JP3143376B2 - カセットホルダ機構 - Google Patents

カセットホルダ機構

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JP3143376B2
JP3143376B2 JP07283193A JP28319395A JP3143376B2 JP 3143376 B2 JP3143376 B2 JP 3143376B2 JP 07283193 A JP07283193 A JP 07283193A JP 28319395 A JP28319395 A JP 28319395A JP 3143376 B2 JP3143376 B2 JP 3143376B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープを用い
た記録再生装置のカセットホルダ機構、特に所謂ホップ
アップタイプのカセットホルダ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】出願人は、斯種カセットホルダ機構とし
て、図8に示すものを既に提案している(特開平7−1
13408号参照)。以下の説明では、カセット投入時
にカセットの進む方向を前方、排出する方向を後方と呼
ぶ。図8(a)は、カセットホルダ機構にカセット(6)を
装着する際の側面図である。メインシャーシ(1)の両側
部には、側板(7)が立設し、該メインシャーシ(1)上方
には、リールシャーシ(8)が前後に摺動可能に設けられ
ている。側板(7)の前端部には、メインシャーシ(1)に
被さるカセットホルダ(3)の前端部が枢支(36)されてい
る。カセットホルダ(3)は枢支部(36)に嵌めたネジリバ
ネ(10)により、上向きに付勢される。カセットホルダ
(3)の内側には、カセット(6)が挿入されるトレイ(4)
を配置し、該トレイ(4)の側部からは、ガイド軸(37)が
外向きに突出している。カセットホルダ(3)とトレイ
(4)を別個にしているのは、後記するようにトレイ(4)
をリールシャーシ(8)に連繋して前後に摺動させて、記
録再生装置全体を小型化する為である。また、トレイ
(4)がカセットホルダ(3)に対して傾いているのは、カ
セット(6)をトレイ(4)に挿入しやすくするため、及び
トレイ(4)の上端からメインシャーシ(1)までの高さを
低くする為である。
【0003】カセットホルダ(3)の側面前端部には第1
ガイド孔(92)が、側面後端部には第2ガイド孔(93)が、
夫々カセット挿入方向に延びて開設され、前記ガイド軸
(37)は第2ガイド孔(93)に摺動自在に嵌まる。側板(7)
の前端部には、前後に延びた第1案内溝(9)が、後端部
には第2案内溝(90)が夫々開設されている。第2案内溝
(90)は、前後に延びた水平溝(90a)と、該水平溝(90a)の
後端から上向きに延びた垂直溝(90b)を一体に具える。
側板(7)とカセットホルダ(3)の側面との間には、回動
リンク(2)が配置され、該回動リンク(2)から外向きに
突出した第1突軸(95)と第2突軸(96)は、夫々側板(7)
の第1案内溝(9)、カセットホルダ(3)の第1ガイド孔
(92)に嵌まっている。トレイ(4)の前端部からは突起(4
0)が外向きに突設し、該突起(40)は、回動リンク(2)を
貫通して第2案内溝(90)に嵌まっている。回動リンク
(2)、側板(7)、カセットホルダ(3)、トレイ(4)は全
て板金により形成され、回動リンク(2)の第1突軸(95)
も絞り加工により設けられる。
【0004】記録再生を行なう時には、トレイ(4)にカ
セット(6)を挿入し、ネジリバネ(10)に抗してカセット
ホルダ(3)を押し下げる。カセットホルダ(3)は側板
(7)との枢支部(36)を中心に回転し、ガイド軸(37)を介
して、トレイ(4)を押し下げる。トレイ(4)の突起(40)
は垂直溝(90b)内を下降し、突起(40)に押されて、回動
リンク(2)は第1突軸(95)を中心として時計方向に回転
し、該第1突軸(95)は第1案内溝(9)内を前進する。カ
セットホルダ(3)の下降に伴い、第1ガイド孔(92)の上
端縁が、回動リンク(2)の第2突軸(96)を押し下げ、回
動リンク(2)を更に時計方向に回転させる。回動リンク
(2)は突起(40)を介して、トレイ(4)をガイド軸(37)を
中心に反時計方向に回転させ、トレイ(4)は下降するに
従ってメインシャーシ(1)に対する傾きを修正される。
図8(b)に示すように、トレイ(4)とカセットホルダ
(3)が下降完了すると、図示しないロック機構によりカ
セットホルダ(3)とメインシャーシ(1)が係合し、カセ
ット(6)がリールシャーシ(8)上に装着される。図8
(c)に示すように、リールシャーシ(8)及びトレイ(4)
を前方に押し込むと、カセット(6)は記録再生可能な位
置に達する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の構成では、カセ
ットホルダ(3)が下降時に、回動リンク(2)の第1突軸
(95)と、トレイ(4)の突起(40)が、夫々第1案内溝(9)
と第2案内溝(90)内を摺動する。このとき、回動リンク
(2)は突起(40)に押されて、下方に付勢されるので、第
1突軸(95)は第1案内溝(9)の下端縁に接しながら摺動
する。前記の如く、側板(7)は板金の打抜き加工により
形成されているので、第1案内溝(9)の溝縁は表面が粗
く、また第1突軸(95)は回動リンク(2)の回転中心であ
るから、回転負荷が掛かりやすい。更に、第1突軸(95)
は回動リンク(2)に絞り加工を施して形成されているの
で、回動リンク(2)と別個の回転はできない。従って、
第1突軸(95)と第1案内溝(9)との摩擦が大きく、かつ
第1突軸(95)の摺動する長さが長いため、回動リンク
(2)が円滑に回動できず、カセットホルダ(3)の回転が
引っ掛かる不具合があった。回動リンク(2)は、トレイ
(4)の下降時に、トレイ(4)の傾きを修正するには、不
可欠の構成であるから、出願人は回動リンク(2)を円滑
に回転させ、カセットホルダ(3)の引っ掛かりをなくす
ることを考えた。
【0006】上記構成とは別に、図9(a)、(b)に示す機
構も提案されている。これは、リールシャーシ(8)の後
端部に回動リンク(2)の一端部を枢支し、他端部をカセ
ットホルダ(3)の側面に開設されたカム孔(33)に嵌め
る。トレイ(4)から突出した突起(40)は回動リンク(2)
を貫通して、カセットホルダ(3)に開設されたガイド孔
(30)に嵌まり、カセットホルダ(3)の上端部から内向き
に突出したガイド軸(37)は、トレイ(4)の側面に開設さ
れた上下規制溝(41)に嵌まる。カセットホルダ(3)を押
し下げると、回動リンク(2)がリールシャーシ(8)との
枢支部を中心に反時計方向に回転する。トレイ(4)は突
起(40)を介して押し下げられ、ガイド孔(30)の上端縁が
突起(40)を押すことで、トレイ(4)はガイド軸(37)を中
心に反時計方向に回転する。これにより、メインシャー
シ(1)に対する傾きを修正されながら下降する。
【0007】しかし、この構成では、リールシャーシ
(8)が無ければ、回動リンク(2)の取付けができない。
従って、カセットホルダ(3)を、メインシャーシ(1)に
取り付けただけでは、カセットホルダ(3)の昇降中に、
トレイ(4)をガイド軸(37)を中心に回転させることがで
きない。それゆえに、カセットホルダ機構の組立て工程
に於いて、カセットホルダ(3)が正規の状態で動作する
か否かの確認の為だけに、リールシャーシ(8)を取り付
ける必要があり、手間が増える。リールシャーシ(8)
は、必要不可欠な構成部品であるが、リールシャーシ
(8)を取付けるまでの早い段階で、カセットホルダ機構
の動作確認ができない不具合もある。本発明は、回動リ
ンク(2)の回転時に、回動リンク(2)の引っ掛かりを少
なくし、かつカセットホルダ(3)の組立て工程に於い
て、カセットホルダ(3)の動作確認を容易にすることを
目的とする。
【0008】メインシャーシ(1)にはカセット(6)が載
置されるリールシャーシ(8)が前後摺動可能に取り付け
られる。回動リンク(2)は基端部が、カセットホルダ
(3)の枢支部(36)の近傍で、メインシャーシ(1)の側板
(7)に枢支(70)され、カセットホルダ(3)と同じ向きに
回動可能に配備されリールシャーシ(8)がメインシャ
ーシ(1)に取り付けられない状態にて、カセットホルダ
(3)及びトレイ(4)が動作可能となる。
【0009】
【作用及び効果】回動リンク(2)は基端部が、メインシ
ャーシ(1)の側板(7)に枢支(70)されているので、回動
リンク(2)は該枢支部(70)を中心に回動でき、かつ図8
に示す構成よりも、回動リンク(2)の動作支点の摺動範
囲は狭くて済む。これにより、従来のように、回動リン
ク(2)が案内溝(9)を摺動する際に、回動リンク(2)が
メインシャーシ(1)に引っ掛かり、カセットホルダ(3)
が回転できない支障を回避できる。また、カセットホル
ダ(3)と回動リンク(2)がメインシャーシ(1)に枢支さ
れているから、カセットホルダ(3)の動作確認の為だけ
に、リールシャーシ(8)を設ける必要がなく、カセット
ホルダ機構の組立て工程に於ける動作確認が楽になる。
更に、リールシャーシ(8)を設けるまでの早い段階で、
カセットホルダ(3)の昇降動作の確認ができる利点もあ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一例を図を用いて
説明する。図1は、カセットホルダ機構の分解斜視図で
ある。メインシャーシ(1)上には、磁気テープを介して
記録再生信号を授受する回転シリンダ(11)が載置され、
メインシャーシ(1)の前端部に立設された側板(7)に
は、カセットホルダ(3)の前端部から突出した枢軸(36)
が嵌まる。側板(7)には枢軸(36)が嵌まるべき孔(73)の
近傍に、回動リンク(2)の一端が枢支(70)されている。
カセットホルダ(3)の側面は、側板(7)と回動リンク
(2)の間に挿入される(図3参照)。カセットホルダ(3)
の内側には、磁気テープを収納したカセット(6)が挿入
されるトレイ(4)が配置され、該トレイ(4)の上面に
は、カセット(6)を下向きに押圧付勢する板バネ(44)
(44)が設けられている。トレイ(4)の下面はカセット
(6)を載置する受け板(45)を形成する。従来と同様に、
各機構部品は板金の絞り又は打抜き加工により形成され
る。尚、側板(7)、回動リンク(2)はメインシャーシ
(1)の両側に設けられているが、説明の便宜上、左側の
みについて説明する。
【0011】図2は、カセットホルダ機構の分解側面図
であり、図3は、該カセットホルダ機構の組立て状態を
カセット挿入方向から見た状態を示した図である。メイ
ンシャーシ(1)上には、従来と同様にリールシャーシ
(8)が前後に摺動自在に配置され、リールシャーシ(8)
の側面には、下方に向かって徐々に幅狭に形成された縦
孔(80)が開設されている。カセットホルダ(3)の前端部
から外向きに突出した枢軸(36)の内側には、一端が側板
(7)に係止して、カセットホルダ(3)を上向きに付勢す
るネジリバネ(10)が嵌められている。縦孔(80)の前方に
は、カセット(6)の蓋を開ける為の、オープナ(81)が設
けられている。
【0012】カセットホルダ(3)の側面には、後記する
ようにトレイ(4)が嵌合するガイド孔(30)と、回動リン
ク(2)が嵌合するカム孔(33)が上下2段に開設されてい
る。ガイド孔(30)は前後に延びた第1水平孔(31)と、該
第1水平孔(31)の後端から上向きに延びた垂直孔(32)を
一体に具える。カム孔(33)は、前方が下向きに傾斜した
傾斜孔(34)と、該傾斜孔(34)の後端から水平に延びた長
孔(35)を一体に具える。カセットホルダ(3)の後端部か
らは、トレイ(4)に係合するガイド軸(37)が内向きに突
出している。尚、ガイド孔(30)に嵌まるトレイ(4)の突
起(40)は、先端部に抜止め用の鍔(図示せず)を形成して
おり、ガイド孔(30)の前端は、該鍔を挿入させる為に、
円孔に拡大されている。
【0013】回動リンク(2)の中央部には、カセットホ
ルダ(3)のカム孔(33)に嵌まる引掛り軸(23)が外向きに
突出し、該引掛り軸(23)の上側には、トレイ(4)が嵌合
する案内孔(20)が開設されている。該案内孔(20)は、前
後に延びた第2水平孔(21)と、該第2水平孔(21)の後
端から斜め上方に延びた傾き孔(22)を一体に具えてい
る。トレイ(4)の側面前端部には、カセットホルダ(3)
のガイド孔(30)及び回動リンク(2)の案内孔(20)の両方
に嵌まる外向き突起(40)を設け、側面後端部には、カセ
ットホルダ(3)のガイド軸(37)が嵌まる上下規制溝(41)
が、前後に延びて開設されている。該上下規制溝(41)の
前端部には、ガイド軸(37)が遊嵌する逃げ孔(42)が開設
され、突起(40)の下方には、前記リールシャーシ(8)の
縦孔(80)に嵌まる位置決め軸(43)が外向きに突出してい
る。
【0014】図6及び図7に示すように、回動リンク
(2)の基端部は、外向きに盛り上がって凸面(24)を形成
し、該凸面(24)の中央に貫通孔(25)が開設されている。
メインシャーシ(1)の側板(7)上で、カセットホルダ
(3)の枢軸(36)が嵌まる孔(73)の斜め下方には、回動リ
ンク(2)の凸面(24)に接する凹面(71)が形成され、該凹
面(71)の中央に貫通孔(25)に合わさる透孔(72)が開設さ
れている。凸面(24)と凹面(71)を接触させることで、回
動リンク(2)と側板(7)の接触面積を小さく設定し、摩
擦抵抗を減らすことができるので、回動リンク(2)は円
滑に回転できる。回動リンク(2)の内側から、支持軸
(5)を貫通孔(25)及び透孔(72)に嵌めることで、回動リ
ンク(2)の枢支部(70)が形成される。支持軸(5)は、合
成樹脂等により設けられ、凸面(24)の内側に嵌まる鍔
体(50)から、段軸(51)を突出し、該段軸(51)の基端部が
貫通孔(25)に嵌まり、先端部が透孔(72)に嵌まる。この
状態で、支持軸(5)はカセットホルダ(3)と、回動リン
ク(2)とは独立して回転できる。支持軸(5)の先端部に
は、抜止め用のワッシャ(図示せず)が嵌められている。
【0015】図4(a)は、カセット挿入時のカセットホ
ルダ機構の側面図である。カセットホルダ(3)及び回動
リンク(2)は、ネジリバネ(10)により上昇し、回動リン
ク(2)の引掛り軸(23)がカセットホルダ(3)のカム孔(3
3)の前端に当接して、カセットホルダ(3)の上昇し過ぎ
を規制する。この状態で、トレイ(4)の突起(40)は、ガ
イド孔(30)の垂直孔(32)の先端及び回動リンク(2)の案
内孔(20)の後端に位置する。トレイ(4)のカセットホル
ダ(3)のガイド軸(37)は、トレイ(4)の逃げ孔(42)の上
端に接し、位置決め軸(43)はリールシャーシ(8)の縦孔
(80)の上面開口に臨んでいる。
【0016】トレイ(4)にカセット(6)を挿入し、カセ
ットホルダ(3)を押し下げると、図4(b)に示すよう
に、カム孔(33)と引掛り軸(23)の嵌合により、回動リン
ク(2)が時計方向に回転する。トレイ(4)の突起(40)
が、回動リンク(2)の傾き孔(22)の上端縁に押されて、
カセットホルダ(3)のガイド孔(30)内を下降し、トレイ
(4)はガイド軸(37)を中心に反時計方向に僅かに回転す
る。トレイ(4)の位置決め軸(43)は縦孔(80)内を余裕を
持って摺動する。従って、カセットホルダ(3)の下降中
に、トレイ(4)はメインシャーシ(1)に対する傾きを修
正されながら下降する。
【0017】図4(c)に示すように、カセットホルダ
(3)が下降完了すると、図示しないロック機構により、
カセットホルダ(3)とメインシャーシ(1)が係止する。
この状態で、ガイド孔(30)の第1水平孔(31)と、案内孔
(20)の第2水平孔(21)が合わさる。回動リンク(2)の引
掛り軸(23)は、カム孔(33)の長孔(35)内に位置し、トレ
イ(4)の突起(40)は第1水平孔(31)及び第2水平孔(21)
内で、上下に余裕を持って位置する。トレイ(4)は位置
決め軸(43)が、縦孔(80)の両側に接して前後方向のガタ
付きを規制される。カセット(6)はリールシャーシ(8)
上に設置される。一般にカセットホルダ(3)をメインシ
ャーシ(1)に確実に係止させる為に、カセットホルダ
(3)は、本来メインシャーシ(1)に係止できる位置か
ら、更に押し込むことができるように設定される。本例
に於いては、カセットホルダ(3)の下降完了位置で、突
起(40)がガイド孔(30)及び案内孔(20)に上下に余裕を持
って嵌まり、かつカセットホルダ(3)のガイド軸(37)
が、逃げ孔(42)内に余裕を持って嵌まっているので、カ
セットホルダ(3)とメインシャーシ(1)が係止した位置
から、カセットホルダ(3)を更に押し込める。
【0018】この状態で、リールシャーシ(8)をローデ
ィング機構(図示せず)により前方に押し込む。リールシ
ャーシ(8)の縦孔(80)に嵌合したトレイ(4)も前方に押
し込まれる。トレイ(4)の突起(40)は、ガイド孔(30)の
第1水平孔(31)及び案内孔(20)の第2水平孔(21)内を摺
動し、カセットホルダ(3)のガイド軸(37)は上下規制溝
(41)に入り込むので、前進するトレイ(4)の妨げとはな
らない。図5に示すように、トレイ(4)が前進を完了す
ると、カセット(6)が前記回転シリンダに接近し、記録
再生が可能となる。カセットホルダ(3)のガイド軸(37)
は、トレイ(4)の上下規制溝(41)の上下縁に接して嵌ま
り、トレイ(4)の上下方向のガタ付きを防ぐ。また、ト
レイ(4)の上面に設けられた板バネ(44)(44)により、カ
セット(6)をリールシャーシ(8)に押圧するので、カセ
ット(6)のガタ付きも防ぐことができる。記録再生状態
から、カセットホルダ(3)を上昇させて、カセット(6)
を取り出すまでの動作は、上記と逆の手順で行なわれ、
詳細な説明を省く。
【0019】本例に於いては、支持軸(5)が、側板(7)
の透孔(72)及び回動リンク(2)の貫通孔(25)を貫通して
回転自在に嵌まることで、回動リンク(2)の枢支部(70)
を形成しているから、回動リンク(2)は支持軸(5)を中
心として、支持軸(5)とは別個に回転する。また、支持
軸(5)は、側板(7)及び回動リンク(2)に夫々開設され
た孔内を回動するので、図8に示す従来の構成よりも、
支持軸(5)の摺動範囲は狭くて済む。これにより、従来
のように、回動リンク(2)が案内溝(9)を摺動する際
に、回動リンク(2)がメインシャーシ(1)に引っ掛か
り、カセットホルダ(3)が回転できない支障を回避でき
る。また、カセットホルダ(3)と回動リンク(2)がメイ
ンシャーシ(1)に枢支されているから、カセットホルダ
(3)の動作確認の為だけに、リールシャーシ(8)を設け
る必要がなく、カセットホルダ機構の組立て工程に於け
る動作確認が楽になる。更に、リールシャーシ(8)を設
けるまでの早い段階で、カセットホルダ(3)の昇降動作
の確認ができる利点もある。
【0020】上記実施例の説明は、本発明を説明するた
めのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定
し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本
発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲
に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは
勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】カセットホルダ機構の分解斜視図である。
【図2】同上の側面図である。
【図3】カセットホルダ機構のカセット装填状態に於け
る正面図である。
【図4】(a)はカセットホルダ機構にカセットを装填す
る状態を示す側面図、(b)は同上のカセットホルダ下降
途中の側面図、(b)は同上のカセットホルダ下降完了時
の側面図である。
【図5】リールシャーシとトレイを前方に押し込んだ状
態を示す側面図である。
【図6】側板、回動リンク、支持軸の分解斜視図であ
る。
【図7】図6をA方向から見た状態を破断して示した図
である。
【図8】(a)は従来のカセットホルダ機構にカセットを
装填する状態を示す側面図、(b)は同上のカセットホル
ダ下降完了時の側面図、(b)は同上のトレイを前方に押
し込んだ状態の側面図である。
【図9】(a)は従来の他のカセットホルダ機構にカセッ
トを装填する状態を示す側面図、(b)は同上のカセット
ホルダ下降完了時の側面図である。
【符号の説明】
(1) メインシャーシ (2) 回動リンク (3) カセットホルダ (4) トレイ (5) 支持軸 (6) カセット (7) 側板 (45) 受け面 (70) 枢支

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインシャーシ(1)に基端部が枢支(36)
    されて、他端が揺動自在に設けられたカセットホルダ
    (3)と、該カセットホルダ(3)の内側に前後移動自由に
    支持され、カセット(6)を支持するトレイ(4)と、カセ
    ットホルダ(3)の側面に対向して配備され、カセットホ
    ルダ(3)とトレイ(4)に係合し、カセットホルダ(3)の
    上下回動に連動して、トレイ(4)を前記カセットホルダ
    (3)との枢支部(37)を中心部に回動させ、トレイ(4)の
    メインシャーシ(1)に対する傾きを修正する回動リンク
    (2)を具え、メインシャーシ(1)にはカセット(6)が載
    置されるリールシャーシ(8)が前後摺動可能に取り付け
    られるカセットホルダ機構に於いて、 回動リンク(2)は基端部が、カセットホルダ(3)の枢支
    部(36)の近傍で、メインシャーシ(1)の側板(7)に枢支
    (70)されて、カセットホルダ(3)と同じ向きに回動可能
    に配備されリールシャーシ(8)がメインシャーシ(1)に取り付けら
    れない状態にて、カセットホルダ(3)及びトレイ(4)が
    動作可能となる カセットホルダ機構。
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