JP3144179U - 平面型放電管およびこれを用いた平面型表示装置 - Google Patents

平面型放電管およびこれを用いた平面型表示装置 Download PDF

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Abstract


【課題】 平面型放電管を用いた表示装置であって、ユーザーによって、模様等を簡単に変更できる平面型表示装置を提供する。
【解決手段】 平面型表示装置701は、光源である平面型放電管50が上下左右の合成樹脂からなる枠体71a、71b、72a、72bによって固定され、さらに右枠体72bに開口された矩形穴74より、表示平板61が挿入されて形成されている。平面型放電管50から照射された紫外線が、表示平板61の表面に形成された蛍光体膜からなる文字列62に照射すると、可視光を発生して、文字列61が光輝いて文字表示を行う。この表示平板61は、枠体72bに開口された矩形孔74から着脱可能であるため、ユーザーが様々な模様等を描いた表示平板を取り替えることができる。
【選択図】 図1

Description

本考案は、対向配置された一対の誘電体平板間に、放電ガスが封入された放電空間が設けられている平面型放電管およびこれを用いた表示装置に関するものである。なお、本明細書において、「模様等」とは、文字、数字、図形、記号、図柄等を含む。
従来、この種の誘電体バリア放電管としては特許文献1で開示される平面型放電管がある。この平面型放電管においては、対向配置された一対のガラス基板間に放電空間が形成されている。両ガラス基板の一方には、その外面に透明電極が形成され、その内面に蛍光体膜が形成されている。また、両ガラス基板のもう一方には、その内面に透明電極が形成され、この透明電極上に蛍光体膜が形成されている。各透明電極には、その周縁に四角片状の導電体(通電用電極)が取り付けられており、この導電体に給電用の電線が半田付けされている。
ところで、上記特許文献1に記載されたような平面型放電管は、放電空間全体を均一に発光させるものであるため、単なる照明装置としての用途しかなく、文字、数字、記号、図形、あるいは図柄といったような何らかの模様を表示することはできなかった。そこで、このような平面型放電管を利用して、模様等を表示する表示装置が提供されている。これは、上述の平面型放電管において、蛍光体膜を模様等の形状に形成することによって、その発光を利用して模様等の表示を行うものである。
即ち、図21および図22に示すように、筐体11において対向配置された蓋体13及び底部14の間には放電空間を設け、蓋体13の内面には蛍光体膜からなる文字列17(模様等に相当する)を設ける。蓋体13の外面には、放電空間と対向する全エリアのうち、文字列17と対面する領域を含む一部の範囲のみに設けられた放電部19bを有する透明電極19を設ける。底部14の内面には、文字列17と対面する文字列18(模様等に相当する)を設け、底部14の外面には、放電空間と対向する全エリアのうち、文字列18と対面する領域を含む一部の範囲のみに設けられた放電部20bを有する透明電極20を設けている。なお、放電空間には、放電ガスとしての不活性ガスが封入されている。
このような表示装置10において、両通電電極21a,21bを介して両透明電極19,20間に駆動電圧を印可すると、放電空間16における両放電部19b,20b間の領域に放電状態が発生する。この放電により放電性ガスが電離して紫外線が発生し、この紫外線が各文字列17,18に照射される。すると、各文字列17,18において可視光線が発生し、この可視光線が蓋体13を通して筐体11の外部に放射される。この結果、表示装置10の前面側(蓋体13の外面側)及び背面側(底部14の外面側)を通して、蛍光体膜により表された文字列17,18が発光表示される。
特開2003−31182号公報
このような平面型放電管を用いた表示装置においては、均一で高輝度の蛍光表示を提供することが可能であるが、模様等を表示する蛍光体膜が放電空間内に面する誘電体平板の内面に形成されているため、ユーザーによって、模様等を簡単に変更できないという問題があった。
そこで、本考案は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、平面型放電管を用いた平面型表示装置であって、ユーザーによって、模様等を簡単に変更できる平面型表示装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本考案のうちで請求項1に記載した平面型放電管は、
平行に配置された第1誘電体平板および第2誘電体平板と枠スペーサ部材とにより形成された扁平の密閉容器には一対の放電電極が備えられると共に、該密閉容器内の放電空間に放電ガスが封入され、前記一対の放電電極に所定の電圧を印加することにより前記放電空間内に放電を発生させるようにした平面型放電管において、
前記第1誘電体平板は透光性の紫外線透過ガラスからなる、
ことを特徴とする。
したがって、請求項1に記載の平面型放電管によれば、放電空間より照射された紫外線が、当該第1誘電体平板を透過して外部へ照射される。
また、請求項2に記載の平面型放電管は、請求項1に記載の平面型放電管に加えて、
前記一対の放電電極のうち、第1放電電極は、前記第1誘電体平板の外面に形成されたストライプ状または格子状の透明電極であり、
第2放電電極は、前記第2誘電体平板の内面または外面に形成されている、
ことを特徴とする。
したがって、請求項2に記載の平面型放電管によれば、請求項1に記載の平面型放電管の作用に加えて、
前記第1の放電電極は、前記第1誘電体平板の外面に形成されていることにより、この第1の放電電極と第2放電電極の間には、少なくとも前記第1誘電体平板が介在しているので、これがバリアとなり、均一な放電が行われる。また、第1放電電極は、ストライプ状または格子状の透明電極であるので、紫外線透過ガラスから形成される第1誘電体平板の前記透明電極が配置されていない部分であるストライプの間又は格子穴から紫外線が外部へ照射される。また、この第1放電電極は透明であるので、外部からは透けてみえるために、ストライプ状または格子状に配置されていることを認識し難く見栄えが良い。
また、請求項3に記載の平面型放電管は、請求項1に記載の平面型放電管に加えて、
前記一対の放電電極のうち、第1放電電極は、前記第1誘電体平板の内面に形成されたストライプ状または格子状の透明電極であり、
第2放電電極は、前記第2誘電体平板の外面に形成されている、
ことを特徴とする。
したがって、請求項3に記載の平面型放電管によれば、請求項1に記載の平面型放電管の作用に加えて、
前記第2放電電極は、前記第2誘電体平板の外面に形成され、前記第1放電電極は、前記第1誘電体平板の内面に形成されていることにより、この第1の放電電極と第2放電電極の間には、前記第2誘電体平板が介在しているので、これがバリアとなり、均一な放電が行われる。また、第1放電電極は、ストライプ状または格子状の透明電極であるので、紫外線透過ガラスから形成される第1誘電体平板の前記透明電極が配置されていない部分であるストライプの間又は格子穴から紫外線が外部へ照射される。また、この第1放電電極は透明であるので、外部からは透けてみえるために、ストライプ状または格子状に配置されていることを認識し難く見栄えが良い。
また、請求項4に記載の平面型放電管は、請求項1に記載の平面型放電管に加えて、
前記一対の放電電極のうち、第1放電電極は、前記第1誘電体平板の内面に形成されたストライプ状または格子状の透明電極であり、
第2放電電極は、前記第2誘電体平板の内面に形成されており、
前記第1放電電極と前記第2電極との間に位置して設けられた誘電体膜を有する、
ことを特徴とする。
したがって、請求項4に記載の平面型放電管によれば、請求項1に記載の平面型放電管の作用に加えて、
前記第2放電電極は、前記第2誘電体平板の内面に形成され、前記第1放電電極は、前記第1誘電体平板の内面に形成され、さらに、誘電体膜が前記第1放電電極と前記第2電極との間に位置して設けられていることにより、この誘電体膜がバリアとなり、均一な放電が行われる。また、第1放電電極は、ストライプ状または格子状の透明電極であるので、紫外線透過ガラスから形成される第1誘電体平板の前記透明電極が配置されていない部分であるストライプの間又は格子穴から紫外線が外部へ照射される。また、この第1放電電極は透明であるので、外部からは透けてみえるために、ストライプ状または格子状に配置されていることを認識し難く見栄えが良い。
また、請求項5に記載の平面型放電管は、請求項1に記載の平面型放電管に加えて、
前記一対の放電電極のうち、第2放電電極は、前記第2誘電体平板の外面に形成されており、
前記第1放電電極は、前記第1誘電体平板の外面または内面側に形成されているメッシュ状電極である、
ことを特徴とする。
したがって、請求項5に記載の平面型放電管によれば、請求項1に記載の平面型放電管の作用に加えて、
前記第2放電電極は、前記第2誘電体平板の外面に形成され、この第1放電電極と第2放電電極の間には、少なくとも前記第2誘電体平板が介在しているので、これがバリアとなり、均一な放電が行われる。また、第1放電電極は、メッシュ状の電極であるので、この放電によって発生した紫外線が、このメッシュ穴と紫外線透過ガラスから形成される第1誘電体平板とを介して外部へ照射される。
また、請求項6に記載の平面型放電管は、請求項1に記載の平面型放電管に加えて、
前記一対の放電電極のうち、第2放電電極は、前記第2誘電体平板の内面に形成されており、
前記第1放電電極は、前記第1誘電体平板の外面に形成されているメッシュ状電極である、
ことを特徴とする。
したがって、請求項6に記載の平面型放電管によれば、請求項1に記載の平面型放電管の作用に加えて、
前記第2放電電極は、前記第2誘電体平板の内面に形成され、前記第1放電電極は、前記第1誘電体平板の外面に形成されていることにより、この第1放電電極と第2放電電極の間には、前記第1誘電体平板が介在しているので、これがバリアとなり、均一な放電が行われる。また、第1放電電極は、メッシュ状の電極であるので、この放電によって発生した紫外線が、紫外線透過ガラスから形成される第1誘電体平板とこのメッシュ穴とを介して外部へ照射される。
また、請求項7に記載の平面型放電管は、請求項1に記載の平面型放電管に加えて、
前記一対の放電電極のうち、第2放電電極は、前記第2誘電体平板の内面に形成されており、
前記第1放電電極は、前記第1誘電体平板の内面側に形成されているメッシュ状電極であって、
前記第1放電電極と前記第2電極との間に位置して設けられた誘電体膜を有する、
ことを特徴とする。
したがって、請求項7に記載の平面型放電管によれば、請求項1に記載の平面型放電管の作用に加えて、
前記第2放電電極は、前記第2誘電体平板の内面に形成され、前記第1放電電極は、前記第1誘電体平板の内面側に形成され、さらに、誘電体膜が前記第1放電電極と前記第2電極との間に位置して設けられていることにより、この誘電体膜がバリアとなり、均一な放電が行われる。また、第1放電電極は、メッシュ状の電極であるので、この放電によって発生した紫外線が、紫外線透過ガラスから形成される第1誘電体平板とこのメッシュ穴とを介して外部へ照射される。
また、請求項8に記載の平面型放電管は、請求項2〜7のいずれかに記載の平面型放電管に加えて、
前記第2放電電極は、透明電極である、
ことを特徴とする。
したがって、請求項8に記載の平面型放電管によれば、請求項2〜7のいずれかに記載の平面型放電管の作用に加えて、
前記第2放電電極は透明電極であるので、外部からは透けてみえるために、電極が配置されていることを認識し難く見栄えが良い。
また、請求項9に記載の平面型放電管は、請求項1に記載の平面型放電管に加えて、
前記一対の放電電極は、前記放電空間内の周縁に対向配置された一対の細長い棒状電極であり、
前記一対の細長い棒状電極の少なくともいずれか一方の棒状電極の外面に形成された誘電体膜を備える、
ことを特徴とする。
したがって、請求項9に記載の平面型放電管によれば、請求項1に記載の平面型放電管の作用に加えて、
前記一対の放電電極は、細長い棒状電極であり、前記放電空間内の周縁に対向配置して設けており、前記一対の細長い棒状電極の少なくともいずれか一方の棒状電極の外面には、誘電体膜が形成されているので、この両放電電極間において、均一に安定した放電を得ることができる。
また、請求項10に記載の平面型放電管は、請求項8または請求項9に記載の平面型放電管に加えて、
前記第2誘電体平板は、透光性を有する誘電体からなる、
ことを特徴とする。
したがって、請求項10に記載の平面型放電管によれば、請求項8または請求項9に記載の平面型放電管の作用に加えて、
前記第2の誘電体平板は透光性を有する誘電体からなるため、平面型放電管内の放電空間を介して反対側の外面まで透けて見通すことができる。
また、請求項11に記載の平面型放電管は、請求項2、請求項5および請求項6のいずれかに記載の平面型放電管に加えて、
前記第2誘電体平板は、透光性の紫外線透過ガラスからなり、
前記第2放電電極は、ストライプ状または格子状の透明電極である、
ことを特徴とする。
したがって、請求項11に記載の平面型放電管によれば、請求項2、請求項5および請求項6のいずれかに記載の平面型放電管の作用に加えて、
前記第2誘電体平板は、透光性の紫外線透過ガラスからなるため、放電空間より照射された紫外線が、当該第2誘電体平板を介して外部へ照射される。また、前記第2放電電極は、ストライプ状または格子状の透明電極であるため、この透明電極が配置されていない部分であるストライプの間又は格子穴から紫外線が外部へ照射される。さらに、この第1放電電極は透明であるので、外部からは透けてみえるために、ストライプ状または格子状に配置されていることを認識し難く見栄えが良い。
また、請求項12に記載の平面型放電管は、請求項4または請求項7に記載の平面型放電管に加えて、
前記第2誘電体平板は、透光性の紫外線透過ガラスからなり、
前記第2放電電極は、ストライプ状または格子状の透明電極であり、
前記誘電体膜は、前記第1放電電極および前記第2放電電極の少なくとも一方の上面を覆うようにして形成されるとともに、ストライプ状または格子状に形成される、
ことを特徴とする。
したがって、請求項12に記載の平面型放電管によれば、請求項4または請求項7に記載の平面型放電管の作用に加えて、
前記第2誘電体平板は、透光性の紫外線透過ガラスからなるため、放電空間より照射された紫外線が、当該第2誘電体平板を介して外部へ照射される。また、前記第2放電電極は、ストライプ状または格子状の透明電極であるため、この透明電極が配置されていない部分であるストライプの間又は格子穴から紫外線が外部へ照射される。また、前記誘電体膜は、前記第1放電電極および前記第2放電電極の少なくとも一方の上面を覆うようにして形成されるとともに、ストライプ状または格子状に形成されることにより、この誘電体膜がバリアとなり、均一な放電が行われる。さらに、この第1放電電極は透明であるので、外部からは透けてみえるために、ストライプ状または格子状に配置されていることを認識し難く見栄えが良い。
また、請求項13に記載の平面型放電管は、請求項9に記載の平面型放電管に加えて、
前記第2誘電体平板は、透光性の紫外線透過ガラスからなる、
ことを特徴とする。
したがって、請求項13に記載の平面型放電管によれば、請求項9に記載の平面型放電管の作用に加えて、
前記第2誘電体平板は、透光性の紫外線透過ガラスからなるため、放電空間より照射された紫外線が、当該第2誘電体平板を介して外部へ照射される。
また、請求項14に記載の平面型放電管は、請求項1〜13のいずれかに記載の平面型放電管に加えて、
前記放電ガスは、キセノンガスのみからなる、
ことを特徴とする。
また、請求項15に記載の平面型放電管は、請求項1〜13のいずれかに記載の平面型放電管に加えて、
前記放電ガスは、少なくともキセノンガスを含む混合ガスからなる、
ことを特徴とする
したがって、請求項14または請求項15に記載の平面型放電管によれば、請求項1〜13のいずれかに記載の平面型放電管の作用に加えて、
前記放電ガスをキセノンガスのみ又はキセノンガスを含む混合ガスとしているので、放電によってキセノンガスが励起されて紫外線を効率よく放出させることができる。
また、請求項16に記載の平面型表示装置は、
請求項1〜15のいずれかに記載の平面型放電管と、
一方の面に蛍光体膜によって模様等を形成した透光性の誘電体平板からなる表示平板と、前記表示平板の前記蛍光体膜を形成した面と前記平面型放電管の有する透光性の紫外線透過ガラスからなる前記第1誘電体平板および前記第2誘電体平板のうちの少なくとも一方とを対向配置して固定する枠体と、
を備えたことを特徴とする。
したがって、請求項16に記載の平面型表示装置によれば、
一方の面に蛍光体膜によって模様等を形成した透光性の誘電体平板からなる表示平板と、請求項1〜15のいずれかに記載の平面型放電管の有する前記第1誘電体平板である紫外線透過ガラスの外面に対向するように、前記表示平板の蛍光体膜を形成した面を固定する枠体とを備えたことにより、放電空間から照射された紫外線が、前記第1誘電体平板および前記第2誘電体平板のうち少なくとも、いずれか一方の紫外線透過ガラスから形成される透光性の誘電体平板を介して、前記表示平板の蛍光体膜(模様等を表示)に照射されて可視光を発光させることができる。
また、請求項17に記載の平面型表示装置は、請求項16に記載の平面型表示装置に加えて、
前記枠体に固定された前記表示平板は、当該枠対の一側面より着脱可能である、
ことを特徴とする。
したがって、請求項17に記載の平面型表示装置によれば、請求項16に記載の平面型表示装置の作用に加えて、
前記枠体に固定された前記表示平板は、当該枠対の一側面より着脱可能であるので、ユーザーによって、この表示平板を取り替えることが容易であるため、模様等の表示内容を様々に変更することが可能となる。
また、請求項18に記載の平面型表示装置は、請求項16または請求項17に記載の平面型表示装置に加えて、
前記表示平板は、透光性の誘電体平板からなる、
ことを特徴とする。
したがって、請求項18に記載の平面型表示装置によれば、請求項16または請求項17に記載の平面型表示装置の作用に加えて、
前記表示平板は、透光性の誘電体平板からなるので、表示平板の蛍光体膜が形成されていない面側から、模様等の表示を視認することができる。
なお、これらの請求項に記載した文言において、「誘電体平板の内面」とは、誘電体平板の放電空間側に向いた面を指し、「誘電体平板の外面」とは、誘電体平板の放電空間側ではない外側に向いた面を指す。また、「誘電体平板の内面側」とは、前記「「誘電体平板の内面」を含み、さらに、「内面」に接していない放電空間内側であることをも含む。
以上の考案によれば、平面型放電管を用いた平面型表示装置であって、ユーザーによって、模様等を簡単に変更できる平面型表示装置を提供することができる。
(第1の実施形態)
図1〜図6は、本考案における平面型表示装置の第1の実施形態を示した図である。図1(a)は平面型表示装置701の正面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図である。図2(a)は図1(a)におけるX−X断面図、(b)は図1(a)におけるY−Y断面図である。図3は平面型表示装置701と表示板61との着脱状態を示す図である。図4は、平面型表示装置701の内部に装着された平面型放電管50であって、(a)はその正面図、(b)は右側面図、(c)は(a)におけるX−X断面図である。図5は、図4に示す平面型放電管50の背面図である。図6は、図3に示した表示板61であって、(a)はその正面図、(b)は右側面図である。
本実施形態の平面型表示装置701は、光源である平面型放電管50が上下左右の合成樹脂からなる枠体71a、71b、72a、72bによって固定され、さらに右枠体72bに開口された矩形穴74より、表示平板61が挿入されて形成されている。具体的に説明すると、平面型放電管50の左側面部を左枠体72aの凹部72aa(図2(b)参照)へ嵌合し、同様に、同右側面部を右枠体72bの凹部72ba(図2(b)参照)へ嵌合して仮固定する。次に上枠体71aの溝部71aaおよび下枠体71bの溝部71baを、平面型放電管50の上側面部および下側面部に嵌合する。その後、ビス73により、左枠体72aおよび右枠体72bが上枠体71aおよび下枠体71bに螺着されて固定される。このようにして、平面型放電管50が枠体の内部に装着される。次に、右枠体72bに開口された矩形穴74から表示平板61が挿入される(図3参照)。なお、平面型放電管50から引き出された2本のリード線59a、59bは、左枠体72aに開けられた孔を通して外部へ引き出される。
次に本実施形態の平面型表示装置701に装着されている平面型放電管50について、図4および図5を用いて説明する。平面型放電管50は一対のガラス基板52a、52bを備えており、一方のガラス基板52bは紫外線透過ガラスから形成される。両ガラス基板52a、52bは、それぞれの互いに対向する外周縁間において枠ガラス(ガラスフリット低融点ガラスからなるガラス接着剤)53により貼り合わされた状態で焼成することにより互いに接合されている。本考案において、この枠ガラスは「枠スペース部材」に相当する。両ガラス基板52a、52bの互いに対向する内面と枠ガラス53とにより、密閉された放電空間54が形成されている。なお、本考案において、ガラス基板52aは第2誘電体平板に相当し、ガラス基板52bは第1誘電体平板に相当する。
この放電空間54内には放電ガスとしてキセノンガスが封入されている。なお、この放電ガスは、平面型放電管51の一部において、放電空間54と導通するようにして取り付けられたチップ管(図示せず)を通して、内部に存在する空気を真空ポンプによって排出した後、ボンベ等から放電空間54内へ供給される。
ガラス基板52aの外面(上面)には、外面電極とされる膜状の透明電極55aが全面に亘って形成されている(図4(a)参照)。もう一方のガラス基板52bの外面(下面)には外面電極とされる膜状の透明電極56aがストライプ状にして形成されている(図5参照)。これらの透明電極55a、56aは、例えば、酸化スズ、酸化インジウムスズ(ITO:Indium tin oxide)、又は酸化亜鉛をスパッタリング、蒸着、CVD(chemical vapor deposition:化学気相蒸着法)、又は塗布することにより形成されている。
透明電極55aおよび56aの上面の一部には、それぞれ四角小片状の導電体(通電電極、例えば銀ペースト)58a、58bが取り付けられており、これらに給電用のリード線59a、59bが半田付けされている(図4(a)、図5参照)。このリード線59a、59bの他端はそれぞれ交流電源(図示略)に接続されている。そして、両リード線59a、59b及び導電体58a、58bを介して、透明電極55a、56a間に所定の交流電圧を印加すると、両ガラス基板52a、52bには放電(誘電体バリア放電)が発生し、励起したキセノン原子から紫外線が発生する。この紫外線は、紫外線透過ガラスからなるガラス基板52bを透過し、ストライプ状の透明電極56aの電極が形成されていない部分56a′から外部へ照射される(図4(c)参照、図中白矢印は紫外線の照射方向を示す)。
次に表示平板61について図6を用いて説明する。この表示平板61は、透光性のガラスからなるが紫外線はほとんど透過しない材質となっている。この表示平板61の表面には、蛍光体膜からなる文字列62が形成されている。本考案においてこの文字列62は「模様等」に相当する。この表示平板61は、文字列62が形成された表面を、平面型放電管50と対向するように内側に向けて、右枠体72bに開口された矩形穴74から挿入される(図3参照)。このように表示平板61を配置することによって、平面型放電管50のガラス基板52b側から外部へ照射された紫外線が、表示平板61の表面に形成された蛍光体膜に照射すると、蛍光体膜から可視光が照射されることで、この文字列62がくっきりと光り輝く。この可視光は、表示平板61の裏面、および、平面型放電管50のガラス基板52b、放電空間54、ガラス基板52aを貫いて、平面型放電管50の表面まで透過する。このようにして、平面型表示装置701の表面および裏面の両面から、光輝く文字列を観察することができる。
(第1の実施形態の効果)
次に、第1の実施形態から把握される効果を以下に記載する。
(1)平面型放電管50において、両ガラス基板52a、52bの外面に形成された透明電極55a、56aに交流電圧を印可すると、この両ガラス基板52a、52bがバリアとなり、放電(誘電体バリア放電)が発生する。両透明電極55a、56aの間には、バリアとなる両ガラス基板52a、52bが存在するため、放電が一部に集中することなく、面全体に一様に発生する。また、通常の蛍光灯などの放電灯では、一旦放電が始まると放電灯自体の電気抵抗が0に近づき、電流が際限なく流れようとするため、それを阻止するべく電源安定器(コイルやコンデンサ等の限流素子)を設けて、流れる電流を制限している。しかし、この構成によれば、両ガラス基板52a、52bがコンデンサの役割を果たして流れる電流を制限しているため、別に電源安定器を設ける必要がない。
(2)平面型放電管50において、放電空間54内に封入された放電ガスをキセノンガスとしているので、放電によってキセノンガスが励起されて紫外線を放出させることができる。
(3)平面型放電管50において、ガラス基板52bを紫外線透過ガラスとしているので、放電空間54内で発生した紫外線が、ガラス基板52bを透過することができる。
(4)平面型放電管50において、ガラス基板52bの外面に形成された透明電極56aは、ストライプ状にして設けられているので、上記紫外線透過ガラスからなるガラス基板52bから、電極の存在しない部分56a′を通して、放電によって発生した紫外線が平面型放電管50の外面に照射することができる。
(5)平面型表示装置701は、平面型放電管50と、表示平板61と、それらを固定して覆うように設けられた枠体71a、71b、72a、72bから構成されており、ストライプ状の透明電極56aが存在する側の面と、表示平板61における蛍光体膜からなる文字列62が形成された面とを対向して設けているので、平面型放電管50の電極が存在しない部分56a′から照射された紫外線が、この文字列62に照射されることによって、可視光が発光して光り輝く。この可視光は、表示平板61における文字列が設けられていない面あるいは平面型放電管50全体を透過するので、平面型表示装置701の外側から光り輝く文字列62を視認することができる。
(6)表示平板61は、右枠体72bに設けられた矩形穴74から着脱可能であるので、ユーザーによって、この表示平板61を取り替えることが容易であるため、模様等の表示内容を様々に変更することが可能となる。
(第1の実施形態の別例)
上記第1の実施形態において、次に示すように平面型放電管50の構造を一部変更させても同様な機能および作用・効果を発揮する。以下にそれらの例を具体的に示し、特に特徴のある部分を詳細に説明する。
・ 図7は、別例としての平面型放電管の背面図であり、透明電極56bが格子状にして設けられている。電極の存在しない部分56b′は、矩形型の孔となっているが、例えば円形や五角形、ひし形等でもよく、特に限定されない。この電極の存在しない部分56b′から、放電によって発生した紫外線を外部へ照射することができる。
・ 図8(a)は、一方の透明電極55bをガラス基板52aの内面(放電空間側)全体に設け場合を示している。この平面型放電管を表示装置として設置した場合、第1の実施形態と異なり、ガラス基板52aの外面に透明電極が設けられていないので、人が誤って平面型放電管に触れても感電する虞はない。なお、ガラス基板52bの外面には、電極の存在しない部分を有する透明電極56a(56b)を設けている。この透明電極56a(56b)は、ストライプ状(56a)および格子状(56b)のうち、いずれかの形状であっても良いし、これらの複合した形態であっても良い。
・ 図8(b)は、一方の透明電極55bをガラス基板52aの外面(放電空間側)全体に設け、もう一方の電極であって電極の存在しない部分を有する透明電極56c(56d)をガラス基板52bの内面(放電空間側)に設けている場合を示す。上述同様、ストライプ状(56c)および格子状(56d)のうち、いずれかの形状であっても良いし、これらの複合した形態であっても良い。
・ 図8(c)は、両透明電極55bおよび56c(56d)を共に両ガラス基板52a、52bの内面(放電空間側)に設けている場合を示す。そして、透明電極55bの上面(内面側)には、誘電体膜60を設けている。この誘電体膜60がバリアとなり安定した誘電体バリア放電が発生することによって、放電が一部に集中することなく、面全体に一様に発生する。また、この誘電体膜60がコンデンサの役割を果たして、流れる電流を制限しているため、別に電源安定器を設ける必要がない。なお、この誘電体膜60は、この設置条件として、両透明電極の間の空間にあることを必要とするので、透明電極56c(56d)の電極が存在しない部分を除く電極上面のみに誘電体膜を設けても良い。電極が存在しない部分に誘電体膜を設けた場合、放電空間で発生した紫外線は、この誘電体膜を透過しないため、平面型放電管の外部へ紫外線を照射できなくなるからである。
・ 図8(d)において、一方の透明電極55bをガラス基板52aの外面(放電空間側)全体に設け、一方の透明電極をメッシュ状電極57として、放電空間内に設けた場合を示す。このメッシュ状電極57は、例えば金網等からなる。このメッシュ状の間隙部分から紫外線が通り抜けることによって、紫外線透過ガラスからなるガラス基板52bを介して紫外線が外部へ照射される。なお、このメッシュ状電極をガラス基板52bの外面に設けてもよく(図示しない)、同様な作用・効果を奏する。
・ 図8(e)において、上記図8(d)の実施形態の透明電極55aをガラス基板52aの内面に設けた場合(55b)を示す。この場合、図8(c)の実施形態と同様に誘電体膜60を透明電極55bの上面(内面側)に設けており、同実施形態と同様な作用・効果を奏する。
・ 図4および図8(a)〜(e)において、電極55aあるいは55bを透明電極としているが、これに限定するものではなく、金属膜等からなる不透明の薄膜電極としてもよい。この場合、この外面から文字列62を視認することができなくなるが、表示平板61が透明であれば、この面側から文字列62を視認することができる。
・ 図8(a)〜(e)において、ガラス基板52aは、透明であるが、これを不透明なガラスとしてもよい。この場合、この外面から文字列62を視認することができなくなるが、表示平板61が透明であれば、この面側から文字列62を視認することができる。また、基板52aはガラスに限定される必要はなく、他の誘電体からなる平板であればよい。なお、この誘電体としては、例えば、誘電性の鉱物である石英、マイカや大理石等、あるいは、誘電性の合成樹脂であるポリエステル樹脂、メタクリル樹脂、または塩化ビニル樹脂等により形成してもよい。
・ 表示平板61は、透明な平板としているが、これを不透明としてもよい。但し、この条件においては、ガラス基板52a、52bおよび各電極を透明とする必要がある。この場合、平面型放電管がある面側からのみ文字列を視認することができる。
(第2の実施形態)
図9〜図13は、本考案における平面型表示装置の第2の実施形態を示した図である。図9(a)は平面型表示装置702の正面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図である。図10(a)は図9(a)におけるX−X断面図であり、図10(b)は図9(a)におけるY−Y断面図である。図11は、平面型表示装置702と表示板61、63との着脱状態を示す図である。図12は、平面型表示装置702の内部に装着された平面型放電管50′であって、(a)はその正面図、(b)は右側面図、(c)は(a)におけるX−X断面図である。図13は、図11に示した表示板63であって、(a)はその正面図、(b)は右側面図である。
本実施形態の平面型表示装置702は、第1の実施形態の平面型表示装置701の構成に加えて、表示平板63を追加した構成となっている。即ち、本実施形態の平面型表示装置702は、光源である平面型放電管50′が上下左右の合成樹脂からなる枠体71′a、71′b、72′a、72′bによって固定され、さらに右枠体72′bに開口された矩形穴74、74′へ、表示平板61、63が挿入されて形成されている。具体的に説明すると、平面型放電管50′の左側面部を左枠体72′aの凹部72′aa(図10(b)参照)へ嵌合し、同様に、同右側面部を右枠体72′bの凹部72′ba(図10(a)参照)へ嵌合して仮固定する。次に上枠体71′aの溝部71′aaおよび下枠体71′bの溝部71′baを、平面型放電管50′の上側面部および下側面部に嵌合する。その後、ビス73により、左枠体72′aおよび右枠体72′bが上枠体71′aおよび下枠体71′bに螺着されて固定される。このようにして、平面型放電管50′が枠体の内部に装着される。次に、右枠体72′bに開口された矩形穴74、74′から表示平板61、63が挿入される(図11参照)。なお、平面型放電管50′から引き出された2本のリード線59a、59bは、左枠体72′aに開けられた孔を通して外部へ引き出される。
次に本実施形態の平面型表示装置702に装着されている平面型放電管50′について、図12を用いて説明する。なお、第1の実施形態の平面型表示装置701に装着されている平面型放電管50と同様な構成部には、同じ符号を付すことにする。
平面型放電管50′は一対のガラス基板52′a、52bを備えており、両ガラス基板52′a、52bは共に紫外線透過ガラスから形成される。両ガラス基板52′a、52bは、それぞれの互いに対向する外周縁間において枠ガラス(ガラスフリット低融点ガラスからなるガラス接着剤)53により貼り合わされた状態で焼成することにより互いに接合されている。本考案において、本考案において、ガラス基板52aは第2誘電体平板に相当し、ガラス基板52bは第1誘電体平板に相当する。また、この枠ガラスは「枠スペース部材」に相当する。両ガラス基板52′a、52bの互いに対向する内面と枠ガラス53とにより、密閉された放電空間54が形成され、この放電空間54内には放電ガスとしてキセノンガスが封入されている。なお、この放電ガスは、第1の実施形態で説明した方法と同様の方法で封入される。
ガラス基板52′aの外面およびガラス基板52bの外面には外面電極とされる膜状の透明電極55′a(図12参照)、56a(図5参照)がストライプ状にして形成されている。これらの透明電極55a、56aは、第1の実施形態の平面型放電管50と同様の材質を使用している。
透明電極55′aおよび56aの上面の一部には、それぞれ四角小片状の導電体(通電電極、例えば銀ペースト)58a、58bが取り付けられており、これらに給電用のリード線59a、59bが半田付けされている(図12(a)、図5参照)。このリード線59a、59bの他端はそれぞれ交流電源(図示略)に接続されている。そして、両リード線59a、59b及び導電体58a、58bを介して、透明電極55a、56a間に所定の交流電圧を印加すると、両ガラス基板52′a、52bには放電(誘電体バリア放電)が発生し、励起したキセノン原子から紫外線が発生する。この紫外線は、紫外線透過ガラスからなるガラス基板52′a、52bを透過し、ストライプ状の透明電極55′a、56aの電極が形成されていない部分55′a′、56a′から外部へ照射される(図12(c)参照、図中白矢印は紫外線の照射方向を示す)。
次に表示平板63について図13を用いて説明する。表示平板61については、第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。この表示平板63は、透光性のガラスからなるが紫外線はほとんど透過しない材質となっている。この表示平板63の表面には、蛍光体膜からなる模様枠64が形成されている。本考案においてこの模様枠64は「模様等」に相当する。この表示平板63は、模様枠64が形成された表面を、平面型放電管50′のガラス基板52′a側と対向するように内側に向けて、右枠体72′bに開口された矩形穴74′から挿入される(図11参照)。このように表示平板63を配置することによって、平面型放電管50′のガラス基板52′a側から外部へ照射された紫外線が、表示平板61の表面に形成された蛍光体膜に照射すると、蛍光体膜から可視光が照射されることで、この模様枠64がくっきりと光り輝く。この可視光は、表示平板63の裏面、および、平面型放電管50′のガラス基板52b、放電空間54、ガラス基板52′aを貫いて、平面型放電管50′の表面まで透過する。このようにして、平面型表示装置702の表面および裏面の両面から、光輝く文字列を観察することができる。
(第2の実施形態の効果)
次に、第2の実施形態から把握される効果を以下に記載する。
(7)第1の実施形態から把握される効果(1)〜(6)と同様な効果を奏する。この場合、各構成要素の符号50,52a、55a、701、71a、71b、72a、72bを、50′,52′a、55′a、702、71′a、71′b、72′a、72′bと読み替える。
(8)平面型放電管50′において、ガラス基板52bの外面に形成された透明電極55′aは、ストライプ状にして設けられているので、上記紫外線透過ガラスからなるガラス基板52′aから、電極の存在しない部分55′a′を通して、放電によって発生した紫外線が平面型放電管50′の外面に照射することができる。
(9)平面型表示装置702は、平面型放電管50′と、表示平板63と、それらを固定して覆うように設けられた枠体71′a、71′b、72′a、72′bから構成されており、ストライプ状の透明電極55′aが存在する側の面と、表示平板63における蛍光体膜からなる模様枠64が形成された面とを対向して設けているので、平面型放電管50′の電極が存在しない部分55′a′から照射された紫外線が、この模様枠64に照射されることによって、可視光が発光して光り輝く。この可視光は、表示平板63における模様枠64が設けられていない面あるいは平面型放電管50′全体を透過するので、平面型表示装置702の外側から光り輝く模様枠64を視認することができる。
(10)表示平板63は、右枠体72′bに設けられた矩形孔74′から着脱可能であるので、ユーザーによって、この表示平板63を取り替えることが容易であるため、模様等の表示内容を様々に変更することが可能となる。
(第2の実施形態の別例)
上記第2の実施形態において、次に示すように平面型放電管50′の構造を一部変更させても同様な機能および作用・効果を発揮する。以下にそれらの例を具体的に示し、特に特徴のある部分を詳細に説明する。
・ 第1の実施形態と同じく、ストライプ状に形成された透明電極55′a、56aを例えば図7に見られるように格子状にして設けても良い。その場合、電極の存在しない部分55′a′、56b′は矩形型の孔となっているが、例えば円形や五角形、ひし形等でもよく、特に限定されない。この電極の存在しない部分55′a′、56b′から、放電によって発生した紫外線を外部へ照射することができる。
・ 図14(a)は、一方のストライプ状または格子状の透明電極55′aまたは55′bをガラス基板52′aの外面に設け、もう一方のストライプ状または格子状の透明電極56cまたは56dをガラス基板52bの内面(放電空間側)に設けた場合を示している。この平面型放電管を表示装置として設置した場合、第2の実施形態と異なり、ガラス基板52bの外面に透明電極が設けられていないので、人が誤って平面型放電管に触れても感電する虞はない。
・ 図14(b)は、両透明電極55′bおよび56c(56d)を共に両ガラス基板52′a、52bの内面(放電空間側)に設けている場合を示す。そして、透明電極55′bの上面(内面側)には、誘電体膜60′を透明電極55′bを覆うようにして、且つ、ストライプ状または格子状に設けている。この誘電体膜60′がバリアとなり安定した誘電体バリア放電が発生することによって、放電が一部に集中することなく、面全体に一様に発生する。また、この誘電体膜60′がコンデンサの役割を果たして、流れる電流を制限しているため、別に電源安定器を設ける必要がない。なお、この誘電体膜60′は、この設置条件として、両透明電極の間の空間にあることを必要とするので、透明電極56c(56d)の電極が存在しない部分を除く電極上面のみに誘電体膜を設けても良い。電極が存在しない部分に誘電体膜を設けた場合、放電空間で発生した紫外線は、この誘電体膜を透過しないため、平面型放電管の外部へ紫外線を照射できなくなるからである。
・ 図14(c)において、一方のストライプ状または格子状の透明電極55′aまたは55′bをガラス基板52′aの外面に設け、もう一方の透明電極をメッシュ状電極57として、放電空間内に設けた場合を示す。このメッシュ状電極57は、例えば金網等からなる。このメッシュ状の間隙部分から紫外線が通り抜けることによって、紫外線透過ガラスからなるガラス基板52bを介して紫外線が外部へ照射される。なお、このメッシュ状電極をガラス基板52bの外面に設けてもよく(図示しない)、同様な作用・効果を奏する。
・ 図14(d)において、上記図14(c)の実施形態の透明電極55′aをガラス基板52′aの内面に設けた場合(55′b)を示す。この場合、図14(b)の実施形態と同様に誘電体膜60′を透明電極55′bの上面(内面側)に設けており、同実施形態と同様な作用・効果を奏する。
・ 表示平板63は、透明な平板としているが、これを不透明としてもよい。但し、この場合、表示平板61を透明とする必要があり、平面型表示装置702の片側からのみ文字列等を視認することができる。
(第3の実施形態)
図15〜図18は、本考案における平面型表示装置の第3の実施形態を示した図である。図15(a)は平面型表示装置703の正面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図である。図16は図15(a)におけるX−X断面図である。図17は、平面型表示装置703の内部に装着された平面型放電管80であって、(a)はその正面図、(b)は右側面図、(c)は(a)におけるX−X断面図である。図18は、図17(b)に示す平面型放電管80のY−Y断面図である。なお、第1および第2の実施形態と同じ構成要素には、同符号を付して説明する。
本実施形態の平面型表示装置703は、光源である平面型放電管80が上下左右の合成樹脂からなる枠体71a、71b、72a、72bによって固定され、さらに右枠体72bに開口された矩形穴74より、表示板61が挿入されて形成されている(図15および図16参照)。この構成の詳細説明、平面型放電管80の取付手順および表示平板61の構造説明は、第1の実施形態と同様であるので省略する。
次に本実施形態の平面型表示装置703に装着されている平面型放電管80について、図17および図18を用いて説明する。平面型放電管80は一対のガラス基板82a、82bを備えており、一方のガラス基板82bは紫外線透過ガラスから形成される。両ガラス基板82a、82bは、それぞれの互いに対向する外周縁間において枠ガラス(ガラスフリット低融点ガラスからなるガラス接着剤)83により貼り合わされた状態で焼成することにより互いに接合されている。本考案において、ガラス基板82aは第2誘電体平板に相当し、ガラス基板82bは第1誘電体平板に相当する。また、枠ガラス83は「枠スペース部材」に相当する。両ガラス基板82a、82bの互いに対向する内面と枠ガラス83とにより、密閉された放電空間84が形成され、この放電空間84内には放電ガスとしてのキセノンガスが封入されている。なお、この放電ガスは、第1の実施形態で説明した方法と同様の方法で封入される。
放電空間84内の周縁には、一対の細長い棒状電極85a、85bが対向配置されており、これらの棒状電極85a、85bの外面には、それぞれ誘電体膜91a、91bが設けられている。これらの棒状電極85a、85bは、平面型放電管80の外部へ引き出された部分において、給電用のリード線89a、89bが半田付けされている(図17(a)参照)。このリード線89a、89bの他端はそれぞれ交流電源(図示略)に接続されている。そして、両リード線89a、89bを介して、棒状電極85a、85b間に所定の交流電圧を印加すると、放電(誘電体バリア放電)が発生し、励起したキセノン原子から紫外線が発生する。この紫外線は、紫外線透過ガラスからなるガラス基板82bを透過し、外部へ照射される(図17(c)参照、図中白矢印は紫外線の照射方向を示す)。
本実施形態では、第1の実施形態と同様に、表示平板61は、文字列62が形成された表面を、平面型放電管80と対向するように内側に向けて、右枠体72bに開口された矩形穴74から挿入される(図3参照)。このように表示平板61を配置することによって、平面型放電管80のガラス基板82b側から外部へ照射された紫外線が、表示平板61の表面に形成された蛍光体膜に照射すると、蛍光体膜に可視光が照射されることで、この文字列62がくっきりと光り輝く。この可視光は、表示平板61の裏面、および、平面型放電管80のガラス基板82b、放電空間84、ガラス基板82aを貫いて、平面型放電管50の表面まで透過する。このようにして、平面型表示装置703の表面および裏面の両面から、光輝く文字列を観察することができる。
(第3の実施形態の効果)
次に、第3の実施形態から把握される効果を以下に記載する。
(11)平面型放電管80において、放電空間84内の周縁に対向配置された一対の棒状で電極85a、85bに交流電圧を印可すると、これらの棒状電極85a、85bの表面に設けられた誘電体膜91a、91bがバリアとなり、放電(誘電体バリア放電)が発生する。両棒状電極85a、85bの間には、バリアとなる両誘電体膜91a、91bが存在するため、放電が一部に集中することなく、面全体に一様に発生する。また、通常の蛍光灯などの放電灯では、一旦放電が始まると放電灯自体の電気抵抗が0に近づき、電流が際限なく流れようとするため、それを阻止するべく電源安定器(コイルやコンデンサ等の限流素子)を設けて、流れる電流を制限している。しかし、この構成によれば、両誘電体膜91a、91bがコンデンサの役割を果たして流れる電流を制限しているため、別に電源安定器を設ける必要がない。
(12)平面型放電管80において、放電空間84内に封入された放電ガスをキセノンガスとしているので、放電によってキセノンガスが励起されて紫外線を放出させることができる。
(13)平面型放電管80において、ガラス基板82bを紫外線透過ガラスとしているので、放電空間84内で発生した紫外線が、ガラス基板82bを透過することができる。
(14)平面型表示装置702は、平面型放電管80と、表示平板61と、それらを固定して覆うように設けられた枠体71a、71b、72a、72bから構成されており、ガラス基板82b側の面と、表示平板61における蛍光体膜からなる文字列62が形成された面とを対向して設けているので、ガラス基板82b外面から照射された紫外線が、この文字列62に照射されることによって、可視光が発光して光り輝く。この可視光は、表示平板61における文字列が設けられていない面あるいは平面型放電管80全体を透過するので、平面型表示装置703の外側から光り輝く文字列62を視認することができる。
(15)表示平板61は、右枠体72bに設けられた矩形孔74から着脱可能であるので、ユーザーによって、この表示平板61を取り替えることが容易であるため、模様等の表示内容を様々に変更することが可能となる。この効果は、第1の実施形態の効果(6)と同様である。
(第3の実施形態の別例)
・ 本実施形態において、ガラス基板82aは、透明であるが、これを不透明なガラスとしてもよい。この場合、この外面から文字列62を視認することができなくなるが、表示平板61が透明であれば、この面側から文字列62を視認することができる。また、基板82aはガラスに限定される必要はなく、他の誘電体からなる平板であればよい。なお、この誘電体としては、例えば、誘電性の鉱物である石英、マイカや大理石等、あるいは、誘電性の合成樹脂であるポリエステル樹脂、メタクリル樹脂、または塩化ビニル樹脂等により形成してもよい。
・ 本実施形態において、表示平板61を透明な平板としているが、これを不透明としてもよい。この場合、平面型放電管がある面側からのみ文字列を視認することができる。
・ 本実施形態において、平面型放電管80の第2誘電体平板として形成されるガラス基板82aを、透光性の紫外線透過ガラスとしてもよい。この場合、両ガラス基板82a、82bの両面から紫外線が照射されるようになる。したがって、第2の実施形態と同様に、表示平板61,63を2枚用意し、文字列62や模様枠64の形成された面が、平面型放電管80の両ガラス基板82a、82bの外面のそれぞれに対向するようにして配置してもよい。この場合、平面型放電管80と、第2の実施形態の平面型表示装置702に装着された平面型放電管50′とは構造が異なるものの、本例は同実施形態と同様の効果を奏する。
(応用例等)
なお、本考案は上記の実施例に限定するものではなく、本考案の要旨を変更しない範囲で様々な実施が可能である。例えば、第1〜第3の実施形態およびこれらの別例において、ガラス基板から形成される第1または第2の誘電体平板を紫外線透過ガラスとしているが、例えば石英ガラスを使用することができる。
また、第1〜第3の実施形態およびこれらの別例において、放電ガスをキセノンとしているが、これに限定されるものではなく、キセノンを含む混合ガスであれば、放電によって紫外線を発生させることが可能である。放電ガス中におけるキセノンの成分比率は、70%以上であることが好ましく、80%以上であることがより好ましい。
また、第2の実施形態(図9参照)あるいは第3の実施形態の別例(図19参照)において、2つの表示平板61,63には、異なる模様を描いた例を示したが、同形状の文字等を描き、この前後両文字等が重なるようにしてもよい。つまり、平面型表示装置の正面から見た場合に、前後の両文字等部が完全に一致するように構成するようにしてもよい。このようにすると、正面以外の方向から平面型表示装置を見た場合には、それぞれの蛍光体からなる文字等が前後方向に位置ズレを生じて見えるために、立体感のある表示を行うことが可能となる。
第1の実施形態における平面型表示装置であって、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図である。 第1の実施形態における平面型表示装置であって、(a)は図1(a)のX−X断面図、(b)は図1(a)のY−Y断面図である。 第1および第3の実施形態の平面型表示装置と表示平板との着脱状態を示す図である。 第1の実施形態における平面型表示装置の内部に装着された平面型放電管であって、(a)はその正面図、(b)は右側面図、(c)は(a)におけるX−X断面図である。 第1の実施形態における平面型表示装置の内部に装着された平面型放電管の背面図である。 第1〜第3の実施形態の平面型表示装置に着脱される表示平板であって、(a)はその正面図、(b)は(a)のX−X断面図である。 第1および第2の実施形態の別例における平面型表示装置の内部に装着された平面型放電管の背面図である。 第1の実施形態の別例における平面型表示装置の内部に装着された平面型放電管の縦断面図である。 第2の実施形態における平面型表示装置であって、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図である。 第2の実施形態における平面型表示装置であって、(a)は図9(a)のX−X断面図、(b)は図9(a)のY−Y断面図である。 第2の実施形態の平面型表示装置と表示平板との着脱状態を示す図である。 第2の実施形態における平面型表示装置の内部に装着された平面型放電管であって、(a)はその正面図、(b)は右側面図、(c)は(a)におけるX−X断面図である。 第2の実施形態の平面型表示装置に着脱される表示平板であって、(a)はその正面図、(b)は(a)のX−X断面図である。 第2の実施形態の別例における平面型表示装置の内部に装着された平面型放電管の縦断面図である。 第3の実施形態における平面型表示装置であって、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図である。 第3の実施形態における平面型表示装置であって、(a)は図15(a)のX−X断面図である。 第3の実施形態における平面型表示装置の内部に装着された平面型放電管であって、(a)はその正面図、(b)は右側面図、(c)は(a)におけるX−X断面図である。 第3の実施形態における平面型表示装置の内部に装着された平面型放電管であって、図17(b)のY−Y断面図である。 第3の実施形態の別例における平面型表示装置であって、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図である。 第3の実施形態の別例における平面型表示装置であって、図19(a)のX−X断面図である。 従来の平面型表示装置の分解斜視図である。 従来の平面型表示装置であって、(a)は正面図、(b)は(a)のX−X断面図である。
符号の説明
701、702、703・・・平面型表示装置、50、50′,80・・・平面型放電管、71a、71b,72a、72b、71′a、71′b,72′a、72′b・・・枠体、73・・・ビス、61、63・・・表示平板、62・・・文字列、64・・・模様枠、74、74′・・・矩形孔、52a、52′a、52b、82a、82b・・・ガラス基板、53、83・・・枠ガラス、54,84・・・放電空間、55a、55′a、55b、56a、56b、56c、56d・・・透明電極、85a、85b・・・棒状電極、59a、59b、89a、89b・・・リード線、55′a′、56a′・・・電極の存在しない部分、58a、58b・・・導電体、57・・・メッシュ状電極、60、60′、91a、91b・・・誘電体膜。

Claims (18)

  1. 平行に配置された第1誘電体平板および第2誘電体平板と枠スペーサ部材とにより形成された扁平の密閉容器には一対の放電電極が備えられると共に、該密閉容器内の放電空間に放電ガスが封入され、前記一対の放電電極に所定の電圧を印加することにより前記放電空間内に放電を発生させるようにした平面型放電管において、
    前記第1誘電体平板は透光性の紫外線透過ガラスからなる、
    ことを特徴とする平面型放電管。
  2. 前記一対の放電電極のうち、第1放電電極は、前記第1誘電体平板の外面に形成されたストライプ状または格子状の透明電極であり、
    第2放電電極は、前記第2誘電体平板の内面または外面に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の平面型放電管。
  3. 前記一対の放電電極のうち、第1放電電極は、前記第1誘電体平板の内面に形成されたストライプ状または格子状の透明電極であり、
    第2放電電極は、前記第2誘電体平板の外面に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の平面型放電管。
  4. 前記一対の放電電極のうち、第1放電電極は、前記第1誘電体平板の内面に形成されたストライプ状または格子状の透明電極であり、
    第2放電電極は、前記第2誘電体平板の内面に形成されており、
    前記第1放電電極と前記第2電極との間に位置して設けられた誘電体膜を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の平面型放電管。
  5. 前記一対の放電電極のうち、第2放電電極は、前記第2誘電体平板の外面に形成されており、
    前記第1放電電極は、前記第1誘電体平板の外面または内面側に形成されているメッシュ状電極である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の平面型放電管。
  6. 前記一対の放電電極のうち、第2放電電極は、前記第2誘電体平板の内面に形成されており、
    前記第1放電電極は、前記第1誘電体平板の外面に形成されているメッシュ状電極である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の平面型放電管。
  7. 前記一対の放電電極のうち、第2放電電極は、前記第2誘電体平板の内面に形成されており、
    前記第1放電電極は、前記第1誘電体平板の内面側に形成されているメッシュ状電極であって、
    前記第1放電電極と前記第2電極との間に位置して設けられた誘電体膜を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の平面型放電管。
  8. 前記第2放電電極は、透明電極である、
    ことを特徴とする請求項2〜7のいずれかに記載の平面型放電管。
  9. 前記一対の放電電極は、前記放電空間内の周縁に対向配置された一対の細長い棒状電極であり、
    前記一対の細長い棒状電極の少なくともいずれか一方の棒状電極の外面に形成された誘電体膜を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の平面型放電管。
  10. 前記第2誘電体平板は、透光性を有する誘電体からなる、
    ことを特徴とする請求項8または請求項9に記載の平面型放電管。
  11. 前記第2誘電体平板は、透光性の紫外線透過ガラスからなり、
    前記第2放電電極は、ストライプ状または格子状の透明電極である、
    ことを特徴とする請求項2、請求項5および請求項6のいずれかに記載の平面型放電管。
  12. 前記第2誘電体平板は、透光性の紫外線透過ガラスからなり、
    前記第2放電電極は、ストライプ状または格子状の透明電極であり、
    前記誘電体膜は、前記第1放電電極および前記第2放電電極の少なくとも一方の上面を覆うようにして形成されるとともに、ストライプ状または格子状に形成される、
    ことを特徴とする請求項4または請求項7に記載の平面型放電管。
  13. 前記第2誘電体平板は、透光性の紫外線透過ガラスからなる、
    ことを特徴とする請求項9に記載の平面型放電管。
  14. 前記放電ガスは、キセノンガスのみからなる、
    ことを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の平面型放電管。
  15. 前記放電ガスは、少なくともキセノンガスを含む混合ガスからなる、
    ことを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の平面型放電管。
  16. 請求項1〜15のいずれかに記載の平面型放電管と、
    一方の面に蛍光体膜によって模様等を形成した透光性の誘電体平板からなる表示平板と、前記表示平板の前記蛍光体膜を形成した面と前記平面型放電管の有する透光性の紫外線透過ガラスからなる前記第1誘電体平板および前記第2誘電体平板のうちの少なくとも一方とを対向配置して固定する枠体と、
    を備えた平面型表示装置。
  17. 前記枠体に固定された前記表示平板は、当該枠対の一側面より着脱可能である、
    ことを特徴とする請求項16に記載の平面型表示装置。
  18. 前記表示平板は、透光性の誘電体平板からなる、
    ことを特徴とする請求項16または請求項17に記載の平面型表示装置。
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