JP3143983U - 除水策を施した巻き取り装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】巻き取りパイプ内に滞留した雨水を効率よく排出してパイプにかかる負担をなくし、錆の発生などを未然に防止する巻き取り装置を提供する。
【解決手段】出力軸に巻き取りパイプの貫通孔と合致し且つ締め付けネジを挿通する挿孔を穿つとともに、挿孔に相対して除水孔を出力軸に形成する。出力軸の内側段部に、除水孔の位置まで延び且つ巻き取りパイプの先端部が当接する係止部を突設し、挿孔と貫通孔を通る締め付けネジを緊締して固定された巻き取りパイプ内の滞留水を前記除水孔から外部へと排出する。
【選択図】図1
【解決手段】出力軸に巻き取りパイプの貫通孔と合致し且つ締め付けネジを挿通する挿孔を穿つとともに、挿孔に相対して除水孔を出力軸に形成する。出力軸の内側段部に、除水孔の位置まで延び且つ巻き取りパイプの先端部が当接する係止部を突設し、挿孔と貫通孔を通る締め付けネジを緊締して固定された巻き取りパイプ内の滞留水を前記除水孔から外部へと排出する。
【選択図】図1
Description
本考案は、温室における除水策を施した巻き取り装置に関する。
温室シートを巻き取り・巻き戻す巻き取りパイプは、温室の外部に設置した巻き取り装置に取り付けたハンドルを操作して駆動する方法が一般的である(例えば特許文献1参照)。
意匠登録第1310845号公報(使用状態を示す参考図)
巻き取り装置は温室の妻側に設置した支持棒に伝達具を昇降自在に取り付け、入力側にあるハンドルをつかんで操作すると伝達具内の伝動機構を介して出力側にある巻き取りパイプが回動することによりシートが巻き取り巻き戻しされる構成を採る。巻き取りパイプは伝達具の出力軸に係合し、出力軸とはネジ止めされているため雨水などは簡単にパイプ内部に浸入しない筈であるが、長期使用中には出力軸との係合個所や不測に生じた傷痕などから入った水分が滞留することがあり、このためパイプ全体が重くなってシートの巻き取り巻き戻しがスムースになされなかったり、湿気によりパイプの内部に錆を発生するに至るなどの問題があった。本考案は簡単な構造によって、パイプ内部に浸入した雨水などの水分を除去することができる除水策を施した巻き取り装置を提供することを目的とするものである。
すなわち本考案は、支持棒上を昇降する伝達具より突出した出力軸に巻き取りパイプを嵌合し、巻き取りパイプにシートを掛装し、前記出力軸に巻き取りパイプの貫通孔と合致し且つ締め付けネジを挿通する挿孔を穿つとともに、挿孔に相対して除水孔を出力軸に形成し、出力軸の内側段部に、前記除水孔の位置まで突出し且つ巻き取りパイプの先端部が当接する係止部を突設し、挿孔と貫通孔を通る締め付けネジを緊締して固定された巻き取りパイプ内の滞留水が前記除水孔から外部へと排出するものであることを特徴としている。
出力軸内に位置する巻き取りパイプの先端部は係止部に当接するため出力軸の段部との間に隙間が生じ、このため巻き取りパイプにある滞留水はパイプ先端より出て出力軸の除水孔より排出される。故に巻き取りパイプ内の雨水などの水分は滞ることがないためパイプ内に錆が発生したり腐食するなどのおそれはなく、また滞留水によってパイプ重量が増すこともないため巻き取り装置には余分な負荷がかゝらず、したがってシートを張設した巻き取りパイプの巻き取り巻き戻し作業をスムースに行うことができる。
図面に基づき本考案の実施形態を説明すると、図1において10は出力軸で、伝達具20に回動自在に取り付けられ、出力軸10と反対側には入力軸30が取り付けられている。そして入力軸30にはハンドル31が接合され、ハンドル31を操作すると入力軸30が回動し、伝達具20を介して出力軸10が回動する。伝達具20は支持棒40上を昇降し、支持棒40は温室(不図示)の妻側に立設されるものであり、前記出力軸10に巻き取りパイプ50が嵌合し、巻き取りパイプ50に透明のシート60が掛装される。なお伝達具20の伝動機構などは周知機構を採用でき、したがって詳細については説明を省略する。
図2は出力軸10、巻き取りパイプ50を示すもので、出力軸10には挿孔11が上下に形成されていて巻き取りパイプ50の上下の貫通孔51と合致し、締め付けネジ70が挿孔11、貫通孔51に挿通される。
出力軸10には、挿孔11と相対する個所の上下に除水孔12が形成されている。除水孔12は前記伝達具20寄りに形成され、径の大きさは挿孔11と同程度でよい。出力軸10の細径部13は伝達具20に挿入固定され、取り付け後は伝達具20がカバーとなるので外見されない。細径部13が存在するため出力軸10の内側は当然ながら段部14が形成され、この段部14に巻き取りパイプ50の先端部50aが当接する係止部15が除水孔12とは齟齬する位置に突設されている。
図3は出力軸10に巻き取りパイプ50を嵌合した状態を示している。出力軸10に嵌合された巻き取りパイプ50は先端部50aが本来段部14に直接するところであるが、係止部15が存在するため係止部12がストッパーとなって段部14との間に隙間15が生ずることとなる。係止部12は除水孔12とは齟齬する位置に突設されているため巻き取りパイプ50に浸入した雨水などは出力軸10内に滞留することはなく、除水孔12から外部へと排出される。締め付けネジ70を挿孔11、貫通孔51に挿通し、出力軸10の外側に突出した個所にナット70aがあるので緊締すれば巻き取りパイプ50は出力軸10に確固として固定される。
すなわち巻き取りパイプ50は、出力軸10に連動して巻き取り巻き戻しされるものであるから、その都度除水孔12も回動して巻き取りパイプ50から排出された滞留水が出力軸10の回転による遠心力で除水孔12から飛散させられる結果、巻き取りパイプ50の水分は除去され、同時に出力軸10にも滞ることはないという一石二鳥的機能を発揮できる。
10 出力軸 11 挿孔 12 除水孔 14 段部
15 係止部 20 伝達具 40 支持棒 50 巻き取りパイプ
51 貫通孔 60 シート 70 締め付けネジ
15 係止部 20 伝達具 40 支持棒 50 巻き取りパイプ
51 貫通孔 60 シート 70 締め付けネジ
Claims (1)
- 支持棒上を昇降する伝達具より突出した出力軸に巻き取りパイプを嵌合し、巻き取りパイプにシートを掛装し、前記出力軸に巻き取りパイプの貫通孔と合致し且つ締め付けネジを挿通する挿孔を穿つとともに、挿孔に相対して除水孔を出力軸に形成し、出力軸の内側段部に、前記除水孔の位置まで延び且つ巻き取りパイプの先端部が当接する係止部を突設し、挿孔と貫通孔を通る締め付けネジを緊締して固定された巻き取りパイプ内の滞留水が前記除水孔から外部へと排出するものであることを特徴とする除水策を施した巻き取り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008003677U JP3143983U (ja) | 2008-05-02 | 2008-05-02 | 除水策を施した巻き取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008003677U JP3143983U (ja) | 2008-05-02 | 2008-05-02 | 除水策を施した巻き取り装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3143983U true JP3143983U (ja) | 2008-08-14 |
Family
ID=43293874
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008003677U Expired - Fee Related JP3143983U (ja) | 2008-05-02 | 2008-05-02 | 除水策を施した巻き取り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3143983U (ja) |
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2008
- 2008-05-02 JP JP2008003677U patent/JP3143983U/ja not_active Expired - Fee Related
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