JP3144833U - 電力用貫通端子 - Google Patents

電力用貫通端子 Download PDF

Info

Publication number
JP3144833U
JP3144833U JP2008600016U JP2008600016U JP3144833U JP 3144833 U JP3144833 U JP 3144833U JP 2008600016 U JP2008600016 U JP 2008600016U JP 2008600016 U JP2008600016 U JP 2008600016U JP 3144833 U JP3144833 U JP 3144833U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side wall
power
terminal
annular lip
seal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2008600016U
Other languages
English (en)
Inventor
パテレク、フランツ・ディエテル
コルクマン、アルベルトゥス・ヤン・ヘンドリク
シュクマン、スコット
Original Assignee
エマーソン エレクトリック カンパニー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エマーソン エレクトリック カンパニー filed Critical エマーソン エレクトリック カンパニー
Priority claimed from PCT/US2006/026235 external-priority patent/WO2007005981A1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3144833U publication Critical patent/JP3144833U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)
  • Compressor (AREA)

Abstract

【課題】設置工事が容易となる電力用貫通端子を提供する。
【解決手段】電力用貫通端子40が、ガラス−金属シール58によって金属製の本体42に気密封止された、少なくとも1つの電流を通すピン44が貫通して延びた金属製の本体に組み込まれている。この金属製の本体は、突出部を備えた環状のリップ50を有する。電力用貫通端子の溶接設置の間、前記突出部は、溶接工程を助け、この金属製の本体とハウジングとの間の溶接の位置をより制御し明確にし、また、この突出部に溶接熱を集めるように働く。この結果、ガラス−金属シールが保護される。ガラス−金属シールは、前記電流を通すピンが延びて貫通する1つのガラス挿入部となることができるので、ピンの中心が囲む直径とこの電力用貫通端子全体の大きさとを減少させることができる。
【選択図】図4

Description

考案の属する技術分野
本考案は、電力用貫通端子、特に、金属製の本体を貫通して突出した少なくとも1つの電流を通すピンを有し、これらピンの反対側の端部がこの本体の両側に配置され、また、これらピンが、ガラス−金属(glass−to−metal)ハーメチックシールによって前記本体に接着されている電力用貫通端子に関する。
気密封止された電力用貫通端子が、装置へ、または装置からの漏電が効果的に排除される気密封止された装置と共に使用するための、気密な電気貫通端子を提供する。この意図した目的のために安全かつ効果的に機能する貫通端子において、貫通端子は、この貫通端子の電流を通すピンが電気的に絶縁されていることを必要とする。また、この貫通端子は、これらピンの貫通する本体が気密封止されていることを必要とする。さらに、この貫通端子は、最適な空気の通り道が設けられ、この通り道が、隣接したピンと本体の反対側との間に維持されることを必要とする。
従来の技術
図1には、分留コンプレッサアプリケーションに対する典型的な電力用貫通端子10が、ハウジング12(例えばコンプレッサのシェル)に設置されて、示されている。前記ハウジング12は、開口部14を規定している。この貫通端子10は、底壁18と、この底壁18を囲む円筒形の側壁20と、この円筒形の側壁20から延びた環状フランジ22とを備えた金属キャップ16を有する。前記円筒形の側壁20は、前記開口部14中に配置されている。前記底壁18は、複数の孔24を有し、これら孔を貫通して複数の電流を通すピン26が配置されている。複数の絶縁シール28が、前記金属キャップ16に対して前記複数の電流を通すピン26を封止するように、前記孔24中に配置されている。
この貫通端子10は、抵抗溶接によって前記ハウジング12に取着される。抵抗溶接は、少なくとも2つの金属片を、他の物質を加えずに熱及び圧力を印加することによって接合する。溶接熱は、2電極間に配置されている溶接される部分が2電極間の電流の流れに抵抗するときに発生する。このとき、圧力は溶接される部分の結晶構造の純度を高める。このような圧力と熱との組み合わせによって、実際に融解させることなく、溶接させる部分を接合できる。図2で明らかに示されるように、前記ハウジング12に対して前記環状フランジ22を押圧するように、上部電極30並びに下部電極32を使用することによって、また、これら電極30、32を流れる直流電流によって、溶接部34は、このハウジング12に貫通端子10を固定するように、ハウジング12と環状フランジ22との間の接触面に形成されている。
抵抗溶接によって前記ハウジング12に先行技術の貫通端子10を設置する際に、特に設置する人(例えばコンプレッサ製造者)が貫通端子を処理し設置する際に然るべき管理を行わなければ、前記円筒形の側壁20と環状フランジ22とを介して前記絶縁シール28に伝達するような過度の熱が発生する可能性が生じる。もし、溶接工程の間、過度の熱が前記絶縁シール28に伝達したならば、この絶縁シール28の完全性は損なわれ、それゆえ漏電の影響を受けやすくなってしまう可能性がある。
さらに、この典型的な貫通端子の両電極30、32によって印加される力は、一様でなく、前記溶接部34が形成されている接触面の周りの曲げモーメントの原因になる。この曲げモーメントは、前記環状フランジ22を変形させ、前記ハウジング12に対するこの貫通端子10の位置を変えてしまい、従って、この溶接工程をより困難なものにしてしまう。
気密な電力用貫通端子の最近の発達により、このような性能はほぼ改善され、より効率的な実施が提供されている。しかし、特に冷却、冷暖房コンプレッサアプリケーションでの使用に対して、組立の間、コンプレッサ製造者がこの貫通端子を処理し設置する際に多大な管理を行うことが必要とされている。特に、コンプレッサ製造者の溶接技術、設備の選択(溶接工と溶接電極を含む)及び制御装置が、この貫通端子の適切な設置のために、特に決定的に重要である。
この貫通端子の不適切な設置は避けられるべきである。なぜならば、不適切な設置の実施は、貫通端子への損傷や予期せぬ故障の原因と成り得るからである。例えば、不適切な設備、または不適切な制御装置の下での溶接は、結果として熱的な歪みを受けやすい貫通端子を作り出し、前記金属製の本体、ピン並びに絶縁体材料、またはこれらのいずれかを不意の拡張や縮小によってガラス−金属(glass−to−metal)シールの強固さを損なってしまう。従って、信頼性があり、容易に製造及び設置されることができる電力用貫通端子を製造する必要がある。
(課題を解決するための手段)
この考案の好ましい実施の形態の以下に示す記述は、本質のほんの一例に過ぎず、この考案、適用及び使用を限定することを意図するものではない。
1つの好ましい形態では、ハウジングに設置されるように適合された電力用貫通端子は、金属製の本体と、この金属製の本体を貫通して延びた少なくとも1つの電流を通すピンと、この金属製の本体へ前記ピンを封止させるシールとを有する。前記金属製の本体は、円筒形の側壁と、この側壁の一端部から外側に向かって延びた環状のリップとを有する。この環状のリップは、この環状のリップが前記円筒形の側壁から離れた位置で前記ハウジングと係合するように配置されている。
他の形態では、電力用貫通端子は、金属製の本体と、この金属製の本体を貫通して延びた少なくとも1つの電流を通すピンと、この金属製の本体へピンを封止させるシールとを有する。前記金属製の本体は、第1の端部と第2の端部とを備えた円筒形の外側の側壁と、この円筒形の外側の側壁の第2の端部から延びた環状のリップと、円筒形の内側の側壁と、円筒形の外側の側壁の第1の端部に円筒形の内側の側壁を接続する接続壁とを有する。前記シールは、前記円筒形の内側の側壁によって形成された開口部中に配置されている。
さらに別の形態では、電力用貫通端子は、ガラス−金属(glass−to−metal)シールによって本体に封止された少なくとも1つの電流を通すピンが貫通して延びた金属製の本体を有する。
考案の実施の形態
以下の記述は、本質のほんの一例に過ぎず、この考案の開示、適用及び使用を限定することを意図するものではない。全図面を通して、対応する参照符号は同じ、即ち対応する部分や形態を示していることが理解されるであろう。
図3並びに図4を参照すると、本考案の第1の実施の形態に従って構成された電力用貫通端子が、全体を通して参照符号40で示されている。この電力用貫通端子40は、金属製の本体42と、この金属製の本体42を貫通して延びた少なくとも1つの電流を通すピン44(図3には3つの伝導ピン44が示されている)とを有する。これら電流を通すピン44は、ピンの中心が囲む直径Φ1を規定している。この直径Φ1は、前記電流を通すピン44が、この電力用貫通端子40の長軸の中心から離れて、間隔を置いて並べられたときの、これら電流を通すピン44の中心を通る円のディメンションである。これら電流を通すピン44は、好ましくは、鋼、ステンレス鋼、もしくは銅のコアを有する鋼のワイヤーからなる。
図示されるように、前記金属製の本体42は、カップ形をしており、底壁46と、この底壁46を囲んで配置された円筒形の側壁48と、円筒形の側壁48から延びた環状のリップ50とを有する。この円筒形の側壁48は、第1の端部52と第2の端部54とを有する。前記底壁46は、円筒形の側壁48の前記第1の端部52に接続されている。前記環状のリップ50は、円筒形の側壁48の前記第2の端部54から径方向外側に延びている。前記底壁46は、ほぼ平坦であり、前記少なくとも1つの電流を通すピン44が貫通可能であるような、少なくとも1つの孔56を形成している。
前記底壁46の複数の孔56に対応した、好ましくはガラス−金属(glass−to−metal)シールである複数のシール58が、前記電流を通すピン44と底壁46との間のギャップを満たすように、これら孔56にそれぞれ与えられる。この結果、前記電流を通すピン44は、金属製の本体42から電気的に絶縁され、金属製の本体42に気密封止される。このガラスのシール58は、好ましくは良好なシール性、接着性並びに腐食耐性を与えるガラスからなる。
図5並びに図6を参照すると、前記環状のリップ50は、装置(例えばコンプレッサ)のハウジング62と係合するための突出部60を有する。この突出部60は、環状に形成されるように前記環状のリップ50の全周に沿って配置されている。この突出部60は、前記ハウジング62に向かって前記環状のリップ50から上方へ延びている。溶接部64が、前記ハウジング62と環状のリップ50との間の接触部との全周に渡って形成されている。前記金属製の本体42は、冷間圧延鋼、または同様のもので通例打ち出され、前記突出部60も同様である。従って、この打ち出し工程の結果、溝部66が、前記突出部60の反対側の環状のリップ50に形成されている。
代わって、前記金属製の本体42と前記突出部60とは、他の一般的なメカニカルな方法によっても形成されることができる。このため、前記溝部は、前記突出部60に必ずしも追従するようには形成されない。図7に、突出部60aと反対側に平らな表面68を有する前記環状のリップ50を示す。さらに、図6並びに図8では、突出部60、60b及び溝部66、66bが同じ形状を有している。一方、図9では、突出部60cが曲線形を有し、また、溝部66cが三角形を有している。前記突出部60、60a、60b及び60cが前記環状のリップ50から突出し、これら突出部60、60a、60b及び60cの隣接部に熱を集める限り、これら突出部60、60a、60b及び60cはいかなる形状をも有することができる。前記突出部60は、抵抗溶接工程の間に発生する熱が前記シール58へ伝導するのを防ぐ。また、前記突出部60は、前記ハウジング62へこの貫通端子を設置する間、前記シール58が損傷されるのを防ぐ。
前記突出部60の存在によって、接合位置を超えて、また、前記金属製の本体42並びに前記電流を通すピン44、またはこれらのいずれか、及びガラスシール58の間の界面に向かって、熱が伝達することは少ない。従って、この貫通端子40及びシール58への熱的な歪みの発生を減少させる。前記ガラスシールの熱的な歪みを減少させることによって、(例えば、ステンレス鋼ピン44の代わりに)軟らかい炭素鋼ピンを使用することができる。従って、この貫通端子の製造コストを削減することができる。
熱が前記シール58へ伝導するのを防ぐのとは別に、前記突出部60はまた、前記金属製の本体42とハウジング62(例えばコンプレッサのハウジング)との間に取着されている前記溶接部64の位置をより制御し明確にするように溶接工程を補助することができる。図5に戻って参照すると、力は、前記突出部60を通る線に沿った電極68によって印加され、曲げモーメントは発生しない。前記ハウジング62に対する貫通端子40の改良位置に関して、溶接位置は、溶接工程の間、同じ位置に留まる。従って、前記溶接部64は、小さな力の下で形成されることができる。最終的に、溶接電極の耐用年数は著しく増加されることができる。従って、この考案の開示に従った電力用貫通端子40は、信頼性があり、容易に製造及び設置されることができる。
図10から図12を参照して、この考案の第2の実施の形態に従って構成された電力用貫通端子が、全体を通して参照符号70で示されている。
第1の実施の形態と同様に、この電力用貫通端子70は、金属製の本体72と、この金属製の本体72を貫通して延びた少なくとも1つの電流を通すピン74とを有する。前記金属製の本体72は、円筒形の側壁76と、この円筒形の側壁76から径方向外側に延びた環状のリップ78とを有する。しかし、第1の実施の形態の金属製の本体42とは異なり、この実施の形態の前記金属製の本体72は、底壁を有していない。代わりに、この金属製の本体72は、前記円筒形の側壁76の第1の端部82に接続されている丸みのある端部80を有する。この丸みのある端部80は、開口部84を規定している。この開口部84は、少なくとも1つの電流を通すピン74が、適切な距離を置いてこの開口部84を貫通するように、寸法が合わせられている。この適切な距離は、これらピンからピンへ、また、前記金属製の本体からこれらピンへの最小の電気的な間隔を表す。この適切な距離によって、同じ最小の電気的な間隔を維持する一方、この貫通端子70をより小さくすることが可能となる。
前記円筒形の側壁76は、内部空間86を規定している。ガラスを前もって作成することをまた参照すると、1つのガラス挿入部88が前記内部空間86中に配置され、この貫通端子製造の間、前記丸みのある端部80に接して設置されている。前記1つのガラス挿入部88は、前記少なくとも1つの電流を通すピン74が貫通でき、前記金属製の本体72中の電流を通すピン74を支持できるような、少なくとも1つの孔90を形成している。前記1つのガラス挿入部88は、前記金属製の本体72と前記電流を通すピン74の全てとの間のガラス−金属(glass−to−metal)シールを与え、封止または半封止することができ、熱的な歪みに耐性がある。
前記電流を通すピン74は、ピンの中心が囲む直径Φ2を規定している。この直径Φ2は、前記電流を通すピン74がこの電力用貫通端子の長軸の中心から離れて、間隔を置いて並べられたときの、これら電流を通すピン74の中心を通る円の大きさである。図10を図3と比較すると、図10に関して、底壁を除去したことによりこれら電流を通すピン74が互いにより密接になることができる。従って、Φ2はΦ1よりも小さく、この貫通端子70の全体の大きさΦも小さくなる。1つの挿入シールの準備と前記底壁の除去に加えて、十分なガラス−金属(glass−to−metal)シールを維持していれば、この端子貫通端子70の大きさは、第1の実施の形態の電力用貫通端子よりも少なくとも60%減少させることができる。このピンの中心が囲む直径Φ2は、約6.0ミリメートルから11ミリメートルのオーダである。
この構成の他の利点は、この貫通端子の表面領域が、例えばコンプレッサのような高い圧力環境に晒されることが減少される点である。同様に、この貫通端子に対して働く力もまた減少される(なぜならば圧力が一定に保たれるからである)。力の減少は、一般的な金属製の本体よりも薄さを備えた材料から前記金属製の本体72が製造されることを可能にする。従って、前記金属製の本体は、より小さく、より高価でなく、高い生産スピードで作動するツールによって製造されることができ、この結果、生産量を増加させる。
図12を参照すると、図3並びに図4の貫通端子のように、前記環状のリップ78は、溶接工程の間に発生する熱が前記1つのガラス挿入部88へ伝搬するのを防ぐように、前記ハウジング62と係合するための突出部92が設けられている。
図13から図15を参照すると、この考案の第3の実施の形態に従って構成された電力用貫通端子が、全体を通して参照符号100で示されている。この電力用貫通端子100は、金属製の本体102と、少なくとも1つの電流を通すピン104を有する。第1の実施の形態の金属製の本体42並びに第2の実施の形態の金属製の本体72とは異なり、この金属製の本体102は、底壁も側壁の丸みのある端部も組み込まれていない管状の本体である。特に、この金属製の本体102は、円筒形の側壁106と、この円筒形の側壁106から延びた環状のリップ108とを有する。この環状のリップ108は、この環状のリップ108と円筒形の側壁106とが湾曲部110を形成するように接続されている。また、この環状のリップ108は、この円筒形の側壁106に対して約45度の角度をなすように曲げられて接続されている。図10から図12の貫通端子70のように、この実施の形態の貫通端子100は、1つの挿入シール88を有する。前記ピン104は、ピンの直径Φ2を規定している。
図15に示されるように、前記環状のリップ108は、前記ハウジング62と係合する先端部112を有する。ギャップ114が、前記ハウジング62と環状のリップ108との間に形成されている。前記溶接部64は、前記環状のリップ108の先端部112に沿って形成され、溶接工程の間に発生する熱が、この先端部112に集められる傾向にある。この先端部112は、熱がシールから離れるのを助けるための突出部として機能するが、突出部は必ずしも必要でない。前記ギャップ114はまた、前記シールへ伝達する熱を減らす助けとなる。
図16並びに図17を参照すると、この考案の第4の実施の形態に従った電力用貫通端子が、全体を通して参照符号140で示されている。この電力用貫通端子140は、金属製の本体142と、この金属製の本体142を貫通している少なくとも1つの電流を通すピン144とを有する。
前記金属製の本体142は、円筒形の外側の側壁146と、環状のリップ148と、円筒形の内側の側壁150と、接続壁152とを有する。前記円筒形の内側の側壁150は、1つの挿入シール88を収容するための収容空間154を形成している。前記環状のリップ148は、前記円筒形の外側の側壁146に対して約135度の角度をなすように、この円筒形の外側の側壁146から漏斗状に開いている。この円筒形の外側の側壁146と円筒形の内側の側壁150とは、ギャップ156を形成している。
図18に示されるように、前記溶接部64は、前記円筒形の外側の側壁146と環状のリップ148との間の変転部160に形成されている。溶接部64は、前記円筒形の外側の側壁146に隣接して形成されているが、前記円筒形の内側の側壁150とギャップ156との存在のために、この実施の形態は、前記溶接部64から1つのガラス挿入部88へ伝達する熱に対して、より長い伝達経路を与える。この結果、封止された材料へ伝達する熱を減少させる。この実施の形態では、突出部は必ずしも必要ではないが、突出部は、溶接工程の間、シールへ伝達する熱をより減少させるために、前記ハウジング62と係合するように形成されるような、この開示の意図の範囲内である。
図19を参照して、この考案の第5の実施の形態に従って構成された電力用貫通端子が、全体を通して参照符号170で示されている。この貫通端子170は、金属製の本体172と、少なくとも1つの電流を通すピン174とを有する。前記金属製の本体172は、円筒形の側壁176と、図19中に約45度で示された鋭角を形成している前記円筒形の側壁176の第2の端部180から延びた環状のリップ178とを有する。ギャップ184が、前記円筒形の側壁176と環状のリップ178との間に形成されている。前記環状のリップ178は、前記円筒形の側壁176の変転部180の反対側の先端部182と、この先端部182と第2の端部180との間に配置された接触部186とを有する。溶接部(示されていない)が、前記接触部186に形成されることができる。シール188が、前記円筒形の側壁176と底壁とによって形成された空間に与えられる。
前記ギャップ184と環状のリップ178との存在によって、溶接工程の間、発生する熱の前記接触部186からシール188への伝達距離は増大される。この結果、設置の間、熱的な歪みと熱に関係する損傷から前記シール188が保護される。
各実施の形態における電力用貫通端子は、所定の方向から、例えば、図12、図15及び図18に示されるようなハウジングの下側(即ち外側)から、または図19に示されるようなハウジングの上側(内側)から、ハウジングに設置されることができる。この電力用貫通端子は、反対方向から設置されることができるので、溶接部が、図12、図15並びに図18のハウジングの上側、また、図19のハウジングの下側に形成されることはこの開示の範囲内である。
さらに、図示されていないが、この開示に従ったこれら電力用貫通端子40、70、100、140並びに170は、保護的な本体の上表面のコーティング(例えばシリコンゴム)、前記ピンの融解部、これらピンに対して上表面を保護する付加的な絶縁体(例えばセラミックス絶縁体)並びに他の構成要素にこれらピンを接続するように適合されたコネクタのような、付加的な特徴もまた組み込まれることができる。
この記述は、本質のほんの一例に過ぎない。従って、この開示の要点から逸れない変化は、この開示の範囲内に含まれることが意図されている。さらに、この考案の適応可能性のある範囲は、ここで与えられた詳細な記述から明らかである。この考案の好ましい実施の形態を示しているが、この記述及び特定の例は、単に図示することを意図したものであり、この開示の範囲を制限するために意図されたものではない。
この考案は、詳細な記述と添付図面とから、より十分に理解されることができる。
図1は、溶接によってハウジングに接合された一般的な電力用貫通端子の断面図である。 図2は、前記貫通端子とハウジングとの間の溶接と、設置の間に貫通端子に加えられる力とを示す、図1の拡大部分断面図である。 図3は、この考案の第1の実施の形態に従った電力用貫通端子の正面図である。 図4は、図3の線4−4に沿った電力用貫通端子の断面図である。 図5は、貫通端子とハウジングとの間の溶接と、設置の間にこの貫通端子に加えられる力とを示す、図4の部分拡大断面図である。 図6は、図4の部分Aの拡大図である。 図7は、他の形態での部分Aを示す、図6と同様の図である。 図8は、別の他の形態での部分Aを示す、図6と同様の図である。 図9は、さらに別の他の形態での部分Aを示す、図6と同様の図である。 図10は、この考案の第2の実施の形態に従った電力用貫通端子の正面図である。 図11は、図10の線11−11に沿った電力用貫通端子の断面図である。 図12は、ハウジングへの貫通端子の設置を示す、図11の電力用貫通端子の断面図である。 図13は、この考案の第3の実施の形態に従った電力用貫通端子の正面図である。 図14は、図13の線14−14に沿った電力用貫通端子の断面図である。 図15は、貫通端子とハウジングとの間の溶接を示す、図14の拡大部分断面図である。 図16は、この考案の第4の実施の形態に従った電力用貫通端子の正面図である。 図17は、図16の線17−17に沿った電力用貫通端子の断面図である。 図18は、貫通端子とハウジングとの間の溶接を示す、図17の部分拡大断面図である。 図19は、この考案の第5の実施の形態に従った電力用貫通端子の断面図である。

Claims (20)

  1. 円筒形の側壁と、この側壁の一端部から外側に延びた環状のリップとを有する金属製の本体と、
    この金属製の本体を貫通して延びた少なくとも1つの電流を通すピンと、
    前記金属製の本体へ前記ピンを封止させるシールとを具備し、
    ハウジングに設置されるように適合された電力用貫通端子であって、
    前記環状のリップは、前記円筒形の側壁から離れた位置でハウジングと係合するように形成されている電力用貫通端子。
  2. 前記環状のリップは、ハウジングと係合するための接触部と、この接触部と前記円筒形の側壁との間に形成されたギャップとを有する請求項1の電力用貫通端子。
  3. 前記環状のリップは、前記側壁に対して約90度の角度をなすように、この側壁の一端部から径方向に延び、この環状のリップは、前記ハウジングと係合するための突出部を有する請求項1の電力用貫通端子。
  4. 前記環状のリップは、前記側壁に対して鋭角をなすように、この側壁の一端部から延びている請求項1の電力用貫通端子。
  5. 前記鋭角は、約45度である請求項4の電力用貫通端子。
  6. 前記環状のリップは、前記側壁の一端部側とは反対側に先端部を有し、
    この先端部は、前記ハウジングと係合するように適合されている請求項4の電力用貫通端子。
  7. 前記金属製の本体は、前記側壁の一端部と前記環状のリップとの間に湾曲部をさらに有する請求項4の電力用貫通端子。
  8. 前記環状のリップは、前記側壁の一端部側とは反対側の先端部と、
    この先端部と前記側壁の一端部との間に接触部をさらに有し、
    この接触部は、ハウジングと係合するように適合されている請求項4の電力用貫通端子。
  9. 前記金属製の本体は、前記円筒形の側壁に接続された底壁をさらに有する請求項1の電力用貫通端子。
  10. 前記底壁は、前記少なくとも1つの電流を通すピンの貫通を可能にするような、少なくとも1つの電流を通すピンに対応する少なくとも1つの孔を形成している請求項9の電力用貫通端子。
  11. 前記シールは、前記少なくとも1つの孔に対応する少なくとも1つのシール要素を有する請求項10の電力用貫通端子。
  12. 前記金属製の本体は、前記円筒形の側壁に接続された丸みのある端部をさらに有し、
    この丸みのある端部は、前記少なくとも1つの電流を通すピンの貫通を可能にするような開口部を形成している請求項1の電力用貫通端子。
  13. 前記シールは、少なくとも前記丸みのある端部に配置されている請求項12の電力用貫通端子。
  14. 前記シールは、前もって形成された1つの挿入部の形態である請求項1の電力用貫通端子。
  15. 前記少なくとも1つの電流を通すピンは、複数のピンであり、
    これら電流を通すピンに平行な方向へ延び、前記本体の中心を貫通する長軸をさらに具備し、
    これらピンは、この長軸を中心とした直径の周りに配置され、
    この直径は、約6.0ミリメートルから11ミリメートルのオーダである請求項1の電力用貫通端子。
  16. 前記シールは、ガラスを含む材料からなる請求項1の電力用貫通端子。
  17. 第1の端部と第2の端部とを備えた円筒形の外側の側壁、
    この円筒形の外側の側壁の前記第2の端部から延びた環状のリップ、
    円筒形の内側の側壁、並びに
    この円筒形の内側の側壁と、円筒形の外側の側壁の前記第1の端部とを接続する接続壁とを有する金属製の本体と、
    前記金属製の本体を貫通して延びた少なくとも1つの電流を通すピンと、
    この金属製の本体へ前記ピンを封止させるシールとを具備し、
    このシールは、前記円筒形の内側の側壁によって形成された開口部中に配置されている電力用貫通端子。
  18. 前記環状のリップは、前記円筒形の外側の側壁に対して鈍角をなすように漏斗状に開いている請求項17の電力用貫通端子。
  19. 前記円筒形の内側の側壁と前記円筒形の外側の側壁とは、これらの間にギャップを形成している請求項17の電力用貫通端子。
  20. ガラス−金属シールによって金属製の本体に封止された、少なくとも1つの電流を通すピンが貫通するように延びた金属製の本体を具備し、
    この金属製の本体は、ハウジングに端子を溶接するのを容易にするための手段を有する電力用貫通端子。
JP2008600016U 2005-07-05 2006-07-05 電力用貫通端子 Expired - Lifetime JP3144833U (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US69698405P 2005-07-05 2005-07-05
PCT/US2006/026235 WO2007005981A1 (en) 2005-07-05 2006-07-05 Electric power terminal feed-through

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3144833U true JP3144833U (ja) 2008-09-18

Family

ID=43294662

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008600016U Expired - Lifetime JP3144833U (ja) 2005-07-05 2006-07-05 電力用貫通端子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3144833U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101229287B1 (ko) 전력 단자 피드 스루
US6696199B2 (en) Battery
JP6585229B2 (ja) 高圧ハーメチック端子
JP5343015B2 (ja) 電気コネクタ
JP5385962B2 (ja) 二次電池
US6812404B1 (en) Feedthrough device having electrochemical corrosion protection
JP5742036B2 (ja) 電池及び電池の製造方法
JP5278303B2 (ja) ワイヤハーネス及びその製造方法
US8456001B2 (en) Pressure-contact semiconductor device
JP5837043B2 (ja) 組電池および電池接続方法
JP2012119321A (ja) ケーブルターミネーター組立体
KR20080095612A (ko) 이차전지
CN103915644A (zh) 可再充电电池
KR20090110292A (ko) 캐패시터
KR101042847B1 (ko) 이차전지
US9257694B2 (en) Rechargeable battery having a lead tab with injection material
JP2015220122A (ja) 二次電池および二次電池の製造方法
BR102014020566A2 (pt) dispositivo de ignição coroa
JP3144833U (ja) 電力用貫通端子
JP2013051185A (ja) 組電池
KR20110035852A (ko) 개폐기용 전극 및 진공 개폐기와, 개폐기용 전극 또는 진공 개폐기의 제조방법
JP2000164198A5 (ja)
KR0135981B1 (ko) 단부 기밀조립체에 대한 슬리이브 배열
JPH11176399A (ja) 非水電解質電池の気密端子
US20230307865A1 (en) Electrical connector

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110827

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110827

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120827

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120827

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130827

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term