JP3143847U - 回転式折り畳み椅子 - Google Patents
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Abstract
【課題】回転式折り畳み椅子を提供する。
【解決手段】修飾棒6底部の二凸棒は、前脚フレーム1嵌槽の二鋭角内にそれぞれ嵌設し、これにより該凸棒は上方前脚フレーム1のヘムの固定を受け、また該ヘムは修飾棒6頂点面と該凸棒の間に囲まれ、こうして修飾棒6湾曲状側面と該ヘムは密着し、修飾棒6が嵌設後は、前脚フレーム1は離脱しにくい。また、椅子脚クッション8のクッション部表面の二陥没面は、前脚フレーム1と該後脚フレームの両側ヘムの端面をその上に圧迫固定し、こうして折り畳み椅子と着席者の総重量は、該陥没面に平均に分散する。さらに、椅子脚フレームの表面は固定部の溝に緊密に嵌設する他、さらにリベット83により両者を確実に固定することができる。クッション部の二陥没面及び固定部と椅子脚フレーム表面の接合に基づき、3点サポートを構成し、椅子脚クッション8の耐荷重力を向上させることができる。
【選択図】図18
【解決手段】修飾棒6底部の二凸棒は、前脚フレーム1嵌槽の二鋭角内にそれぞれ嵌設し、これにより該凸棒は上方前脚フレーム1のヘムの固定を受け、また該ヘムは修飾棒6頂点面と該凸棒の間に囲まれ、こうして修飾棒6湾曲状側面と該ヘムは密着し、修飾棒6が嵌設後は、前脚フレーム1は離脱しにくい。また、椅子脚クッション8のクッション部表面の二陥没面は、前脚フレーム1と該後脚フレームの両側ヘムの端面をその上に圧迫固定し、こうして折り畳み椅子と着席者の総重量は、該陥没面に平均に分散する。さらに、椅子脚フレームの表面は固定部の溝に緊密に嵌設する他、さらにリベット83により両者を確実に固定することができる。クッション部の二陥没面及び固定部と椅子脚フレーム表面の接合に基づき、3点サポートを構成し、椅子脚クッション8の耐荷重力を向上させることができる。
【選択図】図18
Description
本考案は折り畳み椅子に関する。特に構造が堅固で、外観が美しい回転式折り畳み椅子に係る。
公知の前脚フレームと修飾棒の構造断面図である図1、公知の前脚フレームと修飾棒の立体分解図である図2に示すように、前脚フレームAは連続した表面A1、ダブルヘムA2を含む。該ダブルヘムA2は該表面A1の両辺に対称設置し、該表面A1と該ダブルヘムA2は一体に成型する。該ダブルヘムA2の端面輪郭はアーチ形を呈し、しかも該表面A1に近い該ダブルヘムA2は特別に該表面A1中央へと向かい傾斜するため、該表面A1と該ダブルヘムA2の間にはそれぞれ鈍角を形成する。これにより該連続した表面A1と該ダブルヘムA2の間には連続した嵌槽を形成する。該嵌槽はいわゆる修飾棒と結合する。修飾棒Bの形状は該嵌槽の形状と対応し、その端面から見ると、頂点面B1、底面B2及びいささか弧状を呈する二側面B3を含む。該修飾棒Bが該前脚フレームAに結合する方式は以下の通りである。該修飾棒B底面B2に接着剤を塗布し、該修飾棒Bを該嵌槽内に直接接着し、該修飾棒B二側面B3と該前脚フレームAダブルヘムA2の接着により、該修飾棒Bを結合する。しかし、この種の修飾棒を接着する方式には、しばしば以下の問題が発生する。接着剤の塗布が不完全なことにより、修飾棒のある部分が盛り上がり、嵌槽と分離する。長期間椅子を使用すると、接着剤が粘性を失うため、修飾棒が脱落する。よって、本考案者は改良の必要を認識するものである。
本考案者はかつて図3に示す椅子脚クッションを設計した。該椅子脚クッションはゴム材質のクッション部Cを備え、該クッション部C上にはU形係合部を嵌設結合する。該U形係合部は硬質で、波浪状の二棒体Dを備える。該椅子脚クッションと折り畳み椅子脚フレームEの接続設置時には、該二棒体Dをそれぞれ該折り畳み椅子脚フレームEの二中空ヘムE1内に嵌入し、波浪状の棒体Dにより、該ヘムE1内面において固定し、これにより該折り畳み椅子脚フレームEと椅子クッションは結合する。しかし、製造過程において、該構造は椅子脚クッションの折り畳み椅子脚フレームEからの離脱を回避することはできるが、椅子脚クッションのヘムE1が該棒体Dに嵌設する時には、該ヘムE1の端面は該クッション部C表面まで延びず接触することができない(すなわち、該ヘムE1はオーバーハング状態)ことが発見された。よって、該二ヘムE1端面にとっては、サポート面がないことになり、これにより該ヘムE1内部に緊密に固定する棒体Dは、該ヘムE1が伝達する圧力により切断し易い。また使用においては、ゴム材質のクッション部Cは金属に比べれば軟性に属するため、何度も地面と摩擦することにより摩損してしまい、該クッション部Cは地面と平均に接触不能となってしまう。これでは座った時に折り畳み椅子が揺れる状況を引き起こしてしまう。さらに、折り畳み椅子は通常は屋外における活動で使用されるが、長時間陽光にさらされることで、ゴム材質のクッション部Cと金属材質の棒体Dでは、熱膨張係数及び表面張力が異なるため、該クッション部Cが熱を受けた後、変形し易く、該棒体Dとの間に間隙を生じ易く、離脱し易い。よって、本考案者は椅子脚クッションのさらなる改良の必要性を認識するものである。
公知の折畳み式椅子の横方向サポートバーF、前脚フレームA、縦方向サポート片G、係合ほぞG1間の連結関係図である図4、図5に示すように、この対応の折畳み式椅子の座面クッションサポート点はそれぞれ座面クッションHと後脚フレームIの間、座面クッションHと係合ほぞG1の間、座面クッションHと横方向サポートバーFの間に位置する。よって四者の間の連結性は非常に重要である。
しかし本考案者の観察によれば、該座面クッションHは人体の重量を受け、しかも人体が座る姿勢を絶えず変えることにより、椅子は非常に大きな重量を受け止めることとなる。この時しばしば、該前脚フレームA上に連接する縦方向サポート片G上の係合ほぞG1は断裂し、或いは横方向サポートバーFは外側へと移動してしまう。このような状況が長くなると、椅子の座面クッションHと前脚フレームA、後脚フレームIの間の連結には緩みが発生する。もし該係合ほぞG1が外へと移動し、該座面クッションHがスムーズに該前脚フレームA内縁に向かい折り畳むことができなくなれば、もう一つの欠点となる。
また一般の折畳み式椅子の横方向サポートバーFは、両端が屈折し波浪状を形成する。該波の峰部分は前脚フレームA周縁のヘムA2に沿って溶接固定され、波の谷部分は延伸し、該前脚フレームAの溝内に溶接固定され、該横方向サポートバーFと該前脚フレームAの間は、波浪状のサポートバー両端により接続設置される。該横方向サポートバーFと該前脚フレームAの間は非平面溶接であるため、曲面を備えるが、平面溶接に比べ困難である。もし、溶接人員の技術が未熟であれば、不良品ができてしまう恐れがある。また該横方向サポートバーFの該座面クッションHへの緩みは、主要なサポートを失ってしまうとも言え、もし該係合ほぞG1上方のリベットまでが緩んだなら、着席者にとっては非常に危険である。よって、本考案はさらなる改良の必要性を認識するものである。
図7に示すように、一般の折畳み式椅子の前脚フレームAと後脚フレームIの可動接続位置には連接棒Jを備える。該連接棒J一端は該後脚フレームIに固定し、反対端は該座面クッションH外側に可動接続する。該前、後脚フレームA、Iを折り畳み合わせる時、もともと展開された座面クッションHは該連接棒Jの牽引され、折り畳まれた後の該前、後脚フレームA、Iの方向に向かい移動する。該連接棒Jの作用は、連接用だけではなく、同時に該座面クッションHサポート力を強化する機能をも備える。しかし、メーカーは通常、この種の連接棒Jを細長い柄状に製造するため、体重が比較的重い人が折り畳み椅子に座ると、該座面クッションHと該後脚フレームIの連接力不足が発生し、構造が緩む状況を招く。よって、該連接棒Jの構造に対して改良を加える必要がある。
本考案の第一の目的は、修飾棒と前脚フレームに対して改良を加え、両者間は、嵌合方式により、接着方式による組み立て方式に置換し、しかも堅固に結合可能な効果を達成する。
本考案の第二の目的は、椅子脚クッションに対して改良を加え、加工成型が容易で、折り畳み椅子に迅速かつ堅固に設置可能な椅子脚クッションを設計する。
本考案の第三の目的は、係合ほぞと横方向サポートバーの間の相互係合と定位の構造に対して改良を加え、これにより縦方向サポート片下方の係合ほぞは、座面が過度の重量を受け、或いは使用者の座る姿勢の改変によって、横方向サポートバーに向かい外側へと偏りスライド移動する。
本考案の第四の目的は、連接棒の構造に対して改良を加え、これにより座面クッションと後脚フレームは、強度が比較的高い連接棒により連接され、こうして折り畳み椅子の構造強度を確保することができる回転式折り畳み椅子を提供する。
上記第一の目的を達成するため、本考案前脚フレーム表面に近い該側ヘムの下縁はヘム中央方向に向かい内縮し、これにより表面と二ヘムの間にはそれぞれ鋭角を形成し、表面と二ヘムの間はこうして連続した嵌槽を形成し、修飾棒を嵌設し、該修飾棒の形状は該嵌槽端面と相互に対応し、該修飾棒は該修飾棒中央に向かい湾曲する二側面及び底面を含み、該底面と該二側面の間には連続した凸棒を形成し、該修飾棒と該前脚フレームの組み立て方式は、修飾棒を該嵌槽内に嵌まり、こうしてその二側面は該二ヘムに密着し、該二凸棒は該前脚フレームと該ヘムの間の鋭角に嵌設され、これにより修飾棒は該嵌槽内において堅固に嵌設される。
上記第二の目的を達成するため、本考案はアルミプレスの手段により一体成型の椅子脚クッションを製造し、該椅子脚クッションはクッション部及び該クッション部表面に傾斜設置する固定部を含み、該固定部は溝を備え、該固定部を厚弁と薄弁に分け、該固定部両側のクッション部表面には二陥没面を開設し、椅子脚クッションと前、後脚フレームの組み立て方式(前脚フレームを例とする)は、先ず該前脚フレーム表面を該固定部溝に嵌設し、これにより該固定部の厚弁は該二ヘムの間の槽道に伸び入り、該固定部の薄弁は該表面の背面に密着し、該二ヘムの端面は該クッション部表面の二陥没面とそれぞれ接触し、さらに複数のリベットにより、固定部及び脚フレーム表面を通過穿設し、こうして椅子脚クッションは前脚フレーム下端面に固定される。
上記第三の目的を達成するため、本考案は横方向サポートバーを設計し、その両端部は圧迫扁平され屈曲し屈曲面を形成し、該屈曲面外側表面は平坦で、該前脚フレームの2本の長棒の内側に均一に溶接固定され、こうして横方向サポートバーが前脚フレームから離脱する問題を解決することができ、該横方向サポートバーのバー体は座面クッション下方に横に設置し、屈曲した角位置には弧状の突出面を成型し、椅子を展開後は、縦方向サポート片の係合ほぞは該横方向サポートバー両端の弧状突出面内縁において固定し、超過せず、該横方向サポートバーの弧状突出面と該座面クッション側辺の間の間隙は大きくないため、該縦方向サポート片の係合ほぞを経由した係合固定により、椅子は非常に大きな重量を支えることができるようになり、使用者が椅子上において動き回っても、係合ほぞは微小な距離を移動するだけで、横方向サポートバーの弧状突出面を離脱することはない。
上記第四の目的を達成するため、本考案は公知の連接棒より厚い構造強化棒を提供し、この構造強化棒は該前脚フレームと該後脚フレームの可動接続位置に設置し、両端は座面クッション枠外側と後脚フレーム上にそれぞれ連結し、その中間部分には該後脚フレーム二ヘムに向かい屈曲するストッパー縁を備える。
請求項1の考案は、背もたれ板、座面クッション、相互に可動接続する前脚フレームと後脚フレームを含み、
該前脚フレームと該後脚フレームは共に連続した表面と、該表面に対称設置する二ヘムを備え、該表面と該二ヘムの間には連続した嵌槽を形成し、該嵌槽内には修飾棒を設置し、
該前脚フレームと該後脚フレーム端部にはそれぞれ椅子脚クッションを設置し、
横方向サポートバーの両端は、該前脚フレームと接続し、該座面クッション両側には縦方向サポート片をそれぞれ設置し、該縦方向サポート片一端は該座面クッション側辺に接続設置し、反対端は該前脚フレームと接続し、その特徴は、
該前脚フレーム表面に近い該側ヘムの下縁は該ヘム中央方向に向かい内縮し、これにより該表面と該二ヘムの間にはそれぞれ鋭角を形成し、これにより該修飾棒は該修飾棒中央に向かい湾曲する二側面と底面を含み、該底面と該二側面の間には連続した凸棒をそれぞれ形成し、該二凸棒は該二鋭角内にそれぞれ嵌設し、該二側面は該二ヘムにそれぞれ密着し、
該相互に可動接続する前脚フレームと後脚フレームの間には構造強化棒を備え、該構造強化棒は該後脚フレームの二ヘムに向かい屈曲するストッパー縁を備え、
該椅子脚クッションは底面にキャスターを備えるクッション部、及び該クッション部表面に傾斜し設置する固定部を含み、該固定部は溝を備え、該固定部を二弁に分け、該固定部両辺の該クッション部表面には二陥没面を備え、該前脚フレームと該後脚フレームの表面は該二弁固定部の間の溝内に嵌設され、こうして該二ヘム端面は該二陥没面にそれ接触し、
該横方向サポートバーの両端は圧迫され屈曲面を形成し、該屈曲面と該前脚フレーム内側面は接続し、該屈曲した角位置には弧状の突出面を形成し、該縦方向サポート片下方には係合ほぞを設置し、椅子の展開時には、該係合ほぞは該横方向サポートバーの弧状の突出面内側において係合固定することを特徴とする回転式折り畳み椅子としている。
請求項2の考案は、前記椅子脚クッションの固定部と該前脚フレーム及び該後脚フレームの表面の間は、さらにリベットにより固定することを特徴とする請求項1記載の回転式折り畳み椅子としている。
請求項3の考案は、前記二弁固定部は厚弁と薄弁を含み、該厚弁は該前脚フレームと該後脚フレームの該表面に密着し、該薄弁は該前脚フレームと該後脚フレームの背面に密着することを特徴とする請求項1記載の回転式折り畳み椅子としている。
該前脚フレームと該後脚フレームは共に連続した表面と、該表面に対称設置する二ヘムを備え、該表面と該二ヘムの間には連続した嵌槽を形成し、該嵌槽内には修飾棒を設置し、
該前脚フレームと該後脚フレーム端部にはそれぞれ椅子脚クッションを設置し、
横方向サポートバーの両端は、該前脚フレームと接続し、該座面クッション両側には縦方向サポート片をそれぞれ設置し、該縦方向サポート片一端は該座面クッション側辺に接続設置し、反対端は該前脚フレームと接続し、その特徴は、
該前脚フレーム表面に近い該側ヘムの下縁は該ヘム中央方向に向かい内縮し、これにより該表面と該二ヘムの間にはそれぞれ鋭角を形成し、これにより該修飾棒は該修飾棒中央に向かい湾曲する二側面と底面を含み、該底面と該二側面の間には連続した凸棒をそれぞれ形成し、該二凸棒は該二鋭角内にそれぞれ嵌設し、該二側面は該二ヘムにそれぞれ密着し、
該相互に可動接続する前脚フレームと後脚フレームの間には構造強化棒を備え、該構造強化棒は該後脚フレームの二ヘムに向かい屈曲するストッパー縁を備え、
該椅子脚クッションは底面にキャスターを備えるクッション部、及び該クッション部表面に傾斜し設置する固定部を含み、該固定部は溝を備え、該固定部を二弁に分け、該固定部両辺の該クッション部表面には二陥没面を備え、該前脚フレームと該後脚フレームの表面は該二弁固定部の間の溝内に嵌設され、こうして該二ヘム端面は該二陥没面にそれ接触し、
該横方向サポートバーの両端は圧迫され屈曲面を形成し、該屈曲面と該前脚フレーム内側面は接続し、該屈曲した角位置には弧状の突出面を形成し、該縦方向サポート片下方には係合ほぞを設置し、椅子の展開時には、該係合ほぞは該横方向サポートバーの弧状の突出面内側において係合固定することを特徴とする回転式折り畳み椅子としている。
請求項2の考案は、前記椅子脚クッションの固定部と該前脚フレーム及び該後脚フレームの表面の間は、さらにリベットにより固定することを特徴とする請求項1記載の回転式折り畳み椅子としている。
請求項3の考案は、前記二弁固定部は厚弁と薄弁を含み、該厚弁は該前脚フレームと該後脚フレームの該表面に密着し、該薄弁は該前脚フレームと該後脚フレームの背面に密着することを特徴とする請求項1記載の回転式折り畳み椅子としている。
上記手段により完成された折り畳み椅子には以下の長所を備える。
1.修飾棒の二凸棒は鋭角内に嵌設し、凸棒は上方のヘムの固定を受け、またヘムは修飾棒頂点面と凸棒の間に囲まれ、こうして修飾棒湾曲状側面とヘムは密着し、修飾棒が嵌設後は、前脚フレームは離脱しにくい。
2.本考案椅子脚クッションのクッション部表面の二陥没面は、前脚フレームと後脚フレームの両側ヘムの端面をその上に圧迫固定し、こうして折り畳み椅子と着席者の総重量は陥没面に平均に分散する。さらに、椅子脚フレームの表面は固定部の溝に緊密に嵌設する他、さらにリベットにより両者を確実に固定することができる。クッション部の二陥没面及び固定部と椅子脚フレーム表面の接合に基づき、3点サポートを構成し、椅子脚クッションの耐荷重力を向上させることができる。
3.本考案が改良する横方向サポートバーは、両端が平坦な表面であるため、前脚フレームとの間の溶接は比較的容易で、より確実に溶接固定することができる。この他、横方向サポートバー両端屈曲位置には弧状の突出面をそれぞれ形成し、係合ほぞが外側へとスライド移動することを防止可能である。
4.本考案が改良した構造強化棒は、より厚い本体を備えるが、後脚フレームが座面クッション枠を牽引するフレキシビリティには影響を及ぼさない。しかも体重が比較的重い人が折り畳み椅子に座った時、座面クッション枠と後脚フレームの間の強力な連結により、着席者はより良い安定感を感じることができ、構造強化棒のストッパー縁は、展開した後脚フレームを助け、ストッパーとなり、着席者の体重を支えることができる。
1.修飾棒の二凸棒は鋭角内に嵌設し、凸棒は上方のヘムの固定を受け、またヘムは修飾棒頂点面と凸棒の間に囲まれ、こうして修飾棒湾曲状側面とヘムは密着し、修飾棒が嵌設後は、前脚フレームは離脱しにくい。
2.本考案椅子脚クッションのクッション部表面の二陥没面は、前脚フレームと後脚フレームの両側ヘムの端面をその上に圧迫固定し、こうして折り畳み椅子と着席者の総重量は陥没面に平均に分散する。さらに、椅子脚フレームの表面は固定部の溝に緊密に嵌設する他、さらにリベットにより両者を確実に固定することができる。クッション部の二陥没面及び固定部と椅子脚フレーム表面の接合に基づき、3点サポートを構成し、椅子脚クッションの耐荷重力を向上させることができる。
3.本考案が改良する横方向サポートバーは、両端が平坦な表面であるため、前脚フレームとの間の溶接は比較的容易で、より確実に溶接固定することができる。この他、横方向サポートバー両端屈曲位置には弧状の突出面をそれぞれ形成し、係合ほぞが外側へとスライド移動することを防止可能である。
4.本考案が改良した構造強化棒は、より厚い本体を備えるが、後脚フレームが座面クッション枠を牽引するフレキシビリティには影響を及ぼさない。しかも体重が比較的重い人が折り畳み椅子に座った時、座面クッション枠と後脚フレームの間の強力な連結により、着席者はより良い安定感を感じることができ、構造強化棒のストッパー縁は、展開した後脚フレームを助け、ストッパーとなり、着席者の体重を支えることができる。
本考案折り畳み椅子の立体図である図6に示すように、主に概ねコの字形を呈する前脚フレーム1、及び該前脚フレーム1と相互に可動接続する後脚フレーム2を含む。該前脚フレーム1と該後脚フレーム2の下端部にはそれぞれ椅子脚クッション8を設置する。該前脚フレーム1内側の中段位置には、座面クッション3を可動接続し、該座面クッション3下方には横方向サポートバー4を備える(図18参照)。該前脚フレーム1内側の上縁には背もたれ板5を固定する。該前脚フレーム1と該後脚フレーム2は、相互に交差し地面に立ち、或いは相互に積み重なることができ、こうして該座面クッション3は平坦に展開され或いは収納される。内、該前脚フレーム1表面には修飾棒6を結合し、椅子の美観を向上させることができる。
本考案前脚フレーム1、背もたれ板5、修飾棒6の局部分解図、及び分解断面図である図8、図9に示すように、該前脚フレーム1は連続した表面11と二ヘム12を含む。該二ヘム12は該表面11の両辺に対称設置し、該表面11と該二ヘム12は一体に成型する。該表面11に近い該ヘム12の下縁は該ヘム12中央方向に向かい内縮し、これにより該表面11と該二ヘム12の間にはそれぞれ鋭角を形成する。これにより該連続した表面11と該二ヘム12の間には連続した嵌槽が形成される。該修飾棒6の形状は該嵌槽の形状と対応し、該修飾棒6端面は中央に向かい屈曲するに側面61と底面62を含む。該底面62と該二側面61の間には、連続した凸棒63をそれぞれ形成する。
図8、該前脚フレーム1に修飾棒6を組み立てる作動図である図10、図11に示すように、組み立ての第一ステップは、該背もたれ板5を点溶接方式で該前脚フレーム1内縁に結合することである。第二ステップは、該修飾棒6の組み立てである。先ず、該修飾棒6の屈曲側面61を、該前脚フレーム1のどちらか一方のヘム12に密着させる。続いて第三ステップでは、該修飾棒6に圧力を加える。これにより、その反対の側面61は該前脚フレーム1のもう一方のヘム12に密着し、該修飾棒6底面62と該二側面61間の凸棒63は、該前脚フレーム1表面11とヘム12の間の鋭角内に嵌入される。該凸棒63と鋭角の嵌合及び該側面61と該ヘム12の密着により、該修飾棒6は該前脚フレーム1嵌槽内に堅固に結合され、脱落しにくくなる。
図12は本考案折り畳み椅子の椅子脚クッションの立体図である。図12〜図14に示すように、該椅子脚クッション8はアルミプレス製で、一体に成型するクッション部81と固定部82を含む。該クッション部81底面は平面で、地面との接触に用いる。端面が傾斜を定知る前、後脚フレーム1、2への該椅子脚クッション8の組み立ての便のため、該固定部82は該脚フレームの方向に対応し、該クッション部81表面において傾斜設置する。該固定部82両側のクッション部81表面には、陥没面811をそれぞれ解説し、別に該固定部82は厚弁821と薄弁822の二枚に切断し、こうして該厚弁821と該薄弁822の間に溝823を形成する。
本考案椅子脚クッションと前脚フレーム及び後脚フレームの立体分解図である図13に示すように、該前脚フレーム1と該後脚フレーム2の端面形状は相同で、共に表面11、及び該表面11の両辺にそれぞれ設置するヘム12を備える。該二ヘム12と該表面11の間には槽道を形成する。該前、後脚フレーム1、2端面の形状は相同であるため、以下は該前脚フレーム1を例として組み立て例を説明する。組み立て時には、該椅子脚クッション8の傾斜した固定部82を傾斜した該前脚フレーム1槽道に対応させ、さらに該前脚フレーム1表面11を該固定部82の溝823に嵌設する。これにより該固定部82の厚弁821は該二ヘム12の間の槽道に伸び入り、該表面11に密着し、該固定部82の薄弁822は該表面11の背面に密着し、該二ヘム12の端面は、該クッション部81表面の二陥没面811とそれぞれ接触する。さらに、複数のリベット83により、該固定部82の薄弁822、該前脚フレーム1の表面11、該固定部82の厚弁821を順番に貫通し、こうして該椅子脚クッション8は該前脚フレーム1下端面に固定される。該固定部82はカットされ、該薄弁822を形成するため、該前脚フレーム1と該後脚フレーム2を重ね折り畳む時にも、露出した固定部82が厚過ぎることで、干渉を招くことを回避することができる。該後脚フレーム2と該椅子脚クッション8の組み立て方式は、該前脚フレーム1と相同であるため、ここでは記述しない。図6では、既に椅子脚クッション8が組み立てられた折り畳み椅子の全体を見ることができる。
図13、図15に示すように、該椅子脚クッション8の固定部82と該脚フレームの表面11はリベット83により固定する(図示a位置)。これにより折り畳み椅子の全体重量は、該前脚フレーム1と該後脚フレーム2の二ヘム12端面が該クッション部81の陥没面811上を圧迫することにより、確実に平均に分散される。こうしてa、b、c三ヶ所のサポートにより、本考案椅子脚クッション8は一般の折り畳み椅子の椅子脚クッションに比べ、3倍の荷重に耐えることができる。
本考案椅子脚クッション8の別種の実施例を、図16に示す。それは、該前脚フレーム1と該後脚フレーム2に組み立てる椅子脚クッション8下方にキャスター9を増設し、折り畳み椅子の移動を便利にするものである。その組み立て方式は、先ず該クッション部81底面にネジヤマ孔812を開設する。該ネジヤマ孔812は外側に近いクッション部81の底面に開設し、これにより折り畳み椅子の重心が不安定になり、倒れることを防止することができる。最後に該キャスター9を該ネジヤマ孔812に螺合し、図17に示すキャスターの組み立てが完成した折り畳み椅子の全体様式を完成する。
本考案折り畳み椅子の別の方向の立体図である図18に示すように、該座面クッション3は座面クッション枠31を備え、該座面クッション枠31下方には両端が該前脚フレーム1に接続する横方向サポートバー4を備える。該座面クッション枠31両側と該前脚フレーム1の間には、縦方向サポート片10を可動設置し、該縦方向サポート片10下端には係合ほぞ101を形成する。該横方向サポートバー4両端部は圧迫され屈曲し、屈曲面41を形成する。該屈曲面41は平坦表面で、該前脚フレーム1の内側面に溶接固定し、該屈曲面41と該横方向サポートバー4バー体の間の角は屈曲し、弧状の突出面42を形成する。該縦方向サポート片10は片体を呈し、一端はリベット83により該座面クッション枠31側辺に可動接続し、反対端は該前脚フレーム1内側面に可動設置し、該屈曲面41上方に位置する。図19に合わせて示すように、椅子が完全に展開されると、該縦方向サポート片10は縦方向を呈するようになるため、該係合ほぞ101は該弧状突出面42内側を固定し超過することはない。すなわち、弧状突出面42を備える横方向サポートバー4と係合ほぞ101を備える縦方向サポート片10は共に、該前脚フレーム1内側に位置し、該座面クッション枠31側辺から該弧状突出面42までの間は、わずかに微小な距離だけを隔てる。
本考案折り畳み椅子の前脚フレームと後脚フレーム可動接続位置の局部拡大図である図20に示すように、該前脚フレーム1と該後脚フレーム2の間には構造強化棒7を設置する。該構造強化棒7は一定の厚みを備え、その一端は該後脚フレーム2に固定し、反対端は該座面クッション枠31外側に可動接続する。該構造強化棒7中段位置には、該後脚フレーム2の二ヘム12に向かい屈曲するストッパー縁71を備える。該前、後脚フレーム1、2が折り畳まれ合わさる時、もともとは展開していた座面クッション枠31は、該構造強化棒7の牽引を受け、折り畳まれた後の該前、後脚フレーム1、2の方向に向かい移動する。該構造強化棒7は厚みのある本体を備えるが、該後脚フレーム2が該座面クッション枠31を牽引するフレキシビリティには影響を及ぼさない。体重が比較的重い人が折り畳み椅子に座った時、該座面クッション枠31と該後脚フレーム2の間の強力な連結により、着席者はより良い安定感を感じることができ、該構造強化棒7のストッパー縁71は、展開した後脚フレーム2を助け、ストッパーとなり、着席者の体重を支える。
上記を総合すると、本考案折り畳み椅子の優位は以下の通りである。嵌合式の修飾棒は伝統的な粘着方式に比べ便利で堅固で、椅子メーカーにとっては、顧客のニーズに合わせて、修飾棒の色を随時変更することができる。設計された椅子脚クッションはアルミプレス製であるため、一般の折り畳み椅子の椅子脚クッションのように、ゴム製であるため熱により熱膨張が起き、椅子脚クッションと椅子脚が分離する状況を心配する必要がない。しかも本考案の前脚フレームと後脚フレームの両側ヘムはクッション部上の陥没面をそれぞれ圧迫し、及び固定部を緊密に嵌設し、脚フレームにおいて固定するため、折り畳み椅子の全体重量は、二陥没面と固定部が表面に定位されることにより、3点のサポートを達成し、こうして一般の折り畳み椅子に比べ3倍の荷重に耐えることができる。さらに、クッション部底面にはネジヤマ孔を設置するため、使用者はキャスターを螺合することができ、折り畳み椅子を移動或いは引く時の便を図ることができる。横方向サポートバー両端は平坦な表面を形成し、これにより、前脚フレームとの間の溶接はより容易となり、確実に溶接固定することができる。また、横方向サポートバー両端の屈曲位置には、弧状突出面をそれぞれ形成し、人体が椅子上において座る姿勢を変えることが座面クッションを動かし、縦方向サポート片の係合ほぞが外側へと移動し、これによりリベットを引き座面クッション側辺へと離脱し、椅子のサポートが緩み或いは損壊する状況を、防止することができる。
1 前脚フレーム
10 縦方向サポート片
101 係合ほぞ
11 表面
12 ヘム
2 後脚フレーム
3 座面クッション
31 座面クッション枠
4 横方向サポートバー
41 屈曲面
42 突出面
5 背もたれ板
6 修飾棒
61 側面
62 底面
63 凸棒
7 構造強化棒
71 ストッパー縁
8 椅子脚クッション
81 クッション部
811 陥没面
812 ネジヤマ孔
82 固定部
821 厚弁
822 薄弁
823 溝
83 リベット
9 キャスター
A 前脚フレーム
A1 表面
A2 ダブルヘム
B 修飾棒
B1 頂点面
B2 底面
B3 側面
C クッション部
D 棒体
E 椅子脚フレーム
E1 ヘム
F 横方向サポートバー
G 縦方向サポート片
G1 係合ほぞ
H 座面クッション
J 連接棒
10 縦方向サポート片
101 係合ほぞ
11 表面
12 ヘム
2 後脚フレーム
3 座面クッション
31 座面クッション枠
4 横方向サポートバー
41 屈曲面
42 突出面
5 背もたれ板
6 修飾棒
61 側面
62 底面
63 凸棒
7 構造強化棒
71 ストッパー縁
8 椅子脚クッション
81 クッション部
811 陥没面
812 ネジヤマ孔
82 固定部
821 厚弁
822 薄弁
823 溝
83 リベット
9 キャスター
A 前脚フレーム
A1 表面
A2 ダブルヘム
B 修飾棒
B1 頂点面
B2 底面
B3 側面
C クッション部
D 棒体
E 椅子脚フレーム
E1 ヘム
F 横方向サポートバー
G 縦方向サポート片
G1 係合ほぞ
H 座面クッション
J 連接棒
Claims (3)
- 背もたれ板、座面クッション、相互に可動接続する前脚フレームと後脚フレームを含み、
該前脚フレームと該後脚フレームは共に連続した表面と、該表面に対称設置する二ヘムを備え、該表面と該二ヘムの間には連続した嵌槽を形成し、該嵌槽内には修飾棒を設置し、
該前脚フレームと該後脚フレーム端部にはそれぞれ椅子脚クッションを設置し、
横方向サポートバーの両端は、該前脚フレームと接続し、該座面クッション両側には縦方向サポート片をそれぞれ設置し、該縦方向サポート片一端は該座面クッション側辺に接続設置し、反対端は該前脚フレームと接続し、その特徴は、
該前脚フレーム表面に近い該側ヘムの下縁は該ヘム中央方向に向かい内縮し、これにより該表面と該二ヘムの間にはそれぞれ鋭角を形成し、これにより該修飾棒は該修飾棒中央に向かい湾曲する二側面と底面を含み、該底面と該二側面の間には連続した凸棒をそれぞれ形成し、該二凸棒は該二鋭角内にそれぞれ嵌設し、該二側面は該二ヘムにそれぞれ密着し、
該相互に可動接続する前脚フレームと後脚フレームの間には構造強化棒を備え、該構造強化棒は該後脚フレームの二ヘムに向かい屈曲するストッパー縁を備え、
該椅子脚クッションは底面にキャスターを備えるクッション部、及び該クッション部表面に傾斜し設置する固定部を含み、該固定部は溝を備え、該固定部を二弁に分け、該固定部両辺の該クッション部表面には二陥没面を備え、該前脚フレームと該後脚フレームの表面は該二弁固定部の間の溝内に嵌設され、こうして該二ヘム端面は該二陥没面にそれ接触し、
該横方向サポートバーの両端は圧迫され屈曲面を形成し、該屈曲面と該前脚フレーム内側面は接続し、該屈曲した角位置には弧状の突出面を形成し、該縦方向サポート片下方には係合ほぞを設置し、椅子の展開時には、該係合ほぞは該横方向サポートバーの弧状の突出面内側において係合固定することを特徴とする回転式折り畳み椅子。 - 前記椅子脚クッションの固定部と該前脚フレーム及び該後脚フレームの表面の間は、さらにリベットにより固定することを特徴とする請求項1記載の回転式折り畳み椅子。
- 前記二弁固定部は厚弁と薄弁を含み、該厚弁は該前脚フレームと該後脚フレームの該表面に密着し、該薄弁は該前脚フレームと該後脚フレームの背面に密着することを特徴とする請求項1記載の回転式折り畳み椅子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008003461U JP3143847U (ja) | 2008-05-27 | 2008-05-27 | 回転式折り畳み椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008003461U JP3143847U (ja) | 2008-05-27 | 2008-05-27 | 回転式折り畳み椅子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3143847U true JP3143847U (ja) | 2008-08-07 |
Family
ID=43293745
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008003461U Expired - Lifetime JP3143847U (ja) | 2008-05-27 | 2008-05-27 | 回転式折り畳み椅子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3143847U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112190054A (zh) * | 2020-11-09 | 2021-01-08 | 杭州千岛湖永真木业有限公司 | 一种榫卯结构椅子 |
-
2008
- 2008-05-27 JP JP2008003461U patent/JP3143847U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112190054A (zh) * | 2020-11-09 | 2021-01-08 | 杭州千岛湖永真木业有限公司 | 一种榫卯结构椅子 |
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