JP3144791U - キルティング用ウール中綿 - Google Patents

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Abstract

【課題】天然ウールの軽く、温かく、健康によい、快適なキルティング用ウール中綿を提供する。
【解決手段】厚さ5mm以上10mm以下、密度100g/m2 以上300g/m2 以下のウール綿11と不織布20とを重畳し、ニードルパンチ処理によりウール綿11および不織布20を互いに絡ませ接合してキルティング用ウール中綿30を形成する。これによりウールの優れた性質を備えつつ、不織布によりウール綿がしっかり保持される。
【選択図】図1

Description

この考案は、キルティングの表生地と裏生地の間に挟むキルティング用ウール中綿に関し、特に、衣料用に好適な薄手のキルティング用ウール中綿に関する。
表生地と裏生地の間に中綿を挟んで指し縫いされ、中綿が中で偏らないようにしたキルティングは、保温性に優れ、クッション性があって、寝具、防寒衣料等に広く用いられている。
衣料や寝具に用いられるキルティング用中綿は、保温性のほか、軽量性、通気性、嵩高性、耐久性、耐候性、耐薬品性等の良さから、化学繊維綿、特に、ポリエステル綿が、近年、広く用いられている。
例えば、特許文献1には、柔軟性、嵩高性、耐炎性等を改善したポリエステル中綿材料が開示され、その段落番号0004に、「ポリエステル繊維からなる中綿材料が広く用いられている」と記されている。しかし、ポリエステル中綿は、吸湿性、吸水性に劣り、汗を吸いにくいので爽快感がなく、健康上も好ましくない、という問題がある。
ポリエステル繊維の吸湿性、吸水性を改善するために、ポリエステル繊維表面に親水基を有するビニルモノマーをグラフト重合によって導入し、吸湿率0.7〜4%とする技術が、特許文献2に開示されている。しかし、吸湿率15%程のウール(ウールマークカンパニー「ウールについて」参照)と比べると、吸湿性が充分とは言えない。
特開平6−280148号公報
特開2004−324008号公報
この考案は、上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、保温性、通気性、吸湿性、放湿性、耐炎性等に優れた天然繊維であるウールを用いたキルティング用ウール中綿を提供しようとするものである。
上述の課題を解決するために、この考案のキルティング用ウール中綿は、厚さ5mm以上10mm以下、密度100g/m2以上300g/m2以下のウール綿と不織布とを重畳し、ニードルパンチ処理により上記ウール綿および不織布を互いに絡ませ接合してなることを特徴とする。
この考案においては、天然繊維である適度の厚みと密度のウール綿と通気性のある不織布とをニードルパンチ処理により互いに絡ませ接合したから、次の効果がある。
(1)不織布によりウール綿がしっかり保持されて、薄くても取り扱い易い。
(2)ウールの優れた保温性、通気性、吸湿性、放湿性、耐炎性、抗菌作用、消臭作用、静電気防止作用、等を備え、使用して軽く、温かく快適で、汚れにくく、健康的であり、過敏症の人にも安心して勧められる。
以下、この考案に係る実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、この考案のキルティング用ウール中綿の製造工程の一実施形態を模式的に示す説明図である。
図1において、1はキルティング用ウール中綿の製造装置である。このキルティング用ウール中綿の製造装置1には、ウール綿10と不織布20とが供給され、製品であるキルティング用ウール中綿30が形成されて取り出される。
上記製造装置1内では、ウール綿10の厚みが数十分の1に圧縮された後、ニードルパンチ処理されて圧縮されたウール綿10、不織布20を互いに絡ませ接合して、キルティング用ウール中綿を形成している。
この実施形態では、圧縮前のウール綿10は、ウール綿10層を重ねて厚さ135mm、密度138g/m2 としたものを用いた。不織布20には、厚さ0.2mmのポリエステル繊維不織布を用いた。
形成されたキルティング用ウール中綿30のウール綿11の厚さは、5mmとなるように調整した。
このキルティング用ウール中綿は、不織布によりウール綿がしっかり保持されて、薄くても、キルト作業等の際、取り扱い易く、ウールの優れた保温性、通気性、吸湿性、放湿性、耐炎性、抗菌作用、消臭作用、静電気防止作用、等を備え、このキルティング用ウール中綿を、ベスト、パンツ、ジャケット等のキルティング衣料品に使用すると、軽く、薄くて、しかも、保温性が優れた感触のよい衣料品を作ることができる。
この考案のキルティング用ウール中綿は、天然のウールを100%使用しているから、快適で、健康的であり、過敏症の人にも安心して勧められる。
この考案のキルティング用ウール中綿の、軽く、薄くて、保温性、通気性、吸湿性、放湿性等の優れた特性を発揮するためには、あまり厚くては軽い、薄いという特性が失われ、衣料用には適さず、逆に、あまり薄くすると、保温性が失われるばかりでなく、製造過程での均一な品質維持が難しくなる。
そこで、本願考案者は、好適な厚さと密度の範囲を確かめるための実験を行なった。その結果、キルティング用ウール中綿のウール綿の厚さは、5mm以上10mm以下、密度は、100g/m2 以上300g/m2 以下とすると、衣料品に適したキルティング用ウール中綿が得られることを確認した。
ウール綿の厚さを5mm未満にしたり、密度を100g/m2 未満にすると、保温性が失われ、製造過程での均一な品質維持が難しくなる。
ウール綿の厚さを10mm超えにしたり、密度を300g/m2 超えにすると、重く、硬くなって、衣料用には適さなくなる。
この考案のキルティング用ウール中綿の製造工程の一実施形態を模式的に示す説明図。
符号の説明
1 製造装置
10、11 ウール綿
20 不織布
30 キルティング用ウール中綿

Claims (1)

  1. 厚さ5mm以上10mm以下、密度100g/m2以上300g/m2以下のウール綿と不織布とを重畳し、ニードルパンチ処理により上記ウール綿および不織布を互いに絡ませ接合してなることを特徴とするキルティング用ウール中綿。
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