JP3142619U - 座席用背もたれ具 - Google Patents

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Abstract

【課題】乗物、椅子に長時間着席することによって生じる車酔い、吐気、苦痛、疲労等の予防を図るために、シートバックに立て掛けて置き、脊髄神経の縦走り構造にあった適度な刺激を腰椎に与える簡易縦長の座席用背もたれ具を提供する。
【解決手段】座席用背もたれ具は平板上の中央縦長に硬い凸部をもち、平板部と凸部を含む背もたれ具の下部である基底部の厚さを最も厚くし、凸部は上部にいくに従い徐々に傾斜し、背もたれ具の最上部に至るとその厚さは薄くなる。凸部とそれを挟む左右の平板部とは、段差のある構造をとっているため解決できる。
【選択図】図1

Description

本考案は乗物や学習用、事務用、娯楽用椅子等のシートバックに立て掛けて使用する持ち運び可能な座席用背もたれ具である。
座席用背もたれ具は、形状において腰椎を中心に横長や縦長形のものがあり、いずれも横断面で横直線状にふくらみや突起物をつけたものが多い。その例として特開2001−353041などがある。また中央縦溝に向かって肉厚にし、姿勢を正すようにした特開平7−47022もある。いずれも長時間着席による吐気、苦痛、疲労をなくすというものであり、それら技術が公開公報によって公知されている。
特開2001−353041号公報 特開平7−47022号公報
横断面で横直線状に凸状になった構造の場合は前傾姿勢になり、胃や腸を圧迫したり筋や筋膜の硬直をおこしたりするため、吐気、苦痛、疲労の症状は排除できない。また中央縦長に溝を作り、縦直線状にふくらみをもたせた硬い構造の場合は脊柱が伸びた状態にはなるが、溝に脊柱が埋まり背中と密着が深くなりすぎ、上記の症状は解決されにくい。さらに上半身の左右への動き、切れ、ひねり等瞬時の反応が遅れる欠点がある。
請求項1にかかわる考案は、シートバックに立て掛けて置き、着席者の背中に当たる面は、平板上に中央縦長の凸部を有し、凸部が腰椎に沿って接触する形状をなし、シートバックに接する面は平面で、全体の横断面は凸構造になっている縦長の座席用背もたれ具である。請求項2にかかわる考案は、腰椎に沿う形で、中央縦方向に凸構造をとり、シートに接する部分、すなわち平板部と凸部を含む下部である基底部の厚さは最も厚く、凸部は上部にいくに従い、徐々に傾斜して最上部に至ると着席者の腰椎に接触する凸部の厚さは薄くなる請求項1に記載した構造をもつ縦長の座席用背もたれ具である。請求項3にかかわる考案は、腰椎に接する硬い構造の凸部が左右両側の平板部にくらべ、段差を有し、さらに通気性を考慮した網目や孔、その他類似する形状および構造を有する請求項1または2に記載した縦長の座席用背もたれ具である。本考案は着席者の背中に当たる面の縦中央部に凸部を有し、凸部が腰椎に沿って接触する縦長の形状をなし、シートバックに接する面を平板状にし、全体の横断面は凸構造になっている。平板部と凸部を加えた下部である基底部の厚さは最も厚く、上部にいくに従い徐々に傾斜してその厚さは薄くなることを特徴とする。さらに腰椎に接する凸部は腰椎の矯正機能をもたせるために、左右両側の平板部より硬い構造をなすとともに、段差があることにより課題を解決している。なお凸部以外の平板部は同じ硬さか、または軟らかい構造とする。また凸部の断面形状として半楕円、半月、台形、三角、波形、その他の形状のものもある。
上述のように、本考案の座席用背もたれ具は、腰椎に沿う形で中央縦長に凸部をもち、左右の平板部と段差があり、凸部の稜線部が腰椎・胸椎との密着度を少なくし、腰椎の中の神経の縦走り構造に合致し、適度な刺激を与え上半身の動きを瞬時に反応させる事ができる。また凸部は傾斜しているために、腰椎・胸椎しいては脊柱をまっすぐにし、前傾姿勢を防ぎ、長時間運転や着席による車酔い、吐気、苦痛、疲労を防御できる。なかでも車酔いに効果を発揮する。さらにこの座席用背もたれ具は固定式でないため持ち運びができ、乗物やその他の椅子に応じて、またそれぞれの使用者の体格によって、最良の位置に動かせる利便性がある。
座席用背もたれ具は、縦長でやや軟らかい平板部上の中央部に硬い凸部を縦長に設け、左右平板部はその中央部と比べ段差のある構造にする。なお凸部はシートに接する下部である基底部を最も厚くし、上部にいくに従い傾斜させ、凸形状を薄くなるようにする。その結果、着席者の腰椎・胸椎がまっすぐになり、前傾姿勢にならない。また硬い中央の凸部と、左右平板部とは段差があるため、背中との密着度は少なくなり、上半身の切れや左右への動きが瞬時にできる効果をもたらす。
以下、添付図面に従って一実施例を説明する。図1は当座席用背もたれ具(F)をシート(Y)に縦状態に置き、シートバック(X)に立て掛けて使用しているものである。凸形状をもつ中央部(A)は平板部左右(B)、(C)とは段差があり、シート(Y)に接する部分が最も厚くなっているが、最上部になると平板部左右(B)、(C)との段差が小さくなる。
図2は座席用背もたれ具の着席者の腰椎に当たる面の斜視図である。(A)は突き出た硬い半楕円部の(D)を内包した凸構造をもち、中央部(A)を挟んだ平板部左右(B)、(C)は軟らかい構造になっている。(B+)(A+)(C+)の基底部は厚く、半楕円部(D)は上部にいくに従い徐々に傾斜し、最上部に至ると凸構造が低くなって(A-)の厚さとなるが、平板部左右(B-)、(C-)よりは高く段差もある。
図3は図2の背面図で、座席用背もたれ具(F)のシートバックに当たる面を表した斜視図で、その構造と構成内容は図2と全く同じである。
図4は図2の中央部(A)に内包される、凸部の半楕円部(D)を示した斜視図で、硬い構造の網目状で通気性を考慮した例である。
図5は座席用背もたれ具(F)をシートバック(X)に立て掛けた側面図である。シート(Y)に接する中央部(A)と平板部右(C)を加えた基底部が最も厚く、(A)に内包される凸部の半楕円部(D)のみ上部にいくに従い緩やかに傾斜して、その厚さが薄くなっている。
図6は1正面図、2底面図、3平面図、4左側面図、5右側面図からなる。1の正面図(A)は着席者の腰椎に当たる部分で、平板部左(B)、平板部右(C)は中央部(A)より幅が狭い。さらに2の底面図の(A+)部分は半楕円部(D)が(A)に内包されているため、(B+)、(C+)より厚い。このため着席者の上半身の切れやひねりを効かせる効果がある。3の平面図は最上部を示し、これを4の左側面図、5の右側面図で見ると,(A)はシートと接する(A+)の基底部から傾斜して、最上部の(A−)に至るところで凸形状が薄くなっている。この傾斜が着席者の腰椎・胸椎をまっすぐに伸ばし、前傾姿勢になることによって起こる車酔い、吐気、苦痛、疲労の症状を防御する。
座席用背もたれ具の凸部の材質は、繰り返しの衝撃的な応力にも耐える強靭さを要するものが適当である。その部分の硬い材料としてプラスチック、たとえばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、硬質塩化ビニール、発泡ポリウレタン、また熱可塑性エラストマーなどがある。その他天然素材、たとえば木材(樫・杉・桧)、竹材、紙材(ダンボール・硬質加工紙など)、籐、ヘチマなどがある。またこれらの材料の複合材や積層材でもよい。
平板部の材料としては0013の上記凸部の材料より軟らかいものがよいが、同じ硬さのものでもよい。
これらの凸部および平板部の材質の表面状態はなめらかなもの、ざらついたもの、その他各種加工したものでもよい。
また本体の材料は、たとえば軟質塩化ビニールなどを使用し、座席用背もたれ具 (A、B、C)を一体化した内部に空気を入れたものもよい。この場合半楕円状の凸部(D)のみは硬い材料がよい。
当座席用背もたれ具は背中に当てて使用するものであり、背中の動きに応じて追随できる大きさをもつものが適当である。従って図2の基底部(B+、A+,C+)から最上部(B−、A−、C−)までの長さは20〜50cmが適当である。この長さは仙骨・腰椎に十分接触する長さである。
図6の4・左側面図の(B+、A+)、および5・右側面図の(A+、C+)の基底部の厚さは3〜12cmが適当であり、(A+)以外の(B+)、(C+)の厚さは2〜6cmが適当である。
また図6の1・正面図の(A)の幅は8〜16cm、平板部左右(B、C) の幅は3〜12cmで、全横幅は、12〜40cmが適当である。
図6の左右側面図4,5における(A+)の基底部から最上部の(A−)に至る傾斜角度は80°〜87°が好ましいが、これよりも小さくてもよい。すなわち基底部(B+、A+、C+)から徐々に上部にいくに従い、緩やかな傾斜をなし(A-)の最上部では(B-)(C−)よりやや凸状になるか、あるいは一体になるか、または中途で一体になってもよい。
当座席用背もたれ具はシートバックから吊るして使用できるし、使用目的に応じて持ち運びもでき、軽くて利便性に富んだ簡易型である。
座席シートに置いた座席用背もたれ具の斜視図 着席者の背中に当たる面の斜視図 シートバックに当たる背面の斜視図 凸部の半楕円部(D)の斜視図 シートに置いた同背もたれ具の側面図 同背もたれ具の正面図1、底面図2、平面図3、左側面図4、右側面図5
符号の説明
X・・・・・・・・・シートバック
Y ・・・・・・・・シート
F・・・・・・・・・座席用背もたれ具
D・・・・・・・・・半楕円部
B+、A+、C+・・・ 基底部
B-、A-、C-・・・ 最上部
A・・・・・・・・ 中央部
B・・・・・・・・ 平板部左
C・・・・・・・・・平板部右

Claims (3)

  1. 当座席用背もたれ具はシートバックに立て掛けて置き、着席者の背中に当たる面は、平板上に中央縦長の凸部を有し、凸部が腰椎に沿って接触する形状をなし、シートバックに接する面は平面で、全体の横断面は凸構造になっている縦長の座席用背もたれ具。
  2. 当座席用背もたれ具は腰椎に沿う形で、中央縦方向に凸構造をとり、シートに接する部分、すなわち平板部と凸部を含む下部である基底部の厚さは最も厚く、凸部は上部にいくに従い、徐々に傾斜して最上部に至ると着席者の腰椎に接触する凸部の厚さが薄くなる請求項1に記載した構造をもつ縦長の座席用背もたれ具。
  3. 腰椎に接する凸部は硬い構造をもち、左右両側の平板部にくらべ、段差を有し、さらに通気性を考慮した網目や孔、その他類似する形状および構造を有する請求項1または2に記載した縦長の座席用背もたれ具。
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