JP3142781U - サンドブラスター - Google Patents

サンドブラスター Download PDF

Info

Publication number
JP3142781U
JP3142781U JP2008002385U JP2008002385U JP3142781U JP 3142781 U JP3142781 U JP 3142781U JP 2008002385 U JP2008002385 U JP 2008002385U JP 2008002385 U JP2008002385 U JP 2008002385U JP 3142781 U JP3142781 U JP 3142781U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compressed air
nozzle
mixed fluid
mixing chamber
processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008002385U
Other languages
English (en)
Inventor
和生 岩内
Original Assignee
有限会社パラダイスグラス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社パラダイスグラス filed Critical 有限会社パラダイスグラス
Priority to JP2008002385U priority Critical patent/JP3142781U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3142781U publication Critical patent/JP3142781U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Nozzles (AREA)

Abstract

【課題】大幅な小型化及び低廉化を実現し、その用途を拡大するサンドブラスターを提供する。
【解決手段】サンドブラスターは、外部ノズル30と、これに圧縮空気と加工用粒体60との混合流体を供給するための混合流体供給部材20とを備える。混合流体供給部材20は、単一の筒状部材からなり、ノズル装着部28と、混合室26と、内部ノズル部24と、圧縮空気導入部22とを一体に有する。内部ノズル部24の前端24aは混合室26内で加工用粒体導入口27の後端よりも前方に突出し、この内部ノズル部24から外部ノズル30への圧縮空気の吹き込みによる負圧でその圧縮空気に混合室26内で加工用粒体60が混入する。
【選択図】図3

Description

本考案は、ガラス、金属、木材、プラスチック、セラミックス、ジーンズをはじめとする衣類等からなる被加工物に対して圧縮空気と砂等の加工用粒体との混合流体を吹付けることにより当該被加工物を除去加工するためのサンドブラスターに関するものである。
従来、前記のようなサンドブラスターとして、例えば図7に示されるような、いわゆるサイフォン式のものが知られている(特許文献1)。
この図に示されるサンドブラスター100は、ボディ110と、このボディ110に装着される空気噴射管120及びメインノズル130とを備える。前記空気噴射管120は、空気供給管122に接続され、この空気供給管122から供給される圧縮空気を前記メインノズル130の噴出孔132に吹き込む。前記ボディ110は、前記空気噴射管120の周囲を取り巻く混合室112を囲むとともに、当該空気噴射管120の側方の位置から斜め後方に分岐する研磨材導入部114を有し、この研磨材導入部114に研磨材供給管116が接続される。
このサンドブラスター100において、前記空気噴射管120から前記メインノズル130の噴出孔132に向けて圧縮空気が吹き込まれると、その周囲の混合室112内に負圧が発生する。この負圧は、前記研磨材供給管116から前記研磨材導入部114を通じて前記混合室112内に砂等の研磨材を引き込み、これを前記圧縮空気に合流させる。その結果、前記メインノズル130から図略の被加工物に向けて高圧の加工用流体(すなわち前記研磨材と前記圧縮空気の混合流体)が吹付けられる。
特開平8−267360号公報
前記のような従来のサイフォン式サンドブラスターでは、その小型化及び低廉化に著しい限界があり、よってその用途も限られたものとなっている。
具体的に、図7に示されるサンドブラスター100は、メインノズル130に圧縮空気を吹込むための空気噴射管120と、この空気噴射管120との間に混合室112を形成するように当該空気噴射管120を囲むボディ110とからなる二重構造をなし、かつ、この大径側のボディ110に前記メインノズル130が装着される構造を有する。このため、部品点数が多く、また、その小型化、特に径方向についての小型化はきわめて難しい。
従って、このサンドブラスターを一般の家庭内に普及させることは困難であり、また施設において使用する場合にも1台のサンドブラスターを数人の利用者が共有しなければならないのが現状である。また、外径が大きいために細かい作業には不向きであり、例えば筆記具感覚で使用して微細な模様を被加工物に彫り込むといったことは事実上困難である。
本考案は、このような事情に鑑み、サンドブラスターの大幅な小型化及び低廉化を実現し、その用途を拡大することが可能な技術の提供を目的とする。
前記課題を解決するための手段として、本考案は、圧縮空気と加工用粒体との混合流体を被加工物に吹付けることにより当該被加工物を加工するためのサンドブラスターであって、前記混合流体を噴出させるための噴出孔を囲む外部ノズルと、前記外部ノズルが囲む噴出孔にその軸方向に沿って圧縮空気を導入するとともに、この圧縮空気の流れにより生ずる負圧で当該圧縮空気に前記加工用粒体を混入させる混合流体供給部材とを備え、前記混合流体供給部材は、単一の筒状部材により構成されるとともに、その軸方向の先端側から順に、前記外部ノズルが装着されるノズル装着部と、このノズル装着部に装着される外部ノズルの上流側で前記圧縮空気と前記加工用粒体とを混合させるための空間を囲む混合室と、この混合室を通じて前記外部ノズルの噴出孔内に前記圧縮空気を吹き込むための吹き込み孔を囲む内部ノズル部と、この内部ノズル部の吹き込み孔よりも大きな内径を有し、当該吹き込み孔に圧縮空気を導入するための圧縮空気導入路を囲む圧縮空気導入部とを一体に有し、前記混合室は、前記混合流体供給部材の径方向に開口する加工用粒体導入口が形成された側壁を有し、前記内部ノズル部の吹き込み孔は、前記噴出孔と同軸の位置にあり、かつ、当該噴出孔の孔径以下の孔径を有し、前記内部ノズル部の先端は、この内部ノズル部からの圧縮空気の噴射により前記混合室内に負圧が発生するように前記加工用粒体導入口の後端よりも前方に突出しているものである。
このサンドブラスターでは、圧縮空気と加工用粒体との混合及び外部ノズルへの供給の双方が、単一の筒状部材である混合流体供給部材の内部で行われ、かつ、この混合流体に前記外部ノズルが装着されるので、構造全体の著しい簡素化及び小型化(特に径方向の寸法の短縮)を図りながら、従来のサンドブラスターと同様に高圧の混合流体を被加工物に吹付けることができる。
具体的に、前記混合流体を構成するための圧縮空気は、前記混合流体供給部材の圧縮空気導入路から内部ノズル部及び混合室を通じて、当該混合流体供給部材に装着される外部ノズルの噴出孔に吹き込まれる。このとき、前記内部ノズル部の先端が前記混合室の加工用粒体導入口の後端よりも前方に突出していることにより、当該内部ノズル部からの圧縮空気の噴射により混合室内に負圧が生じる。この負圧は、前記加工用粒体導入口から加工用粒体(例えば砂)を混合室内に引き込み、この加工用粒体は前記混合室内で前記圧縮空気と混合して当該圧縮空気とともに混合流体として外部ノズル部から被加工物に吹付けられる。
従って、このサンドブラスターでは、従来のように空気噴射管のさらに外側に混合室形成用のボディを配置する必要がなく、小径の構造で混合流体の形成及び噴出を実現することができる。
より具体的には、前記混合室及び前記ノズル装着部が、互いに共通する直径であって前記外部ノズルが嵌入可能な直径をもつ円筒状の内周面を有する円筒状部分で構成され、この円筒状部分のうちその内側に嵌入される外部ノズルの後端よりも後方の部分が前記混合室を形成するものが、好適である。
この構造では、一定の内径をもつ円筒状部分に外部ノズルを嵌入するだけの簡素かつ小径の構造で、当該外部ノズルと前記混合流体供給部材との連結と、当該外部ノズルの後方における混合室の形成とを同時に実現することができる。
また、前記外部ノズルの後部には、その後端に向かうに従って前記噴出孔が拡径する拡径部が形成され、この拡径部に向かって前記内部ノズル部から前記圧縮空気が吹き込まれることが、より好ましい。この構造は、前記内部ノズル部から前記噴出孔への圧縮空気の導入をより確実にする。
また、本考案は、前記外部ノズル及び前記混合流体供給部材に加え、当該混合流体供給部材の圧縮空気導入路に圧縮エア供給管を接続しかつ前記混合流体供給部材の加工用粒体導入口に加工用粒体供給管を接続しながら当該混合流体供給部材を保持するボディをさらに備えるのがよい。このボディは、前記混合流体供給部材を保持しつつ、当該混合流体供給部材内での圧縮空気と加工用粒体との混合を可能にする。
以上のように、本考案に係るサンドブラスターによれば、単一の筒状部材からなる混合流体供給部材に外部ノズルを装着するだけの簡素かつ小型の構造で、圧縮空気と加工用粒体との混合を行い、かつ、その混合流体を被加工物に吹付けることができる。これにより、当該サンドブラスターの普及が容易となり、また、細かい除去加工作業が可能となってその用途が大幅に拡大される。
本考案の好ましい実施の形態を、図1〜図6を参照しながら説明する。
図1及び図2は、この実施の形態に係るサンドブラスターSBを示す。このサンドブラスターSBは、ボディ10と、このボディ10に保持される混合流体供給部材20と、この混合流体供給部材20に装着される外部ノズル30とを備える。前記混合流体供給部材20は圧縮空気と加工用粒体の供給を受け、両者を混合した混合流体を外部ノズル30に供給する。外部ノズル30はこの混合流体を所定の被加工物に吹付ける。
前記ボディ10は、その後ろ側から順に、作業者により保持される取手部12と、前記混合流体供給部材20が装着される本体部14と、ボトル装着部16とを一体に有する。
前記本体部14は、この本体部14に装着された混合流体供給部材20に圧縮空気を導入するための空気導入路を内部に有する。さらに、この本体部14には、配管接続部15と、切換弁18とが設けられている。配管接続部15は、圧縮空気供給管50の一方の端部52に接続され、他方の端部は圧縮空気供給源(コンプレッサまたは圧縮空気貯留缶)に接続されている。前記切換弁18は、前記空気導入路の途中に位置し、外部からの操作を受けることにより、前記配管接続部15から前記混合流体供給部材20への圧縮空気の供給を許容する位置と遮断する位置とに切換えられる。
前記ボトル装着部16は、加工用粒体60(図3)を貯留する粒体ボトル62(図1及び図2)に装着される。このボトル装着部16は円筒状をなし、その内周面に雌ねじ17が刻まれている。一方、前記粒体ボトル62の上端外周面には雄ねじ64が形成され、この雄ねじ64と前記雌ねじ17との螺合により前記ボトル装着部16が前記粒体ボトル62の上端開口を塞ぐように当該粒体ボトル62に装着される。
前記粒体ボトル62内には加工用粒体供給管66が挿入され、この加工用粒体供給管66が前記ボトル装着部16に保持されている。具体的には、前記ボトル装着部16にその天壁を上下方向に貫通するようにアダプタ68が装着され、このアダプタ68によって前記加工用粒体供給管66の上端が保持されている。
前記混合流体供給部材20は、例えば金属材料からなる単一の筒状部材より構成される。この混合流体供給部材20は、その軸方向の先端側から順に、ノズル装着部28と、混合室26と、内部ノズル部24と、圧縮空気導入部22とを一体に有し、前記ノズル装着部28に前記外部ノズル30が装着される。
前記外部ノズル30は、その中心軸上に小径の噴出孔32を囲む略円筒状をなす。前記噴出孔32の後端部は、その後端に向かうに従って内径が拡大する拡径部34を形成している。また、当該外部ノズル30の軸方向中間部位には他の部位の外周面よりも径方向外側に突出する鍔部36が形成されている。
この外部ノズル30が装着されるノズル装着部28及びその後方の混合室26は、共通の内径をもつ(すなわち軸方向に均一な内周面をもつ)円筒状部分により構成されている。この円筒状部分は先端側に開口し、この開口から前記外部ノズル30が所定深さだけ(すなわちその鍔部36が混合流体供給部材20の先端面に当接する深さまで)嵌入される。そして、この円筒状部分のうち、前記外部ノズル30が嵌入された深さ領域の部分が前記ノズル装着部28を構成し、それよりも後方の部分が前記混合室26を構成している。すなわち、この混合室26は、前記外部ノズル30の後方の空間25を囲む円筒状の側壁により構成される。
前記空間25は、後述のように前記圧縮空気と前記加工用粒体60とを混合するためのものである。前記混合室26の側壁の下部には、当該側壁を径方向(図では上下方向)に貫通して前記空間25に通ずる加工用粒体導入口27が形成されている。この加工用粒体導入口27は、この実施の形態では円形状をなし、当該加工用粒体導入口27に前記加工用粒体供給管66の上端を接続するように、当該供給管66を前記アダプタ68が保持している。
前記外部ノズル30は、この実施の形態では、前記嵌入に加えて図1及び図2に示されるノズル固定金具40を用いて前記混合流体供給部材20に固定されている。このノズル固定金具40は、その内側に前記外部ノズル30が挿通可能でかつ当該外部ノズル30の鍔部36を前方から押え込むことが可能な形状を有する。そして、このノズル固定金具40の後部内周面に形成された雌ねじ42が前記ノズル装着部28の外周面に形成された雄ねじ29に螺合されることにより、当該ノズル固定金具40及びその内側の外部ノズル30が前記ノズル装着部28に固定される。
前記外部ノズル30の嵌入深さは、前記外部ノズル30の後端が前記加工用粒体導入口27の前端とほぼ合致するように設定されるのが好ましい。この実施の形態では、図4に示されるように前記外部ノズル30の後端が前記加工用粒体導入口27の前端よりも寸法δだけ後方に突出するように、前記嵌入深さが設定されている。
前記混合流体供給部材20の圧縮空気導入部22は、後端に向かって開口する圧縮空気導入路21を囲む円筒状をなし、前記本体部14に設けられた前後方向の挿入孔13内に挿入される。この挿入により、当該圧縮空気導入部22が前記本体部14に保持されるとともに、当該本体部14内に形成された前記空気導入路に前記圧縮空気導入路21が連通される。この圧縮空気導入路21は、前記圧縮空気供給源から前記空気導入路に供給される圧縮空気を前記内部ノズル部24に導入するためのものであり、その前端部は当該内部ノズル部24に向かうに従って縮径する縮径部21aとなっている。また、前記圧縮空気導入部22と前記本体部14との間にはシール部材44が介在している。
前記内部ノズル部24は、前記圧縮空気導入路21を通じて導入される圧縮空気を前記ノズル装着部28に装着された外部ノズル30の噴出孔32に前記空間25を通じて吹き込むためのもので、当該圧縮空気導入路21と前記混合室26内の空間25とを隔てる隔壁により構成され、その中心軸上に当該隔壁を前後方向に貫通する吹き込み孔23が形成されている。この吹き込み孔23は、前記外部ノズル30の噴出孔32と同軸となる位置に形成され、当該吹き込み孔23の内径dは、当該噴出孔32の内径dと同等もしくはそれよりも小さく設定されている。
さらに、この内部ノズル部24の中央部分すなわち前記吹き込み孔23を取り巻く部分は、他の部分(周辺部分)よりも前側(外部ノズル30側)に突出しており、その前端24aは前記加工用粒体導入口27の後端よりも寸法δ(図4)だけ前方に位置している。
次に、このサンドブラスターSBの作用を説明する。
図略の圧縮空気供給源から圧縮空気供給管50を通じてボディ10の本体部14に圧縮空気が供給される状態で、当該本体部14の切換弁18が開かれると、前記圧縮空気は混合流体供給部材20の圧縮空気導入路21を通じて内部ノズル部24に導かれ、この内部ノズル部24が囲む小径の吹き込み孔23から外部ノズル30の噴出孔32(この実施の形態では拡径部34)に向けて吹き込まれる。
前記内部ノズル部24の前端24aは前記加工用粒体導入口27の後端よりも寸法δだけ前方に突出しているので、この内部ノズル部24からの前記圧縮空気の噴射に伴って混合室26内には負圧が発生する。この負圧は、粒体ボトル62内に収容される砂等の加工用粒体60を加工用粒体供給管66を通じて空間25内に引き上げ、前記内部ノズル部24から噴射される圧縮空気に混入させる。従って、外部ノズル30が囲む噴出孔32内には前記圧縮空気と前記加工用粒体60との混合流体が吹き込まれ、この混合流体が当該噴出孔32から被加工物に向けて吹付けられる。
このサンドブラスターSBでは、単一の筒状部材からなる混合流体供給部材20に直接外部ノズル30が装着され、かつ、この外部ノズル30の後方に混合用空間25を形成する混合室26、この混合室26から前記外部ノズル30に圧縮空気を吹き込むための内部ノズル部24、およびこの内部ノズル部24に圧縮空気を導入するための圧縮空気導入部22が全て前記混合流体供給部材20に一体に形成されているので、前記図7に示されるような従来の二重管構造をもつサンドブラスター100に比べ、構造全体が著しく簡素化され、かつ、その大幅な小型化(特に径方向寸法の削減)が実現される。その結果、例えば筆記具感覚で当該サンドブラスターSBを把持しながら微細な加工作業を行うといったことも可能となる。
図6は、当該サンドブラスターSBの使用例として、小さな素材70の表面に微細な模様を彫り込むための工程を示したものである。同図において、まず素材70の加工面70aが水洗いされ、クリーナー等でクリーニングされた後、当該加工面70aにレジストシート72が貼り付けられる(図6(a))。次に、前記レジストシート72にペン等で模様が書き込まれ、もしくは、模様を模った型紙を前記レジストシート72に貼着された後、その模様に沿って前記レジストシート72がカッタ74等でカットされる(同図(b))。そして、そのカットされたレジストシート72の部分が除去された後(同図(c))、その除去により露出した加工面70aに対して前記サンドブラスターSBにより加工が施される(同図(d))。この加工後、前記レジストシート72を剥がすことにより、作品が完成する(同図(e))。
なお、前記サンドブラスターSBによる作業が、例えば図7(a)(b)に示すような専用のキャビネット80の内部で行われることにより、周囲への粉塵等の飛散を防ぎながら円滑に作業を進めることが可能になる。
このキャビネット80は、薄肉の透明材料で袋状に成形されたもので、その中に空気が封入されることにより図示の形状を保つ。このキャビネット80は、上方に開口する容器状の本体82と、その開口を開閉するために前記本体82に着脱される蓋84とを有する。前記本体82には、サンドブラスターSBにつながる圧縮空気供給管50を挿通するための挿通孔83が設けられるとともに、手を挿入するための挿入口を囲む左右一対の鍔つき円筒状のアタッチメント86が貫設され、これらのアタッチメント86が囲む挿入口を本体82の内側から塞ぐように当該アタッチメント86にそれぞれゴム手袋88の手首側周縁部が固着されている。
このキャビネット80内に前記素材70を入れ、前記ゴム手袋88に手を挿入して当該キャビネット80内でサンドブラスターSBを把持しながら前記素材70の加工作業を行えば、周囲への粉塵等の飛散を防ぎながら当該キャビネット80内で加工作業を円滑に行うことができる。
図1〜図4に示されるサンドブラスターSBの各寸法が次の範囲内で設定される。
混合流体供給部材20の後端から外部ノズル30の前端までの長さ:30〜50mm
圧縮空気導入部22の外径:7〜9mm
外部ノズル30の直径(混合室26の内径):3〜4mm
加工用粒体導入口27の直径:3〜5mm
外部ノズル30における噴出孔32の径d:1〜1.5mm
内部ノズル部24における吹き込み孔23の径d:1〜1.5mm(≦d
加工用粒体導入口27の前端からの外部ノズル30の後端の突出寸法δ:0〜2mm
前記導入口27の後端からの内部ノズル部前端24aの突出寸法δ:1〜2mm
拡径部34の中央部の深さδ:1〜3mm
前記各寸法の具体的な数値、特に前記寸法d,d,δの数値は、圧縮空気の設定圧(噴射圧)や加工用粒体60の粒径等に基いて前記範囲内で最適なものが選定される。当該設定圧としては、最大で0.35Mpa、当該粒径は番手で♯120〜♯220程度に設定するのがよい。
本考案の実施の形態に係るサンドブラスターの分解正面図である。 前記サンドブラスターの一部断面正面図である。 前記サンドブラスターの混合流体供給部材及び外部ノズルを示す断面正面図である。 前記サンドブラスターの要部を示す断面正面図である。 (a)〜(e)は前記サンドブラスターを用いて行われる工程の一例を示す図である。 (a)は前記サンドブラスターによる作業に用いられるキャビネットの例を示す斜視図、(b)は当該キャビネットの使用状態を示す斜視図である。 従来のサンドブラスターを示す断面正面図である。
符号の説明
SB サンドブラスター
10 ボディ
20 混合流体供給部材
21 圧縮空気導入路
22 圧縮空気導入部
23 吹き込み孔
24 内部ノズル部
24a 内部ノズル部の前端
25 空間
26 混合室
27 加工用粒体導入口
28 ノズル装着部
30 外部ノズル
32 噴出孔
34 拡径部
50 圧縮空気供給管
52 端部
60 加工用粒体
62 粒体ボトル
66 加工用粒体供給管
68 アダプタ

Claims (4)

  1. 圧縮空気と加工用粒体との混合流体を被加工物に吹付けることにより当該被加工物を加工するためのサンドブラスターであって、
    前記混合流体を噴出させるための噴出孔を囲む外部ノズルと、
    前記外部ノズルが囲む噴出孔にその軸方向に沿って圧縮空気を導入するとともに、この圧縮空気の流れにより生ずる負圧で当該圧縮空気に前記加工用粒体を混入させる混合流体供給部材とを備え、
    前記混合流体供給部材は、単一の筒状部材により構成されるとともに、その軸方向の先端側から順に、前記外部ノズルが装着されるノズル装着部と、このノズル装着部に装着される外部ノズルの上流側で前記圧縮空気と前記加工用粒体とを混合させるための空間を囲む混合室と、この混合室を通じて前記外部ノズルの噴出孔内に前記圧縮空気を吹き込むための吹き込み孔を囲む内部ノズル部と、この内部ノズル部の吹き込み孔よりも大きな内径を有し、当該吹き込み孔に圧縮空気を導入するための圧縮空気導入路を囲む圧縮空気導入部とを一体に有し、
    前記混合室は、前記混合流体供給部材の径方向に開口する加工用粒体導入口が形成された側壁を有し、
    前記内部ノズル部の吹き込み孔は、前記噴出孔と同軸の位置にあり、かつ、当該噴出孔の孔径以下の孔径を有し、
    前記内部ノズル部の先端は、この内部ノズル部からの圧縮空気の噴射により前記混合室内に負圧が発生するように前記加工用粒体導入口の後端よりも前方に突出していることを特徴とするサンドブラスター。
  2. 請求項1記載のサンドブラスターにおいて、
    前記混合室及び前記ノズル装着部は、前記外部ノズルが嵌入可能な直径を有する円筒状の内周面をもつ円筒状部分で構成され、この円筒状部分のうちその内側に嵌入される外部ノズルの後端よりも後方の部分が前記混合室を形成することを特徴とするサンドブラスター。
  3. 請求項1または2記載のサンドブラスターにおいて、
    前記外部ノズルの後部には、その後端に向かうに従って前記噴出孔が拡径する拡径部が形成され、この拡径部に向かって前記内部ノズル部から前記圧縮空気が吹き込まれることを特徴とするサンドブラスター。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のサンドブラスターにおいて、
    前記混合流体供給部材の圧縮空気導入路に圧縮エア供給管を接続しかつ前記混合流体供給部材の加工用粒体導入口に加工用粒体供給管を接続しながら当該混合流体供給部材を保持するボディをさらに備えることを特徴とするサンドブラスター。
JP2008002385U 2008-04-15 2008-04-15 サンドブラスター Expired - Fee Related JP3142781U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008002385U JP3142781U (ja) 2008-04-15 2008-04-15 サンドブラスター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008002385U JP3142781U (ja) 2008-04-15 2008-04-15 サンドブラスター

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3142781U true JP3142781U (ja) 2008-06-26

Family

ID=43292762

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008002385U Expired - Fee Related JP3142781U (ja) 2008-04-15 2008-04-15 サンドブラスター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3142781U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11491516B2 (en) Vacuum spray apparatus and uses thereof
JP5020320B2 (ja) 流体噴出ガン
JPH1058324A (ja) ブラスト加工方法及び装置
TWM380171U (en) Structure of spraying gun
US3744723A (en) Pipe cleaning nozzle
JP2003154294A (ja) ノズル及び噴出装置。
US4995202A (en) Nozzle unit and method for using wet abrasives to clean hard surfaces
CN100408199C (zh) 液体喷射适配器及液体供给贮液器
TW201630664A (zh) 迴旋噴鎗之構造
JP2005059111A (ja) 切粉除去方法及び切粉除去用エアーブローノズル
JP2015208741A (ja) 深穴清掃・洗浄用の吸込用アダプター、及びこれを用いた掃除機
US5613272A (en) Accessory crevice tool for use with water extraction cleaning machine
JP3142781U (ja) サンドブラスター
NO174954B (no) Fremgangsmåte og anordning til rengjöring av rörledninger
TW201524609A (zh) 真空噴灑裝置及其用途
JP4545040B2 (ja) ブラストノズル及びこれを備えたブラストガン
JP2008114211A (ja) 流体噴出装置
JP2003024837A (ja) 泡沫発射ガン
JP2012096214A (ja) 吸引機器の先端構造、および当該先端構造を具備する吸引用アダプター並びに吸引式洗浄ガン
CN209864096U (zh) 正压喷砂洁牙机
JPS61241067A (ja) 乾式ブラスト装置
JP6596803B2 (ja) 流体噴出ガン
TWM654264U (zh) 噴嘴頭、噴嘴及流體排出裝置
CN105945009A (zh) 一种异物清除净化装置
JP2004074132A (ja) 混合気噴射による洗浄装置

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110604

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110604

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140604

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees