JP3143262U - ワイヤーハーネス用組立治具 - Google Patents

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【課題】構造が簡単で製造容易であり、クリップ部のバネ性が強く、かつ、配策時に電線が治具に絡みつくようなことのないワイヤーハーネス用組立治具を提供すること。
【解決手段】ベース部と、該ベース部の先端に設けたU字状の収納部と、該U字状収納部から伸びるリング状帯状体で構成したクリップ部と、該クリップ部の先端外周に設けた係合防止部とからなり、前記クリップ部は前記U字状収納部のU字状先端から二股に分かれた帯状体をリング状に閉鎖し、該左右の帯状リングを左右線対称に曲折して、左右双方の帯状リングが接近して幅狭となる開口部と、その延長部分を外側に半円形に開いて案内部とを、前記半円形案内部の先端部近傍から帯状リングの外周に伸びる係合防止部を形成してなるワイヤーハーネス用組立冶具。
【選択図】図1

Description

本考案は例えば自動車等のワイヤーハーネス回路を組立てる際に、ワイヤーハーネス製造用の布線板上に固定され、電線を回路に応じて区分し仮保持するためのワイヤーハーネス用組立治具に関するものである。
ワイヤーハーネスの組立ては、フォーク状U字部を有する金属製の治具を100本近く布線板上の所定位置に固定し、該治具に複数の電線を挿通して配索し、テープを巻き付けてワイヤーハーネスを所定形状に形成している。
例えば図5に示すように、作業板40上には回路に応じて多数本の治具42が固定され、治具42のU字状フォーク部45には、回路の行先に応じて複数本の電線20が掛け渡されて行先別に電線が区分けされている。
しかしながら、この場合は図5のように、電線20の数が多くなると、フォーク部45の先端から電線20がはみ出してしまうことがある。それぞれの電線20は所定の張力で引っぱられ、でき上がり時の長さ精度が要求される。この張力のため、前記はみ出した電線20Aは組立治具42相互間で張詰め、または延長してしまい、この状態で、テープを巻き付けて行くと、電線20のはみ出しに気付いた時には、電線20の長さが足りず、あるいは長すぎて、結局は作業のやり直しを招くことになる。
かかる課題を解決するために、U字状の基体の固定部に合成樹脂材から成り先端に可撓性を有する幅狭の開口部を設けた略リング状のクリップを嵌合した治具が提案されている(特許文献1、2参照)。
実開平6−36150号公報 実開平5−17853号公報
しかし、特許文献1に開示されている治具はU字状期体とクリップが別体に作られており、また、クリップのバネ性が弱く、組立や配策時の作業性が好ましくない課題があり、また、特許文献2に開示の治具は構造が複雑で製作に費用と工数を要する課題があった。
本考案の課題は、構造が簡単で製造容易であり、クリップ部のバネ性が強く、かつ、配策時に電線が治具に絡みつくようなことのないワイヤーハーネス用組立治具を提供することにある。
本考案のワイヤーハーネス用組立冶具は、作業板に固定するベース部と、該ベース部の先端に設けたU字状の収納部と、該U字状収納部の各先端から伸びるリング状帯状体で構成したクリップ部と、該クリップ部の先端外周に設けた係合防止部と、からなり、前記U字状の収納部はプラスチックからなり、前記クリップ部は前記U字状収納部のU字状先端から二股に分かれた帯状体をリング状に閉鎖し、該左右の帯状リングを左右線対称に曲折して、左右双方の帯状リングが接近して幅狭となる開口部と、その延長部分を外側に半円形に開いて案内部とをそれぞれ形成し、前記半円形案内部の先端部近傍から帯状リングの外周に伸びる舌片を設けて前記係合防止部を形成してなるものである。
前記U字状の収納部は金属補強材を埋め込んだプラスチックで構成することがより好ましい。
また、前記U字状の収納部と前記クリップ部はプラスチックで一体成形することがより好ましい。
前記リング双方が幅狭く接近した開口部近傍の帯状体のリング内側部に補強肉厚部を形成することが好ましい。
また、前記係合防止部先端と前記リング状帯状体との距離Lが電線の外径より小さく構成されていることが好ましい。
本考案はU字状収納部の各先端から伸びるリング状帯状体で構成したクリップ部と、該クリップ部の先端外周に設けた係合防止部とで構成されているため、射出成形で一体成形が可能であり、したがって、構造が簡単で製造容易であり、クリップ部はリング状帯状体で構成されるのでバネ性が強く、かつ、係合防止部を設けたことで配策時に電線が治具に絡みつくようなことのない優れたワイヤーハーネス用組立治具を提供することができる。
図1は本考案ワイヤーハーネス用組立治具の第1の実施形態を示すもので、(A)は正面図、(B)は側面図である。
本考案ワイヤーハーネス用組立治具1は作業板に固定するベース部2と、該ベース部2の先端に設けたU字状の枠体3からなる収納部4と、該U字状収納部4を構成するU字状枠体3の各先端から伸びるリング状帯状体5で構成したクリップ部6と、該クリップ部6の先端外周に設けた係合防止部7とで構成されている。
図示しない作業台に固定するベース部2は螺子部を有する所謂ボルトで構成されている。なお、該ベース部2は後述する、U字状の収納部に埋め込む金属補強材と一体に成形または結合するように構成することが好ましい。
U字状枠体3はその最下端に前記ベース部2の先端を結合し、プラスチックの成形体からなる。該枠体3は好ましくはベース部2の先端を埋め込み、詳細を後述するリング状帯状体5と一体にプラスッチク材で射出成形して構成する。
リング状帯状体5は前記U字状枠体3の先端から、該枠体3と一体で二股に分かれて伸び、先端が結合したリング状に形成されている。
U字状枠体3の両先端から伸びるリング状帯状体5、5は、図示するように、左右線対称に曲折されている。曲折されたリング状帯状体5、5はU字状枠体3、3の先端から左右双方のリング状帯状体5,5が接近して幅狭となる開口部11(クリップ部)を形成する。該開口部11を形成した先の延長部分は図示するように外側に半円形に曲げられて案内部12を形成する。
前記半円形案内部12の先端部近傍からは舌片がU字状枠体3の先端方向に伸びるように形成されて係合防止部7を構成している。なお、係合防止部7の先端はリング状帯状体5の近くまで達するが、帯状体5に接触しない位置までの距離Lとする。この距離Lは後述するワイヤーハーネスを構成する電線の太さよりは短く、かつ、クリップ部を開いたときのストッパとしての役割を果す距離に設定する。
前記リング双方が幅狭く接近した開口部近傍の帯状体のリング内側部に図示するように補強肉厚部8を形成することが好ましい。肉厚部8を形成することで、クリップ部に電線20を相通させることによる磨耗に対処でき、クリップ部の補強にもなる。
本実施形態の治具1は図3に示すように図示しない作業板の所定位置にセットされる。セットの仕方はベース部2を作業板に穿設した貫通孔に挿入し、作業板の下部に露出したベース部2の螺旋部にナット(図示せず)を装着、締め付けて取り付ける。
ワイヤーハーネスを構成する電線20は治具1の開口部11を通過させて収納部4に納める。開口部11の開口幅は電線20の外径より小さく設計されているときには、クリップ部の弾性力に抗して開口部11を押し広げて挿入する。電線20の挿入はリング状帯状体5を円形に曲折した電線の案内部12の円形周面に沿って電線20を開口部に押し込むことで、容易にU字状収納部4に収納することができる。
必要数の電線の配策を終了したならば、U字状収納部4に収納した複数本の電線をテープ21で巻いて束ねる。束ねた電線は開口部11の弾性に抗して引き上げて収納部4から取り出す。
クリップ部6を構成するリング状帯状体5は開口部11が二重の板状体で構成されているために弾性力が強く、かつ安定した形状を維持する。また、リング状帯状体の先端部分に設けた係合防止部7は該U字状防止部を形成の舌片先端とリング状帯状体5との距離Lが電線20の外径より小さく構成されているので、電線20をU字状収納部4に収納する作業で誤って電線を係合防止部7とリング状帯状体5との空隙に挿入するようなことがなく、作業ミスが生じないようになっている。
また、係合防止部7先端とリング状帯状体5との間に距離Lを設けることで、開口部11から束ねた電線(径の大きい電線束)を取り出す際に開口部11が押し開かれたとき、係合防止部7の先端がリング状帯状体外周部分に当接して、クリップ部の開きを抑制し、リング状帯状体5に必要以上の力が加わるのを抑制し、リング状帯状体5の破壊を抑制する。
図2は本考案の第2の実施形態を示すもので、(A)は一部欠裁正面図、(B)は一部断面側面図である。本実施形態と前記実施形態と相違するところは、U字状枠体3に金属製の補強材30を埋設した点である。従って、前記実施形態と同一のところは同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
前記補強材30は板状でも丸形でも楕円形でも角形でもよく、予めU字状に成形されている。かかるU字状金属補強材30の最下部にベース部2の頂点を取り付け、該補強材30を図示しない金型にセットし、プラスチック(ナイロン等の工業用樹脂)を射出して成形する。
金属補強材30をU字状枠体3に埋め込むことで、電線の挿入、電線束の取り出し時に枠体に押し広げる力が作用しても、そのような力に充分耐えられる構造となる。
図4は本考案の第3の実施形態を示すもので、(A)は正面図、(B)は側面図である。本実施形態と前記第1、第2の実施形態との相違点は、電線20の案内部12の形状が相違するのみであるため、前記実施形態と同一のところは同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
U字状枠体3の両先端から伸びるリング状帯状体5、5は、図4に示すように円弧を描きながら山状に、左右線対称に曲折されている。この図4に示す第3実施形態を図1に示す第1実施形態と比較すると、開口部11に電線20を案内する勾配がやや急峻になっている。このように勾配をやや急峻にすることで、太い電線や複数本が既に束ねられた電線(ハーネス)を収納部4に挿通するときの案内部として好適となる。
本考案はU字状収納部の各先端から伸びるリング状帯状体5で構成したクリップ部6と、該クリップ部6の先端外周に設けた係合防止部7とで構成されているため、射出成形で一体成形することが可能であり、構造が簡単で製造容易である。また、クリップ部6はリング状帯状体5で構成されるのでバネ性が強く、かつ、係合防止部7を設けたことで配策時に電線20が治具に絡みつくようなことがない。
このように、電線挿入時点では円形に曲折した案内部により電線を容易に収納でき、電線を纏めた時点で取り出すときには舌片からなる係合防止部がクリップ部を保護するので必要以上の力がクリップ部に作用せず、リング状帯状体を保護するので長時間安全に、かつ熟練を要さずにワイヤーハーネスを組立てることができる、優れたワイヤーハーネス用組立治具を提供することができる。
本考案の第1の実施形態を示すもので、(A)は正面図、(B)は側面図である。 本考案の第2の実施形態を示すのもで、(A)は一部欠裁正面図、(B)は一部断面側面図である。 本考案における実施形態の使用状態を示す説明図である。 本考案の第3の実施形態を示すもので、(A)は正面図、(B)は側面図である。 従来のワイヤーハーネス組立治具を示す説明図である。
符号の説明
1 治具
2 ベース部
3 U字状枠体
4 U字状収納部
5 リング状帯状体
6 クリップ部
7 係合防止部
8 補強肉厚部
11 開口部
12 半円形案内部
20 電線
21 テープ
30 U字状金属補強材
40 作業板

Claims (5)

  1. 作業板に固定するベース部と
    該ベース部の先端に設けたU字状の収納部と
    該U字状収納部の各先端から伸びるリング状帯状体で構成したクリップ部と
    該クリップ部の先端外周に設けた係合防止部と
    からなり
    前記U字状の収納部はプラスチックからなり、
    前記クリップ部は前記U字状収納部のU字状先端から二股に分かれた帯状体をリング状に閉鎖し、該左右の帯状リングを左右線対称に曲折して、左右双方の帯状リングが接近して幅狭となる開口部と、その延長部分を外側に半円形に開いて案内部とを、それぞれ形成し、
    前記半円形案内部の先端部近傍から帯状リングの外周に伸びる舌片を設けて前記係合防止部を形成し、
    てなるワイヤーハーネス用組立治具。
  2. 前記U字状の収納部は金属補強材を埋め込んだプラスチックからなる請求項1に記載のワイヤーハーネス用組立治具。
  3. 前記U字状の収納部と前記クリップ部はプラスチックで一体成形されている請求項1または2に記載のワイヤーハーネス用組立治具。
  4. 前記リング双方が幅狭く接近した開口部近傍の帯状体のリング内側部に補強肉厚部を形成した請求項1〜3のいずれかに記載のワイヤーハーネス用組立治具。
  5. 前記係合防止部先端と前記リング状帯状体との距離Lが電線の外径より小さく構成されているワイヤーハーネス用組立治具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109148038A (zh) * 2018-07-18 2019-01-04 湖州市练市三峰线缆厂 一种用于漆包线生产的分线工装

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