JP3144050U - ユーティリティスペースを備えた机 - Google Patents

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Abstract

【課題】通常の机上作業とユーティリティ機器を使用したユーティリティ作業とを小さな労力で選択的に切り替えて実行することができる美感性と機能性とを兼ね備えたユーティリティスペースを備えた机を提供する。
【解決手段】ユーティリティスペースを備えた机1は天板部2と、天板部2の下方に対向配置されている左右2組の側板部3L、3Rのみによって基本的な構造躯体が形成されており、天板部2には天板部2の一部を開口することによってユーティリティ機器5を収納しておくことができるユーティリティスペース7が形成され、上記開口部9にはユーティリティ機器5を使用する場合に上方に起こして拡開状態にし、ユーティリティ機器5を使用しない場合に手前に倒して閉塞状態にする回動式のユーティリティパネル11が設けられている。
【選択図】図1

Description

本考案は、通常の机上作業とユーティリティ機器を使用したユーティリティ作業とを選択的に切り替えて実行することができる美感性と機能性とを兼ね備えたユーティリティスペースを備えた机に関する。
従来から机とパーソナルコンピュータの載置台としての機能を備えたコンピュータ収納机が下記の特許文献1に示すように発案されている。このコンピュータ収納机は回動式の天板の裏面に角箱状のコンピュータ台を備えたもので、天板全体を大きく回動操作することで、机上作業を行う場合と、パーソナルコンピュータを使用する場合とを切り替えるようにしている。
又、小型のノートパソコン用の可動式の収納台として下記の特許文献2に示すようなパソコンの机上用収納台が発案されている。このパソコンの机上用収納台は既存の机の上に載置して使用する引出し式の収納台で、パソコンを使用しない場合には載置台を奥部に移動させて収納状態にし、パソコンを使用する場合に載置台を手前に引き出して使用するようにしている。
特開平11−9353号公報 特開平10−254582号公報
上記従来のコンピュータ収納机とパソコンの机上用収納台によると、次のような問題があった。まず、特許文献1にかかるコンピュータ収納机の場合には、コンピュータ使用時に天板全体を上方に大きく持ち上げて回動しなければならず、上記天板にはコンピュータが収納されたコンピュータ台が設けられているから、その作業は極めて重労働であり、安全性の面でも問題視されていた。
又、パソコン、モニタを傾斜させた状態で使用する構造であるため、作業姿勢が通常の机上作業に比べて前傾姿勢になり、長時間のパソコンワークを行うユーザに対しては肩凝りや目の疲れを招く要因にもなり得る。又、機能性を重視した構造になっているため、配線スペース等の配慮は何らなされておらず、美感面でも問題を抱えている。
一方、特許文献2に係るパソコン机上用収納台の場合には、載置台を出し入れするだけであるから作業労働としては軽いが、机の上に机上用収納台の設置スペースを確保しなければならず、天板上面の全スペースを使用しての机上作業はできなくなってしまう。
又、上記特許文献1の場合と同様、機能性を重視した構造になっているため、配線スペース等の配慮は何らされておらず、美感面でも問題を抱えている。
本考案はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、通常の机上作業とユーティリティ機器を使用したユーティリティ作業とを小さな労力で選択的に切り替えて実行することができる美感性と機能性とを兼ね備えたユーティリティスペースを備えた机を提供することにある。
上記目的を達成するべく本考案の請求項1によるユーティリティスペースを備えた机は、天板部と、天板部の下方に対向配置されている左右2組の側板部のみによって基本的な構造躯体が形成されている机において、上記天板部には天板部の一部を開口することによって、ユーティリティ機器を収納しておくことができるユーティリティスペースが形成されており、上記開口部にはユーティリティ機器を使用する場合に上方に起こして拡開状態にし、ユーティリティ機器を使用しない場合に手前に倒して閉塞状態にする回動式のユーティリティパネルが設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項2によるユーティリティスペースを備えた机は、請求項1に記載のユーティリティスペースを備えた机において、上記ユーティリティスペースはノート型パソコンの収納及び使用スペースであることを特徴とするものである。
又、請求項3によるユーティリティスペースを備えた机は、請求項1または2記載のユーティリティスペースを備えた机において、上記天板部は上記左右2枚の側板部の上端面に固定される固定天板と、該固定天板の上方に配置される開閉可能な可動天板とを備える二重天板構造であり、
上記可動天板の下面には上記固定天板との間に空間部を形成する枠台が取り付けられており、上記空間部の一部を利用して上記ユーティリティスペースが形成されていることを特徴とするものである。
又、請求項4によるユーティリティスペースを備えた机は、請求項1〜3のいずれかに記載のユーティリティスペースを備えた机において、上記側板部は左右2枚の側板と、これらの側板の前端面と後端面に宛われる前妻板と、後妻板とを備える平面視コの字形状に形成されていることを特徴とするものである。
又、請求項5によるユーティリティスペースを備えた机は請求項1〜4のいずれかに記載のユーティリティスペースを備えた机において、上記天板部の奥部寄りの下面には左右両端の側板部間に架け渡される配線ボックスが設けられており、上記ユーティリティスペース後方の天板部の空間には配線スペースが形成されていて、天板部の上面と、ユーティリティスペースの後面と、上記配線ボックスの上下面にはユーティリティ機器等から繰り出される電気配線を連通させるための配線用開口が設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項6によるユーティリティスペースを備えた机は、請求項1〜5にいずれかに記載のユーティリティスペースを備えた机において、上記左右の側板部の後部コーナ部には平面視L字形状の回動式の目隠し板が取り付けられており、上記側板部の後部コーナ部と、目隠し板とによって囲まれた空間が配線補助スペースとして使用されることを特徴とするものである。
そして、上記手段によって以下のような作用が得られる。まず、天板部と左右2組の側板部のみによって机の基本的な構造躯体が形成されているから、部品の加工が容易でシンプルなデザインの机を提供することが可能になる。
又、ユーティリティ機器を収納し、使用することができるユーティリティスペースを設け、該ユーティリティスペース上方の天板部の開口部にユーティティパネルを設けたことによって、通常の机上作業とユーティリティ機器を使用したユーティリティ作業とを選択的に切り替えて実行することができる。
又、ユーティティパネルは天板部の一部に設けられているから、天板部に比べて格段に軽量であり、繰り返し行われるユーティティパネルの開閉作業も円滑に実行される。
又、上記ユーティリティスペースをノート型パソコンの収納及び使用スペースとして使用した場合には、ユーティリティパネルを閉塞して行う通常の机上作業と、ユーティリティパネルを拡開して行うノート型パソコンを使用してのユーティリティ作業とを同一の机を使用して効率的に実行できるようになる。
又、天板部を固定天板と可動天板とから成る二重天板構造にし、可動天板の下面に固定天板との間に空間部を形成し得る枠台を取り付け、上記空間部の一部にユーティリティスペースを形成した場合には、天板部の機械的強度を向上させ、重厚な造りの天板部を備えた机を提供できるようになる。又、空間部の有効利用を図ることができる。
又、側板部を側板と前妻板と、後妻板とを備える平面視コの字形状に形成した場合には、天板部の機械的強度を向上させ、脚部としての機能を側板部に持たせることが可能となる。
又、天板部と側板部とを接続する配線ボックスを設けた場合には机全体の機械的強度を向上させることができる。又、ユーティリティスペース後方に配線スペースを形成し、天板部の上面と、ユーティリティスペースの後面と、配線ボックスの上下面に配線用開口を設けた場合には、机上に載置される他のユーティリティ機器から繰り出された電気配線は天板部の上面に形成されている配線用開口から配線スペースに供給される。
又、ユーティリティスペース内に収納されているユーティリティ機器から繰り出された電気配線は、ユーティリティスペースの後面に形成されている配線用開口から配線スペースに供給される。
又、配線スペースに供給された電気配線は配線ボックスの上面の配線用開口から配線ボックス内に進入し、配線ボックスの下面の配線用開口から外部に引き出されるようになる。
従って、机の外観にほとんど電気配線が現れない状態で配線処理を行うことができ、ユーティリティスペースを備えた机の美感性を向上させ、机周りの掃除も楽になる。
又、左右の側板部の後部コーナ部に平面視L字形状の開動式の目隠し板を取り付けた場合には、側板部の後部コーナ部と目隠し板とによって囲まれた空間に上記配線ボックス下面の配線用開口から外部に引き出された電気配線を通すことができ、電気配線は外部からほとんど視認できない状態で配線処理される。
又、側板部の後部コーナ部と目隠し板とが組み合わさった部分の外観は無垢の柱材のように見えるから、ユーティリティスペースを備えた机の重厚感が向上する。
本考案のユーティリティスペースを備えた机によると、通常の机上作業とユーティリティ機器を使用したユーティリティ作業とを小さな労力で選択的に切り替えて実行することが可能になる。
又、机の外観や部屋の印象を損なわせるユーティリティ機器の電気配線がほとんど外部に現れないから美感性と上記機能性とを兼ね備えたユーティリティスペースを備えた机を提供することが可能になる。
以下、図示の実施の形態を例にとって、本考案を実施するための最良の形態を説明する。
図1は本考案のユーティリティスペースを備えた机を示すユーティリティパネルを拡開した状態の斜視図、図2は同上、ユーティリティパネルを閉塞した状態の正面図、図3は同上、図2中のA−A線における断面図、図4は同上、図2中のB−B線における断面図、図5は同上、平面図、図6は同上、図2中のD−D線における断面図、図7は同上、背面図、図8は同上、図3中のC部の拡大図、図9は同上、図3中のF部の拡大図、図10は同上、図4中のG部の拡大図、図11は同上、図2中のE−E線における断面図である。
本考案のユーティリティスペースを備えた机1は、天板部2と、天板部2の下方に対向配置されている左右2組の側板部3のみによって基本的な構造躯体が形成されている。
そして、上記天板部2には天板部2の一部を開口することによってユーティリティ機器5を収納しておくことができるユーティリティスペース7が形成されており、上記開口部9にはユーティリティ機器5を使用する場合に上方に起こして拡開状態にし、ユーティリティ機器5を使用しない場合に手前に倒して閉塞状態にする回動式のユーティリティパネル11が設けられている。
又、本実施の形態では上記ユーティリティスペース7はユーティリティ機器5の一例であるノート型パソコン5Aの収納及び使用スペースとして使用されており、該ユーティリティスペース7にはノート型パソコン5Aの他、ノート型パソコン5Aに付属するマウス6等が収納されている。
又、本実施の形態では上記天板部2は上記左右2組の側板部3L、3Rの上端面に固定される固定天板13と、該固定天板13の上方に配置される開閉可能な可動天板15とを備える二重天板構造によって構成されている。
尚、本実施の形態に係るユーティリティスペースを備えた机1は役員室用の平机を想定したデザインとなっており、幅が1750〜1800mm程度、奥行きが約750mm、高さが約760mmになっている。又、天板部2と側板部3の材料としては一例として無垢のタモ材が使用されており、その表面にウレタンオイル仕上げが施されているものが使用されている。
又、ユーティリティスペースを備えた机1における天板部2の一例として下方空間にはキャスタ17付きのサイドワゴン19が収納されている。
固定天板13と可動天板15は共に矩形平板状をしており、可動天板15の方が固定天板13よりも周囲に張り出すように幾分、大きめに形成されており、板厚も可動天板15の方が固定天板13よりも幾分厚めに形成されている。
又、上記可動天板15の中央より幾分、向かって左側の前方寄りの部分はコの字形状に切り欠かれており、当該切り欠かれた部分が上記開口部9になっている。そして、後述するユーティリティパネル11によって机上作業時や不使用時に上記開口部9が閉塞されるようになっている。
可動天板15の下面には上記固定天板13との間に高さが50〜60mm程度の空間部21を形成する枠台23が取り付けられている、枠台23は可動天板15の各端辺から内側に60mm程度入った位置に設けられており、複数本の枠材を可動天板15の形状に合わせて台輪状に組み合わせることによって形成されている。
尚、枠台23の材料としては一例として無垢または突板のウォールナット材が使用されており、その表面にはウレタンオイル仕上げが施されているものが使用されている。
又、上記枠台23のうち、可動天板15に形成されている上記開口部9の下方に設けられている部分は、上記空間部21の一部を利用して上記ユーティリティスペース7を形成するための区画壁27になっている。
又、上記区画壁27の左右の側壁27L、27Rの奥部寄りの位置に一例として1口コンセント28が1個ずつ設けられており、左側の側壁27Lの手前側の位置に後述するユーティリティパネル11の回動自由端側に取り付けられているシリンダー錠29におけるスライド式のロックバー29aを受け入れる係合穴31が設けられている。
又、左右の側壁27L、27Rにおける1口コンセント28の取付部位の奥部には後述するユーティリティパネル11の回動基端部に取り付けられているダンパーヒンジ32の受け部材32aが取り付けられている。
又、上記区画壁27の背面壁27Bの中央には一例として角窓状の配線用開口33Aが形成されており、ユーティリティスペース7に収納されたユーティリティ機器5から繰り出された電気配線L等をユーティリティスペース7の後方の配線スペース35に導くことができるようになっている。
そして、このようにして構成される可動天板15は図3、4に示すように枠台23の背面部において、ヒンジ37によって固定天板13に回動自在に取り付けられている。
尚、可動天板15は常時は図1、9に示す固定ネジ39によって回動自由端側が固定天板15に固定されているが、ユーティリティ機器5の配線時等において、上記固定ネジ39を外して、上記閉塞状態から拡開状態へと、姿勢を変更して配線作業等を行い易くする。
又、上記天板部2には上記ユーティリティスペース7の右側方の空間部21を利用してプッシュオープン・クローズタイプの浅底の引出し41が設けられている。
この他、可動天板15の奥部の左右コーナ部付近には丸穴状の配線用開口33Bが2個設けられており、可動天板15上に載置される図示しない他のユーティリティ機器から繰り出された電気配線L等を上記配線用開口33Bから下方の配線スペース35に導くことができるように構成されている。
尚、上記配線用開口33Bには図5に示すように一例としてU字状に切り欠かれた指掛け部43aを備えたキャップ43が装着されるようになっている。
側板部3は左右2枚の側板45L、45Rと、これらの側板45L、45Rの前端面と後端面とに宛われる前妻板47と、後妻部49とを備える平面視コの字形状をした部材である。
そして、上記側板部3は対向するように左右に2組設けられており、上記前妻部47と後妻部49とを設けることによって上記天板部2を支える脚部としての機能を有するように構成されている。
又、上記天板部2の奥部寄りの下面には左右両端の側板部3L、3R間に架け渡されるように配線ボックス51が設けられている。配線ボックス51は、幅が1700〜1750mm程度、奥行きが150〜200mm程度、高さが約440mmの角箱状の部材である。
又、配線ボックス51の背面は開放されていて、図7に示す2枚の脱着パネル53によって脱着状態を切り替えることができるようになっている。
尚、上記配線ボックス51の背面に対する上記脱着パネル53の装着は図示しないローラキャッチを使用して一例として行われており、脱着パネル53の脱着作業を容易にする手掛り55が図8に示すように脱着パネル53の下端部に形成されている。
配線ボックス51の外観に現れる前面と、上記脱着パネル53は一例として無垢のタモ材によって形成されており、その表面には上記天板部2及び側板部3と同様、ウレタンオイル仕上げが施されている。
又、配線ボックス51は図6に示すように補強用の仕切り壁57によって左右2室に区画されており、配線ボックス51の上面の両端部には上方の配線スペース35と連通する配線用開口33Cが形成されている。
又、配線ボックス51の下面の両端部にも図3、4に示すように配線ボックス51内に導かれた電気配線L等を外部に引き出すための配線用開口33Dが形成されている。
又、上気仕切り壁57の一部にも図6に示すように区画された配線ボックス51の左右の2室を連通するための連絡用の配線開口33Eが形成されている。
そして、配線ボックス51はユーティリティスペースを備えた机1の外観に電気配線L等が露出しないようにする配線処理スペースとしての機能と、天板部2と側板部3との結合状態をより強固にしてユーティリティスペースを備えた机1の剛性を高める補強部材としての機能を有している。
ユーティリティパネル11は上記開口部9を塞ぐ大きさの矩形平板状の部材で上記可動天板15と同じ板厚の同じ材料の無垢のタモ材によって形成されており、その表面には可動天板15と同様のウレタンオイル仕上げが施されている。
又、ユーティリティパネル11の裏面には一例として3mm厚の小粒タイプのコルクシート59がユーティリティパネル11の裏面に形成されている凹部61に落し込まれた状態で貼設されている。
又、ユーティリティパネル11の裏面の回動自由端から30mm程度内側に入った位置にユーティリティスペース7の前面開口を閉塞するための前板63が設けられており、該前板63の左端部に上述した係合穴31と係合するロックバー29aを備えたシリンダー錠29が取り付けられている。
又、ユーティリティパネル11の裏面の回動基端の左右両端部にはダンパーヒンジ32が取り付けられており、該ダンパーヒンジ32の操作部材32bを区画壁27の左側の側壁27Lに取り付けられている受け部材32aに接続することによって、ユーティリティパネル11から不用意に手を離した場合でもユーティリティパネル11はゆっくりと閉まり、ユーティリティパネル11のスムーズな拡開動作を可能にしている。
尚、ユーティリティパネル11の拡開角度θは約105°であり、ユーティリティパネル11を拡開した状態が保持されるようになっている。
この他、図示のユーティリティスペースを備えた机1にあっては、左右の側板部3L、3Rの後部コーナ部に平面視L字形状の回動式の目隠し板65L、65Rが取り付けられている。
該目隠し板65L、65Rは図11に示すようにスライド丁番67によって回動自在に側板45L、45Rの内壁面に接続されており、後妻板49の前面に設けられているマグネット69と吸着する金属プレート71が目隠し板65L、65Rの自由端の裏面に設けられている。
そして、上記側板部3の後部コーナ部と、上記目隠し板65とによって回まれた空間が配線補助スペース73になっている。
尚、上記目隠し板65L、65Rは側板部3L、3Rに取り付けられた状態で床面との間に5mm程度の隙間Sができるように取り付けられており、配線ボックス51の下面に形成されている配線用開口33Dから下方に繰り出された電気配線Lは上記配線補助スペース73を通って、下方の隙間Sから外部に引き出されるようになっている。
そして、側板部3の後部コーナ部と目隠し板65とが組み合わさった部分の外観は無垢の柱材のように見え、ユーティリティスペースを備えた机1の重厚感を向上させている。
以上の構成を基に本発明のユーティリティスペースを備えた机1の作用を(1)ユーティリティ機器を使用する場合と、(2)ユーティリティ機器を使用しない場合とに分けて説明する。
(1)ユーティリティ機器を使用する場合
ユーティリティ機器5を使用する場合には、シリンダー錠29に図示しないキーを差し込んでロックバー29aを係合部31から退去させる方向に回してロックを解除する。
次にユーティリティパネル11の前方に張り出している前端部を持ってユーティリティパネル11を上方に回動させて図1及び図2、3中、仮想線で示すように拡開状態にする。
そして、ユーティリティスペース7に現れたユーティリティ機器5の電源を入れて所望のユーティリティ作業を実行する。尚、ユーティリティパネル11を拡開することによって現れたコルクシート59にはメモ用紙等を画鋲等を使用して留めることができ、当該メモ用紙等を見ながらの文字入力等のユーティリティ作業ができるようになっている。
又、可動天板15上面に他のユーティリティ機器、例えばプリンタ等を設置する場合には、ユーティリティスペース7の左右の側壁27L、27Rに設けられている1口コンセント28、28を使用してプリンタ等への電源供給ができるようになっている。
(2)ユーティリティ機器を使用しない場合
通常の机上作業を行ったり、作業を終えて帰宅するような場合には、ユーティリティパネル11を図2、3中、実線及び図5に示すように閉塞状態にする。
この場合にはユーティリティ機器5の電源を落として収納可能な状態にし、拡開状態のユーティリティパネル11の上方に位置している前端部を持って、ユーティリティパネル11を下方に回動させて前板63の下面が固定天板13の上面に当接するまで倒して行く。
尚、本実施の形態ではダンパーヒンジ32が設けられているから、回動途中に不用意にユーティリティパネル11から手を離した場合でも、ユーティリティパネル11はゆっくりと閉塞方向に回動する。従って、急激なユーティリティパネル11の降下によって指を挟まれたりする不慮の事故の発生が未然に防止されている。
そして、シリンダー錠29に図示しないキーを差し込んでロックバー29aを突出させる方向に回してユーティリティパネル11の回動をロックする。
尚、ユーティリティパネル11を閉塞した状態では、ユーティリティパネル11の上面は可動天板15の上面と面一になり、可動天板15の一部として使用できるようになっている。
尚、本考案のユーティリティスペースを備えた机1は上記の形態に限定されず、その考案の要旨内での変更が可能である。例えば天板部2は二重天板構造に限らず、1枚の固定天板13ないし1枚の可動天板15のみによって構成されるものであっても構わない。そして、この場合にはユーティリティスペース7の底面を形成する棚板等を別途設けることが可能である。
又、ユーティリティスペース7に収納することのできるユーティリティ機器5としてはノート型パソコン5Aに限らず液晶テレビ、テレビゲーム、あるいはテレビ電話機能や双方向通信機能を有するモニタ付きの端末等、種々のユーティリティ機器5が適用可能である。
又、ユーティリティパネル11の裏面に貼設させるコルクシート59に代えてクリップボードやマグネットシートを貼設することも可能である。
又、本考案のユーティリティスペースを備えた机1は、役員室用の平机に限らず、一般の事務机や学校、図書館、会議室等に設置される種々のタイプの机に適用することが可能である。
本校案は、通常の机上作業とユーティリティ機器を使用したユーティリティ作業とを選択的に切り替えて実行することができる多機能机の製造、使用分野等で利用でき、特に電気配線等の露出を防止して机周りの美観を重視したい場合に利用可能性を有する。
本考案の実施の形態を示す図で、ユーティリティスペースを備えた机を示すユーティリティパネルを拡開した状態の斜視図である。 本考案の実施の形態を示す図で、ユーティリティスペースを備えた机を示すユーティリティパネルを閉塞した状態の正面図である。 本考案の実施の形態を示す図で、ユーティリティスペースを備えた机を示す図2中のA−A線における断面図である。 本考案の実施の形態を示す図で、ユーティリティスペースを備えた机を示す図2中のB−B線における断面図である。 本考案の実施の形態を示す図で、ユーティリティスペースを備えた机を示すユーティリティパネルを閉塞した状態の平面図である。 本考案の実施の形態を示す図で、ユーティリティスペースを備えた机を示す図2中のD−D線における断面図である。 本考案の実施の形態を示す図で、ユーティリティスペースを備えた机を示すユーティリティパネルを閉塞した状態の背面図である。 本考案の実施の形態を示す図で、ユーティリティスペースを備えた机を示す図3中のC部の拡大図である。 本考案の実施の形態を示す図で、ユーティリティスペースを備えた机を示す図3中のF部の拡大図である。 本考案の実施の形態を示す図で、ユーティリティスペースを備えた机を示す図4中のG部の拡大図である。 本考案の実施の形態を示す図で、ユーティリティスペースを備えた机を示す図2中のE−E線における断面図である。
符号の説明
1 (ユーティリティスペースを備えた)机
2 天板部
3 側板部
5 ユーティリティ機器
5A ノート型パソコン
6 マウス
7 ユーティリティスペース
9 開口部
11 ユーティリティパネル
13 固定天板
15 可動天板
17 キャスタ
19 サイドワゴン
21 空間部
23 枠台
27 区画壁
28 1口コンセント
29 シリンダー錠
29a ロックバー
31 係合穴
32 ダンパーヒンジ
32a 受け部材
32b 操作部材
33 配線用開口
35 配線スペース
37 ヒンジ
39 固定ネジ
41 引出し
43 キャップ
43a 指掛け部
45 側板
47 前妻板
49 後妻板
51 配線ボックス
53 脱着パネル
55 手掛り
57 仕切り壁
59 コルクシート
61 凹部
63 前板
65 目隠し板
67 スライド丁番
69 マグネットラッチ
71 金属プレート
73 配線補助スペース
L 電気配線
θ 拡開角度
S 隙間

Claims (6)

  1. 天板部と、天板部の下方に対向配置されている左右2組の側板部のみによって基本的な構造躯体が形成されている机において、
    上記天板部には天板部の一部を開口することによって、ユーティリティ機器を収納しておくことができるユーティリティスペースが形成されており、上記開口部にはユーティリティ機器を使用する場合に上方に起こして拡開状態にし、ユーティリティ機器を使用しない場合に手前に倒して閉塞状態にする回動式のユーティリティパネルが設けられていることを特徴とするユーティリティスペースを備えた机。
  2. 上記ユーティリティスペースはノート型パソコンの収納及び使用スペースであることを特徴とする請求項1記載のユーティリティスペースを備えた机。
  3. 上記天板部は上記左右2枚の側板部の上端面に固定される固定天板と、該固定天板の上方に配置される開閉可能な可動天板とを備える二重天板構造であり、
    上記可動天板の下面には上記固定天板との間に空間部を形成する枠台が取り付けられており、上記空間部の一部を利用して上記ユーティリティスペースが形成されていることを特徴とする請求項1または2記載のユーティリティスペースを備えた机。
  4. 上記側板部は左右2枚の側板と、これらの側板の前端面と後端面に宛われる前妻板と、後妻板とを備える平面視コの字形状に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のユーティリティスペースを備えた机。
  5. 上記天板部の奥部寄りの下面には左右両端の側板部間に架け渡される配線ボックスが設けられており、上記ユーティリティスペース後方の天板部の空間には配線スペースが形成されていて、天板部の上面と、ユーティリティスペースの後面と、上記配線ボックスの上下面にはユーティリティ機器等から繰り出される電気配線を連通させるための配線用開口が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のユーティリティスペースを備えた机。
  6. 上記左右の側板部の後部コーナ部には平面視L字形状の回動式の目隠し板が取り付けられており、上記側板部の後部コーナ部と、目隠し板とによって囲まれた空間が配線補助スペースとして使用されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のユーティリティスペースを備えた机。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011024629A (ja) * 2009-07-21 2011-02-10 Okamura Corp テーブル装置
WO2011126325A3 (ko) * 2010-04-07 2012-03-15 Kim Seong Yoon 바른 자세를 위한 책상 및 그 책상을 구비하는 시스템가구
US8925469B2 (en) 2010-05-28 2015-01-06 Steelcase Inc. Grommet assembly for work surfaces
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