1及び図2に於いて前記図6と同じ部位には、これを同じ参照番号が使用されている。
本考案に於いては、図1及び図2に示すように、移動手すり6を支持する欄干5の内側即ち踏段4側の欄干パネル10に、非常用手すり14が矢印方向へ一定距離だけ移動可能に支持固定されている。
即ち、当該非常用手すり14は、欄干5の何れか一方又は両方の欄干パネル10の適宜の高さの箇所に設けられており、使用者がこの非常用手すり14を把持して引っ張ることにより、移動手すり6の進行方向(又はその逆方向)に所定量だけ移動し、これによって、後述するように緊急停止スイッチ16が作動される。
具体的には、非常用手すり14としては外径22〜28mm、長さ5〜5.5m程度の鋼管(20A〜25A)が使用されており、支持金具15により矢印方向へ摺動可能に支持固定されている。
また、非常用手すり14は、欄干5の高さ方向の略中央位置に配設されており、使用者が転倒したり、或いは靴先が踏段やベルト4に挟まったりした時に、容易に非常用手すり14を把持できるように設けられている。
更に、非常用手すり14の一端には緊急停止スイッチ16が設けられており、非常用手すり14が矢印方向へ一定距離だけ移動することにより、緊急停止スイッチ16が作動してコンベアが緊急停止されることになる。
図3は、本考案の他の実施形態を示すものであり、本考案を水平型のベルトコンベアへ適用した場合の移動手すり6の部分の側面概要図である。
移動手すり6は駆動部17によって矢印方向へ回動されており、これを同速度で搬送ベルト4が同方向へ移動している。
非常用手すり14は、支持金具15を介して欄干5に設けた欄干パネル10の外表面に矢印方向へ一定距離だけ移動可能に支持されており、その末端には緊急停止スイッチ16が設けられている。
当該緊急停止スイッチ16は、図4及び図5に示すようにリミットスイッチ18と、非常用手すり14に一端を固定したリミットスイッチ駆動部19とから構成されており、非常用手すり14を矢印方向へ移動させることにより、駆動部19を介してリミットスイッチ18がON(又はOFF)にされ、これによって搬送ベルト4及び移動手すり6の回動が緊急停止される。
また、非常用手すり14の末端は主枠1に固定された筒状のスライド止め金具22内へ挿入されており、スプリング20を介設して長手方向に一定強度の弾性力を加えた状態で所定の位置に支持固定されており、調整ねじ21の締込み量を調整することにより非常用手すり14に加わる弾性力が調節されている。尚、23は止めナットである。
更に、前記ず1乃至ず5の各実施形態に於いては、非常用手すり14をベルトコンベアの進行方向又はこれと逆の方向へ一定距離だけ引っ張ることにより、スイッチ機構を作動させてコンベアを停止させる構成としているが、非常用手すり14を握ってこれを一定角度だけ回転移動させることにより、スイッチ機構を作動させてコンベアを停止させる構成としてもよい。
加えて、コンベアそのものは、作業現場に設置する簡易型のコンベアであっても良く、また、水平式コンベアであっても、或いは傾斜式コンベアであっても良いことはもちろんである。
次に、本考案に係るコンベアの作動について説明する。
コンベアの使用中に、万一使用者に不足の事態、例えば転倒や衣類の挟み込み等が生じると、使用者は非常用手すり14を持ち、これを矢印イ又は矢印ロの方向へ引っ張る。この動作により、非常用手すり14はスプリング20の弾性力に拡して一定距離だけ矢印イ又はロ方向へ移動され、これによりリミットスイッチ駆動部19がリミットスイッチ18へ抵触又はリミットスイッチ18から離隔して、リミットスイッチ18が作動する。その結果、搬送ベルト4の駆動機構や移動手すり6の駆動部17が緊急停止される。
前記非常用手すり14は、通常は手に触れてはならないものであり、そのことは、予め使用者に伝達されている。
また、本実施形態に於いては、片側の欄干5又は欄干パネル10に非常用手すり14を設けているが、両側の欄干5又は欄干パネル10に設けるようにしてもよい。
更に、本実施形態では、非常用手すり14を矢印イ又はロの何れかの方向へ引っ張ることにより緊急停止スイッチ16を作動させるようにしているが、何れか一方向のみへの引っ張りによって緊急停止スイッチ16が作動するよう構成することも可能である。
加えて、緊急停止スイッチ16としては、マイクロスイッチ以外の如何なるスイッチ機構例えば近接スイッチ等であってもよいことは勿論である。
本考案はエスカレータや動く歩道以外に、工場や地下拡道等で人の移動に使用するコンベアにも適用できるものである。
本考案の第1実施形態に係るコンベアの内側の側面概要図である。 図1のA−A視断面概要図である。 本考案の第2実施形態に係るコンベアの内側の側面概要図である。 図3のB−B視断面概要図である。 図4のC−C視断面概要図である。 従前のコンベア(エスカレータ)の断面概要図である。 従前のコンベア(エスカレータ)の下方部の針断面図である。
符号の説明
1 主枠
2 上部乗降床
3 下部乗降床
4 踏段(又は搬送ベルト)
5 欄干
6 移動手すり
7 非常停止スイッチ
8 駆動機構
9 制御盤
10 欄干パネル
11 内レッジ
12 外デッキ
13 スカートガードパネル
14 非常用手すり
15 支持金具
16 緊急停止スイッチ
17 駆動部
18 リミットスイッチ
19 スイッチ駆動部
20 スプリング
21 調整ねじ
22 スライド止め金具
23 止めナット

Claims (5)

  1. 移動手すり(6)を回転自在に備えたコンベアに於いて、前記移動手すり(6)を回転自在に支持する欄干(5)の内側壁面に、所望の長さの非常用手すり(14)を移動可能に支持固定すると共に、非常用手すり(14)にコンベアの緊急停止スイッチ(16)のスイッチ機構を作動させるスイッチ駆動部(19)を設け、緊急時に人が非常用手すり(14)を移動させることにより前記スイッチ駆動部(19)を介して緊急停止スイッチ(16)を作動させることを特徴とする移動手すりを備えたコンベアの安全装置。
  2. 緊急時に非常用手すり(14)を移動手すり(6)の移動方向と同一若しくは逆の方向に一定距離だけ移動させるようにした請求項1に記載の移動手すりを備えたコンベアの安全装置。
  3. 緊急時に非常用手すり(14)を一定の角度だけ回転移動させるようにした請求項1に記載の移動手すりを備えたコンベアの安全装置。
  4. コンベアを踏段を用いたエスカレータ又は搬送用ベルトを用いたコンベアとすると共に、非常用手すり(14)を長尺のパイプ材により形成し、当該非常用手すり(14)を一側の欄干(5)の内側壁面に支持固定し、また、前記緊急停止スイッチ(16)及びスイッチ駆動部(19)を非常用手すり(14)の一側の端部に設けるようにした請求項1、請求項2又は請求項3に記載の移動用手すりを備えたコンベアの安全装置。
  5. 非常用手すり(14)の一側の端部をスライド止め金具(22)内へ挿入し、スプリング(20)の弾性力により一方向へ所望の押圧力を加えると共に、調整ねじ(21)により前記押圧力を調整するようにした請求項4に記載の移動用手すりを備えたコンベアの安全装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103663074A (zh) * 2013-12-02 2014-03-26 京东方科技集团股份有限公司 一种自动扶梯
JP7404565B1 (ja) 2023-01-06 2023-12-25 東芝エレベータ株式会社 乗客コンベアの非常停止スイッチ装置

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