JP3144485U - データ破壊策を施したパチンコ景品カード - Google Patents

データ破壊策を施したパチンコ景品カード Download PDF

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Abstract

【課題】カードにデータ破壊策を施して、有価物を取り出すと自動的にデータが破壊されて消滅し、カードの復元ができなくなるパチンコ景品カードを提供する。
【解決手段】基板10と中板20、及び中板20上面に被せる透明カバー30で構成したカード体1の短手方向に切り込みを設けてなるパチンコ景品カードにおいてデータエリアと同一線上に位置する中板20の端部寄りに貫通孔21を穿設する。貫通孔21が、基板10と透明カバー30間に立設した支柱12に嵌合され、透明カバー30と基板10が切り込みより左右に二分されて離間すると支柱12によって中板20の貫通孔21とデータエリアが破壊される。
【選択図】図1

Description

本考案はケース開封後の復元を不可とする、データ破壊策を施したパチンコ景品カードに関する。
方形基盤の上面にICチップと併設して金地金等の有価物やプリペイドカードを重ね合わせ、表面より透明ケースを被せたパチンコ景品カードは広く知られている(例えば特許文献1及び2参照)。有価物である金地金等は換金額と相当価値を有するものが内蔵されたものであり、内蔵された有価物を手元に置きたい場合は、透明ケースや基盤を分割できるように構成し、手でカードをつかんで開封し、内部の有価物を取り出しできることとした技術などが有効である(例えば特許文献3参照)。
特開平7−225823号公報 特開平10−249052号公報 登録実用新案第3124519号公報
特許文献3に記載の技術におけるパチンコ景品カードは、図5(a)に示すように合成樹脂からなる基板50上に、販売事項等のデータファイルを有するICチップ52に併設して有価物53を取り付けた中板51を配置し、基板50と中板51の表面に透明ケース54を被せて構成され、基板50又は透明ケース54の中央にV字形の切り込み55を刻設したことを特徴としたもので、内部の有価物53を取り出したい場合は両手でカードをつかみ、チョコレートを折る要領で左右の手に力を入れて(b)のように切り込み55から屈曲する。こうすることによって(c)のように左右の基板50と透明ケース54とが分離できて中板51を一方の側に露出させることができ、それによりカード内部の有価物53もカード外に位置するので取り出しができる。
しかしてこのように有価物53自体は取り出しできるものの、中板51には店舗情報や残高情報などの必要情報が磁気ストライプ(不図示)などに組み込まれたまゝであり、したがって有価物53の取り出し後において復元が可能となり、偽造変造による不正使用がなされるおそれなしとしない。
本来使用済みのカードは廃棄処分されるべきものであるが、カードを裁断処分するにはそれなりの煩わしい手数がかゝるので実行されにくいのと、また原形のまゝ処分するとデータが残るため取得した第三者に悪用されるおそれがある。更には自己のカードを悪意を持って変造することも可能であるため、有価物の取り出し後に使用済みカードの再使用を防止することは社会的課題ともいえる。
本考案はこのような従来の課題に鑑みてなされたもので、カードに簡単なデータ破壊策を施して、有価物を取り出す際に自動的にデータが破壊消去されることを目的としたパチンコ景品カードを提供することを意図したものである。
そのために本考案は、基板と、ICチップ・データエリア等を搭載した中板と、中板上面に被せる透明カバーで構成したカード体の短手方向に切り込みを設けてなるパチンコ景品カードにおいて、データエリアと同一線上に位置する中板の端部寄りに貫通孔を穿設するとともに該貫通孔が、基板と透明カバー間に立設した支柱に嵌合されてなり、透明カバーと基板が切り込みより左右に二分されて離間すると支柱によって中板の貫通孔とデータエリアが破壊されるものであることを特徴としている。
前記データエリアが中板の長手方向に1カ所若しくは複数個所形成されたものであることを特徴とする。
支柱は基板若しくは透明カバーのいずれかと一体形成し、先端部を透明カバー若しくは基板のいずれかに固定するものであることを特徴としている。
基板と、ICチップ・データエリア等を搭載した中板と、中板上面に被せる透明カバーで構成したカード体の短手方向に切り込みを設けてなるパチンコ景品カードにおいて、データエリアが中板の短手方向端部寄りに1カ所若しくは複数個所設けられ、中板の前記データエリアよりも内側に貫通孔を穿設するとともに該貫通孔が、基板と透明カバー間に立設した支柱に嵌合されてなり、透明カバーと基板が切り込みより左右に二分されて離間すると支柱によって中板の貫通孔とデータエリアが破壊されるものであることを特徴とする。
本考案の透明カバーと基板の間には支柱が立設され、中板にあけた貫通孔がこの支柱に嵌合している。有価物を取り出すためにカード体を切り込みより折り曲げて左右を離間させると、基板と透明カバー間には支柱が立設してあるため中板がこの支柱に遮られる。有価物を取り出すため更にカード体左右を外方に引っ張ると、支柱によって中板及び中板上のデータエリアが破壊されてデータが消失し、しかるのち有価物は引き出されて取り出しが可能となる。つまり有価物を取り出すためには自動的にデータエリアが破壊されることとなり、データの痕跡が全く残らない。このため有価物を取り出した後は本人がデータの改竄を試みてもカードの再生は不可能で変造・偽造は防止できる。当然ながら有価物取り出し後のカードを第三者が取得したとしてもデータが残っていないため不正使用をすることはできず処分したカードの復元はあり得ない。
しかしてデータの破壊があっても有価物はそのまゝ取り出すことができて価値が低下することはなく、また切り込みから折れたカード体は原形とは異なる形体となるためそれ自体変造等の転用が難しく、データの消失と相まってカードの不正使用は二重に防止されるという効果大なるものがある。
図面に基づき本考案の好適な実施形態を説明すると、図1は本考案のカード体1を示すもので、(a)は平面から見た概略、(b)は(a)のA―A線段階断面の概略、(c)は(b)の分解図である。符号10は基板であり、20は中板、30は透明カバーで、基板10に中板20が埋設され、基板10の下面中央に逆V字形の切り込み11が刻設され、この切り込み11を境としてカード体1が左右に分割できるようになっている。そして中板20の上面を前記透明カバー30が覆う構成となっているが、これらの形体と材質、例えば中板20が紙製で基板10が合成樹脂製であることなどは既存のパチンコ景品カードと特に異なることはないので詳細については省略する。
基板10上面には支柱12が一体形成され、中板20には支柱12と嵌合する貫通孔21が穿設され、また透明カバー30下面には支柱12の上端を係合固定する凹陥部31が形成されていて基板10と中板20及び透明カバー30が、支柱12と嵌合する貫通孔21によって結合される構成を採る。なお図示のように前記支柱12を平面三角形状とした場合、当然ながら中板20の貫通孔21と透明カバー30の凹陥部31も三角形状となる。そして中板20にはICチップ(不図示)とともに、カード体1の換金額に相応しい金地金である有価物22が併設されていて、透明カバー30上から透視される。また図示はしないが中板20の表面に各種絵柄模様やQRコードなどの印刷スペースが設けられるがこれらは任意事項でもある。
図2は中板20の説明図である。すなわち中板20には有価物22とともに各種情報を組み込んだ帯状のデータエリア23が存在し、前記貫通孔21はデータエリア23と同一線上にあり、中板20の端部近傍に穿設されている。図では中板20の長手方向両側にデータエリア23が形成されているが、カードにより1カ所若しくは複数個所形成される場合もあり、夫々のデータエリア23の数に応じて前記支柱12と貫通孔21が形成される。
図3はカード体1の左右を離間して中板20上の有価物22を取り出す手順を示すもので、先ず(a)のようにカード体1の左右をつかんで折り曲げる方向に力を入れると、基板10の中央にあるV字形の切り込み11を支点として透明カバー30も矢指のように折れて全体が凹曲し、基板10と透明カバー30を分離することができる。中板20は屈曲することはあっても中央で切断されることはなく、(b)のように片側(図では右側)に力を入れて引っ張ると、基板10と透明カバー30の片方個所が引き出されるが中板20は残る。基板10と透明カバー30には支柱12が固定されているため引っ張ると同時に支柱12によって中板20の貫通孔21が破られ、中板20端部が欠損する。かくして欠損部24個所に本来存在するところのデータエリア23は自動的に破壊されるため、長手方向に残るデータエリア23も当然ながら機能が消失して復元は不可能となる。すなわちデータエリア23は、途中に貫通孔21が存在しても端部側を含む全体がデータとして一貫性を有し、したがってデータエリア23の一部が破壊されることはデータ全体の破壊を意味するものに他ならない。
片側の基板10と透明カバー30を取り出すと中板20の片側は露出し、したがって露出した部分に位置する有価物22はそのまゝ取り出すことができる。図の場合は有価物22を中板20上の対向する2カ所に設けているので、この場合は支柱12も対向状に設けられるが、露出した中板20の端部をつかんで引き出すかカード体1の他側(左側)を引っ張ると支柱12によって前述のようにこの部分のデータエリア23が破壊されてデータは消失し、引き出された中板20全体が露出するため残りの有価物22も取り出すことができる。
図4は本発明の他の実施形態における中板20´を示す。すなわち中板20´に有価物22´を設けた点を含めカード体自体の構成は前記した実施形態と変わることがないが、この例ではデータエリア23´を中板20´の短手方向端部寄りに設けている(図では2カ所)点で異なる。そして中板20´にはデータエリア23´よりも内側に貫通孔21´が穿設され、該貫通孔が前記実施形態と同様、基板と透明カバー間に立設した支柱(いずれも不図示)に嵌合され、透明カバーと基板が切り込みより左右に二分されて離間すると、支柱によって中板20´の貫通孔21´とデータエリア23´が破壊される。つまりデータエリア23´が短手方向に形成されても長手方向に形成されたと同様の効果が得られる。
なお本考案では有価物22・22´の個数に限定はなく、また切り込み11の位置なども図示のものに拘束されないこと勿論である。しかして本考案は基板10と透明カバー30間に支柱12を立設し、中板20に貫通孔21を形成した簡単な構造のため特別の材料費などもかゝらず、製作が容易で安価量産に好適する副次的効果もある。
本考案を示し、(a)は平面、(b)は(a)のA−A線断面、(c)は分解状態の説明図である。 中板を俯瞰した説明図である。 中板を取り出す手順を示し、(a)はカード体を切り込みから折り曲げた状態、(b)はデータエリアが破壊された状態を示す説明図である。 他の実施形態である中板を示す説明図である。 従来例を示し、(a)は概略斜視図、(b)は全体の折り曲げ状態、(c)は有価物を露出させた状態の説明図である。
符号の説明
1 カード体
10 基板
11 切り込み
12 支柱
20 中板
20´中板
21 貫通孔
21´貫通孔
22 有価物
22´有価物
23 データエリア
23´データエリア
24 欠損部
30 透明カバー
31 凹陥部

Claims (4)

  1. 基板と、ICチップ・データエリア等を搭載した中板と、中板上面に被せる透明カバーで構成したカード体の短手方向に切り込みを設けてなるパチンコ景品カードにおいて、データエリアと同一線上に位置する中板の端部寄りに貫通孔を穿設するとともに該貫通孔が、基板と透明カバー間に立設した支柱に嵌合されてなり、透明カバーと基板が切り込みより左右に二分されて離間すると支柱によって中板の貫通孔とデータエリアが破壊されるものであることを特徴とするデータ破壊策を施したパチンコ景品カード。
  2. 前記データエリアが中板の長手方向に1カ所若しくは複数個所形成されたものであることを特徴とする請求項1記載のデータ破壊施策を施したパチンコ景品カード。
  3. 支柱は基板若しくは透明カバーのいずれかと一体形成し、先端部を透明カバー若しくは基板のいずれかに固定するものであることを特徴とする請求項1又は2記載のデータ破壊策を施したパチンコ景品カード。
  4. 基板と、ICチップ・データエリア等を搭載した中板と、中板上面に被せる透明カバーで構成したカード体の短手方向に切り込みを設けてなるパチンコ景品カードにおいて、データエリアが中板の短手方向端部寄りに1カ所若しくは複数個所設けられ、中板の前記データエリアよりも内側に貫通孔を穿設するとともに該貫通孔が、基板と透明カバー間に立設した支柱に嵌合されてなり、透明カバーと基板が切り込みより左右に二分されて離間すると支柱によって中板の貫通孔とデータエリアが破壊されるものであることを特徴とするデータ破壊策を施したパチンコ景品カード。
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