JP3144577U - 運動用保護衣 - Google Patents

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Abstract

【課題】顔出し用窓が設けられ、着用者の頭から首を覆うフードを一体的に備えた運動用保護衣において、着脱及びその動作が容易であると共に、水の浸入を防止してドライスーツにおいても好ましい運動用保護衣を提供する。
【解決手段】運動用保護衣10は、着用者の腕や脚、胴体を覆う着衣本体1と、顔出し用窓4が設けられ、着用者の頭から首を覆うフード2と、を一体的に構成したものであり、着用者が着脱するための着脱口として、着衣本体における背側所定位置Pからフードにおける首被覆部21及び頭頂被覆部22を通り顔出し用窓の上縁部41a近傍位置までの範囲を開口可能とする留め具3を備える。
【選択図】図1

Description

本考案は、マリンスポーツ及びその他水中及び水上での諸作業において着用され、着用者の腕や脚、胴体を覆う着衣本体と、顔出し用窓が設けられ、前記着用者の頭から首を覆うフードと、を一体的に構成した運動用保護衣に係り、詳しくは、運動用保護衣の着脱が容易に行なえるようにした技術に関するものである。
マリンスポーツ全般において着用する運動用保護衣として、たとえばウエットスーツやドライスーツが知られている。ウエットスーツは、スーツの内部に海水等が入り、この水をスーツ内にできるだけ留め置くことで保温性を確保し、一方、ドライスーツは、手首や首周りなどから水が流入しない様にシール構造とし、内部を乾燥状態に保ち保温性を確保する。
このような運動用保護衣においては、着用者の腕や脚、胴体を一体的に覆う着衣体の上部に、首周りに合う形状をした立ち衿部を有し、首の挿通を可能とする首挿通用開口部が設けられたタイプのものと、この首挿通用開口部に連続し、着用者の頭から首を覆うと共に、顔出し用窓が設けられたフードを一体的に連設したタイプのものとがある。
また、このような運動用保護衣においては、着用者が着脱するための着脱口として、着衣体の前側に、着用者の首部から腹部に相当する範囲を開口可能とするように線ファスナを備えるタイプのものと、着衣体の後側に、着用者の首部から背部に相当する範囲を開口可能とするように線ファスナを備えるタイプのものとに分けられる。
ところで、フードを一体的に備えた運動用保護衣の場合、一般的に線ファスナは、フードに設けられた顔出し用窓の下縁部を一端とし、着用者の腹部に相当する位置を他端として、着衣体の前側に設けられたものとなっている。
すなわち、フードを一体的に備えた運動用保護衣の場合、着衣体の後側に線ファスナを設けたのでは、着用者の首部に相当する側において線ファスナの端部が開放可能な状態とならない。そのため、着用者の首部から背部に相当する範囲を開口可能とする程度では、顔出し用窓の下縁部において線ファスナの端部が開放可能な状態となる、着衣体の前側に線ファスナが設けられたタイプのものと比べ、開口範囲が狭く、着脱が非常に窮屈で且つ厄介であった。
ところが、着衣体の前側に線ファスナが設けられていると、開口の一端側となる顔出し用窓の縁部より水が入り易く、ドライスーツにおいて好ましい構造ではなかった。
そこで、着脱する際に利用する開口の程度を大きく設け、着脱が容易に行なえると共に、水の浸入を防止するようにしたドライスーツとして、図8に示すように、ドライスーツ本体100の胴部101及びフード102を前後に開放できるように水密ファスナ103を設けるようにした構造のものが提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、上記特許文献1に記載のドライスーツでは、着用者は運動用保護衣の前面(腹側)に立って後ろ向きの状態で着装するようにしなければならず、装着動作が非常に煩わしいものである。すなわち、着衣体が着用者の後方に位置し、着用者が後退りするように着衣体を着用する動作よりも、着衣体が着用者の前方に位置し、着用者が前方に移動するように着衣体を着用する動作の方が行ない易いものである。
しかも、上記特許文献1に記載のドライスーツは、着脱する際に利用する開口を設けたり、閉鎖したりする際に利用するファスナが、曲線部を有する非直線状に形成されたものとなっている。そのため、直線状に形成されたファスナに比して、操作がし辛いものとなっている。
したがって、顔出し用窓が設けられ、着用者の頭から首を覆うフードを一体的に備えた運動用保護衣において、着脱及びその動作が容易であり、水の浸入を防止した運動用保護衣は、現在のところ何ら提案されていない。
特開2008−30681号公報
本考案は、上記事情に鑑みて成されたものであり、顔出し用窓が設けられ、着用者の頭から首を覆うフードを一体的に備えた運動用保護衣において、着脱及びその動作が容易であると共に、水の浸入を防止してドライスーツにおいても好ましい構造となるようにした運動用保護衣を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本考案の運動用保護衣は、マリンスポーツ及びその他水中及び水上での諸作業において着用され、着用者の腕や脚、胴体を覆う着衣本体と、顔出し用窓が設けられ、前記着用者の頭から首を覆うフードと、を一体的に構成した運動用保護衣であって、前記着用者が着脱するための着脱口として、前記着衣本体における背側所定位置から前記フードにおける首被覆部及び頭頂被覆部を通り前記顔出し用窓の上縁部近傍位置までの範囲を開口可能とする留め具を備えることを特徴とする。
また、本考案の運動用保護衣は、前記背側所定位置が、着用者の腰部に相当する付近であることを特徴とする。
また、本考案の運動用保護衣は、前記留め具が、少なくとも着用者の胸まわり寸法又は尻まわり寸法のうちいずれか大きい寸法以上の長さであることを特徴とする。
また、本考案は、前記運動用保護衣が、ドライスーツであり、前記留め具が、開口の閉鎖時において防水機能を備える線ファスナであることを特徴とする。
また、本考案は、前記運動用保護衣が、ドライスーツであり、前記留め具が、開口の閉鎖時において防水機能を備える線ファスナであるとき、前記留め具は、前記フード側から前記着衣本体側へ向かってスライダを移動させることにより開口の範囲が徐々に拡がり、前記着衣本体側から前記フード側に向かってスライダを移動させることにより開口の閉鎖が徐々に成し遂げられることとなる向きに設けられていることを望ましいとするものである。
また、本考案は、前記運動用保護衣が、ドライスーツであり、前記留め具が、開口の閉鎖時において防水機能を備える線ファスナであるとき、前記留め具は、前記フード側端部においてループ状に形成されていることを望ましいとするものである。
また、本考案は、前記運動用保護衣が、ドライスーツであり、前記留め具が、開口の閉鎖時において防水機能を備える線ファスナであるとき、前記フードは、前記顔出し用窓の周縁部外面が平坦であることを望ましいとするものである。
また、本考案は、前記運動用保護衣が、ドライスーツであり、前記留め具が、開口の閉鎖時において防水機能を備える線ファスナであるとき、前記フードは、前記顔出し用窓の上縁部に鍔を備えることを望ましいとするものである。
さらに、本考案の運動用保護衣は、前記留め具が、直線的に設けられていることを望ましいとするものである。
本考案によれば、着用者の腕や脚、胴体を覆う着衣本体と、顔出し用窓が設けられ、着用者の頭から首を覆うフードと、を一体的に構成した運動用保護衣において、着衣本体における背側所定位置からフードにおける首被覆部及び頭頂被覆部を通り顔出し用窓の上縁部近傍位置までの範囲を開口可能とする留め具を備えるものとする。これにより、着衣本体における背側所定位置からフードにおける首被覆部及び頭頂被覆部を通り顔出し用窓の上縁部近傍位置までの範囲を、着用者が着脱するための着脱口として利用することで、前側において顔出し用窓の縁部まで開口させたり、後ろ向きの状態で着装したりする必要がなくなる。また、従来利用されていなかったフードにおける首被覆部及び頭頂被覆部を通り顔出し用窓の上縁部近傍位置までの範囲を開口可能とすることで、着用者が着脱する際に利用する開口範囲が拡げられるものとなる。
したがって、顔出し用窓が設けられ、着用者の頭から首を覆うフードを一体的に備えた運動用保護衣において、着脱及びその動作が容易であると共に、水の浸入を防止してドライスーツにおいても好ましい構造となるようにした運動用保護衣を提供することができる。
以下、本考案における実施の形態の一例について、図面を参照して説明する。なお、以下に述べる実施の形態は、本考案の好適な具体例であるため技術的に種々の限定が付されているが、本考案の範囲は、以下の説明において特に限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
本考案で意図する運動用保護衣としては、たとえば、ダイビングやサーフィン、ウィンドサーフィン、水上スキー、ボディボード、釣り、と言った水中もしくは水上での各スポーツ(レジャー)や、人命救助(lifesaver:ライフセイバー)、カメラ撮影、海草や貝類等の採取、その他水中及び水上での諸作業において用いられる、いわゆるウエットスーツやドライスーツと称される着衣を言う。
なお、本実施の形態においては、運動用保護衣としてドライスーツを例に説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、本考案に係る運動用保護衣としてドライスーツを示す図であり、図1(A)は正面図であり、図1(B)は背面図である。
図1に示すように、本実施の形態におけるドライスーツ10は、着用者の腕や脚、胴体を覆う着衣本体1と、顔出し用窓4が設けられ、着用者の頭から首を覆うフード2と、を一体的に構成したものであり、着用者が着脱するために、適宜範囲を開口可能とする留め具3を備える。
すなわち、着衣本体1は、着用者の腕を覆う腕被覆部11と、着用者の胴体を覆う胴体被覆部12と、着用者の脚を覆う脚被覆部13と、を備える。
一方、フード2は、着用者の首を覆う首被覆部21と、着用者の頭を覆う頭頂被覆部22と、を備える。このフード2に設けられた顔出し用窓4は、少なくとも着用者の目や鼻を露呈する。したがって、首被覆部21において着用者の顎までを覆うようにすることや、頭頂被覆部22において着用者の額までを覆うようにしても良い。
また、ドライスーツ10は、伸縮性及び防水性を有する生地を素材としてなるものである。かかる素材としては、クロロプレンゴムやその他の発泡性ゴム等からなる伸縮可能で柔軟な弾性シート体を基材とする。また、必要に応じてその片面もしくは両面に、ジャージのように縦横方向への伸縮が可能な適宜着色を施した編生地や、高度な伸張率をもって縦横方向への伸縮をならしめるパイル化なし得る編生地を貼着する構成のものを用いると望ましい。
このような構成とすることにより、基材が直接肌と接して引っ掛かるように擦れることによる着脱のし辛さや、該基材の表面が摩耗されることによる強度の低下を解消することができる。また、保温性や装飾性を高めるようにすることもできる。
また、フード2は、顔出し用窓4の周縁部41からの水の侵入を防ぐために、この周縁部41内側に柔軟性のある素材からなる保護部(不図示)を設けることにより、顔との密着性を高めるようにしている。
留め具3は、閉鎖時において防水機能を備えた、たとえば防水ファスナ又は水密ファスナもしくは水密ファスナと称される線ファスナが用いられている。ここで、防水機能とは、潜水してもドライスーツ10内に水(海水又は淡水)が進入しないことを意味する。
したがって、閉鎖時において防水機能を備える必要な無いウエットスーツの場合、留め具3は、通常の線ファスナを用いることができる。
線ファスナ3は、務歯又はエレメントと呼ばれる歯をテープ状の基材に並べて取り付けたもので、図2に示すように、左右対になった一組の務歯34,35の間においてスライダ31と呼ばれる器具を動かすことで、左右の務歯34,35同士が順に組み合わさってゆき、自在に開閉できる構造になっている。したがって、開いている状態からスライダ31を引っ張って動かせば、動かした位置まで閉鎖し、逆に、閉まっている状態からスライダ31を引っ張って動かせば、動かした位置まで開口し、着用者が着脱するための着脱口5が形成されることになる。
本実施の形態において、線ファスナ3は、図1(B)に示すように、着衣本体1における背側所定位置Pから、フード2における首被覆部21及び頭頂被覆部22を通り、図1(A)に示すように、顔出し用窓4の上縁部41a近傍位置までの範囲を開口可能とする。ここで、背側所定位置Pとは、たとえば着用者のへその裏側に相当する位置(すなわち、着用者の腰部に相当する位置)付近とすると良い。
これにより、ドライスーツ10の背側(後側)を効率良く利用し、線ファスナ3による開口範囲が拡げられた、着装し易いものとすることができる。
また、線ファスナ3は、少なくとも着用者の胸まわり寸法又は尻まわり寸法のうちいずれか大きい寸法以上の長さであるとする。
これにより、線ファスナ3の開口する大きさが小さく、着用者が着脱することができないといった不都合を無くし、確実に着脱が行なえるものとすることができる。また、この寸法に基づいて、極力短い長さの線ファスナ3を設けた運動用保護衣(ドライスーツ)10を提供することができ、より経済的で、線ファスナ3が邪魔にならず、動き易いものとすることができる
また、線ファスナ3は、図3において符号Aで示すように、フード2側から着衣本体1側(すなわち、背側所定位置P)へ向かってスライダ31を移動させることにより着脱口5の開口の範囲が徐々に拡がり、一方、図3において符号Bで示すように、着衣本体1側からフード2側(すなわち、顔出し用窓4の上縁部41a近傍位置)に向かってスライダ31を移動させることにより着脱口5の開口の閉鎖が徐々に成し遂げられることとなる向きに設けられていることを望ましい。
これにより、線ファスナ3の閉鎖終端部(もしくは開口始端部)が、顔出し用窓4の上縁部41a近傍である高所に位置することになり、線ファスナ3の防水性(止水性)が劣る場合でも、頭まで水中に入れる潜水をしなければ、ドライスーツ10内に水が入らないものとすることができる。
なお、図においてスライダ31には、紐体61を介して帯状のスライダ操作体6が連結して取り付けられたものとなっている。したがって、線ファスナ3の移動操作は、スライダ31と連結したスライダ操作体6を把握することで、背側に位置するものであっても容易に行なうことができる。
また、線ファスナ3は、フード2側端部においてループ状に形成されていることが望ましい。ここで、ループ状に形成されているとは、通常、線ファスナ3は、テープ状の基材に並べて取り付けた務歯34,35の基端部(閉鎖始端部)側に位置する下止が一体であり、鎖終端部側に取り付けられた上止が分離し、線ファスナ3の閉鎖終端部が開放されたものとなっている。しかしながら、本実施形態においては、線ファスナ3を構成するテープ状の基材に並べて取り付けた務歯34,35に連続して閉鎖終端部側に取り付けられた上止が分離しておらず一体であり、線ファスナ3の閉鎖終端部が開放されていないことを意味する。
したがって、フード2側端部をループ状に形成する場合、たとえば図4に示すように、線ファスナ3を構成するテープ状の基材32に並べて取り付けた務歯34,35に連続してフード2側端部に、略U字状をした上止33を取り付ける。これにより、線ファスナ3の閉鎖終端部における防水性(止水性)を確実なものとすることができ、潜水する場合でもドライスーツ10内に水が入らないものとすることができる。
また、この上止33があることで、スライダ31の移動が抑止され、フード2における顔出し用窓4の上縁部41aが裂けてしまう虞も無くなる。
なお、基材32は弾性を有する素材よりなり、左右の務歯34,35同士が組み合わさることで内側縁部32a,32bが当接し、密閉状態を維持することができるものとなっている。
また、フード2は、顔出し用窓4の周縁部41外面が平坦であることを望ましい。ここで、外面が平坦であるとは、フード2における顔出し用窓4の周縁部41外面には何も取り付けず、凹凸を設けないことを意味する。
したがって、顔出し用窓4の周縁部41外面が平坦とした場合、たとえば図5に示すように、顔出し用窓4の前面にゴーグルGを取り付けた際、周縁部41外面とゴーグルGとの密着性を良くし、ゴーグルG内に水か入り込まず、視界が良好なものとすることができる。
そして、本考案において線ファスナ3は、直線的に設けられていることが望ましい。本実施形態において、線ファスナ3は、図1に示すように、着衣本体1における背側所定位置Pからフード2における首被覆部21及び頭頂被覆部22を通り顔出し用窓4の上縁部41a近傍位置まで直線的に設けられている。 これにより、スライダ31は曲線的な移動がなく、円滑に移動することで、操作がし易いものとなっている。
以上のように本実施の形態においては、着衣本体における背側所定位置からフードにおける首被覆部及び頭頂被覆部を通り顔出し用窓の上縁部近傍位置までの範囲を開口可能とするので、着用者が着脱する際に利用する開口範囲が拡げられ、着脱が容易なものとなる。しかも、顔出し用窓の縁部まで開口させないので、着衣本体内への水の浸入を防止し、ドライスーツにおいても好ましい構造とすることができる
また、着脱口が背側に位置するものであるので、着用者が着脱する際、後ろ向きの状態で着装する必要がなく、着用者が前方に移動する容易な動作で着用することができる。
<第2の実施の形態>
また、本考案の運動用保護衣は、潜水を行なって水中から水上へ顔を出す際、頭頂部より顔面に向かって水が流れ、この水が目の中に入ることによって視界が遮られることを解消するようにもできる。すなわち、上述した第1の実施の形態とは、視界確保手段を備える点で異なる。
なお、以下に述べる他の実施の形態では、上述した第1の実施の形態と異なる部分を中心に説明する。したがって、第1の実施の形態と同様の構成部分は同じ符号を付してその説明は省略し、特に説明しない限り同じであるものとする。
図6は、本考案に係る運動用保護衣としてドライスーツを示す正面図である。 図6に示すように、本実施の形態におけるドライスーツ10は、着用者の腕や脚、胴体を覆う着衣本体1と、顔出し用窓4が設けられ、着用者の頭から首を覆うフード2と、を一体的に構成したものであり、着用者が着脱するために、適宜範囲を開口可能とする留め具3を備え、さらに、フード2は、視界確保手段として顔出し用窓4の上縁部41aに鍔7を備える。
鍔7は、顔出し用窓4の上縁部41aより前方に庇状に迫り出し、上部より水が流れてきても倒伏しない強度を有する。図において鍔7は、三日月状をしたものとなっており、上縁部41aに縫い付けられている。
以上のように本実施の形態においては、潜水後、水中から水上へ顔を出した際、頭頂部より顔面に向かって水が流れても、図7において矢印で示すように、頭頂部からの水は鍔7よって顔面から離れた方向に流路が変更し、顔面を流れて目の中に入ることが防止される。したがって、潜水を行なった直後に、頭頂部より顔面に向かって水が流れ、この水が目の中に入ることによって視界が遮られることが解消されるものとなる。
なお、上記実施の形態を示す図において示すドライスーツ10は、何れも手足が露出し、着衣後、グローブやブーツを装着するタイプのものであるが、予めドライスーツ自体にグローブやブーツを一体的に備えたものであっても良い。
本発明は、ダイビングやサーフィン、ウィンドサーフィン、水上スキー、ボディボード、釣り、と言った水中もしくは水上での各スポーツ又はレジャーや、人命救助、カメラ撮影、海草や貝類等の採取、その他水中及び水上での諸作業において用いられる運動用保護衣を扱う業種において産業上有用であり、特に、ドライスーツにおける市場において有用である。
本考案に係る運動用保護衣の一例を示す図であり、(A)は正面図、(B)は背面図である。 本考案に係る運動用保護衣における着脱口の開口状態を示す概略図である。 本考案に係る運動用保護衣における留め具の開閉操作を説明する概略図である。 本考案に係る運動用保護衣における留め具のフード側端部の構造を説明する部分拡大図である。 本考案に係る運動用保護衣における顔出し用窓の周縁部外面が平坦である場合の使用例を示す部分拡大図である。 本考案に係る運動用保護衣の他の例を示す正面図である。 図6に示す運動用保護衣におけるフードを示す部分拡大図である。 従来の運動用保護衣(ドライスーツ)を示す正面図である。
符号の説明
1 着衣本体、2 フード、3 留め具(線ファスナー)、4 顔出し用窓、5 着脱口、6 スライダ操作体、7 鍔、10 運動用保護衣(ドライスーツ)、11 腕被覆部、12 胴体被覆部、13 脚被覆部、21 首被覆部、22 頭頂被覆部、31 スライダ、32 基材、33 上止、34,35 務歯(エレメント)、41 周縁部、41a 上縁部。

Claims (9)

  1. マリンスポーツ及びその他水中及び水上での諸作業において着用され、
    着用者の腕や脚、胴体を覆う着衣本体と、
    顔出し用窓が設けられ、前記着用者の頭から首を覆うフードと、
    を一体的に構成した運動用保護衣であって、
    前記着用者が着脱するための着脱口として、前記着衣本体における背側所定位置から前記フードにおける首被覆部及び頭頂被覆部を通り前記顔出し用窓の上縁部近傍位置までの範囲を開口可能とする留め具を備えることを特徴とする運動用保護衣。
  2. 前記背側所定位置は、着用者の腰部に相当する付近であることを特徴とする請求項1に記載の運動用保護衣。
  3. 前記留め具は、少なくとも着用者の胸まわり寸法又は尻まわり寸法のうちいずれか大きい寸法以上の長さであることを特徴とする請求項1又は2に記載の運動用保護衣。
  4. 前記運動用保護衣は、ドライスーツであり、
    前記留め具は、開口の閉鎖時において防水機能を備える線ファスナである、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の運動用保護衣。
  5. 前記留め具は、前記フード側から前記着衣本体側へ向かってスライダを移動させることにより開口の範囲が徐々に拡がり、前記着衣本体側から前記フード側に向かってスライダを移動させることにより開口の閉鎖が徐々に成し遂げられることとなる向きに設けられていることを特徴とする請求項4に記載の運動用保護衣。
  6. 前記留め具は、前記フード側端部においてループ状に形成されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の運動用保護衣。
  7. 前記フードは、前記顔出し用窓の周縁部外面が平坦であることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の運動用保護衣。
  8. 前記フードは、前記顔出し用窓の上縁部に鍔を備えることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の運動用保護衣。
  9. 前記留め具は、直線的に設けられていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の運動用保護衣。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6906772B1 (ja) * 2021-01-05 2021-07-21 遠藤 欣秀 救命具
JP2021167491A (ja) * 2020-03-02 2021-10-21 イエンタイ シューラン メディカル テクノロジー カンパニー リミテッド バックウェア防護服の裁断構造と縫製プロセス

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