JP3142597B2 - 複写機の制御装置 - Google Patents

複写機の制御装置

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JP3142597B2
JP3142597B2 JP03101473A JP10147391A JP3142597B2 JP 3142597 B2 JP3142597 B2 JP 3142597B2 JP 03101473 A JP03101473 A JP 03101473A JP 10147391 A JP10147391 A JP 10147391A JP 3142597 B2 JP3142597 B2 JP 3142597B2
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祥之 木村
政輝 六平
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Ricoh Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱定着ローラを有する
複写機の制御装置、詳しくは本体内の負荷への通電制御
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱定着ローラを有する複写機、特に中高
速のコピースピードの複写機の場合、熱定着ローラ及び
加圧ローラにより定着する際のコピーの定着性を確保す
るためその材質であるシリコンゴム等の厚さを増した
り、ローラ径を大きくする必要がある。
【0003】そうすると、熱定着ローラ及び加圧ローラ
を所定温度迄加熱するのに時間がかかり、例えば朝1番
でコピーをとりたいのに数分から十数分待たなければな
らないという不具合が生じてきた。
【0004】そこで、従来、例えば特開昭61−184
580号公報に示す如き所定の第1の時間が検知される
と、定着ローラ、熱源等を作動して、複写可能にすべく
制御を開始し、所定の第2の時間が検知されると、前記
熱源等全ての負荷を休止状態にセットするようにしたウ
ィークリータイマーを備えた複写機が開示されている。
【0005】ところが、この従来例によると、所定の第
1の時間が検知されると制御を開始するため、複写機の
ウォームアップの時間だけ待たないと、複写可能状態に
ならないという不具合が生じている。この不具合を解消
するために複写機のウォームアップの時間だけ早く第1
の時間を設定することが開示されているが、複写機のウ
ォームアップの時間は夫々の複写機によって違った時間
が設定されていたり、ユーザーにとっては知らないこと
なので所定の時間に複写可能状態になっていないことが
あり得た。
【0006】また上記の従来例によると、所定の第1の
時間が検知されると、前記熱源等全ての負荷がかかって
しまうため、誰かが複写機の使用を開始するまでの間の
電気エネルギーが無駄となってしまう。
【0007】特に朝は気温も低いため定着ローラを複写
可能な温度に保持するのには通常よりも電力消費量が多
くなるという欠点があった。
【0008】更に上記の従来例によると、複写機の電源
の投入後の休止時に所定の第1の時間が検知されたとき
も、複写機の電源投入時と同じように制御を開始するた
め、早急な立ち上げが必要であり、複写機全体に急激に
電源が投入されたり熱定着ローラ全体に熱を行きわたら
せるために本体を駆動することにより騒音が生じる等の
不具合が生じている。
【0009】また上記早急な立ち上げは、冷えていた複
写機を急激に温め部品のヒートショックによる疲労を招
くことが多い。
【0010】従来例によると、所定の第2の時間が検知
されると前記熱源等全ての負荷が休止状態になるため、
残業等により第2の時間後にコピーが必要になった時、
複写機のウォームアップの時間だけ待たないと複写可能
状態にならないという不具合が生じている。
【0011】この不具合を解消するために第2の時間を
会社の終業時間ではなく完全に人の居なくなる時間に設
定すればよいが、終業時間後は、使用頻度も少ないため
前記熱源等をフルの状態にしていたのでは電力エネルギ
ーの無駄使いになり省エネルギーの観点からしても好ま
しくはない。
【0012】従来は所定の第1の時間が検知されると複
写可能状態になり、所定の第2の時間が検知されると、
休止状態になるという電源スイッチのON−OFF制御
のみなので、昼休みなど複写機の使用頻度の少ない時間
帯などは電気エネルギーの無駄使いとなってしまう。
【0013】時に最近では昼休みの消灯を励行している
会社が増えているが複写機も例外ではなく電源を切って
しまうことが考えられている。
【0014】ところが電源を切ってしまうと、急にコピ
ーが必要になってしまった時あるいは、昼休み終了時、
電源を再投入してもすぐには立ち上がらないという不具
合が生じる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の従来
の問題点を解消し、電気エネルギーを無駄に使うことな
く又待ち時間なしにすぐに複写動作が可能な複写機の制
御装置を提供することを課題とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題
を、熱定着ローラと、カレンダ付時計と、RAMと、前
記時計並びにRAMをバックアップするバッテリーと、
複写制御を実行するCPUと、該CPUの電源部に接続
する直流電源装置と、該直流電源装置の入力を商用電源
に接続する電源スイッチとを備えた複写機の制御装置に
おいて、前記電源スイッチがオンしている状態で前記C
PUにより前記時計とRAMを照合し、設定された曜日
の設定された第1の時間が検知されると、前記熱定着ロ
ーラの熱源を作動して予熱状態にすべく制御開始する予
熱モードと、前記電源スイッチがオンしている状態で前
記CPUにより前記時計とRAMを照合し、設定された
曜日の設定された第2の時間が検知されると、前記熱定
着ローラの熱源を含む全ての負荷を休止状態にセットす
る休止モードを有し、前記予熱モード時は、電源スイッ
チをオンしたときの定着温度上昇曲線よりも緩やかな傾
きの温度上昇曲線で所定の定着温度に達するように前記
熱定着ローラの熱源を制御することを特徴とする複写機
の制御装置により達成した。
【0017】
【0018】
【0019】
【作用】本発明により、電源スイッチがオンの状態で第
1時間を検知すると、電源スイッチをオンしたときの定
着温度上昇曲線よりも緩やかな傾きの温度上昇曲線で所
定の定着温度に達するように前記熱定着ローラの熱源を
制御する。これにより、予め設定した時間には熱定着ロ
ーラが充分に温まっている状態にしてすぐにコピー可能
の状態にすることができる。その際、部品のヒートショ
ックによる疲労を低減させることができる。また、第2
時間を検知すると休止モードとすることにより、節電を
可能にする。
【0020】
【0021】
【0022】
【実施例】本発明の詳細を図に示す実施例に基づいて説
明する。
【0023】まず参考例から説明する。図1において、
1は商用電源、2は複写機への電源を供給、遮断するス
イッチである。
【0024】直流電源3はCPU13等制御回路の電源
でVcc(+5V)を出力する。バッテリー8は時計9及
びC−MOS RAM10のバックアップ用であり電源
オフ時も動作する。CPU13は時計9、RAM10、
11(RAM RAM )、ROM12、I/Oポー
ト14、16および他の素子と接続され、周知の複写動
作を制御する。サーミスタ4は定着ローラの加熱をする
ヒータ5をON/OFF制御すべく定着ローラ近傍に配
置され、CPU13のA/D入力に接続さている。I/
Oポート14には、複写動作を実行するための、モータ
等(詳述しない)のAC負荷7及びDC負荷15が接続
されている。
【0025】又一方のI/Oポート16には、複写機の
操作部のキースイッチ18や、表示器17が接続され、
複写モードの設定及びその表示が行われる。表示器17
において左側の2桁のLEDはコピーセット枚数を表示
し、右側の2桁のLEDはコピー枚数を表示する。又6
はヒーター5をオン・オフさせるためのリレーである。
【0026】図2は操作部19の概略図である。
【0027】テンキー20の0〜9は前記キースイッチ
18のS01〜S09に対応し、コピー枚数のセット等
に使用する。C/SはS11に対応しコピー枚数のクリ
アー、コピーの中断等に使われる。プリントキー23は
12に対応し、コピースタートキーである。S91
エンターキー21、S92はプログラムキー22であ
り、コピー動作以外のモード設定時に使われる。
【0028】前述した様に図1の表示器17は7セグメ
ント4桁とその間にコロンマークを有し、通常はセット
枚数及びコピー枚数の表示に使われ、所定のモード時は
時計の表示に使われる。
【0029】概略機能について説明する。
【0030】スイッチONしていることを前提として予
め定めた時間、曜日に複写機を自動的にON/OFFさ
せるために、メモリーRAM10に例えば複写機の稼動
日を月〜金曜日とし、また毎朝9:00〜毎夕6:00
の間を稼動させるとして、その曜日及び時間をセット
し、自動的に複写機をセットアップ及びセットダウンさ
せる。
【0031】又セットダウンの状態からは簡単な操作
(メインスイッチのOFF/ON)でセットアップの状
態にも復帰でき、その後使用しなければまた自動的にセ
ットダウンの状態に戻るようにする。稼動日、時間はユ
ーザーが任意に設定できる。
【0032】図3に示すフローチャートにおいて、通常
コピー時には、電源投入後イニシャライズを先ず実行す
る。
【0033】これは複写機の初期状態、例えば、光学系
を所定のスタート位置にセットしたり、変倍系のレンズ
位置を同様に所定位置に戻したり、又表示器のセット枚
数を1に表示したりといった状態にセットすることであ
る。
【0034】入力読み込みはその後コピーのセット枚数
等の操作部からのキー入力の信号を読み込んだり、定着
ヒーター5の温度をサーミスタの抵抗値で読み込んで所
定温度になったかどうかチエックしたりする。そのチエ
ック後コピー可能になったかどうか判断し、まだならコ
ピー不可表示をONして可能になるのを待つ。
【0035】コピー可になるとその旨表示し、休止モー
ドかどうかをチエックする。休止モードについては後述
する。休止モードかどうかを判定しプリントスイッチ2
3がONされるのを待つ。
【0036】プリントスイッチ23がONすると所定の
コピールーチン処理(詳述しない)を実行して、それが
終了すると、またプリントスイッチ23がONされるの
を待つ。
【0037】次にサブルーチン「時間チエック」につい
て説明する。図4において先ずプログラムキー22がO
Nされたかどうかチエックする。ONされると、次にテ
ンキー20にてプログラムの番号1、2、3、4のいず
れかがONされ、プログラムNo. 1、2、3、4のいず
れかが選択される。
【0038】プログラムNo. 1は、稼動しない曜日のチ
エック及びセットのためのルーチンである。図5に示す
サブルーチンCK1により、予め設定しているメモリー
RAM1の曜日のデータを呼びだす。
【0039】曜日データは休日データを表し、0〜6の
BCDコードで操作部、コピーカウンター部に表示す
る。実施例では、 0 日曜日 1 月曜日 2 火曜日 3 水曜日 4 木曜日 5 金曜日 6 土曜日 に定義づける。
【0040】例えば日曜日のみ休日であれば、セット枚
数表示器に00が表示され、コピー枚数表示器は消灯す
る。又、土曜日も休日であれば図6に示すサブルーチン
のCK2により、同様に06が表示される。
【0041】日曜日のデータを書き換えたい時は、テン
キー20で前記コードを入力し、エンターキー21のO
Nにより変更できる。
【0042】図7、図8に示すサブルーチンCK3、4
は休止モードに入る時間と、休止モードから解除する時
間のチエック及びセットをするルーチンである。表示す
る時間は××:××でありセット枚数表示器と、コピー
枚数表示器及びコロンマークで表示され、1分単位で2
4時間迄表示する。
【0043】例えば、休止モードに入る時間が午後6時
30分であれば18:30と表示される。データの変更
はCK1、2と同じでこの場合はテンキー20にて4回
キーイン後、同様にエンターキー21のONにて変更で
きる。休止モード解除時間のチエック、再セットも同様
である。
【0044】上記の様にプログラムモードにて休日の曜
日のチエック、再設定及び休止モードに入る時間と解除
される時間のチェック、再設定ができる。プログラムモ
ードから脱けるには、再度プログラムキー22をONす
る。
【0045】プログラムモードでない時は、次に時計情
報(曜日、時間、分)を時計9から呼びだし一旦RAM
11にストアする。
【0046】次にRAM10にセットされた休日の曜日
データと時計情報を比較し、一致すればRET(リター
ン)する。
【0047】一致しない時は休止モードになっているか
どうかチエックする。休止モードになっているかどうか
は、電源(Vcc)が遮断されても保持しているようにR
AM10にデーターが収納してある。
【0048】休止モードになっていれば(休止解除時間
−ウォームアップタイム)になったかどうかチエック
し、なっていれば休止モードを解除し、そうでなければ
そのままRETする。
【0049】休止モードでなければ休止モードの時間を
過ぎたかどうかチエックし、すぎていれば休止モードを
セットする。そうでなければそのままRETする。(コ
ピー中は時間チエックを行わず、コピー終了時にチエッ
クし、設定時間を過ぎているときは休止モードに入るよ
うにしてコピー中に休止モードに入ることを防止す
る。)休止モードでない時のプリントON待ちのステッ
プに再度戻って説明する。
【0050】プリントON待ちの状態で「時間チエッ
ク」のサブルーチンにおいて前記説明のように休止モー
ド時間になると、再度時間チエック後、ヒーター5、A
C負荷7のOFF、DC負荷15のOFF、表示17の
OFFのルーチンに入る。このルーチンは、複写機の全
負荷を遮断するルーチンであり、この時電力を消費する
のは、CPU回りの制御系だけである。このルーチン処
理後、休止モードに入ったかどうかの表示をしても良
い。
【0051】その後休止モードが解除されるのを待つル
ーチンを続行する。休止モードが解除されるとAにジャ
ンプし、メインスイッチ12を投入した時と同様にイニ
シャライズ等実行して、コピー可になるのを待つ。
【0052】上記説明のフローチャートは要約すると、
例えば土曜、日曜が休日として金曜日の夜18:30に
なると、自動的に全負荷が遮断され、明くる土、日曜日
はそのままの状態が続き、月曜になると、朝7:55に
電源が再投入される形となり、8:00にコピー可能状
態となる(ウォームアップタイムが5分に設定されてい
るとき)。その後月曜の夜から金曜の朝迄は規則的に1
8:30にOFF、7:55にONが繰り返される。
【0053】尚、前述した様に休日及び時間は任意にセ
ット出来るので上記モードは任意に変えられる。
【0054】次に、イニシャライズ後、コピー可にっな
た後休止モードであった場合について説明する。
【0055】これは、例えば休日又は、平日の夜遅く等
で休止モードに入った状態の時コピーを作成したい時の
ルーチンである。
【0056】休止モードに入っている時は一旦メインス
イッチをOFFし、再度ONする。これによりCPU1
3の電源(Vcc)3は一旦OFFし、メインスイッチ2
のONによりVccが再投入するのでCPU13は一旦初
期リセットされ「 Start」からプログラムを実行する。
【0057】イニシャライズ後コピー可になると休止モ
ードかどうかチエックする。休止モードであった時は1
0分タイマーをスタートする。(10分タイマーは別途
何種類か選択できるようにしても良い)。
【0058】次に入力読み込みルーチン処理後、10分
タイマーをチエックする。タイムアップしていなければ
プリントONかどうかチエックし、ONであればコピー
ルーチンを実行する。コピールーチン終了後10分タイ
マー再スタート後、再度入力読み込みルーチンに戻り、
プリントON待ちのルーチンに入る。その後プリントが
ONされなければ10分タイマーをインクリメントし続
け、10分タイマーがタイムアップすると、前記説明し
た時間チエック、全負荷OFFのルーチンを処理して、
休止モードを再チエックし、休止モードであるのでその
ルーチンを、休止モード解除になる迄続ける。
【0059】ここで休止モードフラグはRAM10にメ
モリーされているので、メインスイッチ2をOFFして
も、RAM10はバッテリー8でバックアップされてい
るのでデータは保持されている。
【0060】尚、本参考例は1週間単位で説明したが、
カレンダー付時計を使用すれば、例えば銀行の第2土曜
日を休日に指定するモードあるいは、夏休みや冬休み
等、会社や学校のカレンダーに合わせて休日に指定する
モードは容易に可能である(日付の指定)また休止モー
ド中にコピーしたい時、メインスイッチ2をOFF/O
Nするようにしたが、別なキーを操作部に設け、休止モ
ード一時中断できる様にしても良い。
【0061】上記によりカレンダー付時計と全ての負荷
を自動的に始動する第1の時間(例えば朝の始業時間か
らウォームアップタイムを引いた時間)及び全ての負荷
を休止状態にする第2の時間(例えば終業時刻)を記憶
するRAMとこれらを制御するCPUとを備える制御装
置により休止状態へのセットを自動的に行う。
【0062】上記の参考例に対して、本発明の実施例で
は、スイッチがONしていることを前提として予め設定
した曜日及び時間より所定時間だけ、例えば設定された
ウォームアップタイム分早く複写機の定着予熱コントロ
ールを自動的に行い。予め設定した時間には熱定着ロー
ラが十分に温まっている状態にしてすぐにコピー可能の
状態にすることができる。
【0063】更に別に設定した曜日及び時間に複写機の
定着温度コントロールも含む負荷をOFFさせる。
【0064】また前記曜日及び時間の設定をユーザーが
任意にできるようにした。
【0065】操作部19は図2の例に対して図9に示す
ように予熱キー24を備えた構造に変形する。予熱キー
24に図2のS93が対応し、コピー動作以外のモード
設定時に使用される。キーの配列は図10のように変形
することもできる。更にC/Sキーは隣りの空白部を含
ませて2つのキーを合わせた大きさの大きなキーにする
こともできる。
【0066】定着装置を予熱制御する予熱モードと、休
止モードの動作の流れは図11に示したフローチャート
に示す如くである。図11は図3に対応するフローチャ
ートであり、相違点のみを以下に説明する。
【0067】図3ではコピー可になるとその旨表示し、
休止モードかどうかをチエックしたのに対し、図11で
は予熱モードかどうかをチエックし且つ休止モードかど
うかをチエックする。
【0068】予熱モードでなく、しかも休止モードでな
ければ入力をまた読み込み、時間チエックを実行後、再
度予熱モードか、休止モードかを判定しプリントスイッ
チ23がONされるのを待つ。
【0069】サブルーチン「時間チエック」は図4の例
に対して図12に示すような変形例を使用することがで
きる。すなわち、プログラムモードでないときは時計情
報を時計9から呼びだし、一旦RAMにストアする。R
AM10にセットされた休日の曜日データと時計情報を
比較し、一致すればRETし、一致しないときは休止モ
ードになっているかどうかをチエックする。
【0070】休止モードになっていれば休止解除時間に
なったかどうかチエックし、なっていれば休止モードを
解除し、予熱モードをセットし、そうでなければそのま
まRETする。
【0071】休止モードでないときは休止モードの時間
を過ぎたかどうかをチエックし、過ぎていれば休止モー
ドをセットし、予熱モードをリセットし、過ぎていなけ
ればそのままRETする。
【0072】図11において、上記休止モードでないと
き、プリントON待ちの状態で、時間チエックのサブル
ーチンにおいて休止モード時間になると、再度時間チエ
ック後、予熱モードか予熱キーがONかをチエックし、
予熱モードのときは予熱キーがONでイニシャライズか
らくり返し、ONでないとき、予熱温度制御をし、全負
荷、DC負荷、表示をOFFし、「時間チエック」から
くり返す。
【0073】予熱モードでないときは、休止モード解除
期間からウォームアップタイムを引いた値であるかチエ
ックし、ONのときは全負荷をOFFし、YESのとき
はウォームアップタイマをスタートとし、定着ウォーム
アップ制御を、ウォームアップタイマがタイムアップす
るまでくり返す。
【0074】図11でイニシャライズ後コピー可能にな
ったとき予熱モード又は休止モードになった場合を説明
する。例えば電源をONしたときのウォームアップ制御
と、設定された第1の時間が検知されると複写可能状態
になるように設定時間より所定時間だけ前にウォームア
ップするルーチンである。
【0075】予熱モードか休止モードであるときは10
分タイマをスタートする。次に入力読み込みルーチン処
理後10分タイマをチエックし、タイムアップしていな
ければプリントONを待機し、プリントONになればコ
ピールーチンに入り、10分タイマをリセット(クリア
ー)、スタートし、プリントONでないときは10分タ
イマを1だけ歩進する。タイムアップしていると、時間
チエックをし以後上記の説明をくり返す。
【0076】図11における定着ウォームアップ制御で
は図13の曲線Bで示す第2ウォームアップ曲線に従っ
て制御する。つまり目標温度に達するまでの時間が長く
なるように熱源を制御し、しかも加圧ローラ等に十分に
熱が行きわたるようにその後も十分な時間をもたせる。
【0077】スイッチがONしている事を前提として予
め定めた曜日及び時間に複写機の定着温度のコントロー
ルを自動的に通常制御温度より低い温度で制御する予熱
温度制御を行い、ユーザが使用するときは予熱キーをO
N又はスイッチ2をOFF−ONするような簡単な操作
で使用状態に復帰でき、その後複写機が使用されなけれ
ば前記モードに戻り、前記の曜日及び時間に複写機の全
負荷をOFFさせる例では図3に代わって図14が、図
4に代わって図12が、図8に代わって図15のフロー
チャートが使用される。
【0078】図14では図11における予熱モードでな
いときに休止モード解除時間からウォームアップタイム
を引いた時間かどうかをチエックするステップを経るの
に対し、休止モードであるか否かをチエックするステッ
プに変えられ、休止モードのときに全負荷OFFにし、
休止モードでないときはAにジャンプする。
【0079】このフローにより例えば始業時間が9:0
0、終業時間が17:00の場合、休止モード解除、す
なわち予熱モードセットの時間を9:00にセットし、
休止モード時間を17:00に設定し、始業時間になっ
たとたんにコピーをとる可能性は高くなく、一日に数十
枚程度しかコピーをとらないユーザ等に適している。始
業時間から終業時間迄の間は複写機の温度コントロール
部のみ動作させ、通常待機時より低い温度で制御する予
熱モードにしているので、消費電力や定着ローラのシリ
コンオイルの蒸発量等の節減ができる。
【0080】「時間チエック」のルーチンは図8ではウ
ォームアップタイムを考慮しているのに対して図15で
はキー入力値をそのままRAM2のレジスタにストアー
する点及びRAM1の書き換えは休止モード解除時間の
みでウォームアップタイムを考慮しない点で相違してい
る。
【0081】全ての負荷を自動的に始動する第1の時
間、例えば始業時刻からウォームアップタイムを引いた
時間及び予熱モード、つまり熱定着ローラの温度制御の
みを行ない、他の負荷を休止状態にする第2の時間例え
ば終業時刻及び全ての負荷を休止状態にする第3の時
間、例えば会社に人がいなくなる時刻をRAMに記憶さ
せる制御を行うことができる。この場合複写機がOFF
した時点から予め定めた時間迄は定着ローラの温度制御
とヒータ関係以外の負荷はOFFさせて予熱状態で通常
の待機時の制御温度より低い温度で温度制御し、その間
に複写機が使用されなければ定着ローラの温度制御も休
止する。
【0082】予熱モード及び休止モードの状態からは予
熱キーON、又はメインスイッチのOFF−ONの簡単
な操作で使用状態に復帰でき、その後複写機が使用され
なければ、前記モードに戻るようにしてある。
【0083】フローチャートは図14と、図12の代わ
りに図17と、図5〜図7と、図8の代わりに図15
と、新たに図16とを用いる。図17は図12に対し、
プログラムNo. 5を付加したことと、セットした曜日に
時計情報が一致するかをチエックしてから休止モードか
否かをチエックするまでの間に予熱モードであるか否か
をチエックし、NOのときはセットした予熱モード時間
をオーバーしないかをチエックし、オーバーすると予熱
モードをセットして休止モードか否かをチエックする点
で変わっている。
【0084】図16の時間チエックのサブルーチンでは
予熱モードのセット時間に関するサブルーチンが加えら
れている。
【0085】更に予め定めた曜日及び時間に複写機を自
動的にON/OFFさせると同様に定着温度のコントロ
ールを自動的に通常制御温度と通常制御温度より低い予
熱制御温度に切換えられるようにする。休止モード/予
熱モードになった状態のときスイッチON又は予熱キー
ONで簡単に使用状態に復帰でき、その後複写機が使用
されなければ前記モードに戻る。
【0086】フローチャートとしては図14、図17に
代えて図18を、図16に代えて図19を及び新たに図
20を使用する。
【0087】図17は図4のフローに対してプログラム
No. 6が付加された点と、予熱モードか否かをチエック
してYESのときに休止モードか否かをチエックしてい
るのに対し、YESのときは解除時間になったか否かを
チエックし、NOのときは休止モードか否かをチエック
し、YESのときは予熱モードを解除して休止モードか
否かをチエックする点に相違がある。
【0088】
【発明の効果】本発明により、電源スイッチがオンして
いる状態で第1の時間が検知されると予熱モードとし、
第2の時間が検知されると休止モードとし、予熱モード
時は電源スイッチオン時の定着温度上昇曲線よりも緩や
かな傾きの温度上昇曲線で所定の定着温度に達するよう
に熱定着ローラの熱源を制御するので、部品のヒートシ
ョックによる疲労を低減させながら複写機の早い立ち上
がりつまり業務効率の向上と複写機の節電を達成するこ
とができる。
【0089】
【0090】
【図面の簡単な説明】
【図1】制御回路図である。
【図2】操作板の略図である。
【図3】スタートフローチャートである。
【図4】時間チエックフローチャートである。
【図5】プログラムNo. 1チエックフローチャートであ
る。
【図6】プログラムNo. 2チエックフローチャートであ
る。
【図7】プログラムNo. 3チエックフローチャートであ
る。
【図8】プログラムNo. 4チエックフローチャートであ
る。
【図9】操作板の別の例の略図である。
【図10】操作板の更に別の例の略図である。
【図11】実施例のスタートフローチャートである。
【図12】実施例の時間チエックフローチャートであ
る。
【図13】ウォームアップ時間の関係を示す図である。
【図14】スタートフローチャートの更に別の例であ
る。
【図15】プログラムNo. 4チエックフローチャートの
別の例である。
【図16】プログラムNo. 5チエックフローチャートで
ある。
【図17】時間チエックフローチャートの別の実施例で
ある。
【図18】時間チエックフローチャートの更に別の実施
例である。
【図19】プログラムNo. 5チエックフローチャートの
別の例である。
【図20】プログラムNo. 6チエックフローチャートの
別の例である。
【符号の説明】
1 商用電源 2 スイッチ 3 直流電源 4 サーミスタ 5 ヒーター 6 リレー 7 AC負荷 9 時計 10 RAM 11 RAM 12 ROM 13 CPU 14 I/Oポート 15 DC負荷 16 I/Oポート 17 表示器 18 キースイッチ 19 操作部 20 テンキー 21 エンターキー 22 プログラムキー 23 プリントキー 24 余熱キー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−168262(JP,A) 特開 平1−99065(JP,A) 特開 平1−113768(JP,A) 特開 平2−129658(JP,A) 特開 昭60−54008(JP,A) 特開 昭63−168663(JP,A) 特開 平2−118674(JP,A) 特開 昭56−99352(JP,A) 特開 平2−289863(JP,A) 特開 平1−134470(JP,A) 特開 平1−134371(JP,A) 実開 平2−126150(JP,U) 実開 昭60−172152(JP,U) 実開 昭63−124252(JP,U) 特公 昭61−2941(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/00 398 G03G 15/20 109

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱定着ローラと、カレンダ付時計と、R
    AMと、前記時計並びにRAMをバックアップするバッ
    テリーと、複写制御を実行するCPUと、該CPUの電
    源部に接続する直流電源装置と、該直流電源装置の入力
    を商用電源に接続する電源スイッチとを備えた複写機の
    制御装置において、 前記電源スイッチがオンしている状態で前記CPUによ
    り前記時計とRAMを照合し、設定された曜日の設定さ
    れた第1の時間が検知されると、前記熱定着ローラの熱
    源を作動して予熱状態にすべく制御開始する予熱モード
    と、 前記電源スイッチがオンしている状態で前記CPUによ
    り前記時計とRAMを照合し、設定された曜日の設定さ
    れた第2の時間が検知されると、前記熱定着ローラの熱
    源を含む全ての負荷を休止状態にセットする休止モード
    を有し、 前記予熱モード時は、電源スイッチをオンしたときの定
    着温度上昇曲線よりも緩やかな傾きの温度上昇曲線で所
    定の定着温度に達するように前記熱定着ローラの熱源を
    制御することを特徴とする複写機の制御装置。
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